涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki内検索 / 「ひぐらしの憂鬱 第三章番外編」で検索した結果

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  • 女古泉'ちゃん'の憂鬱
    女古泉 ちゃん の憂鬱   プロローグ 第一話「梅しば」 第二話「テドドンの孤独も、存在も、お前が与えるであろう全ての影響をアナルは受け入れよう」 第三話「僕と彼と時々機関」 第四話「涙の宅配CoCo」 第四話「Missing 神隠しの弾語り(改訂版)」 第5話「私の狼さん。 THE OTHER SIDE OF TDDN (第二版)」 第6話「The simple 2000前編 ~トーゼンメイワク~」   番外編「St.バレンタインデー」 第二話の番外「生徒会長のなく頃に」
  • 長門有希の資料
    長門有希の資料 ~『長門有希の報告』別冊資料~ この報告は、かつて別の名前、別の文言で存在していた。それらをまとめた、いわゆる『初出リスト』。 ■本編 Report.01 長門有希の流血 原題 『長門有希の報告』 初出 2006/09/05 51スレ目 754 Report.02 涼宮ハルヒの認識(前編) 原題 涼宮ハルヒの気付き(前編) 初出 2006/09/09 53スレ目 70 Report.03 涼宮ハルヒの認識(中編) 原題 涼宮ハルヒの気付き(中編) 初出 2006/09/13 54スレ目 85 Report.04 涼宮ハルヒの認識(後編) 原題 涼宮ハルヒの気付き(後編) 初出 2006/09/15 54スレ目 407 Report.05 涼宮ハルヒの困惑 原題 同じ 初出...
  • 長門有希の報告
    はじめに  この作品は、キャラクターの台詞を一部『現地語』で表記してあります。その場合は、“【 】”で囲まれた斜体の部分が、対応する台詞の共通語訳(字幕)です。 もしも涼宮ハルヒたちの会話を、舞台のモデルとなった兵庫県西宮市の言葉で表現したら? そんなifの世界をのぞいてみてください。  字幕付きPDF版はこちら(PDF/610ページ/3.43MB)又はこちら 注意事項  この作品には、オリジナルキャラクター、暴力シーン及び女性同士による性的な表現が含まれています。 作品構成 Report.01 単独の序。以降の話とのつながりはありません。 Report.02~09 ある出来事と、それにまつわる涼宮ハルヒと長門有希の交流記です。 Report.10 もしも彼女が、こんな性格だったら? Report.11 もしも彼らが、こんな人物と出会ったら? Report.12~25 SOS団全員+...
  • 長門有希の憂鬱II
      長門有希の憂鬱II 目次    長門有希の憂鬱II プロローグ 長門有希の憂鬱II 一章 長門有希の憂鬱II 二章 長門有希の憂鬱II 三章 長門有希の憂鬱II 四章 長門有希の憂鬱II 五章 長門有希の憂鬱II 六章 長門有希の憂鬱II エピローグ 長門有希の憂鬱II 外伝 長門有希の憂鬱II おまけ 未公開シーン(外部リンク)   関連作品(時系列順) 長門有希の憂鬱Ⅰ 長門有希の憂鬱Ⅱ 長門有希の憂鬱III 涼宮ハルヒの経営I 古泉一樹の誤算    共著: ◆kisekig7LI ◆nomad3yzec   青空文庫版(携帯電子ブック,PDAブンコビューワルビ対応) 元テキスト(Nami2000データ形式)   Special thanks to どこここ プロローグへ  
  • 長門有希の憂鬱Ⅰ
    目次長門有希の憂鬱Ⅰプロローグ 長門有希の憂鬱Ⅰ一章 長門有希の憂鬱Ⅰ二章 長門有希の憂鬱Ⅰ三章 長門有希の憂鬱Ⅰ四章 長門有希の憂鬱Ⅰおまけ 関連作品(時系列順)長門有希の憂鬱II 長門有希の憂鬱III 涼宮ハルヒの常駐(◆eHA9wZFEww氏による外伝) 涼宮ハルヒの経営I 古泉一樹の誤算 元テキスト(AAData形式) 青空文庫版
  • 長門有希の報告Extra.1
    Extra.1 現地語版担当者の憂鬱 キ「なぁ、古泉。前々から思(おも)てたんやけど、ちょぉ、聞きたいことがあるんや。」  【なぁ、古泉。前々から思ってたんだが、ちょっと、聞きたいことがあるんだ。】 古「何(なん)でおまっしゃろ。」  【何(なん)でしょう。】 キ「お前、よその地域の人間やろ。そんなエセ関西弁を現実に喋るヤツ、おらへん。」  【お前、よその地域の人間だろ。そんなエセ関西弁を現実に喋るヤツ、いねえ。】 古「これはこれは……自分としては完璧に現地に溶け込んだと思っていたのですがね。」 キ「嘘つけ(笑)。お前、絶対わざと変な喋り方してるやろ。アレか? ツッコミ待ちか?」  【嘘つけ(笑)。お前、絶対わざと変な喋り方してるだろ。アレか? ツッコミ待ちか?】 古「おやおや、これは異なことを。」 キ「最初から気ぃ付いてたけど、ツッコんだら負けや思(おも)て、今まで放置しとった。」  ...
  • 長編・未分類2
    ハロウィンパーティー 箱入り娘 HAPPY TREE FRIENDS 自殺 少年達の雑談 SOS団の惨劇 パートナー 閉鎖空間と糞団員 家族 電波作品1 電波作品2 雪合戦 クリスマス中止のお知らせ 巡る財布 カオス・ザ・ワールド あたたかなもの 12月18日・A  dearest beyond of SuzumiyaHaruhi 宇宙人現る! SOS団ラジオ支部~深夜版~ こたつでみかん 迷探偵キョナン 特攻野郎アフロチーム 涼宮ハルヒの舞台裏 ある雪空の日のこと ロックンロールスターダスト トライアングル・ラン チョコ、キッス、カオス♪ My namewas... 平行記憶 雨の日のぬくもり 遠い場所までむかえに来て GANTZ とある2月14日の断片 ハルヒがみくるでみくるが長門で長門がハルヒで… 俺が古泉で古泉が俺で…(上の続編です) かわいい一日お茶だし係 続・孤島症候群 「涼...
