涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki内検索 / 「眠気と休日~キョンと鶴屋さん編~」で検索した結果

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  • 眠気と休日
    ...~キョンと長門編~ 眠気と休日~キョンと鶴屋さん編~ 眠気と休日~長門と古泉編~ 眠気と休日~キョンとミヨキチ編~
  • 眠気と休日~キョンと鶴屋さん編~
    久しぶりの探索のない土曜日。俺は妹とミヨキチを連れて河原に来ている。 なんでも、理科の実験の為の石がどうとか、自然の粘土がどうとか言っていた。 んで「危ないからキョンくんもついて来て~!」だそうだ。 まぁ、確かにヒマ人だが。 そして、河原で何があったかというと…何もねぇ。 俺は、川に足をつけながら何やら石だの泥だのを取っている妹とミヨキチを見ながら、斜面に寝転がっていた。 今日は、見事に眠気を誘うポカポカ陽気。 俺はその陽気に身を委ね、そのまま目をつぶった。   しばらくたつと、不意に目が覚める。俺の側に立つ、二人の人間、逆光でよく見えねぇ。 「おやまっ!やっぱりキョンくんだねっ!!」 この声……鶴屋さん? 「近くから見ると、よく分かりますねぇ……遠くからだと、別人みたいです。」 こっちは朝比奈さんか? 雲で太陽が隠れて、二人の姿が見えた。 ロングスカートの似合う笑顔の眩しい女性と、中くら...
  • 眠気と休日~キョンと長門編~
    今、俺はとても貴重な体験をしている。場所は図書館。 何かって?長門有希が俺の膝の上で寝てるのさ。俺の考えた作戦がこうもハマるとはな。 軽い解説をしてみようか。 昨日、うちの親は所用で親戚の所へ泊まり行くことに。 俺と妹が留守番の予定だったが、俺は谷口と一緒に国木田の家に泊まりに行く予定があったわけだ。 つまり、妹を誰かに預けなければならない。…そこで俺は考えた。 妹を預けると確実に一晩中遊び続けるだろう。つまり寝れない。 宇宙人は寝なかった時、どんな状態になるのか!! とまあ、チャチな実験番組のようなことをしようと思ったわけだ。 長門は妹を快く受け入れて、見事に寝ることの出来ないまま、集合場所にきた。 まず、変化が見られたのは午前中。俺はハルヒと長門と三人になったのだが……長門が石につまづき「……あ。」などと声をだしたり、俺達二人に歩くスピードで遅れを取ったりしたわけだ。 ハルヒもさす...
  • 眠気と休日~キョンとみくる編~
    今日は土曜日。もちろん恒例の探索がある日なのだが……失態を冒してしまった。 昨夜、新作のゲームを買ってきた妹に、 「キョ~ンくんっ!!これやるの、付き合ってよ!明日は休みだからいいじゃん!」 と言われ、付き合ってるうちに綺麗な朝焼けを見たというわけだ。 ちなみに、妹は横でぐっすりと眠っている。顔に落書きでもしてやるか?……いや、やめとこう。 ちなみに、集合は9時、現在時刻は7時15分。 間違いなく寝たら遅れるな。 しょうがない、たまには一番に行くのもいいか。 俺は着替えを済まし、顔を洗って、自転車を使わずに集合場所に向かった。 ちょうど8時。 まだ誰もいないだろうな……って居た。 文庫サイズの小説に目を落としている少女、長門有希だ。 「おう、長門。早いな。今日こそは一番だと思ったんだがな。」 「………そう。」 何が『そう』なんだと聞きたい所だがスルーしておく。 「お前、いつもこのくらいの時...
  • 鶴屋さんとキョン
    ストーブを持って部室へ帰ると、そこには誰もおらず、机の上にメモと鍵が残されているだけだった。   どうやら先に帰るから部室に鍵掛けてくれってことらしい…随分薄情な団長だな、おい。誰か一人くらい残って待っててくれてもいいじゃないか。まぁ雨足も強くなってきて、さっさと帰りたい気持ちはわからんでもないが。   と考えつつ、俺は下駄箱で靴を履き替え、外を見ていた。しまった!傘がない…。 雨が止むまで待とうにも、いっこうに止む気配がない。むしろ激しくなってきている。   「参ったな……これじゃあ帰るに帰れないぜ…」   しかしずっと立ち往生しているわけにもいかないので、濡れるのを覚悟して学校を出ようとすると   「おやっ?そこにいるのはキョン君じゃないかい?」   振り返るとそこには、鶴屋さんがいた   『鶴屋さん?どうしてここに?』   鶴屋さん「ぐ~ぜんさ~。ところでキョン君、うszhぢおhう...
  • 古泉くんと鶴屋さん
    「ねえキョン、古泉くんの恋人が誰だか知ってる?」 それは多分朝の何気ない会話の時の出来事だったんだろう。 ハルヒが突然切り出した、衝撃的な話題。 おかげで俺は今日のそのときまでの会話をさっぱり忘れてしまった挙げ句、これ以上無いくらいの呆れ顔をハルヒに晒すことになってしまった。 「……はあ?」 「あら、あんた、知らないの? ていうかあんた今凄く間抜けな顔しているわよ、まあそれはどうでもいいことだけど」  どうでもいいならわざわざ言うな。 「知らないも何も、古泉に恋人が居るなんて初耳だぞ」 古泉に恋人か……、改めて考えてみると、ちっとも想像がつかないな。 ハルヒ、それはおまえの勘違いじゃないのか? 「失礼ね、ちゃんと本人に聞いたのよ」 ……ハルヒが言うには、今週末の市内探索に関する相談をしようと電話をしたところ、先約があるので断られたとのことだった。 態度がちょっとおかしかったので問いつめたと...
