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    <title>FancyFree　～自由気ままに～</title>
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    <description>FancyFree　～自由気ままに～</description>

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    <title>イズモノオクニ</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/harufaru/pages/99.html</link>
    <description>
      歌舞伎少女が男を演じる異色学園ラブコメディ。女性という理由で歌舞伎の舞台に上がることが許されない阿国が、学園という舞台の上で私生活という名の演目を披露します。

※キャライラストは『キャラクターなんとか機』で製作しました

小説本編は[[こちら&gt;http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=1932096]]

＜メインキャラクター＞
|CENTER:SIZE(20):出雲　阿国（いずも　おくに）|CENTER:SIZE(20):加賀　龍之介（かが　りゅうのすけ）|
|CENTER:&amp;image(okuni.png,page=イズモノオクニ)|CENTER:&amp;image(ryunosuke.png,page=イズモノオクニ)|
|CENTER:SIZE(20):長門　大地（ながと　だいち）|CENTER:SIZE(20):周防　渚（すおう　なぎさ）|
|CENTER:&amp;image(daichi.png,page=イズモノオクニ)|CENTER:&amp;image(nagisa.png,page=イズモノオクニ)|    </description>
    <dc:date>2013-03-27T16:12:34+09:00</dc:date>
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  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/harufaru/pages/85.html">
    <title>オリジナル小説</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/harufaru/pages/85.html</link>
    <description>
      オリジナル小説をpixiv内で連載しています。
このページはそれらの作品の登場人物のキャライラストを紹介するためのものです。
（「キャラクターなんとか機」にて製作しました）

[[メガネが本体！？]]（高校生編）
[[メガネが本体！！]]（大学生編）

[[勇者のその後は！？]]
[[イズモノオクニ]]

[[合同短編]]    </description>
    <dc:date>2013-03-27T15:43:39+09:00</dc:date>
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  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/harufaru/pages/28.html">
    <title>ﾛｰｸﾞ/ｼﾙﾊﾞｰﾑｰﾝのスキル考察</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/harufaru/pages/28.html</link>
    <description>
      *各スキルの説明・考察

したらばに詳しく書いてるので、下記リンクよりテンプレ部分を転載

***[[ローグスキル]]


*各スキルのキャンセル考察

ローグはほぼ全てのスキルのキャンセルを取れるが、全部取る必要は当然、ない。
各スキルのキャンセルの必要性を考察してみる。

チェーンソー（○）・・・チェーンソー使うスタイルなら幅は広がる
バンディット（◎）・・・ｃないと当てにくい。通常４段ｃバンディットも敵を押し出さないので便利
ハリケーン（△）・・・連携点が得られる点は有用だが、空中やバックステップから出せるのでなくても困らない
ダブルピアス（○）・・・ダブルピアス使うなら便利。ブレーキングｃがあれば立ちコンも可
シャイニングカット（◎）・・・主に緊急回避時に有用
ダイビングアロー（△）・・・連携点稼ぎたいなら○
ブレーキングラッシュ（△）・・・使いこなせるなら○。だが狩りでは基本的に必要はない。
ライトニングアロー（×）・・・いらね
バーティカル（△）・・・基本的には不要。アスラントスパイラル使用時にはキャンセルあれば便利。
ソニックアサルト（○）・・・ｃで出すことで攻撃速度が上がり、当てやすさも増す。
アクセルストライク（◎）・・・ｃとることで確実にＨＥが出せる。



*ブレーキングキャンセルについて
通常攻撃をキャンセル、スイフト系スキルを連携点一つ消費してキャンセルできる、という性質を持つ。

主な用途は回避or攻撃の２パターンが考えられるが、無敵時間が案外短いのと、シャイニングカットのほうが
回避として優秀ということもあり、&amp;bold(){回避目的の使用はあまりお勧めできない。}

ならば攻撃用途ということで、格スキルのブレーキングラッシュによる使用具合を考えてみる


***スキル動作をキャンセルさせる場合
スライサー（○）・・・出終わりの硬直をキャンセルして、ライジングなどに。
チェーンソー（×）・・・キャンセルしなくても２段目で止めて次につなげればいい。
バンディット（×）・・・ヒットエンドを出したほうが隙は少ないし、コンボへのつなぎにもなる。
ハリケーン（△）・・・誤爆時や集敵後の回避には使えるが、基本最後まで出し切ることが多いので微妙。
ダブルピアス（○）・・・２段目にキャンセルかければ、敵をダウンさせずすむ。
シャイニング（×）・・・出終わりの隙もなければそもそも早すぎて操作が追いつかない。
ダイビング（×）・・・空中スキルのため、キャンセル不可
ライトニング（×）・・・空中スキルのため、キャンセル不可
バーティカル（×）・・・単発＆空中で出すことが多いので不要
ソニック（×）・・・フィニッシュの攻撃力が高いのと、途中無敵なのでキャンセルしないほうがいい。
アクセル（×）・・・動作途中空中扱いになるのでキャンセルできない。
覚醒フィニッシュ（◎）・・・時間切れで強制発動してしまった際の動作キャンセルに便利。    </description>
    <dc:date>2013-03-06T23:34:30+09:00</dc:date>
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  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/harufaru/pages/84.html">
    <title>メガネが本体！？</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/harufaru/pages/84.html</link>
    <description>
      [[「メガネが本体！？」&gt;http://www.pixiv.net/series.php?id=74169]]という[[オリジナル小説]]をpixiv内で連載しています。

|CENTER:&amp;image(aika_01001a.jpg,page=メガネが本体！？)|
|CENTER:&amp;image(_illust_20130125.jpg,page=メガネが本体！？)|

