涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki内検索 / 「うさみくる」で検索した結果

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  • WikiSS企画第4弾公開ページ
    ... 君、思えど    うさみくる    I m still waiting for you    秋は夕暮れ ~Trick or Chinese=Dumpling?~    「もみじ」    ミッション・イン・ハロウィン    トリック・オア・トリック   ~ハロウィンの日の甘い魔法~         トップに戻る   
  • みくると鶴屋さん
    ~朝比奈宅・夜~   prrrprrr ピッ   みくる「はい、あさひn」   鶴屋「みっくる~!!」   みくる「ひゃっ!つ、鶴屋さんですかぁ?」   鶴屋「そうさ!鶴屋ちゃんさ!」   みくる「聞こえてますから、あんまり大きな声出さないで下さいよぉ」   鶴屋「ん?そうだね、ごめんよ」   みくる「もう、驚いちゃいましたよ?」   鶴屋「あはは」   みくる「それで何のようですかぁ?」   鶴屋「可愛いみくるが暇してないかなぁ、と思ったんだよ」   みくる「ふふ、なんですかそれ?」   鶴屋「それとも男でも連れ込んでる最中だったかい?」   みくる「お、お、お、男の子なんていませんよぉ~!」   鶴屋「冗談だよ冗談!全くみくるはいいリアクションしてくれて助かるよ~」   みくる「ひどいですよぉ」   鶴屋「ところで何やってたんだい?」   みくる「いまさっきお風呂からあがったんで、髪...
  • 長編・朝比奈みくる
    朝比奈みくる無題1 ある晴れた日のこと 朝比奈みくるの日常 BEYOND THE TIME キョンの枠外 黒みくるの憂鬱な日々 あなたと仲良く SOS団ドリフ 朝比奈みくるの弁明 鶴屋さんのおかげ ある夏の水色 選択(朝比奈みくる) 朝比奈みくるの思惑 『God knows』 上級生下級生 お祭りの後で 朝比奈みくるの場合 風に消えないで 壊れたパズル 叶わぬ恋と知りながら 本当の気持ち 3人娘のそんな放課後 うそなき みかんとりんご 蜃気楼 予防接種 朝比奈みくる一年生 ずっとあなたに…… みくるの告白 二人三脚手作りケーキ 二人だけの時間 朝比奈みくるのクーデター 笑顔の向く先 神様に祈るあの人との日常 二人きりと匂うは紅茶 未来からのエージェント 未来恋物語~一時の温もり~ お幸せに 未来のお姫様 pure heart 朝比奈みくるの未来 たのしいお買い物  マタ逢ウ日マデ 朝比奈み...
  • みくるの反抗(仮)
    ※グロ・BAD END注意   ここは部室。 今日もいつものようにハルヒのいいように扱われているみくる。 「みくるちゃん、お茶」   「…はい、ただいま」 そういうとみくるは、ハルヒにお茶をいれて、渡した。 しかし、みくるは心の中で嫌なものは嫌とはっきり言いたいと、強く思っていた。 次第に彼女をこき使うハルヒの態度に、憎しみを抱くようになった。 それがついに爆発するときが来る。   その数分後。 「みくるちゃん、これ着けてみようか」 そういってハルヒが袋から取り出したのは、スクール水着だった。 みくるは思い切って彼女に言った。 「着けたくありません」 その一言に彼女の動きはピタリとやみ、 態度と表情が変わった。 どす黒い声で、 「なんですって? もう一度言ってみなさいよ」 「だから、着けたくありま…」 「ふざけないで!!私は団長よ!!はっきり言うわ!! あんたに自由なんてない!! 認めな...
  • お題+他 目次
    ...キョンとみくるの話 うさみくる 「ラピスラズリ」 ティンクルスター *微エロ注意 「コランダム」  「双天使」    キョンと朝比奈さん(大)の話 「オープンキャンパス」「三十路」   新川さんの話 「新川×キョン妹」   鶴屋さんの話 鶴屋さんに隷属 ~お姉さんには逆らえない~ *微エロ注意   カプ:ハルキョン 「学校に行きたくない○○」 「大雨」 プリンのスレタイ 「ほ か ろ ん」 オリキャラ注意 「ハルマゲドン」 「雪解け」    カプ:長キョン 「秋雨」「春雨」 オリキャラ注意 「メモ帳」 「夢」   ハロウィンのお話 トリック・オア・トリック ミッション・イン・ハロウィン    カオスな話 ハルヒ「か~っかっかっか~~!」          「 」で区切ったタイトルのSSはお題SSになります お題とはテーマを頂き、それにそって書いたSSの事です   お題一覧 50音順...
  • 朝比奈みくるのバット
     (※ これは鬱エンドのssです。人が死にます。ご注意ください)     みくる「キョンくん、来てくれたのね」 キョン「どうしたんですか朝比奈さん。突然、校舎裏にきてくれなんて」 みくる「キョンくんに話があるの。聞いてくれる?」 キョン「話ですか。部室や電話じゃできない話なんですか?」 みくる「うん……。実はね。昨日、街へ買い物に行った時に私、すごい物を拾っちゃったんです」 キョン「すごい物?」 みくる「キョンくん、デスノートって知ってる? 名前を書かれた人が死んでしまう、ノートの話」 キョン「知ってますよ。有名な漫画だし、映画化もされてますから」 みくる「……あのね。驚かないで聞いてね。こんな現実離れした話をできるのは、キョンくんだけだから」 キョン「まさか、デスノートを拾った、なんて言うんじゃないでしょうね。そんな物が実在するわけないじゃないですか。あれはフィクション世界のアイテムなん...
  • みくるの湯
    姉妹編『長門の湯』『鶴屋の湯』『一樹の湯』もあります。     ====== 『みくるの湯』 台風の季節が過ぎ、本格的な秋を迎えると、さすがに朝夕の寒さが身にしみるようになってきた。怒涛の文化祭やらコンピ研とのインチキ宇宙艦隊対戦でドタバタした去年に比べて、今年の秋は至って平和だ。 放課後の部室も、すっかりやわらかくなった秋の日差しが差し込んでいるが、あと一ヶ月もすると、ハルヒが大森電器店からせしめてきたストーブが活躍することになるだろう。 そんな部室にいるのは、朝比奈さんと長門、そして俺の三人、ハルヒは掃除当番であり、古泉はホームルームでも長引いているのかも知れない。また今日もまったりとした午後のひと時の始まりである。 「お茶です、どうぞ」 「ありがとうございます」 熱いお茶が美味しい季節を迎えたわけだが、朝比奈さんのお茶は季節に関わらず美味しいわけで、俺は、そんな至福の時を...
