涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki内検索 / 「【L『s』M】 第一章「始回転」Ⅱ」で検索した結果
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長編・その他2
...月で痩せるSOS団 【L『s』M】
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涼宮ハルヒの邁進 エピローグ
「キョン、キョン! しっかりして! 谷口も怪我しているじゃない!? 大丈夫なの?」 「俺は大丈夫だ。谷口の方がまずい。早く連れて行かないと」 「ならあの人たちのところへ連れて行って!」 ハルヒが指さした方――丘の麓を見ると、ヘリが数機着陸してそこからわらわらと兵士たちが降りていた。 さすがに手際がよくて助かるよ。 俺は何とか谷口の手を肩にかけさせ、ゆっくりと丘の下に向かって歩き出す。俺の足も相当酷くなってきていたが、 古泉が支えてくれるおかげで何とか歩くことができた。 「キョンよぉ……終わったんだよな……全部……あの子に逢えるんだよな……」 「ああ、そうだ谷口。全部終わったぞ。これでお前にとっては完膚無きまでハッピーエンドだ」 意識が朦朧としているのか、はっきりしない口調で話す谷口を、俺は必死に励ました。 もうちょっとだ。がんばれよ谷口。 ほどなくして、丘の下までたどり着く、そこで...
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涼宮ハルヒの追憶 chapter.1
第一章 call past rain 俺は二十五歳で、新幹線に乗っている。現在暮らしている東京から下り、かつて通っていた高校に向かっている。文明の進化は停滞しているようで、大阪までの所要時間も分単位の短縮でしかないし、シートの座り心地も改善されていない。最も変わっていないのは新幹線の中にいる人だ。座席を倒して寝ていたり、本や新聞を読んだり、外の風景を眺めていたりする。視線を右側の窓へと移すと、灰色の雲が空から垂れていた。一雨が来そうだ。外は昼間だというのに灰色で満たされていて、いつか見た閉鎖空間を思い出してちょっと憂鬱になった。山を縁取る稜線と緑、点在する民家が厚みのあるガラスを通して、視界から一瞬で通り過ぎた。しかしまた同じ風景が切り取られた視界を満たした。そんな変わりのない風景の繰り返しはは俺を安心させた。 雨が降ってきて、窓ガラスは水で濡れた。 俺の左側の座席には彼女が...
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涼宮ハルヒの抹消 プロローグ
結局のところどうなんだ。 世界は静まったのか。春にあった佐々木の件が本当に最後なのか。 そんなもんは解らん。古泉にだって解らんのだから、スナネズミ並の思索能力しかない俺ごときに解るわけがない。 ないのだが。 世界が静かすぎるのか? 俺の胸には妙な焦燥がある。晴天の霹靂なんて恐ろしい言葉を思いついちまったが、まさか今の静かな状態が台風の目から見える青空のようなつかの間のものではないだろうな。そうであってはならん。せっかくSOS団内外にごろごろしてた問題が一段落したってのに、それは実は暴風域の中心に入っただけですよなんてのは俺が断るぜ。 特に長門には絶対休養が必要なんだ。 俺が気を遣っていることは遣っているが、そんな程度のことが長門のような宇宙存在の気休めになってくれるとは思いがたい。できることなら、一日でもいいからあいつをハルヒの監視任務から逃れられるような快適な...
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生徒会の陰謀
~昼休み生徒会室~ 俺は今、生徒会室にいる。 …。 コンコン …。 「古泉です。」 「入れ。」 俺がそう言うとにやけ顔の男子生徒が入って来た。 「お呼び立てして申し訳ありません、会長。」 「用件は何だ、古泉。」 まぁ、予想はつくがな。 「最近また涼宮さんが退屈し始めましてね。また協力願えませんでしょうか?」 「協力願えませんでしょうかって…俺がどう答えようと協力させるつもりなんだろ?」 「ははは、分かっておられるなら話は早い。 それでは、今回のシナリオですが…。」 俺は古泉の言葉を遮り声をあげた。 「待て、古泉。」 「なんでしょうか?」 「いや、最近な…教師どもや生徒会執行部の連中からの突き上げがひどいんだ…。」 「?。」 「いつまであの連中を放っているんだ…とな?」 「…それで?」 「お前はいつか言ったな? 『我々はいかなる敵と戦っても必ず勝利するでしょう』 …と。」 「……。」 「…...
