涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki内検索 / 「朝倉とその他の陰謀 第四章」で検索した結果

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  • 第三章 急進派の逆襲
    長門ふたり   第3章 急進派の逆襲   次の日、僕はずきずき痛む頭をかかえて坂道を登っていた。 あのあと、彼に呼び出され「なぐらせろ」というので 「どうぞ」というと思いっきり頭を殴られた。いや、 彼は暴力なんてふるわないタイプだと思っていたが、 よほど腹にすえかねたんだろうな。 今回は僕にも責任があるから殴られてもしかたない。 それにしてももうちょっと加減してくれてもよさそうなもんだが。   学校に着くとまっすぐ教室に向かった。なんだか、だんだん、 どうでも良くなって来た。長門さんは二人いっしょのところを 目撃されないようにそれなりに気は使っているみたいだし、 彼が二人になる破目になったのももともとは、僕が なんとか長門さんが二人ともこの時空にいるという状態を 無理矢理解消しようとしたせいだ。要するに長門さんが 二人でいっしょにいるところを第三者に目撃されなければ いいわけだし、最悪、目...
  • 第四章 ダブル消失
    長門ふたり   第四章 ダブル消失   長門さんが二人いるのにもすっかり慣れてしまった今日このごろ。 なにしろ、二人いたおかげで命拾いまでしてしまった以上、 もはや、文句をいう筋合でもなくなってしまった。 彼も、自分の二重化が起きてからは下手に二人のうちどちらかを 帰らせようとするのは問題があると思い直したようだ。 長門さんも一日交替で登校してくるし、記憶は完全に同期しているので 僕や彼の様に二人の長門さんを区別できる人物以外にとっては、 事実上、何の問題もない。もともと、長門さんはSOS団員以外とはろくに 接点もないわけだし、そうそう強烈なことなど起きようもなかったのかもしれない。 結局、人間の慣れとは恐ろしいもので我々SOS団員は、事の次第にまったく 気づいていない涼宮さんをふくめて、長門さんが二人いる状況に適応しつつあった。   文芸部室に赴くと、早く来すぎたのか、長門さんしかいなか...
  • 涼宮ハルヒのお願い!ランキング
    新川「涼宮ハルヒのお願い!ランキング!!」  多丸兄「今回のテーマはこちら!!」  森「本当に可愛い北校生がしりたーい!!」  多丸弟「そしてそれらの美少女たちを審査する美食家アカデミーはこちらぁっ!!」   キョン「どうも、キョンです。座右の銘はポニーテールは人類の宝です」  古泉「これはこれは……古泉です。今回はよろしくお願いしますよ、んっふ」  谷口「女の審査は任せろ!!!なんなら俺的北校美少女ランキングを公開してm」  国木田「国木田です。始めまして」  多丸弟「以上の四人の美食家アカデミーが、それぞれ10点ずつの持ち点、合計40点満点で審査してランキングを作成するぞ!!」  新川「機関のブレインたちが汗水垂らして作成した予想ランキングはこちらぁっ!!」  第一位 涼宮ハルヒ  第二位 朝比奈みくる  第三位 長門有希  第四位 鶴屋さん  第五位 喜...
  • 銀河SOS伝説~射手座の光芒~ 
      「このSSは射手座の日の戦いを銀河英雄伝説風にアレンジして、独立させたものよ。何を言ってるか分からない?あたしにも分からないわよ!」 「まあ、そのおかげでオリジナル設定、オリキャラの祭りになってしまったわけなんだが」 「一応銀河英雄伝説を知らなくても読めるはずですが、苦手な方はマッガーレしてください」 「ところで、銀河英雄伝説って何なんですか?」 「久々にワロタ。銀河英雄伝説を知らないとは(AA省略)」 「きゃっ!?」 「ちょっとあんた、みくるちゃんに何すんのよ!」 「落ち着けハルヒ。この方は銀河英雄伝説に出てくる下種…ではなくハイドリッヒ・ラング氏だ」 「はあっ!?」 「より詳しい銀河英雄伝説の情報は こちら をどうぞ。ちなみにハイドリッヒ・ラング氏は先のAAのような人物ではありません」 「実は不肖新川は銀河英雄伝説のアニメに(中の人が)出ていましてな」 「わしもマンションの管理人...
  • 人生最悪の四日間 第三章 ~ブラックホーク・ダウン~
    六時二十五分。ホームセンターの駐車場にて。 長門が高速呪文を唱え終わると、空間が歪み始めた。 今、ここで何が行われているのか詳細を説明することができる人間がいたら、ぜひ名乗り出てもらいたい。今すぐ。 グニャリと世界が曲がり、周りの風景がもとに戻り始めた。 体も動けるようになっている。 目の前にいたはずの朝倉はいなくなっていた。 「朝倉はどこに行ったんだ?」 「逃走した。捜索している」 逃げたのか。速いな……。 「朝倉は何が目的だったんだ?」 「この世界の改変を行おうとしていると思われる」 なんのために? 「改変して彼女がこの世界において力を持つことにより、この世界を操ろうとしている」   ……世界征服?     「そうとも言う」 マジか。     六時三十五分。長門のマンションにて。   「まだ朝倉は見つからないのか?」 「彼女のガードが固く捜索が困難。もう少し時間がかかる」 現在、...
  • 涼宮ハルヒのビックリ」第四章α‐7 β‐7
    第四章 α‐7  坂を下りながら、ハルヒと朝比奈さんを先頭に、そのすぐ後ろに本を読みながら歩いている長門、さらに離れて歩く俺とその横には、ニコニコ顔の古泉の五人がいるいつもの下校時間だ。新入部員が入った日には、部室からぞろぞろと引き連れて下校するのだろう。カバン持ちなんぞさせるなよ。  もっとも、いかなる理由であれ、校内に名を轟かせているこのSOS団に新入生が入部するなんてことあるのか?ましてあんな追い返し方をして。そんなことにもめげずにやってくる新入生に対して、明日は筆記入団試験をやるつもりなんだろう。  「そういえば古泉、気になる新入生はいたか?」  「おや、そんな言い方は何かご存知なのでしょうね。さすがあなたと言えます」  古泉が気になった新入生の容姿を言うと、俺と同じ意見であった。  「他の人と比べて熱心に涼宮さんの弁論を聞いていましたしね」  「...
