ジャイアントハルヒ 地球が静止する日
ナレーション:来るべき近未来、人類は第三の感情革命萌えの発明によってかつてない繁栄の時を迎えていた、だがその輝かしい平和の影で激しくぶつかり合う二つの力があった、世界征服を策謀する秘密結社NERV
NERV:われらのビッグリリスのために
ナレーション:かたや彼らに対抗すべく、様々な時間平面より集められた正義のエキスパートたち、SOS団、そしてその中に史上最強のツンデレ、涼宮ハルヒに翻弄される一人の少年の姿があった、仇名をキョン
キョン:勘弁してくれ、ハルヒ
(あらゆる展開を吹っ飛ばしていきなりクライマックス)
電線を持ち上げ浮上する初号機シンジ:ははは、ははは、見ていろ、アダム無しで決着をつけてやるルリ:じゃあ、まさか赤木リツコ:予想どおり初号機がジオフロントに現れたのよルリ:でも、予想よりはるかに早いじゃないですかキョン:赤木博士、ジオフロントってあのリツコ:そう、つい一週間前に開設された、地球に残された最後のATフィールド研究所、そして、その地こそが、十年前までゲヒルンといわれた場所よキョン:ああ
ジオフロントへ直進する初号機シンジ:そう全てはここから始まったんだ、いくら名前を変えてその地を浄化しようしても無駄な事だよ、何故なら貴方達が平和の象徴としているその研究所の地下こそ、僕の父さん碇ゲンドウが眠る地なんだ、そう汚名を着せられた無念とともにな。見ていてよ父さん、全てはここで始まり、全てをここで終わらせるんだ
初号機の前に長門有希が立ちふさがるシンジ:うん、人?
リツコ:失敗したわ、私ははまた、肝心なときに判断を誤ってしまったのねルリ:いえ、せめて先に有希姉さんにあちらに向かってもらったのが救いですリツコ:しかしそれではあまりに犠牲が大きすぎるわルリ:まさか姉さんはリツコ:いえ、有希は間違いなくつかうわ、誰も抵抗する事はできない、その名の通りの能力を
長門:……迫り来る初号機を前に微かに微笑み、カーディガンを脱ぎ捨て、セーラー服のリボンを緩める長門シンジ:何をするつもりなんだファイティングホーズをとり、無表情でシャドウボクシングを始める長門シンジ:ふっ笑わせるね、まさかこの初号機に素手で挑むつもり?長門:……その通り、貴方などこの静かなる長門ひとりで十分と判断したシンジ:なに長門:……
光を発し、大怪球に向かって行く長門、情報爆発のカット
泣き崩れるリツコリツコ:ああっ、全ては私の責任よ、何もかも私の判断ミスだった、私が最後まで碇司令を信じたいと願ったばかりに、ゆ、有希まで。せめてこうなる前に、アダムを壊しておくべきだったわキョン:いいえ、赤木博士の責任じゃありません、こんな事が予測できるわけがないじゃないですかルリ:でもまさか、彼等がアダムを諦めるとは誤算でしたキョン:ルリちゃん突如岩陰からEVA弐号機が現れるアスカ:あはははははははキョン:あ、あれはルリ:まさか、EVA弐号機アスカ:その通り、よく知ってるわね。ま、アタシの知名度からすれば当然だけどルリ:十傑衆、セカンド・ザ・レッドアスカ:その通りよ、さぁアダムを返してもらいましょうかルリ:いけません、彼女等はこちらの九大天王がいないのをいい事に、ここまで入り込んで来ましたアスカ:あははは、アタシだけじゃないわ、見なさい!
ナイフを振りまわす女にリズミカルに物体が切断されていく、迎撃に出る守備隊守備隊:うわぁー、おのれ狼藉者守備隊も文字通り真っ二つにされていく生徒会長:何者だ、名を名乗りたまえ目の前に指を突き出され怯んだ所を両断される会長朝倉涼子:ふふふ、いいわ、私の名は素晴らしき朝倉涼子ケンスケ:じ、十傑衆がトウジ:一度に二人やと?!朝倉:いえいえ、君たちは運がいいわ、今日は特別でね、もうひとり来てるのよ
川を船で渡ってくる警備部隊、先頭に鶴屋さんと朝比奈みくるみくる:常備隊に限らず動けるものは全員出撃してくださーい鶴屋:あたし達の本拠地を敵に落とされるは、めがっさ恥辱さね!みくる&鶴屋:みんな、がんば(ってください/るにょろ)警備隊:おおーその前面の橋に立つ青銀の髪に赤い眼の少女、水しぶきが上がり異形の軍団(人間サイズのEVA量産機)が姿を現すEVA量産機:眩きは月の光、日の光、正しき血筋の名の下に、我等名前を量産機量産機:直系のレイ様、まずは我等にお任せを黙って頷く綾波レイ、警備部隊に幅広の剣で襲い掛かる量産機量産機:とお弓で迎撃に出る警備部隊みるく:ふぇ、ふええーアキトのカプセルの前にたどり着くキョンキョン:ア、アキトさん アキトさん、アキトさんカプセルを叩くキョン、重しをみつけそれを叩きつけようとする朝倉:手伝ってあげましょうか?