GURPSヴァンパイアハンター@「クルースニク秋葉原支部」
銃器の取り扱い
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★銃器の取り扱い
他の文明的な道具と同様に、銃器を長持ちさせるには手入れが欠かせません。これには、暴発などの事故を防ぐ意味合いもあります。以下のルールを導入すれば、よりリアルな銃器の扱いを楽しめるでしょう。
■銃器を手にしての行動
実際のセッションでは、銃器は常に装填済みと考えるのが適切でしょう。走りながら引き金に手を掛けたり、ピストルを手にしたままはしごを登ろうとしり、装填された銃器を地面に落とすのは『自由行動』にあたります。こうした行動は銃が暴発する事態を招きます。
いかなる場合も、銃を持ったまま射撃以外の行動を行う際――例えば、登攀、運転、乗馬など――GMは敏捷力か技能判定に失敗したら銃の暴発、誤作動――銃器ファンブル表を振って結果を決めてください――、故障が発生したとして構いません。
特に『不幸』や『呪い』と言った特徴を持っているキャラクターであれば場合は、こうした事態が発生しやすいでしょう。
文明レベルが6を超えると、暴発に備えて安全装置を備えた銃器が登場し始めます。“慣れた”銃器“を手にしている場合、安全装置の解除または再稼働はターン終了時に行う自由行動です。この操作をすばやく行うには敏捷力か適切な銃器技能で判定を行います。初めて扱う銃器など、その銃器に”慣れていない“場合には、厳格なGMは安全装置の解除方法を思い出すための知力による判定を要求しても良いでしょう。
ただし火器に確実な安全性がない――もしくは安物で落下した際暴発しやすいなどの評判がある場合、暴発が発生する場合があります。銃本体、その他銃を持っている場所などに攻撃が命中した場合や不意打ちなどで注意を引き付けられた場合、ズボンやコートのポケットなど、適切ではない場所に銃を収納していると弾丸が零れ落ちたり――最悪の場合暴発の危険性があります。
弾倉が取り外し可能な武器の場合は、弾丸が零れ落ちる代わりに弾倉が外れて落下したとして構いません。
いかなる場合も、銃を持ったまま射撃以外の行動を行う際――例えば、登攀、運転、乗馬など――GMは敏捷力か技能判定に失敗したら銃の暴発、誤作動――銃器ファンブル表を振って結果を決めてください――、故障が発生したとして構いません。
特に『不幸』や『呪い』と言った特徴を持っているキャラクターであれば場合は、こうした事態が発生しやすいでしょう。
文明レベルが6を超えると、暴発に備えて安全装置を備えた銃器が登場し始めます。“慣れた”銃器“を手にしている場合、安全装置の解除または再稼働はターン終了時に行う自由行動です。この操作をすばやく行うには敏捷力か適切な銃器技能で判定を行います。初めて扱う銃器など、その銃器に”慣れていない“場合には、厳格なGMは安全装置の解除方法を思い出すための知力による判定を要求しても良いでしょう。
ただし火器に確実な安全性がない――もしくは安物で落下した際暴発しやすいなどの評判がある場合、暴発が発生する場合があります。銃本体、その他銃を持っている場所などに攻撃が命中した場合や不意打ちなどで注意を引き付けられた場合、ズボンやコートのポケットなど、適切ではない場所に銃を収納していると弾丸が零れ落ちたり――最悪の場合暴発の危険性があります。
弾倉が取り外し可能な武器の場合は、弾丸が零れ落ちる代わりに弾倉が外れて落下したとして構いません。
■清掃とメンテナンス
銃器には清掃や注油を含めたメンテナンスが欠かせません。軍用の銃器は、通常清掃キットがセットになっていますし、多くの武器屋ではオイル瓶や基本的な清掃キット、ストックやグリップなどを見かけることでしょう。武器――とりわけ銃器は毎日あるいは使うごとにメンテナンスが必要です。メンテナンスは武具屋、技師、兵士技能などで行えます。失敗したりメンテナンスを行ったりした場合は、武器の生命力が1点減少します。
銃器の場合、一般的に生命力は10です。剣などの「文明的ではない」武器の場合は12ですが、『折り畳める』などの改造をしている場合はやはり10として扱います。
メンテナンスを失敗したり怠ったりし続けた結果、武器の生命力が3分の1以下未満になったのであれば、GMは何らかの形で機能を損なったとして構いません。そのままHPが減り続け、HPがマイナス生命力点に達した場合、死亡判定を行います。死亡判定に失敗したら、銃は壊れて二度と使えなくなります!
