涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki内検索 / 「2」で検索した結果

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  • chapter2
    ...うちのクラス以外 の2,3年の名簿を全て見たが朝日奈さん、長門、古泉、喜緑さん名前は名簿に 無かった。)だ。なんで自分のクラスを後回しにしたかって? 理由はいたってシンプル、ただ単にハルヒの名前の無い名簿を見るかもしれないと 思うと行きづらかったんだよ。笑うなら笑え。 さてと、これがラストの名簿か…、頼むちゃんとハルヒの名前が載っててくれよ。 そう願う一方で、おそらくハルヒの名前は無いだろうと俺の理性は訴えていた。 俺はそんな複雑な心境の中、恐る恐る名簿を開いた。 「くそっ、やっぱり無い!」 この時の俺の声は自分でも信じられないくらい焦っていた。 「どうする…、どうする…。」 いや、落ち着け…、名簿に名前が載って無いからと言ってあいつが 存在しないことにはならないだろ、前のときみたいに別の学校に 通ってるだけかもしれない。 でも…、もし…そうじゃ…なかったら……。 去年に似たような事...
  • でんぢゃらすハルヒ2
    ...しい。 「やぁやぁ、2人ともよく来たね。 今日は2人に見せたいものがあるにょろ。 これにょろ!!」     そういうと、鶴屋は金で光った大きなものを見せた。     「じゃじゃ~ん、見てほしいにょろ!!」 それは、金色に光った鶴屋の銅像だった。 「どう?めがっさかっこいいでしょ!?」 みくるは、何かおぼろげない様子で 「え…、えぇ。とてもすばらしいです」 「ハルにゃんは?」 「とてもいいじゃない!!すばらしいわ!!」 「でしょでしょ!!あたしの家族の親戚の人があたしのためにって わざわざ作ってくれたにょろ!!2人が喜んでくれてうれしいっさ!!」 話し続けようとした瞬間、その時、   ♪あたしTwinkle twinkle littie MonStAR 暴れだすこの気持ち~   とここで一本の携帯の着メロがなった。 それは鶴屋の携帯だった。 「ちょっと電話しにいくにょろ、3分で戻ってく...
  • メニュー2
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  • 教科書文通2
     「日本史の教科書が、なくなった?! 長門さんのがですか?」  僕の素っ頓狂な声がコンクリート地が見え隠れする廊下に響く。 ああ、いけない。 今まで築き上げたイメージが。 涼宮さんや彼が聞いてなきゃいいんだけど……。 「そう。 あなたに教科書を借りた翌日、もう忘れないように鞄に入れて登校し、ロッカーに入れた。 しかし、今より5分56秒前に廊下に固定してある生徒用ロッカーから日本史の教科書を取り出そうとしたら、教科書がなかった。 昨日、13時16分46秒に世界史の教科書を取り出した際には確かにあったにも拘らず。」  相合傘事件が勃発した日の翌日。 長門さんは、再び9組の教室に現れた。 またよりにもよって廊下側の席の山田くんに僕を呼ばせて。 ああ、背中に刺さるニヤニヤとした視線。 昨日あれから散々からかわれたっけ……。 皆、口では羨ましいだの何だの言ってたけど、本当は慌てふためく僕を見て...
  • >>DEAR. 2
    ...顔のニヤケと困ったが2割増しに見えやがる。 「いいけど、ここじゃハルヒがそのうち来るぞ」 そう言うと古泉は急に思案顔を作った。珍しい、それはいつもの『本当は困ってないんですよ』スマイルでは無く、本当に困っている様であった。 「では、食堂の自販機で」……あそこにはいい思い出が無いのだが。 かつて古泉が実は超能力者なんです宣言をしたここで、あの時と同じ様にコーヒーを飲んでいる。 あの時よりはこいつを信用しているつもりだが、それでも男二人で飲むコーヒーはうまくない。 こら、そこのカップル。いちゃつくんじゃありません。 古泉はというと、ずっと眉根を寄せて手をつけていないコーヒーを見つめていた。 何だか俺から切り出す気にもなれず飲みきったコーヒーの紙コップを手持ちぶたさに折り曲げたりしてみる。 よく分からないが胸の中のモヤモヤが一層増した気がした。畜生。 古泉の顔が今日は少し違って見えるとか...
