涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki内検索 / 「ズボン下げ」で検索した結果

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  • 題名付き・普通短編
    ...朝比奈みくるの恋人 ズボン下げ 佐々木さんの密かな楽しみ 立秋の二編 閉ざされた世界で 流星群 夕立ち
  • 脱皮
    『抜け殻』の続きです   ======== 『脱皮』     日曜日の夜はなんとなくメランコリー、明日からはまた学校だ。朝比奈さんプレゼンツの華麗なる放課後ティータイムまでは、背後からのシャーペンツンツン攻撃も含めて、頭のいたい授業が続く一週間が再開される。 夜十一時を過ぎて、妹も寝たようだ。そろそろ突然俺の部屋に飛び込んでくるのはやめて欲しいのだが、優しい兄貴としては、そんなことがなくなってしまう日々が来るのは少し寂しくもある。   机の引き出しを開ける。今日、長門が置いていった長門の抜け殻の入った小箱を取り出した。それにしても、付き合い始めてそこそこの時間が経っているが、宇宙人の有機アンドロイドには謎が多い。まさかここにきて脱皮するとは思わなかった。 箱の蓋を開ける。目に入る薄い肌色の小さな物体を右手でつまんで取り出す。軽くて滑らかな手触りを確認して床にそっと置くと、パタパタという感じ...
  • 女古泉'ちゃん'の憂鬱 プロローグ
    ぶかぶかの男の子用の制服を着て、きゅっ、とネクタイを締める。 そして、ぶかぶかの男の子用のズボンを履く。 それが朝の日課。 もちろん、このまま学校には行かない。 だって、僕は普通の男子高校生じゃないから。 鏡の前で、男の子っぽくする為のメイクを施す。 マジックハンドを装着して、25cmのシークレットブーツを履く。 最後に、変声機を装着する。 「さて、学校に行きますか」 こうして、女の子である僕は、男の子になりきる。 古泉一樹に。 第一話「梅しば」へ
  • キョン1/2  古泉編2
    万有引力の法則が絶対であるように、俺が文芸部の部室にいるのも絶対である。 部屋にはまだあの長門すら来ておらず、珍しく一番乗りだ。 俺はすることもなく定位置である椅子に座り、ここ数日の出来事を何となく思い返していた。 色んなことがあったが、そう言えばまだ古泉に呼び出された日の事を話していなかったな。 忌々しいことこの上ないが、愚痴だと思って聞いてくれ。では回想編スタート。   団活終了後、俺は新川さんが運転する車に乗せられて古泉が住むマンションへと 連れて来られた。長門ほどではないにしろ、金がかかってそうな建物である。 通された部屋の中はこざっぱりしていて、必要最低限の家具しかない。 取り敢えずソファーにでも座ろうとしたところで、 奥の部屋から古泉が何やら白いものを持って現れた。  「お待たせしました」  「おお、何やって――なんだソレは」 おい古泉、お前が手に持ってる白くてふわふわした生地...
  • 黄色リボンちゃん
    あるところに、黄色リボンちゃんと言う性格と口は悪いけど、顔は大変可愛い女の子が居ました。 ある日、彼女のお母さんは言いました。「黄色リボン、そろそろボジョレヌーヴォの季節だから、おばあちゃんに届けてきてくれる?」 黄色リボンちゃんには、ずっと前に男に振られてからショックで立ち直れず、ずっと寝込んでいるおばあちゃんがいました。 黄色リボンちゃんは面倒だと思いましたが、おばあちゃんは沢山お小遣いをくれるので行く事にしました。 「行って来まーす」 黄色リボンちゃんが出かける様子を見ていたキョン狼は、黄色リボンちゃんにあんなことやこんなことをしようと思いました。 黄色リボンちゃんはひたすら、テクテクと歩いていました。 すると、キョン狼がやってきて、「おばあちゃんにお花を摘んだら?」と提案しました。 しかし、黄色リボンちゃんは「そんなお花なんてすぐ枯れるじゃない。」と取り合いませんでした。 どうして...
  • 夏を涼しく、気持ちよく
    『夏を涼しく、気持ちよく』 暑い。 マジで暑い。 本格的な夏到来はまだ少し先だというのにこの暑さはなんだ。しかも湿気も高いときたもんだから、普通に廊下を歩いているだけで、額や首筋に汗が湧き出てくる。 この学校は山の上にあるわけで、下界よりは多少は気温も低いはずだし、山おろしの涼風も時折窓から吹き込んでくるが、この暑さでは焼け石に水だな。 放課後の時間帯は、一日のうちでも一番蒸し暑いんじゃないかと思う。そんな中をクーラーも扇風機すらないSOS団部室に向かって旧館の階段を三階まで上り詰めた。 いつものようにノックした後ドアを開けて室内に入る。ノックに返事が無かったので、室内にいるのはおそらく長門だけだな、という俺の予想は当然のように正解する。 「よお、暑いなぁ」 俺の挨拶に対して、長門は読書中の視線をわずかに上げて、これまたわずかに右に首を傾けて、同意とも疑問ともとれるような反応を示...
  • ある日 文芸部室にて
    ある日 文芸部室にて キョン「今日は長門と古泉しかいないのか」 古泉「朝比奈さんは用事で今日はこられないとのことです」 なぜ朝比奈さんはおれでなくこんなやつに言付けを頼んだのかと、少し腹が立ったがまぁいい 古泉お茶いるか? 古泉「はい、お願いします」 長門は? 長門「・・・・・コクリ。」 おまえら、朝比奈さんが来ないこと知ってるんなら自分の分くらい入れとけなまけものどもめ やかんをコンロにかけていると後ろから気配がする 長門「・・・・・・・・。」 ん?どうしたんだ 長門「まだ?」 あー、もうちょっと待ってくれすぐ作るから 今日はやけにせっかちだなぁ、そんなに喉が渇いていたなら自分で入れとけばいいのに というか、宇宙人でも喉が渇くのか などと考えていると突然長門のやつが俺のズボンのチャックを開け始めやがった キョン「おい長門何してんだ」 えらく冷んやりした手が俺のものを握っていた う...
