グラベル(オフロード)を走るコツ~上級~

上級者であればここを見なければいけないという事はないと思いますが、意外と見直すとタイムが伸びる事もあるというポイントを紹介したいと思います。

 

アーマーについて

グラベルではクラッシュも多いので、念の為に100パーセントとしている方、オンレースではぶつかる事はまずないので、アーマー0のままで参加されている方はいませんか?本当に自分の必要なアーマーになっていますでしょうか?アーマーには重量が設定されていて、その分加速や荷重のかかり具合が違います。自分に合ったアーマーで挑むと更にタイムアップが可能となると思います。

トランスミッションについて

ついレーストランスミッションのままで、特に検証していない方いませんか?WRCC本戦ではハイギアで走るシーンは少ないです。コースによってはスポーツあたりが最速タイムが出る場合もあります。一度検証してみる事をお勧めします。

ライン取りについて

どのマシンでもいつものラインで走っていませんか?マシン毎にベストのラインは違います。というのは、ジャンプ後のこなし等、マシン毎に差がある為、不可能と思われていたラインも、マシンによってはクリアできたりします。これは練習も必要になりますが、突き詰めていくなら、検討してみるのも面白いと思います。

ブレーキ選びの見直しとブレーキングについて

ブレーキってとっても難しいです。マシン毎に違います。ブレーキをかけながら曲がるマシンと曲がらないマシン。それぞれコーナー侵入の仕方が変わります。当然、どちらもレースブレーキが良いとは限りません。コースにもよりますが、色々試してみると面白いです。

また、ブレーキングですが、アクセルと同時押しのブレーキングって使ってますか?なかなか使用している人は少ないかと思います。エンジン回転はある程度維持できるので再加速は有利です。しかし、効きは明らかに悪いので専用のライン取り、タイミングが必要です。また、フットブレーキとサイドブレーキの同時がけはいかがでしょうか?どうも制動距離は短くなっている気がします。減速し過ぎてしまう事が多く、レース中、普通のコーナー侵入では必要ありませんが、緊急避難的に使うには効果的だと思います。ケースバイケースではありますが突き詰めるにはお勧めのポイントです。

ドリフトの活用

マシンにもよります。セッティングにも、コースにもよりますが、利用した方が速く走れる事もあります。ドリフトには種類があります。慣性ドリフトブレーキングドリフトです。上級者であればうまく使い分けましょう。

慣性ドリフトは、フェイントモーションを使いコーナー侵入、パワースライドで理想のラインを取りながらコーナー脱出というWRCでは良く見られるドライビングテクニックです。実はこれがとても難しい。是非、練習して皆をあっと言わせましょう。

ブレーキングドリフトは、フットブレーキで行うものと、サイドブレーキで行うものがあります。GTAではいずれも、減速、或いはパワーロスを伴いますので、ミスをカバーする緊急避難として使う方が良いと思います。

 

コーナリング後のサイドブレーキ加速について

コーナークリア後に、急加速をした事はありませんか?エンジンがレブまで回ってエンジンが唸りながら加速していくアレです。これはサイドブレーキを使ってFR車のみ任意で起こす事も可能です。これを使える様になると更なるタイムアップも可能です。急アクセルでグリップしていないリアタイヤを一瞬止めてグリップを復活させ急加速するという物と考えられます。一部のジムカーナで使われていたテクニックです。現在はTCLやデフ等の進化で必要ありません。
 
やり方は減速をした後の再加速時にエンジンがレブにあたる瞬間にサイドブレーキをチョンと一瞬だけかけます。成功するとレブが続きみるみる加速していきます。マシンによってタイミングやサイドのかけ具合が違います。これは練習しかありません。最初はFUTOでやるとイメージは掴みやすいと思います。デメリットとして成功後は急加速はしますが、ドリフト状態です。ステアリングを切るとドリフト視点に変わるので慣れないと事故になります。また、グリップもあまりない状態なので、次のブレーキポイントが近いと使えません。お勧めはコーナー後に長い直線がある所での使用です。直線での立ち上がり加速が明らかに変わるので、お勧めです。

 

 

ドリフトについてはこちら(外部リンク)

最終更新:2015年09月15日 16:42