  • 機械知性体たちの狂騒曲 メニュー
      □『機械知性体たちの狂騒曲』    機械知性体シリーズの解説はこちら。  http //www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5979.html   【あらすじ】  情報統合思念体・急進派インターフェイスの朝倉涼子は、自身の暴走行為により、主流派端末である長門有希と対立。  激しい戦闘の末、有機情報結合を解除され(主原因、頭突き)、消滅した――かのように思われた。    しかし、朝倉涼子は用意周到に自身のバックアップを保存。  それにより端末本体を再生したのだが――。   そこに現れたのは、人形サイズに矮小化され、能力も制限された不完全な体だった。  こうして「あちゃくらりょうこ」は誕生し、主流派の長門有希に保護(厳密には捕獲)され、共に七〇八号室で暮らすことになるのであった。    そして始まる、のんきで、能天気で、ほのぼのとした、幸せな生活。  これまで...
  • 長門有希の憂鬱Ⅰ三章
    長門有希の憂鬱Ⅰ 三 章 俺はひどい頭痛と轟音とともに目が覚めた。 自分がどこにいるのかしばらく分からず、起き上がったところで天井に頭をぶつけた。 あれ、こんなところに天井があったかな。 そうだった。俺は泊まるところがなくてホームレスに段ボール箱を借りたんだった。 頭上では電車がひっきりなしに行き来している。 俺はそろそろと箱の外に出た。寒い。震え上がってまた中に戻った。 段ボール箱の中、意外に保温性があるんだな。手放せないわけだ。 俺はジャンパーを着込み、身をすくめてやっと外に出た。 一晩の宿は冷蔵庫の箱だった。それを見てまた寒気がした。 時計を見ると七時だった。おっさんたちはまだ寝息を立てているようだ。 俺はサンちゃんの家に、その玄関らしきところからありがとうと書いたメモに千円札を挟んで差し込んだ。 もしかしたら明日も世話になるかもしれない、などと不安と期待の入り混じった気...
  • 長門有希の憂鬱IV 三章
      三 章 Illustration どこここ    翌朝、俺はわざと遅れて自転車で会社に行った。昨日長門に謝ろうとずっと電話していたのだが電源を切っているか電波が届かないが延々続いて結局そのままになってしまった。    ハルヒは俺が出社しないうちに二人を連れて中河に会いに行った。俺は知っていてわざと遅刻したのだが、今度は先方の取締役会と親会社の役員に会うらしい。さっさと進めてしまいたい気持ちは分かるんだがな、交渉ごとを急いでやると損するぞ。   ── というわけなので、以下は聞いた話である。    中河テクノロジーの親会社、つまり筆頭株主だが、揃いもそろってでっぷり太ったお偉いさんばかりだった。バブル崩壊を潜り抜けて来たつわもの共で、きっとあくどい事をして稼いできたに違いないと思わせるような連中だった。こういう連中は市場の注目を浴びそうな目新しい技術がお好みらしく、人工知...
  • 長門有希の報告 あとがき
    あとがき この作品は、『涼宮ハルヒの憂鬱』の舞台が兵庫県西宮市であることを知った時に着想を得ました。 舞台が西宮ということで、キャラクターの台詞をいわゆる「関西弁」にしたSSはないかと思い、色々とSSを読んでいましたが、単発の雑談ネタで原作の一場面を「関西弁」に訳した例があるくらい。二次創作で「関西弁」を使ったものはありませんでした。 「ないんだったら作ればいいのよ!」とは原作のハルヒの弁ですが、ちょうど担当者は大阪府出身で、兵庫県下にある西宮の近くの街に住んでいた時期もあるし、北口駅のモデルとなった阪急西宮北口駅も行ったことはある。加えて、身近には西宮市出身の友人もいる。条件は揃っていました。 もっとも、後に「関西弁」を使ったSSが皆無な理由を痛感することになりますが。 また、当時職場で大量の文書を校正する必要に迫られていて、校正の練習にもなって趣味と実益を兼ねられるかもと、軽い気...
  • 長門有希の憂鬱Ⅰプロローグ
    長門有希の憂鬱Ⅰ プロローグ 窓の外は曇っていた。 今年ももうすぐクリスマスだねー、などとクラスの女子がのたまっているのを、 俺はぼんやりと眺めながら次の授業がはじまるのを待っていた。 高校に入って二度目の文化祭を終え、やっと落ち着いたとため息をついたばかりだ。 そういやハルヒのやつ、今年もやるんだろうなクリパ。また俺にトナカイやらせるつもりじゃあるまいな。 長門が暴走したりSOS団が消えちまったり、朝倉に二度も襲われたり、去年はいろいろあった。 俺も長門には気を配るようになった。あいつは感情が希薄なわけじゃなくて、 実は表に出ないだけなんだと知ってからは。おかげさまで落ち着いてるようだが。 振り向いて後ろの席にいるやつに、今年のクリパはやっぱ部室でやるのか、と尋ねようとしたらいきなり首根っこを掴まれた。 「キョン、あんた進学するの?」 いきな...
  • 朝比奈みくるのなんちゃって時間解釈
    このページの本日の公演スケジュール    その1「ぱらどっくす?」「どっぺるさん」 その2「笹の葉と消えた世界のお話だそうです」 その3「なんとか言語で概念を表現してみました」 最終話「だからわたしはここにいる」 おまけ「番外編らしいなにか」    みくる「あ。あ。マイクのテスト中」   みくる「本日はこのページにお立ち寄りいただきありがとうございます」 みくる「また、本SSをご覧頂きありがとうございます」   長門「時間連続体の移動プロセスには様々な理論がある」   ハルヒ「じゃあ、さっそく本日の公演をはじめるわ」   第五話へつづく   古泉「ところで僕の口上はないのですか?」 キョン「すきなだけ原作で語ってるだろうが。自重しろ」       (落書き1) キョン「そういえば、この突込みがありました」 みくる(大)「言わなくていいです」 キョン「ハルヒちゃん3巻の3...
