涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki内検索 / 「真夜中の情事」で検索した結果

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  • 長編・その他
    ...気の弾丸ドライブ~ 真夜中の情事 恋文 朝倉涼子の面影~恋文~ 【朝倉涼子の帰還】 鶴屋少女の孤独 キョンの妹がデート!? 『雪の降る街で』 谷口の日記 love in vain~谷口の恋~ 捨て犬キューピッド 初めての日曜参観 恋の忘れ物 これからの私 やきもち 転がり続ける人生 小さな初恋 男だらけの修学旅行 阪中さんは目でコロス 6番目の団員 OKABENORITY REPOAT WAWAWA谷口の驚愕 お使いと出会い TDRのSOS団 ジレンマ 朝倉涼子の観測 みんなの日常 あたしの世界が終わるまで 古泉一樹の陰謀 ラブ・スクリプト ラブ・スクリプト・バイパス はるひの奔走 国木田少年の純愛 THE谷口~谷口の暴走~ ねこごはん キョン乃進侍 朝倉涼子の再会 朝倉涼子と長門有希の涼宮ハルヒの結合 第1章
  • 題名付き・普通短編2
    ある晴れた休日(キョン&古泉) 「LOVE」 お客様は宇宙人 ドライブ セリフ九割で展開してみた~こいずみくんはガチじゃない~ エンドレス・エラー 蝉しぐれ Kへの挽歌 カミングアウト・パニック スマイル 台風の溜息 涼宮ハルヒの創世秘話 一万年と二千年前から キョンの評価 普通?の高校生の会話 長門さんはロッテに興味を持ったようです。 コーヒーシリーズ 機関の事情 酒乱女 前兆 キョンの子育て奮闘記 彼は団の緩衝材 『ビール×月見酒×オールスター球技大会ポロリもあるよ』(喜緑さん×生徒会長) 生徒会長の不良3人の倒し方 古泉一樹の苦笑 燃えろ!球技大会! やや黒古泉 切ない同窓会 白雪姫の真相 彼岸花……その花言葉は…… ちょっとみくる救済保守 ある曇った日のこと 無限輪舞 マッガーレで保守 古泉一樹のピロートーク もしくは、長門有希と古泉一樹の作戦会議 早すぎるリハーサル。 恋ってな...
  • 缶コーヒー、ふたつ3
    昨日はハルヒを乗せて夢中で自転車を走らせた。 ハルヒはいつになくはしゃいで、俺もなんだかたくさん笑った・・・気がする。 だからだろうか。 今朝はヤケに膝の裏あたりと腹筋が痛い。 そして俺は今、もうすっかり馴染みになったこの坂道を登りきり、ハルヒとの待ち合わせ場所に向かっていた。 そのままでいい・・・か・・・。 ふと、昨日のハルヒの言葉を思いだした。 実は・・・いや、昨日の夜に考えたんだが、俺はこの2日間の出来事を無かった事にしようと思っていた。 別に努力して忘れようという事じゃない。 ただ、キスの事や告白(なんだろうな、この場合)の事が起こる前の状態に俺の意識を近付ける事が、ハルヒと自然に接する為には一番良い事だと考えたからだ。 それに・・・ハルヒもそれを望んでいる様な気がしたから。 しばらくして、俺は待ち合わせ場所の近くまでやってきた。 ハルヒの住む集合住宅に併設された...
  • 涼宮ハルヒの情熱
    涼宮ハルヒの情熱 プロローグ 涼宮ハルヒの情熱 第1章 涼宮ハルヒの情熱 第2章 涼宮ハルヒの情熱 第3章 涼宮ハルヒの情熱 第4章 涼宮ハルヒの情熱 エピローグ
  • 親愛の情
    『親愛の情』   ※「敬愛のキス」という話のキョン視点バージョンです。    突然だが、男女の違いってのは色々ある。心身ともにな。  同じ人間であるのに差異がついた理由は諸説様々だ。  最も有名なのはアダムからイヴが創られた、って話だな。  因みにうちの団長さまはこの説が一番お気に召させない。 『男が先に創られたなんてナンセンスだわ!』  と、あたかも自分がアダムの肋骨でできたのだと言われたか如く憤慨しておられた。  じゃあリリスにでもなればいい。アダムと同時に創られたそうだし、しかも悪魔を産んだ女。ぴったりじゃないか。  と言ったら殴られた。2発も。  その暴力的な団長さまは俺の背後で鬱々ど真ん中。(現在進行形)  何故かって?  推測でいいなら答えてやってもいいが、俺も年頃のダンシコウコウセイな訳で、その単語を思考の最前列に浮かべるのはちょっと抵抗がある。  だから代名詞で勘弁して...
  • 初冬の月夜
    遠くの幹線道路を、1台の車が滑っていく音がした。一瞬だけ夜の空気を震わせ、再び訪れる静寂。静寂。 時刻は午前3時半。 かれこれ何時間こうやって横たわっているかわからないが、どうにも今夜は眠れない。 何度か姿勢を替え、そのたびに今度こそとしばらく目を閉じてみるものの、頭の中はいまの季節の夜空のように冴えきっている。 たまたま買っておいた未読の小説も、読み始めて間もなく肌に合わないことに気づき、栞を挟むこともなく閉じてしまった。 俺はとうとう目元に腕を当て、はあ、と大きな溜息をついた。 やめておけばいいのに。 少しでも音を出したり体に刺激を与えれば、それだけ眠れなくなるのは当然なのだ。 うっすらと目を開くと、拡がった瞳孔にも眩しすぎない程度の蒼く涼しい光が、窓辺を照らしているのがわかった。 カーテンの隙間から、その一部が部屋に侵入している。 雲ひとつない夜空にひんやりと浮かぶのは、下弦の月。...
  • hug
      カッチ コッチ   今日は1月1日、いやすでに時計の短い針が右に傾いてるから、もう1月2日だね。 ハルにゃん達SOS団の冬合宿最終日。   「そろそろかな。」   ガラガラガラガラ   「う~、さぶさぶっ。さすがに真冬の夜中の寒さは堪えるっさ。」 そんなことを言いながらあたしは自分の部屋を抜け出した。   これは冬合宿が始まってから―と言っても3日間だけど―のあたしの日課になのさっ。 あたしは昨日や一昨日のように目的の場所へと足音を立てないよう静かに向かう。 これは部屋の中で寝てる人を起こさないようの配慮でもあるけど…、 「いた、いたっ。」 目的地には先客が一人いた。いや、と言うよりここで何かしているのはその先客さんだけで、 あたしはその人物目当てで毎晩通っているだけどね。 そしてこれまた昨日や一昨日のようにあたしは物陰からその人物を眺めている。 “先客”とか”その人物”何か回りくどい...
