涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki内検索 / 「長門と猫」で検索した結果

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  • 長門と猫
    今日、俺は珍しく長門の住むマンションに来ている。理由は長門がここ2日間学校へ来ていないからだ それを気にした我らが団長様が 「キョン、行って来なさい!」 などとぬかしやがった 正直俺も心配だったんだが流石に家におしかけるなんてことはしようとも思わず 自分で行けと俺は言い返した。するとハルヒは 「私だって行きたいわよ。でもこれからちょっと用事があるの」 なんの用事だ。どうせ本当に小さい1マイクロにも満たない用事だろ。 「うるさいわね。ついでにみくるちゃんと古泉くんもバイトがあるんで無理だそうよ」 「すみませーん」 と微笑むエンジェル朝比奈さん。いえいえお忙しいでしょうどうぞお気になさらずに 「すみませんね。ではお言葉に甘えます」 といきなり顔を近づけてニヤケ面が言った。顔が近い。気持ち悪い。あとお前には言ってねえ! 「じゃあ そういうことだから今日の部活はここまで 解散!」 本当にわがま...
  • 長編・長門有希
    ...キー ユキは好き? 長門と猫 よっこらせっと 長門平手打ち編 消失版 長門有希の感情 ハイテンションユッキー【黒版】 ミステリックサイン保管ネタ お茶 こころここにあらず 『長門有希の遅刻』 涼宮ハルヒの別れ 長門有希の誕生 長門有希の看病 長門有希の情報操作/長門有希のコンタクト オーディナリ ホリデー ミステリック・サイン後日談 やる気のない長門有希 望まれた世界 最終兵器長門 長門喫茶 長門有希に花束を 一万二千年 lost my..... 長門有希の豹変 長門有希の調教 ハートレスエンジェル 【キョンのお誘い】 できること。できないこと。 piment 長門の日々 長門有希の戦慄 長門有希の報告 ホワイトカレーと長門とカレー 長門とシャミセン 【長門有希の無題】 【誤作動~部室にて~】 消失、そして 長門有希の正夢 消えた.. 放課後恋愛談 鶴屋さんと長門っちと編 Lost ...
  • 長門とアイス
    「今回は、わたしと、みくるちゃんと、古泉君ね。 キョン、分かってると思うけど、暑いからってサボっちゃダメよ? これは不思議探しなんだからね!」   時は、期末テストも終わり、あとは夏休みを待つだけとなった1学期の終わり。 俺たちは、例によって例のごとく、朝の喫茶店で不思議探しのメンバーを決めるくじを引いたところだ。 今回は、俺は長門とのペアだ。   喫茶店を出て、ハルヒたちとは別行動を取る。   「さて、長門…どこか、行きたい所とかはあるか?」   長門は、ゆっくりと視線を俺に向ける。 その首が、左右に僅かに振れる。否定を示すジェスチャー。   「とくにない」   ふむ、と俺は考えを巡らせる。 前に長門と組んだときは、図書館に行ったんだったな。 あの時は、本棚の前で本を広げ、時間になっても全く動こうとしなかった。 とくにない、とは言ったが、こいつはやっぱり図書館に行きたいんじゃないだろうか...
  • 長門と古泉
    いつもの昼下がり。文芸部室には長門が一人。時おり、ぱさり、ぱさりとページをめくる音だけが聞こえる。がちゃり、とドアノブを回す音がして入って来たのは古泉だ。 「おや、めずらしい、長門さんおひとりですか。他の皆さんは?」 長門は本から顔をあげもせずに、校庭の方を指さす。 「またですか」 と古泉はいつもの笑顔で苦笑いしながら席についた。最近、ハルヒは来年の文化祭で撮影予定の「朝比奈ミクルの冒険01」の企画に夢中で、「カメラテストをする」と言ってはカメラマンにキョンを指名して、朝比奈ミクルに片っ端から様々な衣装を着せて校庭でテスト撮影を繰り返している。衆人環視のもとで奇妙キテレツな服装をさせられる朝比奈さんこそいい迷惑だ。 「....」 朝比奈ミクルも、キョンも、ハルヒもいない部室と言うのも妙に静かだ。長門はもともと何も話さないし、古泉はハルヒやキョンとしか基本的に会話しない。実際、長門と古泉...
  • 長門と朝倉の喧嘩
    おはぎの続きです 前回のおはぎ騒動から復活?した朝倉。今ではすっかりクラスに馴染んでる。 ハルヒと仲良く話しているところを見ると、俺がナイフでグリグリされる事も無いだろう。長門も「大丈夫」と言っていたしな。 しかし何故だろう?今、部室の空気は最悪です。あのハルヒでさえ部室の隅のほうで朝比奈さんと一緒に震えてる。あ、前も震えてたな。 古泉は「バイトに逝って来ます」と青くなりながら足早に出て行った。生きて帰ってこいよ そして原因はまたしても朝倉と長門である。とりあえず落ち着け二人とも 「「うるさい!」」 えーと、俺、帰って良いか?もの凄く怖いんだが。 怒った顔の長門なんてはじめて見たし、朝倉は今にもナイフでグリグリして来そうだし。 しかし、長門が怒るなんてよほどの事なんだろう。部室の隅で朝比奈さんと怯えてるハルヒに聞いてみた。ハルヒ、何があったんだ? 「えっと、いつも通り部室に来たら有希と涼...
  • 長門とシャミセン
    日曜日、特にすることもないので自室でゴロゴロと雑誌なんかを読んでいた。 クシャ そんな擬音と共にシャミが雑誌の上に乗りニャアと鳴く。猫を飼ったことがある人ならなんとなくわかるだろうがこの行為は“遊んで”のサインか“ご飯催促”のサインなのだが… うちの駄猫に限りそれはないと断言しよう。何故ならシャミは我が家の家族となってからというもの妹にシッポを捕まれたりドアに挟まれた時以外には鳴いたことがないからだ。 「にゃんだよ?お前が鳴くなんて珍しいじゃないか」ついつい猫言葉が出てしまうのはご愛敬だ。 「暇だから遊びに来た」 ぬあぁっ!しゃべ、喋った!?また喋っちゃったよコイツ! お前まだ喋れたんかい!というツッコミにシャミは以前とは比べものにならないほど高い声でとつとつ語り始めた…………この声は長門? 「そう」 つまり要約するとシャミこと長門は暇だから遊びに来たらしい。 これじゃ要約しすぎか。...