  • 朝比奈みくる一年生
    あたしは朝比奈みくるです 未来からある人物を調査するためにやってきましたぁ 彼女が行くだろう高校に一年早く入りました 上の人によると同じ学年だといろいろ面倒になるからと言う理由です 入学式 あたしは誰とも話さないよう心掛けた、この時代で友達を作ってもわかれるとき辛くなるだけだから… 「…あの…朝比奈みくるです…よろしくお願いしますぅ…」 自己紹介も好感を受けないように暗い子を演じた クラスみんなの自己紹介が終わりそうなとき彼女は突然やってきた 「先生ごめんよっ!いろいろ用事があって入学式から遅れちゃったよっ!!」 太陽のような笑顔を持つ女の子がそこにいた 先生「え〜、鶴屋だったかな。朝比奈の後ろがあいてるからそこに座ってくれ」 その女の子はあたしの後ろに座った 「初めましてっ!!よろしくにょろ、え〜と朝比奈なんて言うんだい?」 「あ、朝比奈みくるですぅ」 「朝比奈みくるかいっ、朝比奈ちゃ...
  • 朝比奈みくるの挑戦
       この仕事で最初に貰ったテキストに書いてあったこと 「時空管理者が恋をした場合の選択肢は、記憶を失うか心を殺すことである」    高校卒業の後、元の時間にもどったわたしはがむしゃらに努力してそれ相応の権限を手に入れました。  そしてあの時代に干渉した結果、規定事項はすべて遵守、今の未来も確定してわたしの仕事は終わりました。  わたしに残ったのは、過去の記憶と現在の管理局トップとしての地位。  ここは広大な敷地にある図書館の館長室。 「機関の提案に対して、情報統合思念体は同調することにした。あなた達の結論を聞きたい」 「わたしたちも賛同します。今回の提案は、こちらにも利あるものですから」  話し相手は長門さん。アカシックレコードとすら評されるこの図書館の館長をしている彼女の正体を知るひとは少なく、知る人にとってはこの建物の二つ名は皮肉ですらあります。  配属前の研修生として一度だけお...
  • ハルヒがみくるでみくるが長門で長門がハルヒで…
    それはある晴れた日のことだった。 部室に行ってみると、まるで特撮番組の怪獣のようにわめきまくるハルヒも、 いつもオドオドとしていて守ってあげたくなる小動物系の朝比奈さんも、 樹海の奥にひっそりと生えている花のような気配の長門もおらず、年中スマイルのバーゲンセールをしている「アイツ」しかいなかった。 「やぁどうも。僕が来た時には誰もいなかったのですが…いやぁ、手持ちぶさたでしょうがなかったのです。どうです?一勝負。」 と言ってトランプの入った、いかにも安っぽい四角い箱を持ち出してきた。 いいだろう。完膚無きまでに叩きのめしてやるから光栄に思え。 「ははっお手柔らかにお願いします。」 ふん。そういう事はトランプの神様にでも言うんだな。お前の大好きな神様とやらに。 こうして俺たちはポーカーを始めた。あんな不思議なことが起こるとも知らずに。   ハ「よぉ~し!これで写真集が出せるくらいの写真が集ま...
  • 長門VSみくる
    長門VSみくる ----------------------------------- 部室のドアをノックする。 返事はないが声が聞こえる、言い争っている。 あわてて部室に入る、 入った瞬間に硬直する、思いもよらない光景がそこにあった。 「…どういうつもり」 「こ、これが、最適解なんですぅ」 長門と朝比奈さんが言い争っていた、 いや、長門が朝比奈さんに詰め寄っていたという方が正確か。 俺が部室に入った事をまったく気付いていない、二人にとってそんな事はどうでもいいようだ。 朝比奈さんはいつに無く真剣な眼差しで長門を見据えている、 長門は冷たく無機質な瞳で朝比奈さんを射抜く。 長門の右腕が変形し剣のように伸び鋭くなる、そして朝比奈さんに切りつける。 あっと思った瞬間、朝比奈さんはいなくなった、消えた、いや、長門の後ろに立っていた。 朝比奈さんは、えい! と言いながら長門を突き飛ばし、 長門...
  • 朝比奈みくるのクーデター
    朝比奈みくるのクーデター その1 朝比奈みくるのクーデター その2 朝比奈みくるのクーデター その3 朝比奈みくるのクーデター その4 朝比奈みくるのクーデター その5 朝比奈みくるのクーデター エピローグ  
  • 【朝比奈みくるの妊娠】
    朝比奈みくるの妊娠 私、朝比奈みくるといいます。西暦2XXX年、涼宮新暦XXX年の地球連邦政府内務省直属機関、 惑星公安委員会時空管理事務局の諜報員です。 涼宮新暦っていうのは今から…あっ今って言うのは私と涼宮さん達がいる時間平面のことで、そこから3年前、 つまり涼宮さんがこの宇宙を創造したとされる年を0年にした暦のことです。 ここで私は涼宮さんについて色々調べるように言われたんですが、私ったらドジばっかり。 そういう訳だからこの時間平面上の権限が小さくて禁則事項も多いんです。 この時間平面上の人達との接触は最大限控えないといけないの。私も頑張って早く権限を拡大しなくちゃ。 同時間平面上に派遣された他の先輩諜報員さん達みたいになるんだぁ!辛くても頑張れます! だってこの時間平面上には… 「キョン君…」 キョン君の写真にキスをしておやすみをすると明日も頑張れるんです。でも… ―――私が彼...
