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普通短編69 - (2007/01/24 (水) 07:59:39) の1つ前との変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
出会いもやっぱりローテンション<br>
<br>
ハ「SOS団に本日やって来た即戦力の転校生、その名も!」<br>
古「……ヒューヒュー」<br>
キ「何かすげぇ苦しそうだぞそいつ」<br>
ハ「あ、ごめん、ネクタイ握り締めてたわ」<br>
古「ふふ……べつにいいんですよ……えぇ」<br>
キ「ハルヒ、何でそいつ松葉杖してんだ?」<br>
古「あぁこれはちょっと、先日やっちゃいまして」<br>
み「涼宮さん、どうしてその人眼帯してるんですか」<br>
古「これはちょっと、その、僕日光にね……弱くて」<br>
長「……体温が高い。今すぐ静養すべき。40度2分」<br>
キ「ハルヒ、転校生だからって何でもかんでも連れてくるなよな」<br>
ハ「だってついね」<br>
古「いいんですよえぇ……それでその、僕の名前とか訊かないんですか」<br>
キ「病院に帰したほうがいいだろ」<br>
ハ「えー。でも折角の謎の転校生なのに」<br>
キ「SOS団から死者が出るなんて俺はごめんだぜ」<br>
み「すごいふらふらしてます……」<br>
長「体内に7種のウィルスを感知」<br>
<br>
古泉倒れたー大きい。<br>
<br>
<hr>
<br>
孤島帰りローテンション<br>
<br>
ハ「次は雪山に行きたいわね! 吹雪の山荘ってやつよ!」<br>
キ「おいおい今殺人事件劇と古泉の静養が終わったばっかだろ」<br>
み「雪山ですかぁ?」<br>
長「ゆき……」<br>
古「ゆ、ゆゆゆゆゆ雪やややまま」<br>
キ「古泉お前動揺しすぎだぞ」<br>
古「と、とととと凍死しますよ雪山なんてててて」<br>
ハ「古泉くんは留守番でいいわ。風邪引いてそうだし」<br>
古「それなら今も引いてるんですがね……へへへ……」<br>
長「体温28度5分」<br>
キ「低すぎだろ! 低体温症じゃねーか!」<br>
古「雪山を想像したらちょっと……」<br>
キ「古泉寝るな! 寝たら死ぬぞ!!!」<br>
古「今まで……幸せでした……」<br>
キ「古泉ぃぃぃぃぃぃいいいいいいいいいいいいい!!!」<br>
<br>
<hr>
<br>
陰謀ローテンション<br>
<br>
古「あの……はぁ……はぁ……」<br>
キ「ん、何だ?」<br>
古「もう限界なんですけど……」<br>
ハ「えぇ! 古泉くん、だから来ないでいいって言ったのに」<br>
古「すみませんね……涼宮さんに穴掘りまかせてしまってご、ごふぁっ、げほっ」<br>
み「古泉くんしっかりして!」<br>
長「すべてのインフルエンザにかかっている。正直今夜が山」<br>
キ「古泉だめだ! いますぐ下山しようハルヒ!」<br>
ハ「わかったわ! みくるちゃん、持ってきた担架広げて!」<br>
古「あの……」<br>
キ「どうした古泉!?」<br>
古「僕がもしもだめだったら、この穴に僕を……」<br>
キ「バカなこと言うな! 頑張れ古泉、古泉ぃぃぃぃぃぃぃいいいいいいいいいいいいいいいい!!!」<br>
<br>
<hr>
<br>
またもローテンション☆一直線<br>
<br>
古「進んでますか」<br>
キ「いや全然。お前はどうだ。あの孤島での殺人事件をノベライズするんだよな?」<br>
古「えぇ……ですが今回は趣向を変えました」<br>
キ「と言うと?」<br>
古「被害者は病弱な部活の一生徒なんです」<br>
キ「お前かよ!」<br>
古「いつも死にそうだったんですが、ついに天に召されてしまいます」<br>
キ「いいのかそれで! いいのか古泉!」<br>
古「いいんですよ……どうせ僕なんて。タイトルも考えてあるんですよ」<br>
キ「何だ?」<br>
古「古泉一樹の永眠、どうですかこれ、決まってますでしょ」<br>
キ「たまに何ともない時くらい元気でいろよ、頼むからさ」<br>
古「そうですね……あぁ、日光出てきた、あぁぁぁぁぁぁ」<br>
キ「古泉~」<br>
<br>
<hr>
<br>
ハルヒ「人の夢と書いて儚(はかな)い……何か物悲しいわね……」<br>
<br>
長門「ゲームのしすぎ」<br>
<br>
<hr>
<br>
ハルヒ「暇ねぇ~……ねえ、みんなでなりきりしない?」<br>
