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二人のハルヒ 第1部 - (2007/01/15 (月) 06:51:03) のソース

<div class="main">「二人のハルヒ 第1部」<br></div>
<div class="main"><br></div>
<div class="main">今の季節は、夏である。<br>
夏休みまで、あと少しなので生徒達もハイテンションになるようにケージ溜めてる所だろう。<br>

俺は、今、あり得ない事が起きてしまった。<br>
疲れてるのは俺か?世界か?<br>
こういう時は、「あ、ありのまま起こった事話すぜ!」と使うんだろうな。<br>

その理由は、今から30分前である…。<br></div>
<div class="main"><br></div>
<div class="main">
俺は、いつものように学校が終わり、部室へ向かった。<br>
毎度ながら、部室の前でノックする。<br>
これ社会人として重要なマナーだぜ!<br>
「どーそ!」<br>
やけに、声が高いと言う事はハルヒがいるって証拠だが…。<br>

俺は、見てしまった…凄いの見てしまったのである。<br></div>
<div class="main"><br></div>
<div class="main">入ると、団長席にハルヒがいる…訳だが。<br>
何が雰囲気がおかしい。<br>
取りあえず、声掛けてみる。<br>
「どなたですか?」<br>
と言った途端、その人は立って俺の所へ来やがった。<br>
「あ、キョン!あんたはキョンなんだよね!」<br>
いきなり、俺の事を呼び捨てされた。<br>
よく見ると、20代ぐらいの綺麗な女性で、教師っぽい服装を着て、頭に黄色いカチューシャを付けてる。<br>

どっかで会った事あったっけ?<br>
「あのー…俺は、あなたと会うのは初めてなんですけど」<br>

「ん?あー、ゴメンゴメン!」<br>
本当に、テンション高い女性だな。<br>
「私は、未来からやって来た涼宮ハルヒよ!」<br>
…WHY?俺の頭がおかしくなったのか?<br>
えー、こういう時は…Who are you?<br>
「だーから、「未来からやって来た涼宮ハルヒよ」って言ってるの!分かる?高校のキョン君!」<br>

な、な、何だってー!つまり、この時代のハルヒは高校1年。<br>

そして、今、俺の目の前にいるのは未来からやって来たハルヒである。<br>
</div>
<div class="main"><br></div>
<div class="main">
普通は朝比奈さん(大)が出てきてもおかしくないのに、何故か未来のハルヒがここにいるんだ?<br>

ここの時代のハルヒをハルヒ(小)で、目の前にいるハルヒはハルヒ(大)しておこう。<br>

「えーっと、何でハルヒさんがここに?」<br>
ハルヒ(大)をさん付けするのは変だが、仕方ない…相手は年上だからな。<br>

「…実はね、みくるちゃんが風邪引いちゃっててさ、みくるちゃんの代わりにここへ来たの」<br>

はぁ、朝比奈さん(大)が風邪って珍しいですねぇ。<br>
「まぁーね、みくるちゃんとは古い友達だから断りにくいからね」<br>

それはそれでいいとして、何故、朝比奈さん(大)は未来人だと知ったんですか?<br>

「ん、時が来れば分かるけどね!古泉君の正体…有希の正体も分かるよ」<br>

「そうですか…」<br>
『時が来れば』って事は、いつかバレるんだな…。<br></div>
<div class="main"><br></div>
<div class="main">
「さてと、カチューシャを外してポニーテールするわ、あんたはポニーテール萌えなんでしょ?」<br>

Yes、そうですよハルヒさん。<br>
ハルヒ(大)は、カチューシャを外してポニーテールした。<br>

今のハルヒ(小)よりハルヒ(大)の方が綺麗ですなぁ…。<br>
と感心してる内に、ハルヒ(小)がやって来たのである。<br></div>
<p class="main">・・・・・・・・・・・・・・・・・</p>
<br>
<div>で、今至る…。<br>
「やっほー!皆、いるー?」<br>
相変わらず、声が高いハルヒ(小)である。<br>
「あれ?キョン、この人…誰?」<br>
ハルヒ(大)がいる事に気付いたハルヒ(小)。<br>
どうやって、誤魔化すか…。<br>
「えー…この人は…」<br>
と言ってる内に、ハルヒ(大)が言った。<br>
「始めまして、私はキョン君の従姉の鈴見ハルカって言うの!訳があって、ここへ来たの」<br>