キョン:ああ朝倉:但し、真っ二つよキョン:ああキョンの前に立ちふさがり朝倉涼子のナイフを身を呈して防ぐエステバリス達キョン:ルリちゃん!ルリ:言いましたよね、私ははマシンチャイルドだって、早く逃げて下さい、ここは私が何とかします朝倉:ちぇっナイフを振りまわしエステバリスを攻撃する朝倉、重しでアキトのカプセルを叩き続けるキョンルリ:素直に私のの言う事を聞いて下さいキョン:嫌だね、これじゃ何のために皆死んでいったのかわからなくなっちまう、水銀灯も、深紅も、俺の周りには素晴らしい人だちばかりだった、それに俺はルリちゃんのような子供を見捨てて逃げることは出来ない、何が犠牲なんだ、こんな、こんな犠牲なんて必要ないだろ、もし、ルリちゃんの言うように、アキトさんを犠牲にしてまで戦うのがSOS団なんだったら、俺は、俺はそんなものはくそくらえだルリ:手札が尽きましたか真っ二つになる最後のエステバリス、二つに分かれて両側に崩れ落ちる朝倉:残念だったわね、盾がいなくなって、さぁアダムを回収させてもらうわよ両手を広げ身を呈してルリと背後のアキトの入ったカプセルを守るキョン朝倉:ふはははは あはははは いいわカプセルが光を放つ朝倉こ これは、う、あ光を放つカプセル
倒される神人アスカ:相方のいない神人など所詮この程度ね、なら今の内に ん?キョンのいる地点を中心に光が広がって行く
朝倉:まさか その中で うわぁぁキョン:アキトさん目覚めるアキト
退却する量産機量産機:引け、引けぇ光に飲まれるアスカアスカ:うわぁ光に飲まれるみくる&鶴屋みくる&鶴屋:うひゃー
キョン:アキトさんアキト:ありがとうキョン、俺も決心がついたよ、今まで自分の能力を使うのを恐れていたんだ、でも今しかその時がないのがわかったキョン:で、でもアキト:俺も確かめに行くんだ、キョンが涼宮さんを信じるように、俺もシンジを信じて、このアダム
ジャイアントハルヒ Episode-6 罪と罰全てはビックリリスのために- THE END
ナレーション:さぁ風雲急をつげる大展開、うずまく十傑衆の疑問の中。このままシンジが作戦を完了させるのか 初号機に立ち向かう長門の能力はそれを阻止できるのか、いよいよ決戦の場をジオフロントと名を変えたゲヒルンの地に移し、地球の静止をかけた全ての決着のためにアキトが跳ぶ、そして全ての謎が明らかにされる今、ただ一人不適な笑いで傍観する女がここにいた喜緑:うふふふふ、そうですこれでいいんです まさしく役者が揃うのですそう、何もかも私の思うがままですね、うふふふふ
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LastEpisode? 大団円-散りゆくは、さび付いた鋼鉄の碇-ナレーション:来るべき近未来、人類はゲヒルンの惨劇から、十年の時を経て、再び全地球規模のアンチATフィールド発動の恐怖に脅かされていた、そして自我を保つATフィールドが使用不能となった地域では、人々はLCLの海に解け、自己と他人の区別を失って、なすすべもなく七日目の夜を迎える事になっていた。 そんな中、北高では地上の全て人類のATフィールドまでを一瞬にしてふきとばすロンギヌスの槍と初号機、そしてアダムを巡り、NERVとSOS団の戦いが空を赤く染めていた、また一方では十年前の真実の元、若き復讐鬼となったサードチルドレン、すなわち碇シンジが、ジオフロントと名を変えたゲヒルンの地に姿を現す、がしかし
シンジ:何長門:……行くシンジ:まて確かこの女、SOS団九大天王のひとり、TFEI、静かなる長門長門:……その通り、そしてこれこそ自分と引き換えにうつ地上最大の情報改変、ビッグバン・改変硬く握った長門の拳からエネルギーがあふれ出すシンジ:これが噂の禁断の技長門:……その通り、だが今日こそはそれを行う、なぜなら諸刃の刃は私だけではない、そう、テンカワアキトも、水銀灯も、深紅も、皆自分との戦いだった、でも私は誰一人として救えなかった、何もしてやれなかった、そんな自分にエラーが発生している足から火花を散らして初号機に向かう長門シンジ:死、死ぬ気?!長門:……もうこれ以上の犠牲はたくさんアキト:ならやめてくれ、有希ちゃん長門:……
北高、緑色の光が辺りを覆う古泉:ぐ テンカワさんEVA弐号機ごと光に巻き込まれるアスカアスカ:しまった、こんなものに巻き込まれるとは、ファースト!レイがアスカを救い出すレイ:ダンケ、助かったわ、でも、まさかこれほどのものとは、まさしく驚きよね石と一体化して動けなくなっている朝倉朝倉:そ、惣流さん、助けてアスカ:ええ、待ってなさい朝倉:ああ、まさかあんなもので、うう、な、何をレイが見つめる視線の先で朝倉の身体がLCLに変わっていくアスカ:ふふ、さすがの十傑衆もこうなってはお終いね、生きて恥を晒すのもつらいだろうから、助けてあげるわ、ねえファースト朝倉:あ、貴女アスカ:さあ、行くわよ、レイ朝倉:よ よくもナイフを投げるがATフィールドに阻まれ、そのままLCLに変わる朝倉 ぴしゃりとLCLが跳ねる