  • ちょっとみくる救済保守
    俺がハルヒと付き合い始めたころ、どういうわけか、長門と古泉も付き合い始めていた。 そして、いつのころからか朝比奈さんが少し元気がなくなっていたころの話だ。 ハ「最近、みくるちゃんが一人ぼっちになってるみたいね。」 み「一人だけ寂しいですぅ~」 長「…SOS団は男女比2:3。どうしても誰かが余る。」 み「わ、わたしはあまりなんでしゅかぁ~うぅぅ」 ハ「そういってもねぇ。キョンはあたしのものだから仕方ないし…」 長「古泉一樹も私のもの。」 ハ「有希~。いうようになったわねー」 長「…別に。」 ハ「そうね、みくるちゃんだけ一人って言うのも可哀想だし、キョンも古泉くんも1/3ぐらいはみくるちゃんに貸してあげましょう!。有希、かまわない?」 長「あなたがそれでいいなら。かまわない。」 み「(ちょっと納得いかないけど)あ、ありがとーございましすぅ」 ちょっとみくる救済保守  ハ「みくるちゃん!つ...
  • 朝比奈みくるの挑戦 その2
      さっと報告書に目を通した後、まずお茶を一口含んでからわたしは質問に答えた。 「最初の週は予想の範囲内です。ただ、涼宮さんと古泉くんサイドはちょっとずれすぎているかもしれません」 「機関より最初に提示された計画と、実際の計画の差異は内部にスパイが居たためと考えられる」 「情報統合思念体は、それを誤差の範囲と判断しこのまま計画を続行する」 「わかりました。わたし達もそれでかまいません」  報告書は計画の最初の週の観察結果。    公舎に戻ってから、報告書を詳しく読むことにしました。  まるで三流作家の恋愛小説に登場する主人公二人の交際を見ていると、口元が緩んできます。  当時のわたしの立場であれば、キョンくんと交際するということは禁則事項でした。しかも涼宮さんとキョンくんの絆は、彼女にとっては羨ましくもあり理想でもあります。  わたし自身がヒロインになれる話、うまくその役割を演じて王子様...
  • 朝比奈みくるの結婚生活
     いや~、穏やかで結構だ。  愛すべき家族と来るピクニックがこんなにいいもんとは思わなかったね。  全く、日々の疲れも吹っ飛ぶってもんだな。 「キョンくん、お茶でもどう?」 「ああ、貰おうかな」  …にしても、我が妻みくるよ、お前は何故そんなにも美しいのだ。  歳を重ねるごとにキレイになってくな。  昔の庇護欲をかきたてまくっていた雰囲気も勿論良かったんだが。  今の大人の色気を醸し出しまくってるのは尚良しだ。 「おとおしゃん、あしょぼ~」  なあ、お前さんはみくるに似てホント可愛いな。  純真無垢って言葉はお前の為にあると言っても過言ではないだろう。  …悲しいが俺に似なくて良かった。 「はいはい、じゃあ何して遊ぶか?」 「ええ~っと…、う~んとね…」  ああ、もういじらしいな、可愛い過ぎるな。  今なら若紫を見ているときの源氏の気持ちが分かる気がするよ。  …おい、勘違いするな。  俺...
  • 朝比奈みくるの挑戦 その3
       時空管理局の管理者達は、特殊な能力を持っている。  わたし達はTPDDを用いることで特定の時間座標に移動することが出来る。時間を一冊の本のようにみることができる。  時間平面上で座標を正確に把握できる。これは生まれつきの才能であるし、訓練で磨かれる能力。    わたしはある時から思うことがあった。  なぜわたしは自身の過去に干渉しないといけなかったのか。  涼宮さんの「未来人に会いたい」という願望によって、わたしはあの時代で彼女と出会った。  彼女の能力によって書き換えられる規定事項、それを守れるのは「わたし」しかいない。  そのために彼女のそばにいる当時の「わたし」とは別のそれより未来の「わたし」が重要な場面で干渉することになった。  でも、重要な局面でそれらを決定し実行したのはキョンくんでわたしではない。わたしは彼を導いただけ。  わたし自身がキョンくんに言った言葉。 「彼女の一...
  • 朝比奈みくるの妊娠
    今日、わたしはキョン君に犯されました。 それは突然のことでした。わたしが部室でいつものメイド服に着替えている時のことです。 キョン君は不注意からなのか、ノックもなしに部室に入ってきました。 私は丁度その時上を脱いでいて、上はブラジャーだけの恥ずかしい姿でした。 「あ、キョン君。わたしまだ着替えて……」 わたしは声をあげようとしましたが、キョン君のいつもとは違う顔つきに怯んでしまいました。 ごめんなさい、その言葉をわたしは期待していましたが、叶うことはありませんでした。 キョン君は無言でわたしに近づくと、わたしが持っていた服でなんとか隠していた胸をとても強く掴みました。 「痛っ!」 あまりの痛みに声をあげてしまいました。でも、それだけしかあげることはできませんでした。 キョン君のあまりの形相にわたしは完全に腰砕け状態だったのです。 それに、わたしはキョン君に淡い恋心を抱いていましたから、キョ...
  • 朝比奈みくるに首っ丈
     男なら。  男だから。  男くせに。  先にあげた三つの言葉には共通のある言葉が続くんだなこれが。  そう『ビビるな』だ。 「あ、あ、朝比奈さん!!歩道をお、お婆さんが!止まっ、止まれええええ」 「ふ、ふえええええええええええ」  何とも可愛いらしい断末魔と何とも情けない男の断末魔が車内に響く。             「さっきはすみませんでしたあ…」 「いえ、お婆さんも無傷でしたしそんな朝比奈さんが謝る事ないですよ」  もっとも俺は人としての尊厳を失ってもおかしくないレベルにまで『漏れて』かけてしまったが… 「やっぱり、私なんかが車の運転するのが間違っていたんです…」  …また始まったよ『私なんか』 「さっきのだって一歩間違えたら…うんうん、たまたま運が良かっただけですs…「朝比奈さん」 「ひゃい!?」  そんなに落ち込んでたりしてたらせっかくの可愛いらしい顔、仕草が台なしになるでしょ...
