涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki内検索 / 「谷口の無謀な挑戦 性転換注意!」で検索した結果

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  • 谷口の無謀な挑戦 性転換注意!
    最初にお断りしておきますがキョンだけ性転換してキョン子になっておりますので性転換ものが苦手の人は今すぐ回れ右してください。 それでは本編です。 暑い…。 とは言ったもののまだまだセミも泣き出したばかりで、本格的な夏が来ると思うと今から欝々真っ盛りである。 しかし、普段の習慣と言うものは恐ろしく、クーラーも扇風機もないSOS団の部室に何故か向かってしまう私がいる。 コンコンーーー返事なし…ということは長門だけか?ーーガチャ 「古泉居たのか?」 そこには長門と古泉がいた。 「あっ、はい!すいません、気が付きませんでした。」 「大丈夫か?」 「えぇ、何でもありません。少し考え事を」 「そうか」 少し気になったが聞かないことにした。あとでやっかいごとに巻き込まれたくはないしな。 「それより一局どうです?」 そう言って、古泉はオセロを取り出した。 こうして時間...
  • Project512_Part8
     Project512_Part8-もくじ- Part1Part2Part3Part4Part5Part 6Part7 Part9 Part10 Part11 Part12 Part13 Part14   キョン「あー、何故か今回収録分はハジケたネタが多々含まれているので、 覚悟して見てくれ」   ハルヒ「ちょっとキョン!なにエロサイトの免責事項みたいな事言ってんのよ!  平安時代からあるちゃんとした日本語だから問題ないわ!」   佐々木「ふーむ、学問的に研究してみても面白い話題かもしれないね。  ちなみに漫画家でこんな人がいるよ、参考になるかな?」   ──おしながき──   【中西貴子劇場!】ENOZ注意!   【チャック・佐々木と結婚できる?】オチなし注意!   【チャック・涼宮ハルヒが《禁則事項》できる】とりあえずR15とか書いとく。   【くに☆きだ】 (チャック・国木田がいじめ...
  • 長編・その他3
    SOS団お天気シリーズ 国木田の・・・ 涼宮ハルヒのストリートファイター 梅雨空に舞う雪 本名不詳な彼ら in 甘味処 沈黙の日 国木田の憂鬱 原付免許 クロトス星域会戦記(銀河英雄伝説クロスオーバー) 分裂、或いはSのモノドラマ(佐々木×キョン) セーラー服とメイドさん ユ・ビ・レ・ス Missing you関連 涼宮ハルヒの奇妙な冒険 ドラえもんとハルヒの鏡面世界(仮) (ハルヒ×ドラえもん) Macross Cross (MacrossF x 涼宮ハルヒ) 宇宙人は情報羊の夢を見るか? プロローグ ピノキオ 月の微笑シリーズ(佐々木×キョン) ランキング by.キョン(佐々木視点、オール物) お隣さんはすごいヒト 空と君とのあいだには 消失異聞 切り札と悪魔 谷口のTOT団 涼宮ハルヒの誰時 朝倉ルート 雷の夜のこと Live A Cat~シャミセンさんシリーズ~ 台風一過のハレの日...
  • love in vain~谷口の恋~
    大騒動の文化祭から1ヶ月が過ぎ、俺の学校生活も、 比較的穏やかなものに戻っていた。 季節は11月、深まる秋の気配が色づいた木々の葉の色にいやがおうにも感じられる。 そんな今日この頃。 今日も今日とて、俺は退屈な授業に欠伸を抑えながら、 貴重な青春時代のひと時を、こうして教室で過ごしている。 2年生の秋といえば、そろそろ大学受験の足音が聞こえてくるようにもなり、 予備校に通いだす者、授業に一層に身を入れるようになる者、と様々だ。 俺はというと、母親が予備校の取り寄せる予備校のパンフレットに目を通すこともせず、 だからといって学校の授業に身を入れるわけでもなく、 テストの成績は相変わらず平均ライン。 可もなく不可もなくという、そんな怠惰な学校生活を送っていた。 そんなある日、いつものように登校し、教室のドアを開けた俺に、 嬉々として話しかけてくる男がいた。 谷口である。 「オイ!キョン!ビ...
  • その他短編置場
    他の短編ページに含まれないジャンル、その他の人たち、オリキャラが出てくる短編   1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25   26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50   51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73     『涼宮ハルヒの怪談』 情報統合思念体の観察日誌 涼宮ハルヒの歌集 灼眼の古泉 天災 君のいない部室 グラップラーハルヒ 鶴屋さんの奮闘 黒鶴屋さんの陰謀 最強の異世界人 長門の戦い~熱戦!激戦!超決戦! 1000取り合戦 谷口の日常 涼宮セルヒの憂鬱 谷川流の暴走 神聖モテ...
  • 長編・未分類2
    ハロウィンパーティー 箱入り娘 HAPPY TREE FRIENDS 自殺 少年達の雑談 SOS団の惨劇 パートナー 閉鎖空間と糞団員 家族 電波作品1 電波作品2 雪合戦 クリスマス中止のお知らせ 巡る財布 カオス・ザ・ワールド あたたかなもの 12月18日・A  dearest beyond of SuzumiyaHaruhi 宇宙人現る! SOS団ラジオ支部~深夜版~ こたつでみかん 迷探偵キョナン 特攻野郎アフロチーム 涼宮ハルヒの舞台裏 ある雪空の日のこと ロックンロールスターダスト トライアングル・ラン チョコ、キッス、カオス♪ My namewas... 平行記憶 雨の日のぬくもり 遠い場所までむかえに来て GANTZ とある2月14日の断片 ハルヒがみくるでみくるが長門で長門がハルヒで… 俺が古泉で古泉が俺で…(上の続編です) かわいい一日お茶だし係 続・孤島症候群 「涼...
  • 下衆谷口の約束
      (※ PSPソフト「涼宮ハルヒの約束」の朝比奈みくるEDのネタバレがあります。ご注意ください)         1日目   キョン「WAWAWAわすれもの~っと」   キョン「文化祭の浮かれ気分がまだ抜けてないのかな。教室にカバンを忘れちまうなんて」   キョン「だいぶ暗くなったし、もうみんな帰っちまったよな。俺もさっさと帰ろう」   谷口「やあ。我が教室へようこそ若人よ。何番目の冒険の書に記録しますか?」 キョン「うお谷口!? お前、こんなところでなにしてるんだ? 机に座ってないで、早く帰れよ。とっくに下校だぜ」 谷口「はっはっは。帰りたいのはやまやまなんだけどね」 キョン「いいから外に出ろよ。話があるなら、帰りながら聞いてやるから」 谷口「実は俺、この教室から出られないんだよね。困ったちゃん」 キョン「教室から出られない?」   谷口「ほら。教室の扉のから外に出ようとしても、...