  • Project512_Part2
     Project512_Part2-もくじ- Part1はこちら Part3はこちら Part4はこちら Part5はこちら Part6はこちら Part7はこちら Part8はこちら Part9はこちら     ──●<アッー!──   【チャック・朝倉涼子誘拐事件】   【チャック・国木田くんの憂鬱】   【小ネタ・鬱木田くんの保守】   【チャック・国木田くん誘拐事件】   【チャック・長門有希の鬱系SS】   【チャック・中河に禁則事項?!】   【書き下ろし・中河が来る!】   【お題短編・五輪とカオスとメタミドホス】     #今回収録を減らして読みやすさを狙って見ました。    ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・              _人人人人人人人人人人人人人人人_            __>   ゆっくりしていってね!!!   <-─ - 、 ...
  • 2月14日の出来事
    ...み返していた。今日は2月14日、周りの様子から察すると涼宮さんが 彼にチョコを渡すために長門さんと朝比奈さん、を巻き込んで昨日から今日の朝まで準備をしていた、といったところでしょうか。さてどんな事が僕と彼を待ち受けていることやら…、できれば先日のように山ひとつを掘り返すといったことにはならないでほしいのですが…。おや、そんなことを考えている間にバスは例の停留所に到着してしまいましたね。   今日は前とは別のルート、前回降りてきたほうから登るようです。ハキハキと先頭を歩く涼宮さん、 それについていく長門さんと朝比奈さんを眺めつつ、これからのことに期待と不安を抱き頭をかいていると、ある疑念が生まれたので彼にカマをかけてみた。 「さあ、行きましょう。ここまで来たら引き返せないのは僕もあなたも同じです。」 すると、僕の予想は当たっていたらしく彼は今日が何の日か知らないといった感じにきょとんと...
  • 佐々木とキョン2
    ~佐々木宅にて~    電話が鳴る。誰からだろう。   「はい、もしもし」    携帯から聞こえてきた声を聞いて安心する。   「おう、佐々木か?」    彼だ。     僕が別人だとしたら、君は一体誰の携帯に電話しているんだい?」    言う必要のない文句を一つ。    それを彼は、笑って返してくれる。   「はは。そういうなよ。社交辞令みたいなもんだろ」   「くつくつ。それでどうしたんだい?待ち合わせの時間まで、まだ二時間以上はあるけど?」    私の声が聞きたくなったの?    ……もちろんそんなことは聞けない。    まだ恥ずかしい。   「あぁ、それなんだが……すまんが今日は行けなくなったんだ」    なるべく不機嫌になったのを悟られないように言葉を返した。    彼の勘はなかなかに鋭い。こと恋愛ごと以外には。   「……訳を聞こうか?」    理由はこうだ。    妹が風邪を...
  • スノーホワイト・レクイエム2
    お妃様は、美しい鏡に己の顔を映し、艶然と唱えました。 「鏡よ鏡、わたくしの問いに答えておくれ」 はい、お妃様、と鏡は愛する妃に恭しく答えました。 ---------------- 温く哀しい夢を、見ていたような気がした。 古泉はうつ伏せていた身をそっと起こす。何時の間に眠っていたのだろう、と懲り固まった肩を微かに鳴らす。机に突っ伏して眠を取るなんて、随分、久し振りの行為であるような気がしたのだ。名残惜しさも相まって、霞がかった意識をどうにか覚醒させようと瞼を掌で軽くさする。 睡魔から解放されるのを待っているうちに、日は大きな傾きを見せていた。窓から降り注ぐ落陽の光は、オレンジ色に夜の闇を混ぜたような陰のある色彩を帯びている。 何という事もない、見慣れた文芸部室だ。 転寝をしていた古泉は、間近に開きっぱなしに伏せられていたハードカバーを、寝起きで回らない頭をどうにか動かそう...