  • 朝比奈みくるの未来・第8章
    第8章・時のパズルの完成  朝と同じ待ち合わせ場所、今度は朝比奈さんの方が先に待っていた。 憂いを帯びた潤んだ瞳で、どこを見るでもなくぼんやりと広場の壁にもたれかかっている。 周囲の男共がちらちらと盗み見てやがる。心配しなくていいぞ、彼女が待っているのは俺だからな。 俺は朝比奈さんに正対して近づいていったが、一向に気づく気配がない。 いろいろと考えていることがあるのだろうか、本当にどこも見ていない胡乱な目をして。ただ瞼が開いているだけ。ボウっとした鈍い光を放つ魚眼石のような目で。 5mくらいの距離まで近づいて、やっと気がついてくれた。 「あっ、キョンくん…」 吐息に消されてしまいそうなか細い声だった。 古泉の指摘通り、やはり一人にしたのは良くなかった。一緒でなくともいい、同じ空間にいるようにすべきだった。 その間の彼女の気持ちを考えると申し訳ない気持ちが俺の心の枡から溢れ出る。枡の大きさ...
  • 朝比奈みくるの挑戦 その4
     水先案内人が必要である。  過去へ、過去のわたし宛てに指示を送る。  時間の操作を行うことに罪悪感を感じていた時期もあった。必要悪だと割り切っていた頃もあった。  今は、何も感じない。ただ、やるべきことをやるだけ。笑うことも泣くことも忘れた。   「あ、気が付いた。おかえりなさい」  あいたた、ここはどこだ?なぜ朝比奈さんがここにいる?   「キョンくん、まずはかるく息を吸って。深呼吸して。」  落ち着いて周りをみると、ここは屋上前の物置。目の前にいるのは朝比奈(大)さんだ。  あなたがここにいるということは、やはりあの別世界の出来事は未来の既定事項ってやつですか。 「今は**月**日。お昼休みよ。」  確かに時計にもそう表示されている。あのハルヒは俺の希望通り時間移動させてくれたようだ。 「おちついたようね。まだ少し時間あるから簡単に事情を説明させてね。今回もキョンくんにお願いしたい...
  • 朝比奈みくるのなんちゃって時間解釈
    このページの本日の公演スケジュール    その1「ぱらどっくす?」「どっぺるさん」 その2「笹の葉と消えた世界のお話だそうです」 その3「なんとか言語で概念を表現してみました」 最終話「だからわたしはここにいる」 おまけ「番外編らしいなにか」    みくる「あ。あ。マイクのテスト中」   みくる「本日はこのページにお立ち寄りいただきありがとうございます」 みくる「また、本SSをご覧頂きありがとうございます」   長門「時間連続体の移動プロセスには様々な理論がある」   ハルヒ「じゃあ、さっそく本日の公演をはじめるわ」   第五話へつづく   古泉「ところで僕の口上はないのですか?」 キョン「すきなだけ原作で語ってるだろうが。自重しろ」       (落書き1) キョン「そういえば、この突込みがありました」 みくる(大)「言わなくていいです」 キョン「ハルヒちゃん3巻の3...
  • 朝比奈みくるいじめ短編
    朝比奈みくるいじめ短編集 1 2  
  • 朝比奈みくるの総当り戦!
    『キョン×みくる』   放課後、いつも通りの団活は長門さんの本を閉じる音で終わりました。 私はいつものように、メイド服から制服に着替えるためにみんなに先に帰ってもらいました。 そして着替えて外に出ようとドアを開けたら…… そこにはキョン君が居たのです。   「キョンくん、どうしたんですか?何か忘れ物?」 「いえ、お話したいことがありまして……」 「なんですか?」 「俺、朝比奈さんのことが好きです。愛しています。」 「そんな……ダメです!この時代ではキョン君は涼宮さんと一緒になるのが既定事項で……」 「そんなの関係ない!俺はもう……この気持ちを抑えることは無理なんです。」   そしてキョン君は私に口付けをしました。   「んっ……!」 「すいません、もう、我慢の限界なんです。」   そしてキョン君はそのまま私を押し倒し、そして……       ガバッ 「ハッ!ドリームかっ!!」   ――――...
  • 朝比奈みくるの未来・第2章
    第2章 鶴屋さん(ここはあたしの報告です:みくる☆)      昨夜のお酒のせいもあるのでしょうか、頭が重たいです。ペットボトルの麓甲のおいしい水を飲みながら、お家まで送ってくれたキョンくんのこと考えてたら、嫌われちゃったかもって思って、悲しくなって涙が出てきました。よせばいいのに、一人で考えているとどんどん悪い方向に考えちゃって、大泣きしてしまいました。 鶴屋さんがあたしが二日酔いで潰れていないか、心配の電話をかけてくれた時、ちょうどその時だったんです。そんな変なことで泣いていたので、ちゃんと理由を説明できなくて、変に誤解されちゃったかもしれません。夜にでもまた謝っておきます。 ところで、今何時頃でしょう。壁時計を見ました。お昼を少し廻ったところです。昨日はお食事もお酒もあたしにしてはたくさんだったので、まだお腹は空いてません。それよりも胃のあたりが少し気持ち悪いです。講義もありませ...
  • 朝比奈みくるのレズレズ大作戦!
      こんにちは。朝比奈みくるです。 今日は日曜日!不思議探索もありません!つまりなーんもすることが無い日です! なーんもすることが無い上にだーれとも会う予定がありません。 特にSOS団の皆さんと会うことは無いでしょう。何故かって? それはキョン君は涼宮さんと、古泉君は長門さんと……デートしてるからだよこの野郎!!!     ……あ、別に私自身はそのことをなんとも思ってはいませんからね。 彼らがデートでいちゃいちゃしてるおかげで私はこうしてひたすらグータラ出来るワケですからね。 親元を離れ別の時代で過ごす私にとって精神的な疲労は蓄積される一方なのです。 だからこそ一週間に1回は誰にも会わずに引き篭もる休息日が必要なワケですよ。 それなのにもしもですよ?もしも私が誰かと付き合ったりとかしたら、 本来休息日のはずの日曜日ですらデートとかしなきゃいけないんですよ。 ワクワクして待ち合わせ時間より1...
  • 朝比奈みくるの一人身万歳!