また、[[本編序盤&gt;http://novel2.hakoniwa.net/story/index?id=dfb60a3c7e53e5f802416884cfdbbcd3]]を「箱庭ノベル」にてビジュアルノベル化してみました。

どちらもよろしければ( ^ω^)_凵　どうぞ    </description>
    <dc:date>2013-03-06T23:29:37+09:00</dc:date>
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  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/harufaru/pages/87.html">
    <title>勇者のその後は！？</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/harufaru/pages/87.html</link>
    <description>
      思いつきで執筆を始めたオリジナル現代バトルコメディ。
異世界を救った女勇者が突如現代に現れ、その後を描いた物語。
最初は軽い気持ちでスタートしたものの、書いてて段々楽しくなってきました（笑
※キャライラストは『キャラクターなんとか機』で製作しました

小説本編は[[こちら&gt;http://www.pixiv.net/series.php?id=135425]]

|CENTER:&amp;image(勇者.jpg,page=勇者のその後は！？)|



|CENTER:SIZE(20):高階　龍馬（たかしな　りょうま）|CENTER:SIZE(20):レイア＝ラドクリフ|
|CENTER:&amp;image(ryoma.png,page=勇者のその後は！？)|CENTER:&amp;image(レイア.png,page=勇者のその後は！？)|
|SIZE(18):本作の主人公。現役高校生の１８歳。天才的な格闘センスを持ち、わずか１８歳で総合格闘技のトーナメントに優勝し、総合格闘技世界チャンピオンとなった。関西弁と明るい性格が特徴的|SIZE(18):本作のヒロインで年齢は１７歳。仲間と共に魔王打倒を果たし、異世界を救った英雄の一人。すさまじいまでの剣の腕と多彩な攻撃魔法を操ることが出来る。冷静な性格と物言いが特徴的 |    </description>
    <dc:date>2013-01-19T02:56:24+09:00</dc:date>
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  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/harufaru/pages/86.html">
    <title>メガネが本体！！</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/harufaru/pages/86.html</link>
    <description>
      [[「メガネが本体！！」&gt;http://www.pixiv.net/series.php?id=109148]]という[[オリジナル小説]]をpixiv内で連載しています。

以下は本編内キャラ紹介（「キャラクターなんとか機」にて製作しました。一部のキャラは服装がランダムで表示されます。）
高校編へのイメージリンクは&amp;link(こちら){http://www47.atwiki.jp/harufaru/pages/84.html}から

＜メインキャラクター＞
|&gt;|CENTER:SIZE(20):アイカ|
|CENTER:&amp;image(アイカスーツ（大学生、笑い）.png,page=メガネが本体！！)|CENTER:SIZE(18):【アイカコスプレウィンドウ】&amp;br()&amp;random_img(アイカ私服（大学生、笑い）.png,アイカウエイトレス（大学生、笑い）.png,アイカドレス.png,アイカ私服２（大学生、笑い）.png,アイカ制服（コスプレ）.png)|
|&gt;|SIZE(18):大学生になったアイカ。現在１９歳（扱いは１浪）の大学１年生。今回はメガネとしてではなく、一個人として登場。非常に優秀な知能を持ち、センター試験をなんと満点で合格。メガネに魂を移すことで他者に乗り移る能力を持つ。この物語の主人公である。 |
|CENTER:SIZE(20):藤井　雅人（ふじい　まさと）|CENTER:SIZE(20):鏡　天音（かがみ　あまね）|
|CENTER:&amp;image(雅人（大学生）.png,page=メガネが本体！！)|CENTER:&amp;random_img(天音（大学生）.png,天音（大学生）.png,天音（大学生）.png)|
|SIZE(18):前作の主人公。大学３回生の２０歳。現在は幼馴染の天音と付き合っている。アイカにことあるごとに振り回されている。|SIZE(18):前作のヒロイン。大学３回生の２０歳。念願叶って雅人とお付き合いすることに。童顔＆幼女体系なのは相変わらず。 |
|CENTER:SIZE(20):上中　瞬（かみなか　しゅん）|CENTER:SIZE(20):月代　奈央（つきしろ　なお）|
|CENTER:&amp;image(瞬スーツ（メガネあり、笑い）.png,page=メガネが本体！！)|CENTER:&amp;random_img(奈央スーツ（メガネあり、笑い）.png,奈央スーツ（メガネなし、笑い）.png)|
|SIZE(18):インターネットが趣味の大人しめの青年。大学入学直後、アイカと知り合い、自由奔放な彼女に巻き込まれていくことになる。常時黒縁メガネ装備。|SIZE(18):関西出身のパソコンとネットが趣味の女の子。瞬のネット友達だがそのことは伏せている。地味な外見にコンプレックスを持っている。|