  • 七夕シンドローム 第三章
     翌日、改変されてから三日目。今朝の俺の目覚めは昨日以上に最悪だった。  布団を上げるとその上で眠っていたらしいシャミセンがごろんと転がる。それでも起きないとは、何という神経の図太さだろう。ああ、いっそ俺も猫になりたい。そんな投げやりな願望をぼんやりと頭に浮かべながら、俺はベッドから降りた。  暑さは昨日より大分収まっていた。生温い空気が辺りを包んでいる。ここ最近の睡眠不足で足に力が入らず、いつもより坂が急なように錯覚してしまう程だ。足も頭も、気分も重い。そのまま地面にめり込んでしまいそうだ。  教室の入り口で、俺は固まった。なんてことはない。教室の窓際、一番後ろの席にハルヒが座っていたからだ。途端に昨日のあの光景が甦る。俺は今すぐここから逃げ出したい気分になったが、それを堪えて自分の席に向かう。逃げれば、恐らく元の世界を取り戻す手掛かりは見つけられない。もう二度とこの改変世界を元に戻...
  • Am I father ? 第三章
      3、   時刻はお昼ちょっと前。 ふう・・・。やっと我が家に帰ってこれた・・・。 俺は今、クーラーの効いたリビングで麦茶を飲みつつソファーで休んでいる。 朝倉(小)は俺の隣で約束していた例のアイスをちびちび食っていて、長門はとてとてとどこかへ行ってしまった。買い物だとか言ってたが、何を買いに行ったのやら。 それにしても、家に帰るのってこんなに大変だったっけ? 朝倉(小)がおとーさんおかーさん言いまくるおかげで、道行く奥さん方の視線がもの凄い勢いで背中やら顔やらに突き刺さってきた。某有名ゲームで言うなら、きゅうしょにあたった。こうかはばつぐんだ、といった感じだな。 視線だけならまだいい。時間が時間だったので人通りもそこそこあったのだ。 だからだ。あいつが俺らのことを変に言うたびにひそひそと話をする姿が目に入る。 頼むからこの噂だけはハルヒにまで伝わらないでくれ! もし奴が知ったら世界と俺...
  • 白有希姫 演劇篇
      第一章 プロローグ   「昔、白雪姫というとても美しい王女と、深い谷に住む魔女が居た。魔女は、自分が世界で一番美しいと信じており、彼女の持つ魔法の鏡もそれに同意したため、満足な日々を送っていた。」   このナレーションの語りは国木田。そして文章はウィキペ○ィアから参照したものである。   「『鏡よ鏡よ鏡っ!世界でいっちばーん美しいのは誰かしら?』」   体育館、ステージから見て右側の大きなスクリーンに谷口の顔が映し出される。いいなあ、こいつは出番が少なくてよ。   「『それはもちろん涼み…魔女様に決まってるでしょー。』」   こいつ、ちゃんと練習してきたのか?   「白雪姫が16歳になったある日、魔女は魔法の鏡にもう一度問いかけた。」 「『ちょっと!かがみ!世界で一番美しいのは誰かしら?』」 「『それは白有希姫でございますー。』」 「『なんですって!?聞き捨てならないわ、今すぐ白有希...
  • Am I father ? 第四章後半
      4-2   そして場所は移って俺の家の居間。 「夕飯はわたしが作る」 という長門の提案を俺と朝倉(小)はあっさり、いやむしろ大歓迎で受け入れ、今は父娘そろって台所から聞こえるトントンという軽快なリズムをBGMにして、ソファでのんびりしている。おいそこ、ぐうたらしすぎだとか言うな。 これはな、親子水入らずってやつだ。 だが、さすがにそろそろやることがなくなってきたが・・・。さて、どうしたものか。 「お風呂を沸かしてある。涼子といっしょに入って………あなた」 おう、気が利くな・・・・・っておい!今お前なんて言った!? 「なに?………あなた」 その言葉で俺の頭にズガガガガァァァァァァンと雷が落ちるっ! 「な・・・なななな・・・長門?頼む!もう一回!もう一回言ってくれ!」 「はい……あなた」 少し頬を染めた顔!上目使い!夕食準備で少し汗ばんだ肌!エプロン装着モード!そして微妙に漂う夕飯のいい匂...
  • 反英雄 第三章
           俺のせいだ。全部俺のせいだ。  俺が国家権力に守ってもらえば安心だと安易に考えなければよかった。そうすりゃ、少なくとも森園生は死ななかった。  生死の確認なんかできなかったが、あのケガだ。今頃は…… 「ちくしょう!」  床を叩き、切創から血が滲む。  だが森園生はこの痛みの何百倍も傷ついた。なのに俺は生きている。俺だけが生き残ってしまった。  なぜだ?なぜ俺がこんな目に合わないとならないんだ?  そもそも、この物語の始まりは何だ?  母の死?なぜ母が殺された?  いままでは殺人鬼の妄想くらいにしか思っていなかった。ならばなぜ森園生が殺される?警官である彼女まで殺す理由がどこにある。  その瞬間、絶対に認めたくないことがアタマをよぎった。まさか!? 「俺……なのか?」  嘘だ。そんなのはありえない。俺はあんな女知らない。素性も接点も知らない女に、なんで狙われなならん。  だがこ...
  • 第四章『消えなさい!あたしの弱さ!』
    第四章『消えなさい!あたしの弱さ!』      キョンの机やあたしの机を懐かしむ暇はない。おぼつかない足取りを正しながら、一年五組の出入り口を跨いだ。 ――ピンポンカンコーン。  いきなり鳴り響くチャイムの無機質な音。 『みなさんこんにちわ、ENOZです』  五組の黒板上に取り付けられたスピーカーから流れてきたのは、あたしの声だった。 『Lost my music!』  同時に、体育館のある方角から、かすかにドラムの軽快な音が聞こえてきた。 「誰かいる……わけないわね。でも、なにかがある」  足は自然と体育館へと進み出した。    体育館の中には予想通り誰もいなかったが、今すぐにもバンドがライブを行うかのように、ステージに楽器一式が設置されていた。 「懐かしいな……。もう三年か」  ステージによじ登り、マイクとギターを軽く握った。高一の文化祭でのライブは本当に楽しかった。ただ、もうちょ...
