Different World's Inhabitants YUKI～ニチヨウビ(その五)～
<div style="margin: 0mm 0mm 0pt">尻ポケットが振動した。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">「おわ？」</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> </div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> 飛び起きる。周囲の客が迷惑そうに俺を見て・・・と、いつか経験したことのあるような状況に今、俺は巻き込まれている。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">こうなると、続きはどうなるのか分かるだろう。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> </div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">「あ、キョン、どう、有希の体調は？」</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">おや。俺の記憶とは違う展開になっているが、まあ気にしないでおこう。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">長門の体調は至って平常、そう伝えるとハルヒは１２時に駅前に集合と言い出した。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">現在１１時４５分。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> <p>やれやれ、あいつはもっと早くに連絡をよこせないのかね。</p> <p> </p> </div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> 俺は、本棚の前でなにやら分厚い本を読んでいる長門を見つけ、一緒に図書館を出ようとした。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">ところが、長門は俺の袖を引っ張って、</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">「この本を借りたい。」</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">とつぶやいた。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> <p>それなら、借りていけ。図書カードは持っているだろ？</p> <p> </p> </div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> 「・・・・・・今は持っていない。たぶん、向こうの世界の私の家にある・・・・・・。」</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> と、俺の袖をつまんだまま、いかにも申し訳なさげに言う長門が可愛いと思った俺を誰が責められよう。これを疑問に思うのなら、今の俺と代わってみるがいい。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">まちがいなくコロリといくはずさ。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> </div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> とはいえ、このままだと団長様に雷を落とされかねないので、俺はカウンターでカードがなくても本を借りられるか聞いてみた。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> どうやらここの図書館では、図書カードを作った人の名前をパソコンで保存しているらしく、そこから長門有希の名前が見つかると、貸し出しの許可はあっさりおりた。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> </div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> <p> </p> <p> </p> <p> </p> <p> </p> </div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> 普段の長門より若干薄い本を持った長門を急かして着いた駅前には、すでに３人が到着していた。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">「あ、有希、大丈夫？」</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">と、もはや決まり文句のように、長門に話しかけたのはハルヒだ。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> まったく、いつかの合宿のときでもそうだったが、こいつはちと長門を心配しすぎてないか？</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> 確かに長門は、無口ではっきりとした意思表示をしないから、守りたくなるのも分からないでもないが・・・・・・。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> いや、待てよ？ひょっとしたら、長門の方がすごいのか？周りの人の母性本能をくすぐる何かを持っているとか・・・</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> </div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">「どうしました？えらく真剣な顔をしていますね。」</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">俺を妄想の海から引きずり出したのは、いつも通りのにやけ顔をした古泉だった。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">何でもない。すこしたわいないことを考えていただけだ。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">「そうですか。それならいいんですが。」</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">と、古泉はオーバーすぎるリアクションで肩をすくめてみせた。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> </div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">正直、俺は、今起こっている不可解な出来事を古泉に教えるべきかどうか悩んでいた。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> こいつならあの世界のことも知っているし、今、どんな事態なのか聞いてみれば延々と語ってくれそうだが、まあ、今はいいだろう。今日、長門から話を聞いてからでも遅くない。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> ちなみに、ハルヒにこの話など、出来るわけはないし、朝比奈さんにこの事を教えても、ただオロオロさせてしまうだけだろう。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> </div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">しばらくは俺１人で頑張ってみるか。いつも、みんなに頼ってばかりだからな。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> </div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> <p> </p> <p> </p> <p> </p> </div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> それから、俺たちは駅前の適当なファミレスで昼食をとった後、朝の予告通りに午後は部室にて、機関誌の原稿を書くことになった。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> </div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">「さて、私、あと少しで終わりますし、ちょっと張り切っちゃおうかなぁ～。」</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> と、ルンルン気分で一番にパイプ椅子に腰掛け、鉛筆をにぎりしめたのは、我等のエンジェル、朝比奈さんだ。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> </div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> 彼女は、今年、大学入試を控えた受験生だったが、ＳＯＳ団のイベントにも毎回とはいかなかったものの精力的に参加してくれ、そのうえ、受験勉強も怠ることなく、健気に続けていき、そのかいあってか、ハルヒが前から志望校にしていたある大学に合格した。