  • あさひなの泣く頃に~ハルヒ粛清編~
    俺は心底腹を立てていた。何にだって? 決まっている。あの自己中心的思考を持つうちの団長にだ。あいつは俺をあごで使い、まるで召使いのように接してくる。それが何ヶ月も続いている。もう限界だ。 今俺は部室で何をするでもなくパイプ椅子に座っている。部屋にはあの女と俺だけだ。三人はまだこない。 「ねえ、キョン」 あいつがPCから頭を上げた。こういう時は俺に何かを提案するはずだ。 「暑いから何か買ってきて。あ、もちろんキョンの奢りね」 何十何百と聞いたその悪びれもしないセリフに、俺ははらわたが煮えくり返った。 「ねえキョン聞いてるの?」 「何アンタ、あたしの命令を無視する気?」 「団員は団長に服従するものよ」 「ホント使えないわね」 俺が『ガタッ!』と勢いをつけて立ち上がると、「やっと行く気になったの?」とぬかしやがった。 俺は歩く。もちろん扉へではなく、団長机へだ。   「何よ。言っとくけどあたし...
  • 涼宮ジョジョの奇妙な憂鬱
    その日、俺は面倒臭い掃除当番という激務をこなしてから部室に向かった。 この俺が部室にいなかった30分の間に、コトは始まっていたのだと考えるのが妥当だと思われる。 詳しい日時は知ったことじゃないが、俺は既に罠にはまっていたのだ。       ガチャリ 「お、今日はもう全員揃っているのか」 「遅いわよキョン! もう活動は始まってるんだからね!」 俺が部室に入った時、古泉はトランプでソリティアを遊び、 長門はいつも通りの位置で本を読み、朝比奈さんはちょうどお茶を淹れようとしていた所だった。 ハルヒは団長席にどっかり腰を据えてパソコンをいじっていたりする。 俺はそのまま適当なパイプ椅子に座り、ハルヒが変なことを何か言い出してやしないか、表情を横目で確認したりした。 そう、ここまでは普通だったのだ。 長門は相変わらずの無表情だったが、朝比奈さんも古泉もそれまでは普通に微笑んでいた。 ハルヒも...
  • 古泉一樹の災難
    「なぁ古泉」 「はい、なんでしょうか?」 「放課後に4階の空き教室きてくんないかな?」 ある日僕に2、3人のクラスメートが話しかけてきた。 放課後、4階の空き教室にこい、それだけ言うと彼らは去っていった。 普段から不祥事ばかり起こしている問題児に呼び出されたため、僕は無視もできないまま放課後に彼らに呼ばれて空き教室にきた。 もちろんキョンくんに「涼宮さんに部活を休むかもしれないと伝えておいてください」と頼んでおいた。 空き教室の扉の前で僕は少しだけ迷った。本当にきても大丈夫だったのだろうか。 機関で肉弾戦のときの場合にそなえて訓練をしてはいるけれども、僕の存在はあまり表にでてほしくないのでなるべく穏便にすませたかった。 面倒なことにならないといいんだけど、と思いつつ教室のドアを開けた。 彼らが窓際あたりで座っているのが見えたと同時に、僕のお腹に鈍痛が走った。 「ぐっ…!!」 ひざをつ...
  • 新米保父さん一樹は大童・一
    嘘から出た誠。その諺は今の僕達の状況にぴったりと当てはまっていた。 瓢箪から駒とも言う。 …御託は止めにして、とにかく次の一言を聞いて貰えば、僕達がまたもや、 非日常な事態に陥ったと確信できるかと。 それでは長門さん、いいですか?せーの、 「こいじゅみいちゅき」 ほらね。 「なんでしょう…」 彼を腕の中に抱えたまま、僕は椅子の上に立つ長門さんを見た。 「わたしは、しゅじゅみやはるひののーりょくが、 わたちたちにはたらくちょくじぇん、じぶんのみにきおくのかいざんをふせぐ、 しーるどをてんかいした」 長門さんが椅子から下りようと、片足だけ腰を掛ける部分から踏み外すように出す。 危なっかしく、ふらふらとしていたので、彼を床に下ろして長門さんの方に寄り、 脇の下に手を入れて持ち上げる。 「あいあと」 「はい…」 さっきの彼よりも随分と軽い。ひょいと持ち上げられる。 おかしいな、この歳ではまだ男女の...
  • 続々・花嫁修行危機一髪
     枕元に置いた携帯が着信音を奏で、僕は手を伸ばしてそれを開いた。 普段、5時という早朝に着信があれば、閉鎖空間発生か、と飛び起きるのだが、 今回はおそらくあの人からだろうな、と見当がついていたのでベッドに潜ったままだ。 表示された名前はやはり。 通話ボタンを押す。 「もひ…もしもし、古泉です」 ぼんやりした頭で、なんとか呂律を回す。 『おはよう。 今からそちらに向かう』 ピンポーン 「…ん?」 『着いた』 「え……」 一秒も間を開けずにインターホンが鳴り、長門さんが携帯の向こうでそう言った。 始めから扉の前から電話していた…という訳でも無いのだろうな、彼女なら瞬間移動だってやりかねない。 通話の繋がりが、向こうから先に切れた。 目覚めて一番にこれだと、なかなか疲れる。 ピッキングだか情報操作だかで、僕が玄関に行かずとも彼女は入れるだろうと思い、 余りに眠いので掛け布団の下で丸くなっていると...
  • 長門有希の看病
    「長門、湯加減はどうだ?」 「いい」 「そうか」 湯加減といえば風呂である。しかし風呂といえば長門なんてこたない。 別に今俺はやましいつもりで長門を風呂に入れているわけではない。 妹が長門といっしょに風呂に入りたいだなんていきなりわめき散らすのが悪い。 それでは恒例、つまるところの回想シーンへ………   何者かに閉じ込められて長門が倒れた事件や努力賞が似合う古泉の 推理ゲームやその他の道楽が終わり新年を新たに向かえ、今のところ大きな 懸案事項がひとつだけ残っているという状態で新学期は始まった。   ハルヒはというと、これまた何やら訳の分からん個人活動に専念しているらしい。 そろそろ生徒会のお役所御免になる事態が起きそうだ。起きなければいいのだが…   いつもの効果音で今日の活動も終了。至っていつも通りである。大変喜ばしい。 ただひとつ、帰り際の長門のセリフでこの時点から今日いつもと違う日と...