    どうもこんばんは。朝比奈みくるです。 実は最近、悩みがあるんです。 最近の部室でのことなんですけど、右を見れば……   「キョン!ちょっと来なさい!」 「まったく、なんだよ……。」 「キスしなさい!これは命令よ!」 「わかったよ。団長様。ほら、目を閉じろ」チュッ…   うわぁ…… あまりの熱々っぷりに見ていられなくなって、左を見れば…… 「……古泉一樹。」 「どうかしましたか?長門さん。」 「あなたは私の頭を撫でるべき。」 「はいはい。長門さんは甘えん坊ですね。」ナデナデ……   ……もうお分かりですね? 私だけ一人身なんだよコンチクショウ!!!! 居づらいですよぉ~居場所無いですよぉ~。助けてくださ~い…   ――――――――――――――――――――――――――――   今日は不思議探索です。 さて午前中のペアは……   「キョン!今日はこの前のデートで回りきれなかった場所に行くわ...
  • 未来からのエージェント 第一部 朝比奈みくるの真実
    未来からのエージェント 第一部 朝比奈みくるの真実 プロローグ 時間とは不思議なものだ。かつて、とある科学者はこういった。 「時間について聞かれなければわたしは知っている。聞かれるとわたしは知らない」 実のところ、時間についての理解がそれほど進んだとは言えない。それは、 時間旅行が可能になった今の時代でもそう変わらない。 あの時間平面に常駐的な観察者を派遣することには多くの議論もあり、 反対も多かった。派遣が決した後も人選は難航した。 派遣するエージェントをどの様な人物にすべきか。 徹底的に優秀なエリートを送るという選択もあった。が、実際に時間管理局がした 選択は徹底的に無垢な観察者を送る、という決定だった。 人間にはミスがつき物だった。だが、何も知らなければ、真実をもらすこともなく、 間違った行動もとりようが無かった。実際、彼女が「禁則事項」として 教えられている『秘密』の殆どが嘘...
  • 朝比奈みくるのブラックコーヒー
    『朝比奈みくるのブラックコーヒー』 ――こぽこぽこぽ。  あたしはいつも通り、部室のお茶くみ係としてがんばっています。皆さんこんにちわ。朝比奈みくるです。  ところで最近、あたしには気付いたことがあります。  アタシオワッテマス?  あたしだって、未来から来たって以外は花の女子高生です!だから恋の一つや二つ体験したいんです!  でも皆さん、考えてみてください。……みくキョン小説ってありますか?  みくキョンじゃなくてもいいです。古みくでも国みくでも、この際谷みくでもかまいません。……あたしの恋愛小説って読んだことありますか?  ええ、ハルキョンならたくさんあります。長キョンだって次いでおおいですよね?他にも古長、キョンオリ、この世界の創造主(作者)にいたっては佐々キョンまで執筆してるんですよ!?  しかしです。  なんであたしだけ恋愛ヒロインになれないんじゃー!!  だから朝比奈み...
  • 選択(朝比奈みくる)
    深夜というよりもう夜明け直前の寝室に人の気配がする   誰 こんな時間に、そもそもこんな場所に 誰何しようとする声をさえぎるように   「おどろかしてごめんなさい」 なつかしいような声、だれだろう、おかあさん   女の人の声がつづく 「自己紹介はいらないでしょう、わたしはあなた、あなたはわたしなのだから」   訳が判らない、寝ぼけてるの私   明るさを増した空の気配は、その人物の映し出した   ぼけっとしてる私の顔がみえたのだろうか、その人は改めて話を切り出した   よく見れば私に良く似た人だった、でも、おかあさんよりはずっと若い   「わたしは朝比奈みくる本人です、あなたよりずっと将来の時間平面から今日は無理を 言って来ました、あまり長くはとどまれないの、私の話をよく聴いて・・・」   その人はゆっくりと 話をつづけた   「いまから数時間前に大きな時間震が観察されました。ただし、あたな...
  • みくるとちぇんじ
               な、なんであたしはここに連れてこられたのでしょう。  今日は朝から目覚めがよくって、とっても幸せな気分でした。いまが幸せじゃないと言うわけじゃありませんが、少なくとも胸を張って『幸せです』と言える状況ではありません……。え、えと、それはいいんですけど、いつもどおりの一日だったんです。……さっきまでは、何ですけど。つまり、さっきからいつもどおりじゃないってことなんでしゅ。    珍しくあまり元気のなかった涼宮さんが、突然元気を取り戻しちゃって、この……えと、あたしを文芸部室?にまで引っ張ってつれてきちゃったんでしゅよぅ。しかもそこに変な部活を作って、あたしは強引に入れられちゃいました……。    同じ女の子のあたしから見ても凄い美人さんで、頭も良くって、あたしとちがってスポーツ万能で……でも性格が、そのぉ……どっ、独特な感じの女の子であるこの涼宮ハルヒさんは、あた...
  • 僕とみくるとメイドさん~狂気の弾丸ドライブ~
    朝倉がいなくなった。 僕の最上の観察対象であった朝倉涼子がいなくなったのだ。 美少女特有のシャンプーの匂いをまとい、長い髪をゆらしていたあの子。 後ろからでも分かる、華奢な体つきと品格。 まあ、僕は絶望したさ。 後ろで涼宮ハルヒとかいう――こちらも美少女だが――品性のカケラもない イかれた女が喜んでいたのには思わず腹を立てたね。 自宅にゴキブリでも郵送してやろうかと思ったよ。 もしかしたらあんな女でもかわいらしい反応を見せるかもしれない。 ま、そんなことばれたら何をされるか分からんので何もしないが。 さて、当面の問題は朝倉の後、誰を追いかけるかということだ。 僕はこの学校の美少女リストを参照した。 そして対象を絞り込んだ。 ――朝比奈みくる。 生まれついてのアイドルとはこの人のことを言うのかもしれない。 中学生にも見える、整った童顔。 庇護欲をそそりまくりのその行動や言動。 対象...