  • Am I father ? 第四章前半
      4-1   「ふう・・・」 図書館のドアを開けると、その隙間からふわぁと涼しい空気が流れてきて、火照った身体に心地よい清涼感を与えてくれる。 こんな真夏の一番暑い時間に図書館に人なんぞいるのだろうか、と思っていたのだが、意外も意外、結構人はいるようだ。 このヒマ人め、と以前の俺なら思ってしまいそうだが、悔しいかな、ここの快適さ・・・とはいっても俺の場合、本を読む、というよりは、その快適な温度の中での、敗北と決まっている心地よい睡魔との闘いの一時を指すのだが、それをここにくる度に味わっている身としてはそんなことは言えんのだ。むしろ、俺のほうがヒマ人みたいだしな。 俺がぼけーっとそんなことを考えているうちに、朝倉(小)は、あちこちきょろきょろしながらすたたたたっと走っていこうとする。 こらこら、図書館では走っちゃいけません。それにお前が読むような本はそっちじゃないぞ。 朝倉(小)を呼び止め...
  • 遠距離恋愛 第十三章 家庭教師
    第十三章 家庭教師   ハルヒ達からの贈り物を目の前に「一年間頑張る」と決意を新たにした俺は、翌週行われた全校全教科試験という第一の難関に挑んだ。が……俺は試験中に絶望していた。   問題の意味が、どういった回答をすれば良いのか解らないのだ。   俺ってこんなレベルだっけ?とあらぬ方向へ行ってしまおうとする頭を無理矢理試験に集中させ、何とか全教科試験の日程をクリアした帰り道。がっくりと落ち込んだ俺を引き連れながら、佐々木と朝倉は「今日の試験簡単だったわね」「1年2年の総括問題だしね」などと和やかな会話をしていた。くそ、忌々しい。 こいつらの頭のレベルは半端じゃない事は十分解っている。聞けば朝倉は昨年一年間学年トップの座を譲り渡すことはなかった(と言うことになっている)そうだし、佐々木は言わずもがなだ。二人とも俺とはレベルが違いすぎる。これほど自分が無力に感じたことはなかったね。 これ...
  • 遠距離恋愛 第十四章 前日1
    第十四章 前日1   2月と言えばかなり冷え込む季節だというのは、日本という島国に住んでいる人間であれば誰でも認識は同じだろう。それが寒風吹きすさぶ北の地域だったり、海水浴をするには少々肌寒い南の地域であっても、一年のうちで一番寒いと言うことには代わりはないと思う。 ところで、なんで俺が二次試験の前日に、くそ寒い早朝の古都の駅前でぼーっとしているのか。   理由は二つある。一つは、試験日と移動日の関係だ。 せめて試験開始の時には席に着いていたいので、夜行列車で早めに現地に乗り込んだわけだ。当初は飛行機を使うつもりだったが、冬場は欠航になる事があると聞き、除外した。万が一、落ちでもしたら受験生としても縁起が悪い……そう言う事じゃないか。飛行機が落ちたら、普通死ぬしな。 結局、夜行列車を利用する事になったのだが、例年この時期は天候により運行遅れが頻発するのでその遅れを見越して前々日夜~前日...
  • My little Yandere Sister
    ※以下に注意してお読み下さい。 1、ヤンデレな妹。 2、その他諸々 3、ちょっと過激な描写 ・・・その他諸々 プロローグ 第一話「太陽を葬る日」 第二話「桜花咲きそめにけり」 第三話「Night-ship”D”」 第四話「黒い花園」 最終章「Die letzte Nacht meiner Schwester ~My little yandere sister~」 エピローグ / アナザーエピローグ(暗い空気注意) My little Yandere Sister外伝   グリム童話「ヘンゼルとグレーテル」    
  • 第四回SOS団ラジオ支部~深夜版~
    wawawa忘れもの~♪♪チャチャチャ!wawawa忘れ物~♪♪♪   ハルヒ「はぁい!こちらはSOS団ラジオ支部~深夜版~よぉ!」 古泉「昼間では絶対言えない」 みくる「あなたの夜のお悩みを」 長門「私たちSOS団が解決する・・・」 キョン「てなわけで・・・深夜ラジオ支部SOS団をヨロシク!」   古泉「今日は全員揃っていますね」 みくる「この方が落ち着きますぅ」 長門「ゲスト・・・・・・」 キョン「あっ!俺休んでいたから呼ぶの忘れたよ・・・」 長門「そう思って私が再構せ・・・もといゲストを呼んだ・・・」 ハルヒ「流石ね有希!みくるちゃんも見習いなさい!」 みくる「ふぇぇぇぇぇ」 長門「では紹介する・・・おでまし・・・」 ダダダダダダァーダダダダダン!!   朝倉「うん♪それ無理」   キョン・古泉・ハルヒ「なっ!なんだってぇ!!??」   長門「私が再構せ・・・・...
  • 異界からの刺客
    プロローグ SOS団の部室ではただ、ページをめくる音だけが聞こえていた。 長門はこの時間、誰れもいない部室でただページをめくるだけの時間が「好き」だった(もし、ヒューマノイドインターフェースたる「彼女」にそんな感情があるとして、だが)。知覚のごく一部分で目の前の原始的な情報インターフェースから情報を読みとる一方で、残りの無尽蔵とも呼べる知覚能力で情報統合思念体と交信し、宇宙全体の時空に想いを馳せる。そんな時間が「好き」だった。 が、それでは、残りのSOS団員たちが来ない方がいいのかというその状態も「好き」でないわけでは無かった。知覚の別のごく小部分を、ハルヒやキョンや古泉や朝比奈みくるのたわいもないやりとりの観察に費すのもまた嫌では無かった。 つまるところ、「彼女」は一種の情報収集システムとして生み出されたのであり、バックアップとして非常事態に過激な対応をするために作りだされた朝倉ユ...