いくつかの武器はメンテナンスの放棄について寛容ですが、やはり多少のメンテナンスは行う必要があります。単純な構造のものであればあるほどメンテナンスの負担が軽減されます。例えば、二連装式のショットガンは、マシンガンよりもメンテナンスの難度が低くなるでしょう。
過酷な環境でのメンテナンスは複雑になります。砂漠では、潤滑油が多くの細かい埃を引き付け、弾詰まりなどを引き起こします。この問題を解決するには、より注意深く清掃を行う必要があるでしょう。ホルスターなども同時に清掃することをお勧めします。
極端に寒かったり扱ったりする場所、真空地帯、その他の極地的環境においては、大気が潤滑油を凍らせたり蒸発させたり――さまざまな問題を引き起こします。こうした極地的環境においては、そのために設計された銃器でない限り、ファンブル値が1低下します。
銃器の場合、一般的に生命力は10です。剣などの「文明的ではない」武器の場合は12ですが、『折り畳める』などの改造をしている場合はやはり10として扱います。
メンテナンスを失敗したり怠ったりし続けた結果、武器の生命力が3分の1以下未満になったのであれば、GMは何らかの形で機能を損なったとして構いません。そのままHPが減り続け、HPがマイナス生命力点に達した場合、死亡判定を行います。死亡判定に失敗したら、銃は壊れて二度と使えなくなります!
いくつかの武器はメンテナンスの放棄について寛容ですが、やはり多少のメンテナンスは行う必要があります。単純な構造のものであればあるほどメンテナンスの負担が軽減されます。例えば、二連装式のショットガンは、マシンガンよりもメンテナンスの難度が低くなるでしょう。
過酷な環境でのメンテナンスは複雑になります。砂漠では、潤滑油が多くの細かい埃を引き付け、弾詰まりなどを引き起こします。この問題を解決するには、より注意深く清掃を行う必要があるでしょう。ホルスターなども同時に清掃することをお勧めします。
極端に寒かったり扱ったりする場所、真空地帯、その他の極地的環境においては、大気が潤滑油を凍らせたり蒸発させたり――さまざまな問題を引き起こします。こうした極地的環境においては、そのために設計された銃器でない限り、ファンブル値が1低下します。
■銃器の乱雑な使用
銃器の乱暴な使用は、その信頼性を損ないます。例えば――何十年もクローゼットで放置したり、馬上から落としたり、水、泥や粘液、砂の中からひったくったり、銃本体を叩かれたり――このような扱いした場合です。
こうした銃器の乱暴な使用を行った場合、銃器の生命力(通常は10)で判定を行います。失敗した場合、銃器が故障する可能性があります。銃器ファンブル表を振ってください。あるいは精度が落ちるなど、その他のペナルティを課しても構いません。最終的な決定はGMが行います。軽度な損傷を受けているのであれば誤射を引き起こすでしょうし、重度のダメージなら銃身などに亀裂が入るでしょう。
スナイパーライフルや照準器付きピストルは特殊な事例です。これらの武器は銃身や照準器も含めて特別な調整をされた精密機器です。例としては『H&K PSG1』、『レミントン M24』などが挙げられます。乱雑に扱うと、これらの武器はすぐに機能を損ないます! 銃器による生命力判定を行い、失敗した場合には銃器ファンブル表を振ってください。最大3までダイスの出目をGMが悪い方に動かします。
こうした武器のほとんどが、持ち主のために特別な調整を受けていることに留意してください。持ち手や照準器を調整せずに他人用の照準器付き銃器を使用する場合は(一時間かけて銃器を調整しさえすれば)乱雑な使用に当たりません。
乱雑な使用によって発生する問題を防止・解決するには適切な〈武具屋〉技能で判定を行ってください。乱雑な使用のひどさによって少なくとも二時間かけて武器を分解し、清掃などを行う必要があります。場合によっては大量の溶剤や研磨剤が必要になるでしょう。
