- 第9部へつづく
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お題「長門のテストの点数」
第71話 バカはバカ
~中間テスト終了~
キョン「うわぁー、我ながらひでぇ点だな……。補習になりそうだ……」
長門「なんという点数。この点数は間違いなく赤点」
キョン「そういうお前はどうなんだよ。お前には負けないと思うが」
長門「わたしは自己最高点」
キョン「だから何点なんだよ」
長門「全ての問題は非常に幼稚、全て同じ難易度に感じるほど簡単すぎて答える気にもならない。
だから全て同じ答え。そして同じ採点」
キョン「全部空欄か……。0点って初めて見たぞ」
長門「空欄じゃない。ちゃんと一箇所埋めている」
キョン「ああ、ここか。名前欄が『長戸有希』になってる。そこは間違うな」
長戸有希「元からその名前」
キョン「情報改変するな!」
長門「0点は誰でも取れる点数じゃない。学年でも0点を取ったことがあるのは他に朝倉涼子だけ」
キョン「自慢するな」
長門「朝倉涼子も毎回ではない。だけどわたしは毎回だから常に毎回自己最高点を記録している」
キョン「よく留年しないな」
長門「実はかなり大パンチ。スーパーウリアッ上」
キョン「『大ピンチ』だろ。ほんとお前はピンチそうだな」
長門「だから最近頑張って手を挙げてるのに先生が指してくれない」
キョン「お前の挙手は授業妨害だろそれ」
長門「積極性を買ってほしくて」
キョン「誰もそんな無駄な投資しねえよ」
長門「だから勉強教えて」
キョン「またかよ。前に俺の勉強邪魔してたくせに」
長門「『股かよ』? 勉強という名目でエッチなことをしようとしてる……」
キョン「しねえよ! そういうことしてたのはお前だろ!」
長門「辞書のエッチな単語に赤線引くのは勉強ではない」
キョン「そんなことしてるやつはいねえよ!」
谷口「……いや、いる」
キョン「な、なんだ谷口」
谷口「俺にも勉強教えてくれえぇぇ! 勉強の仕方がさっぱりわからんのだ!」
キョン「お前もかよ……俺なんかが教える立場になれるわけ無いだろ」
谷口「そんなこといっても俺の倍近い点数なんだから少しはマシだろ」
キョン「それに、勉強って言っても俺の勉強法はノートを見直したりするだけだぞ」
谷口「自分の部屋だとどうしてもゲームとかで遊んじゃうだろ。だからお前の部屋でやるのさ。
それだけでだいぶ違うと思うんだ」
長門「銅管」
キョン「『同感』だろ。まあ、いいか。くれぐれも遊ぶなよ。勉強会だからな」
谷口「よっしゃ。何もっていこうかな」
長門「ゲームとお菓子は忘れないで」
谷口「もちろんだぜ!」
キョン「勉強する気ねえなこいつら……」
~~キョンの家~~
長門「むずかしい」
谷口「あぁー、どうすりゃ解けるんだよこれ」
長門「一度途中まで戻って考え直す?」
谷口「いや、解き方はここまでは合ってるはずなんだよ。ここから先が……」
キョン「なあ、頼むから『倉庫番』やりだすのやめてくれないか? いつのゲームだよそれ」
谷口「いや、これは数学的発想を育成するのにいいゲームなんだぜ」
キョン「いまさら育成しても無駄だろ。数式覚えなかったら点は取れないぞ。
少しでもいい点が取りたかったら今勉強しておかないときっと後悔するって」
長門「……わかった。ちゃんとやる」
キョン「おお、長門。いい子だ。谷口も見習え」
長門「そこのブロックは最初に右。で、こっちを上」
谷口「おー、ちゃんと解けた解けた!」
キョン「ちっともわかってねー……」
~期末テスト終了~
長門「……」
キョン「今回はどうだったんだよ」
長門「頑張ったけど無理だった」
キョン「そうか、まあ、仕方ないさ。まともに勉強してないんだからな」
長門「……平均に届かなかった。あと2点だったのに……」
キョン「な、なにいいいぃ!! 平均まであと2点だとおおぉぉ!!」