  • 長門とちぇんじ
     さて、では現在の私の状況を説明する。 特筆すべき事態は皆無の状況を維持していたのはこの放課後までだった。即ち、この放課後に特筆すべき事態が発生したということにほかならない。 珍しく沈黙を守っていた涼宮ハルヒが突然再起動し、この文芸部室にまで引きずられた。 容姿・生体的基礎能力、そして性格が他を非常に大きく逸脱したこの女子生徒は私の高校生活最初の日から私の後ろの席に居座っていたのだが、彼女は他を拒絶 してるようであったし、私も興味はなかったので、これまでと同じように時々友人(補足すると中学から異性としての要素を考慮にいれない付き合いをしていた国木田君や高校から話すようになった数人の女子生徒だ)と話をしながらも大半では黙々と読書にふける学校生活を送っていた。 どうやらそれがいけなかったらしい。 私は客観的に見れば、正にという無口文学少女だろう。しかし私は一人の人間であり、全...
  • 最終兵器長門
    俺は駅前で待っていた。 長門を、俺の想い人を…   長門の超人的(正確には宇宙人的だが)能力が世間にばれたのは、約一ヶ月前のことだった… 例の一件で長門を消却しようとしていた情報統合思念体は、ハルヒによって消滅させられ長門は普通の女の子になったかに思われた。 しかし、そうはならなかった。情報統合思念体は消滅したが、長門個人の能力は失われなかったのだ。 俺は長門に対し能力は使わないように注意をしていた。 しかし、あの日……俺と長門が二人で市内散策をしていた時である。   向こうから俺にむかって猛スピードで走ってくる車… はねられる!俺がそう思った時……長門はためらいもなく能力を使った。俺のために…… 運悪くその近くにはカメラを持った人物がいて、長門はその瞬間を撮られてしまった……… そして、その映像はその日の夕方に全世界に流された。   前の長門なら簡単なことだったろう。世界の人々に対して情...
  • 長門物→??
    金曜日放課後、部室で二人 キョン「なあ、長門お前って何か趣味とか無いのか?」 聞いても無駄だろうな、こいつは本ぐらいしか楽しみが無さそうだし 長門「・・・・・・別に」 キョン「他には無いのか?例えば・・・・・・・・」 長門に合う趣味ってなんだ?やっぱり本が一番合うが、それじゃつまらないだろ。 俺が見つけてやるよ キョン「よし、今度一緒に出かけようぜ」 長門「・・・・」コクリ 長門はすこし驚いたような顔をしていたが何か納得したようにうなずいた。 待ち合わせは長門のマンションに俺が行くことに決まったのだが、 長門と出かけるとしたらどんなところがいいだろうか? 服とか買いに行けばいいよな?あいつも制服だけじゃあつまらないだろうから 前日の不思議探しはいつも通りの結果で終わり。今日は長門と出かける日だ。 しかしただ出かけるだけと言ってもこれはりっぱなデートだよな。 長門はどうも思っていないだ...
  • 長門いじめ2
    思念体「製造番号2……応答しなさい」 長門「……なに?」 思念体「涼宮ハルヒが……嫌われた仲間にどういった反応を示すかのテストをしたい……」 長門「……それがなにか……?」 思念体「製造番号2……おまえには明日からクラスの嫌われものになってもらう……明日から一週間」 長門「……」 思念体「感情がないから辛くはないな……では伝えた……以上」 長門「……」   次の日 男子1「お前今日も学校来たのかよ、いてもいなくても変わんねーから学校くんなよ!! コラ!!」 ドガッ 男子2「学校これねーようにしてやろうか? おい聞いてんのかネクラ!!」 ボグッ 長門「……う」 女子1「いいじゃんそれ! 坊主にしてやるとか顔焼いてやるとかさぁ!!」 ドガドガ 女子2「どうせいくらやってもあたしたちが注意されたりしないからね」 ドガドガ 長門「……ううっ」 放課後   キョン「おい長門」 長門「(ビクッ)…...
  • 長門の日々 第4話『甘すぎる暴走』
    長門の日々 第4話『甘すぎる暴走』   いつもは一人寂しくあの坂道をヒーコラ言いながら下っているが、 なんと今日は一人ではない。長門がいる。 女子と肩を並べて下校する、なんてのは実に学生青春ドラマ的で、 俺だってそういう生活を夢に見なかったかというと嘘になる。 そして今、俺はその夢を実現させている。もちろん、楽しいに決まっている。   ――――が、しかし。 長門と二人だけなのに、まったく俺が話に加わることが出来ないのはなんでだろうね。 話に加わる、ということは俺の隣の長門は誰かと喋っていることになるよな。 だが、ここには俺と長門しかいない。少なくとも10m以内には。 長門が携帯で誰かと喋っている、という線も無い。 では、誰と喋っているのだろうか。   ……長門だ。 いや、もちろん長門はまるで電波な人のように一人で喋っているわけではない。 実際、長門は長門と喋っているのだ。 このなぞなぞ、解...
  • 長門有希とお酒
    それは冬も寒さが増してきてもうすぐ冬休みだ、と期待している俺に立ちはだかる期末試験の壁を越えようとしているとき出来事だ。   俺は放課後にSOS団の部室で勉強をしている。分からないところがあっても万能な仲間たちに教えてもらえるし、天使に入れてもらったお茶を飲みながら勉強することができる。 その上勉強の邪魔になる物はほとんど無く、また集中していなかったり他の事をしているとハルヒが激怒してくるため俺は仕方無しにも集中し、それが良い結果をもたらす事が分かっているためだ。 強制労働のように勉強させられている。しかし頭には凄い入ってくる。少し寒いのが難点だがこの勉強場所は最高だと思っている。もっとも試験期間以外は勉強はしたくないが。   期末試験はすでに始まっていて、残すところあと3日、7科目という状況で本日も3教科の試験を受けて残すところあと4教科となった放課後、いつも通り文芸室で俺は勉強...
