涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki内検索 / 「お祭りの後で 朝比奈みくるの場合」で検索した結果

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  • お祭りの後で 涼宮ハルヒの場合
    (先に「お祭りの後で 朝比奈みくるの場合」を読んだ方が話の展開が分かりやすいと思います)   気になっていたことがある。 映画が完成して、評判が良くって、飛び入り参加になったバンドでの演奏も楽しくて……、楽しいって言える文化祭が終わってあたしは凄く気分が良かったけど、あたしには、一つ、気がかりな事があった。 あの日、文化祭の撮影中、あたしはキョンと口論になり、キョンに殴られそうになった。 それは古泉くんが止めてくれたんだけど……、問題は、キョンのことでも古泉くんのことでもなく、発端になったもう一人の女の子のこと。   みくるちゃん。   キョンとは多分、和解できたと思って良いと思う。 古泉くんは、あたしに対しては怒っていなかった。 でも、あたしは、みくるちゃんに……、まだ、何も言ってない。   あのときのみくるちゃんはお酒に酔っていたみたいだから、もしかしたら、あたしの言ったことなんて...
  • 長編・朝比奈みくる
    ...s』 上級生下級生 お祭りの後で 朝比奈みくるの場合 風に消えないで 壊れたパズル 叶わぬ恋と知りながら 本当の気持ち 3人娘のそんな放課後 うそなき みかんとりんご 蜃気楼 予防接種 朝比奈みくる一年生 ずっとあなたに…… みくるの告白 二人三脚手作りケーキ 二人だけの時間 朝比奈みくるのクーデター 笑顔の向く先 神様に祈るあの人との日常 二人きりと匂うは紅茶 未来からのエージェント 未来恋物語~一時の温もり~ お幸せに 未来のお姫様 pure heart 朝比奈みくるの未来 たのしいお買い物  マタ逢ウ日マデ 朝比奈みくるの一人身万歳! 朝比奈みくるの仲裁(らき☆すたパロ要素あり) 涼宮サスペンス劇場~メイドさんは見た~ 朝比奈みくる時空を超えた戦い お姉さんなのです。 朝比奈みくるの総当り戦! 朝比奈みくるのドッキリ大作戦! 朝比奈みくるのレズレズ大作戦! 未来からのメッセージ...
  • 新しい過去から君への招待状
    ※このSSは「I don t choose, but decide.」の後日談的SSです※   真っ白な部屋に波紋が揺らぎ、小さな影を吐き出す。 -朝比奈みくる。 彼女は世界人類共同体の『最大多数の最大幸福』の為に、自らの友人である涼宮ハルヒを歴史から抹消するように精神操作を受けた。 -TPDDの開発者をある人間に固定すること。 それだけの目的の為に一人の人間とその子孫を根絶やしにするという手段をとる世界人類共同体のやり方に対し、『洗脳』が解けた今は怒りしかない。 -殺そうとしていた本人にその計画を打ち明けるのはかなりの勇気と覚悟を要した。 SOS団の仲間は揃って止めた。しかし朝比奈みくるはそれを告白することにこだわった。 『涼宮さんに嫌われても仕方ない』 本当は嫌だった。彼女に嫌われたら三日三晩程度では涙は枯れないだろう事は朝比奈みくるにも分かっていた。 しかし自分のした事の重さ...
  • 僕とみくるとメイドさん~狂気の弾丸ドライブ~
    朝倉がいなくなった。 僕の最上の観察対象であった朝倉涼子がいなくなったのだ。 美少女特有のシャンプーの匂いをまとい、長い髪をゆらしていたあの子。 後ろからでも分かる、華奢な体つきと品格。 まあ、僕は絶望したさ。 後ろで涼宮ハルヒとかいう――こちらも美少女だが――品性のカケラもない イかれた女が喜んでいたのには思わず腹を立てたね。 自宅にゴキブリでも郵送してやろうかと思ったよ。 もしかしたらあんな女でもかわいらしい反応を見せるかもしれない。 ま、そんなことばれたら何をされるか分からんので何もしないが。 さて、当面の問題は朝倉の後、誰を追いかけるかということだ。 僕はこの学校の美少女リストを参照した。 そして対象を絞り込んだ。 ――朝比奈みくる。 生まれついてのアイドルとはこの人のことを言うのかもしれない。 中学生にも見える、整った童顔。 庇護欲をそそりまくりのその行動や言動。 対象...
  • おめかし
    「じゃあ、明日にでも図書館に行くか。久々に休日なんだ。たまにはおめかししてこいよ」 そう言って、彼は帰って行った。 「……おめかし?」 わたしはそう呟いた。《おめかし》って何?よくわからない、もし彼がわたしが《おめかし》することで喜ぶとしたら……誰か教えてほしい。 わたしは辺りを見回す。最初に帰ったのは古泉一樹と彼。まだ、涼宮ハルヒと朝比奈みくるは来てないはず。 わたしの視界に入る一人の影。小柄な人物だとわかり、朝比奈みくると判断した。 「あ、長門さん。涼宮さんはちょっとやることがあるから先に帰ってていいって言ってましたから……帰りましょうか」 わたしは再び歩きだした朝比奈みくるの手を掴んだ。 「ひぇっ!どどどどうしたんですかぁ?」 「………《おめかし》ってなに?」 朝比奈みくるは驚いた様子から、キョトンとした様子に代わり、わたしを見つめていた。 「なに?」 「ふえっ!あ、すいません……。...
  • Close Ties(クロース・タイズ) 第一話
    Close Ties(クロース・タイズ) 第一話      時刻は午前6時。  通常の有機生命体-人間である朝比奈みくるにとってはまだ睡眠中、または起床時間だろうか。  私が彼女だけを家に呼び出したのは理由があった。  朝比奈みくるはすでに制服へと着替えていたので話はある程度長くできるが、覚醒しきっていない表情は見ていて申し訳がない。急いで伝えることを伝えて登校前に仮眠をとってもらうのが良いだろう。  私はテーブルの前に座った朝比奈みくるにお茶を出してから、テーブルの上に二つ折りのやや無骨なデザインの黒い携帯電話を置いた。 「…えと、携帯電話買ったんですね、長門さん」  残念ながら携帯電話を自慢するために呼び出したわけではない。 「これは統合思念体からもたらされた通信機」 「通信機を必要とするんですか?」  朝比奈みくるは訝(いぶか)しげに携帯電話を眺めた。彼女の疑問はもっともだ。統合思...
