「設楽 聖司 初詣」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
設楽 聖司 初詣 - (2024/04/15 (月) 17:26:30) の編集履歴(バックアップ)
初詣に誘う
設楽「はい。」
〇〇「あ、設楽先輩ですか? あけましておめでとうございます。〇〇です。」
設楽「おまえか。あけましておめでとう。なんだ、新年早々。」
〇〇「あの、これから初詣に行きませんか?」
設楽「はい。」
〇〇「あ、設楽先輩ですか? あけましておめでとうございます。〇〇です。」
設楽「声聞いたらわかる。あけましておめでとう。」
設楽「なんだよ急に。初詣にでも行こうってのか?」
〇〇「はい! 一緒に行きませんか?」
設楽「はい。」
〇〇「あ、設楽先輩ですか? 〇〇です。」
設楽「あぁ、あけましておめでとう。」
〇〇「あけましておめでとうございます。これから初詣に行きませんか?」
OK
設楽「なんでわざわざ……寒いし人は多いし疲れるしいいことないぞ。」
〇〇「そ、そうですか。それじゃ……」
設楽「行かないとは言ってないだろ。そっちに行ってやるから支度して待ってろ。」
〇〇「はい!」
設楽「……俺と?」
〇〇「……ダメですか?」
設楽「ふぅん……、別に構わないけど。じゃあそっちに行ってやるから、早めに支度終わらせとけよ。」
〇〇「はい!」
設楽「うん、いいな。行くか。」
〇〇「よかった。じゃあ、待ち合わせは……」
設楽「俺がそっちに行くから、その間に用意してろよ。どうせ時間かかるんだろ。」
〇〇「わかりました! それじゃ、待ってます。」
設楽「あぁ、あとでな。」
設楽「は? おかけになった電話番号は間違っております。」
〇〇「もう、間違ってません。」
設楽「あいつはいいのか? まぁ、俺は別に構わないけど。そっちに行ってやるから、早めに支度終わらせとけよ。」
〇〇「はい!」
NG
設楽「なんで。」
〇〇「お正月なので……」
設楽「寝てるほうがいい。そもそも暇がない。」
〇〇「うぅ、残念……初詣はひとりで行こう。」
初詣に誘われる
〇〇「あれ?誰だろう。」
設楽「もしもし。」
〇〇「あ、設楽先輩。あけましておめでとうございます。」
設楽「あぁ。おまえ、今暇か?」
〇〇「えっ?」
設楽「寝るしか予定がないなら初詣に付き合え。」
〇〇「あれ?誰だろう。」
設楽「俺だ。」
〇〇「あ、設楽先輩。あけましておめでとうございます。」
設楽「あけましておめでとう。おまえ、正月らしいことやってるか?」
〇〇「えーと、おせちを食べたり?」
設楽「うちはおせちを作らないし、お年玉をもらう歳でもない。パーティーなんかは新年に限らず日常茶飯事だ。」
〇〇「はぁ……」
設楽「そういうわけで、正月気分を味わいに初詣に行こうと思うんだけど……ついてくるか?」
OK
設楽「わかった。なら、支度して待ってろ。少ししたら迎えに行くから。」
〇〇「わかりました、待ってます。」
設楽「よし。」
〇〇「……よし?」
設楽「……なんでもない。じゃあすぐに迎えに……って、用意に時間かかるか。少ししたらそっちに行く。」
〇〇「はい、待ってます。」
NG
設楽「……なんだ。それならいいよ、別に。じゃあな。」
〇〇(断っちゃって、失礼だったかな……)
設楽「なんだよ、せっかく……でも急だったしな、うん……そういえば年賀状があった。それで正月気分を味わうことにするからいい。じゃあな。」
〇〇(断っちゃって、失礼だったかな……)
迎え
晴れ着
設楽「あけましておめでとう。」
〇〇「設楽先輩、あけましておめでとうございます。」
設楽「晴れ着か。……派手だな。」
〇〇「……ダメですか?」
設楽「なんでだよ、誉めてるだろ。」
〇〇(……そうなのかな?でも、気に入ってくれてよかった)
設楽「何ぼんやりしてるんだよ。行くぞ。」
設楽「〇〇、用意できてるか?」
〇〇「はい。設楽先輩、あけましておめでとうございます。」
設楽「あぁ、おめでとう。……晴れ着だ。」
〇〇「はい、気合入れてみました!」
設楽「へぇ、正月飾りと一緒に歩くみたいで気分がいいな。」
〇〇(それって……まぁ、嬉しそうだからいいか!)
設楽「それじゃ、行くぞ。」
設楽「〇〇、待たせたな。あけましておめでとう。」
〇〇「設楽先輩、あけましておめでとうございます。」
設楽「……晴れ着か。」
〇〇「はい。どうですか?」
設楽「あぁ、すごく……」
設楽「………………」
〇〇「?」
設楽「……嫌いじゃない。」
〇〇(えーと……気に入ってくれたみたい?)
