<p><br /> 四月長門<br /> <br /> <br /> キョン「おい長門、今日駅前のコンビニで500円玉が100円で売ってたぞ」<br /> 長門「ちょっとコンビニ行って来る。別にあなたの話にのせられて行くわけではない」<br /> キョン「あはは、うそうそ。そんなわけないだろ」<br /> 長門「・・・ぷぅ」ムスッ<br /> キョン「お、怒るなよ」<br /> 長門「・・・もし、今地球上に隕石が降り注いで来てもわたしは地球を救ってあげない」<br /> キョン「元から出来ないことを言うな。だって今日はエイプリルフールだろ?」<br /> 長門「だからわたしをレイプした、と」<br /> キョン「してねえよ」<br /> 長門「エイリアンビームってなに」<br /> キョン「エイプリルフールだ。今日だけは嘘をついてもいいっていう日だよ。知らないのか」<br /> 長門「知ってた」<br /> キョン「さっそく嘘をつきやがって・・・」<br /> 長門「まさか今日は嘘をついてもいい日というのは嘘?」<br /> キョン「違うよ。全然違うよ」<br /> 長門「なんか嘘っぽい」<br /> キョン「本当だって。今日は嘘をついても怒られないの」<br /> 長門「でも今日はエイプリルフールだからあなたはきっと嘘をつく」<br /> キョン「今日はエイプリルフールだったら俺の言ってることは嘘じゃないだろ」<br /> 長門「でも本当のことだったら今日はエイプリルフールじゃないということになる。おかしい」<br /> キョン「別に今日は本当のことを言ってはいけない日ではないから・・・」<br /> 長門「怪しい。それも嘘かもしれない。だとすると今日はエイプリルフールということになって・・・」<br /> キョン「あー、もー! あたまこんがらがってきたじゃねえか!」<br /> 長門「一度整理する」<br /> キョン「そうだな」<br /> 長門「あなたは最初に嘘をついた。でもそれはエイリアンビームだったから」<br /> キョン「違う。エイプリルフールだ」<br /> 長門「そして今日は4月2日」<br /> キョン「・・・申し訳ありませんでした」<br /> <br /> .</p> <hr width="100%" size="2" /> <p><br /> <br /> 四月喜緑<br /> <br /> <br /> 喜緑「かーいちょー。お~元気ですか? とりゃっ!」ガシッ<br /> 会長「離したまえ喜緑くん。それに私はもう会長ではない」<br /> 喜緑「えー。何を言ってるんですか~? 会長は冗談もお上手なんですね」モミモミ<br /> 会長「だから私の 股 間 か ら 手を離せ」<br /> 喜緑「えー、どうしようかな~」ギチギチ<br /> 会長「は、離れない・・・くっ、馬鹿力め」<br /> 喜緑「会長って意外に力あるんですねー。そういうところも男らしくてかっこいいです」<br /> 会長「君に言われると自信をなくすよ」<br /> 喜緑「えへへー」<br /> 会長「それよりさっき私の言ったことは本当だ」<br /> 喜緑「はい。婚約指輪のサイズですね。わたしの指は」<br /> 会長「違う! 私の生徒会長の任期がもう終わったのだよ。ああ、やっと君から解放されるよ」<br /> 喜緑「えええっ!! 何寝ぼけたこと言ってんですか! 寝言はわたしと寝てから言ってください」<br /> 会長「寝るか。本当だ。そもそも会長は一年ごとの交代制だ。二期続けては出来ないようになっている」<br /> 喜緑「なんかよくわかんないけどわたしと付き合えって言ってるんですか?」<br /> 会長「どうやったらそう聞こえるんだ・・・。もうわたしは会長ではないと言ってるんだ」<br /> 喜緑「そんな・・・まだわたし達はこの果てしなく遠いアナル坂を上り始めたばかりじゃないですか!」<br /> 会長「それはすぐ終わる常套句だ」<br /> 喜緑「それに会長が生徒会長辞めたら、わたし会長のことなんて呼べばいいのか・・・」<br /> 会長「私にはちゃんと名前があるだろ」<br /> 喜緑「ゔぞぉっ!!」<br /> 会長「ちょっ・・・君は私をなんだと思っていたのだね?」<br /> 喜緑「生徒会が苗字で、会長が名前かな~と」<br /> 会長「そんな人間いるかっ! それに君は生徒会書記なんだがそれでも自分の苗字は生徒会だと思ったかね?」