  • 眠れない夜とイタズラ電話
    「あ~あ、退屈で眠れないわ……」 なぜ退屈で眠れないと言うセリフが出るのかがわからない人もいるはず。 ここ3日、あたしは何も起きない日常にストレスを感じ、深く眠れなかった。 ストレスを感じるのはそれだけが理由じゃない。 どっかのキョンっていう鈍感バカがあたしの気持ちに全然気付いてくれないことも、ストレスが溜まる。 ストレスさえどうにかなれば眠れそうなんだけど……。 あたしは視界の端に、携帯電話を見つけた。現在時刻は夜中の1時半。 みんなに電話かけたら違ったみんなが見られるんじゃないかしら……。 あたしは携帯を手に取り、アドレス帳を開いた。その中からSOS団のみんなの名前を見て、考えた。 「誰からかけようかしら……」 まず、キョンは最後。最後の方が邪魔になるから。 あたしが一番気になるのは……。 あたしはその番号を押した。1コール……2コール…………6コール…ピッ。 「………なに」 うっわ...
  • 小さな罪人
     夜中の12時。わたしはハサミを持って部屋を出た。どこに行くのって?  わたしのお兄ちゃん、キョンくんの部屋に行くの。  今日は、キョンくんの部屋にはハルにゃんが泊まりに来てる。あたしの敵、ハルにゃん。  キョンくんはわたしだけの物なのに……絶対に譲らないもん。  こっそりとドアをほんの少し開けて、中を覗くと……えぇっ!? 「んっ……キョン、ちょっと痛い……」 「あ、悪い。……ゆっくり動くぞ、ハルヒ」 「んっ、あっ……気持ちいい……」  危ない……声が出ちゃいそうだった……。何やってるかは子どものわたしでもわかる。  キョンくんが隠してるエッチな本とかに載ってるようなことを二人でしてる。  最低だよ、キョンくん。ハルにゃんも。隣りの部屋にわたしがいるのに……。  ほんとは、二人が寝てから行こうと思ったけど……決めた。邪魔しちゃうもん。  だって、キョンくんを取られたくないから。  わたしは...
  • 涼宮ハルヒの怪談 
    百物語というものをご存知だろうか。 一人ずつ怪談を話し蝋燭を消していき、100話目が終わった後に何かが…!!というあれである。 俺は今まさになぜか部室でハルヒと愉快な仲間たちとともにそれをしているわけだが、何故そのような状態 に至ったのかを説明するには今から数時間ほど遡らなければならない。 ______  夏休み真っ盛りのその日、俺はそろそろ沈もうかという太陽の暑さを呪いながらニュースを見ていた。 東北の某都市ではいまごろ七夕祭りをするのだなあ、などといつかのことを思い出しながら今まさに瞼の 重量MAXに至らんとしたその時、携帯が盛大にダースベーダーの曲を奏でた。  ハルヒだ。  市販されているどのカフェイン飲料よりも効く恐怖の音色によって冴えた頭で出ようか出まいか一瞬迷った後、 恐る恐る携帯を手にした。 「あ、もしもし?キョン今暇?」  恐ろしく不躾な第一声、間違いなくハルヒである...
  • 長門有希の情報操作
    暗い。周りには何もない。上も、下も、右も左も何もない。真っ暗闇だ。ここは何所なんだ?   「ここはあなたに選択肢を与えるために私が作った精神移動空間。」   何もない空間。俺の前に1人の少女が立っていた。   「長門!なんなんだこれは?」 「貴方は不慮の事故によって死んだ。そして涼宮ハルヒは貴方を失ったことを悲しみ、もともと現実にいなかったことを望んだ。」 「なら今ここにいる俺は何なんだ?死んでるどころか存在が無いんじゃないのか?」 「無くなる前に私がこの空間へ残りの精神のみを移した。選択をさせるために。」   さっきも言っていた。 選択 とは何のことだろうか。   「その選択ってのはなんなんだ?」   ……   「貴方はまた元の世界に戻りたい?」   そういうことか。   「ああ、またSOS団であいつらと一緒に馬鹿やりたいしな。何より、あいつに会いたい。」 「そう。」 その返事を最後に俺...
  • 涼宮ハルヒの情熱 第4章
    ゆっくりと扉を開けて俺たちは部室に戻ってきた 中ではそれぞれがそれぞれの指定席に座り、…朝比奈さんは立っているのが指定に近い感じがするのだが いつもどおりの、古泉は微笑、長門は無表情、朝比奈さんは怯えた表情をしていた …あれ?いつもどおりじゃない人間が一人いるな、たまになら見るが、朝比奈さんは何に怯えているんだ? …あぁそうか、そうだよな 朝比奈さんは俺にキスしたんだった そりゃ、ハルヒに何されるかわかったもんじゃない ま、予想どおりといったところだろうか、ハルヒが朝比奈さんの方を向いて話し掛けた 「みくるちゃん」 それは普段のハルヒからは想像しがたい優しい声だった まるで母親が自分の子供をあやすような それでも朝比奈さんはびくっとしていたがな 「ありがとう、ね」 いったい、何がありがとうなんだ? 誰か俺に説明してくれ …あとで古泉にでも聞くか それを受けた朝比奈さんは溢れんばかりの満面の...
  • キョン無題2
    ある日、何時ものように長門と二人で部室に居たら…   長門「……好き。」   キョン「へ?」   長門「………。」   キョン「え…ちょっ…エェ…!?」   長門「………。」 黙々とページをめくる長門。 …幻聴か? 長門「幻聴…じゃない。」またとんでもない爆弾を落とす長門。   キョン「へ…!?」   キョン「ちょ…ど、どして?」   長門「………。」 黙ったまま本に眼を向けてる長門。   キョン「お、おい…長門…?」 長門は静かに立ち上がり、読んでた本を俺に手渡す。 タイトルは…小恥ずかしくて口には出せない。恋愛小説だ。   長門「…読んで。」 そう言って部室を去る長門。俺はその場に立ち尽くした…。   その後、俺はどうやって家に帰ったか覚えてない。 いつの間にかベットで仰向けになって呆けていた。 お袋が夕飯が出来たと呼ぶが食う気になれない。 俺は一言いらないと告げ、また仰向けになって呆...