  • 流転する腕章
    1 任命    涼宮ハルヒの葬式はしめやかに行なわれていた。  天寿をまっとうした彼女であるが、祭壇に飾られている写真は若いころのものだ。  彼女に「私が死んだら、葬式にはこの写真を使うのよ!」と命じられてしまっては、遺族としてはそうせざるをえなかった。  その葬式には、長門有希も参列していた。  涼宮ハルヒの写真を眺めながら、改めて認識する。    自分だけになってしまった、と……。    涼宮ハルヒの夫たる『彼』は1ヶ月前に死亡していたし、古泉一樹は15年前に死んでいる。  朝比奈みくるは、古泉一樹が死ぬ数年前に、航空機事故で死んだことになっていた。もちろん、それが偽装であることは分かっている。しかし、それ以降、彼女はこの時代には現れなくなっていた。  SOS団で最後に残ったのは、自分だけ。  これは、当然予測されていた未来ではある。  しかし、現実になってしまうと、やはり寂寥感は免...
  • もう一つの12月18日
     再修正プログラム起動。  パーソナルネーム長門有希は、正常化を完了。  現在日時、12月18日04時09分。    私は、ゆっくりと瞬きをした後、さらにゆっくりと立ち上がった。  私の目の前には、彼と朝比奈みくる(大)がいた。  彼の手には、短針銃が握られている。過去の私が手渡したものだ。  それで、おおよその現状は理解できた。  眼鏡を外す。    彼が何かを言おうとして口を開いた瞬間、彼は崩れ落ちるようにその場に倒れた。  その背後にいつの間にか「私」がいた。  「私」の後方に目を向けると、朝比奈みくる(小)が体を横たえていた。おそらく、「私」が眠らせたのだろう。    朝比奈みくる(大)と「私」が、話し始める。 「長門さん……来られたのですね。正直にいうと、長門さんがここに来るかどうかは半信半疑だったのですが……」 「あなたこそ、私の行動を阻止することは容易だったはず」 「そうです...
  • ……回目の2月14日
    地球衛星軌道、「機関」時空工作部第二軌道基地……。  上級工作員朝比奈みくるは、部下たちに義理チョコを配っていた。  この光景は毎年のことであった。今年で何年目になるかというと、彼女は既に50歳であったから、20年以上になることは間違いない。  さすがにこの歳にもなれば若い部下たちに本気で惚れられるようなことはないが、渡されるチョコにはホワイトチョコで律儀に「義理」と書かれている。    朝比奈みくるの部屋に呼び出された彼女と同年齢の副官である男に渡されたそれにも、もちろん「義理」と大書されていた。 「大事に食べさせていただきます」  本当にありがたそうに拝領する直属の部下に対して、朝比奈みくるは尋ねた。 「私のほかに誰かからもらったりはしてないの?」 「それはありえませんよ。たとえ義理であっても、私はあなた以外からは受け取らないことにしてますので」 「……」  その話題は、それで打ち切ら...
  • 長編・エロ物
    はるひエロ物無題1 エロ物無題2 エロ物無題3 長門有希の絶望  エログロ注意 【罪と罰】 夏祭り 涼宮ハルヒの憂鬱-アナザーストーリー- 涼宮ハルヒの選択  BADEND 鬱物注意 かぐや姫 満淫電車 エロキョンの暴走 こんな長門が欲しい 妹×古泉 涼宮ハルヒの我慢 涼宮ハルヒの不覚 キョンと妹 【朝比奈みくるの妊娠】 【鶴屋家物語】 涼宮ハルヒの快楽 虐殺、呪い乃日  激グロ&凌辱&激鬱 注意 未完 【The Girl WhoWantedToBeARealHuman】完全版 朝比奈みくるの妊娠 放課後ジョーバ倶楽部 長門+古泉×キョン   性別反転、ふたなり 注意 涼宮ハルヒのラブストーリ 長門有希の結婚生活 佐々木×キョン(アダルトな関係)  
  • 【The Blank of 3 Days】
    ――十二月十八日、早朝。  意識が覚醒する。  顔面に違和感を覚えた。……あの時外した眼鏡が、頭にあった。  わたしは今では煩わしさすら感じる眼鏡を外し――。 「…………」  彼と――。  もう一人の<わたし>がいるのを視認した。  【The Blank of 3 Days】  まずは今わたしが置かれている状況を理解することが先決だ。 「同期を求める」  目の前にいるもう一人の――わたしの異時間同位体である――<わたし>に言う。  ……<わたし>は答えない。なぜ?  答えない“わたし”に、わたしは繰り返す。 「同期を求める」 「断る」  拒否された。……理解不能。 「なぜ」 「したくないから」  わからない。<わたし>はなぜそんな非効率的なことを主張する?  ふと、視界の端に驚く彼の顔が映った。 「…………」  <わたし>の視線はわたしをまっすぐに捉えたまま。 ...
  • 古泉一樹のピロートーク もしくは、長門有希と古泉一樹の作戦会議
    ふん・・・もっふ! もっふもっふ ・・・ ・・ ・ ---------------------------------------------------- 古「涼宮さんもね、もう少し素直になればいいんですよね。」 長「…」 古「彼のことが気になって仕方ないのはもう誰でもわかるほどなんですが、彼がいるといないであまりに態度も行動力も違いすぎますしね。」 長「…そう。」 古「彼本人に対してはいうまでもなく、朝比奈さんや長門さん、あなたに対しての態度も彼がいるかいないかでかなり違うでしょう?」 長「…だいぶ。涼宮ハルヒは私と2人だけのときは有機生命体でいう母親のように接してくる。朝比奈みくるに対しては姉に接する妹のように接していると思われる。3人のときはそう接しているから。」 古「でしょう?」 長「彼が見てる前では敵扱い。朝比奈みくるの場合は特にあの胸に敵意を燃やしている。その点だけは私も同...
  • 未来の初詣
    未来の初詣    朝比奈みくると長門有希は、神社を訪れていた。 「涼宮さんたちと一緒にお参りしたときとあまり変わってませんね」  二人は、玉砂利を踏みしめながら、ゆっくりと歩いている。 「ここは、日本地方政府の文化財指定を受けている。神社の建物はもちろん境内の植生も含めて保全は万全」 「そうなんですかぁ」 「あるいは、涼宮ハルヒがそう望んだからともいえるかもしれない」 「涼宮さんの力は未来にまで及ぶんでしょうか?」 「そのあたりの結論は、情報統合思念体にも出せていない。しかし、可能性としてはありうる」   「それはともかく、人がいないですね。涼宮さんたちと一緒に来たときには、たくさんの人がいましたけど」  朝比奈みくるは、境内を見回した。二人のほかには誰もいない。 「現代においては、元日に神社に参る風習もすっかり廃れてしまった。でも、人がいない境内もまた風流なもの。この風景には、あなたの晴...