  • 森園生の電子手紙 エピローグ2
    ...ね…でも個室に男性と2人きりの状況で寝るのは無防備じゃない?まぁ新川なら心配ないか。 「そうね…じゃあその前に少し一服してくるわ。」 言いながら私は旅行鞄から煙草とライターを取り出し、ジーンズのポケットに突っ込むと立ち上がる。 「ここで吸ってもよろしいですよ?」 「せっかくフェリーに乗ってるのに、個室に居るのもったいないでしょ?」 私は新川に手を振ると船室を出て階段を上りデッキに出た。 太陽が夏の終わりを惜しむようにギラギラと照りつける。もう8月も後半なのにご苦労な事ね…。私は煙草をくわえ、火を着けるとゆっくりと煙を吐く…良いわね景色ね。 爽やかな潮風、太陽の光をキラキラと照り返す海。私は煙草をくわえたまま柵に寄りかかる。海を見ていると飽きないのは、やはり生物が海から生まれたからだろうか?などと古泉のみたいな思索に耽ってみる……柄じゃないわね。     後は国木田君が隣に居れば最...
  • 長門有希の報告Extra.2
    Extra.2 長門有希の思惑  いろいろな事件やらごたごたやら、すべてが終わった後。俺の目の前には朝比奈さん(大)がいる。  そう。俺達は『すべてが終わった後』の、公園にいる。 「すべてが……終わりました。」 「……そうですね。」  静かに、これまでの数々の出来事に思いを馳せる。 「いろいろ……ありました。」 「そうね。わたしはあなたより更に長い時間を掛けているんだけどね。」  きっと、そうなのだろう。俺は一時的にとはいえ過去と現在を行ったり来たりし、三年ほどそのまま待つことになった時もあった。さらには、一万数千回も繰り返す夏の二週間、年換算で590年以上を過ごしたこともあった。  だが、これらは俺の意識の上では経過していないことになっていて、見かけ上は、一繋がりの時の流れになっている。これは俺も、朝比奈さん(大)も同様だ。  だが、朝比奈さん(大)が過ごした時間はそれだけではない。...
  • 間違いだらけの文化祭 Scene2
    ...理解が普段よりも0.2秒遅れた。 不慣れなことは否めないがそれ以上の要因が考えられる。 キョンと呼ばれることをキミの深層意識が嫌がっているように、相手が死んだからといって自分も死を選ぶ依存的な男女の名前で呼ばれることを僕も嫌がっているのだろう。 今さら推測するまでもないことだけどね。僕としては自明の理だ。 それより気になるのはキミだ、キョン。 僕をそう呼ぶとは、意外とキミはあの演劇を気に入っているのかな。 話を通しやすそうで良かったよ。朝から時間のかかることを頼まれて困っていたんだ」    獲物を前にした肉食動物の笑顔だった。  嫌な予感がする。 「佐々木、悪いが用があるなら後にしてくれ」 「用件はすぐ済む。なぜ逃げ腰になっているんだい?」  お前がそんな風に笑う時はロクなことを言わないからだ。 「くっくっく。まだ何も言っていないのに酷いな、キョン」  ……これからロクでもないこと...
  • 森園生の電子手紙 2
    ...で黒猫の縫いぐるみを2人でとった時のはしゃぐ森さんの可愛い声と、照れた様な微笑みが僕の頭から離れない。 普段のメールでは凄くクールで知的な感じだけど、会って話すと、可愛い一面もあって…でも大人の落ち着いた余裕もあって……うぁ…ダメだ…また心臓がバクバクし出した…。   やっぱり好きになっちゃったのかなぁ?でも、僕みたいな子供を森さんは相手してくれるだろうか? 森さんにしたら、弟と遊んでいるような…そんな気分じゃないだろうか? と少しネガティブな事を考えながら、今日のお昼に約束した森さんからの電話を待っていた。     暇を持て余していると携帯に知らない番号から着信があった。誰だろう? 「もしもし?」 『もしもし、古泉です。突然失礼致しましす。』 何で僕の番号知ってるんだ?あっ…キョンにでも教えて貰ったのかな? 「珍しいね?どうしたの?」 『急を要するので手短に言います。地図を送りま...