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> <p>確か、あそこの大学はかなり難関だったはず。努力は実るんですね。</p> <p> </p> </div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">合格発表翌日に、眩しすぎる笑顔で</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">「やったぁ！やりました！うれしいですぅ～・・・。」</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> と、嬉し泣きしながら、部室に入ってきた朝比奈さんを思わず抱きしめて祝福したくなったが、周りにはＳＯＳ団も勢ぞろいしていたので、俺は寸前のところで思い止まった。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> </div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> それからというもの、朝比奈さんは、入試前どたばたして、あまり団活に参加できていなかったからか、いつもにも増して、積極的に団活に参加した。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> 気のせいか、メイド姿もいつもより美しく見えたし、淹れてくれたお茶も、うまさ３割増ぐらいに感じた。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> もちろん、機関誌作りでも、やる気満々で、去年の２倍のスピードで作業を進めていった。そんな、朝比奈さんにハルヒもやや押され気味で、去年よりずっと早い段階で、助言を与えていた。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">こうして、朝比奈さんの原稿は、もはや完成間近まで、出来上がっていた。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> </div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> ちなみに、長門は言うまでもなく、相変わらずよく分からない原稿をとっくに仕上げていたし、古泉は、運良く得意分野のミステリーのくじを２年連続引き当て、余裕のにやけ顔で原稿を仕上げていった。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> </div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">なお、今回のテーマ決めくじ引きの結果は、古泉は先ほど言ったように、ミステリー。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">朝比奈さんはファンタジー。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">俺は、歴史小説だ。これが、俺の原稿の進行具合を遅くしている大きな原因である。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> 歴史小説など、昔あったことをストーリーにまとめればいいのだろうと、気楽な気分でいたが、</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> 「そんな考え、古すぎるわ。今や時代はエンターテイメントよ！歴史小説のなかにも、武士がいる世界に、変な博士がタイムマシンでやってきて、戦いを繰り広げる、なんてのがあってもおかしくないわ！」</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">という、ハルヒのでたらめな希望により、俺の原稿作りは、困難を極めていた。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">だいたい、そんなどこかで聞いたことあるような話は、もはや歴史小説じゃないだろ。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> まあ、そんな意見を出しても、蟻の前に置かれた塩のように、無視されるのは分かりきったことだったから、実行には移さなかったが。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> </div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">おっと、言い忘れていたが、長門は恋愛小説だった。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> 長門が仕上げた小説が、恋愛とは言い難くも、まったく恋や愛が登場していないわけではない、そんな微妙な感じだったのも、これまた分かりきったことだろう。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> </div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> そんなことを考えつつも、俺は、どこからかハルヒの鋭い視線をうけながら、文章との戦いを繰り広げるべく、ノートパソコンのスイッチを入れた。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> </div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> </div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> </div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> </div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">「・・・・・・う～ん。」</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">彼のうめき声が聞こえる。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">今、さまざまなものが置かれている、このよく分からない部屋には、私と彼しかいない。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> 私の世界とは違う、ショートカットをした涼宮ハルヒは、機関誌の表紙を美術部に取りに、部屋を飛び出していった。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> 朝比奈みくるは、大学の準備があるといって、古泉一樹は、何か急用ができたといって、それぞれ帰ってしまった。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> </div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">２人きりの部室。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> </div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">私は、ノートパソコンのディスプレイを見ながら、頭を掻き毟っている彼を見た。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> </div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> 私は、彼らが機関誌作りというものを行っている間、先ほど、図書館で借りた本を読んでいたが、実際のところ、それほど集中できていなかった。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">なぜなら、その機関誌作りというものに大いに興味を抱いていたからである。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">こちらの世界では随分面白いことをやっているんだ・・・。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> </div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> 私の世界でも、年に一度、文芸部として文章を書かなければならなかったが、なにしろ文芸部は１人しかいなかったので、機関誌などを作る予算もなく、自分で作った小説は、文化祭の時に、掲示板に貼っておくくらいしか出来なかった。今までの文芸部はずっと機関誌作りを行っていたらしいが・・・・・・。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">だから、一度でいいから、文章をこういった雑誌に載せてみたいと思っていた。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> </div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> 私の視線に気づいたのだろう。