  • 裏SOS団の会合
     以下、発言と発言者の情報を主として報告します。  なお、以下に登場する朝比奈みくるは、現時間平面に常駐している朝比奈みくるとは異なる時間平面に所属している異時間同位体であることを申し添えます。        (鶴屋がお茶を飲み干す)   (鶴屋)「ぷはぁー。みくるん、だいぶ腕をあげたね」 (朝比奈みくる)「あれから年はとりましたから」 (鶴屋)「まだまだ若いじゃないか、みくるんは。まだ、高校生でも通用するにょろよ。そんなこといっちゃ、世の爺さん、婆さんから怒られるにょろ」    (森園生が茶菓子を配膳)   (鶴屋)「ありがとさん。悪いね、森さん。『機関』前線即応部隊指揮官殿にメイドさんなんかさせちゃってさ」 (森園生)「いえいえ。普段から練習を欠かすわけには参りませんので」 (鶴屋)「そうだね。ハルにゃんは、勘が鋭いからね。不自然なところがあっちゃいけない」 (森園生)「精進いたします...
  • My little Yandere Sister外伝 グリム童話「ヘンゼルとグレーテル」
     クリック? クラック!  ある所に、貧乏な木こりが、奥さんと二人の子供と一緒に暮らしておりました。  子供二人のうち兄の名前はキョン。妹の名前はキョンの妹といいました。  木こりはとても貧乏で苦しい生活をしておりましたが、ずっと流行している飢饉のせいで日々のパンすら手に入らなくなりました。  このままでは一家四人が全員飢え死にしてしまうと考えました。 「古泉一樹。このままでは死んでしまう」 「解ってます…」 「やっぱり二人を捨てなくてはいけない」 「…むぅ…」  そう、口減らしです。  二人はそうやって話し合い、森の奥に連れて行って子供達を置いて帰ることにしました。  しかし、この話はお腹が減ってしまい眠れずにいた二人の子供達の耳にしっかりと聞こえていたのです。 「わたしたち捨てられちゃう。そして森の獣に食べられちゃうんだ」  と、心配そうにグスグスと泣く妹にキョンは、 「心配するなよ。...
  • 白雪姫の真相
    白雪姫の真相    簡易シミュレーターが空中に展開する無数の曲線と記号と数式で構成された光の樹形図を見上げながら、朝比奈みくるは溜息をついた。    彼女は行き詰っていた。    シミュレーターが示すキョンと涼宮ハルヒの結末は、彼女の満足にいくものではなかった。  なぜなら、それは彼女が知っている史実からずれていたから。  二人は結婚して幸福な一生を過ごすはずなのに、なぜか二人とも生涯独身という結末になっていた。  まだ、時間軸の上書きは観測されてないが、何かの拍子に上書き現象が発生しないとも限らない。そうなれば、このシミュレーション結果が現実となってしまう可能性があった。  何かが足りない。それは、どこかの時点で介入する必要があるということ。  問題は、二人の結婚が規定事項として認定されるかどうかだ。二人が結婚しなくても、今のこの時間平面には影響がないと判断されれば、上書きが発生しよう...
  • Desire where it doesn't disappear (長門視点)
       この作品は Desire where it doesn t disappear (古泉視点)を長門視点から綴った物語になりますのでご注意ください。 では↓から本編開始です。               地球時間に換算して、午後五時三十七分二十六秒時点で閉鎖空間の発生を観測。昨日の始まりから今に至るまで通算で四十五回目の観測である。  原因は放課後に始まるSOS団での活動の際による、涼宮ハルヒと彼による口論によるところだと判断する。  いつものように涼宮ハルヒが朝比奈みくるをオモチャのように苛めているところを、彼が溜息を付きながらも間に入ったのだが、涼宮ハルヒはそれが気に入らなかったのか、彼に矛先を変え噛み付き始めたのだ。噛み付かれた彼も初めは子供をあやす様に諭していたのだが、涼宮ハルヒの一言――その際の会話ログを呼び出す。   『あんたはみくるちゃんにデレデレしすぎなのよ、こ...
  • 3つの選択肢
      「本当に……よろしいのですか?」 「いい。……私も、あなたという固体と親密になりたいと願っている。」 「ありがとうございます。……愛しています、長門さん。」 「……わたしも。」   団活終了後、帰り道古泉一樹と二人きりになった時、思いもよらぬことが起こった。 古泉一樹に、私に対する想いを伝えられた。 心拍数上昇。体温上昇。膨大なエラー発生。でもこのエラーは……不快では無い。 そしてこの時私も、古泉一樹と同じように感じていることに気付いた。彼を……愛していると。   こうして私達は、世間一般でいう「恋人」という関係になった。 翌日、私達は一緒に部室へと足を踏み入れた。……手を繋いで。 部室には朝比奈みくるだけが居た。心なしか、表情が暗いように思える。   「こんにちは、朝比奈さん。」 「あっ、こんにちは。あれ?手を繋いでる?」 「ええ。お恥ずかしながら、長門さんとお付合いさせて頂くこと...
  • どんでん返し
    今日も今日とて放課後に日課となった部室への散策を繰り広げる俺。 踊り場を抜け旧館に向かおうと階段を下りていた。 とそこに、長門の姿があった。 しかもずぶ濡れだった・・・。 おい長門・・・どうしたんだ? 「・・・なんでもない。すぐに乾燥させる。」 床を見て見ると、流れ出た水と、 からになって横に転がっているバケツが見えた。 長門、それ、だれにやられたんだ・・・。 「・・・答える必要は無い。」 長門っ・・・! 睨み付ける俺の気迫を察してたのか長門は無表情のまま答えを示してくれた 「彼女は名前は答えられない。この時間平面状では、朝比奈みくると呼ばれる存在。 私が貴方に好意を寄せていると勘違いし、罵倒した後水をかけられた。」   俺はその名前を聞いた瞬間、頭が真っ白になった。 …っ・・・朝日奈さんが?何かの間違いじゃないのか? 「・・・間違いではない。この時間平面状の朝比奈みくるで間違いない。」 ...
