あま~い短編10
理由はわからない、あたしとキョンはこいつらに攫われて船に乗せられている。<br> とにかくこいつらはあたし達が邪魔らしい、あたしとキョンを殺すといっている。<br> 不思議と恐怖は感じ無かった。<br> <br> 「あと五分程で日本の領海をでる、そうしたら君達には死んで貰う。<br> あぁそうそう最期の願いはあるかな?よかったら聞いてやるぞ但し命乞いはだめだが」<br> <br> キョンの命が助かるんだったら土下座でも裸踊りでも何でもやる自殺したっていい<br> でも何をしてもこいつらがあたし達を生かしておかないのはわかっていた。<br> あたしは殺されてもいい、でもキョンを殺そうとするのは許せなかった。<br> そんな奴らとは口を聞きたくなかったのであたしは黙っていた。<br> <br> 「……こいつと……ハルヒと結婚したい」<br> キョン……いきなりなにを……<br> <br> 「ハルヒを……こいつを独りで死なせたくない、ハルヒを俺の家族として<br> 俺はハルヒの家族として最期を迎えたい、頼む俺達を夫婦として死なせてくれ」 <br> キョン……<br> <br> 「こいつは驚きだ、大体こんな船の上で結婚なんかできると思うか?<br> それに女はともかく男の方はまだ結婚できる年齢じゃないだろう」<br> そう確か女性は16歳だけど男性は18歳以上じゃないと結婚できない筈<br> というかキョンはいったい……<br> <br> 「外洋船の船長には様々な権限を公的に認められている筈だ<br> その中には婚姻に関するものある、違うかそこの船長さん?」<br> キョンから話を振られた船長がしぶしぶうなずいた。<br> <br> 「それにもうすぐ公海にでるんだろ、そしてこの船は便宜地籍船つまり日本の船じゃぁない<br> だから日本の法律は適用されない、適用されるのはこの船の籍がある国の法律だろ?<br> そこの国の法律じゃぁどこの国の人間であれ俺達の年齢なら当人達の同意があれば結婚できる筈だよな」<br> また船長がうなずいた。キョンって意外と物知りなんだ、って今そんなこと考えてる場合じゃないわね。<br> <br> 「本当なのか船長?その…結婚式はすぐに済むのか?」<br> 「そうですね、立会人が三人以上いて船長である私が二人の合意を確認するだけですので<br> 五分とかかりませんが……」<br> 「まぁ良かろうやってやれ」<br> <br> 「ハルヒそういう訳だ、順番が逆になったがお前を愛してる結婚してくれ!」<br> もちろんよ!、あっあたしもキョンが好き!とっととあたし達を結婚させなさい!<br> <br> 船長は聖書をもってこさせてあたし達の名前を読み上げた<br> 結婚式はドンドン進行していく<br> キョンはあたしと結婚するかって聞かれて大きくハイっていってくれた<br> あたしもちゃんとハイって返事をした<br> <br> 「船長として法律上付与された権限により、この二人が夫婦であることをここに宣言する <br> それでは誓いのキスを……」<br> <br> キョン……、キョンの顔が近づいてくる、あたしは目を閉じてその時をまった。<br> <br> ハ「はっ!ドリーム!……」<br> <br> ハ「という初夢だったんだけど、キョンあたしと一緒に誘拐されて結婚してくれない?」<br> キ「……(´・ω・`)」<br> <br> <hr> <br> 長門「あ゛ー風邪っぽい」<br> キョン「大丈夫か」<br> 長門「鼻水と熱が出てきた」<br> キョン「帰って寝てろよ」<br> 長門「一人でいると心細い」<br> キョン「朝倉いないの?」<br> 長門「………今、遠くに行った」<br> キョン「…朝倉も大変だな、俺の家くるか?」