  • LOST 2話
    ハルヒの唇は柔らかく、薄く塗ったリップの味がした。ような気がする。   「ん。一応ファーストキスなんだからね、大事にしなさい。」 言われなくても。忘れるわけないだろ。   そう言うと、今度は俺がハルヒを抱き寄せ唇を重ねた。思い出すだけで体温上昇と新陳代謝が活発になりそうだ。 細くくびれた腰に手を回し片方の手で肩を抱く、ドラマでもなかなかないよう『理想型』で抱きしめていた。 ハルヒも俺の制服の袖をぎゅっと握り気持ちに応えてくれているようだった。                心があたたかくなった。 気がした。      が甘い時間は、永遠に続きそうだった。このまま朝比奈さんも長門も古泉も空気を読んで来ないで欲しい。 そんな思いは「SOS団の人間は部室にはノックしないで入る」暗黙の了解によって脆くも崩れ去った。 ドアノブが回り蝶番が無粋な音をたてるまで俺とハルヒは抱きしめあっていた。 入ってき...
  • 洞窟にてHAPPY END
    アニメの孤島症候群にて。ガケから落ちたキョンとハルヒは 雨を避けるため洞窟の中に駆け込んだ。   ハルヒ「あーあ、とんだ災難よね・・・イタッ」 キョン「どうした?」 ハルヒ「足を・・・くじいちゃったみたい」 キョン「・・・外は暴風雨だし、こりゃ当分動けないな」   オレたちはずぶ濡れの服を絞った。   キョン「ぬれた服着たままじゃ風邪引くな・・・」   シャツとズボンを脱いだオレは、腰くらい高さのある岩にかけた。   ハルヒ「ちょっと!なに脱いでんのよ。女の子の前で恥ずかしくないの!?」 キョン「仕方ねえだろ。・・・お前も脱いだほうがいいぞ。風邪引くから」 ハルヒ「・・・アンタ、ヘンなこと考えてるんじゃないでしょうね」   キョン「バカいえ。そんな気などこれっぽっちもない。    いいからさっさとしろよ。風邪引くぞ」 ハルヒ「見たら殺すわよ」   そういいながらハルヒもTシャツとズボンを脱...
  • 古泉一樹の欲望
    時は放課後。場は文芸部室。もとい、SOS団室。 今、俺と古泉はオセロでまさに一進一退の均衡のとれた試合を展開している・・・・。 というのは嘘だ、騙してスマン。俺の独壇場だ。 窓際にはいつものように本を静かに読んでいる長門がいる。 朝比奈さんはまだ来てない。早く来ておいしいお茶をください。 ・・・・・・というわけで、SOS団室はとても静かだ。 ハルヒ?あぁ、あいつならさっきランダエダに勝つ!とか高らかに宣言してボクシング部に挑みにいったよ。 なぜかは知らんが。たぶんランダエダっていう名前が宇宙人っぽかったからだろう。 ボクシング部なんてあったか?それに、うちのボクシング部にはランダエダなんかいねぇぞ。 …………まぁ、いい。 俺は視点をマス目の盤上に戻した。 「ところで古泉。さっきの賭け、忘れてないだろうな」 「はい、もちろん忘れてなんかいませんよ。」 古泉はそう言っていつものスマイル...
  • 続・花嫁修行危機一髪
     僕はずり落ちた鞄を拾うことすら思い付かず、ただただその場に固まっていた。 考えて欲しい。半時間程前に帰り道が分裂した所で別れた筈のサークル仲間が、 家に帰ってみれば玄関の少し奥で正座をかましていたのだ。 鍵は掛かっていたと言うのに。 宇宙人や未来人の仕業でなければ想像すらできないような事態に直面しても冷静でいられるように、 それ相応の訓練は機関で受けているが、今の状態に涼宮さんが関連しているとは思えないし 取り繕う必要も無いので素直に絶句することにした。 そもそも長門さん相手に演技は無駄だ。直ぐに見破られる。 長門さんは正座から立ち上がり、一向に動かない僕の代わりに足元の鞄を拾った。 「あの、長門さん」 「何」 「鍵の解除は、カマドウマの部長氏の時みたいに…?」 「安心して。 今回は情報を操作したのではない」 長門さんはそう言って、ポケットから針金やら錐やらを取り出した。 「あなたの隣人...
  • 失ったもの・得たもの 第一話「幸福からの転落」
    なにかおかしいと思ったのは次の日だった。 昼休み、いつも通り谷口、国木田と飯を食べようと鞄から弁当を取り出すと谷口からこんな事を言われた。   「悪いキョン、今日は一緒に食えねえ」 「ん?なんかあるのか?」   「国木田と二人だけで話したいことがあるんだ」   そう言うので国木田の方をみると、国木田も手を顔の前にあげてごめんのポーズをとっていた。   「まぁ…そういうことならしゃあないか」   「悪いな」   教室の中で一人食べるのも寂しいので、部室に行って食べることにしようと部室に向かう。 多分長門がいるだろうが、まぁ飯食うぐらいは許してくれるだろうさ。   そんなこんなで部室に向かうと、案の定長門がいた。   「悪いな長門、今日はここで食べさせてもらうぞ」   長門はなにも言わないので了解の意を得たと思い弁当を開こうとしたら、思わずびっくりするようなことを長門が言った。   「今は一人...
  • 空蝉
    『抜け殻』『脱皮』『小箱』の続きになります。   ======== 『空蝉』     「緊急事態です!」 暑い日だ。燦々と輝く日差しが降り注ぐ部室に、爛々と目を輝かせる古泉がいる。 「どうした、古泉」 「どうも、機関の非主流派が橘の手の者と通じているようで、あなたのことを狙っているとの情報が入りました」 橘? あの機関の敵対組織のやつか? 「ど、どういうことだ?」 「最近の安定した状況に、機関の存在意義が危ぶまれていると勝手な解釈を……」 「それで、俺を狙ってハルヒを焚きつけようというのか?」 どうしてみんなハルヒにちょっかいを出したがるんだ。酷い目に遭うのはいつも俺なのに。 「とにかく、差し迫った危険を回避するためにあなたは身を隠す必要があります」 「どうすればいい?」 古泉は長机を回りこむと、ぐっと俺に近づいてきた。そして、ポケットから小さな箱を取り出すと、俺の目の前に差し出した。 「...
