ユニット3
※ユニット3は完全な形で存在します。
記述問題
1、細胞骨格の3種類の主要構成要素に共通する構造上の特徴について、3~5行程度で記せ。(10点)
2、微小管形成中心について、5行程度で解説せよ。(10点)
3、モータータンパクとは何か。例を挙げつつ5行程度で解説せよ。(10点)
4、中間径フィラメントの構成タンパクについて、知るところを述べよ。(20点)
5、細胞骨格と細胞極性の関係について、知るところを箇条書きで記せ。(15点)
選択問題
1、アクチンについて正しいのはどれか?(正解は2つ)
a.アクチンはすべての細胞に存在する
b.F‐アクチンは周期74nmのらせん構造を示す
c.プラス端はマイナス端より重合が起こりやすい
d.ATP‐アクチンはADP‐アクチンより重合しやすい
e.G‐アクチンの「G」はglobal(広汎な)の略である
2、アクチンの重合調節因子について正しいのはどれか?(正解は1つ)
a.チモシンはF‐アクチンに結合する
b.トロポニンはG‐アクチンに結合する
c.プロフィリンはG‐アクチンに結合する
d.フォーミンはアクチンの重合を阻害する
e.プロフィリンはアクチンの重合を阻害する
3、F‐アクチンのキャップについて誤っているのはどれか?(正解は1つ)
a.CapZはプラス端をキャップする
b.Arp2/3はマイナス端をキャップする
c.ゲルゾリンはプラス端をキャップする
d.コフィリンはプラス端をキャップする
e.ATP‐アクチンが端にあるとき、ATPキャップと呼ばれる
4、F‐アクチンの架橋について正しいのはどれか?(正解は3つ)
a.スペクトリンは形質膜直下にある
b.フィラミンはF‐アクチンを平行に架橋する
c.ビリンは小腸絨毛のアクチンの架橋にはたらく
d.ストレスファイバーの架橋は主にフィンブリンがつくる
e.α‐アクチニンで架橋されたF‐アクチンの間には他の蛋白質も組み込まれる
5、血小板の活性化におけるアクチンの変化を順に記す。正しいのはどれか?(正解は2つ)
a.定常状態では、G‐アクチンにはチモシンが結合している
b.血小板の活性化因子が働くと、まずゲルゾリンがF‐アクチンを伸長させる
c.Racの働きにより、糸状仮足ができる
d.続いて、α‐アクチニンなどによりF‐アクチンの架橋ができる
e.ミオシンの働きにより、血小板が収縮する