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紺野 玉緒 文化祭 - (2024/01/23 (火) 04:01:35) の編集履歴(バックアップ)



文化祭会話

1年目

〇〇「あ、紺野先輩。」
紺野「やあ、楽しんでる?」
〇〇「はい! 紺野先輩は見回りですか?」
紺野「はあ……そう見える?」
〇〇「えっ?」
紺野「午前中は非番なんだ。だから普通に文化祭を楽しんでるだけなんだけど……。僕が顔を出すたびに、みんな険しい顔をするんだ。」
〇〇「なるほど……」
紺野「何も言ってないのに、何もやってないですって言われてもなぁ。」
〇〇(ちょっと気持ち、わかるかも……)

2年目

〇〇「あ、紺野先輩。」
紺野「やあ、楽しんでる?」
〇〇「はい! 紺野先輩は?」
紺野「朝からバタバタしてる。」
〇〇「お疲れ様です……」
紺野「細かいトラブルが多くてね。パンフレットが足りなくなったり、舞台でブッキングミスがあったり……」
〇〇「わぁ……」
紺野「はは、でもそういう時こそ僕の出番だから。今日は一日気が抜けないよ。それじゃ、行ってくる!」
〇〇「行ってらっしゃい!」
〇〇(紺野先輩、ちょっと無理してるみたい……)

出展

クラス出展

1年目・メイド喫茶

  • 友好
〇〇「紅茶とサンドイッチ、お待たせしました。」
〇〇(ふぅ……こんなにお客さんが来るなんて想像してなかった……)
紺野「これは……メイド喫茶?」
〇〇「いらっしゃいませ! あっ、紺野先輩。」
紺野「…………」
〇〇「どうしました?」
紺野「あ、いや。古風な衣装で、いいんじゃないかな。高校の学園祭としての節度は守られてると思う。」
〇〇「なるほど、見回りですね? お仕事続きで喉かわいてません?」
紺野「そうだな。ちょうど休憩しようと思ってたし。コーヒーでも飲もうかな。」
〇〇「はい! こちらのお席にどうぞ。」
  • 好き以上
〇〇「紅茶とサンドイッチ、お待たせしました」
〇〇(ふぅ……こんなにお客が来るなんて想像してなかった……)
紺野「やぁ。がんばってるね」
〇〇「あっ、紺野先輩! いらっしゃいませ」
紺野「お帰りなさいませ、じゃないんだ」
〇〇「あっ、そうだった。お帰りなさいませ、ご主人様♡」
紺野「えっ……あ、うん……」
紺野「これは……まずいな」
〇〇「え、なんかダメでした?」
紺野「えっと……そうじゃなくて。そうだ、席空いてる?」
〇〇「……? はい、ご案内します。ご主人様、お帰りでーす!」
成功
紺野「ごちそうさま。美味しかったよ。」
〇〇「本当ですか? やった。」
紺野「かわいいものも見られたし。見回りがてら、来てよかったな。」
〇〇「かわいいものって……あ、衣装ですか?」
紺野「……半分当たり。じゃあ、がんばって。」
〇〇(半分って? でも、喜んでもらえてよかったな!)
失敗
紺野「〇〇さん。ちょっと、いい?」
〇〇「はい、なんでしょう?」
紺野「このサンドイッチ、マスタードが多すぎるんじゃないかな。」
〇〇「えっ!?」
紺野「僕だからよかったけど、次からは気をつけるんだよ?」
〇〇(うう……大失敗……)