  • 普通の短編置場
    ここには普通の日常系とかのSSを置いてください。   1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25   26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50   51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75   【題名付き・短編保管庫】 1 2   小説 Please tell a final lie こわれてしまった少女のはなし 五月の風、ふぁいなる 艦長ハルヒ保守 寝ぐせ byキョン 長門有希のカラオケ 谷口と国木田の恋 長門有希の密度 ある日の活動 スタンド・バイ・ミー うちゅうせんそう ...
  • 少年達の雑談
    俺は今、谷口の家に来ている。 なんでかって?今日はSOS団の活動が休みだからだ。理由は知らん。 部活がないと早く帰れるから家でゴロゴロしようと思ったのだが 帰り道で話が盛り上がってしまい谷口の家で雑談をすることになったのだ。 ちなみにいるのは谷口、国木田、古泉、俺だ。 そして今何の話をしているかと言うと・・・・ 「俺が思うにやっぱ胸は大きい方がいいと思うんだ!!」 「いや、そんなことないです。大きさより形の方が重要ですよ」 「僕も古泉君に同意するね」 好みの胸の話だ。 思春期の男だからな。こういう話をしたっていいじゃないか。 そして今、最もくだらなく熱い闘いをしているわけだ。 「なんでだよ!!男だったら巨乳を愛せよ!な、キョン?」 「あぁ、そうだな。夢が大きい方がいいように 胸だって大きいほうがいいに決まってる」 「よく分からない例えをするのが好きですね。貴方は」 会話からも分かるように俺...
  • アンチ・アナル・レジスタンス
     もううんざりだ。  何がうんざりかって? このケツの穴がひりひりする毎日のことだ。 原因は狂気に染まった目で俺を狙い隙あらばアナルめがけて襲いかかってくるあのホモ古泉。 大体超能力者じゃなかったのかあいつは。いつのまにあんな暴走変態野郎に成り下がったんだ。 ハルヒもかすむほどの行動力で、もはや主役交代といってもいい。  そもそも今のこの世界は明らかに狂っている。朝比奈さんは何か黒いし、鶴屋さんはあれだし、 長門も明らかにおかしい。ハルヒだってそうだ。今までズルズルとつきあわされちまったが、もう我慢ならねえ。  だから俺はここに宣言する。今こそ抵抗活動――レジスタンスとして俺は立ち上がるんだ。 この狂った世界を元の平和な世界に作り直すための抵抗運動なのだ。まず最初の標的は古泉。 おかしくなった奴の中でもっとも苛烈な変化を遂げている。奴をどうにかしなければ、正常化なんて絶対無理無理カタツムリ...
  • Different World's Inhabitants YUKI~カヨウビ(その一)~
      三日目[カヨウビ]   2人の長門が入れ替わって3日目。残された期間は今日を含めてあと3日だ。 まあ、あまり心配はしていない、いやしないようにしている。 じゃないと、今みたいにのんびり登校ルートを歩いちゃいねぇよ。   今日は昨日のように寝不足ではないおかげか昨日よりスイスイ上っていける。 俺も結構、体力ついたかな?   「よぉ、キョン。」   待て。俺はお前が誰だか、確認せずとも分かるぞ。 このアホ声は・・・谷口だろ?   「はん、何バカなことやってんだ。それに、声にアホもくそもあるかっつうの。」   いや、分からんぞ。声だけでも人のイメージはかなり決まってくるからな。   「何?つまり、俺は声だけでアホと言われてるってことか?」   いや、お前の場合は声だけでなく、顔、性格、評判、全てを総合的に配慮した結果・・・   「分かった。もういい。そのことについては触れないこと...
  • 女、時々酒乱につき
    注意! 未成年者の飲酒は法律で禁じられています。    今日も一日元気が一番、と気合いを入れてSOS団の部室へやってきた俺な訳だが、 どーにもこーにもこの暑さは何だ。ロシアあたりが資源開発目的でシベリアの温度を上げてために、 謎の新兵器で太陽の軌道を数百キロほど例年以上に地球へ接近させているかと被害妄想気味になるほどの猛暑である。 俺の脳もすっかりショート気味なわけだが、授業中に『団扇で仰ぐな、下敷きでやれ!』とか訳のわからんことを言い出す 教師も相当神経回路が焼き切れていると思われる。どっちでもかわらんだろうに。  まあ、猛暑だろうが極寒だろうが予定通りに動きたがるハルヒ団長様が、そんな異常気象現象ごときで SOS団の活動を免除してくれるほど甘い根性なんてしていないから、今日もいつものように部室にGOってことだ。  で、部屋を開けてみると、部室内にはすでに長門と古泉がいた。一体こいつらは...
  • 「お酒」「紙一重」
    文字サイズ小で上手く表示されると思います 微エロ注意    曰く、それは命の水  曰く、それは百薬の長  曰く、それは――二十歳を過ぎてから    「お酒」「紙一重」   「おいおいキョンよ。結局涼宮とは別れちまったのか~」  何故か嬉しそうにそう聞いてくる谷口の顔は、俺が首を横に振るとスイッチを切り替え た様に苦い顔へと変わった。 「はぁ?! じゃあ、なんで俺達と飯食ってるんだよ?」  人に箸を向けるな、唾を飛ばすな。 「まあまあ。仲が良くても、たまには別々にご飯を食べたい時もあるんじゃない?」  そんな国木田のフォローも谷口の気を紛らわす事はできなかったらしく、結局弁当を食 い終えるまでの間、俺は谷口の愚痴に付き合わされたのだった。  ……まあ、ここ最近はずっとハルヒと一緒に昼食を食べてたから、谷口がそんな事を言 い出すのもわからなくもないけどな。  何となく視線を送ったハルヒ...