  • 銀河SOS伝説~射手座の光芒~ 
      「このSSは射手座の日の戦いを銀河英雄伝説風にアレンジして、独立させたものよ。何を言ってるか分からない?あたしにも分からないわよ!」 「まあ、そのおかげでオリジナル設定、オリキャラの祭りになってしまったわけなんだが」 「一応銀河英雄伝説を知らなくても読めるはずですが、苦手な方はマッガーレしてください」 「ところで、銀河英雄伝説って何なんですか?」 「久々にワロタ。銀河英雄伝説を知らないとは(AA省略)」 「きゃっ!?」 「ちょっとあんた、みくるちゃんに何すんのよ!」 「落ち着けハルヒ。この方は銀河英雄伝説に出てくる下種…ではなくハイドリッヒ・ラング氏だ」 「はあっ!?」 「より詳しい銀河英雄伝説の情報は こちら をどうぞ。ちなみにハイドリッヒ・ラング氏は先のAAのような人物ではありません」 「実は不肖新川は銀河英雄伝説のアニメに(中の人が)出ていましてな」 「わしもマンションの管理人...
  • 涼宮ハルヒの終焉 第二章
    第二章 七月に入りやはりハルヒは憂鬱になっていた。今回憂鬱な理由は俺にはわかる。 きっと4年前のことを思い出しているに違いない。 4年前に何があったかというと俺は朝比奈さんに4年前に連れて行かれ幼いハルヒに声をかけ話をした、 それだけならまだしも俺は校庭でハルヒの落書きの手伝いをしたのだ、というか俺が全部やった。今考えると映画作りやらホームページ作りやら何も変わってないじゃないか。 そしてハルヒには正体を黙りジョンスミスと名乗った、そして幼かったハルヒに向かって「世界を大いに盛り上げるジョンスミスをよろしく」と叫んだ。 恐らくはこれが原因で世界を大いに盛り上げる涼宮ハルヒの団、通称SOS団なんて名称にしてしまったんだろう。 大体、世界を大いに盛り上げる~なんてのは誰が最初に考えたのだろうか。 時系列的に言えば俺がハルヒに「世界を大いに盛り上げるジョンスミスをよろしく」と言ったのが原因だ...
  • 長門有希の憂鬱Ⅰ一章
    長門有希の憂鬱Ⅰ 一 章 やれやれだぜ。俺は朝比奈さんを待ちながら呟いた。このセリフ、何回言ったことだろう。 ハルヒがSOS団を立ち上げてからというもの、このセリフを吐かなかったことはない。 俺はきっと死ぬまでこの言葉を言いつづけるに違いない。 さて、今年も残すところあと数日だが、年が明ける前に俺は朝比奈さんに折り入っての頼みごとをしなければならなかった。 俺は十日前の十二月十八日に戻らなければならないことになっている。 戻ってなにをするのかと言えば、特別なことをするわけじゃない。 ただ自宅から学校に通って、一度やった期末試験を受けなおさなければならないだけだ。 試験はどうでもいいんだが、考えようによっちゃこれ、百点満点を取るチャンスかもしれないな。 ハルヒに国立を受けろと言われたので、ここで成績アップしといても天罰はくだらないだろう。 本当は俺...
  • 涼宮ハルヒのお願い!ランキング
    新川「涼宮ハルヒのお願い!ランキング!!」  多丸兄「今回のテーマはこちら!!」  森「本当に可愛い北校生がしりたーい!!」  多丸弟「そしてそれらの美少女たちを審査する美食家アカデミーはこちらぁっ!!」   キョン「どうも、キョンです。座右の銘はポニーテールは人類の宝です」  古泉「これはこれは……古泉です。今回はよろしくお願いしますよ、んっふ」  谷口「女の審査は任せろ!!!なんなら俺的北校美少女ランキングを公開してm」  国木田「国木田です。始めまして」  多丸弟「以上の四人の美食家アカデミーが、それぞれ10点ずつの持ち点、合計40点満点で審査してランキングを作成するぞ!!」  新川「機関のブレインたちが汗水垂らして作成した予想ランキングはこちらぁっ!!」  第一位 涼宮ハルヒ  第二位 朝比奈みくる  第三位 長門有希  第四位 鶴屋さん  第五位 喜...
  • 長門有希の憂鬱Ⅰ四章
    長門有希の憂鬱Ⅰ 四 章 長門有希の日記 こちらの世界へ来て二年が過ぎた。 情報統合思念体からの連絡はない。支援もない。誰も助けに来ない。 このまま時が過ぎれば、わたしの有機サイクルはいつか性能の限界に達し寿命を遂げる。 それまで、色がない世界でわたしの思考回路は物理的に機能するだろう。 それならばわたしはいっそ、目を閉じ、耳を塞ぎ、口をつぐんだ生命体として生きようと思う。 わたしは長期の待機モードを起動させた。 果たして奇蹟は起きるのだろうか。 タクシーの運転手に住所を棒読みで伝えると、十分くらいでそのアパートの前に着いた。 二階建ての二階、二〇五号室……。郵便受けにもドアにも表札らしきものはなかった。 呼び鈴を押した。こんなにドキドキするのは久しぶりだ。 赤の他人だったらなんとごまかすか、新聞の...
  • 涼宮ハルヒの終焉 第三章
    第三章 7月7日…とうとうこの日が来てしまった。 俺は何の対策も考えていない。 何かいい考えは無いかと考えている間に午前の授業が終わった。 昼飯は一年の時と同様谷口や国木田と食べている。 卵焼きを突いていた谷口がこんなことを言い出した。 「涼宮って去年の7月7日おかしくなかったか?俺学校の帰り道で東中の前通るんだけどさ、 俺去年の七夕の日学校が終わってゲーセンによってから帰ったんだ。たしか8時ごろ、 東中の前を通ったら涼宮が校庭でずっと立ってたんだ、しかも雨が降ってたのに傘もささずに。あれなんか意味あるのか?あいつのやることはやっぱよくわからん。」 「ふ~ん、そうか」俺は平然を装った。なんとなく動揺しているのを見られるのはまずい気がした。 心の中では適当に済ませばいいなんて考えていた俺をもう一人の俺が殴っていた。俗に言う心の中の天使と悪魔と言うやつである。 そして悪魔のほうが天使にぶっ飛...
  • 白有希姫 演劇篇
      第一章 プロローグ   「昔、白雪姫というとても美しい王女と、深い谷に住む魔女が居た。魔女は、自分が世界で一番美しいと信じており、彼女の持つ魔法の鏡もそれに同意したため、満足な日々を送っていた。」   このナレーションの語りは国木田。そして文章はウィキペ○ィアから参照したものである。   「『鏡よ鏡よ鏡っ!世界でいっちばーん美しいのは誰かしら?』」   体育館、ステージから見て右側の大きなスクリーンに谷口の顔が映し出される。いいなあ、こいつは出番が少なくてよ。   「『それはもちろん涼み…魔女様に決まってるでしょー。』」   こいつ、ちゃんと練習してきたのか?   「白雪姫が16歳になったある日、魔女は魔法の鏡にもう一度問いかけた。」 「『ちょっと!かがみ!世界で一番美しいのは誰かしら?』」 「『それは白有希姫でございますー。』」 「『なんですって!?聞き捨てならないわ、今すぐ白有希...