2年目・お化け屋敷

  • 友好
〇〇「お化け屋敷でーす。怖いですよ~!」
〇〇(ふぅ……客寄せって、大変……)
紺野「えっと、次は……」
〇〇「あ、紺野先輩。見回りですか?」
紺野「〇〇さん。そう、見回り中。どう、調子は?」
〇〇「ぼちぼちです。お時間あったら、寄って行きませんか?」
紺野「お化け屋敷か……うん、安全チェックも必要だしな。入ってもいい?」
〇〇「はい! お客様一名、ご案内お願いしまーす!」
  • 好き以上
〇〇「お化け屋敷でーす。怖いですよ~!」
〇〇(ふぅ……客寄せって、大変……)
紺野「〇〇さん。」
〇〇「あ、紺野先輩。見回りですか?」
紺野「ううん、今は自由時間。ちょっと無理言って抜けてきた。」
〇〇「だったら寄って行きませんか?」
紺野「そのつもりで来たんだ。期待してるよ?」
〇〇「ふふっ! お客様一名、ご案内お願いしまーす!」
成功
紺野「ふう……やっと終わった……」
〇〇「どうでしたか?」
紺野「怖かったよ。すごくよくできてた。みんな迫真の演技だったな。」
〇〇(やったー! 大成功!)
失敗
紺野「〇〇さん。」
〇〇「どうでしたか?」
紺野「ダメじゃないか。あんな暗いところに段差を作っちゃ。」
〇〇「あ……」
紺野「怖がらせるのはいいけど、怪我をさせたら大変だ。今すぐ改善すること。」
〇〇(うぅ……大失敗みたい)

吹奏楽部

1年目・クラシック

  • 友好
〇〇(今年の演目はクラシック。ちょっと緊張……)
紺野「吹奏楽部さん、そろそろスタンバイよろしく。」
〇〇「紺野先輩? もしかして裏方のお手伝いですか?」
紺野「うん、人手不足なんだ。生徒会総出だよ。」
紺野「時間だな、がんばって。練習通りやれば、なんとかなるから。」
〇〇「はい!」
〇〇(よし、がんばろう!)
  • 好き以上
〇〇(今年の演目はクラシック。ちょっと緊張……)
紺野「〇〇さん。思ったより落ち着いてるな。」
〇〇「あっ、紺野先輩? どうしたんですか?」
紺野「ちょっと抜け出して、君の応援に。集中のじゃまだったかな。」
〇〇「いえ……すごく、嬉しいです。」
紺野「時間だな、がんばって。僕もここから応援してるから。」
〇〇(紺野先輩……)
〇〇よし、がんばろう!)
成功
〇〇(よかった! 大成功!)
紺野「お疲れさま。」
〇〇「……どうでしたか?」
紺野「やっぱり生演奏はいいな。CDとは迫力が違うよ。特に君の楽しそうな演奏が印象的で……感動したな。」
〇〇(やった! 紺野先輩にほめられた!)
失敗
〇〇(ハァ……大失敗……)
紺野「お疲れさま……」
〇〇「あ……どうでしたか?」
紺野「きっと自分が一番わかってるはずだ。反省は次に活かしてこそ、意味がある。次はがんばろう。」
〇〇(うう……もっと練習しておけばよかった……)

2年目・ゲームミュージック

  • 友好
  • 好き以上
〇〇(今年の演目はゲームミュージック。ちょっと緊張してきた……)
紺野「〇〇さん。」
〇〇「あ、紺野先輩。」
紺野「良かった、間に合って……どう、調子は?」
〇〇「えっと……いいような、悪いような?」
紺野「緊張してると、自分の調子がわからなくなるんだよな……」
〇〇「あ、行かないと……」
紺野「〇〇さん。」
〇〇「は、はい!」
紺野「たくさん練習したんだろ? だったら自分を信じるんだ。そしたら緊張なんて忘れるから。」
〇〇「はい! 行ってきます!」
〇〇(よーし、がんばるぞ!)
成功
〇〇(よかった! 大成功!)
紺野「お疲れさま。」
〇〇「あ、どうでしたか?」
紺野「驚いたよ。あれ全部ゲームのBGMが元になってるなんて……ゲームの方も気になったから調べてみるよ。それぐらい、いい演奏だった」
〇〇(やった! 紺野先輩にほめられた!)
失敗
〇〇(ハア……大失敗……)
紺野「ご苦労様。練習不足が結果に出ちゃったんだろうな」
〇〇「うっ……」
紺野「いい教訓になったじゃないか。こうやって失敗を経験すれば、次はがんばれるだろう?」
〇〇(うう…もっと練習しておけばよかった)

