仮面ライダー

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 『[[帰ってきたウルトラマン]]』とほぼ同時期の、1971年4月3日より毎日放送系でスタートした東映制作の特撮ヒーロードラマ。 ***概要  東映の企画をベースに、石森章太郎が原作者として設定・デザイン等をコーディネートした作品。  世界征服を企む秘密結社ショッカーによって、改造人間にされた青年科学者・本郷猛が、仮面ライダーに変身してショッカーの戦闘用改造人間“怪人”と戦うストーリーである。  怪獣路線の影響は受けつつも、等身大の肉弾戦を中心にしたアクションや、主人公の駆使するオートバイ、人間社会の中で暗躍するショッカーの陰謀など、低予算を逆手に取った等身大のドラマが新機軸であった。 #image(仮面ライダー1号2号.jpg,width=300,title=仮面ライダー1号2号) 仮面ライダー1号(右)と2号 ***番組初期の苦戦  番組開始当初は、視聴率的に苦戦していた。また、本郷猛役の藤岡弘が第9,10話の撮影中にオートバイ事故に遭い、全治数ヶ月の重傷を負うアクシデントに見舞われた。  しかし、番組の新機軸が視聴者に徐々に受け入れられ、視聴率は上昇していった。そして、藤岡弘の不在という問題は、「本郷猛はショッカーとの戦いのため日本を離れた」という設定の元、新主人公・一文字隼人(演 佐々木剛)が第14話から新たな仮面ライダーとして登場することで解決された。 ***仮面ライダー2号の登場  この主役交代を機に、ドラマの雰囲気を明るくし、変身ポーズの導入や、主人公をサポートする女性たち“ライダーガールズ”の登場など、様々なイメージチェンジが行われた。そのため、もともと上昇ムードにあった視聴率は大きく伸び始める。さらに、大阪や北海道での大規模なロケや、大幹部ゾル大佐の参入によるショッカーの組織の明確化など、次々に新機軸が打ち出され、ついには社会現象とも言える爆発的ヒットにまで達した。  視聴率的には『帰ってきたウルトラマン』と拮抗していたが、社会現象としての存在の大きさや後発の作品に与えた影響は、間違いなく『帰ってきたウルトラマン』を凌駕しており、第2次怪獣ブームあるいは変身ヒーローブームの牽引車役を果たした。 ***絶頂から新展開へ  その人気上昇の中、'72年正月には藤岡弘の復帰により本郷ライダー(仮面ライダー1号)と一文字ライダー(仮面ライダー2号)の共演が実現し、番組の人気は最高潮に達した。  その波に乗ったまま、'72年4月からは藤岡弘が主役に復帰し、デザインを一新した仮面ライダー新1号が登場した。  その後も本作は、劇場映画化、敵幹部の交代、2号ライダーのゲスト出演、少年仮面ライダー隊の登場による視聴者を巻き込んだ展開、新たな敵組織ゲルショッカーの登場と話題を提供しながら、『[[ウルトラマンA]]』と共にブームの中核を担い続け、'73年2月10日まで約2年のロングランとなり、続編の『仮面ライダーV3』にバトンを渡した。 ***現在も続くシリーズ  その後もシリーズは継続し、ウルトラシリーズと共に国産特撮ヒーローの二枚看板としてブームを盛り上げた。しかし、第2次怪獣ブームの退潮に伴って人気は下降線をたどる。'75年3月に『[[ウルトラマンレオ]]』が終了し第2期[[ウルトラシリーズ]]が終了してからも、『仮面ライダーストロンガー』が放送されていたが、同年末の最終回で、集結した歴代のライダーがそれまでの敵組織の黒幕だった大首領を倒したことで、シリーズはひとまずの決着を見た。  しかし、その後もウルトラシリーズと同様に、仮面ライダーシリーズは中断と再開をくり返して行く。そして、'00年の『仮面ライダークウガ』以降は、旧作と直接のつながりを持たない様々なヒーローが、様々な設定のもとに“仮面ライダー”の名を背負って、現在まで戦い続けている。 #amazon(B004KSRB5A,left) #amazon(B00006591O,center)  
