<p> あれは僕がまだ少年だった頃の話です。<br> いつも遊んでいた友達の家に行く途中に通る公園のベンチに、目を輝かせた<br> オールバックの青年が座っていました。<br> 純粋だった僕はその瞳のプレアデス星団のような光に惹かれて、青年の元へ<br> ふらふらと近付いていきました。<br> すると青年は着ていたツナギのジッパーを下ろし何か一言つぶやきました。<br> その一言が何だったのか覚えていませんが、以後やたら心地いい気分になっ<br> たのを漠然と覚えています。一体彼は何者だったのでしょう。<br> <br> そこから発展する話もないのでゲイの話に移ります。<br> ゲイはいいです。何も考えていないようでいて、頭の中はここでは表記できない<br> あれやこれでいっぱいです。ひとたび男をあたえてやると、定型句となった言葉を<br> 発した後に喜び勇んで飛びかかります。無論跡には何も残りません。<br> <br> やはりそこから発展する話もないのでアナルスレについての話をします。<br> アナルスレは黎明期から覗いていて、ベタベタにならずシュールであり続け、かつ<br> 狂気と自虐性を兼ね備えているあたりが、もう何とも言えず病みつきです。<br> もし退屈を持て余していたら、一度覗いてみるといいのではないでしょうか。<br> ただし、そこで発生した有形無形を問わぬいかなる出来事に、僕は責任を持ちま<br> せんのであしからず。<br> <br> こんなかんじでレスを埋め尽くしているあたりにもう何ともいえぬいっぱいいっぱい<br> 感が漂っていますが、このスレを立ててくださるすべての住人と、保守してくださる<br> アナラーの皆さん、そして何よりレスをつける方々に最大限の感謝をしながら、保守っ。</p> <hr> <p><br> 人が一生のうちに掘られる数は決まっているのではないかと思うことがあります。<br> だとすれば今その定量を着実に減らしているわけですが、時折僕は自分の定量は<br> 一生のうちに消費しきれるものなのかとも思うので過ぎたるは掘られたるがごとしです。<br> 今回は短編集ということなので、一編一編ごとにコメントをします。<br> <br> <br> アナルはどこに行った?<br> <br> これを生み出すきっかけになったのは誰あろうウホ泉くんの「僕のアナルが!アッー!」<br> という発言に他なりません。<br> まったく失くした貞操を復活させるほうの身にもなってほしいものです。<br> おかげで情熱を三日ほど持て余した挙句に三人ほど男を掘りました。嘘です。<br> <br> <br> 俺の穴☆一直線<br> <br> アナルスレのみんなで乱交パーティをやろうというのは、連載当初から考えていたこと<br> なのですが、結果的にこのスレまで引っ張ることになってしまいました。<br> 思ったとおりウホ泉君が台風の目ですが、果たして本当に目なのだろうか、目と偽った<br> アナルなのではないかと沈思黙考する次第ですが僕に確認する術もないこともないです<br> が皆さんの楽しみを奪うことになりかねないのでこのへんで保守っ!</p> <hr> <p><br> もうすっかり冬ですが皆さんいかがお過ごしでしょうか。<br> ちなみに僕は冬が大嫌いです。<br> 一度冬をこの世から抹消すべく魔方陣を描いて祝詞を唱えながらやっさいもっさい<br> した経験があるくらいに嫌いです。<br> なぜかと言うと冬は野外で「アッー!」とならないからです。<br> 物語上でも冬というと室内が定番で、定番を崩したいもののそれも奇をてらっている<br> かと思われそうで癪です。あんまり癪なので晩酌しました。吐きました。訴えていいですか。<br> <br> 僕が好きな季節というと即答で夏です。<br> 一度一年中を夏にすべくアロハシャツを着て半額サマーバーゲンの最中でもっさいもっさいした経験があるくらいに好きなのですが、さっきのも含めて意味などないことは太陽の次に月が昇るくらいに明白なことです。<br> <br> そういえばこういった小説の巻末にはあほがきの掲載が義務付けられており、僕の趣向としては一度アナルスレについて小一時間語った挙句に、僕の家のカレーパーティにスレの皆さんを招待したいくらいなのですが、さすがにここまで適当なことを言っていると編集さんあたりに掘られそうなのでもっと言います。キリンさんが好きです。でもアナルの方がもっと好きです。<br> <br> ところで今回は本編を書いた覚えがないのですが、それは純然たる僕の記憶違いということでおkなのでしょうか?と能書きを垂れつつ保守っ!</p> <hr> <p><br> 承前。僕の貞操は無事に飛び立っていきました。かしこ。<br> <br> 本来ならここいらでアナル長編が登場するはずだったのですが、またも早漏短編が無節操に集合した本作が先に出ることになってしまいました。<br> <br> <br> エンドレスナイト<br> <br> ホモ泉君の行動力には毎回目を見張るものがあり、僕も心の師匠としてそろそろ彼のブロマイドを神棚にでも飾ろうかと考えている次第です。<br> 終わらない夏の夜の話。僕はどちらかというまでもなく夜型で、先日数ヶ月ぶりに日光を浴びたらあまりのまぶしさに我を忘れて逆立ちで「アナルセックス!」と叫ぶところでした。<br> 世界の中心でアナルを叫ぶ。<br> <br> ウホォーォオ ウホォーォオ アッアアアッアッアッー!症候群<br> <br> ある日アナルスレを見ていたところ、この言葉を目撃して落雷に打たれたかのごとき衝撃を受けたのを覚えています。確かあれはひぐらしのなく頃でした。例によって嘘です。詐欺師じゃないってば!<br> 衝動のままに書きなぐった話なので僕もあまり覚えていません。<br> 実は僕の中には第二の人格が潜んでいて、彼または彼女またはそのどちらでもない人物が僕の変わりにこれを執筆してくれたのではないでしょうか。そういうことにしておきません?だめ?<br> そのほうがロマンあるじゃん、そうしとけよ!!!<br> <br> といったところで媒体による制限が来そうなのでこの辺で保守っ!</p> <hr> <p><br> 僕がまだ高校生の頃の話です。<br> アナル部という部が学校にあって、部員はたったひとりだけでした。