  • 真剣十代ツンデレ座談会
         真剣十代ツンデレ座談会 第一回 ~ツンデレ卒業宣言~     ハルヒ「あたしやめるから」 キョン「主語を言ってくれ」 ハルヒ「あたし、ツンデレやめるから」 キョン「急にやめられるもんなのかよ!?」 ハルヒ「最近の時流に乗るのも疲れちゃったのよね。大体、あんな女の子リアルでいるわけないじゃない。フィクションだから楽しめるのよ」 キョン「うわー、いきなりぶっちゃけやがった」 ハルヒ「ツンデレキャラも大変なのよ。ツンデレヒロインが主役のラブコメは展開が遅いでしょ?飽きるっちゅーねん!」 キョン「そうかも知れないけど、そのやきもきが物語の味だろ?」 ハルヒ「あたしをよくツンデレツンデレ言うけどね。あんただって稀代のツンデレキャラよ。原作読み直してみなさい」 キョン「……まぁ否定はせんわ」 ハルヒ「作中、こっちが何度アプローチしたと思ってんのよ!まぁ、自分でも素直じゃないと思ってるけど!気...
  • 桃色空間奮闘記番外編 ~遠い記憶のミラージュ~
      戦慄の前編から約2ヶ月ぶりの後編、もう覚えてない人もいるだろう。 前回、所属する機関内に裏切り者がいることを森さんから聞かされた僕。あ、僕古泉です。 なんだかんだで森さんが僕ん家に泊まりこむことになり、なんだかんだで協力して犯人を捜すハメに。 事情聴取、現場検証、プロファイリングなどを行いなんだかんだで犯人が僕達の仲間、 多丸(裕)さんであることをつきとめる。 裏切り者である多丸(裕)さんをなんだかんだでとっちめ、見事事件を解決した森さんと僕。 これで森さんとの共同生活もお終いだ!と歓喜したのも束の間、実はまだ裏切り者が存在するらしく どうやら僕の苦労はまだまだ続くようだやれやれ。 的な感じで意気揚々と後編に続く!と書き込んだのだがこれがまた後から読み直すととんでもない駄作で、 「さすがにこれは自重した方がよさそうだ。」とリアルで思いしばらく投下せずに読み手に回っていたのだが、 そろそ...
  • 長門有希の憂鬱Ⅰ二章
    長門有希の憂鬱Ⅰ 二 章 目の前に、口をあんぐり開けたおっさんがいた。 よれよれの服を着てベンチに座っている。 「あんた……今、そこに現れなかった?」前歯が一本欠けている。 「え……ええ」 「ワシゃずっと見てたんだが。あんた、そこに、いきなり現れた」 「そうですか……?たいしたことじゃありません」人がいきなり出現したなんて全然たいしたことだろうよ。 ホームレスっぽいおっさんは俺をまじまじと見つめていた。 やがて飽きたのか、目を閉じ、うとうとしはじめた。 ここはいったいどこだろうか。俺は目をこすって周りを見た。 ほっぺたをパシパシと叩いてみた。これは夢じゃない。人が大勢歩いてる。閉鎖空間でもないようだ。 どこからか列車の発車を告げるアナウンスが聞こえた。どうやら駅のコンコースらしい。 駅の名前は見慣れない、俺の知らない地名だった。 さて...
  • 桃色空間奮闘記番外編 ~僕におまカフェ~
      「も、も、も、も、も、森さぁーーーーーーーーーーーん!!」     自宅のパソコンの前で思わず絶叫する。 僕は今、自室でとある二次創作の小説を読んでいた。 内容は森さんと彼の友達である国木田氏が淡く切ない恋愛模様を繰り広げるというものなのだが これがまたいい話なのである。何よりヒロインである森さんが魅力的なのだ。 この森さんの艶やかさと女の子っぽさのギャップ。 特にぬいぐるみを取ってもらったときの破壊力といったらまったくもってけしからん。 やっぱり大人の女性ってのは綺麗でお姉さんっぽさを持ってるだけじゃまだ足りないんだな そこにちょこちょこ見え隠れする乙女っぽさ、可愛らしさに真の魅力が潜んでいる気がする。 ってか続きどうなんの?一体その背中にはどんな傷が?!いや、背中の傷ぐらいじゃ愛は冷めないはずさ! そうと言っておくれよ国木田君!!   「さて、と。」 良かもんば見たバイ。 パソコン...
  • 涼宮ハルヒの交流 第二章
     屋上に出てきてからどれくらい経っただろう。  もうすでにかなり経った気がしないでもないが、こういうときは想像以上に時間が長く感じてしまうものだ。  それにしても一体何が起こっているんだ?  俺がもう一人いる!?どういうことだ?どこからか現れたのか?  一番ありえるのは未来から来たということだろう。となると朝比奈さんがらみか?  大きい朝比奈さんか?  とにかく少しばかりややこしい事態になっているようだな。    と、そこで屋上のドアが開かれた。 「古泉、……と俺か」         『涼宮ハルヒの交流』 ―第二章―          古泉ともう一人の『俺』が屋上に出てくる。 「おや、あまり驚いていないようですね」 「さっき声が聞こえたからな。そうだろうと思っていた。もちろん最初は慌てたが」  俺は『俺』の方を向き、古泉に尋ねる。 「で、そっちの『俺』は未来から来たのか?」 「な、それはお...
  • 長門さんはロッテに興味持ったようです。
      9月28日その3 今日も中継があるので長門と朝比奈さんと一緒だ。 古泉は機関で見てるらしい。 ~1回表~ 長門「ハヤカーさんいい時に打った。」 キョン「あまりホームランは打たない選手だよな」 みくる「先制できるといい試合になりそうですよね」   ~6回裏~ 長門「サンデーナイスピッチング」 キョン「ちょっと捕まったな。」 みくる「相手投手も調子いいですね」   ~7回表~ キョン「行け!」 みくる「抜ける?」 長門「行って…」 ・ ・ ・ キョン「あ~取られちゃったな」 みくる「あと少しで抜けてましたねぇ」 長門「・・・・・」   ~10回表~ キョン「っしゃあ!」 みくる「勝ち越しですよ!長門さん!」 長門「ハヤカーさん大活躍…」 みくる「キョンくん熱いですね!」ニコニコ キョン「いやー興奮しちゃいましたよ」 長門「抑えが気になる」   ~試合終了~ みくる「長門さん、2位浮上ですよ...