  • 涼宮ハルヒの終焉 第三章
    第三章 7月7日…とうとうこの日が来てしまった。 俺は何の対策も考えていない。 何かいい考えは無いかと考えている間に午前の授業が終わった。 昼飯は一年の時と同様谷口や国木田と食べている。 卵焼きを突いていた谷口がこんなことを言い出した。 「涼宮って去年の7月7日おかしくなかったか?俺学校の帰り道で東中の前通るんだけどさ、 俺去年の七夕の日学校が終わってゲーセンによってから帰ったんだ。たしか8時ごろ、 東中の前を通ったら涼宮が校庭でずっと立ってたんだ、しかも雨が降ってたのに傘もささずに。あれなんか意味あるのか?あいつのやることはやっぱよくわからん。」 「ふ~ん、そうか」俺は平然を装った。なんとなく動揺しているのを見られるのはまずい気がした。 心の中では適当に済ませばいいなんて考えていた俺をもう一人の俺が殴っていた。俗に言う心の中の天使と悪魔と言うやつである。 そして悪魔のほうが天使にぶっ飛...
  • 番外章「誰も知らない2日間」
    目次 やぁ。 自己満と言う名の作品補足用SSへようこそ。 とりあえずこのSSを読もうという気があるなら上の目次から戻って本編を先に見ることを強くオススメする。 まぁこのアップルジュースはハルヒが俺に買わせたものなので気にせずに飲んで落ち着いてほしい。 「…ちょっとキョン」 「冗談だ」 とりあえず病人は大人しく寝てろ。 「わかったわよ…」 と、渋々ベッドに横たわるハルヒ。 …まぁここまでの文章では何が何だかわからないだろうからこうなったまでの経緯でも話そうか。 時は遡って8月28日の解散直後。 …まぁついさっきのことなんだが。 詳しい流れは本編の第四章を読んでもらえるとありがたい。 「…なぁハルヒ?」 「ん?どーしたの?」 いや…そんなに笑顔で訪ねられても困るんだが… 「いつまでついてくるつもりなんだ?お前の家は反対側だろう?」 「いや...
  • 第三章:ホーンテッドマンション
    人間というのは実に興味深い観察対象だ。 変な作り物の世界を作っておき、そこに自分で入っていって笑ったり泣いたり出来る。 自分で自分をだますことができる存在だ。情報統合思念体に作られた自分にはそういう 器用なことは全く出来ない。ホーンテッドマンション(呪われた館)という名前が冠さ れたアトラクションの前に来ると朝比奈みくるがこんなことを言い始めた。 「えー、ここに入るんですかー」 やっと彼女も涼宮ハルヒがアトラクションのコンセプトの実体化を行っていると 理解したのであろうか。だとすると、無理もない。おそらく、このアトラクションが 実体化すれば、人間が最も忌み嫌う存在の一つである幽霊が実体化するだろうから。そ れとも、朝比奈みくるが恐れているのは「お化け屋敷」というコンセプトそのものだろ うか? 「無理もありませんね。どうでしょう、ここは僕は朝比奈さんと留守番をして、 他の皆さんで行っていただ...
  • 機械知性体たちの即興曲 第四日目/昼
     機械知性体たちの即興曲 メニュー http //www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5972.html   □弟四日目/昼 教室 キョン         「…………」 ハルヒ        「窓の外ぼーっと眺めて……どうしたのよ。今日ずっとそんな調子じゃない」 キョン         「……ああ」 ハルヒ        「……まさか、有希のことでも考えてたの?」 キョン         「あ? ああ。そうと言えんこともないな……」 ハルヒ        「え?」(ドキ) キョン         (どうしたもんか……) キョン         (あと何日っていったっけ。三日? 四日?) キョン         (それまで、誰にも知られず、俺ひとりだけで、ほんとうにあいつらの面倒をみてやれるのか?)  ハルヒ        「……キョン?」 キョン  ...
  • 遠距離恋愛 第二十三章 スイートルーム
    第二十三章 スイートルーム     灰色一色の、現実味のない空間。豪奢なシャンデリアや大画面テレビなどが配置された部屋。   俺は今、キングサイズのダブルベッドに座っている少女を見ている。   白いコートを肩に掛け、ロングヘアをポニーテールに纏めている。   少女は手元の携帯電話を取り出し、何処かへと電話を掛けた。   「……」 「……」 「……」 「……やっと出てくれた」 「……」 「どうしちゃったの?どうしてパーティに来てくれなかったの?」 「……」 「ウソ!だって、発車時刻まで3時間もあったじゃない!」 「……」 「そんなに佐々木さんとデートしたかったの?まあいいわ。今日は大事な発表があったのよ。それなのに」 「……」 「……一番上の階」 「……」 「うん」 「……」 「……来てくれないの?アタシ、キョンのこと待ってるんだよ?」 「……」 「……何よ」 「………………」 「な……」...
  • 人生最悪の三日間 第三章 ~三年間の罠~
    午後五時。部室にて。 「そろそろ来ると思ってたぞ」 呆然としている俺の顔が実に面白い。 紛らわしいので、この時間帯の俺は……キョンと呼ぼう。 ……ついに自分で自分のことを「キョン」と呼んでしまった。悲しくなってきた。 キョンは真っ青な顔をして――ここは省略しよう。 物語は二日目へと進む。 二日目 午後四時七分。校舎裏にて。 で、死体はちゃんと処理されたのか? 「それを今から古泉に確認するんだよ」 キョンはポケットから携帯を取り出して、古泉の番号に掛けた。 そろそろ元の時間帯に帰れるはずだな。 ん? 元の時間帯? 元の時間帯って今から一時間後だろ? たった一時間、未来に行く必要があるのか? そんな労力使う必要が無い。たとえ未来の技術を用いたとしても、時間を移動するのはかなりのコストがかかるはずだ。 じゃあ、なんで帰る必要があるんだ? いや、そもそも帰る必要なんてあるのか? このまま帰ら...
  • 機械知性体たちの狂騒曲 メニュー
      □『機械知性体たちの狂騒曲』    機械知性体シリーズの解説はこちら。  http //www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5979.html   【あらすじ】  情報統合思念体・急進派インターフェイスの朝倉涼子は、自身の暴走行為により、主流派端末である長門有希と対立。  激しい戦闘の末、有機情報結合を解除され(主原因、頭突き)、消滅した――かのように思われた。    しかし、朝倉涼子は用意周到に自身のバックアップを保存。  それにより端末本体を再生したのだが――。   そこに現れたのは、人形サイズに矮小化され、能力も制限された不完全な体だった。  こうして「あちゃくらりょうこ」は誕生し、主流派の長門有希に保護(厳密には捕獲)され、共に七〇八号室で暮らすことになるのであった。    そして始まる、のんきで、能天気で、ほのぼのとした、幸せな生活。  これまで...