<br> その部員が僕の先輩で、言うまでもなく同性でした。<br> 僕は他にホスト部とセクシーコマンドー部を兼部していたので、アナル部には<br> なかなか顔を出せなかったのですが、先輩に顔出すくらいならケツ出せこの<br> 野郎とこっぴどく叱られた覚えがないわけでもないです。<br> 先輩は翌年(童貞)卒業してしまい、僕は他の部が忙しくなっていたのでアナル<br> 部をやめてしまったのですが、さてその先輩の名前が思い出せません。<br> でもあの逞しい臀部の感触だけは漠然と覚えています。<br> たぶん、先輩もそうなのではないでしょうか。<br> <br> ひとつでは足りないみたいなので思い出話をもうひとつ。<br> 僕がまだ同性の温かみに目覚めていない不幸な小学生の頃、彼はクラスの<br> 中心的存在で、いつも男子全員をそれはもうはべらせていました。<br> しゅちにくりん、という言葉がぴったりで、後で辞書で引いてorzした覚えがあり<br> ます。彼はあらゆるテクを自身に網羅しており、おかげで教室からはいつもあの<br> 特有の匂いがそれはもう立ち込めていました。<br> <br> いまでは僕がおじいさん。孫にあげるのはもちろんヴェルダースオリジナル。<br> なぜなら彼もまた……アッー!</p> <hr> <p><br> 気付けば今年も年末で、さて、今年出かけた記憶がほとんどないのに、掘っ<br> て掘られた記憶だけは数え切れないくらいなのはさてなぜなのでしょう。<br> <br> 年末といえばサンタクロースですが、彼はどうしてあそこまで頑なにあの衣<br> 装で現れたがるのでしょうか?<br> 僕は仮説を立てました。思うに雰囲気が重要なのです。言うまでもなくサンタ<br> クロースはゲイに決まっています。僕の直感ですが疑う余地はミジンコの毛ほ<br> どもありません。彼は聖夜をあの格好で盛り立てたいのです。純真無垢な子ど<br> もの前に現れて、その親父さんを食すに決まっているのです。デザートはもちろ<br> んお子さんで、言っておきますが女子には見向きもしません。要するにショタコン<br> です。ですが、このスレの守備範囲から盛大にそれてしまうのでそれについて考察<br> するのはよしたほうがいいでしょう。<br> というか、そろそろこのあほがきもネタがつきてきて、いい加減やめようかと思う<br> のですが、書いた覚えのない本編が最終回を迎えていないのにあほがきを先に<br> 締めくくるのもどうかと思うのです。<br> まぁすべてひっくるめてアナルスレだからいいのでしょうか?<br> それではメリークリスマ保守。</p> <hr> <p><br> 今の僕は、性的な意味で発射五秒前くらいです。<br> だから、この無為なあほがきなるものをいくらでも書いてくれてかまいませんと<br> 編集さんに言われたところで、嬉しくもなんともないのです。いっそ編集さんとワン<br> ナイトホーリンラヴしたいところなのですが、どうすか、今度一発。<br> <br> 以前に自動筆記がどうこういう話をしましたが、どうやら僕は二重人格ではない<br> ようです。五重人格でした。<br> <br> 一人目はもちろん僕です。アナルスレラヴァーたる僕。世界中の男子に平等な愛を<br> 注ぐ僕。ついでに小説家なんぞをしている僕。<br> <br> 二人目はバシールさんと言いまして、待っててください、今召喚しま……<br> ハーイドウモー!バシールデース!ニホンゴヨクワカリマセーン!HAHAHA-!<br> ニホンジン、ケツノアナチイサイネー!!!<br> <br> 三人目は伊弉諾味噌汁之神、神楽という、何とも僕が今ひねりだしたかのような、<br> 遥か太古の神にあたる人らしいですが、どうやら三才児らしく言葉をまともに使え<br> ないようなのでここでの召喚ははばかられます。<br> <br> 四人目はプリンちゃんという可愛らしい方で、甘い小説を書くのが大好きらしいです。<br> でも僕はアナル原理主義者なので簡単に出てきてもらっては困ります。なのでこの方も<br> 召喚しません。ちなみに世の男性の九割は振り返るだろうプロポーションですが、あい<br> にく憑依しているのが僕の身体な上に実は男なので、まぁそれはそれでいいのかなぁと思わないでもないです<br> <br> 五人目には名前がありません。彼いわく、名前は記号に過ぎないから誰に何と呼ばれようと構わないのだとか。仕方ないので僕はマスオくんと読んでますが、そろそろ飽きて<br> (媒体が尽きました、続きを読むには保守してください)</p> <hr> <p><br> うほがき<br> <br> ……今回のあとがきは深海5000mからお送りします。<br> なぜ僕が今こんな場所であとがきを書いているのかと言いますと、<br> 話は十日ほど前に遡り……あぁ苦しい、遡ります。<br> <br> 日の光を浴びると秒速ノックダウンしてしまう僕はもちろん夜行性で、<br> その日も新作の執筆のためプロットをこねくり回していました。あぁん、<br> だめ、そこは、いやん……なんでもありません。ともかく練っていたわ<br> けです。<br> すると突然インターホンが鳴りました。<br> 時計を見たところ、午前三時でした。どう考えても人家を訪問する時間<br> ではありません。僕は文句のひとつでも言ってやろうかと思い、来週のデ<br> スノートはどうして総集編なんだバカという準備を万端にして、応答ボタンを<br> 押しました。<br> うちのインターホンは訪問者がモニターできるのですが、これがまたすん<br> ばらしくいい男でした。僕がこれまで身体を交えた男性の中で三本の指に<br> 「あぁっ、らめぇ……」できる感じの、まぁそれはそれはどうしようもないイケ<br> メンだったわけです。色気ムンムン、僕びんびん。<br> 僕はドーラおばさんに脅されたパズーも仰天するスピードでめかしこんで、<br> マッハでドアを開けました。するとそこには<br> <br> ……うっ、水中で書いてたのを忘れていました<br> あぁ、レンタルビデオ返してねぇ……延滞料かかるじゃないか。<br> そういえば今朝食べたきなこもちのチロルチョコ(と男)おいしかったなぁ……<br> <br> (時間が尽きました。