  • 朝比奈みくるの思惑
    「あの、キョンくん。明日のお休みの日、一日空いてますか?」   この世でエプロンドレスがもっとも似合う女性にそんなことを言われれば、例え未来的 な厄介事を背負い込むことが確定的であっても、オレは首を縦に振るしかない。 とはいえ、出来ることならその意図の裏に何が含まれているのか、事前に教えておいて もらえると心の準備ができてとても有り難いんですが……。   「あ、大丈夫です。今回はホントのホントに何もありません。ただ一緒にお出かけしたい なぁって思って」   そういうことなら、オレが拒否する理由なんぞミジンコ程度もありゃしない。むしろ明 日を国民の休日にして祝いたいくらいだ。それどころか、本当にオレでいいのかと考える のは、これまでの人生で恋愛運がつねに1つ星だったせいだろう。   「でも……なんで急にそんなことを?」 「えっとぉ、急なのは分かってるんだけど……実はこれを鶴屋さんからもらっち...
  • 朝比奈みくるの未来・第1章
    第1章・近況報告と忘年会      昨夜のことを話す前に、高校卒業あたりから今までの俺たちSOS団のメンバーの近況を少し説明しておこう。  北高での生活はハルヒ率いるSOS団の活動が中心となったのは言うまでもない。天敵とばかりに退屈を嫌うハルヒのパワーなのか宇宙人未来人超能力者の業ゆえか不明だが、数々の小イベントから中クエスト、中には身の危険が生じるほどの大事件を通じ、5人の親密度はさらに深まった。しかし深まっただけだった。 俺は親密度のパラメーター上昇に従い本命朝比奈さんの愛情パラメーターも上昇して校庭の木の下で卒業式の告白エンドなどを密かに期待していたのだが、対抗の長門エンドもなく、また隠れキャラによる隠れエンドや、望みもしない大穴ハルヒエンドすらも迎えないまま、期待虚しく卒業式を迎えてしまった。なんかのフラグが足りなかったのかもしらんが市販の女性攻略本にはそんなもん載ってないのでわ...
  • 朝比奈みくるのクーデター その2
     部室。俺がそこに飛び込むと、すでに朝比奈さんと長門の姿があった。どうやら事態を察知した長門が 朝比奈さんをここに連れてきたらしい。 「あ、あの……何なんですか? 一体何が……」  終始オロオロしている彼女を見ると、どうやら説明もされていないようだ。一方の長門は黙って外を眺めていたが、 やがて俺の元に駆け寄り、 「事態は把握している」 「ああ、いきなり俺の携帯に電話して来やがった。何が何だかさっぱりわからねえが、やばいことには違いない」  俺はそう言いながら、いらだって頭を掻き上げた。相手の目的――いや、ハルヒと朝比奈さんの命を奪うことは わかっているんだが、ここまでしてどうしてそんなことをしようとしているのかが理解できない。 見たところ、雪山の遭難や以前あった未来人やら古泉と敵対している組織の連中でもなさそうだ。 「あ、あのぅ……一体どうしたんですか?」  おろおろと朝比奈さんが俺に寄っ...
  • 黒みくるの憂鬱な日々
    私の名前は朝比奈みくる。私には人には言えない秘密がある。 実は、私はこの時代の人間ではない。この時代の遥か先の未来からやって来た未来人である。 こういうと頭のイタい子と思われるかもしれないが、事実なので仕方がない。 それでは、何故こんな原子力で電気を発電している化石のような時代に 私がいるのかそれには深い、ふかぁ~~い理由がある。 今から少し過去のこと、あ、これは私のいた未来でのこと。 そこで起こりえない事が起こった。それは、今から3年前(これはこの時代)より 昔の過去にどうしても遡れなくなってしまったのである。 私たちは混乱し、原因を究明したところひとつの原因にあたる存在が浮き上がった。 それが、『涼宮ハルヒ』である。彼女は過去に遡れなくなった時間振動のその歪みの中心にいた少女だ。 私たちは驚愕した。それもそうだ私たちは今より更に高い科学力も持っているが、 それでも、一人の人間が時間平...
  • 朝比奈みくるの未来・第3章
    第3章・朝比奈さんのお誘い      どうやら、どこかで何か情報の齟齬が発生しているらしい。さっきの二人の詰問内容から考えられる推論を出してみた。たぶん、大きくは間違ってないと思う。   朝比奈さんの体調を心配した鶴屋さんが電話をかけると朝比奈さんが泣いていた。 聞こえた俺の名前で、泣いているのは俺が原因と考えた。 そう思った鶴屋さんがハルヒになんかあったか聞いてみた。 俺が送って帰ったと聞いた。 どうやら俺が酔った朝比奈さんを手籠めにしたんじゃないかと早とちり。 二人して俺ん家に殴り込み。   …らしい。激怒するのも頷けないわけでもないが、間違ってるぞ。教室で長門を抱き起こす俺を見た谷口を俯瞰で見下ろすぐらい超越してる。早とちりが齟齬の原因なら俺のしなきゃいけないことはそんなにもないだろうし、難しいことでもないだろう。 朝比奈さんと話す>鶴屋さんの誤解を解いてもらう>ハル...
  • 朝比奈みくるのゴーヤチャンプルー
    (この作品は朝比奈みくるのブラックコーヒーの設定を継承したカオスSSです。メタネタやパロデイが苦手な方は閲覧を控えてください)     「こちらエージェントMA。こちらエージェントMA。待たせたな。ただいまよりミッションに入る」  現在の時刻は正午前。パラシュートを使用したヘイロー降下により、北高屋上に到着した。 「なにぃ!?ターゲットの接触まで残り五分だとぉ!?すぐ目的地に向かう。何かあったら無線で連絡をくれ!」  無線から聞こえてきた残酷な現実を理解しながらも、背負っていたパラシュートを捨て、屋上から全速力で離れていく。  この任務は正義ではない。  だが、絶対に遂行させなければならない。 「……おかしいです。昼休みで間違いないんですけど……やっぱりイタズラですかぁ……そうですよね。未来人のあたしなんかに、こんなリア充なラブレター来るわけが……こんちくしょー!」  体育館裏の木...
  • 朝比奈みくるのドッキリ大作戦!
