エンジンが心臓なら、キャブは肺と胃です。 ジャイロだってエサがなければ動けません。 キャブレターからは、エンジンに空気とガソリンとオイルが供給されますが、 ガソリン供給に使われる、メインジェットと、スロージェットというパーツが 詰まってることが多々あります。特にスロー。 スローは掃除しようにもなかなか規定の穴径まで汚れが取れないので、買っちゃった方が早いです。 純正のスロージェットを買うのが一番確実です。そのときについでにキャブのパッキンセットも買いましょう。 メインジェットのつまりの場合は外して一晩灯油につけ、歯ブラシかなんかでブレーキクリーナーかけながら洗うとOKです。 キャブ掃除専用治具を使ってもいいですが、ステンレスや鉄、真鍮製のブラシは使わないでください。穴が削れて番手が狂ってしまいます。 で、キャブ整備時の重要注意点ですが、下側のカバーを開けたときに出てくる黒いプラ製の&bold(){「フロート」}ですが、 これに付いてるアルミ製の板状物体は&u(){絶対に曲げてはいけません。} &italic(){これを曲げてしまうと、キャブ内でのガソリン供給量に変化が起きて、ガソリンだだ漏れの燃費激糞&フルカブリッコになるか、 逆にガソリン供給が遅くなってエンジンこんがりかどちらかの運命が待っています。} すでに油面が狂っててキャブのオーバーフローからガソリンが出まくるとか言う時はこれをいじらなければならなくなりますが。