  • 第三章『なぜならあたしは、天下無敵宇宙最強のSOS団の団長様だからよ!』
    第三章『なぜならあたしは、天下無敵宇宙最強のSOS団の団長様だからよ!』     「いたたたたたた……って、嘘ぉ!?」  九階から投げ出されたはずなのに、あたしの体は骨折どころか傷一つ付いてなかった。 「どうなってるのよ……それにここはどこ?」  百歩譲って無傷だとしても、あたしは病院の敷地に落ちるはずだ。だけどここは病院ではない。 「どっかのマンションかしら?」  あたしは病院の敷地ではなく、どこか見覚えのあるマンションの一室のベッドの上で目を覚ました。  とにかくここを出よう。フローリングの床に、病院の廊下で落としたはずの鉄パイプとデイバッグあったが、それをを拾い上げて部屋を出た。    その部屋を出ると、奥歯と奥歯の間に挟まった銀紙みたいな既視感の謎が解けた。 「ここ、有希と朝倉が住んでいたマンションだ……」  確かに北高には近づいたが、不気味すぎる。あの病院からここまで何百メー...
  • 第四章 テンスイブ
    第四章 テンスイブ それからはいろいろなことがあった。あのハルヒがおとなしくしているわけは無く、 そいつと結婚してしまった俺はいろいろなことに巻き込まれていろいろと 大変な目にあった。それでも、大学を卒業し、実際にいっしょに暮らし始めた。 その間も、クリスマスイブには必ずUSJに行った。ハルヒがいっしょとなると、 さすがにベンチに並んでただ座って、長門が本を読む、というわけには いかなかったがな。たまに古泉や、鶴屋さんを連れていったりもした。 そのうち、ハルヒは妊娠して子供を生んだ。男の子だった。 まあ、ハルヒの血を受け継いだ子だからな。歩きだすのも早く、 話し始めるのも早かった。ようやく、歩きだしたばかりの息子を連れて USJに行ったのはちょうど10度目のイブだったな。 俺たちは徐々に年をとりつつあったが、長門は相変わらず、 高校生のままだった。もっとも、仮に待機モードに移行しなくて...
  • 機械知性体たちの即興曲 第四日目/朝
    機械知性体たちの即興曲 メニュー http //www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5972.html   □第四日目/朝 すずめ      「ちゅんちゅん……」 にゃがと    「……にゃ」(眼が覚めた) あちゃくら  「すうすう」 ちみどり    「うーん、うーん……眉毛が……眉毛が」 にゃがと    「(キョロキョロ)……おしっこ」(ムク) あちゃくら  「すうすう……むぐっ!?」 にゃがと    「……なんか踏んだ」(トテトテ) あちゃくら  「ぬおおお。な、なにが……」 にゃがと    「…………」(トテトテ) ちみどり    「うー……どうしたんです、そんな声だして。こんな朝早くに。ふあぁあ」 あちゃくら  「(うずくまりながら) な、長門さんにお腹踏まれました……」 にゃがと    「……トイレ」(トテトテ) ちみどり    「寝ぼけてる…...
  • 遠距離恋愛 第三章 齟齬
    第三章 齟齬   春爛漫なはずのこの季節・3月にしては妙に肌寒い空気の中、俺は北高に至るこのハイキングコースを感慨を噛み締めながら登っていた。4月からは別の場所の、別の学校に通うことになる。そう考えると、俺はこの2年間の思い出を振り返りながら、日頃の運動不足を解消できるハイキングコースも悪くないかもしれない、そう思っていた。 ……なんてな。そんなことあるか。こんな朝っぱらから強制ハイキングなんてない方がいい。当たり前だ。 俺は、見たこともない転校先の学校の通学路にハイキングコースがないことを切望しつつ、教室に入った。 自分の席に近づくと、後ろの席に陣取っている天上天下唯我独尊娘が、そんな俺の憂いの気持ちなど気にも掛けず、100Wの笑顔で話しかけてきた。   「おはよ、キョン!ところで、春休みの団活のことなんだけど……」   嬉々としてSOS団春休みイベント実行計画について話し始めるハルヒ...
  • 長門有希の憂鬱Ⅰプロローグ
    長門有希の憂鬱Ⅰ プロローグ 窓の外は曇っていた。 今年ももうすぐクリスマスだねー、などとクラスの女子がのたまっているのを、 俺はぼんやりと眺めながら次の授業がはじまるのを待っていた。 高校に入って二度目の文化祭を終え、やっと落ち着いたとため息をついたばかりだ。 そういやハルヒのやつ、今年もやるんだろうなクリパ。また俺にトナカイやらせるつもりじゃあるまいな。 長門が暴走したりSOS団が消えちまったり、朝倉に二度も襲われたり、去年はいろいろあった。 俺も長門には気を配るようになった。あいつは感情が希薄なわけじゃなくて、 実は表に出ないだけなんだと知ってからは。おかげさまで落ち着いてるようだが。 振り向いて後ろの席にいるやつに、今年のクリパはやっぱ部室でやるのか、と尋ねようとしたらいきなり首根っこを掴まれた。 「キョン、あんた進学するの?」 いきな...
  • ながとぅーみー 第三話「あれなんて大王」
    「早く走れ!!捕まるぞ!!」 「うわぁぁあああ!!離せぇぇぇぁぁあああああ!!」 「ククク・・・会長ノ[禁則事項]ヲイタダクゼ・・・・・」 「や、やめろ!![禁則事項]だけは[禁則事項]だけは・・・[禁則事項]!!」 「会長ぉぉぉぉぉおおおおっっ!!」 あっちの世界とこっちの世界ではジャンルの違いがあるから禁則事項だらけという結果で申し訳ない。 一応、謝ろう。すまない。 それよりも、最初はこっちの世界向けだったのにあっちの世界向けになっているのは気のせいだろうか? ・・・っと、俺は一体誰に話しているんだ? 気を取り直して、とりあえず今の状態を説明する。 ながとぅーみー 第三話「あれなんて大王」 それは、今から数十分前。 改変に巻き込まれなかった輩と合流して何とか逃げていた俺達は生徒会室を出てハルヒと合流した。 その目の前に、あいつが現れたんだ。 「ハンドボールをしよう・・・」 そう、...