シンジ:おおっ国木田:これは一体なんなのね喜緑:うふふ、どうやら役者が全てそろったようですね、なら、いよいよ私の地球静止作戦の本当の始まりなのです阪中:な、なんて事なのね、これは北高なのねー
シンジ:な、なんて事だ、わかっているですか、アキトさん、こんな巨大なボソンジャンプを行えば、ジャンパーの貴方ははただではすまないんですよ
よたよたと崖を歩くリツコ、猫をあしらった灰皿を前に腰を落とすリツコ:なのに、なのに、これでは同じです、十年前のあの日あの時なにもかも、そして私にはまた見ている事しか許されないのですか碇司令、ゲンドウさん
落下する神人、顔にはキョンが乗っているリツコ:はっ、ここはジオフロント、そして、神人、勝てる、勝てるわ、今度こそ、あの初号機に
光を放つネルガル研究所、停止して動かない初号機シンジ:さすがの大怪球も相当なダメージを受けたみたいだ、仕方ないサブシステムに切り替えるシンジがロンギヌスの槍を見やってシンジ:……まさかね
ケンスケ:急いでください、ぐずぐずしないでトウジ:動けるものは人馬に関わらず救助するんや鶴屋:ここはすぐに崩れるさ、相田くん、鈴原くんは旗を振って陣形を整えるにょろよ古泉:そうです、初号機が動きを止めている、今のうちです、あ、貴方も無事だったんですか谷口:それよりも古泉:ええ、わかっていますみくるがウェイトレス姿で人を捜しているみくる:赤木博士、赤木博士はおられますか?国木田:朝比奈さん、ここです、ここにいらっしゃいますみくる:ええと、キョンくんの友達の人……、なんですか、あれは?神人の全身に管が通されているみくる:なんなんですか、これ? 神人をを今更どうするつもりなんですかぁ?阪中:そ、それは遠くからキョンの声が聞こえてくるみくる:あれは、キョンくん?キョン:俺は嫌です、俺にはわかりません、どうしてなんです、赤木博士には説明出来るんですかリツコ:すまないわねキョン君、確かに神人は上海で一度敗れた、もちろんその危険は承知しているつもりよ、だか、例え神人の中に涼宮さんがいるという大きなリスクがあろうともキョン:俺が聞きたいのはそんなことじゃありません、どうしてアキトさんを助けようとしないんですか、アキトさんがアダムと初号機と槍を三つ揃えようとしているからですかリツコ:そ、それはキョン:確かに、何故アダムを持っていったかはわかりません、でもだからってアキトさんを見捨てて戦うなんて、そんな事、そんな事俺には鶴屋:キョンくん、我が儘はいけないさキョンの肩をそっと押さえる鶴屋キョン:あっみくる:鶴屋さん……鶴屋:いいかい、キョンくん、誰もアキトさんを見捨てたいなんて思っちゃいないんだ、ただ、精一杯やれることをやるしかあたしらにはないのさリツコ:しかし鶴屋:リツコさんも、はっきりいってやった方がいいさ。アキトさんはもう手遅れだと、めがっさ巨大なジャンプをやらかしたんだよ、キョンくんもも聞いているだろうけど、後に待っているのは、ジャンパーとしての宿命だけなんだよ……
息も絶え絶えに蹲る初号機に向けて進むアキト、顔面が発光している喜緑:ですが、せっかく亡きお父様に招かれた様にここまで来たんです、もう少し頑張ってほしいものですね、そしてぜひ見事に兄弟の再会をはたし、その三つのキーを揃えた時こそ、この作戦の本当の目的が達成されるのです、これ何もかも人の心を流し動かす策士の技なり、人間如きには無理ですが。うふふ、それにどうやら運命さえもこちらの味方のようですね、ふふふ
アキトの前にエステバリスを従えて姿を現すルリ
鶴屋:さぁこれでわかったにょろ、もう後戻りは出来ないのさみくる:今は何を悔やんでも始まらないんですリツコ:そう例え真実がどうであろうとも鶴屋:あたしらのなすべきは、あの大怪球をこっぱ微塵に破壊する事のみさキョン:だったら勝手にやって下さい、俺は嫌ですからね鶴屋:キョンくんのわからずや!思わず手を挙げた鶴屋にみくるがすがりつくみくる:やめてください鶴屋:離しなよ、みくる、それでは何の為の神人なのさ、あれはただの飾りかい。ハルにゃんだって子供に大きなオモチャを与えたわけじゃないよっ!古泉:ですが神人は彼にしか動かせん、それはわかっているおられると思いますが鶴屋:だからこそ、放っておけないんじゃないか!キョン:でも、ハルヒはこんな事は望んでいなかったはずです、アイツが誰かの犠牲なんて望むわけがない鶴屋:くっキョン:その答え、俺にはまだわかりません、でも、あのルリさんのようにアキトさんを見捨てるような戦い方は絶対におかしいと思います鶴屋:そうかい、でもね、そのルリルリが一番つらい思いをしたのを、キョンくんは知っているのかい? そうルリルリがどんな気持ちでアキトさんを催眠装置にかけたのか、キョンくんは知らないだろ