  • 凉宮ハルヒの痩身@コーヒーふたつ
    11月も後半になると、さすがに冷え込む。 普段はそれほどお風呂に時間をかけないアタシでも、さすがにこう冷えると少しだけ長風呂になる。 でもね、よく「私、お風呂は1時間くらい入ってるの」なんてタワケた事をぬかす女子が居るけど、そればかりは何を考えてるのかサッパリ解らない。 時間の無駄よ!「時は金なり」って言葉、知ってるのかしら。 まあ、今日みたいな日は別だけどね。 ゆっくり温まらないと、寒さで感覚を失ってしまった足がどうにかなってしまいそう。 まったく、何で女子はズボンを履いて学校に行っちゃいけないのかしらね・・・。 あ。色々とくだらない事を考えていたら、のぼせてきた! 早く上がらなくちゃ。 お風呂から上がって、髪を乾かそうと洗面台の前に立ったアタシは、足元に見慣れない機械を見つけた。 てゆうかコレ、体重計?・・・にしては、訳の判らないスイッチがたくさん付いてるわね。 -母さー...
  • 下衆谷口のなくころに ~おめかし編~
    鶴屋「はい、もしもし」 ハルヒ『鶴屋さん?』 鶴屋「あれ、ハルにゃん。どうしたの、こんな時間に?」 ハルヒ『実はね、鶴屋さんにお願いしたいことがあるの』 鶴屋「なにかな。またあの山にお宝を埋めたい、とか?」 ハルヒ『そうじゃないのよ。実は私、明日家庭の事情でどうしてもはずせない用ができちゃってね。残念なんだけど、SOS団恒例の不思議探索に行けなくなっちゃったのよ』 ハルヒ『で、私の代わりに鶴屋さんにSOS団の団員がサボらずに不思議探索してるかどうかの監視をしててもらいたいんだけど、明日予定空いてる?』 鶴屋「うん、私はぜんっぜん構わないっさ! 暇すぎてどうしようか、って考えてところだったんだよねっ!」   鶴屋「明日は大船に乗ったつもりで、不思議探索をお休みしておくれ!」 ハルヒ『ありがとう。鶴屋さんにまかせておけば、安心だわ』 鶴屋「期待に応えられるよう頑張るよ。それじゃ」  ...
  • こんな長門が欲しい
    「はぁ……はぁ……」 俺がこの道を自転車で全力疾走するのは今回で一体何度目だろうか。 しかも呼び出されるのは決まって夜、おかげで俺の貴重な睡眠時間は 鰹節の如く削られていく一方だ。呼び出すなら昼に、学校を合理的に 早退できる理由もセットでお願いしたいものだね。とはいっても相手 も同じくうちの学校の生徒なんだから叶わない話だが。 事の始まりは今から約三十分ほど前、珍しく(というか初めてか?) 長門の方から俺に電話がかかってきた。あの超無口宇宙性人造人間は 電話を持っているくせに自分からは全く活用しないのだ。俺としては あいつのクラスの連絡網がどうなっているのか非常に気にかかるとこ ろだが。そしてその長門が俺にかけてきた記念すべき初電話、その内 容は「時間がない。早く来て」と来たもんだ。しかも直後に人間大の物 体が床に倒れこむようなダイナミックな音が付属してるんだから急が ないわけには行かない...
  • キョンがヤンキー略してヤンキョーン
    俺のストレスはもう限界へと達していた。 言うまでもなく、ストレスの原因はSOS団団長涼宮ハルヒだ。 あいつはとんでもなく無理な注文を、なぜか俺にばかりしてくるのだ。なぜか、俺ばかりに。 でも、俺だって人間だ。それも至って普通な男子高校生だ。毎日そんな無理難題を突きつけられればストレスが溜まるもんだ。 たまに反抗してみれば壮絶ワガママ団長にしばかれるだけに留まらず、宇宙人未来人超能力者から冷たい目で見られ、そして批難されるのだ。 こんなの間違ってるだろ。 俺はハルヒに選ばれた人間?鍵?知るか! 俺はこんなの望んじゃいないんだよ!! ・・・いや、ハルヒだっていいところはある、それに、か・・・可愛い所だってあるさ、あぁ、そこは否定しない。 だがな、俺にはもうハルヒの機嫌取りやパシリは無理だ。限界だ。疲れちまったんだよ。 そうして俺は変わっちまったんだ。 自分でもびっくりするくらいにな。   ...
  • キョンの欲望
     ここはお馴染みタウンズ・ビル じゃなくて、いつの間にSOS団活動場所に指定されてしまい、  様々な力場がせめぎ合う魔窟と化してしまった、哀れ文芸部室。  どうやら今回もまた、とんでもない事態になってしまっているようだ。  実は俺にも状況を上手く把握できていない。自分が取った行動なのに、無責任だよな、俺。  え?勿体ぶってないで、早く現状説明をしろって?OK。まぁ落ち着け。  今、ない頭をフル回転させて言語化してるところなんだ。齟齬が発生するとまずいから、慎重に作業を進めているのさ。  お茶でも啜りながら、気長に待ってもらえると有難い。  それじゃ、ショー・タイムといきますか。  簡潔に言うと俺は今、部室内のドアの手前で、床に仰向けになっているハルヒに覆いかぶさるような状態にある。  そして、普段の様子では決して考えられぬような異常な光景を目の当たりにし、口を半開きにして唖然としているのは...
  • キョンいじめ 1話
    このままでは毎日が苦痛で埋め尽くされてしまう。 楽しそうな笑い声が響く部室を通り過ぎ、叫びたい衝動を堪える。 叫んだところで俺の声は誰にも届かない。 始まりは些細なことで、恐らくハルヒに放った暴言からだった。どんな暴言かも忘れてしまったが。 そのくらい俺にとっては些細な、悪ふざけの範疇に治まる悪意のない暴言だったのだが 言葉は時に無力で、本当に無力で、人を無力にさせる。無気力にもなる。 古泉に言わせると、ハルヒが望んだ未来が作り出した状況らしく、 国木田や谷口、SOS団のやつでさえ俺を無視、または安全な場所から観測をしている。 朝比奈さんは俺を見ると眉を潜め、何も言わずに立ち去ってしまう。 長門は俺を自分の視界に入れようともしない。会話を試みるが無視されるばかり。 ハルヒも俺を無視し、部室へ近付こうものならあらゆる手段を用いて 俺を排除する。この前は先生を呼ばれ変質者扱いをされた。 無視は...