長門「ごめんなさい、怒らないで」
キョン「い、いや、怒ってるんじゃなくてな……。その……俺の点より……」
長門「あなたの努力が無駄になってしまった。やっぱりわたしはバカ……」
キョン「そ、そんなことはないぞ……うん、お前、意外とやれば出来る子なんだな」
長門「慰めなんていらない! う、うぅぅ、うぐ、ひぐ」
キョン「泣くなって。今までの毎回0点から見たらすごい躍進だぞ」
長門「こんな問題で平均にも届かないバカなんて生きる資格ないんだ……しくしく」
キョン「う……そこまで思いつめるなって……。平均点より下の人間なんてたくさんいるんだからさぁ……」
長門「そんなバカな人間いない! わたしより下の人間がいたらもうとっくに自殺しているはず」
キョン「い、いやそこまでは……」
谷口「おーい、キョン。今回のテスト何点だった? 俺、なんとか平均より1点上だったけどお前は?」
朝倉「ひどいのよ長門さん、今回山根くんがちっともカンニングさせてくれなかったのよ。
そのおかげで平均点にあと1点届かなかったわ」
山根「いっつも人の解答見るのやめてください」
キョン「……はは、遺書書かなきゃ……」
~バカっていうヤツがバカ~
──完──
お題「餅つき」+●●●ー
072話 バカガミ餅
長門「こっそり」
キョン妹「あー、有希だー。また窓から来てるー」
長門「シッ、今日はお忍びで来てる。だからあなたの部屋に来た」
妹「ねー、あそぼ~よ」
長門「了解。いい遊びを教えてあげる。ちょっとこっちへ来て」
妹「なになに? キョン君のお部屋で何かするの?」
長門「何かするのは彼の方。こっそりこのスキマを覗いてみて」
妹「え? ……うわっ、キョン君なんか変なビデオ見てる」
長門「あれが彼の遊び」
妹「なんかいやらしいビデオだ~。ねえ、あれ何してるの? なんかこすってるみたいだけど……」
長門「お餅をこねている」
妹「お餅? お餅なんかどこにあるの?」
長門「もうすぐ出る。白いお餅が」
妹「なんだろドキドキする……ドキドキ」
長門「あ……」
妹「あ……見つかっちゃった」
キョン「ああああああぁぁー!! て、て、てめえらぁぁ! 何してやがるー!!」
妹「キョン君こそ何してるの~?」
キョン「な、何もしてねえよ! いいからあっち行ってなさい!」
長門「録音テープ再生。『あ、あ、あぁ~、お、あ、いくいく』」
キョン「してません! 俺は何もやってません!」
妹「なんか部屋の中くちゃ~い」
キョン「あ~、すまんすまんちょっとオナラ臭かったかな? ハハハハハ」
長門「先走り餅の匂い」
妹「先走り?」
キョン「ぐわぁ~! なんでもない! なんでもないんだぁ~!!」
妹「そうだ、ねえねえお餅見せてよお餅~」
キョン「お餅?」
妹「さっきキョン君がこねてたヤツー」
キョン「お餅じゃない! これはお餅じゃないんだ!」
長門「股間に隠してある」
妹「ほんとだ! 膨らんでる! 大きーい」
キョン「ちがあぁ~う! 違う! これはお餅じゃないんだ!」
長門「隠すということはよっぽどおいしいお餅」
妹「ずっるーい。キョン君わたし達に内緒でそんなことしてるなんてぇ、お母さんに言っちゃうわよー」
キョン「だぁー! そ、そっそ、それだけはぁぁ!」
妹「ていっ!パシッ あれ、結構硬い」
キョン「あ、こら! やめなさいっ! 小学生がそんなことしちゃだめです!」
長門「この餅は特殊。こねればこねるほど大きく、硬くなる特性がある」
妹「うわ~、ますます見たくなっちゃった。てや~、ここだー。モミモミ」
キョン「やめろおぉぉ!」
餅だけに妹さんも粘り強いにょろ~ん
めがっさめがっさ
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お題「餅つき」
第73話 バカつき
喜緑「そ~っと……えーいっ!!」
会長「……サッ」
ズドスン! メキメキィ!