  • 涼宮ハルヒの情熱 エピローグ
    「ただの人間でも構いません!この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者に興味のある人がいたらあたしのところに来なさい!以上!」 これはハルヒの新学期の自己紹介の台詞だ それを俺が聞くことができたのはハルヒと同じクラスになれたからに他ならない ハルヒが泣いてまで危惧していたクラス替えだったが俺は相変わらずハルヒの席の前でハルヒにシャーペンでつつかれたり、その太陽のような笑顔を眺めたりしている どうやら理系と文系は丁度いい数字で分かれるようなことはなく、クラス替えであぶれた奴らがこの2年5組に半々ぐらいで所属していた 教室移動で離れることもあるが、大半の時間をハルヒと過ごすことができる これもハルヒの力によるところなのか定かではないが、この状況が幸せなのでそんなことはどちらでもよかった 「キョン!部室にいくわよ!」 放課後俺はハルヒと手を繋いで部室に向かう やれやれ、こんな幸せでいいのかね ...
  • 日常の中のサプライズ
    日常の中のサプライズ  すずしい春の日々はあっという間にすぎ、暑い夏の真っ只中。  ずっしりと重い荷物を持ち、俺はうんざりしながら歩いていた。  みあげれば、今日も太陽が元気いっぱいに輝いている。  やれやれ。  ハレるのはかまわないが、気温だけはあげてくれるな。  ルパン三世が、太陽を盗んでくれないだろうか。  ヒートした頭で、そんなとりとめもないことを考えてみる。  のろのろと、ただ歩く。  きれいに晴れわたった空。  よるには、まだ遠い。  うだるような暑さは、まだまだ続く。  がくがくと足が崩れていきそうだ。  くちていく、俺の足……。 「こらぁ! シャキッとしなさい!」  俺の煮え立った思考を、こんな中でも元気いっぱいな団長様がさえぎった。  誰のせいでこうなったと思ってるんだ。  おまえも少しは荷物を持ってくれ。 「何言ってるの? 荷物持ちは、雑用係の仕事でしょ」 ...
  • 涼宮ハルヒの情熱 第3章
    翌日 窓越しに聞こえる雨の音に起こされた俺は、予定時間より早起きしてしまったことを嘆いていた しかし、覚めてしまったものは仕方なく、もう一度寝るのも忍びない、というかもう一度寝るほどの時間もない …と、それは言い訳か 実際は昨日の出来事を思い出した頭の中がお花畑でチーパッパなのだ ―涼宮ハルヒと付き合うという事実 その喜びが、無尽蔵に押し寄せて実は昨夜もなかなか眠れなかった 思わず、今日の朝も早起きしてしまった、ということだ まぁ気を取り直して、外は雨…部室か ちゃっちゃと着替えて早めに行ってみようか ハルヒに少しでも早く会えるかもしれない とかそんなことを考え、心とは裏腹に降りしきる雨なんか気にも止めなかったのだが、今思えば ―雨はすべてを物語っていたのかもしれない そして浮き浮きしながらも淡々と準備を終わらせた俺はとっとと家を出る 久しぶりに登る坂道を越え、文芸部室に到着し...
  • 新米保父さん一樹は大童・〇
    長門さんがくれて、彼が無理に僕につけたピンをポケットに押し込み、 僕は素早く前髪を撫で付けた。 朝比奈さんが湯飲みを取りに棚へ向かい、 涼宮さんは、いつも彼女が座る椅子の横に鞄を投げ出す様にして下ろす。 よし、どちらにも見られてない。 パソコンを立ち上げる前から、涼宮さんは上機嫌にマウスを机の上に走らせている。 クラスメイトの女子と放課後に勉強会をしたそうだが、 はかどったのだろう、うきうきとしているのが傍目にも解る。 いいことだ。 昨夜の閉鎖空間と神人を発生させた悪夢を、 目覚めて数時間経った今でも引きずっている様子は全く見られない。 昨夜、の。 …今更ながら、とんでもない事をしてしまったな、と頭を抱えたくなる。 いや、別に何かあった訳ではないのだが。 しかし、何もなくったって一緒にベッドで寝たのは事実だ。 いや、でもやっぱり何もなかったんだし、 大体あれはお互いの寂しさの波みたいな物が...
  • 虐殺、呪い乃日 第1話
    夏の陽射しがコールタールの地面に吸い込まれ、反射熱で肌が焼かれる中、猫が車にひかれて死んでいた。 頭の柔らかい皮膚がタイヤに剥ぎとられ滅茶苦茶に捩れて、粉砕された頭蓋から離れた場所に飛んでいた。 肝心の頭はどれが目で鼻なのか解らない程に破壊の限りを尽されていて、全てが脳の内容物でヌメり光っている。 蝿の群がる胴体は、集まった鴉の群れについばまれ、肉と呼べる物を殆ど残さずに、鳥のモモ肉の食いカスのような物になっていた。 悲しく佇むながらもその存在感が大きく目を見張らせる赤黒い内臓が、まるで血に染めた巨大な蛆虫の集まりのように見えた。 俺はその骸を充分に眺めてからまた通学路を走った。   後ろから視線を感じる、くだらない授業が六時間続き、また俺にとってくだらない部室に足が向かう。   鈍い音を立てて部室の扉を開くと、部室の中の循環されない空気がムアッと顔にかかり、何気なく苛立たしかった。   ...
  • 涼宮ハルヒのダメ、ゼッタイ 八章
    八章 ………不愉快だ。何だ、この体の芯から湧き上がってくる黒い感情は。 吐き気がしてくる。この暗闇が、他人の家特有の匂いが、目の前にいる男の寝息と寝言が、とてつもなく不愉快。 オレは何のアクションも起こすことなく、その場にしゃがみ込み、ただ呆然としていた。 わかってる、何をすべきかは。オレのやるべきは彼を警察に通報すること… やっとの思いでオレはケータイを取り出した。 だが……… ――なぜ裏切った!古泉ぃ!!―― あいつの言葉が脳裏をよぎり、邪魔をする。オレは…また親友を… 違う!!今回はあの時とは違うんだ!これが最良の……… 突然オレのケータイが鳴りだした。 電話の相手は、さっきから彼が名前をつぶやいている二人の女性のうちの一人。 春日美那……… 「もしもし、古泉くん?ごめん、寝てた?」 「いえ………」 控え目に聞いてくる彼女にオレは吐き捨てるように否定を述べる。 「そう、よ...