  • 長門有希の絶望
    ソレは突然起こり突然終わった 情報統合思念体内で急進派が主権を握り ハルヒを拉致・解剖しようと乗り込んできたのだ 小泉・朝比奈 両名はその場で殺され ハルヒはどこぞに連れて行かれた そして俺と力を封印された長門は 不滅のゾンビ女・朝倉涼子の手により 囚われの身となってしまった 長門が別の場所に連れて行かれる 長門と目が合った あんな怯えた目の長門は始めてみた キョン「・・・・・なんで俺達を殺さない」 元1年5組の委員長に聞いてみる 朝倉「だってずっと消えてたんだもん♪ 私も少しは遊びたいわ・・・・・」 この時俺は  もう長門と会えないんだろな と悟った・・・・・ 長門は床のの上に転がされていた 長門が動くような気配は無い、気絶しているのだろう その姿はあまりに無残であった 朝倉から”遊び”という拷問を受けたからである 長門の全身はいたるところ傷だらけで血がにじみ...
  • 長門VSみくる
    長門VSみくる ----------------------------------- 部室のドアをノックする。 返事はないが声が聞こえる、言い争っている。 あわてて部室に入る、 入った瞬間に硬直する、思いもよらない光景がそこにあった。 「…どういうつもり」 「こ、これが、最適解なんですぅ」 長門と朝比奈さんが言い争っていた、 いや、長門が朝比奈さんに詰め寄っていたという方が正確か。 俺が部室に入った事をまったく気付いていない、二人にとってそんな事はどうでもいいようだ。 朝比奈さんはいつに無く真剣な眼差しで長門を見据えている、 長門は冷たく無機質な瞳で朝比奈さんを射抜く。 長門の右腕が変形し剣のように伸び鋭くなる、そして朝比奈さんに切りつける。 あっと思った瞬間、朝比奈さんはいなくなった、消えた、いや、長門の後ろに立っていた。 朝比奈さんは、えい! と言いながら長門を突き飛ばし、 長門...
  • ホワイトカレーと長門とカレー
    「ホワイトカレーよ!カレーなのに白いのよ!不思議だわ! SOS団として、この不思議を見逃すわけにはいきません。 今日はみんなでホワイトカレーを食べましょう!」 今日も無駄にテンションが高い我らがSOS団団長が高らかに言い放った。 要するにお前が食ってみたいだけだろうが。 CMを見た妹が騒いだ我が家では発売から早々に食卓に並んだが、味は結局ただのカレーだぞ。 「はあ……ホワイトカレー、ですかあ……?」 朝比奈さんはしきりに首を傾げている。この愛らしいお方はCMを見たことがないのかもしれない。 「いいですね」 こんなとき決まってハルヒに賛同するのはイエスマン古泉だ。もちろんニヤケ面スマイルつきで。 「ちょうど僕の知り合いがハ○スに勤めていまして、つい最近家に結構な量のルーが送られてきたんです」 お前の話はどこまで本当なのかわからんから俺はもう一々考えたりしないからな。 「じゃあ決まりね。あたし...
  • 眠気と休日~長門と古泉編~
    午前7時半。 わたしはいつもの喫茶店に向けて歩いている。しばらく前の探索の日は危うく《キョン》に後れを取ろうとしたため、これまでより15分早く出ることにした。 いつもとは少し違う風景、出会う人も少し違う。新しい発見、時間をずらして移動するのも興味を持った。 グラウンド、大人の人間が集まって何かしている。 あの時の……《野球》だ。 遊撃手の人だけ、一際若いようだ。わたしの目は、その若い遊撃手の動きを追っていた。 朝日に照らされながら、軽快にボールを捌く彼は、とても引きつけられる。興味深い。 しばらく立ち止まって見ていると、試合も終わり、一人だけ着替えを済ませた遊撃手の人がこっちに来た。 「………あ。」 驚いた。さっきまで、わたしが目を奪われていた遊撃手の彼。 彼は副団長、古泉一樹だった。 「おや、長門さん。お早いですね。」 彼が話しかけてくるのに頷いて答える。 「どうせですし、一緒に行きまし...
  • 眠気と休日~キョンと長門編~
    今、俺はとても貴重な体験をしている。場所は図書館。 何かって?長門有希が俺の膝の上で寝てるのさ。俺の考えた作戦がこうもハマるとはな。 軽い解説をしてみようか。 昨日、うちの親は所用で親戚の所へ泊まり行くことに。 俺と妹が留守番の予定だったが、俺は谷口と一緒に国木田の家に泊まりに行く予定があったわけだ。 つまり、妹を誰かに預けなければならない。…そこで俺は考えた。 妹を預けると確実に一晩中遊び続けるだろう。つまり寝れない。 宇宙人は寝なかった時、どんな状態になるのか!! とまあ、チャチな実験番組のようなことをしようと思ったわけだ。 長門は妹を快く受け入れて、見事に寝ることの出来ないまま、集合場所にきた。 まず、変化が見られたのは午前中。俺はハルヒと長門と三人になったのだが……長門が石につまづき「……あ。」などと声をだしたり、俺達二人に歩くスピードで遅れを取ったりしたわけだ。 ハルヒもさす...
  • 長門有希無題3
    ガーー 自動ドアが開き目に飛び込んできたのは見知った顔だった 店員「あのお客様?」 長門「・・・・」 長門である、長門もセブンイレブ○にくるのか 夕飯でも買いに来たのかな? ハルヒのこと以外で長門と会うのは少ない気がする 店員「えっと、630円になります」 長門「・・・・」 なにやら様子がおかしいのか? 店員が困った顔している、なにかあるのだろうか? キョン「よ、長門」   長門「・・・・ぁ」 店員「ぁ、ぁの~、630円になるのですが・・・・」 630円?だいたい弁当の値段くらいだが、 なぜこの場はフリーズしている 長門は無表情である っと目線をさげると長門の手にはがま口の財布が握られている また懐かしい財布を・・・っと 口が開いて中身がみえるのだが・・・ キョン「5円!?」 店員「へ?」 キョン「い、いえ、なんでもありません」 5円って、長門、今目の前にレジにだしている弁当は630円だぞ...
  • 長門の日々 第5話『恋のスクランブル』
    長門の日々 第5話『恋のスクランブル』   起きる瞬間ってのは自分でも分からないもんだ。 そもそも、起きる瞬間ってやつの定義が分からん。 脳が起きた瞬間か?目を開けた瞬間か?体を起こした状態になった瞬間か? ……なぜこんな小難しいことを朝っぱらから考えなきゃならんのだ。 まぶたが重い。出来ることなら時間が許す限り布団にくるまっていたい。 が、しかし。 学校ってもんがそれを許してくれない。 まぁ、楽しいこともあるだろうからな。それはそれでいい。 だがここで一つ確認しときたいことがある……。 朝起きて気づいたら制服に着替えてて鞄の中も準備ができてるってのは、 一般論からいくと俺が寝ぼけてて、ただ覚えてないだけ、だよな?   本当に、そうだったら俺も苦労はしないんだろうけどな……。   おい、有希。 「……何」 ……なんで俺は制服なんだ? 「わたしが着替えさせた。……大丈夫。見てない。」   お...