力も尽きました。保守するにはここを押してください)</p> <hr> <p><br> うほがき<br> <br> 僕の小説には萌えキャラがいないという重大事実を、先日実家の親父<br> から聴いてグランドキャニオンからロープレスバンジーしたかのごとく衝撃を<br> 受けました。親父いわく、<br> 「てめぇ!涼宮ハルヒの憂鬱って知ってっか!長門有希を知らないなんて<br> 言った日には勘当してやらぁ!ぺっ」<br> だそうで、親父は残念なことにヘテロなのです。反面教師的に僕がアナルロードを<br> 突っ走ったことは言うまでもありません。ちなみに親父とはいいとこまで行ったん<br> ですがそれこそいいところで妹が乱入してきておしゃかになりました。<br> 妹は無駄に美少女なのですが僕にとってはアメンボが水に浮く仕組みと同じくらい<br> どうでもいいことです。いまだに僕は男子校に行かなかった己が人生にガッデムな<br> 心境ですので。<br> それはともかくとして萌えキャラですが。僕は考えました。朝飯を食べながら、トイレに篭りながら、アナルでやっさいもっさいしながら。<br> そしてある日、天啓とも言うべきひらめきが舞い降りたのです。<br> 次巻から登場予定の新キャラをここで発表しておきます。<br> 彼の名はアナ川さん。愛すべきウホ泉くんの教師です(それはもう色々な意味で)<br> 親父に言われた萌え要素ももちろん補完済みです。<br> なんと彼には女装趣味があるのです。しかも婦人警官です。フェチズム。スカートからのぞく逞しく荒々しい太もも。ムッキリハァハァです。<br> 男漁りはもちろん日常茶飯事の彼ですが、任務遂行のためなら手段はいとわぬ人間です。例えbハーイ、コンニチワー!バシールデース!オヒサシブリネシリアナチイサキニッポンジンノミナサーン!キョウハー、バシールからヒトツアドバイスネー!<br> シリアナデカクナリタイトキワー、ニンニクツカウトイイヨー!HAHAHAHAHAHAHAー!!!<br> ウホォーォオ ウホォーォオ アッアアアッアッアッー!HAHAHAHAHAHAー!!!!!!!!!!<br> <br> (先生は人格交代なされたようです。次回作にご期待ください保守)</p> <hr> <p><br> うほがき<br> <br> とうとうアナルスレが500に行ってしまいました。<br> そして僕のアナルもそろそろ逝ってしまいそうです。<br> <br> 前回は僕に潜む別の人格が迷惑をかけたようで、この場を借りてお詫びします。<br> さて、今回はひさびさにゲイについて真夏のハワイより熱く語ろうと思ったのですが、<br> よく考えるまでもなくハワイは熱いのではなく暑いのであって、このへん文筆業に身を<br> 置いているものとしてどうなのかなぁと思わなくもないです。<br> というわけで仕切りなおすべくコンビニに出かけ……そうそう。その行きつけのコンビニに新しく入った店員さんがすごく可愛いんです。もうなんていうか抱きしめたいくらいで、抱きしめるだけじゃなくその三手先くらいまでノンストップロードムービーしちゃいたいです。<br> あぁ、言うの忘れてましたがもちろん男ですよ。世に女性はいりません。<br> <br> ですが先日、とんでもない事実が発覚しました。<br> それは今までの僕の人生を覆して余りあるというか、かようにメタ的というか存外というか、すべての理由を説明して余りあるものなのです。<br> 僕はその日一日ご飯を食べていなかったため、あまりの眩暈に病院へ向かいました。そこで検査を受けてその日だけ入院して、後で主治医の人に言われた一言が僕をエンパイアステートビルの頂上からフライハイさせんばかりの衝撃を与えてくれました。いわく、<br> <br> 「おめでたですよ」<br> <br> ……僕女だったみたいです。衝撃です。「あたしたち、普通の女の子に戻ります」そんな気分です。だからこんなに男が好きだったのかぁー!!!普通じゃ~ん!!!<br> というわけで打ちひしがれつつ保守っ!</p> <hr> <p><br> うほがき<br> <br> おかげさまで子どもはすくすくと順調に育っているようです。<br> <br> 湿気を含んだ夏の風薫るこの季節、皆様いかがお過ごしでしょうか。<br> <br> またまた重大事実の発表です。<br> 今までうほがきを書いていたのは、なんと我が家の飼い猫だったのです。<br> つまりその間僕はまったく仕事をしていなかったわけで、要するに皆様初めまして。<br> きっと我が家の猫は突然変異的進化をしたのでしょう。飼い主に似るって言いますし。<br> 過去のあとがき、あほがき、うほがきなる文章を読み返していたのですが、つまり五重人格も我が家の飼い猫の中に宿る霊魂のようです。今度祝詞でも唱えてみようかと思います。<br> 後付け設定の何と強力なことか、と、我が状況を当てはめて驚愕している次第です。<br> 本当の僕はもちろん男であり、アナルスレラヴァーなのは飼い猫と変わりませんが、書いている作品ももう少しましだと思うのですが、それを判断するのは読者様であり、僕のあずかり知るところではないので何とも言いかねます。<br> 我が家の猫が勝手に連載していた文章が、知らぬ間にコアすぎるどなたかの心をくすぐり、酔狂な趣味に導いてしまったようで、そのあたりこの場を借りて謝っておきます。<br> <br> こんなことを書いていると、いつかまた破綻した時に「第二の飼い猫」とかいう設定が出て来かねないので、今のうちに僕自らネタを潰しておきます。<br> <br> あとがきとかではなくむしろまえがきじゃないかと自分自身でツッコミを入れながら、初保守っ!</p> <hr> <p><br> 聖夜もヒッパレ。皆さんいかがお過ごしでしょうか。何川です。<br> <br> そういえば初めて名前を騙った気がします……っておっと、誤字ですよ五時。<br> どうも最近パソコソの聴視がおっぱいブラジャーなんですよ。<br> いやいや、僕お酒なんて呑んでいませんから。下戸ですし、<br> かつて編集さんに呑まされたことがあったんですよ無理矢理似。<br> そしたら頭の中がビューチホワンダホな感じにねってですね、そこから何があったのか<br> まるで覚えてませぬ。