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桜井 琥一 文化祭 - (2015/05/08 (金) 17:49:18) の編集履歴(バックアップ)
文化祭会話/用心棒琥一
「(あ、コウくんだ)」
「○○。」
「コウくんも出展の見物?」
「誰がだ、メンドクセー。会長にやらされてんだよ。」
「やらされてるって、見物を?」
「よそからパーティー荒らしが入って来ねぇか見張んだと。色いろ握られてるからよ・・・」
「なるほど。ちゃんと見張ってる?」
「知るか。形だけブラついてりゃいいんじゃねぇか?」
「いい加減だなぁ・・・・・・ちゃんと用心棒になってくれなきゃ。」
「用心棒だ?」
「だって、つまりそういうことでしょ?」
「おぉ・・・そうとも言うな。」
「コウくんが用心棒なら、安心だもんね?」
「まあ、妙な連中に好き勝手させやしねぇけどよ?」
「そうだよ。がんばって!」
「じゃ、ちっと行って来るわ。
用心棒かよ。・・・・・・ククッ、悪かねぇ」
「(わかりやすいな・・・コウくん)」
「○○、おい。」
「ん?あ、コウくん。」
「よぉ、なんか揉めてねぇか?」
「大丈夫だよ?今年も用心棒?」
「まあな。」
「がんばってる?」
「頑張りようがねぇんだよ。なんも起こりゃしねぇ・・・」
「ふふっ、いいことだよ。」
「そうかもしんねぇけどよ、なんつーかこう・・・・・・いっそのこと余多高の馬鹿でも来ねぇかな。」
「嫌なこと言わないでよ・・・」
「ハァ~ア。愚痴ってもしょうがねぇ。もっとよく探してくるわ。」
「(・・・・・・くれぐれも、コウくんが揉めごと起こさないようにね)」
「○○、おい。」
「あ、琥一くん! 今年も用心棒?」
「まあな。なんも起こりゃしねぇけどよ。」
「そっか。でも、平和が一番だよ?」
「どうだかな。生まれる時代が遅すぎたってヤツだ。」
「ふふっ……あれ?」
男子A「琥一! ここに居たのか!」
「おぉ、どした?」
男子B「他校の変なのが、校門にたむろしてんだよ!」
「おっ? 来やがったな、コラ!」
「琥一くん、ケンカじゃないからね? 注意するだけだよ?」
「わかったわかった。じゃあ、ちっと行って来るわ!」
「気をつけてね!」
男子A「先に行くぞ!」
「待て待て! 俺が行くまで手ぇ出すんじゃねぇ!」
「(大丈夫かな……でも、琥一くん、みんなに頼られてるんだな)」
クラス・クラブ出展
クラス出展
【1年目・メイド喫茶】
「紅茶とサンドイッチ、お待たせしました!(ハァ~、忙しい……こんなにお客が来るなんて想像してなかったよ)」
「おぉ!?」
「あっ、琥一くん! いらっしゃいませ!」
「オマエ、なんつーカッコしてんだよ……」
「メイドさんだよ。何か食べていって!」
「じゃあ、ピザとコーヒー。」
「ピザはないけど……イングリッシュマフィンはいかが?」
「イングーーメンドクセーな……じゃ、それ3つだ。」
「1つで十分だよ?」
「腹減ってんだよ。いいんだ3つで。3つだ。」
「もう……イングリッシュマフィン、スリーとホットコーヒー入りました!」
「スコーンとサンドイッチ、お待たせしました。」
(ハァ~、忙しい・・・・・・こんなにお客が来るなんて想像してなかったよ)
「おい。」
「あっ、コウくん!いらっしゃいませ!」
「オマエ・・・・・・その格好。」
「メイドさんだよ。似合う?」
「馬鹿オマエ――馬鹿。」
「・・・なに?」
男子「あっ、可愛いメイドさんいんじゃん!男2人、入れる?」
「はい、ただい――」
「あぁ?悪ぃけど入れねぇなあ!」
男子「す、すいません!!」