蹲る初号機の周囲に展開されたATフィールドごしにアキトに近づくルリ二人の間をATフィールドが遮るルリ:動かないでください。下手に近づくと危険です。せっかくここまで来たんですから、私の事はいいんです。そう、佐世保で初号機の弱点を知った時から、こうなる事はわかっていました。でも私はアキトさんにボソンジャンプだけは使わせたくなかった、こうなったらアキトさんについていく、そう思ったら同じ所へジャンプアウトしていたんですATフィールドに手を伸ばすルリアキト:やめろ、ルリちゃん!ルリ:でもやっぱりいつものようにアキトさん、貴方ははそっちで私はこっちでしたアキト:ルリちゃんルリ:いいです、私は少女ですから。私を人として扱ってくれたのは貴方が初めてでした、ありがとう、アキトさんアキト:ルリちゃんルリ:急いでください、エントリープラグは首の後ろです、そのアダムはアキトさんが信じるように好きにすればいいですからアキト:ああルリ:大丈夫です、アキトさんはきっと間違っではいませんアキト:うんルリ:いつかまた会いましょう。私、もっと成長しますからアキト:ルリちゃん立ち去るルリを見送ってエヴァの腰に取り付くアキト
鶴屋:いいかい、誰もが既に手は尽くしたんだよ。それがわかんないのならキョンくんのの勝手にするがいいさ。でもね、いきさつはどうあれキョンくんは戦うことを決意したんだ、なら、剣で大地を切る鶴屋鶴屋:この場から逃げる事は許さないよ。もし戦いのさなか、この線を一歩でも引いたら、その時はハルにゃんじゃなくてあたしが容赦しないからねっ。そこでハルにゃんへの答えをゆっくりと考えるがいいさ。いくよ、こうなればあたしたちだけでジオフロントを守るんだ!ケンスケ&トウジ:ていったって鶴屋:ぐずぐすしないで、配置につくんだよっ!SOS団メンバー:へ、へいみくる:で、でも、神人無しでどうやって戦うっていうんですか?鶴屋:あたしは知らないよ、後は運に任せるのさみくる:ええっ、そ、そんなあ ……涼宮さん、早く、涼宮さんががいないとどうにもなりませんキョン:俺は……ハルヒ……
液体と化したシャミセンに、佐々木、フクベ、雛苺、九曜、カヲルが囚われている喜緑:さていよいよですね、ですがそろそろご一緒にいかがですか、そんな所で盗み見なんてお人が悪いですよ、混世魔王佐々木さん、さすがは十傑衆のリーダー、シャミセン様の牢が効かないとは佐々木:ふん、よく言うよ、いいか、雛苺、周防さん、フクベ提督、そして渚くんにしても、相手がペンペン、零号機とボス直属の護衛団だからこそ、何の抵抗もしなかっただけの事さ、その気になれば突破する事など、ほらアキレスの牢を突破する佐々木喜緑:もちろん、十傑衆の皆様のお力はよく承知しております、だからこそここは黙って見ていてもらいたいのです佐々木:君に言われるまでも無いよ喜緑:それは結構な事ですね、ではシャミセン様十傑衆を完全にとり込むシャミセン佐々木:今しばしの辛抱だからね、みんな喜緑:どうしました佐々木さん、さぁお楽しみはこれからですよ、そう、これが破滅への幕開けなのです
ネルガル研究所アナウンス:第二警報発令、第二警報発令、レベル4以下の所員は至急シェルターへ避難せよ、第二警報発令、第二警報発令阪中:急ぐのねー、同胞居住区より格納開始、防御担当は第三エリアからトウジ:地上の非難員は所定のエリアに関わらず、急ぎシェルターへ避難するんや国木田:これより特別防御体制に入るよ、シールド及びハッチ全段階始動みくる:メガレウス、シールド及びハッチ全段階指始動でしゅ鶴屋:ネルガル研究所、緊急避難体制ダンクオメガいいにょろアナウンス:初号機はスピードをあげセクター001へ接近、到着まで三分と25秒リツコ:急ぎなさい、ネルガル研究所、メイン炉心始動所員:始動、始動、始動アナウンス:ネルガル研究所対初号機体制完了リツコ:さすがは有希ね、準備は完全でした、ですが、この戦い、やはり鍵を握るのはキョン君、貴方よキョンの横を通過する初号機キョン:あシンジ:ははは、どうしたんです、キョンさん、何をそんな所でぼんやりしてるんですか、えぇ?見ればなにやら神人に細工をしたようだけど、無駄と知って諦めたんですか。