  • みくると鶴屋さん
    ~朝比奈宅・夜~   prrrprrr ピッ   みくる「はい、あさひn」   鶴屋「みっくる~!!」   みくる「ひゃっ!つ、鶴屋さんですかぁ?」   鶴屋「そうさ!鶴屋ちゃんさ!」   みくる「聞こえてますから、あんまり大きな声出さないで下さいよぉ」   鶴屋「ん?そうだね、ごめんよ」   みくる「もう、驚いちゃいましたよ?」   鶴屋「あはは」   みくる「それで何のようですかぁ?」   鶴屋「可愛いみくるが暇してないかなぁ、と思ったんだよ」   みくる「ふふ、なんですかそれ?」   鶴屋「それとも男でも連れ込んでる最中だったかい?」   みくる「お、お、お、男の子なんていませんよぉ~!」   鶴屋「冗談だよ冗談!全くみくるはいいリアクションしてくれて助かるよ~」   みくる「ひどいですよぉ」   鶴屋「ところで何やってたんだい?」   みくる「いまさっきお風呂からあがったんで、髪...
  • 鶴屋さんと笑顔とお茶
    「やっぽー、おっじゃまするよーっ」 朗らかな声と共に部室に登場したのは我等がSOS団名誉顧問、鶴屋さんだった。 「ありゃ、キョンくんだけかいっ?」 部室に入るなり辺りをキョロキョロと見回しながら鶴屋さんは聞いてきた。 「ええ。あいにくと今は俺だけです」 「そっかー。ちょろんとおじゃましてもいいかなっ?」 「ええ、どうぞ。お茶も出せませんけど。」 「あっははっ。いいよいいよ。そだっ、あたしが入れてあげよっか?」 「え? そんな、悪いですよ。」 「いーのいーの。あたしが飲みたいだけなんだからさっ。遠慮しなさんなっ!」 そう言って鶴屋さんはいそいそと薬缶に水を注いでコンロにセットし、火を点ける。 「キョンくん、お茶っ葉はっ?」 「ああ、こっちですよ」 俺は言いながらいつも朝比奈さんがお茶っ葉を入れている棚へと近付き、戸を開けた。 「鶴屋さん、これ――」 「うん? どれどれ」 「うぉあっ!?」 驚...
  • 鶴屋さんとキョンの展開
    「鶴屋さん」 「なんだいっ!?」 「その…なんというか…鶴屋さんってかわいいですね」 「どうしたんだいキョンくん!!!は…恥ずかしいにょろ」 「鶴屋さん好きだ」 「キョンくんホントにどうしたんだいっ!?」 「いや…なんでも…ありません」 「キョンくん!うちもキョンくんのことめがっさ好きだよっ!!!」 「は…はい…」 「……」   END
  • 鶴屋さんの隷属 後編
      さて、入浴も済んだ俺達が居間に向かうと、そこには出来立てで湯気を立てているご飯が当然と並んでいたりする。 しかし、人の気配は俺達以外には全くしない訳で。取りようによってはちょっとしたホラーだな、これ。 で、夕食を食べながらの会話である。 「ところで、鶴屋さん?」 「んっ? なんだい、ご主人様っ」 「その……俺の家族は一体どこに行ったんですか?」 ここぞとばかりにずっと気になっていた話題を切り出す。俺だって、けっして鶴屋さんの痴態に目を奪われていたばかりではないんだよ。 朝倉に襲われた時ですら冷静だったと一部で大評判だしな。情に厚いってのも、自覚は無いが評判らしい。 ま、俺でなくとも誰だって家族の事くらい、心配するだろうさ。 ……無いだろうけれど、もし万が一鶴屋家黒子部隊によって軟禁されてたりしたら困るしなぁ。 「ご主人様のご両親と妹ちゃんは同じ町内にプチお引越しして貰ったにょろよ」 「...
  • 鶴屋さんの隷属 前編
      さて、これから俺が語るのは突拍子の無い事である。だからして、ちょっとでも違和感を感じたらすぐにプラウザバックで前ページに戻って頂きたい。 なんで、こんな書き出しで始まるのか? 決まっている。万人受けする話では、コイツは絶対に無いからだ。 そして、これまた唐突だが……皆様はメイドとか、奴隷とかは好きだろうか? ……俺だってこんな質問はしたくないし、する趣味は無い。だがしかし、こいつはこれから始まるお話にとって、非常に大事な設問であることをどうか理解して読み進めて頂きたく思う。 そんなこんなで質問に立ち返る。 皆様はメイドとか、奴隷とかは好きだろうか? イエスとか、大好物だとか言った、そこのアンタはこのまま読み進めて頂いて構わない。お友達にはなれんだろうが、今回の話に限っちゃアンタみたいな人が一番の読み手であろう。 ……谷口辺りが光速で食い付きそうな話題だな。俺、なんでアイツと友達や...
  • 鶴屋さんの憂鬱
    「ねぇねぇ。キョン君はハルにゃんの事どう思っているんだい?」 「へ?」 初めて昼食を誘われて何を言われるかと思っていたら予想外の質問。 「どうって・・・・・まぁ、厄介なことを飽きもせず持ち込んでくるトラブルメーカーですかね」 興味津々に俺の顔をジッと見つめてくるから弁当に手が付けられない。しかも珍しく真剣な顔だから余計に困ってしまう。 「なるほどなるほど。じゃあみくるとかは?」 とか?とかってことは長門も入っているのだろうか。 「朝比奈さんは素晴らしい先輩ですよ。長門は・・・・・・どうなんですかね。よくわかりません」 「ほほう。と言うことはみくるが有力候補にょろね」 なににですか。 「キョン君の彼女にさっ」 ごふっと緊張を抑えようと飲んだ烏龍茶を危うく噴出しかけた。 「な、なんてこと言うんですか!」 いつもの笑顔になっているってことは冗談だったのか?悪気は無いともとれるな。とりあえず笑顔...
  • 鶴屋さんのおかげ
    ガシッ 突然に肩をつかまえられた。後ろをむくと……知らない人。私の名前を呼び、意味不明なことを言っている。 怖い……… 私が怯えていると親友の鶴屋さんが助けてくれた。 「きみぃ、みくるファンクラブの子ぉ?こういうことは早過ぎるんじゃないかなぁ?」 鶴屋さんは頼りになるし、とても楽しい人でいつも笑っているのに、この時はとても怒っているようだった。 「朝比奈さん。胸のここんとこに星型のほくろがあるでしょ?見せて下さい!」 男の人が変なことを聞いてくる。 私は恥ずかしくて走って逃げてしまった。鶴屋さんをおいて…   なんでほくろのこと知ってるんだろぅ? もしかしてストーカー? そんなことを考えていると、鶴屋さんが追い掛けてきた。 「待ってよ!みっくる~」 「いやぁ、散々だったねっ。気にしちゃだめだよっ!みくるは笑ってるのが1番可愛いにょろよ」 やっぱり鶴屋さんはやさしい………あれ、なんだろ?こ...