＜サブキャラクター＞
|CENTER:SIZE(20):相沢　雄人（あいざわ　ゆうと）|CENTER:SIZE(20):河原　繭（かわはら　まゆ）|
|CENTER:&amp;image(雄人スーツ（怒り、口閉じ）.png,page=メガネが本体！！)|CENTER:&amp;image(繭高校生制服（笑い、口閉じ）.png,page=メガネが本体！！)|
|SIZE(18):優等生っぽく振舞ってはいるが、かなりのプレイボーイ。アイカに一目惚れした彼は自分のモノにすべく、策を用いて彼女を陥れようとする。|SIZE(18):アイカの下宿先の大家の娘。今年高校に入学したばかりの高校１年生。アイカを実の姉のように慕っており、天音とも大の仲良し。|
|CENTER:SIZE(20):田坂　唯（たさか　ゆい）|CENTER:SIZE(20):荒木　宗助（あらき　そうすけ）|
|CENTER:&amp;image(yui.png,page=メガネが本体！！)|CENTER:&amp;image(sousuke.png,page=メガネが本体！！)|
|SIZE(18):天音の同級生で料理研メンバー。明るく人懐っこい性格と語尾伸びが特徴的|SIZE(18):画家を夢みる純粋な高校３年生。絵を描くのは好きだが、勉強が苦手|
|CENTER:SIZE(20):？？？||
|CENTER:&amp;image(yui03.png,page=メガネが本体！！)||
|SIZE(18):雄人の協力者。その正体は謎||

＜ゲスト＞
|CENTER:SIZE(20):クラウス|CENTER:SIZE(20):鏡　沙織（かがみ　さおり）|
|CENTER:&amp;image(クラウス社会人（私服）.png,page=メガネが本体！！)|CENTER:&amp;image(沙織大学（私服）.png,page=メガネが本体！！)|
|SIZE(18):甘いマスクと歌声でファンを魅了するバンドの顔。アイカの兄であり、頭脳明晰で運動神経抜群のイケメン。&amp;br()ボーカル兼ギター担当。|SIZE(18):情熱的な歌声でファンを魅了するバンドのもう一つの顔。天音の双子の妹であり、雅人の幼馴染。&amp;br()ボーカル兼キーボード担当|
|CENTER:SIZE(20):早瀬　奈々枝（はやせ　ななえ）|CENTER:CENTER:SIZE(20):水無月　愛子（みなづき　あいこ）|
|CENTER:&amp;image(nanae.png,page=メガネが本体！！)|CENTER:&amp;image(aiko.png,page=メガネが本体！！)|
|SIZE(18):沙織の高校の時の同級生。サバサバした性格で話し方も少々男っぽい。&amp;br()ドラム担当|SIZE(18):沙織の高校の時の同級生。おっとりとした性格で割とお嬢様気質。&amp;br()ベース担当|    </description>
    <dc:date>2013-01-13T23:03:51+09:00</dc:date>
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  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/harufaru/pages/36.html">
    <title>第１０話「アルド＆レシエ＆ダインの章 ～『衝撃の事実』～」</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/harufaru/pages/36.html</link>
    <description>
      少女は夢を見ている