ひゃっほぅい。<br> <br> ……という感じの文章を書いていたのを偶然発見してしまい、我ながらどうかと思いつつこんな場所でしか公開もできないだろうししぶしぶ冒頭部分に用いてしまう僕はもはや物書き失格なのかもしれません。<br> <br> 僕は日頃できるだけ能天気なことを考えるように心がけているのですが、ある日の脳内探索において目をきらきらさせてファスナーをつけた何者かがこちらを見つめていました。<br> 脳内僕は魅せられるようにその人物に近寄ったのですが、どうにも正体がよく分かりません。<br> するとその者はおもむろに己がファスナーを下ろし始めました。<br> <br> ……中から出てきたのは普通の青年でした。<br> いや別に僕にその気はないので特に何も感想は抱きませんでした。<br> 多分着ぐるみを来て風船配りのバイトか何かしていたのでしょう。<br> <br> と、かなり意味不明なことをかきつつもあくまで目的は保守っ!</p> <hr> <p><br> うほがきハイテンション<br> <br> ようお前らぁ!何川だ!元気にしてたかぁ!!!!!!<br> <br> 俺んちの猫の話をするぜぇぇぇぇええええええおああああああああああっ!!!<br> うちの猫は三毛猫なんだ!もう可愛すぎて撫で回しすぎて円形脱毛症にしちまったくらいだっ!!!<br> おまけにゴーストライター能力オプション装備なんだぜぇっ!<br> <br> そんなわけでこのハイテンションシリーズは猫に書かせてるんだ!!<br> 俺はあとがきだけ書けばいいってこった!超お得だっしゃっしゃっしゃっしゃ!!!!<br> <br> さらに我が家の猫は全員がガチホモでっ!<br> 近所じゃそれはもう恐れられてるっつかヴイヴイ言わせちゃってるぜ!んだぜ!<br> <br> っつか今真冬な上に暖房蛾ぶっ壊れてるんだっ!!!<br> だから無理矢理にでも空元気というかハイテンションで!文字上だけでもお送りしないと!<br> <br> <br> ……うちの2匹目の猫がやらかしたようです。<br> 以前に自分で釘を刺しておいて過ちを犯してしまったわけです。<br> そんなわけなので上記の文章は全て我が家の飼い猫2号が乱雑筆記したものです。<br> でもせっかくスペース埋めてくれたので彼の労力をムダにしないためにも追記だけして保守っ!</p> <hr> <p><br> うほがき<br> <br> ……あぁっ、ダメッ、い……いやっ。そんな、そこだけは……あぁぁっ!!<br> <br> あー気持ちいいっすね、マッサージ椅子。あぁベタですか? すいませんね。<br> 遅れましたがどうもこんにちは、何川です。<br> 最近筆が進みません。僕は割合勢いだけで執筆する方なのですが、最近はネタの神様が先取りで正月に入ってしまったらしく、おかげでこうして購入したマッサージ椅子に座りながらうほがきを書いている次第です。<br> <br> 奇妙な光景を目にした時の話。いやまたですかとかそういう問題じゃないんですよ。<br> 僕はその日例によって公園を通りかかったわけです。あなたいつも公園通ってませんかとかそんな野暮なツッコミはこのさい封印しておいていただいて、その公園で推定年齢3歳くらいの女の子が2人ほど遊んでいたんです。しかも周囲に保護者らしき人がいないのです。<br> あんまり近付くとあからさまに変質者なので、僕は物陰からそっと二人の様子を見ていました。<br> するとその少女たちはおもむろにこう言い出すのです<br> 「けっとうしようよ!」「うん! きょうこそけっちゃくをつけてやる!」<br> 直後に僕は二人の戦闘数値が6桁に達しているのを見たわけで、そこで繰り広げられた戦いは筆舌に尽くしがたいと退避語を使うよりほかない有様でした。<br> <br> そんなこんなで数週間後に生まれたのがハイテンションシリーズでした。<br> 果たしてどの程度受け入れられているのかは未知数ですが、この作品を書くきっかけになったあの日の幼女たちの私闘を偶然目撃してしまったことを感謝しつつ、保守っ!</p> <hr> <p><br> おまけ・うほがき<br> <br> 間もなく除夜の鐘が聞こえてきそうな年末ですが皆さんいかがお過ごしでしょうか、何川です。<br> 今回は珍しく長編になってしまい、そんな予定はなかったどころか短編にすらするつもりはなく、1レス単位のネタにしようとおもったのにどういうわけか気がつけばここまで走り抜けていたという次第です。作品にまともにうほがきを添付するのは初めてな気がしないでもないのですが、まぁ、それはそれとして。<br> <br> 今回は珍しく長門有希さんのお話でした。僕の作品において彼女の存在感は薄皮一枚程度であり、これまで中々脚光を浴びなかった存在なので、こうしたエピソードを書けたことに感謝します。<br> これも普通の意味でも性的な意味でも寛容なアナルスレだからこそできたことなのだろうなぁとしみじみ思う次第です。<br> <br> 折角なので家の新しい猫の話をします。皆さん知っていましたか、猫にもゲイはいるんです。そんなレアリティ6つ星くらいのホモセクシャルキャット、ジンベエ君が新しく我が家の愛猫となりました。<br> 彼の特技は散歩といい男検知です。これがどういうことか分かりますよね? 猫なのに散歩する、そこはあまり重要ではありません。散歩の最中に自然にいい男のいる方向へ歩いてくれるのです。至宝です。<br> おかげで今では僕の目もすっかり肥えてしまい、ちょっとやそっとのイケメンではビンときません。ある意味、作中でのウホ泉君の振る舞いは僕の願望充足の一貫であるという見方もできると思います。<br> <br> え? 作中では古泉一樹なる人物が出ていて、ウホ泉などというキャラクターは存在しないですって? やだなぁ、何をおっしゃっているのやら。このうほがきはちゃんと巻末に収められているのでしょうね?編集さん? 何ニヤニヤしているんですか? あんまり眼光飛ばすと掘りますよ。今夜もヒッパレ。<br> <br> そういうわけでこの「ウホ泉イッキの情熱」楽しんでいただけたでしょうか。もしかして出版の手違いで原稿が異次元にさまよいこんでしまうこともないとは言い切れず、またそうなっていた場合にこのつたないうほがきは何だったのかということは僕の想像の範疇を軽やかに脱して余りあることなので考察は差し控えさせていただきますが、ともあれ、要は楽しんでいただけたのなら幸いなのです。