「あ、ちょっと・・・・・・もう、コウくん!」
「俺が3人前食や、文句ねぇだろうが。」
「スコーンとサンドイッチとイングリッシュマフィンとコーヒースリー入ります!」
「・・・・・・マジで?」
※成功
「食った・・・・・・」
「お味はいかがでしたか?」
「味?おぉ、悪かねぇ。ウマかった。」
「わっ、全部食べちゃったの!?」
「まあな。いくらだ?」
「えぇと・・・・・・お会計が5リッチになります。」
「へぇ・・・・・・お友達料金でもか?」
「(払えるのかな・・・・・・でも、喜んでるみたい!大成功かな?)」
※失敗
「・・・・・・おい。」
「あ、コウくん、お味はいかがでしたか?」
「いかがじゃねんだよ・・・・・・オマエこれ、食ってみたか?」
「まだだけど・・・美味しくなかった?」
「ルカが作ってもこうはならねぇぞ?」
「どれどれ・・・・・・」
「な?」
「(うっ、これは、無いかな・・・・・・大失敗・・・)」
【2年目・お化け屋敷】
「世にも恐ろしいよ~お化け屋敷だよ~(ふぅ……お化けになって客寄せは大変だ……)」
「おい。」
「あ、琥一くん! お化け屋敷だよ〜どう?」
「入らねぇよ。つーかオマエ……毎年なにやってんだ?」
「可哀想だと思ったら入ってよ!」
「ま、同情はするけどな?」
「じゃあ、お客様1名、入りまーす!」
「……おい。」
「世にも恐ろしいよ~ お化け屋敷だよ~
(ふぅ・・・・・・お化けになって客寄せは大変だ・・・)」
「よぉ、やってんな。お化け。」
「あっ、コウくん。入って行って?」
「馬鹿。入んねぇよ。」
「そんなこと言わないで、ちょっとだけ!ね?」
男子「あ、カワイイお化けぇ~!お化けちゃんも一緒に入ってくれるの?」
「あ、いらっしゃいま――」
「ついて来ねーんだそれが!悪ぃな?」
男子「す、すいませんでした・・・」
「コウくん!」
「入りゃいいんだろが・・・・・・」
「お客様1名、入りまーす!」
※成功
(コウの声)「オ゛ォーー!!」
男性客「オワッ!?た、助けてーー!!」
「???」
「ハハハッ!おい、楽しいじゃねぇか、ここ。悪かねぇぞ?」
「・・・・・・・・・
(まあ・・・・・・やった!コウくんは楽しんでくれたみたい!)」
※失敗
「なぁ、おい。」
「あ、コウくん!どうだった?」
「そんなことより、ちょっと暴れたら、壁が倒れたぞ?危ねぇな、オイ。」
「(大変っ!もっとしっかり準備すれば良かった・・・)」
【3年目・学園演劇】
※友好(親友)/本番前(本番は好き以上と同じ)
「おい。」
「あ、琥一くん。わぁ! 衣装、似合ってるよ?」
「バカ。嬉しかねぇんだよ。まるでピエロじゃねーか。」
「そんなことない、カッコいいよ。」
「ウルセー。オマエこそなぁ、それ、その服はーー」
「……どう? 変じゃない?」
「あぁ……まあ……いや、どうってよ……悪かねぇよ。ああ。」
放送「これより、はばたき学園、学園演劇を開演いたします。」
「あっ、始まる!がんばろうね?」
「あいよ。」
※好き以上/本番前
※本番後
「踊っていただけますか?」
「えぇ、もちろんですわ!」
「(大丈夫かな……琥一くん、すごく緊張してるみたいだけど)」
「えぇと……また会った。知らない……でしょう。三日前、橋の上で、その……会いました。」
「(うわぁ……予想以上かも……)」
「知っているわ。あなたは川面を見ていたでしょ?」
「…………」
「(“本当ですか! 僕はあれからずっと……”)」
「本当ですか! ボクはあれから、ずっと……オマエを追いかけて……あぁ……大体でいいだろ? スジは憶えてんだ。な?」
「もう……じゃあ、出来るだけ丁寧に! わかった?」
「上等。」
