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ぽるのではるひ！ - (2010/04/16 (金) 17:07:56) の編集履歴(バックアップ)
ある楽曲を元に書いています。
鬱多いかも。
他の話と繋がりはあったりなかったり。
其れは御伽噺でしかない
誰かが絶望した時に現れて
絶望を只 食い破る生き物の話
誰かが言う 其れは悪鬼だと
誰かが言う 其れは神様だと
誰が知るだろう 其れが只の恋する少年で在る事など
誰が信じるだろう 其れが只の恋の力で在る事など
少女 今此処に百年の眠りに着く
世界に絶望して
運命に絶望して
自分に絶望して
千年の孤独な夜に逃げ込んだ
だから 絶望を食いに来た
だから お前を救いに来た
其れは御伽噺でしかない
誰かが絶望した時に現れて
絶望を只 喰い尽くす生き物の話
誰が知らずとも 其れが只の恋する少年の行いだと
誰が信じずとも 其れが只の恋の力の結晶だと
お前の瞳には映る筈だ
お前の唇には届く筈だ
十の血溜まりを踏破して
百の涙の雨を掻い潜り
千の友の声に背を押され
万の想いを胸に秘め
たった一つの夜明けが来たぞ
誰もが言う 其れは月だと
誰もが言う 其れは星だと
太陽では決して無いと そう告げる
そう 其れは太陽では無い 月でも無ければ星でも無い
其れは少年 只の女に恋する男
たった一人のお前の為に 億の夜を乗り越えて
其の剣を磨き 心を磨き 牙を磨き続けた
たった一つのほうき星
立ち上がれ 胸を張れ 腕を伸ばせ
磨き過ぎて磨り減った 其の星に触れてみろ
お前の手の中で 煌々と光り輝くのが分かるだろう
たった一人の少女の為に 身を削って光り輝くのが分かるだろう
石の様に固まった目蓋を溶かす為に
帳の様に厚い目蓋を透かす為に
億の夜は在った事を知っているか
十の血溜まりを踏破して
百の涙の雨を掻い潜り
千の友の声に背を押され
万の想いを胸に秘め
たった一つの夜明けが来たぞ
お前の為の夜明けが来たぞ
其れは御伽噺でしかない
誰かが絶望した時に現れて
希望を只 体現する生き物の話
終わらない今が無い様に
沈まない陽が無い様に
明けない夜が無い様に
お前の絶望は今日終わる
其の為だけに磨いた剣
たった一度のたった一振り
時間と想いを飲み込んだ
たった一度のたった一振り
絶望を断ち切る為だけに産まれてきた
絶望を絶ち斬る為だけに鍛えられた
剣の名は『希望』
たった一度の其の煌きは
唯の一瞬だとしても
どんな星より玉よりも
其の輝きは 豪華絢爛！！
十の血溜まりを踏破して
百の涙の雨を掻い潜り
千の友の声に背を押され
万の想いを胸に秘め
たった一人の夜明けが来たぞ
お前の為の明日が来たぞ
今日のこの日が夜の命日
今日のこの日が朝の誕生日
ハッピーバースディ！ 祝福の鐘を鳴らせ
ハッピーバースディ！ 目覚めの時は来た
お前にキスする未来は今
さぁ、目を覚ませ
夜はもうおしまい
sleeping beauty