  • 北高附属大学入試問題 第一問
    この作品はフィクションであり、問題の選択肢は作者の思想・心情に全く関わりはありません。       「うーん、俺は1だと思うんだがな」 1枚の紙切れを見ながら、俺はそうつぶやいた。 「はあ、あんた何言ってんのよ! 2に決まってるでしょ!! そんなんだからあんたはいつまでたっても赤点ぎりぎりなのよ!」 「わたしも2が最も適切であると考える。加えて言うなら、この選択肢に出てくる”女性”とは、わたしのことであると思われる」 「あ、あの~、わたしも2じゃないかと思うんです。でも…、この選択肢の”女性”っていうのは、長門さんではなくてわたしのことだと……」 ギロリ ハルヒと長門に睨まれ、朝比奈さんは、一瞬身体をビクッとさせた後、俺から目を逸らした。 「まあ、正答は2で間違いないわ。それと、この選択肢に出てくる”女性”は有希やみくるちゃんではないってことは確かね」 ハルヒが得意気にこう宣言する様子を、...
  • 遠距離恋愛 第三章 齟齬
    第三章 齟齬   春爛漫なはずのこの季節・3月にしては妙に肌寒い空気の中、俺は北高に至るこのハイキングコースを感慨を噛み締めながら登っていた。4月からは別の場所の、別の学校に通うことになる。そう考えると、俺はこの2年間の思い出を振り返りながら、日頃の運動不足を解消できるハイキングコースも悪くないかもしれない、そう思っていた。 ……なんてな。そんなことあるか。こんな朝っぱらから強制ハイキングなんてない方がいい。当たり前だ。 俺は、見たこともない転校先の学校の通学路にハイキングコースがないことを切望しつつ、教室に入った。 自分の席に近づくと、後ろの席に陣取っている天上天下唯我独尊娘が、そんな俺の憂いの気持ちなど気にも掛けず、100Wの笑顔で話しかけてきた。   「おはよ、キョン!ところで、春休みの団活のことなんだけど……」   嬉々としてSOS団春休みイベント実行計画について話し始めるハルヒ...
  • 長門有希の消失 第三章
     第三章   朝の光に照らしつけられる前に、わたしは起きあがった。時計は四時を差している。一般人の朝には早すぎる時間だ。普通ならもう一度布団をかぶるところだろう。  けれどわたしは、二度寝をしようと思ったり、ましてやおとといのように散歩に出かけようと思ったりすることはなかった。  それよりもやっておくべき作業が残っていた。  さっきの彼女との会話。そこで、わたしは自分が所詮『わたし』に似せてつくられた人形に過ぎないかもしれないという恐ろしい幻想を抱いてしまった。わたしの存在は彼女に頼らずしては成り立たないかもしれない。わたしは今からそれを証明しに行くのだ。怖い物見たさという感情なのかもしれない。  リビングは薄暗かった。曖昧な光がどこかから射している。わたしは部屋の電気をつけて窓を開け、灰色の街の様子を眺めた後パソコンに歩み寄った。もう古くなったノートパソコン。買ったのはいつだったか...
  • 反英雄 第二章
        「おはようございます。こちらが昨日の夕方、凄惨な殺人事件が起きた現場です。一体、被害者に何が起きたのでしょうか」  TVカメラの前で、女性レポーターが機械的な代名詞で我が家を報道している。  その周囲には、朝だというのにかなりの人だかりができており、「お前ら他にやることないのか?」という気分になるのはなぜなんだろうね。  学校なり会社なり行けよ。もしくは自宅でTVでも見てろ。  本来なら人ゴミはそれほど苦手ではないが、今回ばかりはここの奴らへムカっ腹が立ってしょうがない。    本日の明け方、古泉一樹のクローゼットから剥ぎ取ったジャケットを羽織り、彼の家を出て行った。何て言ったって俺はプチ逃亡者だからな。これ以上長居はできない。  それに古泉一樹の家に入り浸ったとしても、母親を殺したクソ野朗を捕まえられるわけがない。自分の手で決着をつけないと気が済まねーんだよ。  殺人鬼の手...
  • 神聖モテモテ憂鬱
    ファーザー「キョンスキーよ、時代は強い女なのじゃよ!」 ハルヒ「いいから、黙ってとんかつ食え」 ファーザー「いただきます」   10分後   ファーザー「キョンスキーよ、時代は強い女なのじゃよ!」 ハルヒ「またなの…」 ファーザー「いいかキョンスキーよ今の時代は強く自立心が強い女がもてるのじゃよ」 ハルヒ「何言ってるのあんた?」 ファーザー「男ってものは95%はマザコン、ならばそこに包容力たっぷりの女性が現れればころりってわけよ」 ハルヒ「まったく下らない」 ファーザー「もちろんあのキョンって男も例外じ「続けなさい」   (中略)   ファーザー「―というわけなのじゃよ」 ハルヒ「なるほどよくわかったわ(肝臓の仕組みが)それにしてもあんた、その格好はなんなのよ?」   八百屋ボクサー   ファメ田興毅   ファメ田興毅は世界を股にかける超A級ボクサー今日もとんかつと 引き換え...
  • 恋は盲目 第二章
    第ニ章 銃声が屋上に響く。 背後から撃たれたみくるちゃんは、前に仰け反るように倒れた。キョンが驚愕の表情でこちらを睨んでいるのがわかった。 キョンの表情とは対称的に、古泉君の表情は、普段の笑みは浮かべていないものの、冷静そのものだった。 「古泉! 貴様」 キョンが古泉君に掴みかかる。 しかし、古泉君は見事な体裁きでキョンの攻撃をかわすと、反対にキョンの腕を掴み、地面にねじ伏せた。 「武道の心得も無い一般人のあなたでは、僕にかないっこありませんよ」 不適な笑みを浮かべ古泉君はキョンにそう言い放った。 キョンはあたしの方を睨みつけ 「ハルヒ!」 と怒りを込めて叫んだ。 「おやおや、あなたは涼宮さんではなく、朝比奈みくるを選んだのではないですか」 そう言いながら、古泉君はキョンの腕を離すと、あたしの方に歩み寄ってくる。 「なのに、朝比奈みくるがいなくなった途端にまた、涼宮さんに乗り換えるつもり...