  • 長門の湯
    『長門の湯』 なに、給湯器が壊れたから風呂には入れないだって。 なんてことだ、一日の疲れを癒すべくささやかな楽しみにしていた風呂に入れないとは、許しがたい暴挙だ、責任者、出て来い! と、ぼやいたところでどうしようもないが、ぼやかせてくれ。 「キョンくーん、行こうよー」 しかも、妹を連れて銭湯に行け、とは、うちの親も無茶なことをいう。なんだかんだ言ってもあの妹だって、すでに男湯には入れないような年頃だから、なにも俺が連れて行くこともなかろうに。 まぁ、いいか。たまには銭湯の大きな湯船にゆっくりつかるのもいいだろう。 そういえば、銭湯などというものには長らく行ったことがなかった。昔行ったはずの近所の銭湯も当然のように廃業して今はマンションが建っている。 しかたなく俺は、初めて銭湯に行くことにやたらとうきうきしている妹を連れて少し離れたところで今も営業をしている銭湯に向かってチャリンコを転...
  • 長門の日々 第7話『淡い想い』
    第7話『淡い想い』   ……ユサユサと、俺の体が揺さぶられる。 昨日は早く寝たとはいえ、疲れていたのでまだ眠い。 そんな俺の気持ちを察さずに、誰かが俺の体を揺さぶり続ける。   ん?…休みの日ぐらい……もうちょっとだけ……。 「……きて……起きて……」 ん?長門か……? 「……有希」 そうか……じゃあもう少し、寝かせてくれ……。 「起きないのなら……こうする」   ん?なんかズボンがもぞもぞ、と…… ってやめろ!有希!   とっさに左手で右手を掴む。 「……だめ?」 何がしたいのかはよく分からんが、駄目だ。 「……けち」 俺はけち、と言われるような行動はしていないがな。 「……起きた」 ……それが狙いだったのか? 「そう」   なんか後付けみたいな気がしないでもないが、 そんな細かいことを気にしないのが俺の特徴だ。許す。 とりあえず、起こしてくれたことには感謝しておこう。   起こしてくれ...
  • 長門有希の豹変
    いつもの朝。ジリリリリと鳴る目覚まし。それによって起こされる俺。 あぁ、すがすがしい朝だ。 妹爆弾も回避できたしな。   と、枕元に置いてある携帯が鳴る。 み、み、みらくる、みっくるんr 長門だ。何の用だろう? 「なんだ?」 「今すぐ来て欲しい。私のマンション。」 「制服でいいか?」 「いい」 「わかった、今すぐ行く」 「…そう………あと…」 「?」 「もし私が変わっても、動揺せずに接して欲しい。」 「なんのことだ?」 「……早く。」 長門の言葉を聞くと俺は電話を切り、すぐさま制服に着替え、 朝飯も済ませないまま家を出た。   自転車で行くこと25分。こんなもんか。 長門のマンションに着いた。 確か長門の部屋の番号は……708、だったな。 ピンポーン…… 「……」 「俺だ」 「……」 …ガチャ そしてエレベーターに乗る俺。7階を押す。   そういえば、小さい頃はエスカレーターとエレベーター...
  • 長門有希の歌声
    「ぅ上野発の 夜行列車 ぉおりたときから~」  眉間には刻み込まれたような皺、すがり付くように握り締めるマイク、 俺と二人きりのカラオケボックスで、長門は本日数曲目のリクエストを熱唱している。 事の始まりはある日の不思議探索午前の部、長門と二人組になった俺が 『今日も図書館でも行くか?』 と聞いたところ、 「むしろカラオケ」 と答えられたのがきっかけだ。 「時間の経過とともに他との調和を保ちつつ変化する情報群、それはまさに宇宙の理想的な抽象形態の一つであり、  情報統合体の活動に対し高い親和性を持つ」 「それは私たちインターフェースに対しても同様。ノイズやゆらぎを膨大に含む有機体との接触によって蓄積された  エラーはそれらの活動をより単純、純粋に抽象化した情報群、一般に呼ばれる所の音楽に触れることによって解体、  再構成を効率的に行うことができる。」 「したがって、私たちインターフェースは...
  • 長門vs周防 ~その②~
    こうしてお互いのプライドを賭けた地球外生命体の一大決戦が、なんの因果か地球上で繰り広げられる運びとなった。 三丁目ラーメン屋前の商店街通りで開催された当イベントは、物好きな野次馬的好奇心旺盛な聴衆で満員御礼。 ひとつの長机に長門と周防が並んで座り、臨戦態勢にはいったところで店主により試合開始の合図が告げられた。 古泉「両者一杯目の醤油ラーメンにとりかかりましたね。見たところ、出始めのペース配分等は互角といったところですか」 キョン「お互い試合前に間食をすませてるというのに、よくあんなハイペースで食べられるもんだ」 みくる「あれ、2杯目に入ってから、長門さんのペースが落ちてませんか?」 キョン「やっぱり腹ごなししてきたウォーミングアップが響いているのか?」 古泉「いえ、違います。テーブルの下を見てください!」 キョン「下って……あ! あれは、周防が長門の左足を踏みつけている!」 古泉「ただ...
  • 長門有希の変化
    涼宮ハルヒは俺のことをどう思っているのだろうか? 古泉は俺がハルヒに選ばれたとか言っていたが、俺は宇宙人でも未来人でも超能力者でもないどこにでもいるただの男子高校生にすぎない。そんな俺が選ばれた?…なぜだ? どうしてハルヒが俺を選ぶというのだ? 「……………」 真っ白な天井を眺めていても答えは出て来ない。 「……寝るか」 俺は考えるのをやめて電気を消した。   夏の暑さもひと段落し、この忌々しい坂道もようやく汗をかかずに昇り切れるようになった頃、ハルヒのことで毎日のように頭を悩ませている俺に新たな頭痛の原因となる出 来事が起きた。 いつものように教室に入りいつものようにハルヒに話しかける。 あいかわらずハルヒは俺の後ろの席にいる。というか、なぜ何度席替えをしてもハルヒが俺の後ろの席にいるんだ? 「よう。窓の外に宇宙人でもいたか?」 「んなわけないでしょ、バカ!」 バカと言われるのももう慣...