<br> そこですぐに次作要望とか展開批判とかされるともう5人くらい男性と関係を持ちたくなってしまうのでやめてくださいね。それでよいお年を迎えることを願いつつ保守っ!</p> <hr> <p><br> うほがき<br> <br> 新年早々寝坊してしまいました、何川です。<br> 除夜の鐘を108つ聞いて煩悩を飛ばした後に、なおあふれいづる煩悶に苦悩はせず、羊の数を75000くらいまで数えたところまで記憶があるのですが、気がつけば時計の針が昼下がりを示しておりました。何やらものすごく心地のいい初夢を見た気がしないでもないのですが、その内容をここで示すことは表現媒体的にあまりよろしくないことのような気が少なからずするので、起きぬけに食べるおせち料理の素晴らしさに驚嘆するあまり脳のどこかからまろび出てしまって記憶にないということにしておくのが最善ではないでしょうか。<br> <br> ところで僕はまだ結婚していませんので、当然おせち料理はうちの猫が作るわけですが、これがまた随所にキャットフードを巧妙にまじえていて美味なのです。皆さんも一度ご賞味あれと言いたいところなのですが、おせち料理は年一度のものであり、次に読者の方を招待する頃にはまた僕の年もひとつ増えている算段であり、その頃に僕が今言ったことを覚えているかというのもまた疑わしいところです。<br> <br> さて、アナルスレにおきましても108つではきかないほどのネタが昨晩から今朝にかけて投下されたらしく、いちアナラーの僕としてはこれほど嬉しい新年の幕開けもまたありません。たった今、紅白うほ合戦という言葉を考えたのですが考えるのが1日遅いか364日早いかしてしまったために活用される余地はまるでないと思われます。いいんです。すきな男(ひと)が、できました。とうキャッチコピーが昔何かの映画に使われていた気がします。いい言葉です。<br> <br> そんなこんなで本年も執筆よりうほがきに力が入らないように危惧しつつ、それよりハッテン場漁りに精を出しつつ、つい先日増えまくってしまったわが家の猫達をどうしようか考えつつ、キャットフードミックスなおせち料理に舌鼓を打ちつつ、皆様のご健勝を祈り保守っ!</p> <hr> <p><br> うほがき<br> <br> どーも何川です。皆さんご無沙汰でした。あれ? ご無沙汰でしたっけ? まぁいいです。<br> 最近オススメのやりかたがあるんですが、はて何のやりかたなのかは媒体的に明らかにしないほうがいい気がするので割愛します。カツ愛します。すんませんオヤジギャグですね。<br> <br> さて、この前ハッテン場に行った話を小十数行かけてしたいところなのですが、ちょっと他に有効活用すべき用途がある気がするのでびっくりするほどユートピアだったとだけ書き記しておきます。<br> 最近の僕はどうもお遊びがすぎると編集者の方から色々言われまして、ちょっぴり険悪であっちのほうも何でもないです。ほんとすいません。<br> <br> 今回の作品ですが、執筆中に思いついたアイディアを半ば即日実行した形で出来上がりました。何か違和感のようなものを感じていただければ幸いなのですが、果たして投下される作品は全てが読まれているのかと疑問に思ったりしないでもないので、目論見にヒットして楽しんでくださる読者様が今回どの程度現れるのか、編集さんとベッドでベットした次第です。僕の予想では2~3人がらめぇぇぇえと思ってくだされば十分です。ちなみにこの擬音にはなんの意味もありません。<br> <br> というわけで今回のうほがきはミステリアスと思えなくもないアプローチをしてみましたが、これが僕に舞い降りた電波の妖精のせいだったと後になって悔いることの内容保守っ!</p> <hr> <p><br> うほがきSUPER<br> <br> どもども何川穴(アナル)です。そういえばフルネームを使うのは初めてかもしれません。何だかこのうほがきなるものを書くたんびに久々のご挨拶になっている気がするのですが、最近編集さんとごろごろにゃんにゃんな感じに調子OKなので気にしません。<br> <br> さて今回はうほみたいに、いやあほみたいに長い話になってしまい、ただ長いだけの文章を読むのならば六法全書なり広辞苑なり引っ張ってくればいいわけで、これでなくてはならない必然性が果たしてあったのか、甚だ疑問に思わなくもないわけです。ところで今さらですが僕って文章くどくないですか? ずっと思っていたんですけど素直に頷かれるとショックのあまり三日間ばかり寝込んでハッテン場漁りに色々出せなくなりそうなので訊かなかったんですよ。ぶっちゃけ最近このうほがきに書くネタがなくてですね、どうやらそれはかの谷○流氏も同じようなので、かくも苦悩ここに極まれり、いやそうでもないですね。<br> <br> このごろ大好きなアナルスレ鑑賞がなかなかできず、それはつまり僕から癒し要素を取るということに他ならず、それがゆえに僕は今一年水をやっていないサボテンのような状態なのですが、はてサボテンに一年水をやらないとさすがに枯れてしまうのか書いたものの分かりません。まぁいいじゃないですか、そんなこともありますよ。<br> さて今は冬真っ盛りなのですが、そういえば冬という季節には真っ盛りという言葉をあまり使いませんね。それは置いておいて今年はあまり寒くないような気がします。極度の寒がりである僕が言うのだから信憑性はまぁ今の内閣支持率くらいはあるんじゃないでしょうか。いつも僕は室内で五枚の重ね着をしているのですが、今年は三枚半で済んでいます。半にあたる部分が何を指すのかはご想像にお任せしますけれど。<br> <br> 今回ウホ泉くんはとうとう魔境に乗り出したわけで、アッー!ラカワさん率いる悪の軍勢と宇宙規模の超能力魔力合戦を繰り広げました。初めてうほがきで盛大にネタばれしてしまいました。買う前にここから読んでしまったあなた、ご愁傷さまです。どうですか、一発。今なら僕の家のカレーパーティ招待券がもれなくついて来ます。ついて来るといえば僕は最近夜道で知らない誰かに後をつけられている気がするのですが、これがもう何というかたまりません。激しいエクスタシーです。