それは新たなる旅の始まり
それは新たなる夢の始まり


いや、悪夢の始まり、か


３人の旅人達は天界を目指す


アルドは己の心の闇を断ち切るために
レシエは己の心の迷いを断ち切るために


そしてダインは己の大切なものを守るために・・・


３人はそれぞれの想いを胸にそれぞれの道をいく
やがてこの人達の進む道、想いは交差していくことになる


それは決して幸せなことだとは限らない
場合によってはそれは悲しい結果をもたらすかもしれないのだ


それを想うと私はただ祈らずにはいられなかった



---------------------------------------------------------------------


「それじゃレシエちゃん、くれぐれも気をつけてな。」


「ええ、あなた達もね。」


ダインは私に向かって手を振ってくれた。
私も手を振って返したが、アルドは仏頂面のままである。


まあこの男らしいといえばらしいのだが。


ひとまず私達３人は一旦ここで別れることとなった。
アルドとダインはストームパス、私はアルフライラへそれぞれ向かう。


あの運命の夜から３日の時が流れていた。
あの後、私達はそれぞれ身体を休めつつ旅の支度を整えていた。


そして出発の準備が整った今朝、私達はヘンドンマイアの酒場より旅立つ。


そもそも、どうしてこのようなことになったかというと・・・


--------------------------------------------------------------------


ズキ・・・ズキ・・・


身体の節々が痛む。
思ったより暴走の後遺症の影響は大きかった。


この調子では鬼手の力の解放どころか、剣、あるいは身体の動作にすら影響は出るだろう。


（けど弱音なんて吐いてられねえよ・・・な）


俺の元へ向かって女が走る。


レシエは気を練りつつ真正面から俺のほうへとつっこんでくる。
それは感情から高ぶりからくる暴走か、はたまた何か策があるのか。


（いずれにしても俺も舐められたもんだ。）


俺は右手に力を込め、レシエの接近するタイミングにあわせて大剣を振る。


（骨の１～２本は覚悟するんだな！！）


俺は大剣の刃を返してから、レシエの身体を思い切り横から薙いだ。
だがその一撃に手ごたえはなく、レシエの身体は俺の斬撃を受けて、二つに別れる。


カッ！！


そしてその瞬間レシエの身体は鋭く発光し、その光をまともに浴びた俺の目は一瞬見えなくなる。


（ちっ、そういうこと・・・か。）


俺はレシエの狙いを察した。
まずレシエの特攻そのものがオトリだったのだ。


恐らくレシエは念の力で自身の分身を作り俺の元へと走る。。
そして分身を残してから本体は一旦退き、俺の隙に対して攻撃を加えるつもりなのだろう。


（だがまだ甘い。視界を遮られようと気配を読めば・・・）


俺は目を閉じ、周囲の様子に気を配る。
しかし感じた気配に俺は驚いてしまう。


何故なら、俺の周囲は多数の人の気配で溢れていたからだ。
どうやらレシエはさらに念で分身を複数作り、俺の周囲に配置したらしい。


（これではうかつには動けない。どうやらしてやられた・・・か。）


もしかするとレシエはこの複数の分身の中にまぎれているかもしれないし、
遠くから必殺の一撃を叩き込む機会を狙っているのかもしれない。


いずれにしてもうかつにこの場から動くのは危険だった。


（ならば、結界を張りあいつの攻撃に備えるのみ・・・）


俺は全神経を集中し、自分の周囲３０ｃｍくらいに心の結界を張った。
この状態ならば、俺の間合いに入り込んだいかなる者の攻撃に対しても対処できる。


（くるならばこい。）


その場にしばし静寂が流れる。


----------------------------------------------------------------------


（どうやらうまくいったみたい、ね。）


私はアルドに気づかれないように小さく息を吐いた。


アルドには過去に一度奥の手である練気を「見られて」いる。
練気の構えをとった状態で踏み込んでいけば、アルドは私の動きにあわせてカウンターの一撃を見舞おうとするだろう。


ならばその迎撃に対し罠を張る。


私の作った分身は相手の攻撃を受けることで爆発してダメージを与える。
念の技が一つ、「幻影爆砕」だ。


その効果はテキメンだった。
なまじアルドは私の攻撃方法を知っているだけに予測を立てて動いてしまう。


それを逆手にとったのだ。


（アルドは鬼手の力の暴走の後遺症で、本来の力を出せないはず。
それでも力の差は歴然。接近戦において、私に分はない。）


私はアルドより２０ｍほど離れた後方にいた。
そして静かに体内の気を練る。


（蓄念砲や念弾の攻撃であれば、一番確実にダメージはあたえられるはず。
けど長引かせればアルドの視力は回復するだろうし、アルドの落ち着きを取り戻されたら・・・私の負けだ。）


私は全身の気を体内でうねらせ、右手に集めていく。
これから行おうとしている技はまだ一度も使ったことないが、恐らくアルドに通じる技はこれしかないだろう。


（己のイメージをさらに増大させるの・・・。大丈夫。今ならきっとできる。）


私は己の気を自身のイメージを乗せて練り上げる。
そして目を閉じ、さらに体内の気を絞り出した。


そして一度息を吐いて、高ぶった心を沈める。


（自分の力を・・・心を信じるのよ。・・・私は私の全てをアルドにぶつけるのみ！）


私はカッと目を見開いた。


そして全身を激しくうねらせ、下半身から膝、腰、肩全てを連動し、その極限まで
溜め込んだ念の一撃を右手より放つ。


「飛べっ！光竜！！」


私の放った一撃は竜の姿を形作り、まっすぐアルドに向かって飛翔する。
そしてその光の竜はアルドに向かってその牙をむいた。


念の奥義「光衝怒涛」である。
この技は自分のイメージを念の力に乗せて一気に放つ。


人によってはその姿は虎であったり、鳳凰であったりと様々だが、
私が作り出したものはこの竜だった。


「・・・そっちか。」


私の声に反応してアルドは咄嗟に身体をこちらに向けた。
そして居合いの構えをとり、光竜の接近に備える。


どうやらアルドは光竜の一撃を必殺の一振りで迎撃するつもりのようだ。


「そうは・・・させないわ！」


私は咄嗟に右手を振った。


すると私の意志に反応し、光の竜は一旦上方へと身を翻す。
この技の奥義たるゆえんは放った念を自分の意のままに動かせる点にあった。


---------------------------------------------------------------------


（ちっ、中々にやってくれる・・・）


俺は心の中で舌打ちした。
ここまでは完全にレシエのペースだ。


あいつは俺の身体の状態も性格も完全に見抜いている。


その上で戦略を練り、自分のペースになるよう戦っているのだ。


（どうやら俺の言葉をきちんと受け止めてはくれたようだな。）


今のレシエは感情のまま戦っていた以前とはもはや別人だった。
念の力も格段に練り上げられているし、己と相手の力量も踏まえた上で自分が勝利するために考え行動している。