  • 森園生の電子手紙 エピローグ2番外編 涼宮ハルヒの誘拐
    高校に入学して2回目の夏。俺達はまた例の機関所有の孤島に合宿に来ていた。その2日目の話だ。 孤島の別荘から伸びる三叉路、俺はそこで途方に暮れていた。向こうから古泉が走って来る。 「駄目です……島の東側では見付ける事が出来ませんでした。」 その顔には普段の余裕の微笑みは無く、焦燥に満ちている。さっき国木田が北側を探したが居なかったらしいし…俺が調べた南側も人影なんてまるでなかった。 「後は新川さんが捜索している西側だけですか……これはいったん別荘に戻って情報を整理した方が良いですね。」 「それしかないな……分かった。」   やれやれ、なんだよこの状況は…また機関絡みか?     午前7時過ぎに目を醒ました朝比奈さんによると、既にハルヒは居なかったらしい。その時は朝比奈さんは、天気も良いし朝の散歩にでも行ってるのだろうと気にしなかったらしい。 しかし朝食時になってもハルヒは戻らなかった。おか...
  • 縁は・・・2
    まぁなんだ、高校時代、俺は散々ハルヒにもっと考えろー、みたいなことを言葉にするにしろしないにしろ考えていたと思うんだが、どうやらそれは少し前の俺にこそ言うべきだったようだ。 結局俺は古泉に言われるままハルヒの大学に来ていた。俺の通う二流大学とは比べ物にならない風格が漂っている。 やっぱ国立は違うねまったく。 だがよく考えると古泉もここに通っているわけで、顔も良くて頭も良くて何だオマエははとか思ったり思わなかったりする。 ただそれでも、 「それでは僕は講義がありますので」 などといって立ち去っていったのはやっぱり気を遣ってくれたのだろう。 しかし。 ハルヒに会うのはいい。だが、何を言えばいいというんだ?  確かにSOS団で集まりたいとは思った。だがハルヒと1対1でとなれば話は違う。 しかもそれは漠然とした考えでしかなくて、いざ会うとなると何を言え...
  • ありえぬ終焉 Ver.2──喜緑江美里編
    *バッドエンド注意 *ありえぬ終焉 Ver.2の喜緑さん視点になります。     ありえぬ終焉 Ver.2──喜緑江美里編      生徒会室では、会長が一人残って仕事をしていました。    私は、お茶をいれて、机の上に差し出します。 「どうぞ」 「すまんな、喜緑君」  会長は、湯のみを手に取り、口をつけます。    私はその様子をただじっと見つめていました。    私の視線に気づいた会長が、顔をあげました。 「ん、なんだね?」 「会長。私にとって、あなたとともにあった日々は、大変有意義なものでした」 「いきなり何をいいだすのかね? 過去を振り返るにはまだ早い。生徒会の任期はまだ残ってる」 「いいえ、あなたの任期はもう終わりです」 「それはどうい……うっ……」  会長の目がうつろになっていきます。  お茶に仕組んだ毒が効いてきたようです。私が特別に構成した最も苦しまずに死ねる毒が。   ...