  • 鶴屋さんと古泉
    「ここはカメラ屋……というよりも写真屋ですか」 文芸部部室から半ば強引に連れ出された古泉一樹がたどり着いた場所は、大手のカメラ メーカーが運営を委託しているような店とは違い、建物の造りも古風な個人経営の写真屋 だった。   店先に飾られた人物写真や風景写真は、店主の写真好きが高じて店を開いた……そんな 雰囲気が漂っている。今ではひとつの街に一件あるかないかというその場所に彼を連れて 来たのは──SOS団のメンバーではなかった。   「さっすが古泉くんっ! いやぁ~、物わかりがよくて助かるよっ!」   はっはっはーっと笑いながら、こんなところまで古泉を連れてきた張本人の鶴屋は、い つものハイテンションを維持したまま、「じゃっ、行くよーっ」と宣言して写真屋の中に 突撃していった。   鶴屋がこの店にどんな用事があるのか、いまだに分からない。そもそもどうして自分が ここへ連れてこられたのかさえも...
  • 眠気と休日~長門と古泉編~
    午前7時半。 わたしはいつもの喫茶店に向けて歩いている。しばらく前の探索の日は危うく《キョン》に後れを取ろうとしたため、これまでより15分早く出ることにした。 いつもとは少し違う風景、出会う人も少し違う。新しい発見、時間をずらして移動するのも興味を持った。 グラウンド、大人の人間が集まって何かしている。 あの時の……《野球》だ。 遊撃手の人だけ、一際若いようだ。わたしの目は、その若い遊撃手の動きを追っていた。 朝日に照らされながら、軽快にボールを捌く彼は、とても引きつけられる。興味深い。 しばらく立ち止まって見ていると、試合も終わり、一人だけ着替えを済ませた遊撃手の人がこっちに来た。 「………あ。」 驚いた。さっきまで、わたしが目を奪われていた遊撃手の彼。 彼は副団長、古泉一樹だった。 「おや、長門さん。お早いですね。」 彼が話しかけてくるのに頷いて答える。 「どうせですし、一緒に行きまし...
  • 【鶴屋家物語】
    『鶴屋家物語』   祇園精舎の鐘の声   諸行無常の響きあり   沙羅双樹の花の色   盛者必須の理をあらはす   おごれる人も久しからず   ただ春の世の夢の如し   たけき者も遂には滅びぬ   偏に風の前の塵に同じ   「鶴屋ホールディングスの上半期計上利益は前年度の約600億円を大きく下回り約30兆円の赤字を…」 「鶴屋HLDとその関連銘柄は鶴屋HLDの上半期における赤字発表を受け、連日のストップ安に…」 「鶴屋HLDの経営悪化について速報が入りました。同社は先程、本日付けでの現経営陣の退陣を発表し…」 「鶴屋HLD及び関連株暴落の反動により買収を主にした外資が集中しており…」   1 【俺】鶴屋HLD暴落【オワタ】(1001) 3 鶴屋株を買っていた香具師で樹海オフ(1001) 4 【練炭】鶴屋株1万株を買った俺は負け組【樹海】(1001)   「速報です!鶴屋ホールディングスは経...
  • バカップル日記―いじわるキョン×鶴屋さん―
    「いっやー! めがっさ待たせちゃったみたいだねっ、ごめんっさ!」  待ち合わせ時間の30分後か。ようやく鶴屋さんは現れた。 「遅すぎです……」 「ほんとごめんねっ! ……あれれ? 本気で怒っちゃったかな?」  今の俺の顔は相当、不機嫌顔になっているだろうな。ここは一つ、面白そうだから怒ったフリをしておくか。 「当たり前です。今日のデートはやめにしましょう」  さぁ、どう出るかな。もちろんデートを中止にするつもりなど毛頭ない。 「ごめんなさい……」  なんと! 真面目に謝る時はしゃべり方が普通だ。これは新鮮だな。 「……なんてねっ! キョンくんも怒ってないのが丸分かりさっ。お姉さんを騙すならもっと演技の練習をするにょろよっ!」  ……やられた、一枚も二枚も向こうが上手か。  そういうことなら……今日のデートの中で絶対に一泡吹かせてやる。  驚いた顔か、やられたって顔を見たら俺の勝ちだ、いいな...
  • 鶴屋少女の孤独 SIDE.B.「畏怖」
    恐れるもの   怖れるもの   自らを蝕む自らの鎖   誰しもが持ち、誰しもが嫌うもの   そしてそれゆえに、決して逃れられないもの              - 鶴屋少女の孤独 Side.B -   ……… …… …   静かに繋がれる手   二人で歩く夕焼けの道 互いに何も話さない 話さなくても、わかっている 俯いたまま、いつもと違う鶴屋さん   今更ながら恥ずかしくなってきた だけど、その手を離すことはできなかった 鶴屋さんが俯いててよかった 多分今俺の顔は真っ赤だろうから   「鶴屋さん、つきましたよ」   無情にも、時間は過ぎていった 昨日もここで別れた もうすぐ鶴屋邸だ 俺はその事実を俯いたままの鶴屋さんに告げる   残酷だろうか? そんなわけない 明日になったら皆と会える   だけど、鶴屋さんは手を離さずにじっと俯いたままだ むしろ、俺が声をかけたことにより...
  • お題+他 目次
    トリップ ◆1/dtGJfhU6.F ◆TZeRfwYG76(企画用) ◆Yafw4ex/PI (旧トリップ仕様)   以下のSSは全て文字サイズ小の環境で編集しています 背面が灰色になっているSSがあるのは仕様です(等幅フォントを使いたいので書式付き設定)     更新SS  11/22 未来の古泉の話   11/6 簡単でおいしい!おかずレシピ「キョンの夕食」 7食目 「ふわふわ」「天麩羅」   10/25  罪の清算 「朝比奈さん大活躍(微糖)」 「かんざし」 「時限爆弾」 言いたい事は言えない話         停滞中の連載SS   甘 1 甘甘 2 カカオ → IFエンド 「これもまた、1つのハッピーエンド」 注意! 欝展開あり 3 甘甘甘 4 HERO  5 「お酒」「紙一重」 *微エロ注意     森さんと古泉の話  カプ:森古泉 注意! 森さんのキャラがオリジナル設定...