 『[[帰ってきたウルトラマン]]』とほぼ同時期の、1971年4月3日より毎日放送系でスタートした東映制作の特撮ヒーロードラマ。 ***概要  東映の企画をベースに、石森章太郎が原作者として設定・デザイン等をコーディネートした作品。  世界征服を企む秘密結社ショッカーによって、改造人間にされた青年科学者・本郷猛が、仮面ライダーに変身してショッカーの戦闘用改造人間“怪人”と戦うストーリーである。  怪獣路線の影響は受けつつも、等身大の肉弾戦を中心にしたアクションや、主人公の駆使するオートバイ、人間社会の中で暗躍するショッカーの陰謀など、低予算を逆手に取った等身大のドラマが新機軸であった。 #image(仮面ライダー1号2号.jpg,width=300,title=仮面ライダー1号2号) 仮面ライダー1号(右)と2号 ***番組初期の苦戦  番組開始当初は、視聴率的に苦戦していた。また、本郷猛役の藤岡弘が第9,10話の撮影中にオートバイ事故に遭い、全治数ヶ月の重傷を負うアクシデントに見舞われた。  しかし、番組の新機軸が視聴者に徐々に受け入れられ、視聴率は上昇していった。そして、藤岡弘の不在という問題は、「本郷猛はショッカーとの戦いのため日本を離れた」という設定の元、新主人公・一文字隼人(演 佐々木剛)が第14話から新たな仮面ライダーとして登場することで解決された。 ***仮面ライダー2号の登場  この主役交代を機に、ドラマの雰囲気を明るくし、変身ポーズの導入や、主人公をサポートする女性たち“ライダーガールズ”の登場など、様々なイメージチェンジが行われた。そのため、もともと上昇ムードにあった視聴率は大きく伸び始める。さらに、大阪や北海道での大規模なロケや、大幹部ゾル大佐の参入によるショッカーの組織の明確化など、次々に新機軸が打ち出され、ついには社会現象とも言える爆発的ヒットにまで達した。  視聴率的には『帰ってきたウルトラマン』と拮抗していたが、社会現象としての存在の大きさや後発の作品に与えた影響は、間違いなく『帰ってきたウルトラマン』を凌駕しており、第2次怪獣ブームあるいは変身ヒーローブームの牽引車役を果たした。 ***絶頂から新展開へ  その人気上昇の中、'72年正月には藤岡弘の復帰により本郷ライダー(仮面ライダー1号)と一文字ライダー(仮面ライダー2号)の共演が実現し、番組の人気は最高潮に達した。  その波に乗ったまま、'72年4月からは藤岡弘が主役に復帰し、デザインを一新した仮面ライダー新1号が登場した。  その後も本作は、劇場映画化、敵幹部の交代、2号ライダーのゲスト出演、少年仮面ライダー隊の登場による視聴者を巻き込んだ展開、新たな敵組織ゲルショッカーの登場と話題を提供しながら、『[[ウルトラマンA]]』と共にブームの中核を担い続け、'73年2月10日まで約2年のロングランとなり、続編の『仮面ライダーV3』にバトンを渡した。 ***現在も続くシリーズ  その後もシリーズは継続し、ウルトラシリーズと共に国産特撮ヒーローの二枚看板としてブームを盛り上げた。しかし、第2次怪獣ブームの退潮に伴って人気は下降線をたどる。'75年3月に『[[ウルトラマンレオ]]』が終了し第2期[[ウルトラシリーズ]]が終了してからも、『仮面ライダーストロンガー』が放送されていたが、同年末の最終回で、集結した歴代のライダーがそれまでの敵組織の黒幕だった大首領を倒したことで、シリーズはひとまずの決着を見た。  しかし、その後もウルトラシリーズと同様に、仮面ライダーシリーズは中断と再開をくり返して行く。そして、'00年の『仮面ライダークウガ』以降は、旧作と直接のつながりを持たない様々なヒーローが、様々な設定のもとに“仮面ライダー”の名を背負って、現在まで戦い続けている。

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