  • キョンいじめ 1話
    このままでは毎日が苦痛で埋め尽くされてしまう。 楽しそうな笑い声が響く部室を通り過ぎ、叫びたい衝動を堪える。 叫んだところで俺の声は誰にも届かない。 始まりは些細なことで、恐らくハルヒに放った暴言からだった。どんな暴言かも忘れてしまったが。 そのくらい俺にとっては些細な、悪ふざけの範疇に治まる悪意のない暴言だったのだが 言葉は時に無力で、本当に無力で、人を無力にさせる。無気力にもなる。 古泉に言わせると、ハルヒが望んだ未来が作り出した状況らしく、 国木田や谷口、SOS団のやつでさえ俺を無視、または安全な場所から観測をしている。 朝比奈さんは俺を見ると眉を潜め、何も言わずに立ち去ってしまう。 長門は俺を自分の視界に入れようともしない。会話を試みるが無視されるばかり。 ハルヒも俺を無視し、部室へ近付こうものならあらゆる手段を用いて 俺を排除する。この前は先生を呼ばれ変質者扱いをされた。 無視は...
  • 情報統合思念体の観察日誌2
    遠い昔、はるかかなたの銀河系で・・・・・・。   SHINENTAI WARS(BGM:スターウォーズのテーマ)     主「今日は萌えについて議論を深めようと思う」 穏「頼むから今日は穏便に事を進めてくれよ」 折「先輩!自分メガネ萌えであります!!」 急「うはwwwきめぇwwww今時はやっぱ太眉だろ」 主「はいはいワロスワロス、さぁ次」 思「我思う、ゆえに我あり…ブツブツ」 急「こいつもきめぇwwwまじバカばっかだな」 主「はいはいクマークマー、さて次」 穏「そろそろインターフェースの議論はじめようよ…」 折「先輩!自分和服にも感じるものがあるであります!」 急「ほんときめぇなwwwww太眉長髪委員長最強なんだよwwww」     思念体の夜は更けてゆく…。         朝倉「喜緑さんって、いつもお父さんへの報告しててまじめよね」 長門「……ファザコン」     喜緑さん「(ガ...
  • pure heart
    真夜中のテレフォン    過去にやってきて随分たった、お母さんとお父さんは元気かな・・・・ やっぱり家族にずっと会えないで一人でいるのは寂しい。 そうだ彼に電話をしてみよう、彼ならこの寂しさを紛らわせてくれるから・・・ 「もしもしキョン君?」 『こんばんは朝比奈さん、どうしたんです?』 なぜかわからないけど彼の声を聞くと安心する 「ごめんなさい、こんな時間に電話しちゃって・・・迷惑ですよね?」 『朝比奈さんからの電話ならテスト中だって迷惑じゃありませんよ』 受話器越しに彼の優しさが伝わってくる・・ふと涙がこぼれた 「・・・ありがとう」 『なにかあったんですか?俺でよかったら相談にのりますよ』 彼はいつもわたしのことを心配してくれる、なんの役にもたてないこんなわたしを 「ううんなんでもないの・・・ただキョン君の声が聞きたくなって」 いきなりこんなこと言ったら彼を困らせてしまうことはわかってる...
  • Different World's Inhabitants YUKI~ニチヨウビ(その七)~
        今、俺の前には2人の長門有希がいる。 2人は、何もかもが一緒でまったく見分けが・・・いや、1つだけ違うところがあった。 今さっき玄関から入ってきた長門は、眼鏡をかけている。 つまり、普段は眼鏡をかけていない宇宙人長門が、眼鏡をかけていて、普段は眼鏡をかけている普通人長門が、今は眼鏡をかけていないというわけだ。 ああ、ややこしい・・・・・・。   俺は、2人の長門の顔を見比べた。   眼鏡っ娘長門は、あいかわらず、雪解け水のような冷たい無表情をしている。昔は、液体窒素ぐらいだったな。それに比べると、だいぶ暖かくなったもんだよ。   一方、さっきまで、俺と行動を共にしていた方の長門はというと、俺と目があうと、すぐに目をそらした。そればかりか全身から、こっちを見んな的なオーラを発している。 何だ?やっぱり、さっきの事を気にしているのか?   俺自身も、さっきのタイミングで何故あ...
  • 涼宮ハルヒの情熱 第2章
    第2章 雨で中止になった第2回SOS団花見大会だが、ハルヒはそれほど不機嫌ではなかった それは今、俺の部屋で格闘ゲーム大会を催し、長門と決勝戦を繰り広げる様子や古泉の話からも明らかだ 「そこぉ!」 ハルヒの超必が決まり、決勝戦の幕が閉じる ハルヒが勝ったという結果を残して 長門はゲームをするのは初めてと言っていたが、慣れるにしたがってどんどんうまくなった それでもハルヒにはかなわない どうでもいいが古泉は最下位だった ボードゲームも弱いがコンピューターゲームも弱いらしい 「簡単すぎるわね、もっと難しいゲームはないの?」 ひとしきり優勝にはしゃいだあと勝ち誇ったようにハルヒが言った 「ソフトならそこの棚に入ってる。好きに選べ」 ハルヒがソフト探しに夢中になっている隙をみて俺は長門に耳打ちした 「この雨はいつやむかわかるか?」 すると長門も小声でこたえてくれた 「不明、ただしこの雨により桜の...
  • SOS団の無職13
    前回のあらすじ  なんだか生々しい夢だな、と思ったら実は現実でした。自分はごくごく普通の、一介の男子高校生に過ぎないと思い込んでいたキョンは大ショックです。  ショックではあるけれど、それが事実である以上、目を背けるわけにはいきません。世界の命運がかかっているかもしれないのです。  キョンには理解しづらい理屈をぶつけ合い、討論を交わす古泉一樹と長門有希。  さすがにそんな二人の会話にはついていけないキョンでしたが、なにもついていけていないのはキョンだけではありません。朝比奈さんも全く分かっていませんでした。  でも、議論についていけない人が正しいことを言えないというわけでは、決してありません。むしろ、あまり状況が分かっていない人の方が的を得た発言ができる事もあるのです。     ~~~~~      朝起きた時から本調子じゃなかったのは感じていたが、登校して教室に入っても、授業...