  • 【さよならは】下衆谷口の未来【言わないぜ】
     (※ 登場人物が死亡します。苦手な人はご注意ください)     谷口「よう、キョン」 キョン「おう」 谷口「今日も朝から寒いなあ。いっそ雪が降って積もれば、学校も休校になるのに」 キョン「県西部は雪だそうだな」 谷口「羨ましいぜ! 1cmでいいから積雪をこっちにもまわしてくれないもんかねえ」 キョン「雪なんて降ったら、余計に寒くて家から出る気にもならないぜ」 谷口「バカだな。学校が休みになれば家から出る必要もなくなるだろ」 谷口「そういやお前、こないだのテスト。どうだった?」 キョン「聞かなくてもいいことを。お前と同じだよ。自分の不勉強に苛立ちを覚えるレベルの点数だ」 谷口「へっへ~。お前は進歩がないな! いつまでもそんなんじゃ、将来苦労するぜ?」 キョン「その言い方だと、よほどいい点を採ったみたいだな」 谷口「おうよ! 前回より平均が4点もアップしたんだぜ! やっぱ俺って、やれば出...
  • Project512_Part11
    Project512_Part11-もくじ- クイックメニュー     ○<本スレに9月に書いた分を収録しているのです!      【 休んでいない夏休みが開け、鈍った体を残暑が激しく蝕む九月初めの出来事だった、  退屈を持て余しいっそ俺自身が立てちまおうかと思った矢先に奴は立っていた。 ───やれやれ  既に口癖となった単語を溜息と共に紡ぎだしつつも、俺は心の中でこう思っていた。 『 1、乙だぞ』、と。】   【チャック・古泉一樹が一緒にお風呂に入れる】   【●<ロスタイムはウキウキウォッチン!アッチコッチソッチコッチいいとも(デレッテテッテテ!)】 (第一次ロスタイム暴動)   【●<ウホリロ!】   【歴史】   【保守小ネタ・깍두기】    【●<自分でかけば許可もいりません】   【お題?・もっこり】   【○<あたし緑だったのですか!?】   【チャック・キョンに禁則事項...
  • kick start, my heart.
    she loves him.~  俺が住んでいる街は割合規模が大きく、デフォルメされた犬だかよう分からんマスコットキャラを 常時闊歩させておける程の、来場者数と敷地面積を誇る遊園地なんかも経営している。 しかし、冬ともなれば遊園地なんてのは畳半畳分のコタツよりも足を伸ばされない物である。 が、本日はそんな遊園地にハルヒ、長門、谷口そして俺の四人で訪れている。 何故か。その答えに含まれる物の一つは、谷口が長門に対してはっきりしないからだ。 …もっと詳しく言えば、長門はあの消失事件以来、徐々にコスモサイキックな能力を自制し、 段々と人間味を帯びてきていた。そして、谷口と一緒に居る時間が増えてからというもの、 その傾向は先日のバレンタインの時のように態度にも顕著に表れ始めた。 俺は、それはとても良い事なんだろうと思う。相手が谷口なのは、何とも言い難いのだが… まあ近頃の谷口を見る限りで...
  • 失ったもの・得たもの 最終話分岐:取り戻した心・繋がる強さ
    【前注意】 これは虐めSSにあるまじきハッピーエンドです、救済ルートイラネな人にはお勧めしません     「…ん…朝か」   あれから数ヶ月がたった、佐々木のことを早く忘れようと勉強に明け暮れ本を読みまくって気付いたら部屋は本だらけだ。 漫画ばかり読んでいた昔の俺には想像がつかない光景だろうな。   「さっさと準備するか」   部屋から出て洗面所にむかう。煙草はやめた、急に馬鹿らしく思えたからだ。   「おはよう、お兄ちゃん」   「ああ、はよ」   お兄ちゃん…そう呼んでくれることは嬉しくもあり、少しだけ悲しかった。 二人して歯を磨き、お互い部屋で服を着替えてからリビングに向かった。   「おはようキョン、またテストでクラストップになったんだってな」   「そうよ、キョンはうちの自慢なんだから」   勉強に明け暮れていたら、気付けば俺はクラストップ、学年でも最上位の成績になっていた。 ...
  • ながとぅーみー 第六話「逃げてるぜベイベー★★」
    <SIDE KUNIKIDA> 「国木田、後ろだ!」 生徒会長に言われ僕は後ろに向かって銃を放つ。 後ろから遅い掛かろうとしたゾンビの頭が文字通り吹っ飛ぶ。 「ありがとうございます、生徒会長」 「生徒会は学校の生徒の為に行動するのが義務なのでね」 会長がクールな笑顔をにやりと浮かべる。 ナクドマルドでの攻防戦。大量に攻め込んでくるゾンビをひたすらに撃ち殺す。 弾はまだある。日頃運動して無いから結構つらい作業だ。 「由良さん、成崎さん、大丈夫かい?」 「うん、大丈夫」 「涼宮さんは?」 「私がピンチなわけないでしょうが!」 本当だ。ほぼ一発で頭撃ち抜いてるから無駄がないや。 会長さんは涼宮さん以上の腕、というか映画のワイヤーアクションみたいな動きだけど何か運動してたのかな。 それよりも、僕には気に掛かる事があった。 あれからもう長い時間が過ぎてるはずなのに、一向に谷口が姿を現さないことだ。 ...
  • ガール・ミーツ・ガール1
    女の筈の俺がどうして男言葉で且つ「俺」などという一人称を使っているかと言えば、 それはまだ俺が小学校に上がる前に俺に面白がって男言葉を仕込んだ人物が居るからとい う単純な理由でも有ってそれ以上でもそれ以下でも無い。 でもってその人物はと言えば近所に住む女子高生だったのだが、 彼女は俺が小学校に上がる頃と前後して引っ越していってしまったので、 下手をすると彼女の記憶には俺のような子供が居たことさえ残ってないのだろう。 少なくとも、今でも男言葉とは思っていないだろうな。 まあ、それ以降全然連絡は取ってないんで確証は無いんだが。 家族はどうだったかって? 妹が姉のことを「キョンちゃん」などという間抜け極まりないあだ名で呼ぶのを放置す るような家族なんだ、押して知るべしって感じだな。 そんなわけで俺は今になってもこの一人称と男っぽい言葉使いが全く抜けないわけだが、 中学の真ん中辺りからは言い訳する...