3年目・サードストーリー

  • 友好
  • 好き以上
〇〇(今年の演目は”サード・ストーリー”。会場は満員みたい……)
紺野「はぁ、はぁ……間に合ったかな?」
〇〇「紺野先輩!? どうしたんですか、そんなに焦って……」
紺野「君の文化祭最後の演奏だろ。絶対に聴き逃せないと思って」
〇〇「紺野先輩……」
〇〇「あ、行かなきゃ……」
紺野「君の頑張りは傍から見てた僕でも知ってる。精一杯やれば、きっといい結果が出るよ」
〇〇(紺野先輩……)
〇〇(うん、最後のステージ、がんばろう!)
成功
〇〇(よかった! 大成功!)
紺野「お疲れさま。すごかったよ、感動した」
〇〇「ありがとうございます、応援のおかげです」
紺野「君の努力が報われたんだ。きっと高校生活のいい思い出になる。……〇〇さん」
〇〇「はい?」
紺野「3年間、お疲れさま。そして素敵な演奏をありがとう。」
〇〇「はい!」
  • 失敗
〇〇(うう……大失敗。高校最後の演奏なのに……)
紺野「残念だったね。」
〇〇「紺野先輩……」
紺野「辛いだろうけど、あまり気にしないで。失敗もきっといつか、いい思い出になるよ。」
〇〇(うう……もっと練習しておけばよかった……)

美術部

1年目・デッサン展

  • 友好
〇〇(今年はデッサン展。たくさんの人に見て欲しいな)
紺野「次は美術部か……」
〇〇「あっ、紺野先輩。」
紺野「ああ、君は美術部だったな。今、見ても平気かな? 〇〇さん。」
紺野「はい、大丈夫です。ゆっくり見ていってください!」
〇〇「うん、ありがとう。君の絵も楽しみだな。」
  • 好き以上
〇〇(今年はデッサン展。たくさんの人に見て欲しいな)
紺野「〇〇さん。」
〇〇「あっ、紺野先輩。」
紺野「やっと来られた。いろいろ用事を頼まれて、時間が取れなくて。」
〇〇「ふふっ、ありがとうございます。」
紺野「よければ一緒に見ない? 解説もあると嬉しいな。」
〇〇「はい!」
成功
紺野「きっとすごくがんばったんだろうな。」
紺野「上手いだけじゃなくて、君らしい絵だと思う。すごく良かったよ。」
〇〇(やった! 紺野先輩にほめられた!)
失敗
紺野「門外漢の僕が言うのもなんだけれど……」
〇〇「は、はい……」
紺野「線が乱暴な感じがするんだ。急いで描いたのかな?」
〇〇(うう、もっと丁寧に描けばよかった……)

2年目・油彩展示

  • 友好
〇〇(今年は油絵展示。お客さん、増えてきたな)
???「花椿さん……?」
〇〇「あ、紺野先輩。」
紺野「〇〇さん。これみんな花椿さん? すごいな。」
〇〇「おかげで女の子の来場者が多くて、大変です。」
紺野「それで美術部が話題になってたのか。僕も見せてもらうかな。」
〇〇「はい、ありがとうございます。こちらからどうぞ。」
  • 好き以上
〇〇(今年は油絵展示。お客さん、増えてきたな)
紺野「〇〇さん。」
〇〇「あっ、紺野先輩。」
紺野「こんにちは。君の自信作、見に来たよ。」
〇〇「あ、ありがとうございます……」
紺野「がんばってたんだろ? どんな絵ができるか、楽しみにしてたんだ。」
〇〇「うっ……」
紺野「はは、そんな緊張しないでよ。そこまで忙しくないなら、案内頼める?」
〇〇「はい、もちろん。どうぞ、こちらです。」
成功
紺野「単純に上手いのもあるけど、やっぱり仲のいい友達だからなのかな……」
紺野「君の絵が一番、花椿さんの魅力を表現できてると思う。」
〇〇「本当ですか?」
紺野「うん。本人が見たら、嬉しくて泣いちゃうかもな。」
〇〇(やった! 紺野先輩にほめられた!)
失敗
紺野「今年はみんな花椿さんをモデルにしたんだと思ってたけど、君は違うの?」
〇〇「う……違いません……」
紺野「そ、そうか。うーん……本人が見たらショックだろうな……」
〇〇(うう、もっと丁寧に描けばよかった……)