キョン「なりきり……? なんだそれは」<br>
みくる「アニメとかゲームのキャラクターになりきって会話したりするゲームのことですよぉ」<br>
長門「……やる」<br>
古泉「面白そうですね、僕も参加させていただきますよ」<br>
ハルヒ「オッケー! じゃ私は……『凉宮ハルヒの憂鬱』から凉宮ハルヒ役!」<br>
キョン「じゃあ俺はキョン役だ」<br>
長門「長門有希役……」<br>
みくる「朝比奈みくる役でいきます」<br>
古泉「多種多様ですね、じゃあ僕は古泉一樹役で」<br>
<br>
ハルヒ「ねえキョン、なんか面白い事ないかしら?」<br>
キョン「オセロでもやるか?」<br>
ハルヒ「それは古泉君とやればいいでしょ! そういうんじゃなくてもっとこう……」<br>
長門「本……読む……?」<br>
ハルヒ「ごめん有希、いらない」<br>
みくる「お茶ですよぉ」<br>
古泉「何もないのも平和でいいと思いますが、やはりちょっと退屈ですね」<br>
ハルヒ「だからなんか面白い事ないかしらね……」<br>
<br>
長門「……いつもと同じ……何故……?」<br>
<br>
<hr>
<br>
――ガチャ<br>
<br>
ハルヒ「ヤッホー! ……って誰もいないじゃない!? 私バカみたいじゃない!」<br>
<br>
ハルヒ「……キョンは掃除当番……有希と古泉君は別クラスだから解るとして、みくるちゃんがいないのは腹立たしいわね……!<br>
何かイタズラしてやろうかしら……おっ、良いところに砂糖と塩のビンが……」<br>
<br>
ハルヒ「これの中身を……入れ替えて……よし! これでお茶を煎れさせれば、みくるちゃんをいじめる口実ができるわ!」<br>
<br>
――ガチャ<br>
<br>
みくる「あっ、まだ凉宮さんだけですかぁ?」<br>
ハルヒ「何が“まだ”よ!? 遅いわ! お茶!!」<br>
みくる「あわわわっ、す……すいません……今いれます……」<br>
<br>
みくる「あ、あの……お茶です」<br>
ハルヒ「遅いわよ……ズズッ……!?<br>
え……!? ちょ、ちょっと……塩入ってないじゃない!! なんで……!?」<br>
みくる「へ……!? し、塩……ですかぁ?」<br>
ハルヒ「そ、その……そうじゃなくて砂糖入れたら塩に……あ、あれ……?」<br>
みくる「……??? 凉宮さん、お茶にお砂糖いれるんですか……?」<br>
ハルヒ「!!」<br>
<br>
ハルヒ「(昨日は正直ぬかったわね……普通お茶に砂糖入れないわよ、私何考えてんのかしら……<br>
砂糖を入れるものならいいのよね……例えば……コーヒー!! コーヒーを頼めばいいんだわ……!)」<br>
<br>
ハルヒ「というわけで……砂糖と塩のビンの中身を入れ替えて……と、よし! これでオッケー!」<br>
<br>
ハルヒ「ちょっと待って……もしかしたら……昨日お茶に砂糖、塩云々言ったから……気付かれるかしら……?」<br>
<br>
ハルヒ「……まさか、ね……いや、でも……いや、みくるちゃんそこまでバカじゃないわよ……! 絶対気付かれるわ……!」<br>
<br>
ハルヒ「よし、ならば裏の裏をかいて……砂糖のビンに砂糖、塩のビンに塩! これなら大丈夫! さすがのみくるちゃんも気付かないわよ!」<br>
<br>
――ガチャ<br>
<br>
みくる「あ、今日も一人ですかぁ?」<br>
ハルヒ「なんか言い方ムカつくわね……まあいいわ、みくるちゃん、今日はコーヒーにしてくれる? 砂糖いれてね」<br>
みくる「へ……? あ、わかりました」<br>
<br>
みくる「どうぞ」<br>
ハルヒ「どうも……甘い……!? 嘘よ、まさか……気づかれるはずが……!!」<br>
みくる「……?」<br>
<br>
ハルヒ「(まさかあそこまで頭いいと思わなかったわ……迂濶ね……どうにかしてみくるちゃんに恥かかせられないかしら<br>
……!! 電波が来たわ……! 普通にいけばいいのよ、塩と砂糖を取り替えるだけでいいのよ……!<br>
なんでこんな簡単な事に気づかなかったのかしら、正攻法でいけばいいのよ!)」<br>
<br>
ハルヒ「というわけで、塩と砂糖を取り替えっこ~♪ ……よし……間違いないわ……絶対イケる」<br>
<br>
――ガチャ<br>
<br>
キョン「おっす、ハルヒ一人か」<br>
ハルヒ「……なによ、今日はアンタに用は無いわ、みくるちゃんは?」<br>
キョン「体調不良で帰ったぞ」<br>
ハルヒ「(み……見抜かれたぁ……!!??)」<br>