  • 本命は誰だ
    私はキョンと付き合いだしてから三ヶ月になる。 告白したのは私。キョンによく我が儘を言うからOK貰えるなんて思ってなかったの だから勇気を出してみて本当に良かったと思ってる。 付き合い出してからの毎日は楽しいわ。まるで人生がかわったみたい! ・・・ただ一つだけ問題があるの。 三ヶ月付き合っててもキスで止まっちゃってるってこと。 私はもっとガンガン先に進みたいのに・・・。 もちろんそんなことキョンには言えないけどね。 あ、もう部室に行かなくちゃ   「ごめーん!!掃除当番だったから遅くなっちゃったわ」 私はいつもどおり勢いよく部室の扉を開けた 「すす涼宮さん!?い、今お茶いれますね」 ・・・驚いたのかしら?みくるちゃんらしいわねと思いながら私はキョンに話しかけた 「あれ?アンタとみくるちゃんだけ?」 「あぁ、古泉と長門は掃除当番だ」 「ふーん」 随分素っ気ない会話だけどそれは仕方ない。 だって...
  • 幸福な鶴屋さん
    幸福な鶴屋さん 幸福な鶴屋さん ふたつめ 幸福な鶴屋さん みっつめ 幸福な鶴屋さん よっつめ 幸福な鶴屋さん いつつめ 幸福な鶴屋さん むっつめ 幸福な鶴屋さん もう、げんかいです 幸福な鶴屋さん やっつめ 幸福な鶴屋さん ここのつめ 幸福な鶴屋さん とお 幸福な鶴屋さん じゅういち 幸福な鶴屋さん じゅうに 幸福な鶴屋さん じゅうさん 幸福
  • 鶴屋の湯
    『鶴屋の湯』 「へぇー、そうなんですか、給湯器がこわれちゃったんですかー」 「それで銭湯にでも行くかってね……」 「え、せんとう、って? お風呂に入るために戦うんですか?」 「いや、あの……」 目の前で、大きな瞳をさらに大きく見開いて、疑問の渦でうるうるさせている、愛らしい上級生に対して、俺はどう反応すれば良いのか、すっかり迷ってしまった。ひょっとして、いやひょっとしなくても未来から来た女神様は銭湯がなにかをご存じないらしい。 放課後の部室はすっかり憩いの場だ。机をはさんで向かい側の古泉も、目を細めて俺と朝比奈さんのやり取りを見つめている。長門は、うん、まぁ、あえて描写するまでもないな。 「あの、銭湯っていうのはですね……」 と、説明しかけたところで、団長席でハルヒと一緒にモニタを覗き込んでいた鶴屋さんが頭を上げた。 「おや、みくるは銭湯を知らないのかい?」 今日は珍しく鶴屋さんも...
  • 鶴屋少女の孤独 SIDE.A.「笑顔」
    些細なこと   そう、それはとても些細なこと   誰しもが感じること   誰しもが思うこと   そして誰しもが乗り越えてきたこと   それが、当然のこと             - 鶴屋少女の孤独 -   ……… …… …   SOS団が立ち上がってもうどれぐらい立つっけ 唐突にそんな疑問が頭をよぎった 一年生のときに立ち上げたSOS団   涼宮ハルヒによって作られ、そしてオレを未知の世界へとひきずりこんだSOS団   万能で完璧かと思いきやたまに弱みがちらつく無口で無垢な宇宙人 守ってあげたくなるような言動と意外としっかりした芯を持つ未来人 いけすかない笑顔と共にいつだってそこにいてくれた超能力者   そして世界をわがままに変えてしまう手のかかるお嬢様   暑い季節が迫る オレ達が出会ってから、一年以上の月日が流れていた   窓から差し込む陽の光を背中に浴び、オレは長門し...
  • キョン×鶴屋さん
    キョン『あ、鶴屋s…』 鶴屋さん『やーあキョンくんッ☆ 全ッ然変わってないねー!!』   …相変わらずなハイテンションだな。 高校を卒業して3年後、俺は同窓会に出席し、 とある居酒屋で旧友と杯を交わしている訳だが… 久しぶりに会った鶴屋さんの方こそ全く変わっていない。   キョン『卒業式の打ち上げ以来だから2年半ぶりってとこですかね。』 鶴屋さん『えーッ、もうそんなになるのかー!! その後どうにょろ??』   まだにょろにょろ言ってたんだ、この人。 まぁ高校時代、俺は密かにこの にょろ に萌えてた訳だが。   キョン『今は普通に大学に行ってますよ。、ハルヒと同じ大学にね…(苦笑』 鶴屋さん『あー、谷口くんから聞いたよソレー☆ まさに運命ッて感じだねーッ☆』 キョン『ははは……』   ハルヒ『ちょっとーキョンっ!? 今私の話しなかったー!?』   その時後ろでハルヒの声がしたが──えーい、聞...
  • その他短編置場
    他の短編ページに含まれないジャンル、その他の人たち、オリキャラが出てくる短編   1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25   26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50   51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73     『涼宮ハルヒの怪談』 情報統合思念体の観察日誌 涼宮ハルヒの歌集 灼眼の古泉 天災 君のいない部室 グラップラーハルヒ 鶴屋さんの奮闘 黒鶴屋さんの陰謀 最強の異世界人 長門の戦い~熱戦!激戦!超決戦! 1000取り合戦 谷口の日常 涼宮セルヒの憂鬱 谷川流の暴走 神聖モテ...