  • 長門有希の密度
    『長門有希の密度』     やっと衣替えになった。しかしいくら半袖でもこの時期の湿度の高いじめじめ天気では、あまり効果は感じられない。教室にクーラーを設置しろとは言わないが、せめて除湿機能だけでもあれば、快適に勉学に励めるのだが……。睡眠ではないぞ、一応言っておく。 教室にさえないんだから、この旧校舎・部室棟にはクーラーなどと言う文明の利器は存在するわけがない。いろいろ文芸部室に持ち込んでいるハルヒでさえ、クーラーまでは手が回らないらしい。ただし、いつの日かあの大森電器店の店主がクーラーを設置するために部室を訪れそうな気がしないではないが。   そんな蒸し暑い放課後の部室にいるのは、今のところ俺と長門の二人だけだ。他の連中は掃除当番かなんかだろう。俺は、いつものようにきりっと背筋を伸ばし、不動の体勢でハードカバーを読みふける小柄でスレンダーな長門の姿をぼんやりと見つめながら、昼飯時の谷口や...
  • 長門有希の小説
    それはなんでもないいつもの会話から始まった。ここはSOS団の部室で、谷口も国木田も休んだ俺は1人で教室で弁当を食べることが恥ずかしくて逃げてきたんだ。 そしたら長門が本を読んでいて、弁当を食べ終わった俺は無意識に話しかけていた。   「長門、その本は面白いのか?」 「ユニーク。」   まさにいつもの会話だと思う。ここまでは。 なにせ前にも同じような会話をした記憶があるしな。しかし何も考えていない今日の俺は一味違う。   「たまには違ったジャンルの本でも読んでみたらどうだ?」 「……?」   長門は数ミリ首を傾げて、何を言ってるのか分からない、というような表情を俺に仕向けてきた。 俺は少し考えて言った。   「恋愛物の小説でも読んでみたらどうだ? 人間の『恋愛をする』って感情がわかるかもしれないぞ?」 「そう。」 「それに恋愛小説ってのは曖昧な感情を意外と的確な表現で表してくるからな。情報の...
  • 長門有希の素顔
        「『食』がおきる」 へ? 「『食』」 ………。 「長門さん、困っていますよ。ちゃんと説明しないと」 「……『蝕』のこと」 「『しょく』? 一体どういう字を書くんだ?」 「『食』とは天体が別の天体に見かけ上重なり、相対的に奥となる天体が見えなくなる現象。  見かけ上重なる原因は観測地点となる場所が惑星などそれ自身が動いているために起きる場合と……」 「長門さん……。簡単にいうと日食や月食ですね。」 ああ、やっとわかりましたよ喜緑さん。これでも長門の言いたいことは誰よりもわかっているつもりですが お仲間にはかないませんよ。 「いいたいことはわかりました。で?」 食がおきたらどうなんだ? 「『食』がおきる事によってわたしたちの能力が制限される。」 ??? 「長門さん、あなたが説明する、いつも通りだから大丈夫っていうから任せたのにそれじゃ伝わりませんよ。  まさかいつもそんな説明なんで...
  • 長門有希の憂鬱IV 四章
    四 章      電話を切ってベンチから立ち上がり、軽いめまいに似た妙な達成感に浸っているところで携帯がブルブル震えた。ハルヒに電話するのをすっかり忘れていた。 『キョン、ずっと話中だったけどどうしたの』 「ああ、中河と話してた」 ハルヒはクククと漏らすような笑い声を出しながら、 『で、で、ひとりの女をめぐって男同士のケリをつけたのね?』 「別に決闘を申し込んだわけじゃないさ。あいつは知らなかったんだよ、俺と長門が付き合ってることを」 『へー。世の中にはあんたより鈍い男がいるのね、見直したわ』 それは褒めてんのかけなしてんのかどっちなんだ。   「長門と一緒に会社経営したかったんだとさ。昔と変わらず熱に浮かされてるっていうか夢見がちっていうかな」 『前言撤回、中河さんはあんたよりずっと情熱的だわ。好きな人と仲むずまじく会社を運営していくなんてロマンがあるじゃないの』 冷めてて悪かったな。...
  • 長門の日々 第14話『ど根性右手』
    第14話『ど根性右手』   それにしてもあの世界でのあのセリフを噛まなくて良かった。 良くあんな長い名前をスラスラ言えたな。追い詰められれば光る男だな、俺は。 こんな不安感のかけらも無いような思考が出来るのも、 ちゃんと帰ってこれたという実感が今猛烈に沸いているからだ。   今、長門を抱きしめている。 この行為ほど安心できるものは他には無いだろう。 俺の腕の中で眠そうな子猫のような仕草をしている長門。 ……正直、たまりません。   さて。 こんな真っ暗な公園でいつまでもこうしているわけにもいかないので、 とりあえず家に帰ることを提案する。   「わたしの家にきて」   そんな返答をよこす。 あの世界での出来事を思い出す。まぁ、いいだろう。 俺は肯定の意を長門に伝える。   移動している間中ずっと長門は俺に抱きついている。 あぁ懐かしきこの感触……控えめな……って、駄目だ、考えるな俺。 そん...
  • 長門vs周防、再び
     (※長門vs周防のつづきです)     うだるような暑さが、じりじりと肌を焼く。すっかり梅雨もあがり、本格的な夏が到来したのだ。 俺は汗をだらだら流しながら、だるい身体を引きずるように公園の並木通りを歩いていた。妹にジャンケンで敗北し、コンビニへアイスを買いに行くはめになったのだ。あそこでグーさえ出さなけりゃ。グーさえ出さなけりゃ。 あつい…。 ボーっとする頭の中で後悔の念がぐるぐるサーキットのように回り続ける。ため息をもらした俺は、流れる汗を手でぬぐい、空になったコーラの缶を公園のゴミ箱へ放り込んだ。 ふと、ゴミ箱に目をやる。なんだ、あのゴミ箱からはみ出ている棒は? ゴミ箱からにゅっと突き出ている白い2本の棒が妙に気になり、俺はゴミ箱に近づいた。なんだこりゃ。マネキンの足じゃないか。 まったく。どこの誰だかしらないが、公園のゴミ箱にマネキンを捨てるなんて。まあ路上に放置したり川に流...