  • エッチな短編3
    キョン「世間ではゴールデンウィークだったけど………… 金欠高校生にとっちゃゴールデンでもなんでもなかったな」 ハルヒ「そうね………… 私にとっちゃレッドウィークだったからね………」   ハルヒ「さしずめキョンはホワイトウィーク……………かな…………」 キョン「アノ日だから機嫌悪いのはわかるが俺にあたるなよ;」         妹  「わーいっ、ハルにゃん、いらっしゃーい。今日もキョン君の家庭教師?」 ハルヒ「おじゃまするわね、妹ちゃん。まったく、キョンの頭の悪さにも困ったモノね! 学校でも教えてあげてるっていうのに    ちっとも進歩してないんだもの!」 キョン「コラ、失礼なことを言うな。これでも成績は上がってきているんだぞ。まあ、おまえのおかげだと言ってやらんことも無いこともないが」 ハルヒ「どっちなのよっ。って、まあいいわ。さっ、キョン! 今日も早速授業を始めるわよ! 早く部屋まで連...
  • 長門有希とキス
    「長門、今日おまえんち行っていいか?」 いつも通りの二人きりの部活。俺は解放した気分でメガネをかけた長門に言う。わかってるんだ。断るはずなんてない、と。 「……」 沈黙の頬に赤みが差す。ハードカバーか俺の顔か、どちらを見ていたほうが自然なのか考えている風でもあり、しかし返答は俺も知ってのとおりだった。 「来て」 下校から始まる長門のマンションに着くまでのシーンは今の俺には無意味であり、それゆえに飛ばした。あっという間に長門の部屋の玄関だ。別段、不思議ではない。 「待ってて」 俺を居間に通した長門は、いそいそと台所へお茶を淹れに行く。俺は面白がってその後をそっと追いかけ、緑茶をこぽこぽ入れる長門のすぐ後ろまで来た。 俺に気づいたとき、びっくりしてお茶をこぼすだろうか?それとも、微笑を携えてゆっくり俺の胸にもたれかかってくるだろうか? 俺は迷った。どっちにしよう。 「……あ」 長門は増した...
  • 涼宮ハルヒの入学 version K
    これは「涼宮ハルヒの改竄 Version K」の続編です。   プロローグ   俺はこの春から北高の生徒になる。   そして明日は入学式だ。   担任教師からは「もう少し頑張らないときつい」と言われたし   親父と母さんは「もうすぐ高校生なんだからしっかりしなさい」と言われた。   はぁ、全く以って憂鬱だね。   さぁ、明日は朝から忙しくなりそうだし、もう寝るとするか。   睡魔が俺の頭を支配する寸前、何故だか「はるひ」の泣き顔が頭をよぎった。   なんであいつの顔が出てくるのだろう?   等という疑問も睡魔に飲み込まれていった・・・   とてもいい夢を見た様な気がする。   どうせなら、現実と入れ替えたいと思うような夢だった。   ん?どうして、夢だって分かるのかって?   何故なら、それは現実ではまずありえないことだったからな・・・   だから夢だって分かる訳さ。   どうやら夢...
  • 10月8日、曇りのち雨 後編6
    …硬い。 まず始めに思ったのはそれだ。 ジャリジャリとしていて、それでいて妙に冷たい。 次に思ったのは暗い。 あまりに暗い。真っ暗だ。 そりゃそうだ。俺は目を瞑っていたらしい。 それに気付いたのは、俺の体が意識の覚醒より早く、自然と目を開けた時。 だが。 目を開けた先も。 薄暗い灰色の空間だった。 …おいおいおいおいおいおい。 「………マジかよ」 その光景に瞬時に頭が冷える。 思わず額に手をやり、再び目を閉じてしまった。 …頼む。夢なら覚めてくれ。 …夢だっつっても一級品の悪夢だけどな。 肌に感じるのは冷たいのか暖かいのかも分からないような空気。 音がまるっきり聞こえない。 世界から隔絶された空間。 しかし、目を開けても頬を叩いても灰色の世界にそびえる校舎は消えなかったし、俺の制服姿も変わらなかった。 …やれやれ。 …こんな所に何度も来るハメになるとはな...
  • エッチな短編1
    長門 「この本・・・読んで」 キョン「ん?なんでまた」 長門 「いいから」   キョン「うーむ、借りたはいいがなんでまた長門は俺にこんなもんを・・・    まあせっかく渡されたわけだし少しぐらい読んでみるか」 キョン「ん、しおりかこれは?」             |  !                        |  |      | │                   〈   !      | |/ノ二__‐──ァ   ヽニニ二二二ヾ } , ⌒ヽ     /⌒!|  =彳o。ト ̄ヽ      ´ !o_シ`ヾ | i/ ヽ !    今日はここまでケツを掘った     ! ハ!|  ー─    i  !    `     ||ヽ l |    | | /ヽ!        |            |ヽ i !    ヽ {  |           !    ...
  • 涼宮ハルヒの別れ
    今日も寒い日だった。   いつものようにハイキングコースを登ってると これもいつものように谷口が声をかけてきた。 「よっ!キョン!おはよう!」 こんな糞寒いのに元気な奴だ。 その元気を8割くらい分けて欲しいもんだね。   教室につくと俺は即座に自分の席に座る。 窓側の日差しが入ってくる、冬が苦手な俺にとってはまさに特等席だ。 ちなみに一番後ろの席だ。   ハルヒはもう俺の後ろにはいない。   今は2月下旬、暦の上では春なのだが、まだまだ寒い日が続いていた。 ちなみに俺は今、高校2年生だ。 俺と谷口は、なんとかギリギリ2年生に進級することが出来た。 1年の頃はSOS団なる意味不明な団体活動に精を出してたから 勉強をする気力をすべてそっちに持っていかれていたが、今年は進級について悩むことは無さそうだ。   なぜならSOS団はもう活動をしていないからである。   自分の席で太陽の日差しを浴びて、...
  • 神の末路
    涼宮ハルヒの逆転の続編です。 突然目が覚めた。まるで悪い夢を見た直後のようだったが、夢の内容を思い出せない。 知らない方が良いだろうと自分に言い聞かせ、時計を見ると6時だった。 携帯電話が鳴った。画面を見ると、あたしの一番愛しい彼の名前が表示されている。 ハルヒ「こんな朝早くに起きてるなんて珍しいわね。どうしたの?」 キョン「なんか緊張して眠れなかったんだよ」 ハルヒ「うれしいこと言ってくれるのね。でもね体調崩しちゃ本末転倒でしょ」 キョン「大丈夫、元気だ。で約束は9時でいいんだよな?」 ハルヒ「そうよ。駅前で集合よ」 じゃあまたあとで、とキョンは言って切れた。ニヤニヤが止まらないわ。 あの日よりあたしとキョンは付き合い始めた。ただしばらくは恥ずかしくてまともに会話もできなかったけどね。それはキョンも同じ。付き合ってもあだ名で呼んでるけど、別にいいわよね? 最初は目が合うだけで顔が熱...