  • 長編・未分類
    ここは特定のキャラが主役ではなかったり、自分ではどのキャラに入れればわからないという人の作品を置いてください。   未分類無題2 未分類無題3 未分類無題4 未分類無題6 未分類無題7 未分類無題8 いわゆるひとつのエンディング 二人のハルヒ ハルヒと古泉 ~Chat Of Fire~ ハニカミ 二人三脚 H・M・N 三つ巴戦争? キョンvs古泉 主役は長門×古泉 HARUHI FANTASYⅧ ちょっと変わった日常 埋めといたわ 3人娘とキョン チェンジ ふぁいなるふぁんたじー 涼宮ハルヒのすき焼き 温泉症候群 すき焼き別ルート SOSは終わらない 俺達がいた世界へ 涼宮ハルヒの真剣勝負 高校生クイズ SOS団コント SOS団の旅行 大岡裁き SOS団にようこそ! 涼宮ハルヒの期待 君が望む憂鬱 涼宮ハルヒ大外伝 涼宮ハルヒの童話~マッチ売りの少女編 ハルヒの幸せとは? 涼宮ハルヒの...
  • キョンにゃん、或いはネコキョンの可能性
             退・屈。  そうとしか形容の仕様が無い一日も、もう半分が過ぎている。無意識的に口を尖らせていたのに、今更気がついた。  今は昼の休憩時間、いつもであれば直ぐに学食へ行って今頃あたしのお気に入りのメニューの半分が胃と言う名の一つの消化機関い収容されている頃だけど、今日に限って財布を忘れたらしく、それに気がついたのは食券を買おうとしているところ。勿論、お腹も空いてたからその辺の適当なヤツから借りようかとも思ったけど、ふと良い事を思いついた。  丁度良い口実があるのだから、目の前の席に座っているあたしの部下、キョンの弁当でも貰ってやろう。  確かキョンの食事のペースはあたしに比べて遅いはず。それに、今日のキョンは調子が悪そうだった。あたしが話しかけたり背中を触ったりすると異様にビクッて反応してたり、日直だったあいつの頭にチョークの粉がのってたから払った時、顔が凄く赤かっ...
  • エロキョンの暴走
    夏休み前の、いつもと変わらない日のことである。その日、俺の体は普通の状態では無かった。 長いオナ禁の最中、授業中もビンビンのその怒張はクラスメイトの目を釘付けにし、変な目で見られていた俺だが、 何故オナ禁をしていたのかなんてことは今になってみれば瑣末な問題にすぎないのでここでは割愛させていただく。 糞つまらない授業も終わり、いつも通りに部室に来ると、彼女はいつも通りにそこに座っていた。 長門有希・・・彼女が人間では無いことは身をもって知っている。しかし、少し開いた窓から灌ぐそよ風に揺れるショートカットヘアー、 見つめていると吸い込まれそうになる漆黒の瞳は、既に理性を失いつつある俺を覚醒させるのには殺人的なほど充分であった。 キョン「イイイヤッホホオオオオァァァァアアアッー!」 長門「・・・・・!」 ドンッ 細い腕を引っ張り、机の上に上半身を押し付ける。 キョン「今からお前を犯すッ」 長門...
  • 鶴屋少女の孤独 SIDE.C.「欠片」
    どうして人は後悔するのだろう 過ちを冒すからか   どうして人は泣くのだろう 自らの非力のためか   どうしようもないこと それは誰にでもある   ただ、贖罪することは誰にもできない 背負って、前へと進まなきゃいけない   そう、他でもない 自らのために             - 鶴屋少女の孤独 -   ……… …… …   どこまでも続く原っぱ 風が吹くたびに揺れる草の絨毯 雲一つない青空 とても澄んだ心地よい風   鳥も虫もいない ただ俺だけが立っている   ここは一体どこなんだろう? ふと頭に浮かぶ疑問   どうしてこんなところにいるのだろう? ふと心に刻まれる疑問   記憶をたどる   しかしまるで頭の中が空っぽのようだ 何も、何一つ思い出せない   ただ、ここはとても居心地がいい ずっと、ここにいたい気分だ   俺は、昼寝をするように原っぱに寝転がった   ...
  • 鶴屋少女の孤独 SIDE.D.「明日」
    俺がずっと傍にいましょう あなたが笑顔でいるために   俺が一緒に泣きましょう あなたの畏怖を和らげるために   俺が共に歩みましょう あなたの欠片を知るために   あなたのために、そしてなにより自分のために 共に今を歩き出しましょう   あなたと明日を迎えるために             - 鶴屋少女の孤独 -   ……… …… …   退院の日   再び全てが始まる日 そして全てを取り戻すために歩き出す日   明日から学校だ だから鶴屋さんと会える時間も少なくなる   「今日は、もう行かなきゃいけません」 昨日、わずかに感情を取り戻した鶴屋さんに伝える 鶴屋さんはじっと俺の瞳を見つめる 「また、明日来ますから」 会えなくなるわけじゃない、ただ会える時間が減るだけだ そうやって約束して、俺は部屋を出て行こうとする 後ろ髪をひかれる想い、というのはこういうことを言うのだろう...
  • キョンとハルヒの入院生活
    さて、今現在俺はとある病院のベッドに寝ている。 左腕と左足はガッチリとギプスで固められており、当たり前だが全く動かせない。ある意味左半身不随である。 と、ここまで表現すればもう俺が左腕と左足の骨を折ってしまったということは理解していただけるだろう。 とりあえずここまでの経緯を簡単に説明することにする。   事の始まりはハルヒが階段で足を滑らせたことだった。 ハルヒより数段下にいた俺はハルヒの悲鳴に驚いて後ろを見た瞬間に足をすくわれ、 そしてハルヒもろとも下の階まで転がり落ち、気付けば腕と足がポッキリと逝っていたというわけさ。 そりゃまあ、怒りの感情も少しは湧き出てきたが、あのハルヒに泣いて謝られたら誰だって許さざるを得ないだろう。 ただ、ハルヒも右足を折ってしまい、同じ病院に入院している。いや、同じ病院と言うと範囲が広すぎるだろうか。   「ねぇキョン、暇なんだけど、なんかおもしろいことな...