    ※キョンの中の人が主役の某ジャンプアニメのパロディです  それを踏まえて、広い心で見てくだされば幸いです   SOS団の部室。そこには長門さんと古泉君の二人が居ました。   「そうですか……朝比奈さんは未来に……」 「そう。彼女はもうこの時代にはいないと思われる。」 「それはそれは……寂しくなりますねぇ。」   ププッ!プププッ!!聞きましたかみなさん!『この時代にはいないと思われる』だって!プププッ! あ、失礼しました。こんばんは、朝比奈みくるです。 え?未来に帰った?そんなワケないじゃないですかぁ!私は今、掃除用具入れの中にいます! 最近の私の部室でのSOS団の扱いはそりゃ酷いもんでした。 ハルキョンと長古の2カップルでイチャイチャしまくるわ、たまーに触れられると思ったらいじられるだけだわ…… みんな私のことを軽く見すぎています!だからここで、ドッキリをしかけることにし...
  • 朝比奈みくるの未来・第7章
    第7章・結論の前に    朝比奈さんが喫茶店にユラユラと入っていくのを見届けてから、俺はその場を離れロビーから外に出た。  朝比奈さんを一人にするのは非常に心苦しいが、彼女を目の前にしては考えがまとまりそうにもない、どうしても一人の時間が欲しかった。本当に申し訳ないのだが…。 近くの目についた漫画喫茶に入ると個室を確保して、コーラを注文して籠もる。そろそろ夕食の時間だが腹は減ってない。それ以上にショッキングなことでお腹一杯だ。 よく冷えたコーラを少し口に含むと、シュワシュワとした強い炭酸の刺激が頭の中をクリアにしてくれる。    俺が本当に好きなのは誰だろうか。朝比奈さんの顔、ハルヒの顔、長門の顔、次々と浮かぶ。 無論、朝比奈さんの告白は両手を挙げて喜ぶべきことであり、一般的に一般的で一般的な性格と生活をおくっていたならば返事に困ることもない。即答していることだろう。 ハルヒ...
  • バカップル日記―いじわるキョン×みくる―
     非常に幸せな時間とは、このような時間のことを指すのだろう。  もうね、たまりません。財布の中身が減っても、この笑顔が見れるならゼロにしたって構わないね。 「何を笑ってるんですかぁ? あー、またいやらしいこと考えてたんでしょ? ダメだよぅ、今日はお買物だけです!」  そんな、ほっぺたにクリームを付けた状態で怒られてもな。  今日は、朝比奈さんとのデートだ。任務や探索で二人きりとかじゃないぞ。  正真正銘、付き合ってる二人のデートだ。どうだ、羨ましいだろう。  そして、俺は待ち合わせに遅れてパフェを奢ることになったのさ。……もちろん確信犯だ。  なんたって、パフェの一つでこの幸せそうな笑顔が見れるんだぞ? 安いもんじゃないか。 「ん~、やっぱりおいしいです! そ、そんなに見てもあげないですよ、遅れてきたキョンくんが悪いんですから!」  最近は少し打ち解けてきたけど、やはり俺はこの丁寧語をどう...
  • 朝比奈みくるのクーデター その3
    「ちょっとキョン! これは一体どういう事……なの……よ?」  ドアを破壊しかねない勢いで部室に飛び込んできたのはハルヒだ。だが、俺たちの微妙な空気を悟ったのだろう。 次第に声のトーンが落ちていく。  俺はただ呆然とした気分だった。長門から受けた説明は細かい部分で理解できなかったことも多かったが大筋はわかった。 とにかくやばい事態だって事だ。ぐずぐずしている場合ではない。  古泉の方に振り向き、 「おい、車は用意できているのか?」 「ええ。すぐにでも出れますよ」  それを確認した俺は、すぐに呆然と部室入り口で立ちつくしているハルヒの腕を取ると、 「よし、とっとと行くぞ。これ以上ここにいたらやばい」 「ちょちょっと! 何よ! 説明しなさい!」 「いいから」 「いいからじゃないわよ! わけわかんない! 学校はめちゃくちゃだし、なんかみんな様子がおかしいし! いきなりどこかに連れて行かれようとして...
  • 性格入れ替え茸
    ハルヒ「あーヒマ」 長門「……」 みくる「あはは……ヒマですねぇ」 ハルヒ「古泉くんもキョンも進路相談なんてさ。そんなのSOS団大学支部でいいじゃん。バッカみたい」 みくる「あ、あはは……あ、そうだ。このお茶どうです?」 ハルヒ「んー? まあまあ美味しいんじゃない?」 みくる「これ、御茶屋のおじさんに勧められて初めて買ったんです」 ハルヒ「ふーん。なんて茶葉?」 みくる「えーっと、性格入れ替え茸……キノコ?」 ハルヒ「驚くところはそこじゃなくて、性格入れ替えってty」 長門「なにワケわかんないもの飲ませんのよ、みくるちゃん!」 みくる「ええっ!? な、長門さん???」 長門「どう考えたってロクな効果ないじゃない! もうっ……まあいいわ。それにしてもどんな変な効果なのかしらこのお茶」 みくる「……こういう効果」 ハルヒ「ふぇぇ、ごめんなさい、ごめんなさい、あたしがいっつも退屈だなんて言ってる...
  • 朝比奈みくるのクーデター その1
     季節は春。高校生活的時系列で表現するならもうすぐ春休みって奴だ。 期末テストも終わって短縮授業で高校ライフをエンジョイしたいところだが、 相変わらず絶賛24時間営業中のSOS団はホワイトカラーエグゼプションを先取り実現で 残業どころか休日手当もなしに稼働中だ。 「不満そうですね」  ドンジャラで暇つぶしの相手をしていた古泉が俺に向かって言う。 俺はふうっとため息を吐いて、 「別に不満じゃないぜ。ただあまりに同じ事がだらだらと続いているんで、少々うんざり気味なだけだ」 「平穏が一番です。僕としてはこのまま何もなく終えてほしいですからね」  ……まあ、古泉の言うこともわかるけどな。平和が一番だ。  ――しかし、そう考えるとなぜか面倒なことが起きるんだよな。   ◇◇◇◇    次のシーンになると、なぜか俺は洞窟の中にいる。それも長門と朝比奈さんと一緒だ。 一面に地底湖のようなものが広がり、水...