  • 長門有希のきまぐれ
    まぁ何も期待してなかったといえば嘘八百どころか嘘八億になるというもので そりゃあもう期待しまくりで文芸部室もといSOS団の部室のドアノブの捻ったんだが。   俺がなにをそんなに期待してたのかというと 普段俺はドアをノックしてから部室に入る。 なぜならばあの朝比奈さんが衣の着脱の真っ最中である可能性があるからだ。 確認してから出ないとそりゃあ紳士として失格ってものだ。 だが今日の俺は違った。たまにはノーノックで入ってもいいだろう、不可抗力ってヤツさ。 もしかしたら朝比奈さんの裸体が拝めるかもしれないしな。 一度くらい、そんなヘマしたっていいはずさ。 「すいません!ノック忘れてました!」とでも言やぁいいのさ、一度くらいそんな破廉恥なことをしてもバチはあたらんだろう。 まぁ朝比奈さんが着替えのさなかである可能性はかなり低いが、たまにはそんな夢も持たせてくれよな。   とまぁこんな思考をめぐらした...
  • 眠気と休日
    眠気と休日~キョンとみくる編~ 眠気と休日~キョンと長門編~ 眠気と休日~キョンと鶴屋さん編~ 眠気と休日~長門と古泉編~ 眠気と休日~キョンとミヨキチ編~
  • 長門有希の三日間
    『長門有希の三日間』     一日目   世の中はゴールデンウィークだ、6連休だ、8連休だとか言って浮かれているようだが、俺たち高校生には関係ない。暦通りに学校に行って、暦通りに休みになるだけだ。大学生にでもなれば、休みと休みの間も教授が休講にしてくれるのかもしれないが、残念ながら北高にはそんな気の利く教師はいない。 一応愚痴ってみたが、今日からはやっと連休だ。ところがだ、朝から北口駅前の喫茶店で爪楊枝のくじ引きを引いているのはなぜだろう。 「ほら、さっさと引きなさい」 そう、不思議探索だ。明日からハルヒは家族と出かけるので、今日中に不思議を見つけ出さないといけないらしい。ということでSOS団の5人が集まっているというわけだ。 「印なしだな」 先に引いた朝比奈さんと古泉は印ありで、3番目の俺が印なしだった。ということは、残り2本は印ありとなしが1本ずつだから、俺は、ハルヒか長門のどちらかと...
  • ある日 文芸部室にて
    ある日 文芸部室にて キョン「今日は長門と古泉しかいないのか」 古泉「朝比奈さんは用事で今日はこられないとのことです」 なぜ朝比奈さんはおれでなくこんなやつに言付けを頼んだのかと、少し腹が立ったがまぁいい 古泉お茶いるか? 古泉「はい、お願いします」 長門は? 長門「・・・・・コクリ。」 おまえら、朝比奈さんが来ないこと知ってるんなら自分の分くらい入れとけなまけものどもめ やかんをコンロにかけていると後ろから気配がする 長門「・・・・・・・・。」 ん?どうしたんだ 長門「まだ?」 あー、もうちょっと待ってくれすぐ作るから 今日はやけにせっかちだなぁ、そんなに喉が渇いていたなら自分で入れとけばいいのに というか、宇宙人でも喉が渇くのか などと考えていると突然長門のやつが俺のズボンのチャックを開け始めやがった キョン「おい長門何してんだ」 えらく冷んやりした手が俺のものを握っていた う...
  • 題名付き・あま~い短編
    ちょっといじわる 結婚記念日 長門とアイス キーワードは恋愛 甘える キョンの告白 長門さん、へい! 涼宮ハルヒの願望  涼宮ハルヒの奇跡 涼宮ハルヒの理想 甘いプリンの秘密 涼宮ハルヒの決意 夏の夜の・・・ 不治の病 未来 お揃い 『居眠り』 涼宮ハルヒの発熱 おとめごころ 長門と古泉 Strawberry Of Shortcake それって迷信じゃないのか? カンケリ 進路 年明けバカポー 凡人に泣いた日 ニチジョウ 従順なハルヒ 寒中暖あり ONE DAY ON THE SNOW ツンデレマフラー ピロートーク Pretty Devil Remedy of love 桜風 俺の右隣には アル雨ノ日ノコト 日常じゃない日常 4月1日の長門 結婚後の橘キョン アフター ザ ナイトメア ミッドナイト・コーリング アニマル涼宮(旧題動物シリーズ) バカップル保守 胸焼けプリン 朝倉涼子のグ...
  • よっこらせっと
    ハルヒ「キョン、スキヤキするからお肉買ってきて」 キョン「…………」 ハルヒ「ちょっとキョン?きいてるの!?」 キョン「………ああ」 長門「……………」 キョン「よっこらせっと」 長門「理解した」 キョン「??」 ハルヒ「??じゃあとりあえず500円ね」 キョン「あ…あぁ」 バタン ハルヒ「ところで有希、何を理解したの?」 長門「……先程、彼が立ち上がったときに本当に言いたかったことは「よっこらせっと」ではない」 ハルヒ「じゃあなんだってゆうのよ」 長門「……」 ハルヒ「ちょ、ちょっと有希?なんでないてるの?」 長門「……なぜ」 ハルヒ「……有希?」   長門「……泣いている」 ハルヒ「…え?」 長門「私が泣いている…」 ハルヒ「……有希?」 長門「………一人にして」 ハルヒ「…………」 …バタン 長門「…私が泣いている」   有希はどうしちゃったんだろう…キョンが原因なのはわかってる...
  • 長門有希とキス
    「長門、今日おまえんち行っていいか?」 いつも通りの二人きりの部活。俺は解放した気分でメガネをかけた長門に言う。わかってるんだ。断るはずなんてない、と。 「……」 沈黙の頬に赤みが差す。ハードカバーか俺の顔か、どちらを見ていたほうが自然なのか考えている風でもあり、しかし返答は俺も知ってのとおりだった。 「来て」 下校から始まる長門のマンションに着くまでのシーンは今の俺には無意味であり、それゆえに飛ばした。あっという間に長門の部屋の玄関だ。別段、不思議ではない。 「待ってて」 俺を居間に通した長門は、いそいそと台所へお茶を淹れに行く。俺は面白がってその後をそっと追いかけ、緑茶をこぽこぽ入れる長門のすぐ後ろまで来た。 俺に気づいたとき、びっくりしてお茶をこぼすだろうか?それとも、微笑を携えてゆっくり俺の胸にもたれかかってくるだろうか? 俺は迷った。どっちにしよう。 「……あ」 長門は増した...