そう考えると俺は不覚にも笑みをこぼしてしまいそうになった。


（・・・だが、俺もこのままやられるわけにはいかねえ。）


レシエは放った念の一撃をどうやら俺の周囲で旋回させているようだ。
恐らく俺の反撃を察して、回避行動をさせつつ、俺の隙をうかがっているのだろう。


（だが、無駄だ。そうとわかった以上、俺は隙は見せない。
それにこれほどの念の物量を長時間維持させておくことはできねえだろう。）


長期戦へと持ち込めば俺の勝利は間違いない。
だが、レシエも最後の力を振り絞り、勝負をかけてくるだろう。


あいつはそういう女だ。


「勝負よ・・・アルド！！」


案の定レシエは旋回させていた竜を俺の元へとめがけ放つ。
だが、俺はこの瞬間を力を溜めつつ、待っていたのだ。


「おらぁ！！」


光竜の顎に向けて俺は思い切り剣を振った。


カッ！！


俺の放った一撃は光竜の動きを見事にとらえた。
しかしレシエの渾身の想いで放った竜の力は強く、俺の剣を受け止めた状態で動きを止める。


そしてそのまま膠着状態へと入った。


「ぐ・・・う・・・」


本調子の状態ではこれほど拮抗はしなかったろう。
しかしそれはただの言い訳だ。


戦いにおいて、己の体調管理などただの自己責任でしかない。


（俺は負けるわけには・・・いかねえ・・・）


そのとき俺の脳裏に二人の人物の姿が浮かぶ。
俺に心よりよくしてくれた二人。にも関わらず、俺がこの手で殺した二人。


そして俺は今、その娘であるレシエと戦っている。


己の罪を考えれば、俺はここで敗れ、倒れるべきなのかもしれない。


しかし・・・


（俺はもう負けない・・・自分の犯した罪から逃げず、顔を背けず・・・
ケジメをつけるまでは・・・倒れるわけにはいかねえんだ！！）


「うおおぉぉぉぉ！！！」


俺は渾身の力を込めて剣を振るった。


---------------------------------------------------------------------


バシュウ！！


アルドの放った一振りは私の一撃を周囲の空間ごとなぎ払った。
満身創痍のあの身体のどこにこれほどの力が残っているというのか。


「さすがね・・・アルド・・・」


私の放った「光衝怒涛」には文字通り私に残った全ての力を注ぎ込んだ。
だがアルドは鬼手の力も使わず、己の力のみで私の「光衝怒涛」を打ち破ったのだ。


その底力には心より敬意を表するしかない。


（けれど・・・）


私は地面に膝を着きつつ、わずかに笑った。


「ここまでだなレシエ。」


アルドは立ち上がり、私の方に向かって大剣を突きつけた。
最初に受けた「幻影爆砕」のダメージも抜けてきたようで、どうやら視力も回復しつつあるようだ。


「そうね、どうやらここまでみたい・・・けど・・・」


私は下手をすればその場に倒れてしまいそうなほど消耗していたが、まだ私は倒れるわけにはいかない。
苦痛に顔を歪めながらも私はアルドに対して、薄く笑った。


「・・・あなたの負けよ。周りを見てごらんなさい。」


「何・・・？」


私の言葉に反応し、アルドは周囲を見渡した。
視力が戻ってきたアルドは周りを見て驚く。


「これは・・・花・・・だと？」


アルドの周りにはには光輝く五厘の花が咲いていた。
その花が先ほどの激突の衝撃を受けて、花びらを散らせている。


「・・・百花繚乱奥義、『念花』。これで終わりよ。」


そして私は指を軽く弾いた。


---------------------------------------------------------------------


してやられた。


つまるところ、全ては『作戦』だったのだ。


最初の分身による囮と目くらまし、そしてトドメの一撃と思われた『光衝怒涛』すら・・・


レシエは最初の俺との衝突の際、こっそりと種を撒いていたのだろう。
その行為を悟られぬよう俺の視界を塞ぎ、その気配をも悟られぬよう、分身で周囲を覆う。


そうしておいての攻撃だ。
それに対して俺は迎撃をとるしかなかった。


この結果は完全にレシエの書いたシナリオ通り、というわけだ。


俺の足元には念によって作られた花が咲いていた。
そしてその花はレシエが先ほど放った光竜の力を吸収し、極限まで膨張した状態にある。


それらは今、俺の周囲を取り囲むように咲き誇っており、とてもこの場から離れる時間はない。


ジ・・・ジジジ・・・


そして念花は火花を散らしつつ、今にも爆発しそうだ。
俺は一瞬身構えたが、やがてあきらめたように構えをといた。


「ちっ・・・」


そして小さく舌打ちだけ残し、天を仰ぐ。


バババババン！！


その時、周囲に５発の銃声がこだまする
いや、下手をすると一発の銃声にしか聞こえなかっただろう。


それほどの早打ち音だった。


放たれた銃弾は周囲の花を打ち抜き、同時に溢れ出した冷気により、一時的に念花の活動を停止させた。


「おーっと、ここまでだ。この勝負は俺が預かる、ぜ。」


そして俺とレシエの前に一人の男がその姿を現した。


---------------------------------------------------------------------


「ダイン！邪魔をしないで！！」


私は叫んだ。
その場に現れた男・・・ダインは銃を担ぎながら薄く笑った。


「レシエちゃんとアルドの間に何があったかは知らないけどよ。今アルドを殺されちゃ困るんだよ。」


「・・・どういうこと？」


ダインの言っている意味が私にはわからない。


「まあそいつはおいおいわかる。それにレシエちゃん、復讐からは何も生まれない、ぜ。」


「あなたに何がわかるというの！？」


「・・・わかんねえな。けど、アルドを殺してどうなる？いや、元々殺す気なんてなかった、か。」


ダインのその言葉に私ははっとなる。
何故ダインがそのことに『気付いている』のか。


「大方アルドの覚悟が見たかった、ってところかな。それと過去においてアルドの罪とレシエちゃんの自責の念が
衝突した結果のやりきれない行動・・・か。気持ちはわかるが、もっと他にできることがあったんじゃないのかい？」