  • 予防接種
    今日は暇だな。 何故かって?そりゃ俺のゲームの相手がいないからさ。 放課後に部室に行ったのはいいが、まぁなんということか、女しかいないわけだ。 谷口ならハーレムだとか言って喜ぶだろうが……生憎、俺にはハーレムとは思えないわけだ。 ぶっ飛んだ発言をするヘンテコ団長に、読書マシーンの宇宙人。それに、かわいいが未来人な3人に囲まれてるからな。 一人暇潰し相手がいないと俺は暇すぎる存在なんだな……。 なぁ、ハルヒ。たまにはオセロでもしないか? 「遠慮しとくわ。あんた弱そうだもん。それより!副団長の古泉くんは!?サボりなんて許されないんだから!」 ……まぁ、こんな扱いだよな。弱いのは否定出来ないかもしれないが、古泉よか強いんだがな。 古泉は学校終わってすぐに出て行ったらしい。何か用事でも……「すみません。遅れました」 噂のニヤけ面がそこに立っていた。ハルヒをイライラさせるなと言ったのは貴様だろう。 ...
  • 普通短編61
    ハルヒ「あんたベクトルの内積も求められないの?」 キョン「ほっとけ」   ある日突然、包丁を持った長門が俺の部屋にやってきた。 「長門……いったい何の真似だ?」 「……強盗。お金がいる」 「お金? いくらいるんだ?」 「五千円」 「いいぜ。いつも世話になっているからな」 「固いお金もいる」 「小銭のことか?まあいいが、何に使うんだ?」 「カレー。いっぱい買う」 「そっか。だがお店遠いぜ? 一緒に行くか?」 「……いく」 「包丁は邪魔になるから置いていけ。後で取りに来ればいいから」 「カレーいっぱい買えてよかったな」 「……(コク)」 「重いだろ?それずっと持って歩くのか?」 「……重い」 「家においておくか?好きなときとりくればいいだろ」 「……(コク)」 「外寒いよ?帰るのか?」 「……」 「うちに泊まるか?」 「……そうする」           ある日突然、包丁を持ったハ...
  • 餃子の季節
      餃子の季節 【プロローグ】    西暦2008年X月X日。    この日、世界中を凶報が駆け巡った。   『北京オリンピックにて涼宮ハルヒ、涼宮哈爾濱に敗北す。』    これは中華人民共和国の野望を何者をも妨げ得ないと言う事を意味していた。    後の世に”炎の七日間”と呼ばれる、悪夢の一週間の始まりであった。   ───「我が神、我が神、何故に我を捨てたまいしや」(マルコ15章34節)   挿絵 http //society6.2ch.net/test/read.cgi/gline/1202756066/1 【第一章・中華人民共和国の興亡】   ──翌日、中国軍は世界侵略を開始した。   鈴宮ハルヒ「北米方面軍より報告、アメリカ・カナダの制圧完了しました。」 涼官ハルヒ「欧州方面軍より報告、NATO軍は壊滅しました。」 涼宮八儿匕「台湾方面軍より報告、台北市内でゲリラ部隊が...
  • 規定事項の子守唄 エピローグ
    「いい、以上で、ほ、報告をおわりますぅ」  そういって、目のまえにいる小柄な中年女性に一礼をしました。  四十代後半ぐらいに見えるこの女性は、ただのおばさまではありません。時空管理局環太平洋地域統括兼第三支局長そのひとであらせられます。ものすごい肩書きがしめすとおり、それはもうとてもえらいひとです。  ちなみに、名前は……とくに重要ではなさそうなので、かりに局長さんとしておきましょうか。たぶんコードネームで、本名ではなさそうですし。  ついでにつけくわえると、わたしたちがいまいる部屋は、時空管理局環太平洋地域第三支局本館局長室付応接室という名前がついています。ながったらしいですね。 「おつかれさま、朝比奈みくる。でも、ずいぶんと、めんどうな約束をしちゃったものよね」  約束というのは、長門さんに子守歌をおしえたときに、情報統合思念体に秘密にしてもらったことです。いまごろになって――といっ...
  • 台風一過のハレの日に:第三章
    『台風一過のハレの日に』     ○ 第三章:願望   「さて、じゃあ話を聞こうか」 結局、また長門のマンションに来ている。鶴屋さんのところからの帰り道、いつもの公園でこゆきによる驚きの結婚報告があった。込み入った話になりそうだし、そのまま公園で話し込むこともできないのでここに来たわけだ。 「別に、あの、内緒にしておこうとか、そう言うわけではなかったので……」 こゆきはちょっと恐縮するようにうつむいていた。 「いや、別に責めている訳でもなんでもなくて、ちょっとこっちも驚いたのさ。な、長門……」 小さくうなずいた長門はじっと目の前のこゆきを見つめていた。 今は普段どおりの無表情に戻ったが、さっき公園でこゆきから『結婚するんです』と聞かされた時は、おそらく朝比奈さんが見てもわかるぐらいに、はっきりとした驚きの表情を浮かべていた。 こゆきは顔を上げると、長門と俺を交互に見つめながらゆっくりと話し...
  • 涼宮ハルヒのダメ、ゼッタイ 三章
    三章   学校に行くのが憂鬱だ。体中がとてつもなくだるい。 昨日、あれから一晩中泣き明かしたからだろうか。ほっぺただけじゃなくて、 目も相当腫れているんだろうな。   ――返せ!俺の時間を返せ――   昨日は結局、キョンは部室に帰ってくることはなかった。仮に帰って来たら、 今度はあたしが逃げ出していたんだろうけど… キョンの言葉が耳にこだまする。あたしは、あいつを………その………好いていた。 あたしがどんな無理なことを言っても、最終的にはそれに賛成し、協力してくれる。 そんなあいつに、あたしは心の底から信頼していた。   だけど…今はあいつが……とてつもなく怖い……   所詮はご機嫌とり。能力のないあたしなんてもう関係ないってこと? 昨日のあれは三年間のあたしへの、鬱憤だったのかも… 楽しいと思ってたのはあたしだけ?   後ろ向きな考えばかりが浮かぶ。 そんな考えを払拭するために、あたしは...