  • Project512_Part11
    Project512_Part11-もくじ- クイックメニュー     ○<本スレに9月に書いた分を収録しているのです!      【 休んでいない夏休みが開け、鈍った体を残暑が激しく蝕む九月初めの出来事だった、  退屈を持て余しいっそ俺自身が立てちまおうかと思った矢先に奴は立っていた。 ───やれやれ  既に口癖となった単語を溜息と共に紡ぎだしつつも、俺は心の中でこう思っていた。 『 1、乙だぞ』、と。】   【チャック・古泉一樹が一緒にお風呂に入れる】   【●<ロスタイムはウキウキウォッチン!アッチコッチソッチコッチいいとも(デレッテテッテテ!)】 (第一次ロスタイム暴動)   【●<ウホリロ!】   【歴史】   【保守小ネタ・깍두기】    【●<自分でかけば許可もいりません】   【お題?・もっこり】   【○<あたし緑だったのですか!?】   【チャック・キョンに禁則事項...
  • 機械知性体たちの即興曲 メニュー
    □『機械知性体たちの即興曲』    即興曲(そっきょうきょく)は、自由な形式で書かれた性格的小品の一種。  アンプロンプチュ(Impromptu)とも言う。   ―ある情報端末が地球上の光学電子情報網から収集したデータ―      機械知性体シリーズの解説はこちら。  http //www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5979.html 【あらすじ】  ある日の夜。いつものように長門有希の面倒を見るべく訪れた朝倉涼子が七〇八号室に向かう。  そこで彼女が見たものとは、パソコンのリンクからウイルス感染し、乳児にまで退行した長門の姿だった。  放っておくわけにもいかず、同じ端末の喜緑江美理に支援要請を出し、なんとか現状を解決しようとするのだったが――。  まさか同様の悲劇(喜劇?)がふたりを襲うことになるとは、この時、知るよしもなかったのだった……。   □第...
  • Am I father ? 第四章外伝~洗浄×戦場×扇情~
      「なあ長門。この話はなんなんだ?本編も終わってないのに外伝か?」 「この話は作者が本編で行き詰まり、ついカッとなってやったもの」 「後悔はしてないんだな?」 「・・・微妙にしている。それに連載中の外伝なら他にも例があるから大丈夫。例を挙げえるなら範馬刃牙10.5」 「苦しいな。それは言い訳か?」 「言い訳」 「それで、これはどんな話なんだ?」 「これはあなたが後日に回すと言って誤魔化した部分の話」 「おいおい、別に誤魔化したわけじゃ・・・ってアレを話すのか!?」 「前後の話が気になるなら四章後半を読むことを推奨する」 「人の話を聞けよっ!俺の立場がやばくなるって!」 「それでは・・・・・・どうぞ」 「・・・はぁ。もうどうでもいいや」   脱衣所に着いたとたん、朝倉(小)は我が妹のように一気にスポーンと服を脱ぐと体当たりをするかのように風呂場のドアを開けてその勢いのまま浴槽...
  • 機械知性体たちの即興曲 第四日目/夕
     機械知性体たちの即興曲 メニュー http //www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5972.html   □第四日目/夕 文芸部室 キョン         「じゃあ、今日はこれで帰るぞ」 ハルヒ        「…………」 キョン         (……ハルヒの視線が痛い。やっぱりシーランド公国のせいなのか? 適当に思いついたのを言っただけなんだが……どんな国だったんだ) キョン         「じゃあ、また明日な」 ハルヒ        「ええ……(有希のご両親か……ご両親ねぇ)」 文芸部室前 みくる         「……あ、キョンくん。ちょっと」(後ろから駆け寄ってくる) キョン         「はい? な、なんですか?」 みくる         「うん。なんか今朝から、キョンくんの様子が少しおかしいから」 キョン         (……...
  • 涼宮ハルヒの交流 第四章
    「――て、起きて」  いつものような妹による激しい攻撃ではなく、体を軽く揺すられて目覚める。  ん、何だ。朝か。 「おはよう。朝食、できた」  もう朝ごはん出来てんのか。 「サンキュー、長門。今起きるよ」  長門の動きが止まる。 「朝は、……おはよう」 「あ、ああ。おはよう長門」         『涼宮ハルヒの交流』 ―第四章―          長門の作った朝食は思ったよりも、というのは失礼だろうが、かなりしっかりとしたものだった。  カレーだけじゃなくて普通の料理も作るんだな。 「どう?」 「ああ、おいしい。お前料理うまいんだな」 「そう」  ゆっくりと朝食を食べながら長門は言う。 「私は学校に行く。あなたは?」  そうだな、どうするか。放課後まではかなり時間があるからな。ここでゴロゴロしているのも退屈だ。  かといって別に何が出来るというわけでもないよな。学校へ行けるわけでもないし。...
  • はるかぜふくまえに・第四章
    第四章   その姿はいつぞやの雪山での光景を思い出させた。 俺のいたベンチは突如騒然となった。俺は誰が何を言っているのかも聞かずに席を飛び出した。 ハルヒや喜緑さんが駆け寄っている。守備についていた他のメンバーも二塁に集まり、気付くのが遅れた谷口が傍らで怪訝そうにしている。 俺は五秒で長門のいるベースに駆け寄ると、輪をくぐって中に入った。 長門は力なく倒れており、古泉が抱える形で呼びかけていた。 「長門さん! 長門さん!」 かがんでいた俺はちらと上を見る。喜緑さんが蒼白な表情で口元に手を当てている。……何てことだ。 「新川、すぐに車の準備を!」 「かしこまりました」 新川さんと森さんの声が聞こえたが何を言っているのか頭が回らない。 「長門、長門っ!」 「有希! どうしたの! 有希っ!」 俺とハルヒの声。さっきまでベンチにいた会長チームの面々が走ってきた音が聞こえる。 「……! すごい熱だ...