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Project512_Part8
Project512_Part8-もくじ- Part1Part2Part3Part4Part5Part 6Part7 Part9 Part10 Part11 Part12 Part13 Part14 キョン「あー、何故か今回収録分はハジケたネタが多々含まれているので、 覚悟して見てくれ」 ハルヒ「ちょっとキョン!なにエロサイトの免責事項みたいな事言ってんのよ! 平安時代からあるちゃんとした日本語だから問題ないわ!」 佐々木「ふーむ、学問的に研究してみても面白い話題かもしれないね。 ちなみに漫画家でこんな人がいるよ、参考になるかな?」 ──おしながき── 【中西貴子劇場!】ENOZ注意! 【チャック・佐々木と結婚できる?】オチなし注意! 【チャック・涼宮ハルヒが《禁則事項》できる】とりあえずR15とか書いとく。 【くに☆きだ】 (チャック・国木田がいじめ...
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Project512_Part11
Project512_Part11-もくじ- クイックメニュー ○<本スレに9月に書いた分を収録しているのです! 【 休んでいない夏休みが開け、鈍った体を残暑が激しく蝕む九月初めの出来事だった、 退屈を持て余しいっそ俺自身が立てちまおうかと思った矢先に奴は立っていた。 ───やれやれ 既に口癖となった単語を溜息と共に紡ぎだしつつも、俺は心の中でこう思っていた。 『 1、乙だぞ』、と。】 【チャック・古泉一樹が一緒にお風呂に入れる】 【●<ロスタイムはウキウキウォッチン!アッチコッチソッチコッチいいとも(デレッテテッテテ!)】 (第一次ロスタイム暴動) 【●<ウホリロ!】 【歴史】 【保守小ネタ・깍두기】 【●<自分でかけば許可もいりません】 【お題?・もっこり】 【○<あたし緑だったのですか!?】 【チャック・キョンに禁則事項...
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Project512_Part3
Project512_Part3-もくじ- Part1はこちら Part2はこちら Part4はこちら Part5はこちら Part6はこちら Part7はこちら Part8はこちら Part9はこちら ──阪中が主役のSSに挑戦なのね、の巻── 【プロローグ】 【阪中大地に立つ!】 【阪中の孤島症候群】 【阪中の古都珍騒動】 【阪中の退屈】 【阪中の憤慨(偏執者一直線!)】 -特別書き下ろし- 【阪中の紹介(1)】 【阪中の紹介(2)】 #あははははははははははははははははははははははははは!!!!!!!!!!!!!!!! ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ _. ‐  ̄ ヽ、 / ヽ-、 / _. -、 ヽ . / ,. / ...
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涼宮ハルヒの団結 第四章
……と、いかん。回想にかまけているうちにすっかり日が暮れちまった。 ハルヒは雨が降ってるからという理由で朝比奈さんを連れてとっくに帰っている。俺と長門はポエム作成を仰せつかり部室に残っていて、古泉は……こいつもまだ居残りながら、前回の小説誌をなにやら思わしげな表情で読みふけっていた。時々長門に話しかけていたりしたので、長門の不思議小説の解読でもやっていたんだろう。あれの内容では古泉のような登場人物が意味深な発言をしているので、俺よりも更に気にかかるんだろうね。しかし、何故今頃になって。 それはともかくポエムの方なのだが、明日が金曜日であるにも関わらず長門も俺も未だにテキストエディタを活用することなく、パソコンにはまっさらな画面が広がっているのみだった。ホントにどうすりゃいいんだよ。これ。 しかし、今はそれも隅においておこう。朝からずっと言いつぐんでいたのだが、俺はまた朝比奈さん...
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放課後屋上放談
※このお話は『江美里の一番黒い夏』の後日談です※ 秋というのは、いい季節だ。暑すぎもせず寒すぎもしない。それは春も同様だが、俺には陽気に夏へと向かう春より、穏やかに暮れていく秋の方がどうやら性分に合っている。 そんな益体もない事を考えつつ、両手をポケットに突っ込んで壁にもたれ、街並みに遠く沈んでいく夕日を眺めながらタバコを燻らせていると。横合いからギギッと金属製の扉の軋む音がした。 「おや、いつになくアンニュイな面立ちで。落日に詩心でも動かされましたか?」 何気ない風で、そのくせやたら鼻につくセリフだ。確か去年の文化祭ではクラスで演劇の出し物なんぞをやっていたと思ったが、普段からして演技じみているんだよなこいつの言動は。 「風流を愛でるのは結構ですけれど。学校での喫煙行為は感心しませんね。誰かに見咎められでもしたらどうするつもりです?」 「ふん。施錠されている屋上に、わざ...