  • 少女達の放課後
    私は今、鶴屋さんの家にお邪魔させてもらっている。 なんでかって?今日はセールやってるお店が多かったからSOS団の活動は休みにして みくるちゃん達と買い物に行ったの。 それでその帰りに鶴屋さんの家に来て色々と話してるわけ。 ちなみに居るのは鶴屋さん、みくるちゃん、有希、私。 そして話題は… 「それでみくるその後どうしたの?」 「もちろん断りましたよ。知らない人だったし…。 そ、それより鶴屋さんはどうなんですか?」 告白したとかされたとかっていう話。 でもここにいる四人は告白されたことしかないみたいだけど。 「断ったよー。いくら優しそうな人でも知らない人とは付き合えないさ。 ハルにゃんはどうなんだい?中学生の時色んな人と付き合ったって聞いたけど」 アホ谷口ね。鶴屋さんに何喋ってんのよあいつ。 「別に。全員普通過ぎてつまらなかったわ。」 「高校に入ってから気になる人とかいなんですかぁ?」 みくる...
  • 3月14日の出来事
    この話は2月14日の出来事の続編です  「みくるちゃん、有希、行くわよ!」 「えっ。行くって何処へですか?涼宮さんはこの暗号解ったんですか?」 「いい、みくるちゃん。こんなのは行きながら考えるの。 立ち止まって考えるなんて時間の無駄なんだから!」 そう言うやいなや、涼宮さんは朝比奈さんを彼の自転車の後ろに乗せてから自分も乗り、僕の自転車に乗った長門さんを引き連れて 鶴屋家を出発してしまいました。 それを見送った後、僕の家に置いておいたプレゼント取りに行くために、 僕と彼もまた鶴屋家をあとにします   今日は3月14日。所謂ホワイトデー。そして本日のSOS団のイベントは、 ホワイトデーの贈り物を探すオリエンテーリングと言うわけです。 内容は、まず彼が涼宮さんたちに次の目的地のヒントが書かれた暗号文を 渡します。涼宮さん達はその暗号を解き次の目的地に行き、 そこに行った証拠として写メールを涼...
  • Remedy of love
    おれはやっぱりこの季節が嫌いだ、しかも風邪なんかひいた日にはもう震えは止まら ないし鼻水は溢れるしどうしようもない。 「ちょっとあんた大丈夫なの?」 こいつが心配してくれるとはめずらしいね、それほどおれの見た目がひどかったんだろう 「・・・ああ死にはしないと思う」 いや下手したら死ぬかもしれない・・・死ぬ前に押入れの奥の物品を処分しなくては    やっと帰りのHRが終わった 「すまんな・・・今日は部室に行けそうにない」 朝比奈さんのお茶を飲んでも回復できそうにないからな 「送っていこうか?」 妙にやさしい・・・そーいえば長門が倒れた時は 嬉しそうに看病してたしな・・・しかし今はなにより静かに睡眠をとりたい 「いや一人で帰れるから心配するな・・・じゃあな」 心配そうな顔でこっち見るな・・・お前には似合わないぜ とは言ったもののやばいな、無事に家にたどり着けるだろうか。 校門をくぐり坂を下って...
  • 国木田少年の純愛
    出会いは一期一会。恋愛だってそうだ。 谷口と二人でナンパを続けるような毎日に変化が起こったのはひょんなことからだったんだ……。   入学して、一年とどのくらい経ったかな?まだけっこう寒い春の日だった。 寒さのせいか、ちょっとだけ頭が痛い。 僕は何にもない日常につまらなさを覚えつつも、その日の学校生活を昼まで終えていた。 「国木田よぉ、今日も行くよな、な!?」 僕にいつもこんなことを言ってくるのは谷口だ。 ナンパじゃ連戦連敗。たまに成功したかと思うと一週間も経たないうちにお別れ。 まったく学習能力は無いけど、憎めない親友だ。 「谷口、いい加減に国木田を引き摺り込むのはやめろ。こいつはお前と違って頭もいいし、意外とモテるんだぞ」 こっちはキョン。中学からの親友で、僕をいつも援護してくれたりする。 涼宮さんというとんでもない人に捕まっているけど、少しだけそれが羨ましい。 何故ならキョンの学校生活...
  • 買い物日和
    この話は3月14日の出来事の続編です  今はゴールデンウィークが終わり、後2週間もすれば梅雨に移るかと 言った所の5月の中ごろです。 新学期が始まってからというもの、世界が分裂しかけたり、 長門さんが雪山に引き続き倒れたり、その長門さんを助けたことにより 機関の反感を買い危うく転校させられそうになったり…、 そのような非日常な出来事から、鶴屋さんの家での花見大会第2弾のような日常的な出来事までイベント目白押しだったわけですが、 それらもひと段落して、僕ははおそらく束の間であろう平穏な時間を 満喫していました。   そんなある日のことです、 「いよいよ明日だねっ。今から待ち遠しいよ!」 今、僕は鶴屋さんと電話中です。ホワイトデーの1件以来、毎晩鶴屋さんに 電話するのが僕の日課になってまいす。 「そうですか。そんなに楽しみにしていただけると僕も嬉しいですよ。」 「おっと、もうこんな時間だっ...
  • dearest
    K×H  大学一年生のクリスマスの日、あたしはキョンから一つのペンダントをもらった。  それはキラキラと輝く宝石のついた、シンプルだけと可愛いペンダントだった。 「……ねえ、これってダイヤ?」 「天然じゃないけどな」 「そんなの分かっているわよ」  本物のダイヤモンドなんて、大学生が買えるはず無いじゃない。  けどダイヤかあ、嬉しいわね。  キョンが選んだにしてはセンス悪くないし……、あ、でも、これは後から聞いた話なんだけど、デザインをどうするか迷った挙句、古泉くんと鶴屋さんに相談して決めることになったんだって。  こういうことくらい一人で決められるようになりなさいよって言いたい気もするけど、何かまあ、キョンらしい気がしたから勘弁してあげたわ。  そんな風に誰かに相談しているキョンってのも、何だか可愛い気がするもの。  そう言えば、同じ日に鶴屋さんも古泉くんからダイヤモンドの指輪を貰っ...