3年目・壁画展示

  • 友好
〇〇(今年はみんなで作った壁画展示。お客さんもたくさん来てくれてる!)
紺野「〇〇さん。」
〇〇「あっ、紺野先輩。」
紺野「今年の美術部は壁画だって?」
〇〇「はい、どうぞ見ていってください。」
紺野「そうさせてもらうよ。噂になってたから、僕も見に来たんだ。」
〇〇「ありがとうございます!」
  • 好き以上
〇〇(今年はみんなで作った壁画展示。お客さんもたくさん来てくれてる!)」
紺野「〇〇さん。今、いいかな?」
〇〇「あっ、紺野先輩。」
紺野「本当は一番に来たかったんだけど、いろいろと後輩につかまってね」
〇〇「ふふっ、卒業しても文化祭は大変ですね」
紺野「もう慣れたよ。じゃあ早速、展示を見せてもらおうかな。案内、お願いできる?」
〇〇「はい、もちろん!
成功
紺野「すごいな、美術部。一生懸命がんばったんでしょ?」
〇〇「はい! みんなでがんばりました」
紺野「僕は特に、あの教会風の建物が好きだな。すごく優しい感じがする」
〇〇「あ……そこ、わたしの担当です」
紺野「そうなんだ。君はすごいな……」
失敗
紺野「すごくいいんだけど……あの端の部分だけ完成度が低くて、全体から浮いてるな。」
〇〇「あそこ、わたしの担当です……」
紺野「そうか……ごめん。でもね、もう少しがんばろう。」
〇〇(うう、もっとがんばって描けばよかった)

生徒会執行部

紺野「〇〇さん、文化祭は2週間後だ。大変だけど一緒にがんばろう。」
〇〇「はい! がんばります!」

1年目・雑用

  • 友好
〇〇「案内ポスターの掲示、終わりました!」
〇〇(雑用って大変だと思ってたけど、予想以上かも……)
紺野「お疲れさま。少しは落ち着いた?」
〇〇「あっ、紺野先輩。」
紺野「みんな疲れてるみたいだし、お茶を用意してもらえるかな。」
〇〇「はい!」
  • 好き以上
〇〇「案内ポスターの掲示、終わりました!」
〇〇(雑用って大変だと思ってたけど、予想以上かも……)
紺野「お疲れさま。仕事は順調かな?」
〇〇「あっ、紺野先輩。」
紺野「一段落したんなら、お茶の用意お願いできるかな。みんな疲れてきただろうし。」
〇〇「はい!」
成功
〇〇「お茶、入りました。」
紺野「ありがとう。あ、お茶菓子?」
〇〇「はい、OBの方から差し入れで頂いたものを。甘いものを食べると元気が出るかと思って。」
紺野「やっぱり君は気がきくな。手際もいいし、助かるよ。」
〇〇(やった! 紺野先輩にほめられた!)

〇〇「紺野先輩、お疲れ様です。」
紺野「君もご苦労様。今日は問題もなく終えられて、良かったね。」
紺野「今度反省会があるけど、この調子ならそんなに反省点もなさそうかな。」
〇〇(やった、大成功! 頑張った甲斐があったな)
失敗
〇〇「お茶、入りました。」
紺野「ありがとう。……熱っ!」
〇〇「あ、ごめんなさい。」
紺野「みんな忙しく動き回ってる。秋とはいえ、これだけ熱いお茶を飲むのは、ちょっと辛いな。」
〇〇(ううっ……大失敗……)

〇〇「紺野先輩、お疲れ様です……」
紺野「お疲れ様……今日はミスが多かったね。いろんな人に迷惑もかけてしまったし……」
紺野「反省会では、悪かった点をしっかり分析して、次回への教訓にしよう。」
〇〇(うう、大失敗。もっと頑張ればよかった)