ならば神人をおしつぶそうとする初号機キョン:ハルヒ、うわシンジ:ははは、貴方とはお互い同じような境遇、少しは骨のある人かと思ってましたが、所詮はここまで、だからそこでゆっくり見ていて下さい、誰かの願いを叶えるという事がどれほど素晴らしい事か、そしてどれほど喜ばしい事か、それを貴方の分までなしとげて上げますから、ははは、はははキョン:くっシンジ:いくぞネルガル研究所、僕はこの日のために十年間の耐えがたきを耐え、忍び難きを忍び、復讐を果す事だけを夢見て生きてきたんだ、そしてお前たちに碇ゲンドウ僕の父さんの無念を思い知らせてやるキョン:お、俺はシンジ:逃げることなどキョン:戦うこともキョン&シンジ:もう何も出来ない喜緑:それこそが、私の思うがままですシンジ:くらえ
所員:おお、うわシンジ:さぁ、この世のATフィールドよ消えてなくなれ拡大していくアンチATフィールドシンジ:ははは、ははは、これだ、これを見たかったんだ、汚れた出来事を忘れ去るために作られたこの地が、偽善の名の化粧をはぎ落とし、再びその正体をあらわす姿を。そうこのゲヒルンを地上から消してしまうことなど、誰が許されよう、ははは、お前たちは今度こそ自分を失い、LCLにその身を堕とすがいい、父さん、ご覧になっていますか、この美しい景色を、はははキョン:こ、これが幸せのための犠牲、時代を超える為の不幸、でも
佐々木:な、なんと言う事、このままではどのような結果を得ても、NERVはおろか人類に残されるのは破滅しかない、それがわかってやっているのか喜緑江美里喜緑:ふふふ何をおっしゃいます、考えても見て下さい、NERVの目的は世界征服。ですが、その為にとって来た手段は常に破壊だったではありませんか佐々木:だがこれでは何の意味もないだろう銅銭を展開させて喜緑に向かう樊瑞、カマドウマがそれを阻む佐々木:この喜緑江美里の犬が、僕に勝てると思うか喜緑:慌てないで下さい、いいですか、全て間違いなく我々の目的の為なのです、何故ならこの作戦の真の立案者は、我々のビックリリス様ご本人なのですから佐々木:な、何、そんな、何故です、ビックリリス様、何故ビックリリスの目がゆれる、何かに気づく佐々木喜緑:さぁご納得がいきましたなら、ご一緒にフィナーレを鑑賞しようではありませんか。そう、あの少年たちの行く末を
量産機A:うむ、これは一体どういう事だ、何故我々までもがこんな事を、いや、おそらくはこれも江美里様の狙い通りに違いない量産機B:ならば量産機A:うむ、事態に急変あらばこの袋を見よとのこと、……なるほど
シンジ:これでお終いとは、他愛がないね。でも、これでもうSOS団は再起不能、うお、バリアだって、ん、ネルガルにまだ何か残っていた? 何太鼓を叩きバリアを発生させる阪中シンジ:彼女はアンチATフィールドの中でどこからあんなエネルギーを、まさかリツコ:考えてみれば、全ての答えは簡単だったのよ。何もかも碇司令があの時に教えてくれていたんだから。碇ゲンドウのカット碇ゲンドウ:これが私の命を掛けた、償いだリツコ:そう、あのアンチATフィールドが発生する瞬間、相転移エンジンは必ず反作用をおこし、一時的な暴走エネルギーを生みだすのです、そしてこちらがオーバーロードする前に、その反作用エネルギーを取り出し、阪中さんの共鳴能力で、高出力のバリアを出す、本来ならばジオフロント全てのの反作用で立ち向かうべきところを、今はこのネルガルの炉心を守るので精一杯リツコ:なるほどリツコさん、あなたも生き延びていたんですか、だがこれでアキトさんの事も納得がいくリツコ:シンジ君、貴方はシンジ:うるさい、真実を知りながら何もしなかったあなたこそ、全ての罪を負うべきだ、さあ、あなたの小細工がこの初号機に歯が立つかどうか今見せてやるリツコ:なんというアンチATフィールドシンジ:ははは、さあ落ちろネルガルバリアを突破する大怪球、弾き飛ばされるSOS団メンバーリツコ:駄目だわシンジ:さぁ、最後の仕上げに踏み潰してあげるよリツコ:ああシンジ:今こそ悔い改めてください、そのまやかしの平和のシンボルの中で鶴屋:くっシンジ:うわぁ、なんだ、どうしたんだ大地を突き破り登場する神人リツコ:と、止まった、そういえば相転移炉の反作用も順調、まさかこれはシンジ:初号機が押し返されている、こんなことが、何、まさか、キョンさん、おのれ拳を固く握りしめているキョンキョン:すまない、アキトさん、本当に申し訳ないです。俺にはアキトさんが何のために初号機に向かったのかはわかりません、でも仕方ないんだ、このままじゃ駄目なんですリツコ:キョン君キョン:こんなのはおかしいんだ、こんなの何かの間違なんだ、ハルヒだってこんなことは望んじゃいないシンジ:言うな、何も知らないキョンさんが うわっ初号機を押し返していく神人シンジ:神人キョン:真実が何なのか俺にはわからない、幸せのためには犠牲が必要なのが俺には答えを出す事なんて出来ない。でもハルヒ、俺は精一杯出来る事をしてみるよ、一生懸命戦う、だから、だから、だから見ていてくれ、ハルヒ。俺が本当の答えを出せるその日まで