  • 涼宮ハルヒの情熱 第1章
    第1章 ―春休み、終盤 結局俺たちは例の変り者のメッカ、長門のマンションの前の公園で花見をしている …はずだったのだが、俺の部屋にSOS団の面々が集まっているのはなぜだ? よし、こういうときはいつものように回想モード、ON 「我がSOS団は春休み、花見をするわよ!」 ハルヒの高らかな宣言を聞き、俺は少し安心した 春といえばハルヒの中では花見らしい もっと別のものが出てきたらどうしようかと思った ま、原因はさっきの古泉が付き合う付き合わないとか言っていたせいだろう 春は恋の季節と歌った歌があったからな 「お花見…ですか?」 ハルヒの言葉に北高のアイドルにして俺のエンジェル、そしてSOS団専属メイドの朝比奈さんが反応した 「そ、お花見。言っとくけどアルコールは厳禁だからね!!」 アルコール厳禁を宣言するだけなのに何がそんなに楽しいのか、ハルヒの笑顔は夜空に栄える隅田川の打ち上げ花火のよう...
  • 古泉一樹の私情
    今、目の前で得体の知れない巨大な怪物が暴れている。…「神人」。 暴れるたびに周囲の建物が破壊されていく。 初めてこの光景を目の当たりにしたとき、この状況をうまく説明できる言葉は僕の頭脳には存在しなかった。  僕は今、仲間たちと共に、暗闇の中で必死に抗っている。 暗いのはここが真夜中だからというわけではない。確かに時間的には夜。でもここではそんな常識は通用しない。 そう、ここでは常識なんて無用の長物なんだ。 宇宙単位で考えればこんな矮小な存在であるはずの人間。そしてその中でも僕の存在なんてどれだけ小さいものだろう。 そうであるはずの僕にも、ここでは人を超えた力を有することになってしまう。 もう何度目になるのか。だが、ここ数ヶ月で確実に機会は減ってきている。このまま徐々に減り、ついにはなくなってしまえばどれだけの人間が救われることだろうか。 …そんなことを考えいるときでもないか。 ...
  • 届かぬ想い
     耳障りな着信音。僕のつかの間の眠りはそれによって破られた。 「神人」を退治するために機関に所属している以上、  緊急の呼び出しには慣れていたはずなのにスッキリと目が覚めていない事にちょっとした驚きを覚える。  ……でも、真夜中に閉鎖空間が出現――すなわち彼女が悪夢を見る――のは確かに久々だ。 「やれやれ」とは彼の口癖だが、ちょっとくらい拝借しても問題はないだろう。  携帯を手元に引き寄せ、相手をろくに確かめず通話を始める。 『あ、もしもし。古泉くん?』  受話器から流れる声は想像もしていなかった人の物だった。 「はい、古泉です。どうしました、涼宮さん?」  そう、相手は紛れもなく涼宮さんだった。電話を耳に当てたまま時計を確認する。  ……午前二時。ええ、あなたが望むのなら望遠鏡を担いで踏み切りまで行きますよ?  それが僕の『仕事』ですから。でもちょっと非常識な時間ですよね。 『うん、ごめ...
  • 長門有希の憂鬱IV 一章
      一 章  Illustration どこここ    我が社の社員旅行、じゃなくてSOS団夏の強化合宿から帰ってきてからやっと仕事のペースが戻った八月。ゲームと業務支援ソフトの開発とメンテで寝る間もない開発部の連中に気を使ってのことか、俺たち取締役も夏休み返上で出社していた。お盆はどこも営業してないんだからせめて三日くらいは休みをくれと上訴してみたのだが、「社員旅行楽しかったわよねぇ」ニヤリ笑いをしながらのたまう社長にむなしく却下された。俺は合宿でCEOの権利を得たはずなのだが、ハルヒの言う次期ってのが四半期のことを言っているのか営業年度を言っているのか分からず、結局はまだまだ先の話だ。    そういやこの会社に入ってまともな休みはなかった気がするが、それはハルヒが土日にやる突発的イベントのためで、そのほとんどは市内不思議探索パトロールなのだが、疲れ果てた体に鞭打ってまで駅...
  • 古泉一樹の約束
    まだ、僕は死ねないんですよ。     薄れゆく意識の中。     そんな事を思った。     古泉の左手は     赤く、血に染まった。     ◇ ◇ ◇ ◇      太陽が西に傾き、夕焼けの空の下、坂道に二つの影が伸びる。 長門有希と古泉一樹は共に学校からの坂道を降りていた。 秋風が舞い、長門の髪が揺れる。 肌にからみつくそれが少しだけ、心地よかった。 長門の左耳には、銀色のイヤリング。 誕生日など無いと言い張る長門に、それでは今日を誕生日にしてみませんか?と送った一品だった。 長門は、ひそかに気に入っているらしい。 絶対に口にはしないが、身に着けている事がそれの証明だった。 文芸部室へと続く廊下の途中、古泉が「よろしければ、一緒に下校しませんか?」と長門を誘ったのは、SOS団の活動が始まる少し前のことである。 肯定とも否定とも取れない仕草で応えた長門に、急なアルバイトが入らなけれ...
  • サムナンビュリズム-エピローグ-
     あれから一週間が過ぎ去り、日曜日である今日、俺はバス停に来ている。  何故お馴染みの駅前ではないのかというと、そりゃあ俺にだって個人的な用事を済ませるくらいの権利 はあるのであり、そんなことを疑問に思うことすらちゃんちゃらおかしい。今日はSOS団による不思議 探索ツアーなどではなく、俺個人としてのイベントなのだ。  行先は先週と同じ場所。  あの事件の始まりであり、終わりである場所へと俺は向かっている。ここに来るのはこれで通算三回目。 前回は走ってこの坂道を上ったわけだが、今回はそんなことはしない。一応、病み上がりだからな。  山頂には誰もいなかった。こんな天気のいい日に皆何をしてんだろうね。こういうときにこそ、この自 然溢れる緑豊かな山頂公園が有効活用されるべきだというのに。  まあ、天気がいいといっても、その恩恵を与り知れる時間はあとわずかとなっているわけだから、当然 と言えば当然の...