「(気を取り直して、えぇと……)」
「そんなお世辞はおっしゃらないで?」
「お世辞じゃねぇ。俺はあの日から毎朝、森に……あぁ、“スズカケ”だ。まあ、その森であなたに会えるように、願掛けです。」
「ま、まあ! すれ違いね。わたしは、毎日お昼にあの森へ……」
「待てよ。じゃあオマエには、心に決めたヤツがいるんですか?」
「……えぇ。」
「そんなヤローは、俺がぶん殴ってーー」
「(もうっ! 丁寧にっ!)」
「ああ……えぇと、その幸せ者を殴ってやりたい!」
「それは出来ないわ。だってその方は……」
「どうして? そんなにすげぇヤツ……ですかい?」
「(あぁ……なんてガラの悪いロミオ……わたしだけでも頑張る!)」
「はい……とても素敵な方ですわ。三日前、端の上でお見かけしてから、もうずっと、わたしの心はその方のもの。」
「ふざけてんですか? こっちはマジで聞いてんだぞ?」
「わたしだって!」
「じゃあ教えてくれ。そいつの名前を。」
「口に出さなくてはだめ?」
「言いたくなきゃいい。その代わり……それが俺の事なら……あぁ……わかってるな?」
「(もう無理……)」
「ちゃんと言ってくれなきゃ、ぜんぜん分かりません!」
「おい、怒んなって……言うから。」
「…………」
「もしそれが俺のことなら……キス、させろ。いいな?」
「(なんだか琥一くんに言われてるみたい……)」
「(これをこうして……うん、よしっ。間に合ったみたい!)」
「おぅ、どうだ?」
「あ、琥一くん。こっちは平気。そっちは?」
「なんとかな。これで俺らはお役ご免だ。」
「じゃあ、あとはゆっくり見物するだけだね。」
「そういうこった。」
アナウンス「これより、はばたき学園、学園演劇を開演いたします。」
「とうとう始まるんだね……」
「来い、裏方は消えようぜ?」
…
ロミオ「あなたは知らないでしょう? 三日前、橋の上で、僕らは出会っています。」
ジュリエット「知っているわ。あなたは川面を見ていた……」
「(いい感じ。お客さんも聞き入ってるし……)」
「よぉ。」
「あ、琥一くん!」
「どんな感じだ?」
「今のところ大成功だよ?」
「へぇ……」
ロミオ「僕はあれから、ずっとあなたに焦れつづけていました。」
ジュリエット「そんな、お世辞なんて……」
ロミオ「お世辞じゃない!」
「……なぁ、オマエもやっぱり、ああいう台詞、言われてみてぇのか?」
「それは、もちろん、うれしいと思うよ? 恥ずかしいかもしれないけど。」
「ハァ……なるほどねぇ。」
ロミオ「あぁ、その幸せ者を殴ってやりたい!」
「お、それなら、俺もできそうだな。」
「もう……茶化しちゃダメだよ。二人は命がけで恋してるんだから。」
「そうだな。歯の浮くような台詞も命がけだから言えんのかも知れねぇな。少しは俺も、見習うか……」
「?」
「いや? なんでも?」
ジュリエット「その人の名を口に出さなくてはだめ?」
ロミオ「いいえ。もし、その答えが僕の望みと同じならば。この唇を咎めないで……」
「クッ……悪ぃ。やっぱり俺は一生ロミオにはなれそうにねぇよ。」
「(……琥一くん?)」
吹奏楽部
一回目
(そろそろ出番。今年はオーソドックスなスタンダードナンバーだけど、緊張するな……)
「○○。」
「あれ?琥一くん。」
「どうしてこんなところに?」
「俺か?まあ、ほら、アレだ。たまたまだ。」
「そっか……」
「ホントはな?オマエがガチガチになってやしねぇかって、な。」
「ありがとう……たぶん、大丈夫。」
「せっかくの初舞台だ。いいじゃねぇか、ダーッと行け。いいな?」
「あ、もう出番みたい。行って来る!」
「あいよ。」
(よし!がんばろう!)