喜緑「ちょっとー、避けちゃダメですよかいちょーう」
会長「喜緑くん……。杵は人を殴るためのものではない」
喜緑「ええ、ですから会長しか狙っていませんけど?」
会長「私をなんだと思ってるんだ!」
喜緑「もろちん、愛する生徒会長です。他の人とは違います」
会長「『もちろん』な。一日に二度もゲーメストネタをやらないでくれたまえ。
それとわたしも人間だ。愛する相手だったら、いきなり命を狙うのはやめたまえ」
喜緑「じゃあ、このハンマーみたいなのはどうやって使うんですか?」
会長「餅をつくんだよ」
喜緑「え? 尻を突くんですか? ちょっと待っててくださいね。スカートまくりますんで」ゴソゴソ
会長「君1人で好きにしたまえ」
喜緑「あぁ~ん、会長いけずぅ~」ブンブン!
会長「危ないから杵を振り回すのはやめたまえ!」
喜緑「じゃあ、会長、一緒に餅とか(尻とか)突きましょうよ~」ブンブン!
会長「わかった! わかったからもう振り回さないでくれ!」
喜緑「ほんと!? じゃあ、この婚姻届に判を押してください!」
会長「そこまで了承してないっつうのー!」
~~~
会長「こうやって私が餅を杵でつくから君はついた餅をこねる役だ」
喜緑「はい、わかりました」
会長「ではいくぞ……ヨイショー!」ペッタン
喜緑「はいっ」コネコネ
会長「ヨイショー!」ペッタン
喜緑「はいっ」コネコネ
会長「喜緑くん……」
喜緑「なあに? あ・な・た」コネコネ
会長「何をしている」
喜緑「お餅をこねているだけですけど?」
会長「私の股間はお餅ではない。両手がふさがっているのをいいことに変な事をしないように」
喜緑「やだ、わたしったら……あんまりに柔らかそうだったんでつい……」
会長「殴るぞ」
喜緑「杵は人を殴るための物じゃないですよー。怖いのでやめてくださいよー」
会長「じゃあ、まともにこねる役をやりたまえ」
喜緑「はーい」
会長「では、いくぞ! ヨイッショ!」ペッタン
喜緑「はいっ」ペタペタ
会長「お、いいぞ。ヨイショー!」ペッタン
喜緑「はいっ」ペタペタ
長門「……しくしく」
会長「うわっ、ちょ、ちょっとストップ。ストップだ喜緑くん」
長門「……しくしく」
会長「なんだね、長門くん、急にこんなところに来て」
長門「わたしの胸をバカにするなぁぁ!」ポカポカ
会長「しとらん!」
喜緑「あー、ペッタンペッタンって音に反応して……」
会長「知らんがな」
喜緑「これは会長が悪いですよ」
会長「そうなのか!?」
喜緑「そうですよ! 長門さんはいつも自分の胸がとても高校生とは思えないほど小さいことを、
ものすごく、思いっきり、モストデンジャラス気にしているのです。
それをこれ見よがしにペッタンペタペタペッタンペタペタ……。
わたしはまだそんなに小さくないからいいものの、
これじゃあペチャパイでペッタン胸の長門さんの事を暗に皮肉っているようにしか見えません」
長門「うわぁぁーん、ひどいぃぃ!! うぇぇぇん!」
会長「君が泣かしているようにしか見えないんだが……」
喜緑「とにかく謝ってください! 女の子に失礼ですよ!」
会長「うーん……なんだか釈然としないが……。すまなかった。
無意識だったとはいえ傷つけたとしたら謝るよ」
喜緑「ごめんね、長門さん。罰ゲームとして会長には尻餅をついてもらうから」
長門「わかった。わたし縛る役」
会長「な、な、なにをする気だね!? ちょ、やめたまえ! うわっ! こらー!」
長門「ぐるぐるぐる」
喜緑「えー、それではー。これよりー。鏡開きをさせていただきたいとおもいまーす」
長門「イエー」
会長「うわっその杵で何をする気だー! こらー!」
長門「大丈夫、お尻を割るだけ」
会長「尻は元々割れてるから! 二つに割れてるから! やめてくれ! やめてくれ! あっー!!」
喜緑「えーいっ!」
~一生尻に敷かれるタイプ~
