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C++/画像処理入門/1.画像処理の基礎の基礎/画像の種類と構造 - (2009/07/25 (土) 01:11:42) の編集履歴(バックアップ)



画像の種類

※ 画像処理入門者は、「画像の種類」は読み飛ばして構いません。あんまり最初から小難しい話をするとイヤになるので。
コンピュータ上で扱う画像の形式には、ベクタ画像とラスタ画像の2種類があるが、このサイトで扱う画像処理は、全てラスタ画像を対象としている。
これ以降、単に「画像」と言った場合にはこのラスタ画像を指すものとする。

ベクタ画像とは

直線や曲線といった幾何情報をデータとして保持している形式である。
そのため、コンピュータ上で描かれたグラフィクスを保存するには向いているが、カメラなどで撮影された複雑な風景画などを保存するには不向き。
幾何情報を元に描画するため、拡大/縮小しても画像が乱れず綺麗に表示されるという特徴がある。
詳細はベクターイメージ (Wikipedia)を参照。

ラスタ画像とは

画像を細かい点の集まりとして保持している形式である。
bmp画像やjpg画像がこれにあたる。
詳細はラスターイメージ (Wikipedia)を参照。

画像の構造

一言で画像の構造と言っても、いろいろありますが、ここでは概念的な構造を示すことにします。
画像処理ライブラリを使う場合、ほとんどの場合はここで示す構造を理解していれば事足りるはずです。

まず、理解しやすいところから見ていきましょう。
下記に示す画像は、レナという、まぁ画像処理関連の論文を読んだことのある人にはお馴染みの画像です。
※ 余談ですが、この元画像は、プレイボーイという雑誌から切り抜かれたポルノ画像です(レナ (Wikipedia)を参照)。元はこんな画像だったようです(※ヌード画像注意)。
imageプラグインエラー : ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (lena.jpg)
ご覧のように、拡大すると、マス目上の色が敷き詰められていることが分かります(※ラスタ画像の特徴です)。
このマス目ひとつひとつをピクセル (Pixel) と呼んでいます。
この画像は横に256個のピクセル、縦に256個のピクセルが敷き詰められているため、合計の