  • 余ったピース・足りない欠片2
    ...うに抱えてる、なんで2人が   「どうかされましたか?」 「んん なんでもないわ」   古泉君は気がつかなったようだ   その店は住宅街のほど中にあった、こんな場所で商売になるのかと思うくらい 店の格もちょっと高そう、確かに制服では気後れしてしまいそう、そうね キョンなら入り口で残念ながらって断れるかもしれないわね 味も量も申し分なし、値段だけは、古泉君が教えてくれなかったので解らない けど、きっとそれなりにするんでしょうね 話はさっきの店のこと、明日の部室での下準備、次の休みの不思議探索であの 店にお邪魔するにあたってのこと、 さっきの告白めいた話の続きは出てこなかった、気を使わせちゃったのかな   家の近くまで送ってもらう 「今日は楽しい時間をありがとうございました」 最後まで如才ない、さすが古泉君である   家に入るまえ振り返ると大きな月に見つめられているようだった 【足り...
  • Dear My Friend 2
    キョン「ういーっす……あれ、古泉オンリー?」 古泉「みたいですね」 キョン「長門は?」 古泉「火影になられるそうです。なんでもいたくお気に召した漫画が有ったらしく」 キョン「……アイツならなれそうだな。つか、チートだ。朝比奈さんは?」 古泉「……出家なされました」 キョン「そうか……そうだったな」 古泉「あの日は四月だというのに雪が降りましたね。まぁ、済んだ事を悔やんでも仕方がありません」 キョン「そう……だな。ハルヒは?」 古泉「先程、用事が有るとかで書置きを残して帰って行かれましたよ」 キョン「お前と二人か。色気に欠けるな」 古泉「そう言わないで下さい。たまにはのんびり野球盤なんかも良いでしょう?」 キョン「……それはそうと、ホワイトボードのあの『書置き』はなんて書いてあるのか、分かるか?」 古泉「スワヒリ語ですからね。僕も涼宮さんに翻訳して貰わないと読めませんでした」 キョン「長門以...
  • Starry Sentimental Venus 2
    ...教えないとあたしの32mm砲が火を噴くわっ!」 スリッパじゃねぇか。いや、確かに威力は折り紙付きだけどさ。止めろ。止めて下さい、お願いします。 「……次のやられ台詞は『やっくでかるちゃー』かな」 「何もロボットものに固執する事も無いでしょ。『あべし』とか『ひでぶ』とかも分かり易くて好きよ?」 何の話だ、二人揃って。話が脱線してるぞ、馬鹿。 「あー、俺の知り合いの超能力者はな」 「ふんふん」 「その力を使える時間が決まってるんだよ。パートタイマー制っつーのか? あんな感じ。今日の所は八時半過ぎだな」 「……何、その中途半端な時間設定。二十四時と零時の狭間、辺りにしておきなさいよ。夢が無いわね」 悪かったな。お前だってラノベやら漫画やらの読み過ぎだ。大体、そうじゃないといけない理由が有るんだよ。 「理由って何よ。一応聞いてあげるわ」 あたしは心が広いからね、とホザく団長様。誰を比較対象に...
  • ありえぬ終焉 Ver.2
    ※バッドエンド注意        ────パーソナルネーム長門有希より、指揮下にある全インターフェースに告ぐ。総員ジェノサイドモード。涼宮ハルヒの生存を脅かす敵を殲滅せよ。        「機関」本部ビル。  そこに忽然と現れた長門有希は、ただ静かにそう命じた。  「機関」の方針が涼宮ハルヒの抹殺に転換したことを把握した情報統合思念体は、「機関」構成員及び関係者の抹殺を決定したのだった。   「派手にやっちゃっていいのかしら?」  長門有希の隣に立って、軽い口調でそう言ったのは、あの朝倉涼子であった。 「好きにすればよい。この任務が終われば、あなたは再び情報連結を解除されることになっている。日頃の憂さを晴らす少ない機会を存分に生かせばよい」 「なんだか道具扱いされてるみたいで気に入らないわね」 「情報統合思念体のインターフェースに対する認識はその程度のもの。だから、我々も自分の判断で動けば...