  • 余ったピース・足りない欠片4
    【余ったピース】   二度寝をした朝は、へんに体がだるい、ちゃんとベッドに入って寝るんだった。 時計を確認、時間は大丈夫   威勢良く顔を洗い、夜中の考えを整理する まあ、こんなところかな、今は周をあんまりゴタゴタさせたくない   簡単な朝食をとる 部屋の中に一人え居ると余計なことを考えてしまう なかり早いけど、でかけよう、   随分早く、待ち合わ場所に到着する、さすがにまだ誰もきていない。 街路樹もだいぶ色づいてきたようだ、まだ落ち葉の季節には少し早い   昨晩だした答えをかみ締める どうやって話をきりだそうか 「涼宮さん?」   ふと声を掛けられる、2人連れ大学生か、ラフな感じの着こなし、音楽をやっているのか、 一人はギターもう一人はベースを担いでいる   「文化祭行ったよ、今年のステージもよかったよ、涼宮さん」 あたしのキョトンとした顔に笑いをかみ締めるように2人は続ける   「EN...
  • 涼宮ハルヒの情熱 プロローグ
    雪山で遭難した冬休みも終わり3学期に突入し、気付けばもうすぐ学年末テストの時期になった なのに相変わらず、この部屋で古泉とボードゲームに興じている俺ははたから見ればもともと余裕のある秀才か、ただのバカか2つにひとつだろう どちらなのかは言わなくてもわかるだろ? 先程、俺と古泉に世界一うまいお茶を煎れてくれた朝比奈さんもテスト勉強をしている 未来人なんだから問題を知ることぐらい容易であるように思えるがその健気さも彼女の魅力の一つだ この部屋の備品と化している長門も今日はまだ見ていない 最近はコンピューター研にいることが多いようで遅れて来ることもしばしばだ 観察はどうした?ヒューマノイド・インターフェイス 「最近涼宮さんに変化が訪れていると思いませんか?」 わざわざ軍人将棋なんてマイナーなものを持ってきやがった、いつものにやけ面がもう勝てないと踏んだのか口を開いた 「その台詞、前にも聞いたぞ...
  • 涼宮ハルヒの仮入部~剣道部編~
    シュン・・・シュン・・・ 俺たち剣道部員は現在、竹刀を持って、素振りをしている。 まだまだ新入部員だからな、これぐらいのことしかやらせてくれん。 まあ、まだまだ未熟な俺達だから仕方ないだろ。 ところで、俺の隣には、俺と同じクラスの女がいる。 涼宮ハルヒ こいつはいろんな部活に仮入部してるらしい。 はっきり言ってそれは、けっこう好都合だ。 ちょうどこいつと話してみたかったところだしな。 「おい、お前、吹奏学部に仮入部したか?」 「………」 返事がない。まあいい、 「いや、仮入部したということは知ってるんだ。その情報は掴んでるからな」 そう言うと、こいつはこちらに顔を振り向いた。 今の言葉のどこに、こちらに振り向かせる内容があっただろうか? まさか、ストーカーとかと勘違いされたか? まあいい。話をつづけよう。 「吹奏学部に豊原っていただろ?あいつの部活中の様子を教えてほしい」 俺がそ...
  • お見舞い
    忌々しいテストも昨日で終わり、特に授業が進むわけでも無いのに学校をサボる度胸もない俺は、 視界がボヤけて見える程の暑さの中、学校へ登校した。 テスト勉強に睡眠時間を削った日々が続いたせいもあり、疲労がたまっていた俺は、 早く教室に入って寝てしまいたかった。 果たして俺の後ろの奴が寝かせてくれるかはわからんがな…   まぁそんなことを考えてながら歩いていたわけだが、脚は無意識的に教室へと俺を運んでくれた。   俺はいつも通り遅刻の5分前についたのだが、いつも通りじゃない所が一つあった。   …ハルヒが来てなかった。   正直100%と言うわけではないんだが、大抵俺より早く来ているハルヒが来てないのは少し意外だったな。 まぁそのうち来るだろう…。 俺もこの時は思っていたんだ…。   …キーンコーンカーンコーン・・・   だが始業のチャイムが鳴ってもハルヒは来なかった。 俺はハルヒが来なかったこ...
  • 第六章 ハルヒ、古泉に恋す。
    長門ふたり   第六章 ハルヒ、古泉に恋す。   とある日曜日。僕は長門さんのマンションに呼び出された。何の用事かは 知らされていない。今朝、起きるといきなり長門さんから携帯に電話が入り、 「来て」 とただ一言告げただけで切れた。かけてきたのが長門さんAなのかBなのかは 電話では知りようが無いが、とにかく、呼び出されたからには行くしかないだろう。 マンションの入口で長門さんの部屋のルームナンバーを押し、オートロックの 鍵を解除してもらってからマンションに入る。エレベーターで上り、 部屋のドアをノックして入れてもらう。部屋の唯一の調度であるこたつの右に 長門さんAが左にBが座り、真中に僕が座った。 長門さんAが切り出す。 「あなたの言う通り、わたしたちは彼を共有した」 「助かっています」 「しかし、この状態は問題がある」 「と言いますと?」 「彼の注意のほとんどが涼宮ハルヒに向いている」 は...
  • 長門有希のエロゲ
    放課後の部室にて。 「…これ」 そう言って長門が渡してきたのはなにやらPCゲームだ。 なになに……『妹ぉ、ちゃんとしようよ』って…… なぁ長門。一つ聞いてもいいか? 「なに」 これなんてエロ○? 「妹ぉ、ちゃんとしy」 それは分かってる。俺が聞きたいのはなぜエロゲなのかっていうことだ。 少し悩むように眉を寄せ、長門は俺にこう答えた。 「……私がコンピ研に参加している間にコツコツと作成した」 おい、答えになってないぞ。 「やってみて」 すると長門は俺の前にいつぞやのゲーム勝負で獲得したPCを一台持ってきて、 起動させ、例のエ○ゲのディスクを挿入した。 タイトル画面が出た。 ……って長門?!なぜお前がタイトル画面に?! 「これはあなたが主人公の○ロゲ。私はあなたの妹として登場している。」 おいおい。俺には妹属性無いぞ。 「あなたは自覚していないだけ。あなたの潜在能力には含まれている」 ...
  • 涼宮ハルヒの糖影 承
    「何であんたはメールの返事出すのに4時間もかかるの?信じらんない。」 「だから、晩飯食べた後に寝ることなんてお前もあるだろう」 「はぁ?電話の音もわからないくらいの超熟睡をソファーでできるの。あんたは」 「着信34件はもはや悪質の域だぞ。出る気も失せるのはわかってくれ」 「わからないわよ!あんたあたしがテストでいつもより悪い点とって落ち込んでるの知ってたでしょう!?」 「知らん。俺から見りゃ十分すぎる成績じゃないか。むしろもっと点数寄こせ」 「何よその言い方!あたしの貴重な時間を割いてキョンの勉強見てあげたのにあんた平均点にも到達してなかったじゃない。 やったとこと同じ問題が出たってのに、そっちこそ悪質よ。名誉毀損!!」 「俺は見てくれなんて頼んでない。お前が理由つけて俺の家に押しかけただけだろうが」 「何それ!最ッ低!!」   こんなやりとりがずっと続いた。 朝、HR前の時間。ハルヒとの...