  • これもまたトラウマ
    もくじ 血走った目の殺人鬼が語ってたっけ。 『やらなくて後悔するよりも、やって後悔したほうがいい』 と。 今この状況にいる俺は切に思う。 …やっぱ後悔するのは良いことじゃないな。 まぁあれだ。 回想でも始めようか。 ――――――――――――― 朝倉に襲われてから数日が経ち、そろそろ刃物の類を見る度にあいつの顔を思い出すことも無くなってきた。 多分もう少し幼かったら一生もののトラウマになっていただろう。 …やれやれ おそらくハルヒに振り回されている間に並大抵のことでは驚かなくなってしまったようだ。 目の前で手も触れずに高速で開閉している谷口のチャックを見ても当たり前の様に過ごすことができる。 まぁ危険な事が起こっても長門有希という名の万能選手が助けてくれるということに安心している部分もある。 「この銀河を統括する情報統合思念体によって造られた対有機生命体コンタクト用ヒュ...
  • 下衆谷口保守 ~うとんじられてホーリーナイト~
     (※ ゲスな谷口が頻発します。下郎になりさがった谷口を見たくない方は、ご注意ください)     谷口「コソコソ」   谷口「だれもいない?」 谷口「ワッショイするなら今のうち」   谷口「これが朝比奈さんのメイド服……くんかくんか」 谷口「ふひひひひ」   谷口「これが長門有希の蔵書」 谷口「……801ばっかじゃねぇか」 谷口「フヒヒヒwwwサーセンwwwww」   谷口「そうです。俺が下衆の谷口でゲス」       谷口「へはあ。涼宮の腕章。涼宮のにおいがする」 谷口「ぶふん。よく見たら副団長って書いてあるじゃねえか」 谷口「ゲスゲスゲス。ゲスでゲス」   谷口「はあはあはあ。朝比奈さんの湯のみ……」 谷口「こ、これは!?」 谷口「涼宮のバニー衣装!?」 谷口「なんとあられもない……。ありがたや、ありがたや」 谷口「………」 谷口「…………」 谷口「せっかくだし、ちょっと試してみるか…...
  • 涼宮ハルヒの邁進 その2
    「それがよー、結構ドジっ子なんだよなー。炊出し所でも皿をよく割っていたし」 「ほほう、それはそれは」 「でもよっ! それがまたかわいくて仕方がないんだ! んんーもうっ、こう抱きしめてしまいたいほどに母性本能を くすぐられるって感じだ! わかるだろ!?」 「そうであるかも知れませんな」 「しっかし、そんな彼女も結構頑固だったりするんだよなぁ。いや、どっちかというと意志が強いといった方がいいかも。 一度、言い始めたら絶対にやり通そうとするからなぁ。でもそんなところもかわいくってたまらないんだよ、これが!」 「それはそれは」 「でも、甘やかしすぎはどうかと思ったりもするんだよー。少しはこっちの意見も言っておかないと ただのわがままになっちまうかもしれねーし」 「そうであるのかもしれません」  おい、谷口。自分の彼女自慢は結構だが、少しは大人しくできないのか。大体、新川さんは完全にスルーモードだぞ...
  • 10月8日、曇りのち雨 後編4
    ここひと月で目まぐるしく変わっていったハルヒだったが、その状態になってからハルヒの様子は変わらなかった。 俺や朝比奈さんが話し掛けても淡々と、曖昧で凡庸な返事しか返って来ない。 ハルヒは、普通だった。 授業も真面目に受け、品行方正。 問題も起こさず、成績優秀。 黙っていれば、容姿端麗。 学校側から見れば、まごうことなく優等生だ。 事実、鈍感な教師達の一部は、そのハルヒの異常事態を喜ばしいものと受けとめていた。 が、大多数の人間はそんなハルヒに不気味さすら感じていたようだった。 まるで、嵐の前の静けさ。 …俺も流石に心配になってきていた。 ハルヒの機嫌が悪いのはいつもの事だったが、今回はそんなのじゃない。 例えば誕生日の朝。あの時の方がまだ可愛気というか隙があった。 けれど今のハルヒにはそれが感じられない。 薄く硬く透明な、ひどく透明な壁に覆われているように。 頑なな、純然たる拒絶...
  • 涼宮ハルヒの誰時 朝倉ルート
    文字サイズ小でうまく表示されると思います   涼宮ハルヒの誰時   「ご、ごめんね?」  手を振り払ったのは俺なのに、何故か慌てて謝ったのは朝倉の方だった。 「こんな大変な時なのに、変な事言ってごめんなさい」  そう言って立ち上がった朝倉は、そのまま逃げるように隣の部屋へいってしまった。  見間違いでなければ、朝倉の顔は真っ赤だった様な気がするんだが……まあ気のせいだろう。なんだか一気に疲れた気がする、というよりも疲れてるのに 無理やり動いてただけなんだろうな、実際。このままここに居たら、本当に泊めてもらう事になりかねん。  朝倉。  呼びかけてみるが返事はない、だがそんなに広い部屋でもないんだから聞こえていないって事はないはずだ。  今日は帰る、また話を聞かせてくれ。  俺はしばらく待ったが朝倉からの返事はなかった。  なんなんだろうな? これは。  でもまあ朝倉は聞いているんだろうな...
  • アホの谷口冒険記
    おっす、オラ谷口! 今度の話はオラが主役なんだ。マジカオスらしくてオラわくわくすっぞ! 満天の秋空のもと、俺の文化祭はスタートした。 こんな最悪の立地条件のこの学校にわざわざ他の学校の女子生徒が来るなんてことはめったにない。 このチャンス、逃すわけにはいかない……! 幸いこの俺には持って生まれたビューティフォーフェイスと数々の経験によって鍛えられた巧みな話術がある。 まして今日はさらに成功率を上げるべくマイスウィートヘアーのお手入れもばっちり。 ふふ、99%を100%にして事に望む男谷口。今日の俺に死角なーし! たとえ火の中水の中草の中森の中土の中空の中あの子のスカートの中、俺の彼女をゲットだぜ! 「なんだ谷口にやにやして。気色悪い」 「まぁまぁキョン、今日のために谷口がどれだけ頑張ったか知ってるでしょ? 今日くらいは応援してやろうよ」 くぅっ……! なんだお前らそれでも友達か!?...