  • 遠距離恋愛 第七章 準備.
    第七章 準備   編入試験も無事終わりトンボ返りをしてきた俺は、自宅に付いて頭を抱えた。   何故かそこにはSOS団の全員が居て、母親や妹と共にいそいそと荷造りの手伝いをしていたからだ。 当然、俺の部屋もそのターゲットになっており、もうそれだけで俺は部屋に入る気も失せてしまったのだが、着替えがあるのでそうも言ってられず渋々ドアを開けると、部屋はそれはもう無惨な姿に変わり果てていた。 ハルヒのニヤニヤ笑いと朝比奈さんの頬を赤らめた姿を見て、まぁある程度予想は付いていたのだが、隠していたお宝DVDや雑誌などが綺麗に机の上に並べられていた。   「事前に告知したじゃない。処分しなかったアンタが悪い!」 はいはい、そーでしたね。でも、引っ越し便が来るのは明後日だぜ。引っ越しを手伝ってくれるのは、その日だけで良かったのに。 「アンタ大丈夫?引っ越しでも何でも、余裕を持って準備しておかないといけな...
  • 機械知性体たちの即興曲 第六日目/夕
    機械知性体たちの即興曲 メニュー http //www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5972.html   □第六日目/夕 七〇八号室 ドタバタドタバタ みくる        「はーい。長門さん捕まえましたー!」 にゃがと    「……体格差によるハンデがきわめて大きい。公平ではない」 あちゃくら  「わたしたちの体で鬼ごっこはちょっと厳しいですかねー」 ちみどり    (……こんなことしてていいのかなぁ) みくる        「(キョロキョロ)あれ。キョンくんは?」 にゃがと    「さっき寝室に行ったきり」 あちゃくら  「また寝てるんでしょうか。最近寝すぎですよ」 ちみどり    (そういえば、お昼くらいから少し様子が変だったかも) ちみどり    (キョンくんもなにか抱え込んでいるのかしら) ちみどり    (……わたしたちみたいに) に...
  • ノスタルジー
    ぼくは、川を作るのが得意。 スコップでぐ~っと川を掘って、バケツでどしゃ~って水を流すの。 ちゃんと傾きをつけないとちゃんと流れないから難しい。 バケツで水を汲んできて、じゃ~。 そうやって一人で遊んでいると、砂場に影がかかった。 砂場から顔を上げると、黄色いリボンをつけた女の子がぼくを覗き込んでいた。 「あんた、そんなみみっちいことやってて楽しいの?」 大きなお世話だ、ぼくは川を作るのが好きなんだ。 女の子はぼくの隣に座り込み、ぼくの掘った土で山を作り始めた。 「あんた、もっと泥をよこしなさい」 「いやだよ、ぼくは川を作ってるんだから」 「つべこべ言わないの、さっさとよこしなさい」 女の子が怖いので、泥を渡すことにする。 黄色いリボンの女の子は満足したように頷いて、砂の山に泥を塗り始めた。 「二人だけじゃあんまり進まないわね。ちょっと待ってなさい」 黄色いリボンの女の子はびゅ~っと駆け出...
  • SOS団の無職5
    前回のあらすじ  キョンはついに自分の弱い心に打ち勝ちました。一言で言えてしまうほど簡単なことのようで、それはとても難しいこと。  古泉との話の中でイニシエーションについて聞かされるが、そんなの理解できません。門外漢が学術的な話についていけるわけがありません。  それでも、「自分自身を変えたいのなら、意識の根本的な部分を変える体験をしなければならないらしい」ということが何となく分かりました。  けれどその方策など皆目分かろうはずもありません。どうしていいか分からないからこそ、みんな毎日悩んでいるのです。     ~~~~~      あれほど広く、殺伐としていて、無駄な物など一切無かった長門の部屋に今はゴチャゴチャと引越し直前の家のように荷物がごった返していた。  フローリングの机の上にはハルヒのナップサックが投げ出されているし、床の上には古泉、鶴屋さんのバックが置かれている。部屋...
  • 涼宮ハルヒのラブストーリ
    それは突然の事だった。授業が終わり、部室でハルヒが宣言したのだ。 「キョン、セックスしよ。」 今部室では幸い二人っきりだ。OKOK、落ち着け俺!今日は四月一日でもないよな。 「おい、お前いきなり何を言っているんだ?洒落にならんぞ。まったく俺だって健全な高校生なんだからな」 ハルヒは顔を俯いたまま床下を見ている。今なら説得出来そうだな、よし! 「もしかしたら、俺が本気でお前の事を犯すかもしれんぞ。さっきの言葉を本気にして…それで妊娠してお前の将来がめちゃめちゃになったらどうする?」 ハルヒは小さな言葉で呟いた。 「あたし…キョンとなら……い、いよ」 ん?小さく何を言っているのさっぱり分からん。こんなしおらしいハルヒを見るのは久しぶりだな。 だが・俺は少しハルヒに意地悪したくなったのだが、さてどうする?やっぱりこれしかないか 「おい、ハルヒよ。俺としたいのなら言うことを聞け!」 意外なことにハ...
  • チョコ、キッス、カオス♪
      ―――前略、オフクロ様…あなたの息子は只今、男子生徒の大群に追われてます…   ……理由?そんなの決まってる。どっかの聖人君子が亡くなった日に、世の女性がおもに好きな男に甘い糖分の塊を渡す日が原因だ。   ―――そう、バレンタインデーがやってきたんだ…       朝、今日もいつも通りの一日が始まったのだと思っていた。 いつも通り妹の目覚ましフライングボディプレスを空中で捕らえて、ジャーマンスープレックスでおはようございますした後に、いつも通りの歯磨き。いつも通りの朝食。いつも通りの妹とのセクロス。いつも通りの着替え。 本当にここまではいつも通りの一日だったんだ。   異変は家を出たときから始まったのだろう。 俺は眠い目を擦りつつ早朝ハイキングコースをケツだけ歩きで登っていた。 なんか周りの男共がそわそわしているように見えるが、きっと地震の前触れか何かだろう。そんなことがよくナマズと...
