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桜井 琉夏 大接近」を以下のとおり復元します。
#contents

**1回目
#blockquote(){#divclass(hide){「ストップ」
「あの……ゴメンね、嫌だった?」
「なにが?」
「え? なにがって、だって……」
「だから、なんのこと? 言って?」
「あの、触ったりしたこと、だけど」
「なんだ、そのことか。ぜんぜん? 嫌じゃないよ?」
「そう、なら良かった――」
「ただし」
「え?」
「お互い様なら……だけどさ」
「あの、わたし……」
「今じゃない。いつかね?」
「…………」
「あれ? なんだかビミョーなムード。じゃあ、帰るわ」
(琉夏くん……)}}

**2回目
#blockquote(){#divclass(hide){「まただ」
「えっ?」
「“えっ”じゃない」
「あの、わたし……」
「ちゃんとこっち、見て」
「……うん」
「そんなに俺に触れたい?」
「ごめんね、嫌ならやめるけど……」
「質問に応えて。……どう、触れたい?」
「わたし、なんて言えばいいか……」
「“うん”って言えばいいよ」
「……わたし」
「いいよ、もう。ちょっと、いじめちゃった」
「でも、なんとなくっていうのは嫌だ、俺。それだけ、覚えといて?」
「うん」
「よくできました。じゃあ、帰る。バイバイ」
(琉夏くん……)}}

**3回目
#blockquote(){#divclass(hide){「ハァ……」
「あの……」
「今日はさ、なんか積極的?」
「ちょっと、ふざけ過ぎちゃったよね? ゴメン……」
「べつに、謝らなくていい」
「でも……」
「その代わり……」
「?」
「コチョコチョだ!」
「いやっ! くすぐったいよっ! アハハッ!!」
「思い知ったか。ごめんなさいは?」
「はぁ……苦しい……ゴメンなさい」
「よし。じゃあ、帰ろ。バイバイ」
「うん、バイバイ!」}}

**4回目
#blockquote(){#divclass(hide){「ちょっと、待って……一回、やめて」
「え? あ、ゴメン!」
「ハァ……」
「あの……」
「言っとくけどさ、俺ら、子供じゃないだろ?」
「う、うん……わかってるつもり」
「そっか。わかってんのか、……じゃ、いいんだな?」
「……え?」
「コチョコチョ2!」
「ダメっ! くすぐったいっ! ゴメンなさいっ! アハハハッ!!」
「思い知ったか。コチョコチョ2」
「はぁ、はぁ……思い知りました……ゴメンなさい」
「よじ。じゃあ、帰る。バイバイ」
「うん、バイバイ!」}}

**5回目
#blockquote(){#divclass(hide){「ダメだ、待って。なぁ、ホントに……」
「え? あの、ゴメン……」
「ハァ……」
「ねぇ、怒った?」
「怒るわけないだろ?」
「でも……」
「怒ってるんじゃない。ただ、少し……」
「……うん、どうしたの?」
「どうしたのって……俺……」
「…………ゴメン、もう大丈夫」
「う、うん……」
「“うん”じゃない。言ったろ? 俺たち、子供じゃないって」
「ゴメン、ふざけ過ぎたよね?」
「ホント、ふざけ過ぎだ」
「ゴメン……もう、やめるね?」
「え? ……もうって、これからずっとってこと?」
「だって、嫌な気分にさせたくないもん……」
「……嫌じゃないって。やめなくていい」
「でも――」
「ダメだ、やめちゃ。……じゃあ、帰る」
(……琉夏くん?)}}

**6回目
#blockquote(){#divclass(hide){「なぁ……」
「……あ、ゴメン」
「そうじゃない。そうじゃなくて、俺……」
「う、うん……」
「俺さ、もう、ダメかも」
「琉夏くん……」
「ギリギリなんだ。余裕、無いんだ」
「なぁ……そば、行っていい?」
「え? ちょっと――」
「オマエのせいだ……」
「……待って」
「……何やってんだ、俺」
「ゴメン、怖がらせて」
「ううん、わたしの方こそ」
「もう、帰った方がいいみたいだ。なぁ……」
「うん?」
「次、会う時はさ、いつも通りになってるかな、俺たち」
「きっと」
「そうだな、きっと……じゃあ、帰る」
「うん、バイバイ」}}



**寸止め会話
・「言ってなかったけどさ……満月の夜は、俺、狼に変身するよ?」
 「琉夏くんを信じてるから」
 「&color(#ffffff){そう言われちゃうと、変身できないんだ。でも……うん。ありがとう}」
 「変身していいよ?」
 「&color(#ffffff){ホントに? ……食べちゃうよ?}」

・「楽しそうだな? こっちの気もしらないで」
 「知ってるよ?」
 「&color(#ffffff){ウソ……俺、スゲェこと考えちゃってるけど……そのこと?}」
 「こっちの気って?」
 「&color(#ffffff){引くから言わない。いつかは、正直に話さなきゃだけどね?}」

・「顔、赤いね。どした?」
 「はしゃぎ過ぎちゃった」
 「&color(#ffffff){子供だ。カワイイv}」
 「琉夏くんのせいだよ」
 「&color(#ffffff){俺の? へぇ……}」

・「言っとくけどさ……こういうこと、エッチなヤツにすると、誤解されるよ?」
 「平気平気!」
 「&color(#ffffff){コラ。平気じゃないんだ。……俺が}」
 「琉夏くんとか?」
 「&color(#ffffff){俺? いやエッチだけどさ……そういうエッチとは、エッチが違うんだけどな……わかんないかなぁ}」

・「このままさ、時間なんて止まればいい」
 「本当だね……」
 「&color(#ffffff){ああ……無理だってわかってても、どうしても考えちゃうな}」
 「大人になれないよ?」
 「&color(#ffffff){そっか……うん。大人になれば、もう帰らなくてもいいもんな}」

・「単車もいいけど、歩いた方がいいことも、あるな」
 「健康にいいよね?」
 「&color(#ffffff){え? あぁ、そっちか……俺、“じゃない方”のこと考えちゃった}」
 「スキンシップできるもんね」
 「&color(#ffffff){まあ、そういうこと……一応、オブラートにくるんでみたんだけどね}」

・「肩、抱いちゃおっかな……」
 「うん、いいよ?」
 「&color(#ffffff){ありがとう。オマエの隣に、確かに“俺がいる”って感じたい……}」
 「恥ずかしいよ……」
 「&color(#ffffff){恥ずかしいのは俺も同じだからさ、ガマンして}」

・「俺に触るのって、そんなに楽しい?」
 「うん、楽しい!」
 「&color(#ffffff){俺も楽しい。じゃ、ギブ&テイクだ}」
 「ゴメン、つい……」
 「&color(#ffffff){“つい”触りたくなっちゃう。なるほどね。……へへ}」

・「こうしてるとさ……ガキの頃のこと思い出すよな?」
 「懐かしいね……」
 「&color(#ffffff){うん。可愛かったな……あ、今もね?}」
 「子供のままがいい……」
 「&color(#ffffff){俺は、大人になりたい。大人になれば自由だから……ほら、色んな意味でさ?}」

・「今夜は月がキレイだ……少し遠回りしていこう」
 「ロマンチックだね?」
 「&color(#ffffff){まあね。……誰かさんのせいでね}」
 「遅くなるから」
 「&color(#ffffff){あぁ、そっか。俺と違って、まだ囚われの身だもんな?}」


 


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