  • 一夏の恋 エンドロール2
    Many times I ve been alone and many times I ve cried. Anyway you ll never know the many ways I ve tried. (何度も独りになり、何度も泣いたことがある) (理解しては貰えないだろう、足掻くだけ足掻いてはみたのだと) 八月十七日、燦々と光注ぐ白昼。 水撒きの後の濡れた路上を踏み渡って、僕は穏かな心地で目的地――SOS団の集合地へ向かっている。本日の活動内容は、涼宮さん曰く「マル秘事項よ!」とのことらしいのだが、さて、この度はどんな計画を披露して頂けるのやら。レジャーランドでアトラクションを順番待ちする子供のように、繰り広げられるものを想像しながらの足取りは軽い。 昨年のこの時節は、途切れぬ夏のループに見舞われ肝を冷やしたが、今年の夏がエンドレスサマーと化す事はないだろうと僕は確...
  • 長門有希の報告Report.2
    Report.02 涼宮ハルヒの認識(前編) 「何(なん)やの? せっかく我らSOS団が犯人とっ捕まえたろ思(おも)てんのに。」 【何(なん)なの? せっかく我らSOS団が犯人をとっ捕まえてやろうと思ってるのに。】 「ええ加減にして! 私はあんたらに頼んだ覚えない! 勝手に押しかけてあれこれいらんことするわ、偉そうに根掘り葉掘り嫌な事を聞いてくるわ……あんたら一体何様やの!? そんなに人の不幸が嬉しいんか!? 最っ低や!!」 【いい加減にして! 私はあんたらに頼んだ覚えないわ! 勝手に押しかけてあれこれ余計なことするわ、偉そうに根掘り葉掘り嫌な事を聞いてくるわ……あんたら一体何様のつもり!? そんなに人の不幸が嬉しいわけ!? 最っ低!!】 「せっかく我らSOS団が特別にタダで事件を解決したろ言(ゆ)うてんのに! もうええわ、全然このありがたみが分かってへん人に、親切にしてやる必要もな...
  • a unique solution 2
    ...ている北高生徒が半径200メートルいなくなったのを見計らったように。  普通逆なんじゃないか?という言葉は口に出さずにいた。  ハルヒは何やら思案顔でいたからだ。無言のままずんずん進んでいく。  俺は肩口で揺れるハルヒの毛先を眺めながら、二歩後ろを黙ってついていった。  二十歩ほど無言で進んでからハルヒは突然立ち止まった。俺も倣って立ち止まる。  ハルヒは振り向かずに深呼吸一つして言った。 「あたしね、今日9組の男子に告白されたの」  内容とは裏腹に声のトーンはまったく浮ついてなく、寧ろ重く感じた。まるで『重大な事故が起こりました』と告げるアナウンサーのようだ。  その重大ニュースを報告された俺は俺でどう反応したらいいものか悩んだ。  その事実は現場の直下に居合わせて知っていたからな。驚きは半減以上だ。  しかし俺は『今初めて聞いたフリ』をしなくてはならない。  ここは何も余計なこと...
  • 涼宮ハルヒの追憶 chapter.2
    ... chapter.2 おわり。 chapter.3
  • 夢見ぬ蛙は終末に鳴く2
      土曜日は呆気なく訪れた。 恋人関係を彼女と営み始めてからの変化と呼べる変化は、下校を共にし、少し会話が増えた程度のものだ。それでも涼宮さんや朝比奈さん、「彼」には大層驚かれたし、自分でもその微小な移り変わりへの戸惑いは払拭できていない。それまでの僕らは私的な交流というものがそもそも皆無であった。   僕と長門さんが彼氏彼女の付き合いになったのだという報告は、長門さんに暫くは公にしないよう頼んで伏せさせて貰っている。機関に子細を伝えたところ、時期を見た方がいいという推断が下されたからだ。 機関の上層部は、想定通り、概ね今回のことをいい風向きと捉えているようだった。 かつて最大規模の閉鎖空間が、涼宮ハルヒの焼餅で発生したことを思えば。長門有希が恋愛的アプローチを「彼」に取らないということが手堅い事実としてあるだけでも、彼らにとって随分と助かる展開であるのは間違いない。 『出来得る...