もはや絶句するしかなかった。
ダインは完全に私の心の内を『見抜いて』いる。


「あなた・・・どうして・・・」


私は思わずつぶやいたが、ダインは笑うだけである。


「さあ、なんでだろうな？しかしまあとりあえず帰ろうぜ。このままじゃ風邪ひいちまうし、な。」



----------------------------------------------------------------------


消耗しきった私達にもはや戦う力は残っておらず、大人しくその日は休むしかなかった。


「・・・」


酒場へと戻ったアルドと私は終始無言だったが、あんなことがあったあとだ、それもやむを得ないのだろう。


結局アルドの鬼手の呪いは解けてはいなかった。
どうやらロータスは直接鬼手の呪いには関わっていなかったらしい。


結局振り出しに戻っただけである。
いや、私のアルドの確執を考えると、元通りとも言えないところではある、が。


「暗いなぁ・・・もうちょっとなんとかならないのかよ。」


私とアルドの様子を見かねてか、ダインは呻く。
けれど私は特に何か話そうという気は起きなかった。


それはきっとアルドも同様だったのであろう。


その様子を見たダインはふー、と大きなため息をついた後、やがて諦めたかのように重々しく口を開いた。


「じゃあしょうがねえからそのまま聞いてくれ。重要なことだ。
少なくとも二人にとっても興味のあることだと思う。」


ダインの表情は真剣そのものだった。
少なくともいつもの冗談を話す前の仕草ではない。


私はなんとなくそう感じ、ダインの方へと向き直った。


「・・・どういうこと？」


そしてダインに当然の疑問をぶつける。
ダインは軽く首を振ってから話し出した。


「・・・正直なところ、俺も今まで話すべきかどうか迷っていた。
まだ会ったばかりってこともあったし、何よりあんた達を巻き込みたくもなかったし、な。」


ダインは続ける。


「俺は『城主の宮』にて衝撃的な事実を知った。嘘だと思いたかったが、そうもいかなかった。
だが、それが真実かどうかわからないうちにうかつな行動を起こすわけにもいかない。まずは裏づけが必要だったんだ。」


城主の宮
それは私とダインは初めて出会った時のことだ


私とアルドはダインから依頼を受けて、城主の宮へ潜入した。
その奥でバカルの僕、『ジグハルト』と戦ったのだが、その結果はまだ私の記憶に新しい。


「結論から言おう・・・バカルは生きている。」


その言葉にアルドは驚き、私は目を見開いた。
それほどダインの言葉は衝撃的だった。


「そんな！ありえないよ！！だってバカルは天界人との戦争で・・・」


ダインの言葉にキリが激しく反論する。
キリは私達の様子を見るために酒場へとやってきていた。


もしかするとダインが呼んだのかもしれない。


「ああ、俺もそう思っていた。だがその裏付けももうとれている。」


そこまで言ってダインは部屋の隅にあった椅子に腰を下ろした。
そして大きく息をつく。


「そうだな・・・順に話すとしようか。まず何故俺が城主の宮を出た後、レシエちゃんの後を追ったか、だ。」


確かにそのことについては私も不思議に思ってはいた。
興味本位の行動にしては極寒の地ストームパスまでやってくるのはどうにもやりすぎな気がする。


「暴龍王バカルは業の深い使途だった。魔界を追われた奴は魔界と地上の中間地点である、天界にいつくことになった。」


その話は私も知っていた。
元々は第９使途だったバカルだったが、あまりにも危険な存在であったため、使途の座を追放されたのだ。


「バカルの強大な力に対抗する手段を持たなかった天界は瞬く間にバカルによって支配された。
しかし天界を支配したバカルは、地上界をも征服しようともくろんだ。」


そのためにバカルがとった行動は、地上に自分の分身を放つことだった。それらは３大龍と呼ばれており、
狂龍ヒスマと死龍スピラッジ、そして冷龍スカサ・・・


バカル本人は天界人との戦争の末倒れた・・・いや、正確には眠りについた、というべきか。
しかし地上に既に放たれている３大龍はそのまま活動を続けていた。


狂龍ヒスマはその昔、英雄「カザン」と「オズマ」によって既に倒されている。


死龍スピラッジはダークエルフとの戦いで倒されたが、完全にはしとめられなかった
ために、今もなお頭だけ封印されている。


「冷龍スカサ。こいつは今もストームパスの奥地にて眠り続けている。
だが、最近スカサが目覚めるといううわさを聞いたんだ。」


そこまで話した後、ダインは一息ついた。
冷龍スカサのうわさは勿論私も聞いたことがあった。


「俺の目的はスカサが目覚めるといううわさが真実かどうか確かめることだった。
何故ならスカサが目覚めることはすなわち、バカルが目覚めることにもつながるとそう考えたからだ。」


ダインの話の内容にアルドも、他の皆も黙ったままだ。
それはあまりにも衝撃的であったことと、ダインの言葉が悪い冗談だと言い切れなかったことが原因に違いない。


「バカルは幸いまだ眠っている状態だ。だが、それもいつまで持つかわからない。
奴の目覚めを止める手立ては唯一つ。それはバカルが目覚めるその前に、天界へ行き、奴を倒すことだ！」


「天界へ・・・けど、どうやって・・・」


私は言葉を濁した。
ダインもキリさんも天界人だが今は地上にいる。


それは地上と天界への道が閉ざされているからではないのだろうか？


「方法はある。それはバカルの分身である３大龍を全て倒すことだ。」


ダインは言った。


「天界への道はバカルの魔力によって閉ざされている。それはイコール、３大龍の魔力によるものだ。
バカル当人はまだ眠っているわけだから、な。３大龍から発せられているバカルの魔力さえ弱まれば、飛行船『マガタ』によって天界までいけるはずだ。」