※成功
(やった!大成功!)
「○○。」
「あ、琥一くん!聴いてくれた?」
「まあな?」
「……どうだった?」
「あぁ、そうだな……」
「うん。」
「スゲェよ。驚いた。オマエら全員カッコよかったぜ?」
(やった!日頃の練習の成果だね!)
※失敗
二回目
※成功
※失敗
三回目
※成功
※失敗
美術部
一回目
「(今年はデッサン展。たくさんの人に見て欲しいな)」
「…………」
「あっ、琥一くん、いらっしゃい。」
「……何やってんだ?」
「デッサンを展示してるんだよ。」
「なるほどな、そういうことかよ。……地味だな、おい。」
「見ていかない?」
(今年はデッサン展。たくさんの人に見て欲しいな)
「よぉ。」
「あっ、琥一くん。」
「暇そうだな、ここ。」
「今年はデッサンの展示だしね……」
「なるほどな?じゃ、サクラでもやってやる。」
「ありがとう!」
※成功
「…………」
「どうだった?」
「どうって言われてもよ。まあ、絵だわな。」
「う〜ん……」
「オマエの描いたのは、他のよりちょっぴり良かったかもしれねぇぞ?」
「(やった! 琥一くんにほめられた!)」
※失敗
「どうだった?」
「俺に聞かれてもよ……あ、そういや、オマエの目立ってたぞ?」
「ホント?」
「もうちっと練習しろ?」
「(ううっ……もっと丁寧に描くんだった……)」
二回目
「(今年は油彩展示……花椿さんがモデルになってくれたから、お客さんも多いみたい……)」
「○○。」
「あっ、琥一くん。」
「おっ、油絵か? 芸術じゃねぇか。」
「そう。花椿さんの肖像画。抽象画にした人もいるよ。」
「チューショーな? あれだ、つまり……オマエ、説明しろ。」
「うん、いいよ。」
※成功
「どうだった?」
「どうって言われてもな、俺に分かるワケねぇだろ。でもよーーオマエのは、悪かねぇ。
こう、よ。素直で、オマエが描いたって感じがしたぜ。」
「(やった! 琥一くんにほめられた!)」
※失敗
「………………」
「どうだった?」
「どうもこうもオマエ……」
「えぇと……」
「オマエのは、こう……芸術すぎなんじゃねぇか? もうちっと普通じゃねぇと、わかんねーだろ。」
「(ううっ……もっと丁寧に描くんだった……)」
三回目
「(今年はみんなで作った壁画展示。サクラソウの花畑、きれいにできたなぁ……)」
「○○、いるか?」
「あっ、琥一くん。」
「大盛況じゃねぇか、良かったな?」
「ありがとう! 今年は大作だからね!」
「壁画だろーが。ちゃんと知ってんだよ、俺だってよ。」
「ふふっ! マチエールがいい感じだから、近くで観てよ!」
「マチエーーおぉ、あれな? ……解説たのむわ。」
「うん、いいよ。」
※成功
「どうだった?」
「おぉ、スゲェよ。マチエールな? プロみてぇだったぜ。」
「みんな頑張ったから……」
「美術部なんてよ、オマエが入ってでもなきゃ、俺には一生縁がなかったろうからな。」
「そっか、良かった。」
「おかげでこの俺も、ちっとは芸術的になったんじゃねぇか?」
「(良かった……琥一くん、気に入ってくれたみたい)」
※失敗
「どう?」
「あぁ、あれだ、抽象画っつーんだろ?」
「え? 違うよ?」
「でもよ、ほら、あそこだけ、こう、グチャっとしてよ抽象画だろうが。」
「そこ、わたしの担当……」
「あぁ……そういうこと、な。」
「(ううっ……もっと丁寧に描くんだった……)」
生徒会執行部
一回目
「全校生徒の皆さん、開場まで、あと30分です。繰り返します。開場まで、あと30分です。」
(ふぅ……雑用、連絡係って予想以上の忙しさかも……)
「よぉ。」
「あ、琥一くん。」
「今の放送、オマエか。猫なで声出しやがって。」