<br>
ハルヒ「(もしかしたらみくるちゃんって……私が思う以上に勘がいいのかしら、まさか逃げるなんて……<br>
……もうラチがあかないわ、最後の手段ね……!)」<br>
<br>
ハルヒ「んしょ……! ハアハア……よし……これならみくるちゃんはオロオロして泣くはず……!<br>
ホントにホントの最後の手段よ……流しもコンロも何もかも捨てる!……悔いはないわ……!」<br>
<br>
――ガチャ<br>
<br>
みくる「あっ、いっつも一人ですね」<br>
ハルヒ「いい加減にしないと怒るわよ……みくるちゃん、お茶」<br>
みくる「あ、今いれます……って、えええええええ!?」<br>
ハルヒ「(ニヤリ) どうしたのよ、早くお茶いれてよ? ほらほら早く~♪」<br>
みくる「お茶どうこうの前に……コンロも流しも何もかもないんですが……凉宮さんですか……?」<br>
ハルヒ「へっ……? わ、私じゃないわよ……!! 知らないわよ、私が来た時からなかったわ!!」<br>
みくる「じゃ……じゃあ盗まれたんじゃ……私、行ってきますね!!」<br>
ハルヒ「ちょちょっと……!? どこいくのよ!?」<br>
みくる「職員室に盗難届け出しにですっ!! 行ってきます!」<br>
ハルヒ「へ……? あ、ああああああっ!!!! ちょっと、ちょっと待ってごめんなさいごめんなさ~い!!!!」<br>
<br>
終わり<br>
<br>
<hr>
<br>
ハルヒ「あたし蟹嫌いなのよねぇ。いちいち甲羅を剥くのが面倒ったらないわ!」<br>
みくる「あっ…」<br>
ハルヒ「どうしたのみくるちゃん?」<br>
みくる「ごめんなしゃい…わ、私知らなくて蟹持って来ちゃいましゅた…」<br>
ハルヒ「もう!何やってんのよみくるちゃん!で、でもせっかく持ってきたんだしいただこうかしr<br>
古泉「あ、涼宮さんが食べないなら僕がいただいてもよいですか?いやぁ大好きなんですよ蟹」<br>
ハルヒ「え!?あ……う、うん、別にいいゎょ…」<br>
みくる「蟹美味しいでしゅ(もぐもぐもぐ)ニヤリ」<br>
古泉「美味しいですね(もぐもぐもぐ)ニヤニヤ」<br>
長門「美味しい美味しい(バリバリバリ)」<br>
ハルヒ「………も、もぉー!もぉー!!」<br>
<br>
<br>
キョン「エロゲ!」<br>
<br>
<hr>
<br>
出会いもやっぱりローテンション<br>
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ハ「SOS団に本日やって来た即戦力の転校生、その名も!」<br>
古「……ヒューヒュー」<br>
キ「何かすげぇ苦しそうだぞそいつ」<br>
ハ「あ、ごめん、ネクタイ握り締めてたわ」<br>
古「ふふ……べつにいいんですよ……えぇ」<br>
キ「ハルヒ、何でそいつ松葉杖してんだ?」<br>
古「あぁこれはちょっと、先日やっちゃいまして」<br>
み「涼宮さん、どうしてその人眼帯してるんですか」<br>
古「これはちょっと、その、僕日光にね……弱くて」<br>
長「……体温が高い。今すぐ静養すべき。40度2分」<br>
キ「ハルヒ、転校生だからって何でもかんでも連れてくるなよな」<br>
ハ「だってついね」<br>
古「いいんですよえぇ……それでその、僕の名前とか訊かないんですか」<br>
キ「病院に帰したほうがいいだろ」<br>
ハ「えー。でも折角の謎の転校生なのに」<br>
キ「SOS団から死者が出るなんて俺はごめんだぜ」<br>
み「すごいふらふらしてます……」<br>
長「体内に7種のウィルスを感知」<br>
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古泉倒れたー大きい。<br>
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孤島帰りローテンション<br>
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ハ「次は雪山に行きたいわね! 吹雪の山荘ってやつよ!」<br>
キ「おいおい今殺人事件劇と古泉の静養が終わったばっかだろ」<br>
み「雪山ですかぁ?」<br>
長「ゆき……」<br>
古「ゆ、ゆゆゆゆゆ雪やややまま」<br>
キ「古泉お前動揺しすぎだぞ」<br>
古「と、とととと凍死しますよ雪山なんてててて」<br>
ハ「古泉くんは留守番でいいわ。風邪引いてそうだし」<br>