  • Killing me
    僕は愕然としました。 「森さん・・・?今なんと」 「言ったとおりよ。古泉」 「いや、その作戦は・・・あまりにも」 「もう一度言う。橘京子らが所属する機関Bの人間を全て抹殺する事に決めた。」 「な、何故急に?」 「先日の機関の上層部の会議で決めた。機関Bは驚くべき速度で拡大している。」 「ですが、そんなことをして警察が黙っているわけは無いと思いますが」 「警察とはもう話がついてる」 「そんな・・・」 僕は彼女の笑顔を思い浮かべた。 彼女を殺すなんて無理だ。僕には出来ない   ―――――――   僕はあの日死ぬはずでした。 SOS団が解散して急に閉鎖空間と神人の発生が増加してから、数ヶ月が立ち夏休みもそろそろ終わる頃でした。僕は精神的にも肉体的にも限界でした。彼女や他のみんなと同じように、SOS団がなくなって日常に酷く退屈を感じていた僕は、精神的に参っていました。それでも閉鎖空間の発生は止まず...
  • kick start, my heart.
    she loves him.~  俺が住んでいる街は割合規模が大きく、デフォルメされた犬だかよう分からんマスコットキャラを 常時闊歩させておける程の、来場者数と敷地面積を誇る遊園地なんかも経営している。 しかし、冬ともなれば遊園地なんてのは畳半畳分のコタツよりも足を伸ばされない物である。 が、本日はそんな遊園地にハルヒ、長門、谷口そして俺の四人で訪れている。 何故か。その答えに含まれる物の一つは、谷口が長門に対してはっきりしないからだ。 …もっと詳しく言えば、長門はあの消失事件以来、徐々にコスモサイキックな能力を自制し、 段々と人間味を帯びてきていた。そして、谷口と一緒に居る時間が増えてからというもの、 その傾向は先日のバレンタインの時のように態度にも顕著に表れ始めた。 俺は、それはとても良い事なんだろうと思う。相手が谷口なのは、何とも言い難いのだが… まあ近頃の谷口を見る限りで...
  • 情報統合思念体の観察日誌1
    おとうさんへ 今日はキョンくんと図書館に行って、 キョンくんに図書館のカードを作ってもらって、 キョンくんに急かされて他の団員と集合してから帰りました。 報告終わり 主「お前は誰の監視役だよ!」 穏「そ、そういう年頃なんだよ。落ち着け、落ち着けって…」 主「ううぅ・・・・」 穏「ど、どうした!?そんなに飲んだくれて?」 主「それがさ、娘が仕事ほっぽり出して男と一緒になるって言って世界を改変しちまってさぁ・・・」 急「へぇ、それで?」 主「擦った揉んだして帰っては来たはいいんだけど、まだその男に未練があるみたいで、  俺は心配で 『もう仕事はいいから帰っておいで』 って言ったんだよ。  そしたら有希のヤツ、またそいつに泣きついたみたいで、  男が家に来て、娘を連れ戻すなんて許さない! とか言いやがって・・・」 穏「父親ってみんなそうですよ。いい人が出来て良かったじゃないですか」 主...
  • 色んなキャラが出るSS5
    永訣の朝 先生「じゃあ、ここの第二段落から……今日は12月だから12番、読みなさい」 キョン「12は俺か……はい」   キョン「みぞれが降って、表はへんに明るいのだ。あめゆじゅとてちてけんじゃ……」     キョン「……ああ、とし子。死ぬという今頃になって、お前は私を一生明るくするために……この雪の一腕を……私に……頼んだのだ……」   キョン「あ……ありがとう……わ……私の健気な……い、い……妹よ……ううっ……」   ハルヒ「……」 谷口「……」 国木田「……」 阪中「……」 先生「……どうした……? 気分でも悪いのか……?」   キョン「わ、私も……まっすぐに……まっすぐに進んでいくから……!」   ハルヒ「あめゆじゅとてちてけんじゃ!」 谷口「あめゆじゅとてちてけんじゃ!」 国木田「あめゆじゅとてちてけんじゃ!」 阪中「あめゆじゅとてちてけんじゃ!」 クラス全員「あめゆじゅとてちて...
  • 幸せの定義
    「キョンって子供は何人欲しい?」   湯呑みへと液体が注がれる独特の音色を耳にしながら、鼻腔を擽る何とも「和」らしい匂いを感じ碁盤を睨みつける。 暖房器具があろうとも貴金属は一定の温度を保ち、触れればひんやりとしたものを感じさせ、恰も冬らしい冬を演出している。 たまに乾燥した部屋を換気させるために開ける窓から訪れる寒気に身震いするのも、冬の一幕。 各々が変わらぬ、何時もと同じ日常を過ごしている時に、その一言はやってきた。   「なんだその質問は、意図が解らん。」   唐突なのは、別段変わりない事。 その内容は何時だって驚かされるものなのに、その驚かされるという事に慣れているというのは矛盾も良いところだ。   「別に、暇だから。あるでしょ、人生設計みたいなの。」   ただ、今回は驚きの内容も少し勝手が違う。 何というか、ハルヒから驚かされる事は、正常な人間ならば到底理解出来ない理ばかり。 非...
  • 銀河SOS伝説~射手座の光芒~ 
      「このSSは射手座の日の戦いを銀河英雄伝説風にアレンジして、独立させたものよ。何を言ってるか分からない?あたしにも分からないわよ!」 「まあ、そのおかげでオリジナル設定、オリキャラの祭りになってしまったわけなんだが」 「一応銀河英雄伝説を知らなくても読めるはずですが、苦手な方はマッガーレしてください」 「ところで、銀河英雄伝説って何なんですか?」 「久々にワロタ。銀河英雄伝説を知らないとは(AA省略)」 「きゃっ!?」 「ちょっとあんた、みくるちゃんに何すんのよ!」 「落ち着けハルヒ。この方は銀河英雄伝説に出てくる下種…ではなくハイドリッヒ・ラング氏だ」 「はあっ!?」 「より詳しい銀河英雄伝説の情報は こちら をどうぞ。ちなみにハイドリッヒ・ラング氏は先のAAのような人物ではありません」 「実は不肖新川は銀河英雄伝説のアニメに(中の人が)出ていましてな」 「わしもマンションの管理人...