なるほど、確かにダインの仮説は理に適っている。
私は口を閉じたまま、ダインの話を聞いていた。


「だが、今天界は反政府組織『カルテル』との戦いの真っ最中だ。今天界にバカルに対応しうる戦力はない。
本当は地上の王宮の人間にも協力を要請したいところなんだが・・・」


「今はまずい、と？」


口を挟んだのはキリだった。
恐らくキリにも何か心あたりはあったのだろう。ダインは無言で頷いた。


「無駄に騒ぎを起こすだけだ。信用されるかどうかも疑わしいし、な。
それに今の王宮には他の争い事に手を貸すほどの余裕はない・・・そのことはシュシアさんの方が詳しいだろう。」


ダインはそこまでいってシュシアさんの方を見た。
シュシアさんは一瞬驚いたようだったが、すぐに思い当たったのだろう。


一瞬迷ったような表情を見せた後、躊躇いながらも口を開く。


「・・・今王宮はダークエルフ達との抗争で手一杯です。
それにより多くの冒険者達も王宮に派遣され、冒険者ギルドは人手不足状態に陥っているのです。」


数年前より、過激なダークエルフ元老たちによって、ダークエルフと帝国間の戦争が勃発した。
事の発端は、ダークエルフの街に伝染病が広まったことだった。


ダークエルフ達はこれが人間の仕業だと誤解し、人間に宣戦布告したのだ。


それ以来ダークエルフと帝国の間はにらみ合いの状態にある。


「そう、ようするに今は天界も地上もてんやわんやの状況だ。もしこの状況でバカルが目覚めれば・・・どうなる？」


「どうなる・・・って。」


それはまさに考えうる最悪の状況だった。
対抗する力を持ち得ない天界がまずバカルによって滅ぼされるだろう、そしてその後は・・・


「地上世界・・・まさかそんな！」


私は叫び声をあげた。


そこで突然ダインは地面に手をつき、頭を下げた。
そして私とアルドに向かって頼み込む。


「頼む！力を貸してくれ！！俺はなんとしても天界に戻り、このことをみんなに伝えなければならないんだ！！」


ダインは必死だった。
その表情にはいつもの軽さは微塵もなく、ただただ必死に頭を下げる。


「ダイン・・・」


私はただ呆然とダインを見つめていた。
ダインに対してかける言葉が思いつかなかったのだ。


「ダイン、一つ聞きたい。」


しかしそこでアルドが割って入る。
私は反射的にアルドの方を見た。


「俺の鬼手は天城にいる間ずっとバカルの魔力に反応し続けていた。それはつまり・・・」


「・・・おそらくあんたの呪いの発端もバカルの魔力によるものじゃないかと、俺は考えている。」


ダインはアルドの問いにそう答えた。
アルドは少し考えた後に、ニヤリと笑う。


「いいだろう、俺はお前に協力するぜ。用はバカルのヤロウを倒せばいいだけだ。
俺の目的とも重なるし、な。簡単な話じゃねえか。」


「・・・すまない。恩に着る。」


ダインはアルドに向かって再度頭を下げた。
しかしアルドはダインに顔をあげさせ、右手を差し出した。


一瞬ダインは戸惑ったが、やがてガッチリとアルドの手を握り返した。


（そうか、そうだったのね・・・）


私はようやくダインの一連の行動の意味を知った。
私が自分の想いで頭を一杯にさせている間もダインは一人戦っていたのだ。


アルドに死なれたら困ると言ったその理由も、バカルと戦うことになるであろう今後において、アルドの戦闘力は欠かせないものになるであろうと考えたからに他ならない。


私は自分の今までの行動が急に恥ずかしくなった。


「私にも・・・私にも何かできることはないの！？」


そして私はたまらず声をあげた。
正直私ごときの力が必要になるとは思えない。


けど私はアルドに、ダインに対して、何かしなければ気が治まらなかった。


「レシエちゃん・・・気持ちはありがたいが・・・」


ダインはそこまで言って言葉を詰まらせた。
私にはダインの意図がすぐわかった。


確かに私が行ったところでただの足でまといにしかならないだろう。
しかしそれでも、このまま黙っているだけなんて私にはできなかったのだ。


「レシエさん。どうでしょう、アルフライラに赴かれては？」


そこで助け舟を出してくれたのはシュシアさんだった。
私は思わずシュシアさんの方を見る。


「あそこには大いなる念の使い手『ブリーズ＝イレップス』さんがいらっしゃいます。あなたの修行の手助けにもなると思いますし、何よりレシエさん、あなたには『死龍スピラッジ』の調査をお願いしたいのです。」


シュシアさんのその提案にダインは顔を輝かせる。


「それはいい！レシエちゃん、是非そうしてくれないか？俺達はまずストームパスに行き、スカサを探す。
そしてあわよくばまだ眠っている状態のスカサを倒す！そうすれば残るはスピラッジだ。」


「なるほど・・・な。」


そこでアルドが呟く。
アルドは腕を組んだ状態で顔だけこちらに向けている。


「お前の念の力はアルフライラの方が生きる。そういった意味でもレシエ、お前はアルフライラに行くべきだろう。」


恐らくアルドはアルフライラにも行ったことがあるのだろう。


「・・・わかった。私はアルフライラに行って修行も兼ねて調査してくる。
そして何かわかったら連絡するわね。」


私の拳に力がこもる。私は嬉しかったのだ。
こんな私にもできることがある。


例え戦力にはなれなくとも、アルドやダインのため、そして世界のためにできることがある。
それが私にはたまらなく嬉しかった。


「それと、レシエ。」


「・・・何？アルド。」


アルドは一旦私に呼びかけてから、少し気まずそうに間を開けてから再度口を開いた。


「俺はお前にはいくら謝っても償いきれねえ。けど、いつか、俺なりのケジメをつけてみせる。
そのときにまだ俺のことが許せなければ、そのときは好きなようにしてくれりゃいい。」