  • 涼宮ハルヒの夢幻 第二章
      第二章     俺の安らかな眠りを妨げる者は誰だ。 目覚まし時計が朝を告げる音を軽やかに鳴らす。 朝特有の倦怠感と思考の低下は、俺の1日の始まりである。 不機嫌な状態で居間へ下り、テレビを観てハッとする。 「8 45」 あれれー? 急いで洗顔を済ませ、歯を磨き、着替えて愛車にまたがる。今日は朝飯抜きだ。 「待て。」 「あ?」 振り返ると1人の男がいた。俺の全神経が集中する。この自嘲的な笑みが憎たらしい。 こいつはいつぞやの俺と朝比奈さんの邪魔をした未来人っぽい奴。 「生憎、俺は男に興味は無いのだが。」 「忠告しに来ただけだ。死にたくないなら、今日は行くな。」 「お前を信用出来ない。お前は俺の敵だろ。」 「知るか。俺の敵は朝比奈みくるだ。」 「朝比奈さんは、俺の見方だ。その敵は俺の敵でもある。」 「まあいいさ。規定事項で近日中にお前は死ぬことになっている。」   ますます嫌な事言うな。「...
  • Am I father ?  第二章
      2、   嘘・・・だろ?こいつが?だってこいつは・・・。 「あなたが戸惑うのも当たり前。彼女は朝倉涼子であって朝倉涼子ではない。有機生命体の言葉で表すのなら生まれ変わり。あなたの知る朝倉涼子は前世にあたる。だからこの子自身には朝倉涼子の記憶というものは存在しない」 一つ聞きたいのだが、なんでこんな事をしたんだ?最初からあの朝倉を復活させちまった方が早い気がするんだが。 「あなたの言っていることは間違いではない。しかし、そうすることはかなりの危険があなたに及ぶ。だからわたしは、朝倉涼子の再構成の条件として、何の情報操作能力も持たずに、一人の人間として観察対象であるあなたと過ごさせ、それから得たものをベースに再構成する、というものを付け加えた」 ・・・つまり、どういうことだ? 「これから三日間、あなたとこの子には本当の親子の関係になってもらう。もちろんあなたにはこれについての拒否権がある」...
  • a long wrong way ニ章
    放課後、あたしはお別れパーティーを五人でしていた。 最後の一人は鶴屋さんよ、言っておくけど。 「ハルにゃんがいなくなるとこの学校も寂しくなるっさ」 そうしみじみ言って鍋をつつく鶴屋さん。 あたしもそう思うわ。あたしがいなかったら誰が学校を盛り上げるのよ? ……にしても古泉君の手際にはびっくりよ。 放課後、たった三十分で鍋の材料揃えちゃうんだもん。 どっかのバカとは……。 「どうしたのかな?そんな沈んだ顔して?」 あたしの顔をのぞきこんで鶴屋さんが言う。 「そう言えばキョン君がいないねっ?もしかしてそのせいかい? どうしたんだい、彼は?」 あいつは関係ないわっ! 「おやおや、ご機嫌さんが斜めにょろね? ……ああ、なるほど分かったさ。喧嘩別れしたんだね。 でも、人生は一期一会。 たとえどんな人であろうと出会えた事実は大事にしなきゃだめっさ。 その人が大切な人ならなおさらだよ? 怒ったままサヨナ...
  • 台風一過のハレの日に:第二章
    『台風一過のハレの日に』       ○ 第二章:親睦   「えー、それではみなさん! これよりSOS団主催、鶴屋杯争奪、こゆきちゃん歓迎大ボウリング大会を開催いたします!」 すっくと椅子の上に仁王立ちし、いつものように腰に手を当てて高らかに宣言するハルヒ。単なる開会宣言にしては態度がでかいが、気にするのも無駄なことだ。 「まずは、SOS団名誉顧問、鶴屋さんに開会のご挨拶を頂きたいと思います。鶴屋さん、どーぞ!!」 「いやー、ただいまご紹介いただいた、鶴屋でっす! 硬い挨拶は抜きだ、みんな、こゆきちゃんとの再会を祝って、めっがっさ楽しむっさ!」 この二人に任せたら、また南の海上でうろついている次の台風でさえ遥か彼方に飛んでいってしまう、そんな勢いだ。 昨日のカレーパーティで決まったように、今日はこゆきの歓迎のためのボウリング大会が開催されている。 そのこゆきと長門はほぼお揃いの格好をして鶴...
  • wish upon a star 三章
    三章   悪夢を見た。 あの色のない世界で、またキョンと二人きり。 「あ~、しょうがない。こないだに倣ってとりあえず部室に行こうぜ」 キョンはそう言ってあたしに手を差し出してきた。でも、こいつはあたし達が尾行ていたことを知らずにみくるちゃんとキスをした。 あたしに気がないくせに優しい態度、取らないでよ…。 あたしはキョンの手を無視し、部室と逆の方向へ向かうことにした。 「いまからあたしは不思議なことを探すから!あんたはみくるちゃんでも探して好きなことしてれば」 「……そうか、じゃあそうさせてもらうよ」 え?いつものキョンなら追いかけてくれるのに……。 後ろを振り向くと、キョンと手を繋いで去って行くみくるちゃんの姿。何処に行くのよ。 キョン、あたし一人はヤダよ。あたしにも構ってよ。   「一人にしないで!!」   あたしは、目を覚ました。自分の声で目を覚ましたなんて初めて。 しかも今日見た夢...
  • 無限の剣製2
    まったくをもって突然だが、俺とハルヒは今世間で言うところの゛彼氏彼女〝の関係になっている。まあ、何故かと言われてもただただ回答に困るが、少しだけ語れる事があるなら告白したのは俺のほう、と言うことだけだ。 しかし、そんな関係になったところであの天上天下優雅独尊及び俺を独占な態度は地球の公転周期ほども変わらず、相変わらずこき使われている。 谷口からは゛かかあ天下〝とまで称されてしまった。……別にいやではないが、まだ籍を入れた覚えはない。 ちなみに俺の彼女曰く、゛神聖にして不可侵の象徴たる私が団活をやめるなんて言語道断よ!〝とのことで、そこも相変わらず継続中だ。 ガチャリ、といつもの如く(元?)文芸部室の扉を開けて―――無論ノック後の「はぁい」という語尾にハートマークがつきそうな声を聞いた後にだが―――俺はいつもの面々の顔を確かめる。 メイド、 無表情、 ニヤケ、 団ちょ…彼女。 …箇条書...