古「それなら今も引いてるんですがね……へへへ……」<br>
長「体温28度5分」<br>
キ「低すぎだろ! 低体温症じゃねーか!」<br>
古「雪山を想像したらちょっと……」<br>
キ「古泉寝るな! 寝たら死ぬぞ!!!」<br>
古「今まで……幸せでした……」<br>
キ「古泉ぃぃぃぃぃぃいいいいいいいいいいいいい!!!」<br>
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陰謀ローテンション<br>
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古「あの……はぁ……はぁ……」<br>
キ「ん、何だ?」<br>
古「もう限界なんですけど……」<br>
ハ「えぇ! 古泉くん、だから来ないでいいって言ったのに」<br>
古「すみませんね……涼宮さんに穴掘りまかせてしまってご、ごふぁっ、げほっ」<br>
み「古泉くんしっかりして!」<br>
長「すべてのインフルエンザにかかっている。正直今夜が山」<br>
キ「古泉だめだ! いますぐ下山しようハルヒ!」<br>
ハ「わかったわ! みくるちゃん、持ってきた担架広げて!」<br>
古「あの……」<br>
キ「どうした古泉!?」<br>
古「僕がもしもだめだったら、この穴に僕を……」<br>
キ「バカなこと言うな! 頑張れ古泉、古泉ぃぃぃぃぃぃぃいいいいいいいいいいいいいいいい!!!」<br>
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またもローテンション☆一直線<br>
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古「進んでますか」<br>
キ「いや全然。お前はどうだ。あの孤島での殺人事件をノベライズするんだよな?」<br>
古「えぇ……ですが今回は趣向を変えました」<br>
キ「と言うと?」<br>
古「被害者は病弱な部活の一生徒なんです」<br>
キ「お前かよ!」<br>
古「いつも死にそうだったんですが、ついに天に召されてしまいます」<br>
キ「いいのかそれで! いいのか古泉!」<br>
古「いいんですよ……どうせ僕なんて。タイトルも考えてあるんですよ」<br>
キ「何だ?」<br>
古「古泉一樹の永眠、どうですかこれ、決まってますでしょ」<br>
キ「たまに何ともない時くらい元気でいろよ、頼むからさ」<br>
古「そうですね……あぁ、日光出てきた、あぁぁぁぁぁぁ」<br>
キ「古泉~」<br>
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ハルヒ「人の夢と書いて儚(はかな)い……何か物悲しいわね……」<br>
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長門「ゲームのしすぎ」<br>
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ハルヒ「暇ねぇ~……ねえ、みんなでなりきりしない?」<br>
キョン「なりきり……? なんだそれは」<br>
みくる「アニメとかゲームのキャラクターになりきって会話したりするゲームのことですよぉ」<br>
長門「……やる」<br>
古泉「面白そうですね、僕も参加させていただきますよ」<br>
ハルヒ「オッケー! じゃ私は……『凉宮ハルヒの憂鬱』から凉宮ハルヒ役!」<br>
キョン「じゃあ俺はキョン役だ」<br>
長門「長門有希役……」<br>
みくる「朝比奈みくる役でいきます」<br>
古泉「多種多様ですね、じゃあ僕は古泉一樹役で」<br>
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ハルヒ「ねえキョン、なんか面白い事ないかしら?」<br>
キョン「オセロでもやるか?」<br>
ハルヒ「それは古泉君とやればいいでしょ! そういうんじゃなくてもっとこう……」<br>
長門「本……読む……?」<br>
ハルヒ「ごめん有希、いらない」<br>
みくる「お茶ですよぉ」<br>
古泉「何もないのも平和でいいと思いますが、やはりちょっと退屈ですね」<br>
ハルヒ「だからなんか面白い事ないかしらね……」<br>
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長門「……いつもと同じ……何故……?」<br>