「アルド・・・」


アルドは少し俯いた状態でそう言った。


「・・・わかった。それまであの一件については保留にする。けど、一つだけ聞いていい？」


「・・・なんだ？」


私の発言にアルドは顔を上げる。


「私が見たあなたの意識は村に入ってからだった。あなたは村に『入る前』のことは覚えていないの？」


私の問いに対して一瞬アルドは戸惑ったようだった。
それは意味がわからないというよりは、何故そんなことを聞く？そんな感じだった。


「・・・いや、覚えていない。俺の記憶にあるのはあの村に入ってからだ。
それ以前のこと・・・いや、そもそも何故あの村に行ったのかさえ俺は覚えてねえ。」


「・・・そう。」


その答えに私はなんだか納得がいった。
そして私は顔をあげて、アルドに向かってささやきかける。


「いつかあなたが過去のことを振り切って、そして私も過去のわだかまりを捨てられたとき、あなたに伝えたいことがあるの。」


「どういうことだ？」


「いつか・・・そう、いつかきっと。だから約束して、あなたは決してその時まで死なないって。」


私はそう言ってアルドに対して手を差し出した。
アルドは訝しげな表情をしていたが、私がそれ以上話そうとしないことを悟ったのだろう。


やがてアルドも右手を差し出した。


「・・・わかった。約束しよう。」


グッ


私とアルドは互いの誓いの証に硬く握手を交わした。


「最後にもう一つだけ伝えておきたい。俺と戦ったときのあの感覚を忘れるな。
俺だけじゃない、お前も生きるために戦い続けろ。そうすればお前はもっと強くなれる。」


アルドは私にそう言ってくれた。


「アルド・・・」


私は嬉しかった。
アルドに私の力を認めてもらえたことが。


それはなにより、以前は強く否定された私自身をアルドに認めてもらえたようなそんな気がしたから。


ゴホン！


そのときワザとらしい咳払いをきっかけに、私とアルドは互いの手を離す。


「お取り込み中申し訳ないんだけどさ。そろそろ時間も遅いし、今日はもう休むとしようぜ。」


「あ・・・うん。ごめんなさい。」


私の様子を見てシュシアさんはクスクスと笑った。
対するアルドはというとバツの悪そうに自身の頭をボリボリと掻いた。


「とにかく行動は明日からだ。皆それぞれ体調を整えて、旅の支度を整えておいてくれ。
すまないが、よろしく頼むぜ！！」


ダインはそう言ってから手荷物を持って自室へと去っていった。


「あたしはマガタについて調べておくよ。確かウエストコーストの『マルレーン・キツカ』さんがマガタを持っているって聞いたことがあるんだ。それにあたしは戦闘はこなせそうにないし、ね。」


そう言ってキリは自分の足を恨めしそうにみた。
本当はキリも戦いたいんだろう。


悔しそうに唇を噛むその仕草でその気持ちは痛いほど伝わってきた。


「だからみんなも頑張って！それじゃあね！！」


そういい残してキリは去っていった。


「私は引き続き情報を集めておきます。もしかすると他に協力いただける冒険者も出てくるかもしれませんし。」


シュシアは言った。確かに情報収集に関してはシュシアさんほど適任の人もいなかったし、事実それはすごくありがたいことだ。


「とにかく皆さんもゆっくり休んでください。それと、くれぐれも無理をなさらないように・・・」


「ええ、ありがとうございます。おやすみなさい。」


私はシュシアさんに礼を言った後、私も自室へと向かった。
そしてその途中でアルドと目が会う。


ボスッ！


そして私は素早くアルドのお腹に向けて軽くストレートをお見舞いした。
その衝撃で軽い音を立てる。


「私は私にできることをやる・・・。あなたも、ね。」


「ああ、わかってる。・・・俺は戦うことしかできない男だからな。」


「それじゃ、お休みなさい。」


アルドは私の挨拶に対し、後ろ向きの姿勢で軽く手だけ振り、自室へと引き上げていく。
その姿を確認した私も与えられた部屋へと向った。


自室に入り、身体をベッドに投げ出した私は呆然と天井を見上げた。


（私はもう過去は振り返らない・・・だから、あとは進むだけよ。）


決心を新たにした私は身体を休めるため、そのまま目を瞑った。


-------------------------------------------------------------------------------------------------------


そして話は現在へとさかのぼる。


アルドとダインはストームパスへと続く山道に進んでいき、私は反対側の麓に下りる道へと進んでいった。


これから私達の進む道はどこへと通じていくのだろう？
そこに希望はあるのだろうか？ひょっとすると絶望だけが待ち受けているのかもしれない。


だけど私達はもう振り返らない。


何故なら進むべき道が見えたから。
ならば進もう。


（きっとそれが未来へと続く唯一の道なのだから。）


[[関連サイドストーリーへはこちら&gt;アルド：『灰色の剣士』]]

[[第１１話へはこちら&gt;第１１話「格闘家レシエの章 ～シャローキープ～」]]    </description>
    <dc:date>2012-09-12T01:23:26+09:00</dc:date>
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