この快感がわからないあなたにぜひ僕がストーキングを敢行してあげたい程ですが、間もなく精悍な顔つきのポリスマンが僕の両腕をがっしとキャッチしそうなので、脳内妄想に止めておきます。いや、僕ならば相手がどんな屈強な男性だろうとオールウェイズウェルカムハッピーヒッピーなのですが。<br> <br> 閑話休題。今行を数えたのですがようやく30ちょいのようで。なんだか自分の年のこ<br> とを言われているみたいでイヤなのですが、考えてみれば数えたのは僕に他ならないのでした。最近家の猫に霊が降りて来ません。しばらくバシールさんとのアナル談義もご無沙汰です。これは何かの前兆でしょうか? とはいえ僕自身にはまったく霊感がなく、子どもの頃やった肝試しでも、夜道をコート一枚で歩くおじさまを発見し見とれてしまっただけという、何ともいいんだか悪いんだか分からない結果になってしまったわけです。<br> <br> 行間を空けてスペースを取るという小賢しいことをしてみました。これで皆さんとのお<br> 別れも近付いて来るわけですが、まだ15行も残っていることにこのうほがきSUPERなるものをやろうとした人間の浅はかさというか愚かさを感じるわけです。ていうかつまらないでしょこの文章。今すぐ破って火をつけて捨ててしまいたいくらいなのですが、よく考えずとも作成しているのはPC上なわけで、破れなければ火をつけることすらままなりません。<br> <br> さて今後ですが、何も考えてません。何しましょうかね? 僕としてはウホ泉くんが急に<br> 女性になってしまう話が面白いかなぁと考えたのですが、この世に存在しない女性という存在について書いてもやっぱりつまらないと思い脳内フォルダを丸ごとごみ箱に捨てたわけです。しかしまだ空にはしていないので今後ネタとして復活させるやもしれません。<br> <br> それでは丁度60行やっぱり行かなかったことを祝いつつ無理矢理にでも保守っ!</p> <hr> <p> うほがき</p> <p> どもっす何川でぃす! 皆さん元気してますかい!? え? 聞こえませんよー。はーいもう一度!<br> (げんきでーす!)うん、よろしい! エクセレンッ!!! ノリがおかしいですか? さてなぜでしょうね。僕はいつも通りなつもりなんですけども。<br> それはそうと聞いてくださいよっ! 今オススメの品がありまして。と言っても一口に「品」と言い切れるシロモノでもないんですけどねっ。出会いはふとした偶然からでした。あの日あの時、あの場所で彼らに会わなかったら……みたいな! ビックリ連発ですけど、オススメなんですよこの黒服!<br> ほら! 着てみましたよ? 似合うっしょ。ねぇ、どうですかこれ! かなり流行先取りって感じでしょう。これねぇ、最近近所の某ショップにて手に入れたんですよー、くふふ^^<br> 店員さんがね、「これどうっすか! かなり似合ってますよー」言うもんですから、ついつい試着してみちゃいまして、これがまだドンピシャじゃないっすか。いや、あの僕ってほら、わりあい明るいイメージじゃないですか。作品ものん気なものが多いし。だからこう、ここらでひとつ……イメチェン?<br> そういうのいいかなーと思いまして。ここらでひとつ黒いのに手を出してみようかなーと思ったわけですよ。もう気に入ってからは全然早くって、何やらよく分からない契約書と、聖書っぽいのと、お香っぽいのもらって、それから毎週三回聖地に向かって祝詞を唱えるってのを欠かしてません。でないとアンタ、死ぬわよ! って言われましてね。ヤじゃないっすか。健康第一じゃないですか。そういうわけで黒装束と共に僕はそのナントカいう団体の会員になったわけです。おかげで毎日ハッピーですよ。これ以上ハッピーな状況にもなり得ないのでここらで筆を置こうかなぁとかマジメに考えてしまってます。<br> ちなみにこの黒装束、中から鬼の真似よろしく指を突き出すとほら!<br> 「……にゃーん」<br> 猫のマネ! どうっすかこれ! ねぇ! 見えます? マジで猫派の僕にピッタリでしょう! もうあまりに嬉しいんでこのまま近所までマタタビ買いに出ちゃいましたよ\(^o^)<br> 猫用の黒衣装も売っていたので合わせて購入し、今愛猫二匹が装着してます。頭まで黒い布に覆われたわが家の猫。これで金運アップ間違いなしです! あっはっはっはっは!<br> (何川先生は現在原因不明の心的不全症にかかってそうなので担当編集がかわりに保守します)</p> <hr> <p> うほがき</p> <p> 僕、無言、車窓にて。<br> さて、僕は今比喩的な意味でなく危機的状況に陥っているのかもしれません。この原稿はリアルタイム進行で書いています。願わくば書きあがることを、と言ったところですが、執筆中に僕がやられてしまうことも十分にありえます。<br> 事の発端は三十分前に遡ります。月に一、二度の編集会議に向かうべく、僕は東京方面へ向かう新幹線に乗車しました。元来ノンスモーカーな僕は、禁煙席を選んであらかじめ乗車券を購入し、指定された席に腰を下ろしました。席は二人分並んでいて、相席になっていました。向かいに一人、帽子を目深にかぶってコートを着、疲れているのか睡眠中の様子の、体格からして男性が座っていました。僕は彼を起こしてしまわぬよう細心の注意を払いつつ、こんな時くらいしか読む機会のない文庫を取り出して、前回の打ち合わせの時に止まっていたままだった箇所から読み始めました。が、二分で取りやめることになります。<br> 車内に他の乗客はおらず、比較的ゆったりとページを繰っていたのですが、間もなくどこかから強い視線が突き刺さるのを感じ、それは他でもない向かいの席に座る熟睡中のはずの人物からでした。<br> 推察通り彼は男性でした。本当にいつの間にか、彼はコートを脱いで、それは隣の席にたたんで置いてありました。今や彼はツナギを着ていて、オールバックのようなヘアスタイルをカッチリ固め、怪しげにきらめく瞳でこちらを見ているではありませんか。僕は身の危険を感じて身体を動かそうとしましたが、時すでに遅し! 身動きが取れません。生まれてこの方金縛りにあったことはないのですが、メデューサと目が合ったときでもこうはいかないだろうってくらい見事に身体が動かないのです。まずい、絶対絶命だ。しかしどういうわけか手だけ自由が利いたので、即座に鞄からノートPCを取り出して起動、これを書き始めて現在に至っているというわけです。