  • 名前変換夢小説
    ここは名前を変換して楽しむドリームな小説置場です。 <名前変換夢小説を読む手順> まずは飛ぶ ↓ スクリプトが出てきたら自分の名前や好きな名前を入力する ↓ ハルヒ世界のみんなとの世界を堪能しましょう web拍手を送る ・女体化キョン 直球、もしくは魔球キャッチボール  キョ、キョ、キョンさん、今なんと仰いました? 恋、雪、通学路にて  「最初に好き、って言ったのはどっちだった?」 「て を は に」  大切なのは選ぶこと。  ただそれだけで彼女に電話する。夜明け前。 ・涼宮ハルヒ 図書委員のススメ  なんでよりにもよってコイツなんかと。(図書委員) 続・図書委員のススメ  「あ、ほら。涼宮、図星だとふてくされる」(図書委員その2) カレーラーメンって売れますかね  「別にいいが理由を聴かせろ!」(図書委員その3) 幸せの定義って、響きだけだと三流ドラマ。  幸せは歩いてこない...
  • 長門有希の憂鬱Ⅰ三章
    長門有希の憂鬱Ⅰ 三 章 俺はひどい頭痛と轟音とともに目が覚めた。 自分がどこにいるのかしばらく分からず、起き上がったところで天井に頭をぶつけた。 あれ、こんなところに天井があったかな。 そうだった。俺は泊まるところがなくてホームレスに段ボール箱を借りたんだった。 頭上では電車がひっきりなしに行き来している。 俺はそろそろと箱の外に出た。寒い。震え上がってまた中に戻った。 段ボール箱の中、意外に保温性があるんだな。手放せないわけだ。 俺はジャンパーを着込み、身をすくめてやっと外に出た。 一晩の宿は冷蔵庫の箱だった。それを見てまた寒気がした。 時計を見ると七時だった。おっさんたちはまだ寝息を立てているようだ。 俺はサンちゃんの家に、その玄関らしきところからありがとうと書いたメモに千円札を挟んで差し込んだ。 もしかしたら明日も世話になるかもしれない、などと不安と期待の入り混じった気...
  • 二月の雪
    俺は目を覚ます。 妹のノルマンディー上陸のような荒々しさはなく、緩やかな目覚めだった。 その小さな手は俺の肩を遠慮がちに揺らしていた。 「……あ、あの」 か細い声が聞こえる。 「……あ、あの」 その聞きなれた声は俺を覚醒するのには十分だった。 「な、長門!?」 上半身をがばっと起こし、長門らしき人物の顔を凝視する。 ギザギザな髪型に、吸い込まれそうな瞳の上を覆う眼鏡。 ――長門だ、確実に。 でも、どうしてここに? というか、眼鏡をかけている? ぐちゃぐちゃになった思考をなんとかまとめてみる。 寝起きドッキリか? いや違うな、長門がそんなことをするはずがない。 ……眼鏡? もしかして、あっちの世界の長門か? 「……どうしたん……ですか?」 長門は首を傾げて不思議そうに俺を見つめる。 いや、それは俺が訊きたいんだが。 「いや、どうして長門がここにいるのかと思って」 「え、どうしてって」 「それ...
  • 長門有希の憂鬱IV 一章
      一 章  Illustration どこここ    我が社の社員旅行、じゃなくてSOS団夏の強化合宿から帰ってきてからやっと仕事のペースが戻った八月。ゲームと業務支援ソフトの開発とメンテで寝る間もない開発部の連中に気を使ってのことか、俺たち取締役も夏休み返上で出社していた。お盆はどこも営業してないんだからせめて三日くらいは休みをくれと上訴してみたのだが、「社員旅行楽しかったわよねぇ」ニヤリ笑いをしながらのたまう社長にむなしく却下された。俺は合宿でCEOの権利を得たはずなのだが、ハルヒの言う次期ってのが四半期のことを言っているのか営業年度を言っているのか分からず、結局はまだまだ先の話だ。    そういやこの会社に入ってまともな休みはなかった気がするが、それはハルヒが土日にやる突発的イベントのためで、そのほとんどは市内不思議探索パトロールなのだが、疲れ果てた体に鞭打ってまで駅...
  • 機械知性体シリーズ メニュー
    □機械知性体シリーズ   □『機械知性体たちの輪舞曲』      長門有希個別キャラスレッドまとめサイトさんにて掲載。    内容としては長門有希を中心として、朝倉涼子と喜緑江美理たちインターフェイスたちが、原作時系列順にその舞台裏を描写していく長編となっています。    長門有希による一人称。      長門誕生の三年前から、最終的には「消失」を独自解釈で記したもの。    「朝倉青鬼説」を元に、主に長門と朝倉の関係性に比重を置いています。    一部オリジナルキャラクターが登場するのでご注意ください。      綺麗にまとめていただいたサイトさんへのリンクです。    http //detourist.net/post/lond_of_tfeis     □『機械知性体たちの協奏曲』      上記の『輪舞曲』の外伝扱いのもの。    朝倉視点による長門と朝倉が幸せに暮らしていた三年...
  • 長門有希の我侭
    今部室にいるのは俺と長門だけである。 ハルヒは機嫌が悪く、無言で俺を睨んでから先ほど帰宅、 朝比奈さんは課外授業、古泉はバイトだ。 ハルヒの不機嫌オーラで息が詰まりそうだった部室は束の間の平和を取り戻した。 ハルヒが不機嫌なのは俺が諸事情から二人きりの不思議探索をすっぽかしたせいだ。 俺はその言い訳をするために部室にやってきたものの取りつく島はなし、 教室では言わずもがなだ。昨日の晩、電話口でさんざん怒鳴ったうえに、 妹を使っていやと言うほど嫌がらせをしてもまだ不満らしい。 素直に悪いとは思うが、せめて話くらい聞いてくれ。 俺は意味もなく大きなため息をついた。 「今回の件はあなたが悪い」 突然、長門が口を開いた。 「涼宮ハルヒがわたしとあなたとの関係を疑っていることは理解していたはず」 ハルヒは、とある出来事から俺と長門の関係を疑っている。 俺も長門もそんな事実はないと否定したのだが、未だ...