  • 不思議探検組み合わせコンプリート計画 2人組編
    『キョン&ハルヒ』   今日の午後はハルヒとペアになった。 持つかな~俺の体力。   ハルヒ「はぁ!?キョンと二人?勘弁してよ!」 キョン「勘弁してほしいのはこっちだよ、まったく。」 ハルヒ「何よ!私と二人がイヤなワケ?」 キョン「だってお前とだとどんな風に振りまわされるかわかったもんじゃないからな。」 ハルヒ「分かってるじゃない!じゃあ早速行くわよ!     あ!行っとくけど代金は全部あんた持ちだから!罰金よ罰金!」 キョン「へいへい、どこへでも連れってってください、団長様。」 ハルヒ「よろしい!じゃあ、行くわよー!」   満面の笑みで俺の手を引っ張って走り出すハルヒ。 この顔を見せられると、どんな扱いを受けても腹が立たなくなるのが不思議だ。 俺も奴隷体質が身についてしまったってことなのかね。   キョン「やれやれ。」     『キョン&長門』   今日の午後は長門とペアになった。 ま...
  • 涼宮ハルヒの追憶 Intermission.2
    ――Asahina Mikuru とても綺麗な春の夜空を見上げ、わたしは思います。 このあと未来に帰らなきゃいけないこと。 そして、あの人のことを。 わたしがこの時間に来て、もう五年になるかなぁ? なぜわたしみたいな役に立たない人が送られたんだろう? わたしは初め、不思議に思っていました。 でも今なら、分かります。 『役に立たない』わたしを時間が必要としているんだって。 わたしはなんであの人を好きになってしまったんだろう? 顔なら古泉君のが何倍もかっこいいし、 背だって高くって、笑顔も素敵だしね。 でもわたしはあの人が好き。大好き。 でもでも、この時間での恋愛は最重要の禁則なの。 障害が大きいほど恋は燃え上がるって言うけど、そんなの嘘。 だって、あの人は絶対振り返ってはくれないもん。 胸の大きさは彼女に負けてないし、 顔だって彼女よりかわいいと思うんだけどな。どうしてだろう。 わた...
  • 私の選んだ人 第6話~6 1/2
    ... 幕間劇 61/2へつづく 私の選んだ人 幕間劇 61/2 古泉一樹を転校させた時、彼はまだ訓練の途中だった。 涼宮ハルヒの周辺に潜入させる為、私が、彼を抜擢したから。 彼を選んだ一番の理由は、彼がその見た目に反し、非常に義理堅い心を持つという素質。 私は、それを、利用した。 いざという時、共に長い時間を過ごした仲間を簡単に裏切れる様な情の浅い人間を、異常に勘の鋭い涼宮ハルヒが自らの身の回りに置く筈が無かった。 潜入者が、SOS団に強い愛着を持ち、有事の際に機関を裏切る事をも厭わない事。それが、その時必要な人材の条件だった。 そして私は、古泉一樹を、選んだ。 彼の訓練がもっと進んでいたら、彼を選ばずに済んだかもしれない。と、私は時々思ってしまう。 でも、彼を選んだのは、私。 私は...
  • (消失)長門有希のもしも願いが叶うなら 第2章
    2章  1日目 街は静まりかえっていた。まるで人間すべてが消えてしまったのではないかと錯覚してしまうほどに。わたし1人、夜道を歩いていた。ふと、北高の校門前で立ち止まった。時刻は午前3時を回っている。 わたしは本が好きだった。読むことも書くことも。時間を見つけては小説を書いている。小説を書くことは難しい。小説を書いていると行き詰まることがよくある。原稿を睨んでいても、アイデアは一向に浮かばない。そんなときは、散歩することにしている。今、散歩をしている理由はまさしくそれ。わたしの書いている小説の続きがどうしても書けない。クライマックスがどうしても書けないのだ。ハッピーエンドにすべきなのか、バットエンドにすべきなのか。読み手はどちらを望むのだろうか。わたしはどちらを望むのだろうか。 ◆◆◆◆    私は、ごく一般的な高校に通う高校1年生。この学校に通って半年になる。私の趣味は本...