彼が、パソコンとの睨めっこをやめて、こちらを振り返った。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">「なあ、長門。」</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">私は、あわてて目をそらし、</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">「・・・・・・なに。」</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">と答えた。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">「お前は確か、小説を書いたりしないんだよな？」</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> </div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">「・・・・・・そう。」</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> <p>本当は、書いているのだが、確か彼には、書いていないと伝えていたはず。</p> <p> </p> </div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">「でも、いつも本読んでるから、少なくとも俺よりは、文章力あるよな。」</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> <p>どうだろう。私は、彼がどのくらいの文章力を持ち合わせているか知らない。</p> <p> </p> </div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">どう答えるべきか悩んでいると、彼は、悪戯っ子のような笑みを浮かべながら、</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> 「どうだ、お前も何か書いてみるか？テーマは恋愛小説に限定されるし、締め切りももうすぐだから、結構、大変だけどな。」</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">と尋ねてきた。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> </div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">やっぱり。何となくだが、そう言われるのではないかと思っていた。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">私の正体もあっさり見抜いたし、彼は変に鋭い。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">いつか、私の想いも分かってしまうのだろうか・・・・・・。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> </div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> 窓から差し込む夕陽のせいか、それとも今考えていることのせいか、赤い頬をした私は、自分の気持ちに嘘をついても、損するだけだと思い、素直に</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">「書いてもいい。」</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">と答えた。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">本当は、書いてみたい、なのだが・・・・・・。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> </div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> </div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">「お待たせ～！！どう、原稿仕上がった？」</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> ドアを突き飛ばすような勢いで開け、太陽のような明るい笑顔をした涼宮ハルヒは、手に抱えた紙束を机に置き、彼のパソコンを覗き込んだとたん、</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">「ちょっと！さっき見たときから、全然進んでないじゃないの！？」</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">と、彼を怒鳴りつけた。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> </div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> 彼は、溜息をつきながらも、へいへいなどと、生返事を返して、パソコンの方へ向き直った。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> </div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">私は、読書を再開しようと、本に視線を戻しかけたが、</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">「おい、長門。」</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> <p>と、彼が小声で、私にささやいてきたので、その動作を一時停止した。</p> <p> </p> </div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> 「さっきのこと、編集長様に伝えとけよ。この世界の長門は、もう原稿を仕上げちまってるんだ。書き直したいって言っとかないと、機関誌に載せることは出来ないぞ。」</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">彼は、そう言って、またパソコンとの睨めっこを再開した。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> </div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">私はもともと、意思表示をするのが苦手だ。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">どうやって伝えようと、悩んでいると、都合よく</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">「有希、どうしたの、本も読まずにぼーっとして。どっか悪いとこでもでもあるの？」</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> <p>と、涼宮ハルヒの方から話しかけてきた。</p> <p> </p> </div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">私は、今がチャンスと思い、彼女の質問には答えず、かわりに</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">「原稿を書き直したい。」</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">と、言った。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> </div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">彼女はきょとんとした顔になり、私の顔を見つめている。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> </div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt">あれ、言うタイミング、おかしかったかな・・・・・・。</div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> </div> <div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> <p>彼がやれやれといった感じで、首を振っているのを横目で見ながら、私は恥ずかしさのあまり、顔を真っ赤にしながらうつむいた・・・・・・。</p> <p> </p> <p> ～<a title="Different World's Inhabitants YUKI～ニチヨウビ(その六)～ (3s)" href= "http://www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/3628.html">Different World's Inhabitants YUKI～ニチヨウビ(その六)～</a>へ～続く～</p> </div>