物理的な損傷――武器を壊すつもりで行うもの――を与える場合、ガープス・ベーシックの無生物への攻撃のルールを参照してください。一般的な銃なら防護点4、生命力およびHP10です。特に頑丈であると知られている銃なら、防護点6、生命力およびHPは11です。極めて頑丈な銃に特注された銃なら、防護点8、生命力およびHPは12です。
銃器の乱暴な使用は、その信頼性を損ないます。例えば――何十年もクローゼットで放置したり、馬上から落としたり、水、泥や粘液、砂の中からひったくったり、銃本体を叩かれたり――このような扱いした場合です。
こうした銃器の乱暴な使用を行った場合、銃器の生命力(通常は10)で判定を行います。失敗した場合、銃器が故障する可能性があります。銃器ファンブル表を振ってください。あるいは精度が落ちるなど、その他のペナルティを課しても構いません。最終的な決定はGMが行います。軽度な損傷を受けているのであれば誤射を引き起こすでしょうし、重度のダメージなら銃身などに亀裂が入るでしょう。
スナイパーライフルや照準器付きピストルは特殊な事例です。これらの武器は銃身や照準器も含めて特別な調整をされた精密機器です。例としては『H&K PSG1』、『レミントン M24』などが挙げられます。乱雑に扱うと、これらの武器はすぐに機能を損ないます! 銃器による生命力判定を行い、失敗した場合には銃器ファンブル表を振ってください。最大3までダイスの出目をGMが悪い方に動かします。
こうした武器のほとんどが、持ち主のために特別な調整を受けていることに留意してください。持ち手や照準器を調整せずに他人用の照準器付き銃器を使用する場合は(一時間かけて銃器を調整しさえすれば)乱雑な使用に当たりません。
乱雑な使用によって発生する問題を防止・解決するには適切な〈武具屋〉技能で判定を行ってください。乱雑な使用のひどさによって少なくとも二時間かけて武器を分解し、清掃などを行う必要があります。場合によっては大量の溶剤や研磨剤が必要になるでしょう。
物理的な損傷――武器を壊すつもりで行うもの――を与える場合、ガープス・ベーシックの無生物への攻撃のルールを参照してください。一般的な銃なら防護点4、生命力およびHP10です。特に頑丈であると知られている銃なら、防護点6、生命力およびHPは11です。極めて頑丈な銃に特注された銃なら、防護点8、生命力およびHPは12です。
■銃の経年劣化
銃は古いからと言って性能が向上することはありません。むしろ古い銃は多くの問題を抱えているでしょう。――銃床の亀裂や照準のズレ、スプリングの劣化、そして錆びが発生し動作が悪くなるなど――経年劣化は銃の正確さを損ない、誤作動を引き起こします。時には適切な〈武具屋〉〈技師〉技能を使用しても使えない状態になることさえあるでしょう。GMはこうした経年劣化について、周囲の状況や物品の状態からヒントを提示して構いません。
銃火器の経年劣化について、具体的な年数を明示する必要はありません。それは余計な議論をもたらすだけでしょう。例えば数万発発射された機関銃はそれだけで十分部品が緩みます。運んだり使おうとしたりすれば、それだけで中からカタカタと音がするでしょう。そのまま使えばより質の悪い誤作動が発生します。
ほとんどの銃火器は銃身の寿命が証明されています。――現代のピストルから戦車砲や艦砲まで。寿命の尽きた銃身では照準の正確さが損なわれるでしょう。合理的な範囲で大きなペナルティを課してください。
オートマチック式の銃においては、スプリングの劣化という問題があります。銃器の専門家はスペアのスプリングを清掃キットの一部として用意します。そうした準備があれば、スプリングを取り換えることも可能でしょう。弱くなったスプリングを強いスプリングに交換すれば、信頼性が上昇します。