  • 朝比奈みくるのクーデター その5
     0歳。あたしが生まれた。憶えているわけもない。  3歳になったとき。まだ子供だったというのにその日のははっきりと覚えている。突然家を訪ねてきた男によって 両親が射殺された。どうやら反体制派との活動に関与していたためと思われる。ただ親によって身を隠されていたあたしは 難を逃れることができた。  5歳のころ。政府直属の施設に放り込まれたあたしはいじめによる暴力を受け続ける日々だった。  8歳になってから少し後。愚かな国の元首は隣国に攻め込んだ。ところがあっさり撃退されて、逆侵攻を受けた。 その時に施設が空爆され混乱状態に陥いる中、あたしはそこから逃げ出した。  11歳になって。浮浪児としての暮らしに耐え続けていたとき、あたしのいた街が反政府勢力によって制圧された。 戦闘に巻き込まれて多数の仲間が死んでしまった。でも、反政府勢力から与えられた炊き出しのスープはとても美味しかった。 数年ぶりの暖...
  • 朝比奈みくるの日常
    「きょ、今日は皆さん、遅い…ですね」   「…そう」   困った。今日は部室に行ったら私と有希ちゃんの二人だった。 いつも明るくて、騒がしいって思ってた部室だけど、私と有希ちゃんの二人だと本当に静か。 …いつも騒がしいのは涼宮さん…だからかな。 あ、いけないいけない。こんなこと思ってたら怒られちゃう。   「…ふふっ」   そう考えたら自然と笑みがこぼれてしまった。   「………」   あ、有希ちゃんが見てる。   「………」   かと思ったらまた本に視線を戻してしまった。 うぅ…こんなんじゃ変な人だと思われちゃうよね。   有希ちゃんは苦手っていうんじゃないけど… 二人だと何を話していいのか分からなくなる。   うー…どうしたらいいんだろ………あ、そうだ!   「ねぇ、有希ちゃん、今は何を読んでるの?」   有希ちゃんの手に持っている本の事を聞いてみた。 うん、我ながらいい考えかもしれな...
  • 朝比奈みくるのクーデター エピローグ
    「ハルヒしっかりしろよ! 死ぬなよ絶対に!」  俺は手術室へ運び込まれるハルヒをただ叫びながら見送ることしかできなかった。  ここは機関が関わっている病院だ。あの後、タンカーへ機関所属のヘリコプターが救助に来てくれた。 そして、真っ先にハルヒを救うべく病院へと駆け込むことになった。いつまでも時間封鎖状態にしておく訳にもいかない。  さらにまずいことに朝比奈さんの意識がいっこうに回復しない。気絶している程度のはずで目立った外傷もないのに、 全く目を覚まそうとしないのだ。ハルヒともども病院に担ぎ込まれ精密検査を受けることになっている。 ハルヒはさておき朝比奈さんは俺たちの時代の医療で調査するとまずいものが見つかったりしないかと一瞬不安になったが、 古泉曰く、機関がその辺りの情報を全て押さえているから大丈夫とのこと。  正直、ハルヒの神懸かり的パワーを使えるようになった長門に二人を健康にしてもら...
  • 朝比奈みくるのクーデター その4
     ぼちぼち日が赤く変わりつつあるころ、俺たちは海上をボートで漂っていた。燃料を節約するため、 現在はエンジンを停止して敵が俺たちの前に現れるのを今かと待ちかまえていた。  俺たちへを屈服させるためなら、無関係な人間への無差別攻撃もいとわないあの腐れ野郎どもは、 今のところ俺たちを追ってきてはいなかった。今頃、さらに無差別攻撃を悪化させているんじゃないかと不安になるが、 「機関の別働隊の情報によれば、こちらが海上に出て以降無差別攻撃などは一切発生していないもようですな。 戦闘自体はほぼ終息したと考えるべきでしょう」  新川さんからの言葉に俺はほっと胸をなで下ろした。だが、安心もできない。陸からいなくなったと言うことは、 こっちに向かってきている可能性大という事になるんだからな。 「あと、武装集団の十数人が警察などに身柄を押さえられましたが、すべて自決したと言うことです。 そこまでする以上、我...
  • みくるの告白
    目が覚めると、朝日が完全に昇りきってない空からは本日の晴天ぶりが覗える窓の外を見ながら、とても悲しい気持ちになった。 夢の中で何か大切な物を失ってしまう、そんなありきたりだけどめったに見ることの無い妙に現実染みた嫌な夢。 そんな夢を見ただけでとても悲しい気持ちになった。そんな幸先の良くない一日から動いた運命の話である。   悪夢で目が覚めた俺は、朝から憂鬱な気分で過ごした。学校へ行ってもどこか集中しておらず上の空だった。 ただ過ごしているだけの決して充実していない日常。少しだけハルヒの持ってくる非日常が恋しくなった。   「キョンくん、大切なお話があるんです。部活が終わったら少し待っててもらえませんか?」   たまたま廊下で会った朝比奈さんに突然そんなこと言われて焦ったが俺は了解する旨を伝えたのは今日の昼休みの事である。 SOS団の活動中の俺は、また未来絡みか、と戦々恐々とし...
  • キョン1/2  みくる編
    古泉に連れていかれたあの日、 忘れたくても忘れらんないような悪夢の出来事があったわけだが、 今は断片を思い出すだけでも飛び降りたくなるのでこの話はやめておこう。 まぁ古泉も俺の為を思って、仕事だから嫌々したはずなんだ。 それは十分承知しているが――やっぱり許せん。暫くは目を合わせないでおこう。   季節は春、出掛けるにはもってこいの気候である。 そんなうららかな午後を俺は何故か部室で過ごしていた。  「今日もいい天気ですね」 俺はあなたの笑顔を見るだけで、今日も最高の一日になりそうですよマイエンジェル。 窓際では既に半置物化している長門が読書をしているし、いつも通りの穏やかな放課後だ。 俺の目の前でニコニコ笑っているであろう地域限定赤球人間はどうでもいい。  「はい、お茶で――きゃ!」 俺にお茶を手渡そうとした朝比奈さんが何かに躓いて転んでしまった。 そして物理法則に従って、お茶が載ったお...
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