シンジ:き、キョンさんキョン:さ、さあ行くぞハルヒ。ハルヒ、そいつをやっけるんだ初号機を抱え飛び立つ神人キョン:いけ、ハルヒシンジ:おわ、なんというパワーリツコ:よし、神人のモニタリングを有線から無線へ所員:神人のモニタリング再開、映像ロスはコンマ03パーセントリツコ:よしキョン:いけ、ハルヒシンジ:ええい、このくたばりぞこないが、しびれさせてやるキョン:がんばれハルヒ初号機の攻撃を振り切り、肉薄する神人シンジ:な、神人風情がキョン:目だ、目を狙えシンジ:く、今度こそ産廃にしてやる初号機の外装がはがれるキョン:うわぁリツコ:まさか、佐世保や京都を破壊したあれをやるつもり?シンジ:ふん、こうなれば手段は選ばない、最大出力で何もかも吹き飛ばしてやるリツコ:キョン君、早くそこから離れるのよ、センターの非常口が君のすぐ後ろにあるわ、いそいで逃げてキョン君通信機のスイッチを切るキョン、顔の半分を破壊された神人キョン:待ってろ、ハルヒキョン、側に転がっていた自転車に跨るキョン:行くぞリツコ:何をするつもりなの、キョン君、まさかキョン:ハルヒが、ハルヒが、俺を呼んでるんだキョンに向けて手をのばす神人喜緑:ならば出迎えてさしあげましょう大地を割って飛び出す量産機量産機:我ら名前を量産機、振るう刃は相手を選ばず、退かねば血潮の海となる量産機A:通称キョン、江美里様の命に従い貴様をとらえる量産機B:いざお縄にかかれキョンに向かった量産機にビームが放たれる量産機:なにやつキョン:ああみくる:あ、悪事を仕留めるビームは、腕に習ったみくるビームでしゅ鶴屋:世辞はいらぬぞ鎮三山ってね鶴屋&みくるSOSの指南が二人、みくるに鶴屋、ここにあり大地を走り量産機をなぎ払う鶴屋鶴屋:よくぞ耐えたねキョン君、お主の姿に今は亡き、我らが創始、托塔天王晁蓋殿の教えを見たってね。真実とは問いかける事にこそ、その意味もあれば価値もある、めがっさ格好良かったにょろみくる:ならばキョンくん、ここは私にまかせてくださーい、とお、追魂奪命剣とてとてと前進し、目からからビームを空に放つみくる、一拍おいてビームの雨が降り注ぐキョン:ありがとうございます!量産機:えい、一般人一人、決していかせてなるものか阪中:そうはいかないのね、量産機、命知らずはかかってくるのね太鼓を打ち鳴らし、突風を発生させる阪中量産機A:おのれ小癪な量産機:散れ散れ散れ国木田:僕らも後れを取れないねトウジ&ケンスケ:おおケンスケ:狙ったショットは逃がさぬとトウジ:二人の後には悪は残さずやケンスケ&トウジ:逃げればその場で召し取るぞ鶴屋:今こそ戦うにょろ!ネルガル守備隊:おお、勝利の鐘も高らかに古泉:後ろに構わないでください、貴方がなすのは前進あるのみです赤い光球に変わり、量産機を蹴散らす古泉キョン:皆、ありがとうございます、うわぁ
古泉:な国木田:何ケンスケ&トウジ:しまった量産機A:かかりおったな、ふはは、ぬわキョンの前に立ちふさがる量産機、振り下ろされた刃を谷口が止めるキョン:谷口、お前谷口:HEHEHE、言っただろ、涼宮の所に行くのに邪魔はさせないって、やっと素直になったな、いってこい、涼宮が待っているぜキョン:ああ背中を押してやる谷口走る大作の傍らに水銀灯と深紅の幻が現れる水銀灯:そうよ、それでいい、貴方はは一人じゃない深紅:皆と一緒にキョン:皆と一緒にキョン&水銀灯&深紅:戦うんだぁキョン:ハルヒ神人の顔からハルヒの幻影が手を伸ばす、それに飛び込むキョンハルヒ:遅いわよ、キョン自らの体を神人の壊れて穴の開いた顔の中に括り付けるキョンキョン:さぁ一緒に立とう、戦おうネルガル守備隊:えい、えい、おおシンジ:うるさい奴らだ初号機の装甲を盾に前進する神人シンジ:なるほど、それでこのアンチATフィールドフィールドを突破する気か、なかなかいい苦し紛れだね、なら最後は力比べだ制御室で必死にレバーを握るリツコリツコ:な、なんという反作用、さすがの神人のパワーの消費力でも追いつけないのか、は、有希レバーを握るリツコに手助けする長門長門:遅れた。テンカワアキトのジャンプアウトで、少々遠くへ飛ばされてしまった上に、カーディガンを探すのに手間取った。リツコ:ゆ、有希長門&リツコ:さぁ、いよいよここが正念場キョン:そうだ、怯むなハルヒ、一歩でも怯んだら、二度とあいつに近寄れなくなる、なんとか溶けるまでもってくれ、これが、最後のチャンスなんだ初号機の装甲の盾が溶けるシンジ:ふキョン:ああ、うわあああリツコ:キョン君みくる:そんな……シンジ:消えてなくなれ、ははは