  • 渡橋ヤスミの下準備
       渡橋ヤスミを名乗る人物が組織の根城である宇宙ステーションの中に忽然と現れたことは、ちょっとした騒ぎを巻き起こした。  時間航行技術を操るこの組織は、当然のことながら、時空転移で侵入されないように防御措置を施していたからだ。それがあっさり破られたことは、組織のほとんどの人間にとってショックな出来事だった。      組織の代表である長門有希の命令で、ヤスミは長門有希の部屋に案内された。案内役は、朝比奈みくる(大)が引き受けた。 「朝比奈先輩は、おっきくなりましたね、おっぱいが。未来にはおっぱいを大きくする技術とかあるんですか?」  ヤスミは無邪気にそんな質問を放った。 「特にそんな技術はないです……」  朝比奈みくるは顔を赤らめながらそう答えた。  長門有希の部屋に到達した。  内部から操作で自動的にドアが開いた。 「お久しぶりです! 長門先輩!」 「久しぶり」  長門有希は、全く動...
  • 男の戦い・第五話
    「その条件なら駅裏の店だな。余程の童顔じゃなきゃまず止められないし、品揃えもまずまずだ」 「あの小さな店か?」 「ああ。ただ、たまにいる女子大生のバイトには気を付けろ。こちらを高校生だと判断したら無言でブツを脇にどけてくるからな」 「……それは辛いな」 「あとは趣味に合うかは分からないがゲームが豊富なA店もオススメしとこう。こっちはほぼフリーパスだ」 「ゲームか、存在は知っているが、そういったものは少しな……」 「一度試してみろって。ジャンルやシチュも豊富だし、あれはあれで悪くない」 「む……そうか」 「他には……」  とめどなく自分の知識を披露する、迷彩メイクのこの男……谷口と言ったか……。  普段ならありえない話だが、このふざけた格好の男に俺は僅かながら敬意のようなものを抱いていた。  教室など他人の目がある場所で猥談に興じるようなタイプの人間を俺は軽蔑している。そういった類の出版物を...
  • 朝比奈みくる一年生
    あたしは朝比奈みくるです 未来からある人物を調査するためにやってきましたぁ 彼女が行くだろう高校に一年早く入りました 上の人によると同じ学年だといろいろ面倒になるからと言う理由です 入学式 あたしは誰とも話さないよう心掛けた、この時代で友達を作ってもわかれるとき辛くなるだけだから… 「…あの…朝比奈みくるです…よろしくお願いしますぅ…」 自己紹介も好感を受けないように暗い子を演じた クラスみんなの自己紹介が終わりそうなとき彼女は突然やってきた 「先生ごめんよっ!いろいろ用事があって入学式から遅れちゃったよっ!!」 太陽のような笑顔を持つ女の子がそこにいた 先生「え〜、鶴屋だったかな。朝比奈の後ろがあいてるからそこに座ってくれ」 その女の子はあたしの後ろに座った 「初めましてっ!!よろしくにょろ、え〜と朝比奈なんて言うんだい?」 「あ、朝比奈みくるですぅ」 「朝比奈みくるかいっ、朝比奈ちゃ...
  • (消失)長門有希のもしも願いが叶うなら エピローグ
    エピローグ その後の話 その後のことを少しだけ語ることにする。世界改変事件以来、特に変わったこともなく、初詣に行ったり、豆まきをしたり、宝探しをしたりと、古泉一樹の言葉を借りれば『健全な高校生らしい日常』を送っている。 変わったといえば、あれ以来、彼のわたしに対する態度に少し変化があったと思う。ちなみに、雪山の事件以来、涼宮ハルヒも時折わたしを心配そうな目で見ることがある。なぜだろう。あのとき倒れたことで病弱だと思われたからだろうか。 一方、変わらないのは喜緑江美里で、世界改変前に生徒会長とお付き合いをしていると語っていたが、そのような事実はなかった。それどころか、いわゆる趣味というものがないらしく、わたしが本を読むように、情報統合思念体からの指令以外で人間的な行動をすることはせず、淡々と任務を遂行している。ただ、彼女の心の内がブラックボックスであることは間違いなく、情報統合思念体...
  • 題名付き・普通短編2
    ある晴れた休日(キョン&古泉) 「LOVE」 お客様は宇宙人 ドライブ セリフ九割で展開してみた~こいずみくんはガチじゃない~ エンドレス・エラー 蝉しぐれ Kへの挽歌 カミングアウト・パニック スマイル 台風の溜息 涼宮ハルヒの創世秘話 一万年と二千年前から キョンの評価 普通?の高校生の会話 長門さんはロッテに興味を持ったようです。 コーヒーシリーズ 機関の事情 酒乱女 前兆 キョンの子育て奮闘記 彼は団の緩衝材 『ビール×月見酒×オールスター球技大会ポロリもあるよ』(喜緑さん×生徒会長) 生徒会長の不良3人の倒し方 古泉一樹の苦笑 燃えろ!球技大会! やや黒古泉 切ない同窓会 白雪姫の真相 彼岸花……その花言葉は…… ちょっとみくる救済保守 ある曇った日のこと 無限輪舞 マッガーレで保守 古泉一樹のピロートーク もしくは、長門有希と古泉一樹の作戦会議 早すぎるリハーサル。 恋ってな...
  • クリスマスイブ、独り身の女二人
    クリスマスイブ、独り身の女二人  川沿いの桜並木。  朝比奈みくるは、ベンチに座って、空を眺めていた。  空からは、ふわふわと雪が舞い降りてくる。  この時間平面はいわゆるクリスマスイブ。  そんな日の夜に、こんなところにいる人間は多くない。一般的にいえば、桜は春に愛でるものだ。  彼女がここに来たのは、特に理由があるわけでもなかった。この時代に遡行したときは、許される限りは、ここに来ることが習慣化している。ただ、それだけのこと。  あえて理由をつけるなら、ここがとても思い出深い場所だから、とでもいうべきだろうか。  彼女の今回の任務は既に完了している。部下たちは、原時間平面に帰還させた。  彼女がこの時間平面に無駄に滞在することが許されているのは、組織内での彼女の地位が確固たるものであり、多少のわがままが通るからにほかならない。  ふと見ると、人影が見えた。徐々に近づいてくる。  ...