  • 餃子の季節
      餃子の季節 【プロローグ】    西暦2008年X月X日。    この日、世界中を凶報が駆け巡った。   『北京オリンピックにて涼宮ハルヒ、涼宮哈爾濱に敗北す。』    これは中華人民共和国の野望を何者をも妨げ得ないと言う事を意味していた。    後の世に”炎の七日間”と呼ばれる、悪夢の一週間の始まりであった。   ───「我が神、我が神、何故に我を捨てたまいしや」(マルコ15章34節)   挿絵 http //society6.2ch.net/test/read.cgi/gline/1202756066/1 【第一章・中華人民共和国の興亡】   ──翌日、中国軍は世界侵略を開始した。   鈴宮ハルヒ「北米方面軍より報告、アメリカ・カナダの制圧完了しました。」 涼官ハルヒ「欧州方面軍より報告、NATO軍は壊滅しました。」 涼宮八儿匕「台湾方面軍より報告、台北市内でゲリラ部隊が...
  • 涼宮ハルヒのダメ、ゼッタイ
    ダメ、ゼッタイの注意書き このssは薬物乱用という重いテーマを取り上げています。 また、薬物の怖さを表現するため、薬物の描写を稚拙ながらも リアルに書いたつもりです。 薬物を容認するような内容には絶対にしませんが、 そのような類の話に耐性のない方、トラウマなどがある方には、 読むことはお勧めしません       一章 二章 三章 四章 五章 六章 七章 八章 九章
  • 涼宮ハルヒの交流 第三章
     学校で二人と別れ、そのまま長門の家に着くまで二人とも口を開くことはなかった。    これから俺はどうなるんだろうか。  未来から来たというわけでもないってことは、やはりおかしいのは俺の方なのか。そうなんだろうな。  古泉の言うように俺はハルヒの力によって創られた存在なのだろうか。  だとしたら俺に帰る場所はない?そのうち消えてしまうさだめなのか?そんなのは嫌だ。  仕方ない……なんて簡単には思えない。くそっ、どうすりゃいい。何も出来ないのか?       『涼宮ハルヒの交流』 ―第三章―       「入って」 「ん?ああ」  正面に長門の姿。どうやらいつの間にか長門の家に到着していたようだ。 「あまり焦って考えることはない」  確かにそのとおりなのだろうが。 「すまんな。わかってはいるつもりなんだが」  まぁあんまり暗い顔してたら長門も気分悪いよな。「いい」  それにしてもやっぱり長門...
  • Project512_Part4
     Project512_Part4-もくじ- クイックメニュー     ──○<アッーなのです!──   【チャック・橘京子にいじめられる?!】   【チャック・朝倉涼子による禁則事項】   【チャック・キョン妹にいじめられる?!】   【チャック・涼宮ハルヒがPCを破壊される】   【チャック・キョンが暴行される(性的な意味で)】   【チャック・佐々木が○に拉致監禁される】   【チャック・佐々木が夢に出てくる(閉鎖空間Ver.)】   【チャック・橘京子一人旅】   【保守短編・涼宮ハルヒの引越】   【保守短編・アラル、まじめ、ズールーのSSはここまで来なさい!】   #ロンリーバースデー俺。    ・ ・ ・ ・ ・ ・    | i L.i_i_i__l)    | | ゚-゚ノ |  ―――ダレモイナイ    |⊂ !   オドルナラ―...
  • 機械知性体たちの即興曲 第四日目/夜
    機械知性体たちの即興曲 メニュー http //www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5972.html   □第四日目/夜 甲陽園駅前 みくる        「……はぁ……はぁ……ごめんなさい。お待たせしました」 キョン        「こちらこそすいません。急にこんなことお願いしてしまって」 みくる        「その、急いで適当に買い物してきたんですけど。これで間に合いますか?」 キョン        「充分ですよ。それと、説明はしましたけど、連中の姿を見て驚かないでくださいよ」 みくる        「……ええ。でも、ほんとのこというと、ちょっと……怖いというか」 キョン        (そういや、もともと長門のこと苦手っぽいのか) みくる        「それに、朝倉さんとか、喜緑さんとか、その……あまりお付き合いもないですし……」 キョン ...
  • 涼宮ハルヒの団結 第十三章
     そして公園へと戻った俺は、別れ際の朝比奈さんの言葉を思い出して切ない気持ちを抱いていた。  ……いつかまた会えるといいな。あさく――、 「あ、先輩おかえりなさいっ。朝倉って人はどうでした? フフ、ちゃんとガツンとかましてきましたよね? 先輩を傷つけるような悪い人は……って、」  俺が唖然とした表情を貼り付けているのを見た朝比奈みゆきはポカンと、 「どうしたんですか? 呆けた顔しちゃってますよ?」  ……涙が出そうになった。  なぜ今まで気がつかなかったのか。そうだよ。この声と、この髪の色は――。 「――いや、朝倉は悪い奴なんかじゃなかったよ。とても人思いの奴で、良い奴だった。……ホントに、ありがとうな」 「ほえ?」キョトンとした後、「フフ、おかしな先輩。なんでわたしにお礼なんて言うんですか?」 「あ、いや、すまない。……なんとなく、な」 「んー、今度は謝るなんて、やっぱりおかしな先輩...
  • 遠距離恋愛 第四章 想い
    第四章 想い   『もう少しましな伝え様は無かったのですか?』 心底疲れたといった声で、携帯の向こうの古泉が呟く。   『今日の1時限目の授業中に、突然閉鎖空間が複数発生しました。一つ一つの規模や速度はそれほど大きくないのですが、一つを崩壊させるとまたすぐに別の空間が発生するというイタチごっこでして……現在、機関総出で対応していますが、この発生ペースだといずれはまずいことになりそうです』 そうか、本当にすまんな……しかし、あいつの不思議パワーは減少しているんじゃなかったのか?   『確かに、我々の調査結果を見る限り、最近では最盛期の半分程度まで落ちていました。閉鎖空間発生も希な状態になってきていましたしね。しかし、今回のこの閉鎖空間の数は過去最大です。涼宮さんには、まだこれほどの力が残っていたんですね、驚きです』 あいつの力が復活したと言うことなのか?   『それは分かりませんが、今は...