翠星石:笑うなですぅシンジ:な、何だキョン:こ、これは衝撃波シンジ:まさか翠星石:そのまさかですぅ神人の肩の塊から翠星石登場、衝撃波で初号機を押す喜緑:何シンジ:あ、ああ佐々木:ああ、よくぞ生きていたね衝撃の翠星石翠星石:よく聞くですサード、十傑衆ともあろうこの翠星石が死んだふりなどという恥さらしな真似までしたのは、この機会を待っていたからですぅ!シンジ:く佐々木:どうする江美里、手負いの翠星石は事の真相をしらんぞ、それともこれも計算のうちかい、翠星石は死ぬ気だぞシンジ:馬鹿な、衝撃波ごときでこの初号機が翠星石:うるさい、十傑衆をなめるなですぅシンジ:馬鹿な、アンチATフィールドが吸い取られるなど翠星石:いいですかキョン人間、翠星石は決してお前たちに加担するのでもなければ、馴れ合うわけでもないですぅ、でもこの作戦例えどんな裏があろうとも、これだけはわかっている、そう世界の運命は、こんな若造などに好きにさせるものではないってことですぅ。全ては翠星石達NERVと貴様等SOS団とで、決着をつけるものですぅ。違うか違うか違うか初号機のアンチATフィールドが完全に吸収される、翠星石にひびが入り崩れ落ちる翠星石:そうですぅ、ねぇ水銀灯……
シンジ:ああ ああキョン:やっちまえ、ハルヒ神人が拳を振り上げて初号機を殴りつけるシンジ:や、やめろ、やめろ初号機の目に大きな穴が開くみくる:やったんですか、キョンくん?シンジ:やめろ、頼むやめてくれ、もう谷口:キョン、ぼやぼやするな、テンカワさんを助けろ、まだ間に合うキョン:お、おう初号機を放り出して辺りを見回す神人シンジ:何故、何故邪魔をするんだよ。皆でよってたかって、あと少しで復讐が、後少しで父さんの遺言が、後少しで僕の十年が報われるというのにアキト:そんなもの、もうどうでもいいじゃないか、シンジ倒れ込んだ初号機の目の前にテンカワアキトがアダムを手にして歩き寄ってくるシンジ:ん?アキト:お願いだ、今ならまだやり直しが効く、だからもうやめるんだ、シンジシンジ:アキトさん、おお、やはりアダムを持ってきてくれたんですか。そうだそれさえあればまだ間に合う、さあ初号機がアキトに手を伸ばすアキト:駄目だシンジ:どうしたんです、早く渡すして下さいよアキト:駄目なんだ、シンジシンジ:何を言っているんです、さぁ、ロンギヌスの槍と初号機、それにアダムが揃えばまたサードインパクトを起こせるんだ、アキトさんもその為にここに来たんでしょ。よく考えて下さい、父さんの悲願が達成できるんですよ。アキト:いや、シンジ。俺はシンジ:ええいうるさい ん ああ、ア、アキトさんアキトの体が上半身を残して消えていることに気づくシンジアキト:シンジ、こんなものがあるからシンジ:何をするアキト:そうだ、こんなものは十年前に、無くなってしまえばば良かったんだシンジ:やめろアキトを握りつぶして、アダムを手に入れるシンジシンジ:アキトさん、そうだ貴方が、貴方がが悪いんだ、これさえ、素直に渡せば、父さんの言葉を信じていれば、だけどアキトさん、安心してください。貴方だけを行かせはしません、僕もインパクトですぐに後を追います。このジオフロントを、ネルガルを葬り去れば、もう思い残す事はない、ああ、これで三つそろった、ははは、見ていろ、これで何もかも終わりにしてやる
ネルガル守備隊:おおーリツコ:ああシンジ:ははは、ははは、これでまやかしの補完は消え去り、真のインパクトが世界を覆うんだ
シンジ:なんだ、なんだこの灯火はリツコ:あ、あれはアナウンス:こちらニューヨーク、応答を応答願います、LCLが、LCLになった人間がが再び姿を取り戻しました、何があったのですか、情報を送られたし国木田:こちらも驚いていますリツコ:何が、どうなっているの
日向:NERV極東支部なんとかLCL化を食い止め青葉:まもなく基地の再起動を行いますマヤ:こちら月面基地、地球に明かりが、明かりが戻ってきました
シンジ:どういう事なんだゲンドウ:シンジ、シンジ、シンジシンジ:父さんシンジ:聞いてくれているのか、シンジ初号機の手のアダムからゲンドウ立体映像が出てくるシンジ:父さんゲンドウ:すまなかったな、シンジ立体映像が消える
シンジ:どういうことなんだ父さん、これじゃなにもわからないよ。誰か僕に解説してよ!