  • それでもコイツは涼宮ハルヒなんだ 2
    4,三十分の一  氷雨の中を逃げるように帰ってきた。制服の上着とコートを椅子の背凭れに放り投げて、ノンストップでベッドに四肢を投げ出す。ズボンに皺が出来るがそんなのは知ったことか。  自室を片付けて掃除をして――といった当初の予定をこなす気も起こらない。教室を出る時、ハルヒの顔を見ておけばよかったかと思う。……いや、見なくてよかった。見ていたらきっと……なんでもない。  ケータイにいつの間にか来ていた着信は古泉から。「何かありましたか?」という簡素なショートメールは修飾や回りくどさといったものを極限まで削り取ったようで、あの話好きからのメールとは思えない。とりあえず「お前には関係ない」と返信。  即座に返信。「いつでもご相談下さい」との内容。どこまでも胡散臭さが付きまとうのは、これはもうあの男の持って生まれた性質なんだろうさ。とりあえず、ケータイは床に投げ捨てた。  ……俺の部屋...
  • 私の選んだ人 3 1/2~4話
    私の選んだ人 幕間劇 31/2 僕の名前は処刑人。 僕の両手にはずっしり重い両刃の斧が握られている。 目の前に断頭台がある。 とても大きく、黒く、禍々しい。 皆はその断頭台を指して「名無し」と呼んでいる。 「名無し」の下には、僕の一番大切な人が立っている。 僕が視線を向けたから、彼女はそこに立たされた。 僕は逃げ出せないよう「名無し」に命綱という名のロープで繋がれていて、そのロープは更にギロチンの刃へと繋がっている。 処刑台の下を見ると、僕の仲間が居る。 皆は「名無し」を指差し楽しげに笑い合い、僕に手招きしているが、背後に迫る重大な危機に気が付いていない。 僕は助けに行こうとするが、「名無し」に繋がれた僕の命綱は短すぎて、届かない。 仲間の半分には手が届き、残った半分の内1人は安全。でももう1人に手が届かない。 僕は握り締めた両刃の斧と命綱を見比べる。 これでこのロープを切...
  • バレンタインは雪の日で。
    2/13 22 32K 明日は二月十四日、つまり世間で言うあれだ、バレンタインデーである。 まぁ一般的な高校生なら少しぐらい期待をするのが当然の事だろう。 しかし、俺の場合は期待が出来ない。 まず俺自身は一般的だが俺の周りの環境が全然一般的じゃないわけで。 そして我等が団長様がこんなイベントを見逃すはずが無いわけだ。 明日が心配だ…と思いながら眠りの世界に引き込まれていく… 2/14 07 15K 「キョーンくーん起ーきて!」 ぶはっ! ったく少しは静かに起こす事を学んでくれ… 「だってそれじゃぁキョン君起きないもん。」 はいはい、悪ぅございました。 「あ、そうだ。キョン君にこれあげる。はい。」 そういうと妹は俺に… これなんだ? 「チロルチョコだよー、昨日買ったのー。」 チロルチョコを手渡した。 ありがとうなぁ、と言い妹の頭を撫でる。 「ハルニャンにも貰えると良いねぇ」 何でハルヒなん...
  • 森園生の電子手紙
    森園生の電子手紙 1 森園生の電子手紙 2 森園生の電子手紙 3 森園生の電子手紙 [蛇足]   国木田君と森さんと野良猫さん   森園生の電子手紙 エピローグ 森園生の電子手紙 エピローグ2   /番外編 涼宮ハルヒの誘拐 (キョンハル)
  • 一夏の恋 
    ...夏の恋 エンドロール2  (完結)   エンドレス・エラーはエンドロール1から2の間の話です
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