「もう、うるさいなぁ! ……なにか用事?」
「おぉ、それだ。これ頼むわ。」
「なに?」
「大迫からだ。呼び出しだと。」
「はいはい、呼び出しね? ええっと……」
「○○。」
「あ、琥一くん。」
「今の放送オマエだろ。よそ行きの声出しやがって。サマになってんじゃねぇか。」
「そ、そうかな?ありがとう。……なにか用?」
「おぉ、それだ。このリストに載ってる奴、職員室に呼び出してくれ。」
「はいはい、呼び出しね?ええっと……」
※成功
「……よし、と。これで全部?」
「おぅ。やるじゃねぇか。」
「まあね?」
「オマエ、あれか? さては、女子アナ目指してんのか?」
「(やった! 琥一くんにほめられた!)」
※失敗
「……ふぅ。」
「なんだかつっかえまくりだな、おい……あれじゃ分かんねぇぞ。」
「緊張しちゃって……」
「マイク貸せ。」
「1-Aの谷口、松岡、田中。ちょっと、職員室来いや。」
「(ハァ……大失敗……)」
二回目
「ペンキの予備はそっちの戸棚の中です。(ふぅ……資材担当って、こんなに大変なんだ……)」
「○○。」
「あ、琥一くん。どうしたの? 何か用事?」
「俺か? あぁ……いや。ただの冷やかしだ。……なんか、手伝うか?」
「本当? 助かる!」
「どってことねぇよ。……それ、運びゃいいのか?」
「えぇと……」
※成功
「はい。じゃあこのリストに従って、配布してください。受領のサインは、そこね?」
「あいよ。」
「ありがとう。助かっちゃった。」
「おぅ。それにしてもオマエ……手際いいな?」
「そうかな?」
「さてはあれか? キャリアウーマンか?」
「(よく分かんないけど……でも、琥一くんにほめられた!)」
※失敗
「えぇっと……足りないのはガムテープ……あっ、あとマジックも……」
「おい……まだかよ?」
「ちょっと待ってよ! あれ、何個ずつだっけ?」
「オマエな。そんなんじゃよ、キャリアウーマン出来ねぇぞ?」
「(ハァ……大失敗……)」
三回目
女子「フロア担当! 2-A と 2-Bがまた揉めてるよ? 今度はケンカになりそう……」
「えぇ、また!? 困ったな、男子はみんな出ちゃってるし……」
「○○。」
「あ、琥一くん、いいところに!」
「みてぇだな。モメごとか?」
「ちょっと一緒に来て!」
「あいよ。」
※成功
「はい、これでお互い様。どっちも納得できた?」
男子A「まあ、そういうことなら。」
「次に問題が起こったら出展停止です。いい?」
男子B「おぅ、わかったよ。」
…
「へぇ……やるじゃねぇか。」
「琥一くんが、居てくれたから。女子だけじゃこうはいかないよ。」
「俺は突っ立ってただけだ。……前から思ってたけどよ、オマエ、アレだな?」
「なに?」
「人に言うこと聞かせんの、上手ぇな。親分肌って奴だ。」
「(親分……でも、生徒会を三年間、がんばって良かった!)」
※失敗
「えぇと……じゃあ、そういうことで、お願いします。」
男子A「ふざけんなよ! それじゃA組が損するだろ!」
男子B「ぜんぜん納得いかねぇよ!」
「で、でも……」
「がたがたウルセーぞコラ!!」
男子A「ヒッ!!」
「テメェら生徒会ナメてんのか、あぁ?」
男子B「す、すいません!!」
「(結局、こうなっちゃった……三年間、頑張ったんだけど)」
手芸部
一回目
(自分の作った服を着てファッションショー。ちょっと緊張する……)
「おい。」
「あっ、琥一くん。」
「なんだ、その服?それ着て出んのか?」
「そう。自分で作ったんだよ?」
「じゃ、モデルかよ。オマエがねぇ……」
「あっ、始まる。行ってくるね。」
「おう。まあ、コケねぇようにな。」
(よーし、がんばるぞ!)