  • 鶴屋家当主のある一日
     とある高層ビル。  鶴屋家当主は、夫の姿を認めると、手を振って、叫んだ。 「やあやあ、愛しのマイダーリンっ!」  彼女がいうとまるで色気がないが、彼女の笑顔はみんなを幸福な気分にしてくれるものであり、夫ももちろんその例外ではなかった。  彼の口元から自然に笑みがこぼれる。 「海外出張の成果はどうだったかなっ?」 「順調だよ」 「そいつは結構だねっ」 「留守中に何かなかったかい?」 「うちは極めて平穏無事さっ。子供たちも元気に走り回ってるしねっ」 「元気すぎるのもどうかと思うけどね」 「子供は元気が一番なのさっ」  鶴屋夫妻は、仲のよい夫婦ぶりを見せつけながら、会議室へと入っていった。  これから、鶴屋ホールディングスの経営会議があるのであった。    会議の議題はいくつかあったが、たいがいの議題はパッパッと片付いていく。 「次は、国際宇宙開発機構からの出資要請についてです。機構の事業内容...
  • 一足遅いクリスマス
     とあるビルの一室。  「機関」総帥は、速報版の報告書を読んでいた。  内容は、ここ数日の間に行なわれた朝比奈みくるの組織による時間工作活動に関するものだった。  12月24日から26日にかけて行なわれたその工作はかなり派手なもので、「機関」の内外が豪快にかき回された。  朝比奈みくるは、自ら工作活動をこなしつつ、囮役も果たし、さらに部下たちの指揮統制もとるという超人的な活躍ぶりを今回も示してくれた。  「機関」の対応は後手に回っている。主導権を相手に握られている以上、それはやむをえないのだが、全く気に入らない。  後で関係部署の責任者を呼びつけて、今後の対応策について検討しなければならないだろう。  呼びつけられる方は災難だ。この総帥に睨まれれば、誰もが震え上がる。  例外は、この部屋のテーブルに碁盤を広げ詰め碁に興じている彼女の夫ぐらいであった。   「で、今回の工作活動の意図・目的に...
  • I don't choose, but decide. chapter02
    いまいましくも記憶に残っていたクソ野郎の名前を叫び駆け出しながら、 前回の顛末を思い出し古泉にコールする。機関の状況が今どうなっているのかは分からないが、 やはりこういう時に頼りになる人間はヤツだろう。だが2コールで出た古泉の言葉には以前程の周到さはなかった。 「どうしました?お二方は無事に送れたのですか?」 そんな場合じゃないんだ。また朝比奈さんが誘拐された。 「今どこにいます?」 公園だ。もう切るぞ。 古泉に落ち度はないのだが苛立ちを隠せなかった。何を悠長な事を言ってやがる。 前の手際の良さはどこへ行ったんだ。 今から行く、という言葉を聞き流しスピードを上げしばらくするとワゴンがぐっと近付く。 …どういうつもりだ?失速しやがった。 程なく誘拐野郎の車は完全に停車し、見たくもない奴が運転席から姿を現した。 その表情は意外にも苦渋に満ちていた。意表を突かれ足が止まる。 「逃げられた」 ...
  • 長門有希の報告Extra.3
    Extra.3 長門有希の夢想 ~Report.07 追加報告~  Report.07の夜に見た、夢の内容を報告する。  この夢を見る以前に、『彼』の夢の内容を聞いていたため、その記憶が影響して、内容の一部がその夢と酷似している。  夢の内容は、自分が経験したものの中で特に印象深いものが反映される傾向にある。つまり、わたしが『彼』から聞いた夢の内容が、わたしにとって非常に印象深いものであったことを意味する。これは換言すると、わたしの『願望』が現れていると解釈できるかもしれない。  ただし、その点について、わたしはコメントできない。したくないから。  涼宮ハルヒが自らの力を自覚した。彼女はすべてを受け入れる覚悟を完了した。  SOS団員は、それぞれその正体を明かす。  朝比奈みくるは、未来を固定するためにやってきた、未来人。  古泉一樹は、涼宮ハルヒの作り出す閉鎖空間に対処する、超能力...
  • ある晴れた日のこと 
    私は朝比奈みくる 未来から来たから未来人ってことになってるわ。 今何してるかって? SOS団とかいうわけの分からない集団の集まる部活の部室に向かってるところよ。 幸か不幸か私は涼宮ハルヒに強制的に入団させられたの。 かわいそうでしょ? まったくなんでこんなに廊下は長いの!? 未来は当たり前のようにスライド型のエスカレーターがあるのに! だから過去に行くのは嫌だったのよ…。 チラッ まただわ…。 すれ違う男はみんな私の胸を見るのよね! たしかに私はかわいいし、胸は大きいし、ロリキャラだし、 ケチのつけどころもないわ。 でも毎回こうだと金も払わねぇ奴のに見せてやる穏やか心もなくなるってんだよ! しかもこんな身長にこの胸ってメチャメチャ肩凝るんだぞ? ふざけんなって話だよ! そんなに羨ましいならくれてやるからてめえで付けてみろ! しかもさっきの男チャック開いてたしよ! 人の胸見てる...
  • 長編・未分類
    ここは特定のキャラが主役ではなかったり、自分ではどのキャラに入れればわからないという人の作品を置いてください。   未分類無題2 未分類無題3 未分類無題4 未分類無題6 未分類無題7 未分類無題8 いわゆるひとつのエンディング 二人のハルヒ ハルヒと古泉 ~Chat Of Fire~ ハニカミ 二人三脚 H・M・N 三つ巴戦争? キョンvs古泉 主役は長門×古泉 HARUHI FANTASYⅧ ちょっと変わった日常 埋めといたわ 3人娘とキョン チェンジ ふぁいなるふぁんたじー 涼宮ハルヒのすき焼き 温泉症候群 すき焼き別ルート SOSは終わらない 俺達がいた世界へ 涼宮ハルヒの真剣勝負 高校生クイズ SOS団コント SOS団の旅行 大岡裁き SOS団にようこそ! 涼宮ハルヒの期待 君が望む憂鬱 涼宮ハルヒ大外伝 涼宮ハルヒの童話~マッチ売りの少女編 ハルヒの幸せとは? 涼宮ハルヒの...