  • 許婚と最愛の人
    うだるような暑さが続くある日のこと、オレの携帯に電話がかかってきた。 着信を見れば、相手はハルヒということになる。夏バテ寸前のオレは、その名前を見た だけで気力を根こそぎ奪い取られた。このままシカトしたほうがいい気もするが、しかし 今の気分だけでスルーしちまうと、あとの処理が大変だ。 これは出るしかあるまい。   『遅い』 もうちょいマシな挨拶はないのか? 『うっさいわね。明日14時にいつもの公園に来なさい。それと、格好はラフなものじゃ ダメよ。フォーマルな格好できなさい』   言うだけ言って切っちまいやがった。アイツは電話が嫌いなのかね? そういや中学時 代の告白は全部電話だったと憤慨してたが、それで電話嫌いになったのか? それにした って必要最小限のマナーがあるだろうが。 だいたい、明日14時に集合ってなんだよ。急に言われても、オレにだって予定が…… ないけどさ。 それよりも、フォーマ...
  • 僕と森さんと時々2ch
    これと言ってやる事もない普段この常日頃な日常。 そんな訳で機関のパソコンを使って僕は2chをやっています。 他の方々もCoCo壱番屋の宅配を食べながらザ掲示板等色々なさっているようです。 言っときますが、僕達は少数派ですよ? それでもこの熱く暑い夏なので多丸さんが冷えピタを額につけてソファーで寝ていたりと、まぁ、全体的にだらしなくはなっていますね。 新川さんは相も変わらず、イロコィ・プリスキンを名乗って何処かへ行った模様ですね。 森さんもリラックマのぬいぐるみを取りに行った模様ですね。 「あ、フリーズした」 本日三回目のフリーズ。森さんが大量に仕入れた可愛い画像のせいで残り要領が激減したのが原因です。 僕はパソコンを強制終了させた。 やる気が削がれて黒いモニターをただ見つめる。 ちなみにですが僕がやっていたのはオカルト板のツンデ霊スレの閲覧です。 じつは幽霊っていうのが怖いんですよ、怪談は...
  • エッチな短編6
    俺はいつもどおり放課後文芸部室へ向かった。 すると部屋には、ハルヒ、長門、朝日奈さん、古泉…そして鶴屋さんがいた。 「あらキョン、いいとこに来たわね」 「よう、って…あれ?なんで鶴屋さんがいるんだ?」 なにやら深刻そうな顔でみんな座っている。 「いいから、早く座りなさい!」 「ったく…なんだよ…」と、俺が座った時だった。ガチャン。 拘束器具が俺を押さえ付けた。 「な、なんだこれ!?おい!説明しろ!って…みんなもじゃないか!」 「ふふふ…これはね…私が日頃の恨みを晴らすためよ…」 「んな、バカな!?」 「ステージオープン」 ハルヒはパチンと指を鳴らすと、部室がたちまち変形し、俺たちはつり上げられた。 「うふふ…じゃあ…まず有希よ!」 いつの間にか、ハルヒはマスクとマントを着け…ムチを持っていた。 「有希!あんたね!何読者の人気集めてるの!いい加減にしなさい!」 バチン!ハルヒが長門をムチで叩...
  • Dear My Friend
    キョン「ういーっす……あれ、古泉オンリー?」 古泉「みたいですね」 キョン「長門は?」 古泉「海賊王になられるそうです。なんでもいたくお気に召した漫画が有ったらしく」 キョン「……アイツならなれそうだな。つか、チートだ。朝比奈さんは?」 古泉「……卒業なされました」 キョン「そうか……そうだったな」 古泉「あの日は早咲きの桜が綺麗でしたね。まぁ、済んだ事を悔やんでも仕方がありません」 キョン「そう……だな。ハルヒは?」 古泉「先程、用事が有るとかで書置きを残して帰って行かれましたよ」 キョン「お前と二人か。色気に欠けるな」 古泉「そう言わないで下さい。たまにはのんびりカードゲームなんかも良いでしょう?」 キョン「……それはそうと、ホワイトボードのあの『書置き』はなんて書いてあるのか、分かるか?」 古泉「宇宙語ですからね。僕も涼宮さんに翻訳して貰わないと読めませんでした」 キョン「長門以外に...
  • メイドさんごっこ保守
    「……キョン、おきなさいキョン……、じゃなかった。御主人様、お目覚めの時間ですよ、御主人様」 ハルヒせっかくの休日なんだからもっとゆっくり寝かせてくれって……今なんていった? 「御主人様、起きて下さい。もう朝ですよ」 声の主はハルヒ@メイド服だった。なんでこんなことに……そうだたしかゆうべは……  「みてキョン、懐かしいわね、こんなの出てきたわよ」  ……あぁ朝比奈さんが来てたメイド服ね、というかさっきから荷物の整理がさっぱり進んでない気がするんだが。俺達はお前の実家から送ってきた荷物を整理してた筈なんだがな。  「細かいこと気にしないの、どう? 似合うかしら……」  気が付いたら俺のマンションにハルヒが転がり込んできて、そのままずるずると一緒に暮らしている俺達な訳だが……。  ……あーにあうにあう、ホントのメイドさんみたいだ(棒読み)  「ちょっと何よそれ、ちゃんと褒めなさい、北高の...
  • アナル短編46
    ナルデレ 古泉「お話があるのですが…」 キョン「息を吹きかけるな、顔が近いんだよ、気色悪い」 古泉「おや?そんなこと言っていいのですか?」 キョン「…………」 古泉「やれやれですね…悪い子には罰を与えないといけません…ではいきますよ~ふんもっふ!」 キョン「アッー!!」 古泉「ふんもっふ!ふんもっふ!」 キョン「んぅ……はぁ……あっ、あっ……イツキ…たん………すき……///」 (アッー!)ナルデレ   『予-YOKOKU-告』 貴方に見せたい―――僕の本当の姿。見せてるのは偽りの姿。 貴方に伝えたい―――僕の本当の心。伝えてるのは偽り心。 傍に居られるなら「マッガーレ」「アッー」 ただの友達で良い「奢りますよ」「悪いな」 でも―――離れたくない。 泣きたいほど好きだから。 死にたいほど恋しいから。 妨げている事柄は運-fate-命。 立ちふさがるのは自-myself-分。...