──完──
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お題「旅行」
第74話 バカンスでバカです
喜緑「会長、準備はできましたか?」
会長「何のことだね」
喜緑「やだぁ、明日は初めての二人きりの沖縄ハネムーンじゃないですか。
コンドームもいっぱい買っておきましたんで、ご安心を」
会長「違う。明日は修学旅行だ。それに二人きりじゃないし、君とはクラスも班も違う」
喜緑「でも会長の班もわたしの班と同じ経路じゃないですか~。偶然たまたまですが」
会長「そうくると思ってな、直前で変更した。残念だったな」
喜緑「ええぇー!?」
会長「君らの班の人間と仲良くな。ははは、では」
喜緑「えぇ~、ひどぉーい」
~~沖縄~~
喜緑「やっと二人きりになれましたね、かーいちょう♪」
会長「喜緑くん……。私の班の人間が揃いも揃って私以外全員食中毒とはどういうことだね?」
喜緑「あら、奇遇ですね。わたしの班もわたし以外食中毒なんですよ。これはきっと神(自分)の思し召し」
会長「悪魔(喜緑)の仕業だろう」
喜緑「お互いこれで自由行動ですね。会長、さっそく海行きましょう! 海!」
会長「水着など持ってきていないのだが」
喜緑「わたしの水着お貸ししましょうか?」
会長「君はバカかね? いや、バカだったな」
喜緑「そうでしたね、会長は裸で泳ぐタイプの人間でした」
会長「人間をそんな風に分類したのはおそらく君が初めてだ」
喜緑「とにかく海行きましょう! 沖縄といったら海行かなきゃダメなんです!」
会長「わかったわかった。はぁ……」
喜緑「こ、これが海ですかー……。初めて見ました~」
会長「それはバス停だ」
喜緑「や、やだ。わかってますよー。ちょっとボケてみただけです。こっちですよね」
会長「違う。それはシーサーだ」
喜緑「あー。惜しい~。海も英語でシーっていいますし」
会長「かなり違う。これが海だ」
喜緑「あれ? こんなに小さいんですか海って?」
会長「それは砂粒だ。そうじゃなくてこの水一面で海というんだ」
喜緑「うわぁ~。大きいですね~。これなんていうんですか?」
会長「だから海だって」
喜緑「泳ぎましょう!」
会長「だから水着が無い」
喜緑「わたしのをお貸ししましょうか?」
会長「君は何度おなじ会話をすれば気が済むんだね?」
喜緑「ちゃんと男物の海パンも用意してます」
会長「な、なぜそれを……」
喜緑「よくこの海パンの匂いを嗅いだりしていたので」
会長「人の海パンを勝手に盗まないでくれたまえ。なくなってたと思ったらやっぱり君か」
喜緑「盗んだんじゃなくてぶん取ったんです」
会長「余計悪いわ!」
喜緑「いいからいいから、着替えて着替えて」ヌギヌギ
会長「わぁー! 人のズボンに手をかけるな!」
喜緑「恥ずかしがってちゃダメですよ! これじゃあ人前でセックスできないですよ?」
会長「んなことせんわい!」
~~~
喜緑「じゃーん、どうですか!? この水着」
会長「どうですかって……いつもの我が校のスクール水着じゃないか」
喜緑「会長の好みに合わせてみましたー」
会長「そ、そんなこと言った覚えは無い」
喜緑「スク水は学校で見るときよりも、海やプールなど公共の場で見るときのほうが興奮する。
さすがは会長の名言だと思ってたのですが」
会長「……人の手帳を勝手に読むな」
喜緑「会長、この海おかしいです! 気をつけてください! 変な味がします! しょっぱい!」
会長「それが普通だ。おかしいのは君の頭だ」
喜緑「それに泳げません! どうなってるんですか!?」
会長「泳げないのは君のスペックだ。海のせいではない」
喜緑「あ、ありゃりゃりゃ?」ズルン、ドボーン
会長「お、おい! 喜緑くん!」
喜緑「会長、おかしいです! 溺れているのに沈んでいきます!」ブクブク