2年目・資材担当

  • 友好
〇〇「はい、飾付け用の花はそっちのダンボールです!」
〇〇(ふぅ……資材担当って、こんなに大変なんだ……)
⁇?「資材担当、ちょっと。」
〇〇「はい!……あ、紺野先輩。」
紺野「お疲れさま。忙しいところ悪いけど、もうひとつ。」
紺野「さっき資材リストに不備が見つかったんだ。リストは僕が修正したから、現物のチェックを頼む。」
〇〇「はい、わかりました!」
  • 好き以上
〇〇「はい、飾付け用の花はそっちのダンボール箱です!」
〇〇(ふぅ……資材担当って、こんなに大変なんだ……)
???「資材担当!」
〇〇「はい!……あ、紺野先輩。」
紺野「呼んでみただけ。」
〇〇「えっ!?」
紺野「ごめん、冗談。気がほぐれたところで、ひとつ仕事のお願い。」
紺野「資材リストに不備があったから現物の再チェックをお願い。リストの修正は僕がやっておいたから。」
〇〇「はい、わかりました!」
成功
〇〇「チェック終わりました、問題なしです。ただ正門のパンフレットが少なそうなので、予備分から回しておきます。」
紺野「ありがとう、助かる。それが終わったら、一休みしてくれ。」
紺野「君に任せて良かった。なんとか入場前に準備が終わりそうだ。」
〇〇(やった!紺野先輩にほめられた!)
失敗
紺野「現物のチェックはどう?」
〇〇「えっと……数がぜんぜん合いません……」
紺野「ええ!? ……リストの見方が違うよ。発注分だけじゃなくて、校内在庫分も合わせないと。」
〇〇「あっ!」
紺野「いいよ。こっちは僕がやるから。君は入場門の様子を見てきて。」
〇〇(ううっ……大失敗……)

3年目・フロア担当

  • 友好
〇〇「このジュースとお菓子、迷子センターに運んでね。あ、それは廊下に並べて――」
〇〇(ふぅ、フロア担当ってすることが多くて大変……)
⁇?「フロア担当、いるかい?」
〇〇「はーい……あっ、紺野先輩?」
紺野「ああ、君だったのか。迷子を連れてきたんだ。対応をお願いできるかな。」
〇〇「はい、わかりました!」
  • 好き以上
〇〇「このジュースとお菓子、迷子センターに運んでね。あ、それは廊下に並べて――」
〇〇(ふぅ、フロア担当ってすることが多くて大変……)
紺野「〇〇さん。」
〇〇「あ、紺野先輩。」
紺野「ああ、君がいてよかった。迷子を連れてきたんだ。対応、お願いできる?」
〇〇「はい、わかりました!」
成功
〇〇「迷子のお母さん、すぐに見つかって良かったですね。」
紺野「ああ、それに君のおかげであの子も心強かったと思うよ。」
〇〇「そんな、わたしの力じゃ……」
紺野「実は、手伝おうかと思ってたんだけど、いらない心配だったな。」
紺野「君は立派になった。生徒会OBとしても、僕個人としても、嬉しいよ。」
失敗
〇〇「迷子のお母さん、見つかってよかったです……」
紺野「……うん、そうだな。」
〇〇「紺野先輩、お客さんなのに手伝わせてすいません。」
紺野「そうするつもりだったから、構わないよ。でもできれば、後輩が一人で解決するところを見たかったな……」
〇〇(うう……大失敗……)

手芸部

1年目・カジュアル服

  • 友好
〇〇(今年はカジュアル服。ステージ、上手にこなさなきゃ……)
紺野「〇〇さん。その服……」
〇〇「あっ、紺野先輩。」
紺野「そうか、手芸部の……そろそろ出番だな。準備はいい?」
〇〇「あ、はい! いつでも!」
紺野「じゃあ、がんばって。」
〇〇「……はい!」
〇〇(よーし、がんばろう!)
  • 好き以上
〇〇(今年はカジュアル服。ステージ、上手にこなさなきゃ……)
紺野「〇〇さん。」
〇〇「あっ、紺野先輩。」
紺野「様子を見に来たんだけど……すごくよく似合ってるな。さすが、自分で作った服だ。」
〇〇「ありがとうございます。いろいろ試行錯誤したんです。」
紺野「あっ、もう時間切れか。自然体で、気を楽にしてがんばっておいで。」
〇〇「……はい。行ってきます!」
〇〇(自然体……よーし、がんばろう!)
成功
〇〇(よかった、大成功!)
紺野「お疲れさま。」
〇〇「どうでしたか?」
紺野「堂々として、よかったよ。第二の花椿さんも夢じゃないかもしれないな。」
〇〇(やった! 紺野先輩にほめられた!)
失敗
〇〇(うう、転んじゃった……)
紺野「大丈夫だった? 怪我は?」
〇〇「怪我は、なかったです……」
紺野「そう、ならよかった。もっとステージの練習をしておくべきだったな。」
〇〇(ハァ……大失敗……)