  • 涼宮ハルヒのX-FILES <UMA>
    ストーリー参考:X-FILESシーズン3「ビッグ・ブルー」   ハルヒがX-FILE課を立ち上げてからというもの『FBIに不可思議な 事件専門部署が出来たらしいぞ』みたいな話が全米の各捜査機関に あっという間に広がり、地元の捜査機関では手に負えないような 事件が山ほど転がり込んでくることになった。 中にはどう考えても地元の捜査機関が無能と思えるような事件も あったが、いく分かはハルヒが満足しそうな事件もあった。 そんなこんなで色々と忙しく休暇もろくに取れないほどだった。 で、やっと週末の休暇が取れたのでゆっくりしようとしていた ところにハルヒから電話が。 『もしもし、キョン。明日ジョージア州まで行くわよ!』 「冗談だろ。俺はゆっくり休みたいんだ。」 『事件が発生したのよ!私の勘ではきっと面白いことになるわ!』 とこんな具合で俺の休暇はハルヒによってなくなったのである・・・   次の日、車で...
  • 失ったもの・得たもの 第三話:孤独な強さ、けして得られぬもの
    あれから数日、俺の日常は大きく変わっていた。 学校では真面目に勉強、夜にはランニングをした後筋トレ。親の了承もえてバイトも始めた。 皮肉なもんだな、頼れる人がいなくなって初めてしゃんとするようになるとは。   「おい起き…ろ…」   母親に言われ俺を起こしにきた妹を睨みつける。もう一人で起きられるようにもなっていた。   「兄に向かってその口の聞き方はなんだよ…あっ?」   怯えた妹は俯き、震えながら謝罪した。   「ごっ…ごめんなさい…お兄ちゃん」   毎回震えながら謝るくらいならそんな口聞かなきゃいいのに、哀れなやつだ…くだらない。   「最初から普通に言えばいんだよ、そしたら俺も機嫌よくおはようって言えるんだ。そうだろ?」   震える妹の頭に手をおく。ビクッと反応した妹は更におびえながら涙声で返事した。   「…はい………」   そして逃げるように部屋を出て行った。馬鹿馬鹿しくて見て...
  • 下衆谷口 ~下衆ミステリー 出題編~
    谷口「まっふふーん。ぼじょれーん。ろまねちんこふふーん」   谷口「WAWAWAわらびもち。こんにちは。ネバーランドの住人、ティンポーベル谷口です」   谷口「うふん。お邪魔しますよ」   谷口「おんや? 誰もいない? 誰もいない? 放課後なのに文芸部室に誰もいなぁい?」 谷口「わふう! これはワショーイの千載一遇チャンス。すぐさま倍々プッシュしなければ!」   谷口「ふおー! ふおー!!」 谷口「ふお……? あれ? いつも涼宮が座っている団長席の横に、なにか落ちて……」   谷口「こ、これは! 等身大1/1サイズ、朝比奈みくるフィギュアだと!? おお、お、お持ち帰りぃ!」 谷口「いや待てハンサムボーイ。よく見てみろ。この肌。このツヤ。この質感。まるで息遣いまでもが聞こえてきそうなほどに精巧な朝比奈フィギュア」   谷口「いや、違う! これは等身大フィギュアなんかじゃない! 朝比奈さん本...
  • SOS団の無職9
    前回のあらすじ  心の友、谷口の紹介でバイトを始めることを決意するキョン。とうとう彼は無職ではなくなりました。フリーターへと進化したのです。  一部の人を除いて、みんなそれを祝福してくれました。キョンもそれがとても嬉しかったのです。  不安と期待が入り混じる新1年生のような気分で、キョンは初めてのアルバイトに立ち向かっていくのです。     ~~~~~      バイトの面接を終えてから、もう2週間が過ぎた。面接と言っても谷口の口利きで99%内定していたようなものだったから、それは採用の可否を決めるための面接ではなく、仕事の内容を教えられるための説明会のようなものだった。  そして説明会的な簡易な研修が終わると、俺を含めて10人近い新採用のアルバイターたちはフロアーで使用する作業着を渡され、その日は解散となった。  その翌日から店が開店したわけだから、かれこれ俺はこの店で2週間...
  • 下衆谷口vs朝倉涼子~前哨戦~
    長門「………もち巾着」   長門「………今日の夕食はおでん」   長門「………♪」   長門「………私は長門有希」   長門「………あ」   朝倉「あら。お久しぶりね」 長門「………ひさしぶり」 朝倉「お元気そうね。どう? あのSOS団とかいう集団とは、その後も仲良くやってるかしら?」 長門「………もち巾着」 朝倉「……そう」 長門「………そう」 朝倉「……もち巾着なの」 長門「………もち巾着」     長門「………なぜあなたがここに」 朝倉「ふふふ。驚いた? そうよね。1年近く前に情報連結を解除された自分のバックアップが、こうしてまた有機生命体として存在しているんだものね」   長門「………あなたの目的は何」 朝倉「そう質問してくると思ったわ。でも安心してくれていいわよ。私の目的は彼の命ではないんだから」 長門「………」 朝倉「疑ってるの? じゃあ情報統合思念体にアクセスしてみるといいわ...
  • 生徒会の陰謀
    ~昼休み生徒会室~ 俺は今、生徒会室にいる。 …。 コンコン …。 「古泉です。」 「入れ。」 俺がそう言うとにやけ顔の男子生徒が入って来た。 「お呼び立てして申し訳ありません、会長。」 「用件は何だ、古泉。」 まぁ、予想はつくがな。 「最近また涼宮さんが退屈し始めましてね。また協力願えませんでしょうか?」 「協力願えませんでしょうかって…俺がどう答えようと協力させるつもりなんだろ?」 「ははは、分かっておられるなら話は早い。 それでは、今回のシナリオですが…。」 俺は古泉の言葉を遮り声をあげた。 「待て、古泉。」 「なんでしょうか?」 「いや、最近な…教師どもや生徒会執行部の連中からの突き上げがひどいんだ…。」 「?。」 「いつまであの連中を放っているんだ…とな?」 「…それで?」 「お前はいつか言ったな? 『我々はいかなる敵と戦っても必ず勝利するでしょう』 …と。」 「……。」 「…...
