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もし長門がバカだったら - (2007/12/18 (火) 02:36:20) のソース

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<p> 「期間限定」</p>
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キョン「あー、なんだか毎日来てる筈なのにこの部室に来るのが久しぶりな感覚だなぁ。<br>
   うーん、なんでだろう……」</p>
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<p>ガチャ</p>
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<p>キョン「おーっす。って……あれ?長門一人か」<br>
長門「……」<br>
キョン「ん、なんだそれ。何か食ってるのか?」<br>
長門「アナr……じゃない、プリン。モグモグ」<br>
キョン「どっかで買ってきたのか? おいしそうだな」<br>
長門「このプリンは21日までの三日間限定品。駅前で行列してまで買った物。あなたにあげる分はない。モグモグ」<br>
キョン「へぇ~」<br>
長門「……何?モグモグ」<br>
キョン「いや、長門って意外と人間っぽいっていうか、日本人的ところがあるんだなって思ってさ」<br>
長門「モグモグゴクン……例えば?」<br>
キョン「期間限定に弱かったり、行列に並んでみたくなったり」<br>
長門「その対象に対しては弱くない。さっき3匹倒したばかり」<br>
キョン「むやみに強がるな」<br>
長門「それに行列も並んでたのは私だけ」<br>
キョン「むなしいな、おい。それ行列じゃねえし」<br>
長門「大名行列に比べれば楽」<br>
キョン「そのときまだお前生まれてねえからこの国に」<br>
長門「だから私は実は日本人じゃない……」<br>
キョン「知ってます」<br>
長門「ネパール人」<br>
キョン「し、知らなかった……」</p>
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<p>長門「……実はあと1個余っている」<br>
キョン「え?……くれるのか?」<br>
長門「別にあなたのために買ってきたわけではないことをあらかじめ強調しておく」<br>
キョン「もっと幼馴染が照れ隠しで言う感じで言ってくれないか」<br>
長門「食えよ」<br>
キョン「あ……はい。じゃあ、遠慮なくいただくぜ~」<br>
長門「本当は全部自分で食べるつもりだったが、現在満腹でこれ以上食べられそうにない。<br>
   プリンの賞味期限はあと数時間。それまでにお腹がすく保証はないし、それに(2秒)」<br>
キョン「う、うめぇ~。え? 何か言った?」<br>
長門「……それに、あなたが喜んでくれるなら並んだ甲斐があった」<br>
キョン「一人だけどな」</p>
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<p>喜緑「あら、会長。こんなところに期間限定達が倒れてますよ。それも3匹も」<br>
会長「はぁ? 喜緑くん、君は何を言ってるのだね?」<br>
喜緑「どうしたんですか? 誰かに殴られたんですか?」<br>
会長「おい……さっきから一人で何やってるのかね」<br>
喜緑「駅前の限定プリンを奪われた!? それはひどい……いったいどんな人にやられたんですか?」<br>
会長「そこに誰かいるのか? 誰もいないように見えるんだが」<br>
喜緑「え!? ネパール人!? まさか……」<br>
会長「あのぉー、もしもし?」</p>
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<p>「2007年」</p>
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<p>ハルヒ「2007年も残すところもう少しね。年末年始は何しようかしら! 今から楽しみだわ!」<br>
キョン「今年ももう一年経つのか。時間が早く感じた一年だったなぁ~」<br>
長門「時間を自在に操作出来る人物が身近に一人思い当たる……」<br>
みくる「ひ、ひぃっ! なんでこっちを睨むんですか!?」<br>
キョン「そういう意味じゃねえっつうの」<br>
長門「別に……。睨んでなどいない。はにかんでただけ」<br>
みくる「ど、どんだけ~」<br>
長門「KY。帰れ」<br>
朝倉「まあまあ、長門さんも怒らない怒らない。それにキョン君もローマ字読みすれば『KYON』で</p>
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<p>KYなんだし。ね?」<br>
キョン「そ、そんなの関係ねーじゃん!」<br>
長門「……わかった。朝比奈みくる、気にしないで。これはかわいがりの一種」<br>
みくる「え? いきなりかわいいだなんてそんな……」<br>
キョン「……鈍感力がありすぎる」<br>
古泉「しょうがない、です」</p>
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<div class="main">キョン「長門は今年の思い出で何が一番思い出に残ってる?」<br>
長門「……大食い大会」<br>
ハルヒ「あぁ、やったやった。有希の一人勝ちだったわねー。でもその後ダイエットで相当苦しんだけ</div>
<div class="main">ど……」<br>
朝倉「ああ、あのビクトリーム!って口癖の」<br>
ハルヒ「なんか違う」<br>
長門「ブリーフビートパンツで」<br>
キョン「黙ってろ」<br>
喜緑「違いますよね、会長。ダイエットといえばセックスですよね」<br>
ハルヒ「ブフッ!」<br>
会長「……せめてもう少し言葉を変えるとかしてくれ」<br>
喜緑「言葉を偽装しても何も変わりませんわ」<br>
会長「それに私は君とは何も関係を結んでいない。みんなに誤解されるようなことを言わないでくれ」<br>
喜緑「私は産む機械でもいいんですよ? 会長の子供ならたくさん……こ・づ・く・り・しまっしょ!」<br>
会長「自重してくれぇぇ」<br>
キョン「やっぱりこいつらはどげんとせんといかんなぁ……」</div>
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<p>21日までつづく。</p>
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