設楽「……とりあえず足元気をつけろよ。歩きづらかったらつかまっていいから。」
設楽「それじゃ、行くぞ。」
普段着
設楽「あけましておめでとう。」
〇〇「設楽先輩、あけましておめでとうございます。」
設楽「何ぼんやりしてるんだよ。行くぞ。」
設楽「〇〇、用意できてるか?」
〇〇「はい。設楽先輩、あけましておめでとうございます。」
設楽「あぁ、おめでとう。それじゃ、行くぞ。」
設楽「〇〇、待たせたな。あけましておめでとう。」
〇〇「設楽先輩、あけましておめでとうございます。」
設楽「それじゃ、行くぞ。」
神社前
設楽「……混んでるじゃないか。」
〇〇「お正月ですから。」
設楽「だから嫌だったんだ。」
〇〇(えー……)
設楽「……なんだこれ。」
〇〇「混んでますね……」
設楽「おい、あいつら全部一掃して来い。」
〇〇「無茶言わないでください……」
設楽「……おい、本当にここの群集の中へ突っ込むのか?」
〇〇「せっかくここまで来たんですから。」
設楽「……しょうがないな。ほら。」
〇〇「……え?」
設楽「腕。」
〇〇「えっと……」
設楽「つかまれって。常識だろ、こういうときは。」
〇〇「そうなのかな……」
設楽「あぁもう、早く。」
〇〇「そ、それじゃよろしくお願いします……」
おみくじ
設楽「なんだあれ。さらに混んでる。」
〇〇「おみくじですね。」
設楽「……引きたいのか?」
設楽「……おみくじだな。普通は引いておくもんなのか?」
〇〇「人それぞれだと思いますけど……」
設楽「ふぅん。おまえは?」
設楽「おい、あれ。」
〇〇「あっ、おみくじですね。」
設楽「引きたいんじゃないのか?」
引く
設楽「あ、そう。」
〇〇「設楽先輩もですよ?」
設楽「わかってるよ。」
設楽「物好きだな。」
〇〇「設楽先輩もですよ?」
設楽「……しょうがない、付き合ってやるか。」
設楽「よし、引いてこい。」
〇〇「設楽先輩は引かないんですか?」
設楽「おまえが引いといてくれればいいよ。」
〇〇「自分でやらなきゃ意味ないです。」
設楽「ふぅん……そういうもんなのか?」
引かない
設楽「……あ、そう。」
〇〇(……あれ、ちょっと残念そう?)
設楽「……まぁ、そうだな。引いてやる義理はないな。」
〇〇(……あれ、ちょっと残念そう?)
設楽「……ふぅん。なら、行こう。」
〇〇(……残念そう。悪いことしちゃったかな)
おみくじの結果
設楽「……吉。」
〇〇「設楽先輩、不満そうですけど……」
設楽「別に。どうリアクションとればいいのかわからないだけだ。ようするに普通ってことだろ? ふーん以外の感想がない」
〇〇「(まぁ、言われてみれば……)
設楽「……凶。」
〇〇「あらら……」
設楽「なんだよそのリアクション。大凶ならともかく、凶だぞ、凶。」
設楽「どちらかというと悪いかも? という程度だろ。大凶じゃないんだから気にするほどじゃ……」
〇〇(……気にしてるみたい)
参詣後
1年目
設楽「……疲れた。」
〇〇「あの、お疲れ様です。」
設楽「今年一年、どんな素晴らしい御利益があるのか楽しみだな。それじゃ。」
〇〇(……何かいいことあるといいな)
設楽「……なぁ、賽銭の平均相場はどれくらいなんだ?」
〇〇「人それぞれだと思いますけど……どうしてですか?」
設楽「チャリチャリ音がしてたから小銭じゃなきゃいけない決まりがあるのかと思っただけだ。」
〇〇「……ないと思います。初詣、初めてなんですか?」
設楽「年末から正月は海外にいることが多かったから、時期を外して来てた。だからいつも閑散としてたな。まぁいい、行くぞ。」
〇〇(お賽銭、いくら入れたんだろう……)
:
〇〇「ありがとうございます。送ってもらっちゃって……」
設楽「どういたしまして。じゃあな。」
〇〇(今年も一年、良い年でありますように……)
設楽「……はぁ。初詣に来たのか疲れに来たのか……」
〇〇「設楽先輩、何か買ってましたね。」
設楽「あぁ、交通安全のお守り。世話になってる運転手に。」
〇〇「へぇ……」
設楽「……悪いか。」
〇〇「全然悪くないです。」
設楽「ならニヤけるのやめろ。ほら、送ってやるからさっさと来い。」
:
〇〇「今日は寒い中ありがとうございました。」
設楽「なんだよ、その司会者みたいな挨拶。」
〇〇「設楽先輩、ずっと寒そうにしてたから……」
設楽「実際寒いだろ。いつもなら誰に呼ばれるようと出てくるもんか。」
〇〇「え?」
設楽「ほら、早く家に入れよ。この寒空の下、いつまで突っ立てるつもりだ?」
〇〇「あ、はい。それじゃ……」
設楽「あぁ。またな。」
〇〇(今年も一年、良い年でありますように……)
2年目
設楽「……考えてみたら、何もこんな混む日に来なくても良かったんじゃないか?せめて一日ずらすとか。」
〇〇「そうなのかな……」
設楽「まあいい、今さらか。じゃあな。」
〇〇(今年も一年、いい年でありますように……)
設楽「……はぁ、やっと終りか。」
〇〇「あの、お疲れ様です。」
設楽「別に疲れてない。」
〇〇「やれやれ、みたいに言うから……」
設楽「俺が? いつ? どこで? ひとつしか離れてないのに人を年寄り扱いするなよ。」
〇〇(もう、そんなつもりないのに……)
:
〇〇「今日はありがとうございました。」
設楽「……すぐ新学期だな。そのあとは卒業式か。」
〇〇「そうですね……」
設楽「あーあ、やっと卒業か。長いんだか短いんだか……それじゃ、またな。」
〇〇(……設楽先輩、ちょっとさびしそう?)」
設楽「……おまえ、何願ってたんだ?」
〇〇「えっ、どうして?」
設楽「真剣っていうか、必死に祈ってたから。いっそ呪ってるんじゃないかと思うくらいに。」
〇〇「そ、そうだったかな……」
設楽「それ見てついうっかりおまえの願いが叶うよう願っちゃっただろ。俺の分どうしてくれるんだよ。」
〇〇(そんなこと言われても……)
:
設楽「……もうすぐ卒業か。」
〇〇「あとちょっとですね。」
設楽「嬉しそうに言うな。」
〇〇「言ってませんよ! 設楽先輩、高校生活どうでした?」
設楽「……まぁ、後半盛り返してきたかな。おかげさまで。」
〇〇「え?」
設楽「いるといないとじゃ、大違いってことだよ。」
〇〇「はぁ……」
設楽「って、まだ終わってないんだから、振り返るには早いんだ。いいからとっとと家入れ。俺が帰れないだろ。」
〇〇(設楽先輩……)
3年目
設楽「卒業してもう一年経つのか……」
〇〇「あっという間でした?」
設楽「そんな気もするし、そうでない気もするな。ただ、高校生だったのははるか昔に思える……」
〇〇「設楽先輩……」
設楽「おまえもせいぜい今を楽しんでおけよ。高校生活は二度と戻ってこないしな。」
〇〇「……はい!」
設楽「……あぁ、帰ったらまたすぐ外出だ。」
〇〇「誰かと約束ですか?」
設楽「言わなかったか? 年末年始はパーティー三昧なんだ。あちこちに呼ばれてる。」
〇〇「忙しいんですね……」
設楽「忙しいんだよ。だから今は息抜き。」
〇〇(……リラックスできてるならよかった)
:
設楽「……おまえ、もうすぐ卒業だな。」
〇〇「はい……」
設楽「できるのか? 単位足りてるか?」
〇〇「大丈夫ですよ! ……多分。」
設楽「ふぅん、それはよかった。」
設楽「この時期に体育の単位が足りないと、マラソンさせられるらしいぞ。聞いた話だけど。」
〇〇(ほ、ホントかな……)
設楽「じゃあな。」
〇〇(もうすぐ卒業か……あと少し、精一杯がんばろう!)
設楽「……もうすぐ卒業なんだな。」
〇〇「はい。」
設楽「三年間どうだった? 充実してたか?」
〇〇「えーと……」
設楽「……今はまだわからないか。そういうのは卒業してからわかるんだ。」
設楽「ああしとけばよかったとか、あんなことしなければよかったとか。」
〇〇「設楽先輩……」
:
設楽「なあ、たまには先輩らしくアドバイスしてやろうか。」
〇〇「わぁ、お願いします。」
設楽「おまえは日本に収まる器じゃないから、国外に出ろ。海外に目を向けろ。」
〇〇「…………は?」
設楽「……と言われたとする。おまえはどうする?」
〇〇「えっ? い、意味がよく……」
設楽「そういう進路もあるってことだ。考えとけよ。じゃあな。」
〇〇(ま、まるでわけがわからないです、設楽先輩……)
メモ欄
- 枠内に書き込み、投稿ボタンを押すとここに表示されます。