  • チョコ、キッス、カオス♪
      ―――前略、オフクロ様…あなたの息子は只今、男子生徒の大群に追われてます…   ……理由?そんなの決まってる。どっかの聖人君子が亡くなった日に、世の女性がおもに好きな男に甘い糖分の塊を渡す日が原因だ。   ―――そう、バレンタインデーがやってきたんだ…       朝、今日もいつも通りの一日が始まったのだと思っていた。 いつも通り妹の目覚ましフライングボディプレスを空中で捕らえて、ジャーマンスープレックスでおはようございますした後に、いつも通りの歯磨き。いつも通りの朝食。いつも通りの妹とのセクロス。いつも通りの着替え。 本当にここまではいつも通りの一日だったんだ。   異変は家を出たときから始まったのだろう。 俺は眠い目を擦りつつ早朝ハイキングコースをケツだけ歩きで登っていた。 なんか周りの男共がそわそわしているように見えるが、きっと地震の前触れか何かだろう。そんなことがよくナマズと...
  • トップページ
    ●本まとめページではトップページ画像を常時募集中です あなたの作品がまとめの顔になる。絵師の方々の鋭意力作をお待ちしています。 作品はまとめ専用うpロダに上げてください。 その際、雑談所に一報をくださると管理人が泣いて喜びます ここは2ちゃんねるニュース速報(VIP)で投稿された涼宮ハルヒのSSまとめ専用Wikiサイトです。みなさん気軽に閲覧・投稿・編集していってください! メニューへ 検索 and or 注意!作品を編集するにあたっての約束事 ページ作成はなるべくワープロモードのみでお願いします。 作品を編集する時は必ず左メニューから検索できるよう外部リンクをはりましょう。 【ページ編集容量制限】 Wikiモード編集:1200行、50000バイト(50KB),ワープロモード・テキストモード編集:10万行、200KB ワー...
  • 涼宮ハルヒいじめ短編7
    『情緒クラッシャー』   「ちょっとキョン!あたしのプリン食べたでしょ!?」 「食ってねぇ」 「言い逃れなんてしても無駄よ!机の上に空の容器が…」 蹴り飛ばされる机。身をすくませるハルヒ。 「食ってねぇ」 「…わかった。食べてないのね」 「あぁ。食ってない」 「…そう」 「謝れよ」 「え…」 「謝るんだよ。俺に。当然のことだろう?勝手な憶測で人を疑ったんだから」 「………」 床に手を付き頭を下げるハルヒ。 「…疑ってごめんなさい」 「…それから?」 「え?」 「さっきのは疑ったことについての謝罪だろ?二度も同じことを言わせたことについての謝罪がないじゃないか」 「…二度も同じことを言わせてごめんなさい」 「いいよ。気にしてないから。俺そういう細かいことを引きずる方じゃないんだ。ただ次からは注意してくれよな。俺はお前のことが大好きだからさ。 もう殴ったりしたくないんだよ。顔面がかぼちゃみた...
  • 下衆谷口保守 ~尻○行燈~
     (※ アナルスレを保守することしか考えてませんご注意ください)    (※ マジンガーZとハイヂ好きな人はご注意ください)    (※ 谷口とルソーが変ですご注意ください)    (※ いろいろご注意ください)    (※ 怒らないでくださいご注意ください)     ハルヒ「アナル、いじめ、シュールのSSはここまで来なさい!」       谷口「俺祭と聞いていても勃ってもいられず飛んできました」   谷口「1万2千円から あ い し て る 」   谷口「ぶふふふ、ハナウタが出るぜ!」   谷口「さあ、こっからはお待ちかね! 百合祭の始まりだ!」   橘「佐々木さあああん! 私のすべてをうけとm   谷口「はい終了! 長らく百合フェスタのご愛顧ありがとうございました」   谷口「ルソー先生の次回作にご期待ください」   谷口「おいおい。俺のFESTAなんだからちょっと自重しろよハンサムボ...
  • 橘京子の消失(前編)
    「…………、……きて……」  ――声が……聞こえる―― 「……くん、………ったら……」  ――俺を呼ぶ声―― 「……むー、……おき……よ……」  ――どこかで、聞いたことのある―― 「……おき…………なら……」  ――しかも毎日聞くこの声は―― 「えいっ!」 「ぐふぉ!!」  朦朧としている頭で必死に状況把握をしている俺は、砲丸投げの玉を腹部に直撃したかのような鈍い痛みを伴って、完全に覚醒した。 「ってえな! 起こす時はもっと優しくしろって言ってるだろうが!」 「だって、キョンくんったらなかなか起きないんだもん」  ぷくっと膨れる顔はいつもよりも殊更幼く見えるが、それもこいつが今まで行ってきた業というものだろう。怒られたくなかったら無茶な起こし方をするなと再三言い聞かせているのに、この癖だけは一向に治る気配を見せない。  間違いなく俺の妹である。 「ごはんだよ~ あっさごっ...
  • シュール短編3
    古泉「いいですか。涼宮さんが望んだから今僕はここにいる。そして僕がホモなのも涼宮さんが望んだからです。   つまり僕とあなたはホモセックスしなければいけないということです」 キョン「キモイし顔近い市ね」       キョン「俺達は・・・・だまされていた・・・・」 みくる「えっ・・・・・・」 長門「・・・・・・・」 ハルヒ「ちょっ、どういうことよキョン」 キョン「俺達は今まで古泉が顔を近づけていると思ってウザがっていたよな?    しかし、実はそうじゃなかったんだよ。古泉は・・・・・」         キョン「あいつは、元から顔がでかかったんだよ!!!1!!!1」             ハルヒ長門みくる「な、なんだって~!!11!!?」 ガチャ 古泉「おや、何の話をしているんですか?」 ハルヒ長門みくるキョン「こいz・・・って顔近!」             キョン「こな~ゆき~ねぇ ...
  • Love Letter from …? 
     雲ひとつ無い、澄み渡った空。秋アカネが群れをなして、飛べない俺を嘲笑うかのように飛んでいる。  木々の葉は麗しい緑色からくすんだ黄緑色へと変化しつつある。  そう、世間は秋。見紛うことも無く秋一色。  この前まで全力疾走をしていたお天道様の勢いも、白寿を迎えたご老体の如く衰退し始めていた。  ああ、秋晴れとは今日のような天気のことを言うんだろうな。  ――などと、モノローグに浸っている場合ではないのかもしれない。  何故なら、俺は非常に不可解且つ不明瞭な一通の手紙を手にしているのだから。  この手紙が意味するものは、まあ俺の脳内遡行をヒントに汲み取ってくれ。 ……… …… …  本日は木曜日。一週間の中日である水曜日を無事やり過ごし、後半戦に突入して、ああ休日まであと一日もあるじゃないかとやきもきしている日のことである。  午後の授業――三角関数のグラフは余弦も正弦も位相がず...