新幹線はペースを乱すことなく着々と東へ向けて走行しているようですが、東京までまだ二時間以上あります。身体も動かない、目の前にはツナギを来たギラギラの男性、こんな状況で無事首都にたどり着ける自信がありません。<br> あぁっ! ジッパーを下ろし始め撒いたよ!(編集部注:何川先生が慌てていたらしく、誤字になっていますがそのまま掲載しています)やっぱり何も着てません! あっ、引き締まったカラダ。てらてらと汗で皮膚が輝いています。せ、迫ってきます! さながらまままんまnマングースに睨まれた買える、違う、あああああああああっ! アアwwwwwッワアwww<br> (先生からの原稿はここで途切れて途中送信されています。ちなみに脱稿現在、メール受信から以降音沙汰がありません。皆さんも先生の無事を祈ってください。くれぐれも冥福を祈ったりせぬよう)</p> <hr> <p> うほがきSUPER</p> <p> どーも何川です。いや、しかし書くたんびにお久しぶりの挨拶をしている気がしますがそれは置いておいて。前回新幹線で見知らぬ人に金縛りにあってからの記憶がないのですが、気がつけば無事原稿も届けられて僕自身も家にいたのでまぁよしとしましょう。<br> さて、ここでビッグニュースがあります。僕、ついに目覚めてしまったようです。何に? 超能力にです。宇宙人とか未来人とかの話を書いていたせいか、僕自身にもとうとう異能の力が発言してしまったみたいです。その力が何かと言いますと、何と! この世のすべての男性の位置を探知できるようになってしまったのです! 驚きなんてものではありませんよ。しかもこの力、男性のプロフィールから属性からスリーザイズから何から全部分かるってんだからもうえらいことです。来るべくして僕に備わったとしか思えません。<br> この力に気づいたのはある朝のことで、目が覚めた僕は突如身体の一点に力がみなぎってくるのを感じました。それはもうビンビンバンバンズギュンズギュンてな感じで、日頃低血圧に悩まされ手いる僕が起きて二秒でアクセル全開。ご機嫌でコンビニに向かいました。センサーによるとこの界隈数キロにおいて一番のイケメンはそこのコンビニの店員さんだって言うじゃないですか。<br> 運命の赤い糸というか、そのような繋がりを感じまして、意気揚々と僕はコンビニへの一歩を踏み出しました。途端――、</p> <p> バタバタバタバタ!!!</p> <p> 何ということでしょう。辺りにいる男性がみんな僕めがけて突進してくるのです。理由はまったく分かりませんが目の色が尋常じゃありません。それこそ二日連続徹夜明けの上に栄養及び運動不足の営業課長などというレベルではなく、赤に反応する闘牛もタジタジのフルスピード。瞬間命の危険を感じ取った僕は、しかしあろうことか自宅に引き返さずそのままダッシュで道端に駆け出してしまったのです。<br> そこからが正念場でした。もとい本番? 分かりませんが、道行く男の人が僕を見た瞬間目の色変えて追跡の行列に加わって追いかけてくるんです! この時点でその数三十名程度。みるみる増えていきます。僕は小学校から運動が得意なほうではないのですが、窮鼠が猫を噛むように、切羽詰った背水の陣に立つようにとにかく逃げることに必死でした。僕自身、五人くらいまでなら許容できなくもないのですが、あいにく体力の方は無尽蔵といかないために持久戦には弱いので、三十人以上相手に一夜を明かすというのはさすがに忌避したい事態なのでありました。そういうわけで全力で遁走を続ける僕は携帯電話を取り出し、担当さんに今からそちらに向かうがかくまってくれないか云々などの要旨を伝え、しかる後に電話を切ってフルチャージ状態だったICOCAにて改札を軽やかに潜り抜けて発射間際の電車に乗り込みました。たまたま女性専用車両というか、脳内アンテナ便りに男性のいない場所を求めてひた走っていたら結果たどり着いた場所がそこだったのです。車内の淑女の皆々様には申し訳ないですが命には代えられません。そのくらいは小学校で既に学習済みのはずです。だからそんな目で僕を見ないで下さい。女性には興味ないんですってば。ホントに。<br> さて僕はようやく人心地つく心境となって、窓から外を見ました。そしてたちまち絶句。</p> <p> 窓の外を猛烈なスピードで男性ランナーたちが走っているのです。</p> <p> 落ち着いて考えて見ましょう。1たす1は2、ちがう。そうではなく、電車のスピードは時速60km程度のはずです。おまけにこれは快速なので一部の駅はすっ飛ばします。なのに彼らはそれらの障害をものともせず、みな一様にこちらを磨きたてのシルバーアクセサリより輝かしい目で見つめて来るのです。さながら「待ってて今行くわマイスウィート」と言わんばかりです。さしもの僕もぞっとしました、絶体絶命かもしれません。齢三十半ばにして、まだ志は沢山あるのに、あぁ、あのハッテン場に行ってみたかった。一度くらい全国阿部さん探しツアーを敢行してみたかった。けれどそれも次の駅でドアが開いたらお終いです。まさに一巻の終わりです。<br> と、思っていると、電車はトンネルに入りました。やった! 天の救いです。これならばさすがにメンズランナーの皆様方も諦めてくれることと思います。そろそろ車内の女性の視線も痛くなってきたことですし、次の駅あたりで下車するのが無難なのでしょう。僕はなぜか飼っている愛猫二匹の顔を思い出し、いつぞや憑依していたバシールさんを思い出し、そういえば最初のころのうほがきは飼い猫が書いていたんだよなぁなどと思ったところで次の駅に着きました。<br> 僕は恐る恐る一歩を踏み出し、それはまさしくかのアームストロング船長が月面を初めて踏んだ時にも匹敵する緊張感だったのですが、意外なことにホームには誰もいませんでした。誰一人。</p> <p> なので僕は普通に打ち合わせをして普通に家に帰り、これを書いている今もアンテナだけはビンビンに反応しているのですが、はてどうして誰もいなくなtt(原稿はここで途切れています。誰が送信したのかは分かりません、引き続き先生の無事を祈ってください)<br> </p> <p> </p> <hr> <div class="mes"> <p> うほがき<br> <br> どーも。……えーと、そう、何川です。