イネス・フレサンジュ:解説しましょう!アダムから今度は金髪女性の立体映像が出てくる。
イネス:ATフィールドとアンチATフィールドの使用が人類にとって恐ろしい結果を生む事になることが碇ゲンドウ博士にはわかっていたの。急がなくてはならなかったEVAの発生させるATフィールドやアンチAフィールドは、現行の理論では見つけ出すことが出来ない特殊な影響を人間の微弱なATフィールドに与え続け、いずれは限界を越えてそれを破綻させるという性質を持っていたんの。しかも、それは十年もの年月を経ればあらゆる人間の自我を融合させ、世界中の人間を一つにしてしまう。そう放置すればするほど地球は危険に陥る、以下は碇ゲンドウ博士からの伝言よ、『だが今なら間に合う、この改造した初号機にはその中和剤の役目と全てのシミュレーションを与えた、そうだ、これこそあの惨劇が、教えてくれたデータなのだ、だがな葛城博士を恨んではならん、彼もまたATフィールドの問題を真剣に考えていた男だ、なぁに済んだ事はもういい、サードインパクトの責任をわしに押し付けでもせん事には研究は続けられんかったのだろう』泣くリツコリツコ:く、やはりゲンドウさんは十年前と変わらぬ素晴らしい科学者だった、なのに私は疑うことしか出来なかったわイネス:『さぁ私に出来る事はここまでだ、だが心残りなのはアキト君の事だ、せめて兄弟そろって幸せにな』回想シーン、碇ゲンドウの最後ゲンドウ:ううう、すまなかったな、シンジエマニエル:と、父さん、しっかり父さんゲンドウ:これをゲンドウに手渡された紙が立体映像のイネスと重なる『来い、ゲンドウ』シンジ:なんて事だ、僕は父さんの遺言を、父さんはATフィールドの影響をを正常な物に直したかった、なのに、僕は何をしていたんだ、一体何を、僕のこの十年はなんだったんだ、あれは一体なんだ、今更それはないじゃないですか、父さん、何故一言でいい、ちゃんと言い残してくれなかったのですか、こんな恐ろしいものを僕に渡しておいて、どうしろって言うんだよ、父さん、答えてよ父さん
初号機が3対6枚の羽を開いて咆哮する佐々木:む、いかん長門:……初号機が暴走を始めたリツコ:なんてこと、もう誰も初号機を止められない暴走を始めた初号機の前に立つ神人
キョン:ううシンジ:そうでしょう、こんな恐ろしい遺産を父親に勝手に手渡され、どうするんです、貴方ならならどうするんです、答えろ神人、いや、キョンさん
神人の掌の上でキョンが神人を見上げて口を開くキョン:決まってるさシンジ:え?キョン:ハルヒと一緒にぶっ飛ばしてやる。俺はこの一件でわかったんだ、ハルヒ、お前が好きだー!
ハルヒ:キョーン神人の中から黄色いカチューシャをつけた涼宮ハルヒが飛び出してくる
ハルヒ:やっと言ってくれたわねキョン:待たせてすまなかったなハルヒ:いいわよ、やるんでしょキョン:ああハルヒ:宇宙の果てまでぶっ飛ばしてやるわ
神人の掌の上でハルヒとキョンが手を取り合うハルヒ&キョン:二人のこの手が真っ赤に燃える、幸せ掴めと轟き叫ぶ踊るようにステップを踏んで交錯するハルヒとキョンハルヒ&キョン:爆熱ゴッドフィンガー、石破LoveLove天驚拳!
飛び出す猫マンによってハート型にコアがくり抜かれ、倒れ込む初号機
キョン:これが俺たちのハルヒ:新しい門出ね
喜緑:あらあら、微笑ましい結果ですわね佐々木:手間のかかった割には僕には納得のいかない結果なんだが喜緑:ん、何、ん、シャミセンアキレスが喜緑の前に転がされるフクベ:その気になれば突破は簡単、佐々木の嬢ちゃんがそう言わなかったかな喜緑を取り囲む、フクベ、雛苺、九曜、カヲル喜緑:んんん佐々木:江美里、まさに策士、策に溺れると言った所か、ふん佐々木がビッグリリスの正体がダミーレイだと見破る佐々木:おおかたこんな事だろうと思ったよ喜緑:んんん佐々木:さぁビックリリス様のお姿までを愚弄したこの失態、君はどう責任をとるつもりなんだい?喜緑:んんん佐々木:答えないのかい、江美里喜緑:うふふ はははフクベ:んん、何がおかしい喜緑:失敗などと、とんでもありません佐々木:君は、この場に及んでまだ喜緑:よくお聞きなさい、この作戦こそ我らNERVの悲願、GH計画の第一歩なのですよフクベ:んん佐々木:GH計画、まさか喜緑:左様、そのカウントダウンがついに始まったのですよ、うふふ ははは ははは
ナレーター:こうして大きな謎を残したまま、地球の静止作戦は終わりを遂げた。しかしこの日こそ後にバベルの同棲と呼ばれるNERVとSOS団との、最終決戦の始まりだという事を、まだ誰も知るよしはなかった崩れた塔の中で、眠りから覚めるビッグリリスナレーター:だがその戦いの炎の中にも史上最強のツンデレに振りまわされる少年の姿があるだろう、その仇名はキョンキョン:もう勘弁してくれ、ハルヒ
地球が静止する日 完だが戦いは続く
カーテン・コール
アスカ:なんなのよ、この話。アタシがバリバリに悪役じゃない。しかも最後はなぜかハル姉が出てきてGガンだし。翠星石:翠星石はそれなりに活躍できましたけど、最後は納得いかないですぅハルヒ:そう、なかなか良い脚本じゃないアスカ:ハルねえ、その手に持ってるのは?翠星石:最後の所だけ書き換えた脚本ですぅ!ハルヒ:転進ー!アスカ&翠星石:待てー!
お隣
レイ:……ルリばっかりヒロインで有希:ずるいルリ:いえ、そんなことを言われましても……
朝倉:結局こんな役なのね、私喜緑:私に比べればまだマシでしょう
シンジ:なんで僕がこんな悪役をアキト:俺なんて殺されるだけみたいなやくだぞシンジ&アキト:それに比べてキョン:いや、文句はハルヒの奴に言って下さいよ、無茶苦茶恥ずかしかったんですから
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