  • キョン100%(2)
    キョン100%(1)の続き   ある日の夜、妙に寝つきの悪かった俺は何気にテレビをつけた。 こんな時間だ。大して目を惹くような番組はやってない。 俺はテレビをつけたままにして先日のハルヒとの井戸落下事件のことを思い出していた。 そう、俺はあの日ハルヒと二人で廃墟に幽霊騒動の真相を確かめに行き、ちょっとした不注意から井戸の底に落下してしまった。 後に古泉に聞いた話では幽霊騒動自体が機関のでっちあげだったらしく、不覚にも俺たちは古泉の用意した罠にまんまと引っかかっちまったらしい。 そういえばあのとき古泉は手違いが発生したとか言ってたな。俺はまだその理由を聞いちゃいない。 第一俺たちをわざわざ井戸の底に閉じ込める必要はあったのか? ハルヒの退屈しのぎなら廃墟内の探検だけで十分じゃないか? まぁいい。いずれ古泉に聞くとしよう。 俺がそんなどうでもいい回想をしてるとテレビで深夜アニメが始まった。 ...
  • 男の戦い・第四話
    「ここが生徒会長の家、ね」 「はい。ここが決戦の場です」  森さんの言葉を聞きながら闇夜にそびえ立つ巨大な建造物を見上げる。  月明かりに照らされたそれは、まるで中世の古城のように…………は、見えないわね、流石に。  スケールは文句ないけど、見た目が新しすぎてファイナルステージにしては風格が足りないわ。  もっと、こう……燃え盛る高層ビルとか、沈みゆく豪華客船とかを希望したいとこだけれど……ま、仕方ないか。 「ここにキョンと古泉君、ついでに谷口がいる訳ね?」 「そうです。彼らの交友関係や目的を考えれば、ここがもっとも理想的な逃げ場所と言えるでしょう」  ……無駄にデカい家ね。金持ちのボンボンで、陰険な性格で、更に生徒会長……これで悪事の一つでも働いてなきゃ詐欺ね、詐欺。  それにしても、古泉君と生徒会長が友人同士だったなんて意外だったわ。捕まえた後で色々と問い詰める必要があるかしら?  意...
  • 迷探偵キョナン
    「迷探偵キョナン」キャスト一覧 江戸川コナン…キョ戸川キョナン(キョン) 毛利蘭…………阪利蘭んちゅう(阪中) 毛利小五郎……谷口郎(谷口) 阿笠博士………ハカセ君(ハカセ君) 灰原哀…………灰門有(長門有希) 円谷光彦………円泉一彦(古泉一樹) 吉田歩美………朝比田みく美(朝比奈みくる) 小嶋元太………涼嶋ハル太(涼宮ハルヒ) 服部平次………服部平長(生徒会長) 遠山和葉………喜緑山江美葉(喜緑江美里) 目暮警部………新暮警部(新川) 佐藤刑事………森藤警部(森園生) ジン……………朝倉ン(朝倉涼子) ウォッカ………ウォッカ部(岡部) 鈴木園子………鈴屋鶴子(鶴屋さん)   第一話 ―谷口郎探偵事務所― コンコン 谷口郎「あーい」 ガチャ キョナン「ただいまー」 蘭んちゅう「あ、キョナン君おかえりなのね」 谷口郎「あんだよくそガキかよ……カワイイ姉ちゃんが依頼しにきたかと思った...
  • キョンの消失
    注意書き この作品は通常のようなキョン視点ではありません。 また最初は予告のような感じですが最後のほうになると文体が変わります。 ご観賞される方はそのことをご理解の上でご観賞ください。 つたない文章ですがお楽しみいただければ幸いです。では始めます。 ついに情報統合思念体を支配した強硬派 そしてキョンに迫るヒューマノイドインターフェース達 彼らの凶刃がキョンを襲うとき、長門が敵の前に立ちふさがる 「貴方は殺させない」 しかし、情報統合思念体との接続を断たれた長門には戦う力はなかった そして傷つき倒れる長門 その姿を見て体中の血が熱くなるのを感じるキョン そして彼は自ら三年前に記憶と共に封じた神の力を解放する 改変される世界、全ての人が平凡な人間として暮らす当たり前な世界 そんな世界の中、一人ハルヒは世界に違和感を感じていた 彼女はわずかながらに改変から逃れていたのだった そんな悩みから教室に...
  • 涼宮ハルヒの戦場 その1
     一体、何がどうなっているのか。  この状況下を理解できている奴がいるならとっとと俺の前に来てくれ。すぐには殴らないから安心しろ。 洗いざらい聞き出してからやるけどな。理解できるのは首謀者以外ありえないからな。 『一度しか言わないので、聞き逃さないようにしてください』  そう体育館内に聞き覚えのない声が響き渡る。  まず、状況を説明しよう。俺たちは今体育館にいる。外は薄暗く、窓から注がれる月明かりしか体育館内を照らすものがないが、 それで体育館内の壁に立て掛けられている時計の時間がかろうじて確認できた。1時だそうだ。午後ではなく午前の。  体育館内には北高生徒が多数いた。皆不安そうな表情を見せつつも、パニックを起こすまでには至っていない。 何でそうなる可能性を指摘しているのかと言えば、俺たちがどうしてこんな夜中に体育館にいるのかがさっぱりわからないからだ。 俺は確かベッドに潜り込んで寝たは...
  • 涼宮ハルヒの抹消 第二章
    「何が起こってるんだ」    俺はもう何度となく口にしたセリフを飽きもせず漏らした。    長門だけがいない。そのうえハルヒやその他の連中に長門の記憶はない。古泉は欠席中。それが今の俺の置かれた状況である。長門だけがいない? 何故だ。    はっきり言って、俺一人では見当もつかん。    考えようたって俺の頭は絶賛混乱中につきまともに回転してくれないのだ。そうだろう。一般人だったら俺みたいな感じになるに違いない。  まあ、俺一人ではどうしようもできないというのは俺がこの上なく一般人だからという理由をつけて、朝比奈さんぐらいの相手なら口論で言い負かす自信はあるがな。だがしかし朝比奈さんを言い負かしたところで何の利益も生まれず、そして今はそれどころではない。  いや、待てよ……。    朝比奈さんだ。    というわけで、そう気づいたのは右耳から入ってくる情報を左耳に受け流しているような一、...
