キョン「朝比奈さんはお茶が好きなんですね」<br> みくる「はいぃ」<br> キョン「お茶のどこが好きなんですか?」<br> みくる「えっとぉ、優しくて、一途で、頑張ってるときの横顔が格好良いですぅ」<br> キョン「はは、ほんとに大好きなんですね」<br> みくる「はい」<br> <br> <br> キョン「やっぱり、朝比奈さんはお茶が好きなんだってよ」<br> 古泉「そうですか……」<br> キョン「まぁ、そう気を落とすな。まだ終わったわけじゃないって」<br> 古泉「どうせ、僕と朝比奈さんなんて釣り合わないんですよ」<br> キョン「そういう問題じゃないだろ!」<br> 古泉「いいんです、いいんですよ、もう」<br> キョン「……あー、今日は、俺が飲みに連れてってやるよ」<br> 古泉「……っ!」<br> キョン「俺のオゴリだからってあんま飲むなよ?」<br> 古泉「う、う、ありがとうございます、」<br> キョン「あーもう鼻水拭けよ」<br> <br> 長門「わたしは……お茶よりも牛乳の方が好き……」<br> <br> <hr> <br> 長門「きゃーかわいいー」<br> キョン「どうした」<br> 長門「最近の若者の真似をしてみた」<br> キョン「そうか」<br> 長門「きゃーきゃー言ってればなんでも済むと思っている」<br> キョン「ん?」<br> 長門「甘い。甘すぎる」<br> キョン「そうか?」<br> 長門「そう。説教をかましてやりたい」<br> キョン「じゃあ、俺にしていいぞ」<br> 長門「……いいの?」<br> キョン「あぁ、思う存分にかましてくれ」<br> 長門「……」<br> キョン「どうした?」<br> 長門「あなたは、わたしには出来ないと分かっていながら……」<br> キョン「……すまなかった」<br> 長門「……許してあげない」<br> キョン「どうしたら許してくれるんだ?」<br> 長門「『ユッキー大好き』って言って♪」<br> キョン「ユッキー大好き」<br> 長門「……あー、分かった分かった。好きなのは分かったから」<br> キョン「ごめん」<br> 長門「許す」<br> <br> <hr> <br>