  • セカンド・キス プロローグ
    プロローグ 運命の赤い糸、なんてもんは、所詮少女漫画か月9ドラマあるいは恋愛映画の中の話だ。 俺は高校生活において、登校中に食パンを口にぶら下げた美少女と曲がり角で正面衝突したり、 幼稚園の頃に結婚を約束したままどこかへ引っ越してしまった幼馴染のこれまた美少女が突然転校してきたり、 または電車で酔っ払いに絡まれているやっぱり美少女を助けてそこからウンヌンしてみたり・・・ なんていう、思わず「それなんてエロゲ?」と突っ込みたくなるようなベタベタなシチュエーションから始まる運命的な恋なんてものは、はなから期待しちゃいなかった。 ドラマみたいな恋がしたい!などという声をクラスメートの女子からよく聞くが、俺は声を大にして言いたい。 ドラマみたいな恋?はあ?お前ら、現実を見ろ!   言っておくがこれはひがみではない。 俺はなにも恋愛自体を否定するわけじゃない。 俺だって健全な男子学生だしな。 彼...
  • お揃い
    何かが変だ・・・ そう気付いたのは放課後いつも通り部室に向かっている最中だった。 すれ違う奴がみんな笑っている。 なんとなく俺を見て笑っている気がする。 それが何となく気になりつつもいつものように部室のドアをノックした。 「はぁ~い」 舌ったらずな朝比奈ボイスを聞き俺はドアを開けた。 「ちわーっす」 今日は珍しく俺以外の全員が揃っているなと思いながらいつもの席に着いた俺は団員の微妙な態度に気が付いた。 朝比奈さんはプリティフェイスを真っ赤にして口元を押さえ、古泉はいつものハンサムスマイルをいつつも口元がピクピクしている。 長門に関してはさっきから全くこちらを見ようとしない。 そんな中、我等が団長様はというと何やらいつもよりご機嫌な様子だった。 「何かあったのか?」 そう古泉に尋ねると必死に笑いを堪えながら鏡を渡してきた。 何なんだ一体? そう思いつつ俺は鏡を覗き込んだ俺は言葉を失った・・・...
  • エロキョンの暴走
    夏休み前の、いつもと変わらない日のことである。その日、俺の体は普通の状態では無かった。 長いオナ禁の最中、授業中もビンビンのその怒張はクラスメイトの目を釘付けにし、変な目で見られていた俺だが、 何故オナ禁をしていたのかなんてことは今になってみれば瑣末な問題にすぎないのでここでは割愛させていただく。 糞つまらない授業も終わり、いつも通りに部室に来ると、彼女はいつも通りにそこに座っていた。 長門有希・・・彼女が人間では無いことは身をもって知っている。しかし、少し開いた窓から灌ぐそよ風に揺れるショートカットヘアー、 見つめていると吸い込まれそうになる漆黒の瞳は、既に理性を失いつつある俺を覚醒させるのには殺人的なほど充分であった。 キョン「イイイヤッホホオオオオァァァァアアアッー!」 長門「・・・・・!」 ドンッ 細い腕を引っ張り、机の上に上半身を押し付ける。 キョン「今からお前を犯すッ」 長門...
  • 長門+古泉×キョン
    ※性別反転+ふたなりもの注意     「やめろ!長門!」   そう叫んだ俺に、昨日まで彼女であった彼はいつもの口調で説明を始めた 「現在の貴方の体ががどういう構造か把握しなければならない。 これは統合思念体の意思。戻る為には多分、しなければいけない。規定事項。」 「ぐっ」 戻る為と言われたら多少の事は我慢しなければならないのだろう。 腕を後ろで縛られ、長門に自分の息子を弄られながら俺は頭の中で叫んだ 「なんでこんなことになっているんだ!」   ――起きたら女になっていたってのは最近よく聞く話なんだが・・・ 家出していると思われた息子はそのままだった。 溜め息の後にベットの中で呟いたね 「これなんてエロゲ?」 まあ、見慣れた息子がいることに安心した俺も俺だが、 どう考えてもパーツが多かったので、困った時の長門頼み、だ。 電話をしたところ長門の声が低くてビックリした。ベースの性別は入れ替わっ...
  • 桃色空間奮闘記番外編 ~遠い記憶のミラージュ~
      戦慄の前編から約2ヶ月ぶりの後編、もう覚えてない人もいるだろう。 前回、所属する機関内に裏切り者がいることを森さんから聞かされた僕。あ、僕古泉です。 なんだかんだで森さんが僕ん家に泊まりこむことになり、なんだかんだで協力して犯人を捜すハメに。 事情聴取、現場検証、プロファイリングなどを行いなんだかんだで犯人が僕達の仲間、 多丸(裕)さんであることをつきとめる。 裏切り者である多丸(裕)さんをなんだかんだでとっちめ、見事事件を解決した森さんと僕。 これで森さんとの共同生活もお終いだ!と歓喜したのも束の間、実はまだ裏切り者が存在するらしく どうやら僕の苦労はまだまだ続くようだやれやれ。 的な感じで意気揚々と後編に続く!と書き込んだのだがこれがまた後から読み直すととんでもない駄作で、 「さすがにこれは自重した方がよさそうだ。」とリアルで思いしばらく投下せずに読み手に回っていたのだが、 そろそ...
  • みくるの湯
    姉妹編『長門の湯』『鶴屋の湯』『一樹の湯』もあります。     ====== 『みくるの湯』 台風の季節が過ぎ、本格的な秋を迎えると、さすがに朝夕の寒さが身にしみるようになってきた。怒涛の文化祭やらコンピ研とのインチキ宇宙艦隊対戦でドタバタした去年に比べて、今年の秋は至って平和だ。 放課後の部室も、すっかりやわらかくなった秋の日差しが差し込んでいるが、あと一ヶ月もすると、ハルヒが大森電器店からせしめてきたストーブが活躍することになるだろう。 そんな部室にいるのは、朝比奈さんと長門、そして俺の三人、ハルヒは掃除当番であり、古泉はホームルームでも長引いているのかも知れない。また今日もまったりとした午後のひと時の始まりである。 「お茶です、どうぞ」 「ありがとうございます」 熱いお茶が美味しい季節を迎えたわけだが、朝比奈さんのお茶は季節に関わらず美味しいわけで、俺は、そんな至福の時を...
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