  • やさしい嘘(前編)
    「みくるちゃんって嘘が下手よね」 ハニカミながら涼宮ハルヒが朝比奈みくるに発したその一言が、今でもわたしの記憶の中枢部に留まり、事あるごとにその時の情景が思い浮かぶ。まるで、ある種のエラーのように。 それは、普段わたし達のいる文芸部室での何気無い日常のひとコマにしか過ぎず、このときの涼宮ハルヒと朝比奈みくるのやりとりに重大な意味があるわけではない。 だが、この日起こったことは、涼宮ハルヒにとって、そして彼にとって重大な運命の分岐点であったことは間違いないだろう。 このふたりのやりとりのちょうど一時間後、彼が文芸部室にやって来て、涼宮ハルヒではなく、佐々木という自分の幼馴染みを恋人として選んだことを涼宮ハルヒに告げたのだ。 彼の告白を聞いた時の涼宮ハルヒの落胆振りは周囲にいた誰の目にも明らかであった。しばらくの間、誰一人彼女に言葉をかけることもできず、重苦しい空気が辺りを包み、ただ時計の...
  • 不思議探検組み合わせコンプリート計画 3人組編
    『キョン&ハルヒ&長門』   さて………どうしたものかね。目の前にある光景を。   ハルヒ「だから!今日はショッピングに行くって行ってるでしょ!」 長門「……図書館に行くべき。」   見てのとおり、団長様と宇宙人様が喧嘩してるわけだ。 ハルヒは絶対自分の意見を変えないし、長門もかなり負けず嫌いなとこあるしなあ。 こりゃこのままほっといても絶対決まらない。やれやれ……   キョン「まあまあ落ち付けよ。このまま言い争ってても決まらないだろ?」 ハルヒ「何よ!じゃあどうしろってのよ!」 キョン「いっそ今日は別行動にしないか?     ハルヒはショッピングして、長門は図書館。俺は適当にそこらへんぶらつくから、さ。」 ハルヒ・長門「駄目(!)」   うお、ハモりやがった!なんでだ?   ハルヒ「3人一緒に行かなきゃ、意味ないじゃないの!」 長門「一人で行く図書館に、行く価値は見出せない。」   嬉し...
  • くじびき妙バランス
    元旦の出来事だった。 長蛇の列に並んで参拝を済ませた涼宮ハルヒは、 他者の願い事を詮索するような事はせず、真っ先に朝比奈みくるの腕を取った。 「みくるちゃんにわたあめ持たせるわよ! ほんわかしたみくるちゃんにふわっふわのピンクのわたあめ。 ぴったりだと思わない?古泉くん!」 涼宮ハルヒはそう言って私の隣に立っている古泉一樹に人差し指を突き付けた。 「は。誠にその通りかと」 涼宮ハルヒと私達は古泉一樹が他者の言い分には、 滅多な事でも無い限り否定しないのを知っている。 振り袖を涼宮ハルヒに握り締められている朝比奈みくるにもそれは周知済みである筈だが、 彼女が古泉一樹に向ける視線には少しばかり不満が込められていたかのように思う。 「そうよねそうよね、そう思うわよね。 じゃっ、早速わたあめ売ってる屋台に行くわよ、みくるちゃん! キョン、財布係のあんたもついて来なさい」 おそらくはわたあめを手にし...
  • 【誤作動~部室にて~】
    【誤作動~部室にて~】   コンコン。 ………彼が来た。 「は~い、どうぞぉ!」 朝比奈みくるが返事をすると、彼が笑顔で入ってくる。 「こんにちは、朝比奈さん。」 わたしは普段通りを維持して、本に目を傾けている。 「こんにちは、長門。」 彼がわたしに挨拶をする。 わたしは少し頷いて、それに答える。 ……ここまでは、いつもの日常だった。   彼は、朝比奈みくると喋っている。 ずっと、楽しそうに…。 その様子を見ていると、わたしの体に異変が起こった。 正確に言うと、《心》に異変が起こった。   感情が抑えられない、コントロール出来ない。 誤作動が起こる。   「………お茶を。」 「ふぇっ!?」 「…………お茶を…ください。」 喋り方までおかしくなった。 自分のやっていることが、わからない。 「め、珍しいな長門。お前が茶のおかわりなんてな。」 彼が笑いながら近付いて来る。 何故? いつもは彼が笑...
  • 古畑任三郎 VS SOS団 事件編(後編)
    SIDE 長門   以前撮影した映画の衣装を着て、朝比奈みくる、古泉一樹と共に寸劇をしていると、 舞台袖に涼宮ハルヒ、そして彼が戻ってきた 彼の方を向くと彼と目が合った。 すると彼は頷いた。……成功したようだ。 生徒会長を殺害したのならば、もうこのイベントを続けることに意味はない。 涼宮ハルヒもそう考えたのか、早々に結果発表へと移った。 結果は、寸劇で見事に演じたということで私が優勝。……何故? 参加者は文句を言っていたが、朝比奈みくるが私の頬に接吻をするのを見ると、何故か満足そうに引き上げていった。 イベントも終了し、後片付けをすましたら、ここからは私の役目となる。   ハルヒ「じゃあ、一旦解散ね。そして夜の9時、またここに来ましょう。」 キョン「長門、一人で大丈夫か?」 長門「……大丈夫。」 古泉「警備員などに見つからないようにしてくださいね?    まあ長門さんならばそんな心配はい...
  • 朝比奈みくるのクーデター その2
     部室。俺がそこに飛び込むと、すでに朝比奈さんと長門の姿があった。どうやら事態を察知した長門が 朝比奈さんをここに連れてきたらしい。 「あ、あの……何なんですか? 一体何が……」  終始オロオロしている彼女を見ると、どうやら説明もされていないようだ。一方の長門は黙って外を眺めていたが、 やがて俺の元に駆け寄り、 「事態は把握している」 「ああ、いきなり俺の携帯に電話して来やがった。何が何だかさっぱりわからねえが、やばいことには違いない」  俺はそう言いながら、いらだって頭を掻き上げた。相手の目的――いや、ハルヒと朝比奈さんの命を奪うことは わかっているんだが、ここまでしてどうしてそんなことをしようとしているのかが理解できない。 見たところ、雪山の遭難や以前あった未来人やら古泉と敵対している組織の連中でもなさそうだ。 「あ、あのぅ……一体どうしたんですか?」  おろおろと朝比奈さんが俺に寄っ...