  • SOS団の無職12
    前回のあらすじ  気分転換に出かけたコンビニで、ハルヒは佐々木と連れ立って歩くキョンと出くわしてしまいます。  ハルヒは、キョンがバイトを休んでまで佐々木と一緒にいたことに反感を覚えました。キョンが自分に、バイトを休むということを黙っていたからです。でもすぐに、あることに気づきます。  いい年した男が女性とふたりで歩いている。そんなどこにでもある光景に憤りを感じるのは、自分がキョンを、SOS団メンバーたちを、無理につなぎとめていたからではないのか。  当たらずとも遠からずと言えなくもありませんが、ハルヒは冷静さを欠いた頭でそれを勘違いします。自分がみんなを力ずくで悪い方向に導いてしまったのではないかと思い込んだのです。  そして、ついにハルヒの奇怪不可解摩訶不思議パワーが炸裂したようです。     ~~~~~      どすっという音が聞こえてきそうなほどの衝撃が、俺の腹部...
  • アナル短編1
    朝比奈 「今日、お弁当たくさん作りすぎちゃったんです。キョン君。よかったら一緒に食べませんか?」 キョン 「それはぜひ食べたいね。」   朝比奈 「これが私の作りすぎたお弁当の残りです。」 古泉 「やぁ、キョンたん。キョンたんの昼ごはんは私よ!」 キョン 「!?」 古泉 「さっそくですが、召し上がれ!!アナル狙い!!」 キョン 「アナルだけは!!アナルだけは!!」     古泉「あ、長門さんきゅうりとってください」 キョン「アナルだけは!アナルだけは!」 古泉「・・・・」 長門「・・・・」 キョン「すまん、なんか妄想してた・・・」     キョン 「ここで?朝比奈さんで二人で寝ろっていうのか?」 長門 「寝て」   キョン 「しょうがないなぁ、照れるじゃないか。」 古泉 「引っかかったな僕のキョンたん!!」 キョン 「古泉がふとんの中に!?」 朝比奈 「ではごゆっくり。」 キョン 「朝...
  • ラジカルメッセージ 中編
     いやに目覚めの悪い朝で、その理由の大部分を冬の寒さに押し付けてしまうのは些か身勝手なものではあるが、不満をぶつけられる側の冬の寒さは憤ったりして反論するようなことは無いので、このまま寒さのせいにしておこう。大体、こんな寒空で元気一杯になるのは犬とガキだけで充分だ。シャミセンもいつの間にやら俺の布団に潜り込んでいるではないか。犬でもガキでもない俺にはこの寒さが憂鬱で仕方が無い。    朝の光を頭から浴びてトドメの目覚まし代わりにしようと、カーテンを開けてみてさらに憂鬱になった。凶悪的な冷却効果をその見た目と “雪” という可愛らしい言葉に巧みに隠しこんだ白銀の結晶の集合体。それが辺り一面。歩いているうちにだんだん靴の中へ侵入していき、冷水に形を変えて靴下をずぶ濡れにしてくださる、紛う事なき悪魔的な自然の産物である、とここに断言しよう。  …同じ “ユキ” とは大違いだ。    これは靴下...
  • ハルヒと朝倉が…
       注意! この作品には「オリジナルキャラクター」 「キャラ設定が崩壊」 「他作品ネタ」が盛り込まれています。 オリキャラとかダメって方は見なかったことにしてスルーしてください。   そんなの気にならない方はどうぞ     キョン視点   いつもの帰り道、SOS団のメンバー全員で歩く姿は普通の高校生だ。 まぁ、神様とか宇宙人とか未来人とか超能力者なんだけどな。 珍しく長門もハルヒや朝比奈さんの会話に入っている。 ずいぶん人間らしくなったなぁ、とか成長する娘を見る父親のように見ていると 「あ!忘れ物した!」 いきなり大声で叫んだハルヒ、コイツが忘れ物するなんて珍しい。 「ちょっと教室に取りに戻るから、みんなは先に帰って」 一言そう言い残してハルヒは走って来た道を戻っていってしまった。 走るハルヒの後姿を見た後、振り返ると朝比奈さんと長門、古泉が俺を見つめていた。な、なんだ? 「追いかけない...
  • アナル短編10
    長門「夏休み厨」 長門「乱立」 長門「アナル…」 長門「保守する」 古泉「キョンたん…キョンたんっくっ、」 キョン「くやしい…っビクッビクッ」 最近朝倉が調子に乗りすぎている。 このスレは僕がキョンタンと愛を育むスレなのに・・・・・・ そうだ、奴を殺せばいい。 奴を消せば僕とキョンタンのユートピアに・・・・・・フヒヒヒヒ・・・・・・    A N A L  G E A R  K O I Z M I   A S A K U R A       E R A S E R 「死ね!朝倉涼子!」 「うん、それ無理」 「アッー」 デレッテテーン ハルヒ「男になりてえwwwwwwwww」 全キャラ性別転換 ふひひひ!キョンたんのことが前から好きだったんです!アッー! なぁ、ハルヒよ。 「何よ?なんか用あるの?」 実はな、朝起きたら 女になってたんだが。 ...
  • 星色パノラマ 中編
    目次 …暗い。 …視線を変えると月が見える。 どこか遠くでブランコの音が聞こえる。 …あれは… 誰か乗っているのか? ……… …黄色いカチューシャ… …ハルヒ? …またこの夢か。 目覚ましをかけて自主的に起きろと親に指示された翌日。 結果からいうと無理だった。 10分前に鳴ったらしい目覚まし時計と鬼の形相で睨んでくるお袋を交互に見ながら俺はついさっきまで見ていた夢のことを考えてみる。 …あのブランコに乗っていたのはハルヒなのか? …もしそうだとしても何になる?この状況を打破する鍵になるのか? 昨日の長門とのやりとりを思い出すが接点が見つからない。 「ちょっと!目覚ましが鳴ったのに起きないってどういうことなの!?」 あぁ…お袋がブチ切れた… とりあえず謝って反省の色を見せておく。 下手に反論しても自分に100パーセント非があるので...
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