  • 規定事項の子守唄 第二話
     そのご、わたしと鶴屋さんは、すこし気持ちを落ちつかせてから、寝室を出ました。  客間のひとつで、使用人のかたに絞りたてのグレープフルーツ・ジュースを一杯ふるまっていただいたあと、武道場にむかいました。武術の鍛錬のためです。  というのも、この一週間は毎朝、鶴屋さんにつきあって武術を習っていたのです。彼女とのつながりにしたかったので、ひとつでも技を教えてもらおうと思って、こちらからお願いしたことでした。  ずいぶんと飲みこみの悪い弟子になってしまいましたが、鶴屋さんはいやな顔ひとつせずに教えてくれました。 「おおっ、今日はどうしたんだい? 動きが昨日までとちがうよ! 」 「そ、そうですかぁ? 」  おそらく、思考規制がゆるまっている効果でしょう。わたしの運動能力も、たぶん以前とくらべて三割ぐらいよくなっている気がします。  とはいえ、もとがたいしたことないので、そこまでいうほどかわりませ...
  • キョンとキョン
    キョンとキョン 一章 キョンとキョン 二章
  • 鶴のロンド
     太陽がゆっくりと尾をひきながら沈むころ、僕は鶴屋邸を訪れていた。  鶴屋さんは“機関”のスポンサーであり、莫大な資金を提供してくれている。それゆえ、僕は“機関”を代表して一週間の出来事を報告していた。  門から入ると鶴屋さんの言伝を受けていた家政婦にすんなりと鶴屋さんの部屋の前まで通される。僕は襖の前で、報告内容をざっと推敲してから声をかけた。 「古泉です」  すると、襖を隔てた向こう側から、 「やあ、古泉君。入って入って」  と鶴屋さんの元気な声がした。  襖を開けると、既に鶴屋さんは座布団の上に坐して僕の到着を待構えていた。 「わざわざありがと。ささ、座って」 「では、失礼します」  森さんに教えられた通り、座布団を一度裏返してから座る。すると鶴屋さんはまるで紙芝居を待つ子どものように目を輝かせて、長く綺麗な髪をかき上げた。  これが開始の合図になったのはいつからだろう。二人だけのサ...
  • めがっさ貯古齢糖
    めがっさ貯古齢糖 今日は2月11日。国民の祝日なので学校はお休みです。私と長門さん、涼宮さんと鶴屋さんでデパートへやってきました。目的はもちろん…。 「ねぇねぇみくるちゃんこれ見てよ?すごいと思わない?」 涼宮さんが指差していたのはガラスケースの中に入っていたチョコレートでした。 見てみると綺麗にラッピングされていて、中のチョコレートもまるで宝石かと見間違うよう。私はつい見とれてしまいました。 「にしてもこんなのを男にあげるなんてどれだけ本気なのかしらね。」 呟いた涼宮さんにすかさず鶴屋さんが 「いやぁ~はるにゃん、男ってのは案外こういうのが好きなもんなのかもしれないよっ?」 って言っていますが…。本当でしょうか? 「実際にその情報があっている可能性はかなり高い。男性は普段一人で買えない物に魅力を感じることはある。しかし個人的に私はもう少しシンプルなチョコレートが好み。」 長門さん、結局...
  • 涼宮ハルヒのX-FILES <UMA>
    ストーリー参考:X-FILESシーズン3「ビッグ・ブルー」   ハルヒがX-FILE課を立ち上げてからというもの『FBIに不可思議な 事件専門部署が出来たらしいぞ』みたいな話が全米の各捜査機関に あっという間に広がり、地元の捜査機関では手に負えないような 事件が山ほど転がり込んでくることになった。 中にはどう考えても地元の捜査機関が無能と思えるような事件も あったが、いく分かはハルヒが満足しそうな事件もあった。 そんなこんなで色々と忙しく休暇もろくに取れないほどだった。 で、やっと週末の休暇が取れたのでゆっくりしようとしていた ところにハルヒから電話が。 『もしもし、キョン。明日ジョージア州まで行くわよ!』 「冗談だろ。俺はゆっくり休みたいんだ。」 『事件が発生したのよ!私の勘ではきっと面白いことになるわ!』 とこんな具合で俺の休暇はハルヒによってなくなったのである・・・   次の日、車で...
  • 『 リストカッターが吐いた幸福の溜息 』
    異変が起きたのはいつだろう。それは解らない。 ただ一つ言えるのは確かに異変が起きているという事。 「キョンくん・・・」 場所は呼ばれて言った大きな家の大きな部屋。 綺麗なカーペットに滲む斑模様が異質で、グロテスクで、綺麗だった。 芳醇な生臭い鉄の匂い。 「あ・・・あぁ・・・・・」 俺は部屋の扉を開けた体勢のまま、ただただそれを見ていた。 一人の少女の右手首から流れる、血が玉となってい落ちる雫を。 俺が叫ぶまで数秒。人が来て、その家の中は大騒ぎとなった。 それはある夏の日の事。 日常という名の一部が変化した日だった。  『 リストカッターが吐いた幸福の溜息 』  ある病院のある一室。 俺はそこへ一人で向かっていた。 がらりと開けると長い緑髪が目に映った。窓から入る光で美しく映える。 だが、その持ち主の顔は暗い、というより暗黒に包まれていた。 「やぁ、キョンくん・・・」 弱々しい笑...
  • 朝比奈みくるの未来・第3章
    第3章・朝比奈さんのお誘い      どうやら、どこかで何か情報の齟齬が発生しているらしい。さっきの二人の詰問内容から考えられる推論を出してみた。たぶん、大きくは間違ってないと思う。   朝比奈さんの体調を心配した鶴屋さんが電話をかけると朝比奈さんが泣いていた。 聞こえた俺の名前で、泣いているのは俺が原因と考えた。 そう思った鶴屋さんがハルヒになんかあったか聞いてみた。 俺が送って帰ったと聞いた。 どうやら俺が酔った朝比奈さんを手籠めにしたんじゃないかと早とちり。 二人して俺ん家に殴り込み。   …らしい。激怒するのも頷けないわけでもないが、間違ってるぞ。教室で長門を抱き起こす俺を見た谷口を俯瞰で見下ろすぐらい超越してる。早とちりが齟齬の原因なら俺のしなきゃいけないことはそんなにもないだろうし、難しいことでもないだろう。 朝比奈さんと話す>鶴屋さんの誤解を解いてもらう>ハル...
