安藤守(あんどう まもる)とは「賭博黙示録カイジ」に登場する人物で、シリーズ屈指のクズキャラとしても知られる。
概要
賭博黙示録カイジ・希望の船編(限定ジャンケン)でカイジ、古畑と共闘することになる丸眼鏡・肥満体型の男。シリーズ屈指のクズと評される人物。担当声優は
桜井敏治。
限定ジャンケンの序盤に不利な状況に陥り絶望していたところ、カイジと古畑に救われる形で3人チーム結成する。直後に抜け駆けを目論んだが、カイジの判断でこの裏切りは不問とされ、以降カイジらに協力するかに思えた。
ゲームの最終局面で、カイジは生き残るための戦略として自ら別室に落ち、ゲーム終了後に余った星を使って別室から救出するように古畑と安藤に託すことになる。しかし、余った星を売って大儲けすることを企てた安藤は、古畑をそそのかして約束を反故にし、カイジを見捨てて地獄送りにしようとする。だがカイジは自力で別室から生還した為に失敗、激怒したカイジから制裁を受け、余った星と金を全て没収されてしまう。最終的に生還は果たしたものの船で新たな借金を背負う羽目になる。その後の消息は不明。
ある意味、「易きに流れる人間の心理」を体現したとも言える代表格。自分一人では何も出来ないくせに、自分を救ったカイジを平気で裏切り、詭弁を弄してそれを正当化しようとした。カイジが生還すると一転して苦しい言い訳を始め、挙げ句の果てには自分の裏切りを棚に上げてカイジを非難し、利益の配分を要求したことから「人間として救いようのないクズ」、「クズの中のクズ」「キング・オブ・クズ」との評価をされている。
ただしその時は「カイジを救えば300万もの借金を背負うことになるが、見捨てれば借金がチャラになる上に1000万もの報酬を得られる」という究極の選択を迫られていた為、安藤を一方的に批判するのは難しいのではという意見も一定数見られ、「自分も同じ状況であれば安藤と同じ選択をするかもしれない」と考える人も少なくない。
もっとも、それ以前からカイジたちを裏切ろうとした挙句に最後の最後でカイジを見捨てて儲けようとしたという点がクズと呼ばれる所以でもある(この点に関しては「そんなやつのために安易に自分の身を呈してしまったカイジが甘すぎた」と作中でも指摘されている)。
希望の船編以降作中には直接は登場していないが、カイジの脳裏に古畑共々卑劣な裏切り者として焼き付かれており、そのシーンは何度も回想で登場する。
余談
言うまでも無く救いようの無い男だが、古畑を懐柔する際に見せた話術に、カイジを見捨てることで得られる借金のメリットを正確に暗算で計算するなど、意外と頭が良い。
作中でも岡林が「友情や口約束でもらえるのはガラクタ程度のもの」とカイジに言及されているように、いくら立派な行動をとってくれた恩人・友人のためとはいえ、本当に己の身を犠牲にしてまで助ける人間がどれだけいるかというと首をかしげたくもなる。
ましてや安藤とカイジは出会ってからほんの数時間のごくごく短い協力関係。ほとんど初対面も同然。
恩を感じこそすれ、裏切りに対する抵抗感が薄いのは当然のこと(無論裏切りが許されるわけではないが)。
『ここで恩人を助ければ借金が残るが、裏切ればシャバでの借金がすべて消える上にさらにお釣りまでつく』という圧倒的好条件を前にして、欲望に目がくらむ気持ちはわからなくもないという声も少なくは無い。
岡林も彼らの行動を『賢明で当たり前』と称賛している。
そんなわけでキャラとしての好感度は、論外だが「いかにも現実にいそうな、生々しいタイプのクズ」としてキャラ造形を褒める人も少なくはない。
むしろ十七歩以降、あれだけ長期間苦節苦難を共にし、カイジに対し一生かかっても返しきれないような恩義があるはずなのに「まだ俺達に隠れて金もってんだろ?」となおも金をふんだくろうとする三好・前田の45組コンビの方が…という声もある。
そもそもカイジが船に堕ちるきっかけとなった、カイジを借金の連帯保証人にして一文も払わず逃げた挙げ句、船の土壇場でも裏切りカイジが生還した際は「やめようって…俺はギリギリまで...。その…。」と見苦しく弁明をした古畑武志も、そのクズっぷりは彼らに十分太刀打ちできるだろう。
関連項目
- 安藤が言い放った「この星も…金も…オレのもの...手放さない…放したくない…」は世界征服を企む悪人染みた台詞。「金も」のとこ外したら本当に特撮とかの悪役のセリフになっちゃいます(笑)
安藤は借金は残ったまま、さらに上乗せというある意味自業自得じみたこととなりその後は消息不明。おそらく帝愛から劣悪債務者とされて、エンドサンに地下帝国に連れていかれたか、もしくは追われているかと思われます。 -- 名無しさん (2025-08-28 20:23:19)
最終更新:2025年08月28日 20:24