中村政雄

79 名前:悪くない(大阪府)[sage] 投稿日:2011/08/21(日) 14:22:09.41 ID:wWWTM7t80
アメリカ政府は日本にプルトニウム利用を認めているが、腹の底であまりやってもらいたくないと思っている。
その意向を汲んで、日本とドイツにプルトニウムを利用させない反対グループがワシントンDCに2つある。
一つは、ニュークリア・コントロール・インスティチュート。もう一つはナチュラル・リソーセス・ディフェンス・カウンシル。
これらはシエラクラブのような環境団体であり、非常に強硬に反対をしている。
この2つが日本の反プルトニウム運動をしている人に情報を送っている。日本の反対運動にはそういう背景がる。

 中村政雄
科学ジャーナリスト
(財)電力中央研究所名誉研究顧問
東京工業大学大学院非常勤講師
読売新聞論説委員

Nuclear Control Institute - 核管理研究所(本部WASHINTON DC)は1981年に設立された核拡散防止を調査・主張する
無党派のNGO団体
HP http://www.nci.org/index.htm

Natural Resources Defense Council - 自然資源防衛協議会。
自然保護活動や米国の核実験についてのデータ収集などを行っている。1970年設立。本部はニューヨーク。
HP http://www.nrdc.org/

▼ 80 名前:地震雷火事名無し(東京都)[] 投稿日:2011/08/21(日) 15:08:38.05 ID:FC8mOs9R0
79
アメリカあるいは国連常任理事国のおおかたの本音はそうなんだろうな。
でも「日本の反対運動にはそういう背景がる。」って結論につなげるのは印象操作っぽい。
そういう目的で活動しているグループの介入もあるだろうが、原発反対の住民運動がそういう動機で動いているわけではない。
日本原子力ムラと国際原子力ムラの間に軋みが出始めている? この記事はそういうふうにも読める。

▼ 81 名前:地震雷火事名無し(東京都)[] 投稿日:2011/08/21(日) 15:18:11.05 ID:AqoZ90iP0
80
同意。日本出身のIAEAのトップも、日本のあまりのずさんさを庇いすぎるので浮いているといわれている。
つまり推進する国際機関も日本とは距離を置き始めているという事だろうね。

▼ 126 名前:地震雷火事名無し(静岡県)[sage] 投稿日:2011/08/21(日) 21:06:10.43 ID:Y2/K6rAD0
79
中村政雄の発言はあちこちにコピペされてますが、元はこれですか。2002/1/23の福島県エネルギー政策検討会(第12回)。
http://wwwcms.pref.fukushima.jp/download/1/energy_020123gijiroku12.pdf

いろいろ興味深い発言もあるので、いくつか抜粋。

○ 私は原子力が重要だと考える。原子力の利用に対する国民の理解と支持の基盤は
 原子力行政であるが、原子力行政には非常に不透明なところがある。原子力だけが
 例外ではないが、原子力は非常に国民の目が当たるところだけに目立つ。
○ 原子力委員会は十分に機能していない。原子力利用の一番の問題は「怖い」という
 こと。放射線とか放射能の人体への影響の心配がある。しかし、放射線は自然界に
 もあり、ずっと微量の線量は浴び続けてきているが、健康に生きてこられたのはDNA
 の中には放射線で傷を生じてもそれを修復する能力があるからだ。修復する能力の
 範囲内、つまりある線量より低い線量であれぱ、健康に害は無いという考え方も
 できる。
○ このような研究は原子力開発の初期から、非常に精力的にやるべきであった。それ
 が無いから原子力の利用に対して不安が生じると思う。しかし、原子力開発の炉を
 作ることに比べて、この分野の研究が遅れているのは原子力委員会の責任の一つだと
 思う。

○ 現在、プルサーマルが行き詰まっている。この行き詰まりの原因は福島県が横やり
 を入れていることも関係しているが、この現状に対して原子力委員会は何の役剖も
 果たしていない。原子力委員会はリーダーシップをもって、今の難しい時期に、
 「原子力はどうあるぺきか。プルトニウムはなぜ利用しなければいけないのか。
 あるいはやめてよいか。」の旗印をはっきりさせてリーダーシップを取るぺきだが、
 それが無い。そういう役に立たない原子力委員会なら要らない。

○ 日本のプルトニウム利用に米国政府は同意している。1988年の新しい日米原子力
 協定に基づいて同意をしているが、アメリカ政府は、核不拡散政策上好ましいとは
 思っていない。近い将来、日本は核兵器を持つと思っているアメリカの学者や政策
 担当者は非常に多く、六ヶ所村の再処理工場をできるならやめて欲しいと思っている。
○ 私が日本のプルトニウム利用を説明すると、「それでは仕方がない。その代わり
 目立たないように細々とやってくれ」と言われる。アメリカ政府によれば世界に10
 力国ぐらい、近い将来に核兵器を持つかもしれない国がある。日本はその中で最も
 信頼できるので再処理工場を持ってプルトニウムを利用しても良い。しかし、他の
 国を刺激するからできることならやって貰いたくないと言うのがクリントン政権の
 本音であった。その後、政策の変更があったとは聴いていない。
○ アメリカ政府の意向を受けて、平成6年の長期計画を立てる際に六ヶ所村の再処理
 工場の運転開始を実質的に10年先送りした。このため第二再処理工場の建設計画が
 不明瞭になった。その検討のプロセス、責任は誰にあるか、一切明らかではない。
 私はこの時の長期計画に参画していたが全く不透明そのもの。
○ アメリカ政府は日本にプルトニウム利用を認めているが、腹の底であまりりやって
 貰いたくないと思っている。その意向を汲んで、日本とドイツにプルトニウム利用を
 させない反対グループがワシントンDCに二つある。一つはニュークリア・コントロー
 ル・インスティテュート。もう一つはナチュラル・リソーセス・ディフェンス・カウ
 ンシル。これはシエラクラブのような環境団体であり、非常に強硬に反対をしている。
 この二つが日本の反プルトニウム運動をしている人に情報を送っている。日本の反対
 運動にはそういう背景がある。

▼ 128 名前:地震雷火事名無し(静岡県)[sage] 投稿日:2011/08/21(日) 21:09:06.46 ID:Y2/K6rAD0
中村政雄は、元読売の原子力担当記者で、電力中央研究所名誉研究顧問。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E6%9D%91%E6%94%BF%E9%9B%84_(%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88)

電中研といえば、[[ホルミシス]研究で有名なところなんで、>>126のようにDNAの自己修復の研究を推すのも、まあ当然かも。

あと1991年、読売の論説委員だった頃に原子力PA方策委員会の委員長として、『原子力PA方策の考え方』、
いわゆる「世論操作マニュアル」を作った人でもある。
http://www.asyura2.com/11/genpatu15/msg/611.html
http://blogs.yahoo.co.jp/gibson_erich_man/26558326.html

中公新書ラクレから『原子力と報道』とか『原子力と環境』とかいった本も出してるけど、
そういう経歴の人だから……どんなバイアスがかかってるかな?

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最終更新:2013年08月24日 16:18