  • 上級生下級生
    「ねえみくる、たまには上級生らしい事をしてみたいと思わないかい?」  帰りがけに、鶴屋さんがそんなことを言い出しました。  今日は鶴屋さんと二人きりで帰宅です。  何時もSOS団の皆さんと一緒なんですけど、今日はわたし達の学年だけ補習が有ったんで、皆さんとは別行動なんです。 「上級生らしい事、ですか?」 「そうそう、上級生らしい事さ。みくるってさ、SOS団の中じゃ唯一の上級生だろう? それなのに、上級生らしい事ってしてないみたいだし。そういうあたしも、あんまりしてないわけだけど」  鶴屋さんが説明してくれます。  そういえば、あたしは皆さんより上級生でした。  SOS団は涼宮さんが団長で、古泉くんが副団長、キョンくんも割としっかりしている方だし、長門さんは長門さんで頼りになるんでついつい忘れかけちゃいますけど、学年でみたらわたしだけが一つ上なんですよね。  鶴屋さんは、SOS団の団員じ...
  • 古泉とキョン
    ~部室にて~   ガチャ   鶴屋「やぁ!みんな!」   キョン「どうも」   みくる「鶴屋さんどうしたんですかぁ?」   鶴屋「今日はちょっとハルにゃんに話があるっさ!」   ハルヒ「え?あたし」   鶴屋「そっさ!」   ハルヒ「?」   鶴屋「明日、ハルにゃんと長門ちゃん、みくるとあたしで遊び行くよ!」   ハルヒ「でも明日は団活が」   鶴屋「名誉顧問の権限を行使させてもらうよ!」   ハルヒ「えっと……有希はいいの?」   長門「構わない」   ハルヒ「みくるちゃんは?」   みくる「わたしは鶴屋さんから、事前に言われてましたからぁ」   ハルヒ「古泉君とキョンは?」   古泉「つまり男性禁制ということですよね?僕は大丈夫ですよ」   キョン「あぁ、俺も問題ない」   鶴屋「ハルにゃんはどうなのさ?」   ハルヒ「う~ん、そうね。たまにはいいかも」   鶴屋「じゃあ決まりっさ!」...
  • 下衆谷口のなくころに ~おめかし編~
    鶴屋「はい、もしもし」 ハルヒ『鶴屋さん?』 鶴屋「あれ、ハルにゃん。どうしたの、こんな時間に?」 ハルヒ『実はね、鶴屋さんにお願いしたいことがあるの』 鶴屋「なにかな。またあの山にお宝を埋めたい、とか?」 ハルヒ『そうじゃないのよ。実は私、明日家庭の事情でどうしてもはずせない用ができちゃってね。残念なんだけど、SOS団恒例の不思議探索に行けなくなっちゃったのよ』 ハルヒ『で、私の代わりに鶴屋さんにSOS団の団員がサボらずに不思議探索してるかどうかの監視をしててもらいたいんだけど、明日予定空いてる?』 鶴屋「うん、私はぜんっぜん構わないっさ! 暇すぎてどうしようか、って考えてところだったんだよねっ!」   鶴屋「明日は大船に乗ったつもりで、不思議探索をお休みしておくれ!」 ハルヒ『ありがとう。鶴屋さんにまかせておけば、安心だわ』 鶴屋「期待に応えられるよう頑張るよ。それじゃ」  ...
  • ビストロSOS団
    「料理対決をしましょ!」 ハルヒがそんなことを急に言い出したのは昨日のこと。 理由など知らん。 知ったところで、理解できるとは思えないけどな。 文句を言っても無駄なのは承知の上だ。   ルールは2人対2人のグループ対決。 で、くじの結果、俺と朝比奈さんチーム、長門と古泉チームで分かれて勝負をすることになった。 ハルヒはオーナーらしい。   で、今俺たちは学校の調理室にいる。 家庭科で調理実習をやる場所だな。 むかって右側が俺たち、左側が長門チームだ。 現在、ゲストとかいう人を待機中。   そして、今日の(?)ゲストがやってきた。 「どうぞこちらへ」 ハルヒが椅子を用意して、そこにゲストが座る。   鶴屋さん。 涼宮ハルヒの退屈で堂々のデビュー果たし、 その広いおでこと長い髪、そしていつも笑っているというところから一躍人気に。 その後、雪山での山荘を提供したことにより、SOS団名誉顧問になる...
  • 2月14日の出来事
    僕は今、おそらく普段の笑顔の仮面をどこかに置き忘れたような驚いた顔で目の前の長髪で 元気な先輩を見ています。なぜこんなことになったのか、冷静になるために今までの経過を思い出してみたいと思います。       窓の外の景色はどんどん緑が濃くなっていく…。 僕たちを乗せたバスは先日、宝探しをした時と同じ場所にむかっています。   ここで僕は周りを見てみた。長門さんはいつもどうり無表情、朝比奈さんは小さな欠伸をしては、 あわてて口元ふさいでいる、そして、涼宮さんは目をこすっていたかと思うと、少しいぶかしんだ表情で見ている彼を睨み返していた。今日は2月14日、周りの様子から察すると涼宮さんが 彼にチョコを渡すために長門さんと朝比奈さん、を巻き込んで昨日から今日の朝まで準備をしていた、といったところでしょうか。さてどんな事が僕と彼を待ち受けていることやら…、できれば先日のように山ひとつを掘り返すとい...
  • 涼宮ハルヒのOCGⅣ
    涼宮ハルヒのOCG④  (2008/11~ ぐらいの時期だという前提でお願いします) 「えーっとね、潜水艦でキョンくんに攻撃して・・・カードを一枚伏せてわたしの番は終わりだよ。」 「違うわよ妹ちゃん、ターンエンドの前にこのカードを伏せとくの。そうすればキョンが何か出してきても一発で除外・・・」 今俺の目の前にはなぜかカードを握る我が妹と、その後ろからあーだこーだと口出ししてるハルヒがいる。長門はというと後ろの方で俺の本棚をあさっている、マンガぐらいしかないから面白くないと思うぞ長門。そして場所は俺の部屋だ。さて、何でこんな状況になったんだろうな。少し時間を遡って話していくか・・・。 朝倉との奇妙な再会の翌日、やはり朝倉は北高に転入してきた。俺のクラスではなく長門のクラスだったので大した騒ぎにはならなかったのだが、我らが団長がそんなニュースを聞き逃すわけも...
  • @wiki全体から「眠気と休日~キョンと鶴屋さん編~」で調べる

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