流石、嘘も上手いな…ハルヒ(大)よ。<br>
「そうなの?…あたし、涼宮ハルヒ!ここの団長よ!よろしくね!」<br>

いきなり、丁寧語無しか?ハルヒ(小)よ。<br>
「ふふふ…」<br>
ん?どうしたんですか、ハルカさん<br>
「んー、ハルヒちゃんって可愛いわねぇ!いじめたくなるわぁ~」<br>

と、ハルヒ(小)の胸にわしづかみした。<br>
「わわわわ!何するのよ!」<br>
「んー、ちょっと…私より小さいわねぇ…可愛いから、いじめたくなるわぁ!」<br>

この性癖は変わってないな、ハルヒ(大)は。<br>
「わぁ、ち、ちょ、ちょっと待っ…、コラ!キョン!見るな!」<br>

わしづかみされるハルヒ(小)、わしづかみするハルヒ(大)。<br>

変な光景ですな、フロイト先生。<br>
とにかく、止めさせよう。<br>
目のやり場が困るからな。<br>
「ハルカさん、もうやめたらどうです?」<br>
「ん、あ…ゴメンゴメン!私、可愛い子がいるとつい…」<br>

ハルカさんは、ちょぴっと舌を出して、手で軽く自分の頭を叩いた。<br>

それ、反則です!ハルカさん!<br>
「あー、吃驚した…」<br>
「ゴメンね、ハルヒちゃん」<br>
「う、うん…許すわ」<br>
しかし、何でしたのだろうか。<br>
ハルヒの目を盗んで、聞いてみた。<br>
「ハルヒさん…何でしたんです?」<br>
と、俺は小声で言った。普通の声で言うとバレるからな。<br>

「ん、何か…昔の私を見ると、何かムカついててさ…」<br>
そうですか、ハルヒ(大)はもう大人になってる。<br>
確かに、昔の自分がバカな事をして来たから、今思うとムカツクと言う気持ちは分かるな。<br>

「とにかく、ハルヒを嫌がらせしないで下さいよ」<br>
「分かってるわ、この時代の私は隠れた能力あるからでしょ?」<br>

これは驚いた。ハルヒの能力も知る日が来るのか…。<br></div>
<br>
<div>この後、古泉、朝比奈さん、長門が来た。<br>
皆が集まった所で、ハルヒが元気良く…<br>
「さぁ、SOS団ミーディング開始よ!」<br>
と言った。<br>
内容は、明日は土曜日であり、不思議探しを行われる事になった。<br>

「キョン!明日9時に集合よ!来なかったら、死刑よ!」<br>
やれやれ…やっぱ俺の奢りだな、これは…。<br>
「ハルヒちゃん、ちょといいかしら?」<br>
と、ハルヒ(大)が言った。<br>
「何?ハルカさん」<br>
「明日…私も来ていいかしら?」<br>
ハルカさん、何言ってるんですか。断るに決まってますよ。<br>

「んー…そうね、来ていいわよ」<br>
何ですと?俺の従姉なのに?(そう言う設定になってるけどな)<br>

「いいじゃない、一人二人増やしても構わないわ」<br>
と言いつけ、ミーディングが終わった。<br></div>
<br>
<div>帰り道、ハルヒ(大)と一緒に歩いている。<br>
「どう言う事です?ハルヒさん」<br>
「ん、何か?」<br>
ハルヒ(大)は、懐かしそうに周りを眺めてる。<br>
「何故…不思議探しに参加するのです?」<br>
「懐かしいからよ…それに、やらなければならない事あるの」<br>