2年目・パーティードレス

  • 友好
〇〇(今年はパーティードレス。優雅にみせなきゃね!)
〇〇「あっ、紺野先輩。」
紺野「わっ!びっくりした、ドレスか。それも手作りか、すごいな……」
〇〇「はい。えっと、どうですか?」
紺野「似合ってるし、華やかだな。きっとステージでも映えるよ。」
紺野「おっと、出番だ。手伝いながら見てるから、君もがんばって。」
〇〇(うん、がんばろう!)
  • 好き以上
〇〇(今年はパーティードレス。優雅にみせなきゃね!)
紺野「〇〇さん。」
〇〇「紺野先輩?」
紺野「あっ……」
〇〇「どうしました? もしかして、ヘンですか?」
紺野「変じゃないけど、その、高校の文化祭としての節度というか……」
〇〇「?」
〇〇「あ、行かなきゃ。」
紺野「がんばるのはいいけど、あまり無茶しないように。そんな露出の多い服で転んだりしたらダメだからね。」
〇〇(そんなに心配しなくても……とにかく、がんばろう!)
成功
〇〇(よかった、大成功!)
紺野「お疲れさま!」
〇〇「あっ、どうでしたか?」
紺野「華やかなステージだったよ。特に君のまわりには、オーラが出てた。」
紺野「今度は、本当のパーティーでも披露してほしいな。」
〇〇(やった! 紺野先輩にほめられた!)
失敗
〇〇(うう、転んじゃった……)
紺野「ドタバタだったな。大丈夫?」
〇〇「あっ、紺野先輩……はい、大丈夫です。」
紺野「君も服も無事でよかった。でも見てて、気が気じゃなかったよ……」
〇〇(ハァ……大失敗……)

3年目・ウェディングドレス

  • 友好
〇〇(ショーも今年で最後。がんばって作った、ウェディングドレス……)
紺野「〇〇さん。」
〇〇「あ、紺野先輩。」
紺野「……さすがにウエディングドレスはインパクトあるな……」
〇〇「どうですか?」
紺野「月並だけど……すごくキレイだ。本物の花嫁みたいだな。」
〇〇「よかった、ありがとうございます。」
紺野「じゃあ。落ち着いて、がんばるんだよ。」
〇〇(うん、がんばろう!)
  • 好き以上
〇〇(ショーも今年で最後。がんばって作った、ウェディングドレス……)
紺野「〇〇さん。」
〇〇「あっ、紺野先輩。」
紺野「よかった、間に合って。君がウエディングドレス着るって……聞いて……」
〇〇「?」
紺野「これは、想像以上に……」
〇〇「そろそろだ……」
紺野「〇〇さん。これ、花婿役っているの?」
〇〇「いえ、いません。一人で歩きます。」
紺野「……そうか。じゃあ、がんばって。僕はここで見てるから。」
〇〇「はい。行ってきます!」
〇〇(よし、最後のステージ、がんばろう!)
成功
〇〇(よかった、大成功!)
紺野「〇〇さん、がんばったな。」
〇〇「ありがとうございます。もう、力抜けちゃって……」
紺野「はは、そうか。ゆっくり休んで。」
〇〇「はぁい。」
紺野「本番では、もっとキレイなのかな……」
〇〇「え?」
紺野「ううん、こっちの話。本当にがんばったな、キレイだよ。」
〇〇(紺野先輩……がんばってよかった!)
失敗
〇〇(うう、転んじゃった……)
紺野「怪我はなかった?」
〇〇「紺野先輩……はい、大丈夫です。」
紺野「やれやれ。しっかり者じゃないと、君の花婿にはなれないな。」
〇〇「うう……」
紺野「でもできれば、君ももう少ししっかりしよう。」
〇〇(恥ずかしい。ハァ……心残りだな)