会長「当たり前だろ! ああ、流されてる流されてる!」
喜緑「た、助け……ふがふがゴボゴボ」
会長「喜緑くーん!」
喜緑「か、会長、危ないです。ゴボゴボ。溺れます。人工呼」
会長「あー、なんか変な期待してるってことは大丈夫そうだな&&」
喜緑「そ、そんなぁ~」
喜緑「ゴホッゴホッ!」
会長「おお、喜緑くん、無事だったか」
喜緑「え、えぇ、なんとか自力で。いくら待っても会長が助けに来てくれないですもの」
会長「泳げない割にはうまく浮かんでたからな」
喜緑「コンドームを浮き袋にしてたので」
会長「するな!」
喜緑「ごめんなさい……わたしのせいで……」
会長「いいんだ、気にするな。無事だったんだからよかったではないか」
喜緑「いえ、すいません……せっかくの人工呼吸のチャンスだったのに気絶するの忘れてた……」
会長「そっちかい!」
喜緑「あーあ、コンドームも全部台無しになっちゃいました。どうしましょう」
会長「そんなもの最初から使う機会は無いから捨ててしまいたまえ」
喜緑「嬉しい! ゴムなしでOKなんですね!」
会長「違う!」
おしまい
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お題「朝倉�ハルヒ」
第75話 バカ友達
~~入学式の数日後~~
朝倉「涼宮さん……でよかったかしら?」
ハルヒ「たしかあなたはさっきクラス委員長に立候補してた人ね。何の用よ」
朝倉「えぇ? クラス委員長? わたしが?」
ハルヒ「そうでしょ? 知らないで立候補してたの?」
朝倉「いや、なりたくない人が手を挙げるものかと……」
ハルヒ「そんなわけないでしょ。あんたバカァ?」
朝倉「そうか、罠だったのかぁ……残念」
ハルヒ「罠じゃないでしょ。どうみてもあんたがバカなだけじゃない。
それより何の用事? あたしは普通の人間の相手をしているほど暇じゃないんだけど」
朝倉「だって涼宮さん友達いなさそうなんですもの」
ハルヒ「ほ、ほっといてよね!」
朝倉「友達の多いわたしとしては、クラスで浮きまくった存在ってほっとけなくて。
さっそくお友達になってあげようかなって思うの。光栄でしょ」
ハルヒ「余計なお世話よ!」
朝倉「朝倉涼子を囲う会の会員にしてあげる。やったね、会員ナンバー2番よ!
二人目のお友達! よろしくね!」
ハルヒ「あんたちっとも友達多くないじゃない……」
朝倉「お友達としてお願いがあるの!」
ハルヒ「だからお友達じゃないって」
朝倉「お金貸して!」
ハルヒ「友達でも貸すかー! さっき初めて口を聞いた人間にいうセリフじゃないわよー!」
朝倉「えぇーー!? 貸してくれないの!?」
ハルヒ「驚くようなことじゃないでしょ、当然よ」
朝倉「じゃあ、お金くれるんだ。やっさしーい」
ハルヒ「誰がやるかー!」
朝倉「涼宮さん、お友達だから宿題うつさせて」
ハルヒ「いやよ! 誰があんたなんかに!」
朝倉「涼宮さん、お友達だからおっぱい揉ませて」モミモミ
ハルヒ「あ、ちょ、ちょっとみんなが見てる前で何すんのよ!」
朝倉「みんなー! 涼宮さんのおっぱいはわたしと1センチ違いですよー! 意外とおおきいー!」
ハルヒ「やめてー!」
山根「1センチ……大きいのか小さいのか。それが問題だ……」
朝倉「お友達だから、デザートのメロン頂戴」
ハルヒ「ふ、ふざけんなー! いい加減にしろおぉ!バキィ」
朝倉「あいったー。グーで殴られたぁ。なんでえ?」
山根「あ、よかったら僕のどうですか(会員ナンバー1)」
朝倉「うん、それ瓜。ぱくっ」
朝倉「涼宮さん、涼宮さんってばー」
ハルヒ「……ツーン」プイッ
朝倉「なぜか涼宮さんってわたしがいくら話しかけてもなーんも答えてくれないの。
だからどんどんクラスから孤立しちゃうのに……」
キョン「圧倒的にお前が悪いだろ」
おしまい