  • 涼宮ハルヒの入学 version H
    これは「涼宮ハルヒの改竄 VersionH」の続編です。   プロローグ   あたしはこの春から北高の生徒になる。   そして明日は待ちに待った入学式だ。   担任教師からは「もっと上の進学校へ行け」と言われたがそんなのは耳に入らなかった。   親父と母さんは「ハルヒの人生なんだからハルヒのしたいようにするといい」と言ってくれた。   あたしにはどうしても確かめたい事があった。   それは「あいつ」と「ジョン・スミス」の関係。   もしかしたら「あいつ」も「ジョン・スミス」もいないかもしれない・・・   何も無い退屈な3年間の高校生活が待っているかもしれない・・・   ハンカチを返せないかもしれない・・・   でも、「あいつ」とはまた会えるという予感は3年経った今でもはっきりしている。   「あいつ」と会ったらまず何を話そう・・・   「あいつ」と3年間の高校生活で一緒になにをしよう・・...
  • 情報統合思念体の焦燥
    プロローグ 春。 もうあれから1年がたったと思うと時が過ぎるのは早いと実感するね。 「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」 あれから、SOS団結成や、世界消滅の危機、過去に行ったり夏がループしてたり 挙句の果てには、世界改変に巻き込まれたりと思いだせばキリがないほど、巻き込まれたものだ。 なんだかんだいって結局は楽しんでいるんだがな。 だが、さすがに、少しは休みたいときもあるんだ。と、いうより休まないと体が持たん。 この、俺の願望をかなえてくれる最適な週間が来ている。 春休みだ。 そして、俺は家で羽を伸ばしているはずなのだが・・・ なぜ、俺はこんなハイキングコースを歩いてしまうんだろう。 習慣というものは恐ろしいね。 などと考えているといつの間にか文芸部部室の前に立っていた。 1年も山登りをすると、足...
  • 異界からの刺客
    プロローグ SOS団の部室ではただ、ページをめくる音だけが聞こえていた。 長門はこの時間、誰れもいない部室でただページをめくるだけの時間が「好き」だった(もし、ヒューマノイドインターフェースたる「彼女」にそんな感情があるとして、だが)。知覚のごく一部分で目の前の原始的な情報インターフェースから情報を読みとる一方で、残りの無尽蔵とも呼べる知覚能力で情報統合思念体と交信し、宇宙全体の時空に想いを馳せる。そんな時間が「好き」だった。 が、それでは、残りのSOS団員たちが来ない方がいいのかというその状態も「好き」でないわけでは無かった。知覚の別のごく小部分を、ハルヒやキョンや古泉や朝比奈みくるのたわいもないやりとりの観察に費すのもまた嫌では無かった。 つまるところ、「彼女」は一種の情報収集システムとして生み出されたのであり、バックアップとして非常事態に過激な対応をするために作りだされた朝倉ユ...
  • はるかぜふくまえに・第二章
    ○第二章   翌日も天気は崩れることがなく、俺たちは時間前に全員集合した。 奢り役はもちろん俺であった。 「キョンくんありがとっ! いつも頼りにしてます!」 ぽんと俺の肩を叩くのは性格ノーマライズされた長門である。いやそんなにまっすぐ礼を言われるとどういたしましてとしか言えないな。 「僕もあなたには感謝していますよ」 古泉が擬音をつけられそうな微笑で言った。そんな感情の無い声で言われてもありがたくも何ともない。 「あたしも。キョンくん、いつもありがとう」 ありがてぇ。本当にありがたいですよ朝比奈さん。長門がお礼を言うようになっても、あなたの言葉は別格です。 「キョンは義務を果たしてるにすぎないの! 当たりまえよそんなの」 ありがたいと思っていないのはこいつくらいである。……ハルヒ、お前もたまには長門くらい快活に感謝してくれ。 「何言ってるのよ。ほら、さっさと行くわよ」 別に怒ってるわけじゃ...
  • 第三章『なぜならあたしは、天下無敵宇宙最強のSOS団の団長様だからよ!』
    第三章『なぜならあたしは、天下無敵宇宙最強のSOS団の団長様だからよ!』     「いたたたたたた……って、嘘ぉ!?」  九階から投げ出されたはずなのに、あたしの体は骨折どころか傷一つ付いてなかった。 「どうなってるのよ……それにここはどこ?」  百歩譲って無傷だとしても、あたしは病院の敷地に落ちるはずだ。だけどここは病院ではない。 「どっかのマンションかしら?」  あたしは病院の敷地ではなく、どこか見覚えのあるマンションの一室のベッドの上で目を覚ました。  とにかくここを出よう。フローリングの床に、病院の廊下で落としたはずの鉄パイプとデイバッグあったが、それをを拾い上げて部屋を出た。    その部屋を出ると、奥歯と奥歯の間に挟まった銀紙みたいな既視感の謎が解けた。 「ここ、有希と朝倉が住んでいたマンションだ……」  確かに北高には近づいたが、不気味すぎる。あの病院からここまで何百メー...
  • 第二章『何言ってるの?キョンは三年前に死んじゃったじゃない』
    第二章『何言ってるの?キョンは三年前に死んじゃったじゃない』      文字通り死ぬ思いで手に入れたレンチでハンドルの鎖をねじ切り、シャッターを全開にした。 「……何よこれ」  全開のシャッターから見える空は、とことん色味が抜けた灰色だった。 「あの巨人の夢の時とおんなじ空……」  SOS団結成して一ヵ月後、あたしはキョンと学校に閉じ込められる夢を見た。青い巨人が北高の校舎を薙ぎ倒して、そして夢の最後には……      あたしは夢の終わりにキョンにされた行為を思い出し、無性に恥ずかしくなった。 「な、何考えてるのよ!!あ、あれはただの夢で、キョンとはなんでも無いんだから!!」 ――ガーガー。  いきなり鳴ったノイズに、あたしは情けないくらい体をビクつかせた。な、な、な、何よ!?また怪物!? 『ガーガー――ピー――ハルヒ――ピー――ガー』  汚いノイズの途中に、確かに「ハルヒ」という言葉が...
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