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――ガチャ<br>
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ハルヒ「ヤッホー! ……って誰もいないじゃない!? 私バカみたいじゃない!」<br>
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ハルヒ「……キョンは掃除当番……有希と古泉君は別クラスだから解るとして、みくるちゃんがいないのは腹立たしいわね……!<br>
何かイタズラしてやろうかしら……おっ、良いところに砂糖と塩のビンが……」<br>
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ハルヒ「これの中身を……入れ替えて……よし! これでお茶を煎れさせれば、みくるちゃんをいじめる口実ができるわ!」<br>
<br>
――ガチャ<br>
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みくる「あっ、まだ凉宮さんだけですかぁ?」<br>
ハルヒ「何が“まだ”よ!? 遅いわ! お茶!!」<br>
みくる「あわわわっ、す……すいません……今いれます……」<br>
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みくる「あ、あの……お茶です」<br>
ハルヒ「遅いわよ……ズズッ……!?<br>
え……!? ちょ、ちょっと……塩入ってないじゃない!! なんで……!?」<br>
みくる「へ……!? し、塩……ですかぁ?」<br>
ハルヒ「そ、その……そうじゃなくて砂糖入れたら塩に……あ、あれ……?」<br>
みくる「……??? 凉宮さん、お茶にお砂糖いれるんですか……?」<br>
ハルヒ「!!」<br>
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ハルヒ「(昨日は正直ぬかったわね……普通お茶に砂糖入れないわよ、私何考えてんのかしら……<br>
砂糖を入れるものならいいのよね……例えば……コーヒー!! コーヒーを頼めばいいんだわ……!)」<br>
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ハルヒ「というわけで……砂糖と塩のビンの中身を入れ替えて……と、よし! これでオッケー!」<br>
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ハルヒ「ちょっと待って……もしかしたら……昨日お茶に砂糖、塩云々言ったから……気付かれるかしら……?」<br>
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ハルヒ「……まさか、ね……いや、でも……いや、みくるちゃんそこまでバカじゃないわよ……! 絶対気付かれるわ……!」<br>
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ハルヒ「よし、ならば裏の裏をかいて……砂糖のビンに砂糖、塩のビンに塩! これなら大丈夫! さすがのみくるちゃんも気付かないわよ!」<br>
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――ガチャ<br>
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みくる「あ、今日も一人ですかぁ?」<br>
ハルヒ「なんか言い方ムカつくわね……まあいいわ、みくるちゃん、今日はコーヒーにしてくれる? 砂糖いれてね」<br>
みくる「へ……? あ、わかりました」<br>
<br>
みくる「どうぞ」<br>
ハルヒ「どうも……甘い……!? 嘘よ、まさか……気づかれるはずが……!!」<br>
みくる「……?」<br>
<br>
ハルヒ「(まさかあそこまで頭いいと思わなかったわ……迂濶ね……どうにかしてみくるちゃんに恥かかせられないかしら<br>
……!! 電波が来たわ……! 普通にいけばいいのよ、塩と砂糖を取り替えるだけでいいのよ……!<br>
なんでこんな簡単な事に気づかなかったのかしら、正攻法でいけばいいのよ!)」<br>
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ハルヒ「というわけで、塩と砂糖を取り替えっこ~♪ ……よし……間違いないわ……絶対イケる」<br>