  • 涼宮ハルヒは夜しか泳げない
    自分は世界の中心なんかじゃない。   世界が自分を中心に回ってるなんて考えたことなんてなかった。   でも、まざまざと思い知った。 私は、世界の前では「その他大勢」でしかないんだ。   野球場でのこと以来、世界が違く見えた。   楽しい会話の中で、隙間を感じていた。   クラスの男子が馬鹿をする。 誰かがそれを茶化す。 笑いの輪の中で、ふっと、冷静になる瞬間。   こんなことが、本当に可笑しいのだろうか。 本当に、楽しいのだろうか。   考え始めると、どんどん隙間は広がっていって、 私は話しながら、笑いながら、 遠くからみんなを見る。   私は、どこにいるんだろう。   夜、ベッドの中で布団に隠れて考えてみる。   もしも私がこのまま毛布の中で小さくなっていって、 見えないくらい小さくなって、 消えてしまったとしたら。 この世界はどうなるんだろう。   私と一緒に消えてしまうんだろうか? ...
  • 森園生の電子手紙 2
    「…んっ…ふぁっ…あっ…そうか…」 夢か…既に忘れてしまったが、起きるのが残念な夢を見ていたらしい。 「……おはよう。」 黒猫の縫いぐるみにキスし、私はベッドを出た。   [おはようございます。 昨日の猫のおかげで素敵な夢を見る事が出来ました。]   と彼にメールを打ってみる。朝からは迷惑かも…と思わないでも無いが一通位良いわよね。   憂鬱なはずの月曜日の朝も気分よく過ごせる。恋や愛だのは気の迷い何て言うけど…それ以上に素敵な物だと改めて思う。 などと妄想しても、私達はまだ付き合ってもいないのが現状だ。[片想い中が一番楽しい]なんて何かで読んだ気もするが、やはり好きな相手に遠慮無く好きと言える両想いが私はいい。     っと…考えながら歩いていたら駅を通り過ぎかけた…危ない。いくら気分が良くても、朝から遅刻して上司にブチブチ言われるのは精神衛生上よろしくない。 と言うか倍ムカついて古泉...
  • SOS団のメタボ3
    「そもそも格闘技はウェートが大きいほど有利なものが多いわけだから、体重を減らすというより増やすことを目的としているわけよね。私たちの目的とは逆行しているんだから、格闘技を取り入れたってダイエットになるわけなかったのよ」  などと屁理屈としか思えない言い訳をしながら、前とあまり変わらない体型で涼宮ハルヒは病院から還ってきた。  格闘技っていうか、ダイエットにプロレスを取り入れようという方がどうかしているのだ。そしてアマレスのリングで筋肉バスターを使う方がどうかしているのだ。どうせ筋肉バスターを使いたいのなら、NOAHにでも入団するべきだ。  本気でダイエットのために運動をしようと思うのなら、それ相応の体操などを試みるべきだったのな。ブートキャンプとか。 「はあ? 相変わらず馬鹿なこと言ってるわね。もう1年もSOS団の雑用やってるんでしょ。ちょっとは団内の空気というか、常識を学びなさいよ」...
  • (消失)長門有希のもしも願いが叶うなら 第1章
    第1章 消失前夜 わたしは世界を改変する。そして、改変後すぐに彼によって世界は再改変される。しかし、再改変後の世界がどうなるかは分からない。『再改変後のわたし』が同期化を拒むからだ。なぜ未来のわたしは同期化を拒むのか。わたしはその訳をうすうす感づいていた。 世界改変後に、わたしはいないのではないか。 同期化をすれば未来を知ることになる。当然、わたしの寿命もわかってしまう。 世界改変によって情報統合思念体を抹殺したわたしにそのまま観察者としての役割を任せるとは到底思えない。間違いなくわたしは、処分される。未来のわたしは知られたくなかったのではないか。わたしの最期を。 ◇◇◇◇ 授業が終わると一目散に部室に向かうため、部室に来るのはいつもわたしが最初。そして、2番目に彼が来ることを望んでいる。 今日もわたしが一番。1人、部室の片隅で本を読んでいる。 「やあ、どうも」 二番目...
  • 長門有希の憂鬱Ⅰ一章
    長門有希の憂鬱Ⅰ 一 章 やれやれだぜ。俺は朝比奈さんを待ちながら呟いた。このセリフ、何回言ったことだろう。 ハルヒがSOS団を立ち上げてからというもの、このセリフを吐かなかったことはない。 俺はきっと死ぬまでこの言葉を言いつづけるに違いない。 さて、今年も残すところあと数日だが、年が明ける前に俺は朝比奈さんに折り入っての頼みごとをしなければならなかった。 俺は十日前の十二月十八日に戻らなければならないことになっている。 戻ってなにをするのかと言えば、特別なことをするわけじゃない。 ただ自宅から学校に通って、一度やった期末試験を受けなおさなければならないだけだ。 試験はどうでもいいんだが、考えようによっちゃこれ、百点満点を取るチャンスかもしれないな。 ハルヒに国立を受けろと言われたので、ここで成績アップしといても天罰はくだらないだろう。 本当は俺...
  • 下衆谷口保守 ~うとんじられてホーリーナイト~
     (※ ゲスな谷口が頻発します。下郎になりさがった谷口を見たくない方は、ご注意ください)     谷口「コソコソ」   谷口「だれもいない?」 谷口「ワッショイするなら今のうち」   谷口「これが朝比奈さんのメイド服……くんかくんか」 谷口「ふひひひひ」   谷口「これが長門有希の蔵書」 谷口「……801ばっかじゃねぇか」 谷口「フヒヒヒwwwサーセンwwwww」   谷口「そうです。俺が下衆の谷口でゲス」       谷口「へはあ。涼宮の腕章。涼宮のにおいがする」 谷口「ぶふん。よく見たら副団長って書いてあるじゃねえか」 谷口「ゲスゲスゲス。ゲスでゲス」   谷口「はあはあはあ。朝比奈さんの湯のみ……」 谷口「こ、これは!?」 谷口「涼宮のバニー衣装!?」 谷口「なんとあられもない……。ありがたや、ありがたや」 谷口「………」 谷口「…………」 谷口「せっかくだし、ちょっと試してみるか…...
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