学園演劇

主役

〇〇(……どうしよう、結構緊張してるかも……)
紺野「〇〇さん。」
〇〇「あ、紺野先輩。」
紺野「うわ、声が震えてる。相当緊張してるんだな。」
〇〇「……うぅ、楽しそうに言わないでください。」
紺野「人が緊張してるのを見ると、安心するんだ。僕だけじゃないって。」
〇〇「紺野先輩も緊張してるんですか?」
紺野「もちろん。安心したろ?」
〇〇(うーん、全然そうは見えない……)
放送「これより、はばたき学園、学園演劇を開演いたします。」
紺野「行こう。舞台に出れば、緊張なんてしてる暇なくなるから」
〇〇「は、はい!」

紺野「ああ姫様、アンタは王子の許嫁なんだろう?」
紺野「そうよ、わたしはあなたのフィアンセよ。王子ったら、今日はおかしなことばかり言うのね。おじ様のおっしゃった通りだわ」
紺野「そう、王までがオレを息子だと言う! 宿なしのオレも、顔が似てるってだけで王子様だ! 顔が似てるだけで……」
〇〇(紺野先輩、すごい迫力だなぁ。これは負けられない……)
紺野「姫様、オレは帰るよ。アンタの知らない世界へ。こんな馬鹿げた暮らしはもう御免だ」
〇〇「ダメよ。王子が行くなら、わたしもついて行くわ。」
紺野「みんながオレを見てるようで本当は誰も見ていない。王子なんてただの飾りなんだな……」
〇〇「わたしはあなたを見てるわ!」
紺野「っ……」
〇〇「あなたはいつも笑顔の裏で悲しんで、苦しんで……そうして耐え続けていることをわたしは知っているわ」
紺野「〇〇さん……」
〇〇(えっ? 今、わたしの名前……)
紺野「………………」
〇〇(……ここは確かに見つめあうシーンだけど……ち、ちょっと長い気が……それに……)

紺野「……お疲れ様!」
〇〇「お疲れさまでした!」
紺野「君、すごい迫力だったな。途中、本気でドキッとしたよ」
〇〇「紺野先輩こそ!」
紺野「はは、そうだったかな。でも、本番は眼鏡がないから君の顔がよく見えなくて残念だったよ」
〇〇「そうなんですか? あんなに近かったのに……」
紺野「えっ……そんなに近かった?」
〇〇「練習のときよりはずっと。最後なんて、ぶつかっちゃいそうでした」
紺野「ええっ!? ご、ごめん! 見えてなかったとはいえ大変失礼しました!!」
〇〇「迫真の演技でしたよ?」
紺野「見えないから見ようと必死だっただけだよ! ああ、恥ずかしい……」
〇〇(……紺野先輩、真っ赤になっちゃった)

裏方

紺野「〇〇さん、お疲れ様。」
〇〇「あ、紺野先輩。お疲れ様です」
紺野「ギリギリだったな。間に合ってよかった」
〇〇「手伝ってもらっちゃってすみません。紺野先輩も忙しいのに……」
紺野「はは、困った時の文化祭運営委員だから。遠慮なくこき使ってくれ」
〇〇「ふふ……」
放送「これより、はばたき学園学園演劇を開演いたします」
紺野「……始まるな。何が起こるかわからないし、気は抜けないぞ」
〇〇「はい!」

紺野「この場面が終わったら、背景チェンジだ。暗転と同時に走るぞ」
〇〇「はいっ」

王子「姫様、オレは帰るよ。アンタの知らない世界へ。こんな馬鹿げた暮らしはもう御免だ」
姫「ダメよ。王子が行くなら、わたしもついて行くわ」
王子「みんながオレを見てるようで本当は誰も見ていない。王子なんてただの飾りなんだな……」

紺野「……重いな」
〇〇「えっ?」
紺野「あっ、いや、今の王子のセリフが胸に刺さるというか……」
紺野「はは、何言ってるんだろうな。感情移入しすぎだ」
〇〇「紺野先輩……?」

姫「わたしはあなたを見てるわ!」
姫「あなたはいつも笑顔の裏で悲しんで、苦しんで……そうして耐え続けていることをわたしは知っているわ」

紺野「………………」
〇〇「紺野先輩、もうすぐですよ」
紺野「………………」
〇〇(舞台に見入ってる。大丈夫かな……)
紺野「……えっ?」
〇〇「紺野先輩、急いで!」
紺野「あ、ああ。うわっ!」
〇〇(………………こんなときにボーッとするなんて、らしくないなぁ)




更新日時:2024/01/23 19:43:27
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