弾倉に組み込まれたスプリングには別の問題がよく発生します。多くの射手は弾倉の負荷を減らすと信頼性が増すことに気付くでしょう。事実、イギリス兵は第二次世界大戦時から、アメリカ兵はベトナム戦争時からそのための訓練を受けています。
銃火器の経年劣化について、具体的な年数を明示する必要はありません。それは余計な議論をもたらすだけでしょう。例えば数万発発射された機関銃はそれだけで十分部品が緩みます。運んだり使おうとしたりすれば、それだけで中からカタカタと音がするでしょう。そのまま使えばより質の悪い誤作動が発生します。
ほとんどの銃火器は銃身の寿命が証明されています。――現代のピストルから戦車砲や艦砲まで。寿命の尽きた銃身では照準の正確さが損なわれるでしょう。合理的な範囲で大きなペナルティを課してください。
オートマチック式の銃においては、スプリングの劣化という問題があります。銃器の専門家はスペアのスプリングを清掃キットの一部として用意します。そうした準備があれば、スプリングを取り換えることも可能でしょう。弱くなったスプリングを強いスプリングに交換すれば、信頼性が上昇します。
弾倉に組み込まれたスプリングには別の問題がよく発生します。多くの射手は弾倉の負荷を減らすと信頼性が増すことに気付くでしょう。事実、イギリス兵は第二次世界大戦時から、アメリカ兵はベトナム戦争時からそのための訓練を受けています。
■銃器の誤作動
引き金を引いても弾丸が正しく発射されない時、大半の原因は射手の手違いか機械的な誤作動です。どちらの場合もGURPSベーシックの銃器ファンブル表を参照してください。銃器の誤作動は未熟な射手がよく引き起こします。銃器の必要体力を満たしていない場合、GMの判断でファンブル値を1下げて構いません。他に誤作動を悪化させる要因としては清掃や整備の不備、乱雑な使用、経年劣化などがあります。
銃の誤作動が発生した場合、GURPSベーシック記載の銃器ファンブル表を振ってどのような事態が発生するか決定してください。不発や故障の相対的な可能性は、銃器の種別や文明レベルによって変わります。
文明レベル3から5では、銃の誤作動は大抵単純な不発です。銃が壊れてなくなるようなことはありません。初期の薬莢式銃器の場合、故障が発生する場合があります――いわゆる弾詰まりです(これは発射後に発生します)。これは大抵、薬莢の脆弱性によります。詰まった薬莢を薬室から取り出すのは、少々困難でしょう。
文明レベル6から8では滅多に不発はしませんが、たまに弾詰まりが発生します。銃器ファンブル表で不発が発生した場合、GMは振りなおしを要求しても構いません。
オートマチック式の武器の場合、銃器の故障は大抵弾詰まりを意味します。次のターンは発砲が行えません。発砲を行う前の場合、薬莢がうまく薬室に入らず、発砲した後であれば、空の薬莢が適切に排出されないでしょう。
銃の誤作動が発生した場合、GURPSベーシック記載の銃器ファンブル表を振ってどのような事態が発生するか決定してください。不発や故障の相対的な可能性は、銃器の種別や文明レベルによって変わります。
文明レベル3から5では、銃の誤作動は大抵単純な不発です。銃が壊れてなくなるようなことはありません。初期の薬莢式銃器の場合、故障が発生する場合があります――いわゆる弾詰まりです(これは発射後に発生します)。これは大抵、薬莢の脆弱性によります。詰まった薬莢を薬室から取り出すのは、少々困難でしょう。
文明レベル6から8では滅多に不発はしませんが、たまに弾詰まりが発生します。銃器ファンブル表で不発が発生した場合、GMは振りなおしを要求しても構いません。
オートマチック式の武器の場合、銃器の故障は大抵弾詰まりを意味します。次のターンは発砲が行えません。発砲を行う前の場合、薬莢がうまく薬室に入らず、発砲した後であれば、空の薬莢が適切に排出されないでしょう。