<br> 長門「行く」<br> キョン「妹は構わなくていいから」<br> 長門「もしかしたら…恋の病かもしれんね…………くしゅん」<br> キョン「風邪だな」<br> 長門「そう」<br> <br> <br> <br> 古泉「僕のアナルも恋の病のようです」<br> みくる「冗談言ってないで、ほら座薬入れますよ」<br> <br> <hr> <br> 朝「・・・・・」<br> ぎゅう<br> キ「どうしたんだ、朝倉?」<br> 朝「え、い、いや・・・何でもないよ・・・・・」<br> キ「本当か?」<br> 朝「あう・・・ほ、本当だよー・・・」<br> キ「嘘だ!!」<br> 朝「ひっ!!・・・ぐすっ」<br> キ「こんぐらいで、泣くなよ。弱虫だなー」<br> 朝「・・・うぅ・・・」<br> キ「悪かったって・・・なんでもするから許してくれ」<br> 朝「・・・じゃあ・・・ずっと・・・その・・・えっと・・・好きで、いてくれる?」<br> キ「もちろん」<br> <br> <hr> <br> ミ「・・・・あぅ・・・」<br> キ「あ、ミヨキチどうしたんだ?」<br> ミ「えっと・・・えっと・・・その・・・でも、どうせ駄目だろうし・・あう・・・」<br> キ「ん?」<br> ミ「どうせ・・・そうせ・・・うぅ・・・でも、言いたいよ・・・でもいえないよ・・・」<br> キ「俺に言いたいことがあるのかい?」<br> ミ「は、はい!で、でも・・・断られるんじゃないかなって思うと・・・怖くて・・・・」<br> キ「言ってみたら?どうぞ」<br> ミ「えっと・・・えっと・・・・・・うぅ・・・でも、どうせ・・・・・」<br> キ「弱気になってないで言ってみて?」<br> ミ「えっと・・・その・・・す、好きです!!」<br> キ「・・・・・!・・・・そうか」<br> なでなで<br> ミ「ひゃうっ!?」<br> キ「ありがとう。でも、あと4年は必要かな・・・。4年後もずっと変わらず俺が好きなら、付き合ってあげる」<br> ミ「あう・・・その間にお兄さんに彼女が出来たりしたら・・・・うぅ・・・・」<br> キ「弱気になるなって。大丈夫。誰とも付き合わないよ」<br> ミ「ほ、本当ですか!?ありがとうございます・・・えへへ・・・抱きついちゃいます」<br> キ「んー・・・嬉しいが、恥ずかしいもんだ――ちゅっ――なっ!?」<br> ミ「あ・・・えっと・・・あの・・・その・・・ごめんなさい!!大好きです!!」スタタタタ・・・・<br> キ「・・・やれやれ。こりゃ、4年間待つとしますか」<br> <br> <hr> <br> キ「ハルヒ」<br> ハ「あら、キョン」<br> キ「丁度良かった。お前に言いたいことがあるんだ。公園のベンチにでも座って話がしたい」<br> ハ「ええ・・・いいわよ」<br> <br> キ「・・・あのさ、ハルヒ」<br> ハ「なに?」<br> キ「・・・お前が・・・好き、なんだ・・・」<br> ハ「え・・・えぇぇえぇぇぇ!?ふにゅ~・・・」<br> キ「・・・俺に倒れこんだのはどう取ればいい?」<br> ハ「えへへ・・・大好きなキョンの膝枕気持ちいい・・・」<br> <br> <br> <br> シンデレ=でれると好きな人にSink<br> <br> sink・・・沈むという意味もそうだが、倒れこむなどの意味もある。<br> <br> ∴デレると好きな人に倒れ込む。<br> <br> <hr> <br> <p>マジデレ<br> <br> ハルヒ「キョン!好き!好き好き!だーいすき♥」<br> キョン「そうか。」<br> ハルヒ「キョン!一緒にご飯食べましょ♥」<br> キョン「ああ」<br> ハルヒ「キョン!今日デートし・な・い?♥」<br> キョン「いいあんだ」<br> ハルヒ「あぁ!いいわキョン♥」<br> キョン「そうだな」<br> <br></p> <hr>