<br /> 喜緑「入籍してるからそうなったんですよね」<br /> 会長「してない!」<br /> 喜緑「え? じゃあ、わたし達結婚してないってことになりますよね?」<br /> 会長「当たり前だろ!」<br /> 喜緑「わたしてっきり書記になると会長と強制的に結婚させられるのかと思って・・・」<br /> 会長「どんなしきたりだ・・・」<br /> 喜緑「そ、それで新会長は誰に決まったんですか?」<br /> 会長「そうだな。えーと、ああ、そうそうちょうど今通りかかったあの彼だ」<br /> 喜緑「ええぇぇ!? あ、あそこにいる普通そうな男子がですか?」<br /> 男子「え? 僕に何か用ですか?」<br /> 会長「そうだ。彼の高い知能と経験が買われて生徒会長に任命された」<br /> 男子「え? え? え?」<br /> 喜緑「そんな・・・こんなみずぼらしい頭の悪そうなヤツが新会長だなんて・・・」<br /> 会長「そんなわけでよろしく頼むぞ」<br /> 男子「な、なんですか? 会長さん」<br /> 喜緑「かーいちょっ!」ギュッ<br /> 男子「わっ、な、なんだ君は!」<br /> 喜緑「わたしは生徒会書記の喜緑江美里。同じ生徒会家の一員よ」<br /> 男子「生徒会家?」<br /> 喜緑「難しい話は抜きにして、抜いちゃいましょうか。四月ですし」<br /> 男子「えっ、あ、ちょっ、アッー!!」<br /> <br /> 会長「・・・結局誰でもいいのか、あいつは」<br /> <br /> <br /> 喜緑さんが嘘に気づいたのは三ヵ月後だったとさ。<br /> めがっさめがっさ<br /> .</p> <hr width="100%" size="2" /> <p> </p> <p>バカな長門の歌<br /> <br /> おでんぱ☆ラヴガールより(勝手に無断転用替え歌)<br /> <br /> <br /> 今日も~ 元気~<br /> くるくる~ あたま<br /> わたしは~ バカじゃなーいもん!<br /> <br /> はじめに~ わたしはながと<br /> じょうほ~ たいまつなの~ (キョン「端末だろ」)<br /> <br /> みーんなから~ バカバカいわれてるけど~<br /> バカじゃな~いもん! <br /> <br /> わたしの~ きょにゅうなとこ<br /> みせちゃう~ かくごしーな (みくる「な、なんでこっちを見て睨むんですか~?」)<br /> <br /> それじゃじょうほうれんけつかいじょかい・・・足らずー<br /> <br /> <br /> かんそくーがわからない~ (情報統合思念体主流派「何度も言わせるな」)<br /> 神人ーっておいしいの~? (古泉「勘弁してください」)<br /> <br /> でーもー わたしすごくげんきだよ<br /> バーカは風邪ひかないん~だもん (キョン「認めてるじゃねえか!」)<br /> <br /> いつもテーストは0点 (朝倉「あ、それわたしもー」)<br /> 問題ーの字がよめなーい! (喜緑「わかるわかる」)<br /> <br /> でも~ わたしテストいらないよ<br /> 情報端末最強だもの(主流派「他がダメすぎるだけだ」)<br /> <br /> <br /> あうあうーバカってゆーなー!<br /> わたしはーバカじゃながもーん! (キョン「歌詞間違えるな」)<br /> <br /> だってーあさごはんちゃんと食べてるし<br /> 寝る前はみがきすーるもん。 (会長「偉いな。喜緑君はそれすらしてないそうだ」)<br /> <br /> あうあうーバカってゆーなー!<br /> わたしはー有希じゃないもーん! (キョン「え?」)<br /> <br /> <br /> えすまるーえす、えすまるえすだん! (ハルヒ「違う違う、SOS団よ!」)<br /> さぁーみんなでおでんぱバーカガール!<br /> <br /> これでみんなしったーでしょー?<br /> <br /> わたしはバカじゃない!<br /> <br /> <br /> <a href="http://www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/1276.html">目次</a>へ.</p>