※成功
(よかった、大成功!)
「おう、観てたぞ。」
「どうだった?」
「俺にはわかんねぇ。でもまあ、オマエは悪かなかったぞ。」
(やった!琥一くんにほめられた!)
※失敗
(大失敗……転んじゃったよ……)
「おい!」
「あ、琥一くん。」
「オイ、見てたぞ。ウケたじゃねぇか?」
「ハァ……」
「……違うのか?」
(大失敗……)
二回目
(今年のショーはパーティードレス。がんばったつもりだけど……)
「おい。」
「あっ、琥一くん。」
「"あ"、じゃねぇんだよ……オマエ、ほら、アレだ。つまりよ……、見せ過ぎじゃねぇか?」
「だって、パーティー用のドレスだし――」
「でもよ、そんなカッコで暴れたら、オマエ――」
「あっ、始まる。行ってくるね!」
「おう、暴れんな?そっとな?」
(よーし、がんばるぞ!)
(今年のショーはパーティードレス。がんばったつもりだけど……)
「○○。」
「あっ、琥一くん。」
「おっ?なんだかオマエ……」
「このドレス、パーティードレスなんだよ?」
「ドレス?あぁ、そうか。いやオマエ、その顔……」
「あ、バッチリお化粧してるから――おかしい?」
「悪くねぇ。へぇ、そうかよ……」
「じゃあ、行ってくるね!」
「お、おう!」
(よーし、がんばるぞ!)
※成功
(よかった、大成功!)
「ヒヤヒヤしたぜ……」
「あっ琥一くん、どうだった?」
「悪かねぇ。ほら、やってみろさっきの。クルッて回るやつよ。」
(やった!琥一くんにほめられた!)
※失敗
(大失敗……転んじゃうなんて……)
「おい!」
「あ、琥一くん。」
「派手にコケやがって……ケガは?」
「大丈夫。」
「だから、そっと歩けってよ……ほら、つかまれ。」
(ハァ……大失敗……)
三回目
「(高校最後のショーは伝統のウェディングドレス。緊張するな……)」
「スゲェ……」
「え? あっ、コウくん。」
「オマエ、花嫁か?」
「うん。今年はウェディングドレスだから。これ、自分で作ったんだよ?」
「そうか……」
「あ、いや、悪かねぇけどよ。でもオマエ……いや……、」
「なに?」
「ほら、始まるぞ。」
「ホント! 行ってくるね。」
「おう。」
「よーし、がんばるぞ!」
※成功
「(よかった、大成功!)」
「おう、観てたぜ。」
「あ、コウくん。……どうだった?」
「そうだな……正直に言えば―― 一発殴りたくなった。」
「えっ?」
「いつか、そのドレスのオマエの横に、立つヤローを。」
「あ、ヤキモチ?」
「まあな? ほら、もういいんだろ?早く着換えろよ。」
「(3年間続けてきた成果!いい思い出になったな……)」
※失敗
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