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――ガチャ<br>
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キョン「おっす、ハルヒ一人か」<br>
ハルヒ「……なによ、今日はアンタに用は無いわ、みくるちゃんは?」<br>
キョン「体調不良で帰ったぞ」<br>
ハルヒ「(み……見抜かれたぁ……!!??)」<br>
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ハルヒ「(もしかしたらみくるちゃんって……私が思う以上に勘がいいのかしら、まさか逃げるなんて……<br>
……もうラチがあかないわ、最後の手段ね……!)」<br>
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ハルヒ「んしょ……! ハアハア……よし……これならみくるちゃんはオロオロして泣くはず……!<br>
ホントにホントの最後の手段よ……流しもコンロも何もかも捨てる!……悔いはないわ……!」<br>
<br>
――ガチャ<br>
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みくる「あっ、いっつも一人ですね」<br>
ハルヒ「いい加減にしないと怒るわよ……みくるちゃん、お茶」<br>
みくる「あ、今いれます……って、えええええええ!?」<br>
ハルヒ「(ニヤリ) どうしたのよ、早くお茶いれてよ? ほらほら早く~♪」<br>
みくる「お茶どうこうの前に……コンロも流しも何もかもないんですが……凉宮さんですか……?」<br>
ハルヒ「へっ……? わ、私じゃないわよ……!! 知らないわよ、私が来た時からなかったわ!!」<br>
みくる「じゃ……じゃあ盗まれたんじゃ……私、行ってきますね!!」<br>
ハルヒ「ちょちょっと……!? どこいくのよ!?」<br>
みくる「職員室に盗難届け出しにですっ!! 行ってきます!」<br>
ハルヒ「へ……? あ、ああああああっ!!!! ちょっと、ちょっと待ってごめんなさいごめんなさ~い!!!!」<br>
<br>
終わり<br>
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ハルヒ「あたし蟹嫌いなのよねぇ。いちいち甲羅を剥くのが面倒ったらないわ!」<br>
みくる「あっ…」<br>
ハルヒ「どうしたのみくるちゃん?」<br>
みくる「ごめんなしゃい…わ、私知らなくて蟹持って来ちゃいましゅた…」<br>
ハルヒ「もう!何やってんのよみくるちゃん!で、でもせっかく持ってきたんだしいただこうかしr<br>
古泉「あ、涼宮さんが食べないなら僕がいただいてもよいですか?いやぁ大好きなんですよ蟹」<br>
ハルヒ「え!?あ……う、うん、別にいいゎょ…」<br>
みくる「蟹美味しいでしゅ(もぐもぐもぐ)ニヤリ」<br>
古泉「美味しいですね(もぐもぐもぐ)ニヤニヤ」<br>
長門「美味しい美味しい(バリバリバリ)」<br>
ハルヒ「………も、もぉー!もぉー!!」<br>
<br>
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キョン「エロゲ!」<br>
<br>
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―卒業後の話―<br>
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ハルヒ「えっ……? もしかして……キョン……? キョンなの……!?」<br>
キョン「えっ……? お前、ハ、ハルヒか……!?」<br>
<br>
ハルヒ「ホントに久しぶりよね、3年ぶりかしら?」<br>
キョン「ああ、ちょうど3年だな。どうだ、大学は?」<br>
ハルヒ「あんまり面白くないわ、高校時代に戻りたいわね……キョンは、短大よね? 今は何してるの?」<br>
キョン「ニー……フリーターだよ」<br>
ハルヒ「え……あ……ああ、そ、そっかそうなんだ……(今絶対ニートって言おうとした!! でも、認めたくないのね……)」<br>
<br>
<hr>
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