  • 古泉一樹の計画2
    校長「おめでとう、岡部くん。キミに昇級通知がきているよ」 岡部「ありがとうございます! ついに俺も、給与の号級が上がったか。長く苦しい道のりだった……」 校長「何かおいしい物でも食べて、英気を養いたまえ」 岡部「ええ。実はもうすぐ、結婚記念日なんですよ。だから、いっちょ妻と一緒にパーっとやろうかと思ってるんです」   岡部「あっはっはっは」   古泉「それは良いことを聞きました」 長門「………そう」 古泉「盛り上がり中、失礼いたしますよ」 岡部「なんだ、古泉と長門じゃないか。どうかしたのか?」 古泉「申し遅れました。僕には今、こういう肩書きがありまして」 岡部「お前名刺なんて持ってるのか。ん? 総合プランナー?」 古泉「はい。ただいま古泉一樹、長門有希は総合プランナーとして、様々な祝い事をトータルプロデュースさせていただいおります」 岡部「そうなのか。最近は、こういう遊びが流行ってい...
  • ずっとあなたに……
     あぁ……ごめんね? わたし、どうしても帰りたくなくなっちゃったの。  今、わたしの目の前には帰宅途中の少年がいる。  あと5分程ついて行くと、裏道に入るはず。そこで……。  人通りの少ない道に入ってすぐ、わたしは包丁を構えて走り出した。……ごめんね?  人体に刃物が突き刺さって行く感覚、気持ち悪いよぉ……。 「う、うさぎのお姉ちゃん……?」  少年の何が起こったかわからないっていう顔が、わたしの罪悪感を引き立てた。  ごめんね、ごめんね……君には恨みはないの。ごめんね……。  少年の体から力が抜けるのを確認すると、包丁を体から抜いた。  ……あ、わたし泣いてる。どんな涙かな?  もう、お母さん達に逢えないから? この子を殺しちゃったから?  ……ううん、今頃考えても遅い。  少年の心停止を確認すると、わたしは包丁を隠し、家へと戻った。  定時連絡が出来なかったら……あの場所に。    ど...
  • やる気のない長門有希
    ………   眠れない…。   これで何度目になるだろう、静寂のなか薄暗い部屋で、彼が眠っていた布団に包まれ、目を閉じる……。 しかし、瞼の裏には記憶が映しだされ、彼の顔が画面いっぱいに広がる。   なぜだろう?気が付くと、彼のことばっかり考えている。 これはエラーなのだろうか? なぜこんなにも私の睡眠機能を妨害されるのだろう。 そんなことを考えていると、いつのまにか眠ってしまったようだ。   「ふふふ。長門さん、好きなんでしょ、彼のこと」 好き…?たぶん違うと思う……。 「そう、まあそのうち分かるわよ。自分の気持ちに…」   朝。太陽の光がカーテンの無い窓からさしこんできて目を覚ます。 今日は、不思議探索の日ということで軽く朝食をとり、家を出る。 着替える必要はない、いつもの制服で十分だ。 でも、私服で行ったら彼が喜ぶかな……。 いけない、またエラーだ。   集合時間15分前、いつもの駅前...
  • 虐殺、呪い乃日 第1話
    夏の陽射しがコールタールの地面に吸い込まれ、反射熱で肌が焼かれる中、猫が車にひかれて死んでいた。 頭の柔らかい皮膚がタイヤに剥ぎとられ滅茶苦茶に捩れて、粉砕された頭蓋から離れた場所に飛んでいた。 肝心の頭はどれが目で鼻なのか解らない程に破壊の限りを尽されていて、全てが脳の内容物でヌメり光っている。 蝿の群がる胴体は、集まった鴉の群れについばまれ、肉と呼べる物を殆ど残さずに、鳥のモモ肉の食いカスのような物になっていた。 悲しく佇むながらもその存在感が大きく目を見張らせる赤黒い内臓が、まるで血に染めた巨大な蛆虫の集まりのように見えた。 俺はその骸を充分に眺めてからまた通学路を走った。   後ろから視線を感じる、くだらない授業が六時間続き、また俺にとってくだらない部室に足が向かう。   鈍い音を立てて部室の扉を開くと、部室の中の循環されない空気がムアッと顔にかかり、何気なく苛立たしかった。   ...
  • 長門有希の羨望
     みんなが羨ましい。  一人一人違った個性を持っている。  わたしには何もない。本当は……個性が欲しかった。  朝倉涼子みたいになりたかった。喜緑江美里みたいになりたかった。  どうしてわたしだけ、人間的じゃないの?  だから彼の心を惹きつけられない。  どうしてわたしは……。      わたしが部室に入る。いつもの通り一番……だと思ったが違った。  机に伏せて寝息を立てている涼宮ハルヒがいた。  彼女は進化の可能性であり、わたしの居場所《SOS団》の団長であり、……憧れでもある。  彼女の行動力はすごい。わたしには出来ないこともすぐに決断する。羨ましい。  そして……。  一歩、二歩と近付いて、涼宮ハルヒの髪を撫でた。  わたしの髪と違う、サラサラの髪。羨ましい。  二度、三度と彼女の綺麗で滑らかな髪を撫でているとゆっくりと体を起こした。  しまった、眠りから醒めたようだ。 「ん……有希...
  • I don't choose, but decide. Finale
    走りに走って例の路地にたどり着いた。とりあえずハルヒが倒れていた十字路の、朝比奈さんを追ってきたコースと交差する道へ足を進める。 ……もう少し遠くにするか。十字路の交差点から曲がり角二つ分離れた場所へ移動し、電柱の陰に身を潜める事にした。 これで『俺』にもハルヒ、朝比奈さん、長門、古泉にも見つからないはずだ。ここで今からハルヒが朝比奈さんに眠らされるまで待たなければならない。それはここからでもギリギリ見えるだろう。 俺が自由に行動出来るのはそのあとからだ。……未来を知る者にとっての規定事項の重大さを身をもって思い知る。 長門が疲れて暴走した時にも同じ体験をしたのにな。あの時と今感じているこの得体の知れない不安-自分の知る過去を変えてはならないというプレッシャー- これが未来人が過去に対して持っている危機感を何倍も希釈したものなんだろう。だから朝比奈さん達は規定事項を必死で固定しようとして...
  • かわいい一日お茶だし係
    ある日の放課後のSOS団もとい文芸部室― すやすやと眠るキョン するとキョンをつっつき起こそうとする長門 「…起きて」 クークー… キョンに起きる気配はない。 「…起きないとキスする」 彼女は彼の耳元にそっと囁く。 ガバッ! チュッ♪ 「~~~?!な~が~と~!!お前!俺ちゃんと起きただろ?なんでするんだよ!」 俺は顔を真っ赤にして叫ぶ。 「…したかったから」 そんなあっさりと言うな! けど俺だけが分かる程度に頬が少し赤いぞ。 「~~!長門…ホント頼むからさぁ、その癖は治してくれよ…」 長門は二人きりの時は何故か俺に事あるごとにキスを迫ってくるのだ。 長門ってキス魔だったんだなぁと今では半ば諦めの境地に入ってしまっている。 いつからこんな事になっていたかは思い出せないが、たぶん以前の自分がこの長門と会っていたら間違いなくまた世界が改変されてしまったのかと必死に栞を探し回っていることだろう...
