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2012-01-12:GRASS GISの操作 - (2012/01/18 (水) 14:05:19) のソース

*GRASS GISの操作

QGISを立ち上げます。
前回作成したGRASSのマップセットを開きます。
#ref(2.png,,width=100) #ref(3.png,,width=300)
上左のアイコンをクリックすると、上右が表示されるので、
マップセットの部分を自分の名前にして(ex.makoto)OKをクリックするとマップセットが開けます。

**1.解像度の変更
今回使用しているデータの解像度は0.4秒(10m)なので、解像度をそのように変更します。
GRASSの下から3番目のアイコンの「GRASSツールを開く」をクリックし、
「GRASS shell」をクリックし、コマンドプロンプトを立ち上げてください。
#ref(5.png,,width=100) #ref(6.png,,width=300)
そこで、以下のように入力してください。
>g.region -p res=0:00:00.4
>-pは現在のマップセットの情報を表示させる
>resはresolutionの略
#ref(7.png,,width=400) 
これでこのマップセットの解像度が0.4秒(10m)になりました。

**2.色の変更
次にdemを表示します。
GRASSの上から5番目のアイコンの「GRASSラスタレイヤの追加」をクリックし、
地図名をdemにして、OKをクリックすると、demが表示できます。
すると前回同様単色なので、GRASSのコマンドで色を変えていきます。
先程のコマンドプロンプトに以下のように入力してください。
>r.colors dem col=srtm
>srtmは色分けのタイプで
>colはcolorの略
#ref(8.png,,width=400)
ただし、再表示しないと色の変更はされないので、レイヤのdemを右クリックして削除を選択してから、
先程と同じようdemを表示すれば表示されます。
#ref(9.png,,width=250) #ref(10.png,,width=250)

**3.地形解析
前回同様、傾斜角と傾斜方向をGRASSで求めていきます。
コマンドプロンプトで以下のように入力してください。
>r.slope.aspect dem aspect=aspect slope=slope
#ref(11.png,,width=400)
>slopeは傾斜角(下左図)
>aspectは傾斜方向(下右図)
#ref(12.png,,width=250) #ref(13.png,,width=250)
次に海抜5m地点までをなくした図を作ります。
コマンドプロンプトで以下のように入力してください。
>r.reclass in=dem out=z5m
>下図のように入力してください
#ref(14.png,,width=400)
これで、海抜5m以下の地点が消えました。(下図)
#ref(15.png,,width=400)

出来上がったGISファイルを「&bold(){20120112.qgs}」で保存してください.
今週はここまでです.お疲れ様でした.