「やらなければならない事って?」<br>
「それは…やっぱ、みくるちゃんがよく言う「禁則事項」って事かな?」<br>

「そうですか…」<br>
「でも、この時代の古泉君や有希なら知ってると思うわ」<br>

「分かりました…」<br>
しかし、大人になったハルヒは綺麗だな。<br>
ふと、気になった事あるので、聞いてみようか。<br>
「二つ質問あります」<br>
「何?」<br>
「結婚してますか?」<br>
「ん、結婚してるわよ」<br>
「そうですか…もう一つは、あなたは何歳ですか?」<br>
「あはっ、禁則事項よ」<br>
ハルヒ(大)の指が俺の口に当て、ウインクした。<br>
ぬぅっ、こりゃ9999ダメージで即死だな。<br>
「じゃあ、私は有希のマンションで泊まるわ」<br>
「あ、はい」<br>
「本当は、あんたの家で泊めたがったけどね…」<br>
泊めてもいいですよと言いたい所だが、親にどう説得してくれるか分からないからな。<br>

「じゃ、まだね」<br>
と言いつけ、解散した。<br>
やれやれ…明日は、どうなるんだろうな…。<br></div>
<br>
<div>次の日<br></div>
<br>
<div>予想通りに、俺は遅刻してしまった。<br>
「遅い!10分遅刻!奢り!」<br>
朝から大声で言うな…ハルヒよ。<br>
「やっほ、やっぱ…遅刻したのね」<br>
ハルカさん、笑わないで下さいよ。<br>
「ゴメンね、キョン君の代わりに私が奢ってあげるわ!いいでしょ?ハルヒちゃん」<br>

ありがとうございます、ハルヒさん。<br>
「ここはバカキョンが奢ってあげるべきよ!」<br>
ハルヒ、お前は鬼だ!裁判に訴えるぞ!<br>
「それでも、今回は私が奢ってやると言ってるから、いいじゃないの」<br>

色々、話した結果…ハルヒ(大)が奢る結果となった。<br>
後で、お礼言わないとな。<br></div>
<br>
<div>「さ、いーっぱい食ってなさい!」<br>
「あのー…」<br>
「何?キョン君」<br>
「ここでいいんですか?ここ、金高いですよ?」<br>
そう、ここは、金が高い高級レストランである。<br>
「いいじゃないの、私は大人なんだから!金に余裕あるわよ」<br>

「いいんですか、じゃ言葉を甘えていただきましょう」<br>
おぃ、コラ!古泉、勝手に話を進めるな。<br>
「ふぇ~、いいんですかぁ?」<br>
「いいのよ、ハルカさんの奢りだからね」<br>
遠慮って言葉知らんのか、ハルヒよ。<br>
「ひひんひゃはいほ(いいじゃないの)」<br>
食ってから言えよ、食ってから。<br>
さて、長門は…。<br>
「……(ヒョイ パクッ ヒョイ パクッ」<br>
こいつも、遠慮って知らないのか…。<br>
目から汗が出て来たような気分だ。<br>
…俺も食べるか。<br></div>
<br>
<div>合計 12000円也<br></div>
<br>
<div>理由:ハルヒと長門、注文し過ぎ<br></div>
<br>
<div>流石、ハルヒ(大)も呆然したみたいだ。<br></div>
<br>
<div>「キョン君」<br>
はい、なんですか?<br>
「実はね…この時代にいる事にしたのよ」<br>
WHY?<br>
「昨日、みくるちゃんの上司から、そう言われたの」<br>
マジですか?<br>
「と言う訳でよろしくね」<br>
はははは…ハルヒが二人…ハルヒが二人…<br>
「キョン君!?ちょっと、しっかり!」<br>
「どうしたの、ハルカさん…キ、キョン!どしたの!?真っ白になってるわ!」<br>
</div>
<br>
<br>
<div>ハルヒ、二人いるじゃねぇか…<br>
こりゃ、疲れが増やすだけだろ…<br>
  海…いや、朝比奈さんの上司のバカ野朗ーろーろー…(エコー)<br>
</div>
<br>
<div>
こうして、ハルヒ(小)とハルヒ(大)がいる生活が始まったのである。<br>
</div>
<br>
<div>第1部 完<br></div>
<br>
<br>
<ul>
<li><a href="http://www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/1614.html"><font color=
"#666666">第2部</font></a></li>
</ul>
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