  • シュール短編51
    古泉「最近僕がマッガーレキャラからまともなキャラになってきたと一部で言われているようですが」 ブリブリッ 古泉「真っ向から否定します!」 ビチャビチャビチャ 古泉「僕は!生まれたときから!」 ドバドバドバドバ キョン「すげぇ…」 古泉「この世に生を受けたその日から!!」 ジョオバババッババッババアッババアア ドドババババババ 長門「980…990…1000!1000kg!!!」 ハみ長キ「「「「おめでとう!!」」」」 古泉「アリガトウ!君たちにもビチグソを」 水鉄砲ばりドババババッバー ハみ長キ「「「「うわーい!!」」」」 キ「ケツ毛バーガー一つ下さい…毛なしで」 長「………分かった」 『雪山症候群パロ』 「ねぇ、あんた有希となんかあったの?」 ハルヒはどうやら俺と長門の関係を勘違いしているようだ。これはまずい…なんとが誤解を解かねば… 「そ、そんな事よりハルヒよ、ちょいと...
  • 各ハルヒスレのテンプレ案
      これはVIPにあるアナルスレやプリンスレのテンプレ例である。 新しくスレを立てる人は参考にするといいかもね? 注意)AA省略   【アナルスレ】   ・SS投下の際は空気を読んでくださぁぃ。byみくる ・長編は完結できるように、途中放棄した日にはあなたのアナルはいただきますよ!by ふんもっふ ・長編投下はわかりやすいようにトリップや文頭にアンカーを付けなさい!by ハルヒ ・…キャラクターの口調、及びそれぞれの呼称についてはまとめサイトを参照すること。by ユキ ・自分で投下した長編はなるべくWikiで自分で編集したほうがいいと思うぞ。by キョン ・落ちを予想するのはやめ・・うをっ チャック開いてるぞ!by wawawa ・荒らしさんにはスルーなのね。by 阪中 ・とりあえず気楽に投下するっにょろよ。by めがっさ ・1レスには最大30行、全角で2048文字、1行全角120文字まで...
  • 長門有希の報告Extra.4
    Extra.4 喜緑江美里の報告 こん××は、皆さん。 ご存知の通り、長門さんが自分の分の報告で精一杯の状態なので、代わりに今回はわたし、喜緑江美里が報告します。 題するなら、そうですね……『朝比奈みくるの死闘』とでもしましょうか。なお、わたしは長門さんほど現地語の表記に慣れていないので、一般的な表記で報告します。 何分このような形での報告は慣れていないので、至らない点もあるかとは思いますが、よろしくお願いします(任務の一環として、議事録はよく取ってるんですけどね。)。   文芸部部室。地響きがしている――と思ってください。そして人の声。激しい物音。 ふむ。もうしばらく掛かりそうですね。 遮音領域を展開しているので周囲に音が漏れることはありませんが、このままではわたしもここを離れられません。この部屋に集う面々には、長門さんに足止めしてもらうようお願いしてあります。その他に人が来るこ...
  • HOME…SWEET HOME 最終話
    …━━俺が朝比奈さんが消えた公園を後にしたのは、それから随分と後の事だ。 彼女を追い掛けようにも一体何処に消えてしまったのか見当が付かず、かといって自分からはどうする事も出来ないままに結局時間だけが過ぎた。 ただその間に俺は、俺なりに色々考えたんだ。 忘れてはいけない此れ迄の事やこれからの事、自分が今何をどうするべきかを。 そして日が沈み夜の訪れを告げた事で、ようやく俺はその場から離れる事を決めた。 暮れなずむ木立ちの中をゆっくりと歩き、車を停めてある公園の駐車場へと向かう。 やがて駐車場に近付いた俺は、広く舗装された敷地の中にポツリと1台だけとりのこされた自分の車を見付けた。そしてそれと同時にその側に立つ小さな人影も━━━… 【HOME…SWEET HOME】 最終話・もう一度、あの頃の様に ―1― 夕日を背にして佇むその人影は逆光の所為で陰にしか見えない。 しかし俺にはも...
  • 驚愕後の断章
    *涼宮ハルヒの驚愕に関する独自の解釈を含みます。     驚愕後の断章   北高文芸部室。  長門有希は、いつもどおり、本を読んでいた。  今日は団活はなく、ここには誰も来ないはずだった。  しかし、それは、突如として姿を現した。光陽園学園の制服に身を包んだ天蓋領域製のインターフェース、パーソナルネーム周防九曜。  あのときは、渡橋ヤスミを名乗る涼宮ハルヒのインターフェースが「病み上がりの長門先輩は休んでいてください」といって、事態が収束するまで閉鎖空間内に入れてくれなかったが、もし入れていれば彼女との戦闘に至っていた可能性は高い。  でも、少なくても今のこの場所においては、彼女は敵性ではない。  SOS団構成員に危害を及ぼすなら戦闘も辞さないつもりではあるが、そうでないならコミュニケーション任務が優先されるべきであった。  天蓋領域と情報統合思念体との間の高度コミュニケーションの中...
  • 朝比奈みくるのブラックコーヒー
    『朝比奈みくるのブラックコーヒー』 ――こぽこぽこぽ。  あたしはいつも通り、部室のお茶くみ係としてがんばっています。皆さんこんにちわ。朝比奈みくるです。  ところで最近、あたしには気付いたことがあります。  アタシオワッテマス?  あたしだって、未来から来たって以外は花の女子高生です!だから恋の一つや二つ体験したいんです!  でも皆さん、考えてみてください。……みくキョン小説ってありますか?  みくキョンじゃなくてもいいです。古みくでも国みくでも、この際谷みくでもかまいません。……あたしの恋愛小説って読んだことありますか?  ええ、ハルキョンならたくさんあります。長キョンだって次いでおおいですよね?他にも古長、キョンオリ、この世界の創造主(作者)にいたっては佐々キョンまで執筆してるんですよ!?  しかしです。  なんであたしだけ恋愛ヒロインになれないんじゃー!!  だから朝比奈み...
  • @wiki全体から「お祭りの後で 朝比奈みくるの場合」で調べる

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