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未来からのメッセージ
「キョンくん、話があるの。」 突然の事である。朝比奈さんがやけに真面目な顔で話しかけてきた。俺が感じた驚きは二重のものだった。その真面目な顔と、未来の朝比奈さんの姿を垣間見ての驚愕だ。 「これから話す事は禁則事項に含まれるから…心して聞いてね。」 少し前文の説明が足りなかったからちょっとばかし説明しておこう。いつもの登校をし、いつもの授業を受けていつもどおーり部室に行って扉を開けたら今の状況になったわけである。 しかしまた朝比奈さんの大人(……だよな)姿を見れるとは、歓喜の極みである。……さて、さっきの続きだが。 「禁則事項を俺に話したりしていいんですか?」 「……本当は上からの了承は得てないの。でも、絶対に伝えなければいけないと思って。」 いつも隅で本を読んでる長門が居ないところを見ると…… 「席を外してもらったわ。古泉くんは探しても居なかったから…もしかしたら部...
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長門有希の素顔
「『食』がおきる」 へ? 「『食』」 ………。 「長門さん、困っていますよ。ちゃんと説明しないと」 「……『蝕』のこと」 「『しょく』? 一体どういう字を書くんだ?」 「『食』とは天体が別の天体に見かけ上重なり、相対的に奥となる天体が見えなくなる現象。 見かけ上重なる原因は観測地点となる場所が惑星などそれ自身が動いているために起きる場合と……」 「長門さん……。簡単にいうと日食や月食ですね。」 ああ、やっとわかりましたよ喜緑さん。これでも長門の言いたいことは誰よりもわかっているつもりですが お仲間にはかないませんよ。 「いいたいことはわかりました。で?」 食がおきたらどうなんだ? 「『食』がおきる事によってわたしたちの能力が制限される。」 ??? 「長門さん、あなたが説明する、いつも通りだから大丈夫っていうから任せたのにそれじゃ伝わりませんよ。 まさかいつもそんな説明なんで...
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ミッドナイト・コーリング
もしもし、キョン? 何よ、こんな夜中に電話なんかかけてきて? 寝てたらどう責任とるつもりだったわけ? 『起きてたからいいだろ』とかそんな問題じゃないでしょっ!? ——えっ……オメデトって、ちょ、ちょっと待ちなさい! なんで知ってんのよ、あたしの誕生日! 『聞いた』? 誰によ? へぇー、谷口? あいつ……後でシメるわ。 ——ちょっと、何笑ってんの! 『そんな事言いながら、声が笑ってるぜ』? バババ、バカキョン! 笑ってないわ、全然嬉しくなんかないわよ! なんで誕生日をいの一番にあんたから祝われなきゃいけないのよ? 嬉しいわけ、……ないでしょ。 『そういう事にしといてやる』じゃないわよ、あんた生意気よ! 団長に対する心構えがなってないわ! ……もう、いいわ。今日一日かけてじっくり団長たるあたしへの接し方を教えてあげる。 九時に駅前集合よ! 遅れたら、罰金刑と私刑の両方に処す...
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指輪物語
夏休み。 この響きにこの上無い程の喜びを感じる学生もいれば、 「夏休みか、そんな時期が私にもありました」 と、哀愁漂う背中で語る社会人など、人それぞれに感慨深いものがあると思う。 では、俺にとってはどうなのか。 少なくとも、中学の時の様に一日中家の中でだらだらと過ごしたり、たまーに友人に誘われて何処かへ出かけたりといった、まあごく普通の一般学生が送る典型的とも言えるのが、俺の夏休みだった。 しかし、高校に入ってからというものの。涼宮ハルヒと出会った事によって年中ずっと振り回されっぱなしの俺にとって、心身ともに休める日など当然の如くありはしなかった(もちろん、田舎に帰るのは別としてだ)。 故にこう断言できる。 夏休みだと? 「そんなもんねーよ」 季節は夏。学生最大のイベント夏休みの真っ只中である。 蛇足だが、俺は高校に入ってからこれで二回目の夏休みである。故に、今は高校...
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