  • 未来からのエージェント 第二部 セカンドエージェント
    未来からのエージェント 第二部 セカンドエージェント プロローグ 時間管理局の暗い一室。何人かの人間が密談している。 ひとりは、かつて、キョンとみくるが朝比奈さん(大)の意をうけて 様々な工作を行ったとき、出現して妨害を図ったあの、目つきの悪い 未来人の青年だった。年配の男性がその青年に言った。 「結局、うまくいかなかったではないか」 「まあまあ、次の手段はちゃんと考えられていますよ。御安心を」 「そうかね。口ばかりでないことを祈るよ」 「何、純真無垢なエージェントを送るなどと言う非常識な選択をした 連中を見返してやりますよ」 第一章 マナ その日は朝から、みくるのクラスはちょっと騒がしかった。どうやら転校生が来る らしかったのだ。どのクラスにもひとりはいる情報通の生徒がやってきて、 「すっげえ美少女らしい」とやったもんだから騒ぎは大きくなった。鶴屋さん、 みくるに続いて第三の...
  • 10月8日、曇りのち雨 後編4
    ここひと月で目まぐるしく変わっていったハルヒだったが、その状態になってからハルヒの様子は変わらなかった。 俺や朝比奈さんが話し掛けても淡々と、曖昧で凡庸な返事しか返って来ない。 ハルヒは、普通だった。 授業も真面目に受け、品行方正。 問題も起こさず、成績優秀。 黙っていれば、容姿端麗。 学校側から見れば、まごうことなく優等生だ。 事実、鈍感な教師達の一部は、そのハルヒの異常事態を喜ばしいものと受けとめていた。 が、大多数の人間はそんなハルヒに不気味さすら感じていたようだった。 まるで、嵐の前の静けさ。 …俺も流石に心配になってきていた。 ハルヒの機嫌が悪いのはいつもの事だったが、今回はそんなのじゃない。 例えば誕生日の朝。あの時の方がまだ可愛気というか隙があった。 けれど今のハルヒにはそれが感じられない。 薄く硬く透明な、ひどく透明な壁に覆われているように。 頑なな、純然たる拒絶...
  • 機械知性体たちの即興曲 第三日目/夜
     機械知性体たちの即興曲 メニュー http //www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5972.html   □第三日目/夜 キョン        「その体でけっこうな量食うんだな……財布がすっからかんだぞ」 にゃがと    「……幸福とはこういうこと。すばらしい……けぷ」 あちゃくら  「……コンビニのおでんっておいしいですよね……。汁が染みてて。空腹は最大の調味料ともいいますけど」 ちみどり    「衣食足りて礼節を知る……人間の言葉の奥深さというものを改めて知ることができました」 キョン        「いや、そこまで言われるようなことはしてないんですが。              ……ていうか、全員お腹がふくれて転がってるこの光景はいいのか。宇宙人として」 にゃがと    「(ゴロゴロ) いや。我々はあなたに感謝している。命の恩人というのはま...
  • 台風一過のハレの日に:第四章
    『台風一過のハレの日に』     ○ 第四章:ハレの日   翌日の放課後。 やはり掃除当番だった俺が遅れて部室の扉を開けると、そこには昨日とは異なる衣装を身に着けた女性陣が待機していた。 朝比奈さんは、どんぐりのメイド衣装で、定位置に座っている長門はなんとナース服だ。朝比奈さん用に用意されたものなので、若干、いや、長門には申し訳ないが正直かなり胸元が寂しそうに感じられる。 ハルヒは普段朝比奈さんが着ている通常のメイド服だった。ハルヒも決して似合わないわけではないのだが、着る人間が違うとこうも印象が異なるものかと、俺は感心することしきりだった。 こゆきだけが北高のセーラー服のままだが、これだってある意味コスプレには違いないわけで、俺は少しばかり痛む頭を抱えながら、パイプ椅子に腰を下ろした。   「なによ、なにか不満でもあるわけ?」 そんな俺の姿を見たハルヒは口元をアヒルにしている。 「いいや...
  • 長門有希の憂鬱Ⅰ二章
    長門有希の憂鬱Ⅰ 二 章 目の前に、口をあんぐり開けたおっさんがいた。 よれよれの服を着てベンチに座っている。 「あんた……今、そこに現れなかった?」前歯が一本欠けている。 「え……ええ」 「ワシゃずっと見てたんだが。あんた、そこに、いきなり現れた」 「そうですか……?たいしたことじゃありません」人がいきなり出現したなんて全然たいしたことだろうよ。 ホームレスっぽいおっさんは俺をまじまじと見つめていた。 やがて飽きたのか、目を閉じ、うとうとしはじめた。 ここはいったいどこだろうか。俺は目をこすって周りを見た。 ほっぺたをパシパシと叩いてみた。これは夢じゃない。人が大勢歩いてる。閉鎖空間でもないようだ。 どこからか列車の発車を告げるアナウンスが聞こえた。どうやら駅のコンコースらしい。 駅の名前は見慣れない、俺の知らない地名だった。 さて...
  • 消滅の代償
    プロローグ 「ジョン=スミスは俺なんだ!」 俺はハルヒに向かって叫ぶ、ハルヒは目を丸くして驚き、女子トイレに明らかなおかまのおっさんが入ってきたのを見たような表情をしている。 それを見ていた朝比奈さんは怯えた顔で、古泉はいつもの微笑で見守っていた。 「…え…ちょっと待ってよ!あの頃はあんただって中学生でしょ!ジョンは明らかに高校生だったわよ!」 くそっ!時は一刻を争うというのに、変なところで常識的な奴だ、すべてをハルヒに教える前に今回、なんでこうなっちまったのか急ぎ足で振り返ろう。   一章 季節は春。 寒かった冬も終わり、雪が溶けて川になって流れていったり、つくしの子が恥ずかしげに顔を出すそんな季節である。 だがしかし、今の地球の異常気象はそんなことはお構いなし、と、いうのも3月になるというのにまだ寒かった、というわけだ。 そうそれは先月ハルヒ達からやたら凝った方法で渡されたチョコレート...
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