  • 長門有希の報告 あとがき
    あとがき この作品は、『涼宮ハルヒの憂鬱』の舞台が兵庫県西宮市であることを知った時に着想を得ました。 舞台が西宮ということで、キャラクターの台詞をいわゆる「関西弁」にしたSSはないかと思い、色々とSSを読んでいましたが、単発の雑談ネタで原作の一場面を「関西弁」に訳した例があるくらい。二次創作で「関西弁」を使ったものはありませんでした。 「ないんだったら作ればいいのよ!」とは原作のハルヒの弁ですが、ちょうど担当者は大阪府出身で、兵庫県下にある西宮の近くの街に住んでいた時期もあるし、北口駅のモデルとなった阪急西宮北口駅も行ったことはある。加えて、身近には西宮市出身の友人もいる。条件は揃っていました。 もっとも、後に「関西弁」を使ったSSが皆無な理由を痛感することになりますが。 また、当時職場で大量の文書を校正する必要に迫られていて、校正の練習にもなって趣味と実益を兼ねられるかもと、軽い気...
  • ハルヒがみくるでみくるが長門で長門がハルヒで…
    それはある晴れた日のことだった。 部室に行ってみると、まるで特撮番組の怪獣のようにわめきまくるハルヒも、 いつもオドオドとしていて守ってあげたくなる小動物系の朝比奈さんも、 樹海の奥にひっそりと生えている花のような気配の長門もおらず、年中スマイルのバーゲンセールをしている「アイツ」しかいなかった。 「やぁどうも。僕が来た時には誰もいなかったのですが…いやぁ、手持ちぶさたでしょうがなかったのです。どうです?一勝負。」 と言ってトランプの入った、いかにも安っぽい四角い箱を持ち出してきた。 いいだろう。完膚無きまでに叩きのめしてやるから光栄に思え。 「ははっお手柔らかにお願いします。」 ふん。そういう事はトランプの神様にでも言うんだな。お前の大好きな神様とやらに。 こうして俺たちはポーカーを始めた。あんな不思議なことが起こるとも知らずに。   ハ「よぉ~し!これで写真集が出せるくらいの写真が集ま...
  • エレベータ
    『エレベータ』 SOS団の雑用係に勝手に任命されている俺は、多くの買い物荷物袋を持ちながら、昼下がりの街並みを抜けて、やっと長門のマンションのエントランス到着 した。 そんな俺の隣を、セーラー服にダッフルというこの季節の定番の衣装を身に着けた長門が、小さな袋をぶら下げてながら静かに歩いていた。 スーパーアンドロイドとはいえ、見た目は小柄で華奢な女子高生である長門に、でっかい荷物を持たせるわけには行かないので、スーパーで買い込んだ物が 入った袋の大半は俺がぶら下げている。 「ちょっとしたものなら一緒に買って来てやるのに」 「涼宮ハルヒの依頼による買い物であなたはいっぱい。わたしの個人的な買い物までお願いするのは忍びない」 俺一人で買い物に行くようにとハルヒに仰せ付けられたのだが、長門も買い物があるから一緒に、と言ってついてきてくれた。 「すまんな、長門、いつもいつも」 「いい」    す...
  • 長門有希のコンタクト
    長門がいなくなって数日経ったが気になることがある。 手紙の最後の言葉・・・。”新しいインターフェースとコンタクトをとって”   結果から言えば呆気なくどういうことなのか判明した。   俺にとっていつも通りではない文芸部室で古泉とオセロでやっていた時。 いつも通りの勢いでドアが開いた。   「みんな~!まった~?」 「今日は紹介したい子がいるのよ~!その名は!」 「長門有希でーす!今日転校してきたばかりだけど面白そうだからこの部に入ろうと思ってまーす。」 「古泉君の次にまたもや謎の転校生よ!」   な、長門!?いや、どう考えても違うだろ。見た目はもしかしたら長門かもしれないが。中身がおかしいって。   「あっ、キョンくーん。会いたかった~!」   こ、こら。抱きつくな!   「キョンその娘と知り合いなの?」 「えっと・・・まぁ遠い親戚みたいなのかな・・・。」 「ふーん。」   どうなってんだ...
  • 長門の日々 第3話『熱愛たる理由』
    長門の日々 第3話『熱愛たる理由』   教室に着いた。 また授業が始まった。しかし、俺は放課後の部活で長門の休みの言い訳を考えていた。   ―――で、一番ベターで安全なのが、 『学校も休んでるみたいだし風邪かなんかだろ』となった。 「風邪だろ」と言い切ったらまたハルヒに怪しまれるだろうしな。 やっぱりこれしかねぇ。   周りを見渡せば誰もいない。どうやら授業が終わって皆帰ってしまった後の様だ。   ……なぁ長門、何時の間に授業終わってた? 「8分42秒前。」 そうか。ハルヒも先に部室へ行ったみたいだな。 じゃあすまんが長門、また包帯だ。 「……そう。」   ……部室のドアの前だ。 さて、入ろうか。 と、その前にもしかしたら朝比奈さんが着替えをしている最中かもしれない。 ノックをするのを忘れない俺はなんて紳士なんだろう。 コンコン。 「はぁーい」 朝比奈さんの甘ったるい声が聞こえる。 ドアを...
  • 長門の真実
    お約束のように、古泉が最後にやってきたのは、いつもながらの変わり映えのしない、団活の真最中だった。どうせなら、不思議体験ツアーだけじゃなくて、毎日の団活でも最後に来たら、おごり、を励行して欲しいものだ。入って来るなり古泉は俺のそばに来て 「ちょっとお話が」 などと、ほざきやがった。顔が近いぞ、古泉。なんだ、言ってみろ。 「ここではちょっと」 とささやく古泉の視線の向こうには、いつものごとくハルヒが....、ん、 なんだ、長門の前じゃいえない話か? 「はい」 「何、古泉君?キョンと内緒話とは聞き捨てなら無いわね。」 「いえ、御婦人方にお聞かせするような内容では」 「あー、いやらしいわね。そういう話はどっかでさっさと済ませて来て頂戴」 「はい、それでは」 古泉は 「中庭へ行きましょう」 といつものテーブルへ俺を誘った。 「今度はなんの話だ?」 ハルヒ、お前はまた、特大級の閉鎖空間でも生成した...
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