何言ってるんですか。まさか自分のPN忘れるわけないじゃないですか!<br> あまりに刊行してなくて編集さんと腹いせに一悶着愛の流刑地まで旅に出て今帰ってきたとこだとか、そんな バカなことが!<br> ……改めまして何川です。もういいです名前なんて。確かに時間が空きました。ちょっとした芸能人が結婚して スピード離婚できてしまうくらいには時間が空きました。すいません。ちなみにその間の編集某氏とのエピソードは、 語りだしてしまうと原稿用紙四百枚分どころか、三時間の映画三部作にできそうなほどの媒体消費量になると推察されるため、謹んでここで遠慮させていただきます。<br> <br> 話は変わりまして、最近僕はダイエットにはまっています。<br> いえ、別にヤセたいわけではないんですよ。もともと体重が0,05トンほどしかないので、ヤセる必要はないんです。むしろ太りたいくらいで、一時期油っこいものばかり食べようと、朝からラーメンに牛丼にフライに色々食べたんですが、昼を向かえる前に急性食中毒で白い巨塔のお世話となり、つきましては三週間ほど療養した挙句に5キロの減量に成功していました。何川流ダイエットです。どうすかこれ。このうほがきなる途方もない無為な文章を読んできたあなただけにこっそり教える虎の穴です。ですが命の保証はしませんので、そのへんは自己責任にてお願いいたします。<br> <br> で、ダイエットの話に戻るわけですが、ビリーズブートキャンプなるDVDを入手しまして、日夜あの動きにもうゾッコンLOVEなわけです。何かよく解らない方はググってみてください。ググってもよく解らなかったらあきらめてください。<br> 簡単に説明しますと、黒人ミドルインストラクタービリー氏が、健康なエクササイズをシュールなモーションと共にご教示してくださるというシロモノで、かくいう僕もすっかり虜です。ビリーの。<br> 彼マジかっこいいですよ。韓流ブームとかそのようなレベルではございません。<br> 革命でした。どこかの店頭で初めて彼を見たとき、僕は幼稚園生時代以来の胸の高鳴りを覚え、そのままDVDを購入してホップステップアナルな勢いでもって電柱に激突しました。その時三輪車に乗ってハナ垂らしていた三歳児(推定)の虚空を見つめる無表情が今も忘れられません。きっと彼は将来いい男になるでしょう。<br> <br> とまぁ、要約すると僕は今そこそこに運動中で、そういうわけでなかなかに筋肉質になって、しかしその筋肉を何に使えばいいのか全く解らないという状態です。誰か教えてください。ちなみにこの前体脂肪率を量ったら2%でした。<br> そんな感じでビリーに見入っている我が家の愛猫のうなじを横目に見つつ保守っ!<br></p> <hr> <br> うほがき<br> <br> ……。<br> 僕の目の前にバシールさんの幽霊が浮かんでいる。<br> <br> バシールさんとはうちの飼い猫に一時期憑依していた人格で、そこはかとなく陽気な、時に人生相談にも乗ってくれる気のいい中年だったと記憶しています。えぇ、きっとそう。<br> <br> その彼が、どうして今仏前に現れて微笑んでいるんだろう。<br> <br> 原稿が書けなくなって、どれくらい経ったろう。<br> 世間じゃ「アナル作家オワタプゲラワロッチョwwwwww」とか、「編集との交際のもつれ乙ワロスwwwwww」とか言われてそうだ。<br> <br> こんなのは初めてだった。<br> いつだって僕は書くことを心から楽しんでいたし、今だって楽しんでいる。<br> <br> なのに、筆が進まない。<br> 物語はとっくに終盤を向かえて、ウホ泉イッキは怒涛のアナル乱舞を繰り出すはずなのに。<br> <br> 主人公は前に進みやしない。<br> ……ん? 前にすすまない?<br> <br> そうだ! それじゃ横に動けばいいんだ!(ピーン)<br> <br> <br> そうやってスランプから生還した何川です、どーも。<br> ああ、バシールさんのくだりはうほがき書く時間がなかったからちょっと幻想ホラーっぽく書いてみました。お口に合うことを願いますが、そのせいで残り文字数がなくなって保守っ! <hr> <div class="mes"> うほがき<br> <br> 僕は今、銭湯に来ている。<br> <br> それというのも、混濁しきった己が劣情を精なる、いや聖なる湯にて清めようというわけでアナル、いやある。<br> 僕は男であるからもちろん入るのも男湯なわけで、そんな中ノートPC広げてこれ書いてるのは結構なホネ だったりするのだけれど、まぁそれもひっくるめて日頃の困憊した魂も浄化されて涅槃の境地へたどり着け れば僕も成仏できるだろう。<br> <br> さよなら新刊。さよならウホ泉イッキ。<br> <br> すると突然僕は右側から強烈な視線を感じた。<br> 右から、右から、何かが来てーるー。<br> 恐る恐る首を90度回転させる僕に、いかにもソッチ系のバーのオネエ的な雰囲気の推定男子が電気風呂 に入り浸っている。<br> ほとばしるプラズム効果か、はたまた単純にのぼせてしまったのか、とにかくかなり危ない表情なのだ。<br> まず第一に口から何か泡が出ている。それはもう台所用潜在をありったけ泡立てて胃から逆流させてんじゃないかってくらいのヤバさである。<br> 第二に目が半開きな上に焦点が定まっていない。それなのに視線を感じてしまった僕には何か霊的な第六感とかそういったものがあるのだろうか。確かにわが家の猫ならば一時期五重人格の霊体を憑依させていた ことがあった。が、あいにく今猫は家で猫的昼寝生活を謳歌している。<br> 僕は仕方なくそれっぽく目礼して視線を背けようとした。<br> すると急に彼(彼女?)の目に活が入り、画竜に点睛が入ってしまったかのような闊達さでもって僕の風呂に ダイブしてきt――あ、PCがががががg<br> まず、たちがあああ、立ち上がらない。さいきど、ほぞ、んああ!<br> ちょ、何なんですかあんた。僕はそんじょそこらの男はおとこわり、ちが、おっっことぬし、ちあgおことわりなんですよ!<br> <br> (編集部注:これは五月中旬の何川先生の原稿です。以来音沙汰がないので今回掲載に踏み切りました。編集部一同、先生の冥福を心よりお祈りいたします)</div> </div>