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#right(){[[R団の部屋]]} これは、救助隊による事実上の報復攻撃により、 基地である[[マダツボミの塔]]を失った[[ロンシャン]]率いる[[R団]]が、 [[女王>はるか♪]]へ反撃すべく、次々部隊を集結しつつあった頃の話。 シロガネ山の麓からやってきた謎の少年[[ヒロト]]は、 [[女王>はるか♪]]に謁見し、[[ロンシャン]]が引き起こした今回の事件について 詳しく聞きだすためにアサギシティにある彼女の居城へとやってきていた。 [[ヒロト]]([[グラン♪]])「ここが・・・[[蟲の女王]]、[[はるか♪]]の居城・・・。確かに、ただのポケモントレーナーが住んでいるとは思えないな」 警備兵「む・・・お前は何者だ?ここから先は関係者以外立ち入り禁止だ」 [[ヒロト]]は警備兵に呼び止められた。 [[ヒロト]]「オレかい?オレはただ、慈悲深い[[蟲の女王]]と言われるポケモントレーナーの鑑、[[はるか♪]]様に会いに来た通りすがりのトレーナーだ。別に怪しい者じゃない」 警備兵「・・・。そうか、ならば身分証明の上で持ち物検査をさせてもらおう」 [[ヒロト]]は持ち合わせていたパスポートを見せた。 警備兵「持ち物検査異常なし・・・、よし、OKだ。[[女王>はるか♪]]様は今、[[侵入者>ロンシャン]]にこの地を荒らされたせいでピリピリしていらっしゃる。言動にはくれぐれも気をつけよ」 [[ヒロト]]「わかった・・・(侵入者・・・。むしとり少年[[ロンシャン]]のことか・・・。)」 側近「[[女王>はるか♪]]様。客人が参りました」 [[女王>はるか♪]]「客人?」 側近「何でも、[[蟲の女王]]であるあなたに会いたいとの事で・・・。」 [[女王>はるか♪]]「([[蟲の女王]]?ふん、今の私はその人格じゃないんだけどね!)今気分が乗らないんだけど・・・、まぁいいわ。通して」 [[女王>はるか♪]]の人格は、既に[[蟲の女王]]ではなかった。 急進的な思想を持つ、記憶を共有する別の人格だった。 はるばるシロガネ山からやってきた[[ヒロト]]はそうとも知らず、 [[蟲の女王]]を語る[[女王>はるか♪]]に謁見するのだった。 [[ヒロト]]「・・・始めまして、オレは[[ヒロト]]といいます」 [[女王>はるか♪]]「[[ヒロト]]・・・、変わった名前。で、何の用?」 [[ヒロト]]「失礼ながら・・・単刀直入に話に入らせていただきます。」 [[女王>はるか♪]]「?」 [[ヒロト]]「あなた様の領地に侵入し、数々のポケモンを奪っていったという[[むしとり少年>ロンシャン]]・・・。奴は何者で、目的は何なのですか?」 [[女王>はるか♪]]「その件について知っているのですね?・・・わかりました、お教えしましょう。むしとり少年の名は[[ロンシャン]]・・・。そしてそのむしとり少年の目的は・・・『神を利用した全ジョウトの征服』です」 [[ヒロト]]「神を・・・?」 [[女王>はるか♪]]「そうです。奴らは・・・むしとり少年[[ロンシャン]]の配下[[R団]]の奴らは・・・。ジョウトに眠る数々の神々を利用して、罪も無い私たちを滅ぼし、このジョウト全土を管理・統制するつもりなのです!!!」 [[ヒロト]]「何だって!?」 [[女王>はるか♪]]「」 [[ヒロト]]「」 [[女王>はるか♪]]「」 [[女王>はるか♪]]「」 [[ヒロト]]「」 [[女王>はるか♪]]「」 [[ヒロト]]「」 [[女王>はるか♪]]「」 <<作者は魔龍バベルギヌスに墓場へ飛ばされました>> #right(){}
#right(){[[R団の部屋]]} ネタバレ注意・R団の野望編を初めてお読みになる方は、最後にこのお話を読まれることを推奨します。(byはるか♪) **ヒロトと女王の初対面 これは、救助隊による事実上の報復攻撃により、基地である[[マダツボミの塔]]を失った[[ロンシャン]]率いる[[R団]]が、[[女王>はるか♪]]へ反撃すべく、次々部隊を集結しつつあった頃の話。 シロガネ山の麓からやってきた謎の少年[[ヒロト]]は、[[はるか♪]]に謁見し、[[ロンシャン]]が引き起こした今回の事件について詳しく聞きだすためにアサギシティにある彼女の居城へとやってきていた。 [[ヒロト]]([[グラン♪]])「ここが・・・[[蟲の女王]]、[[はるか♪]]の居城・・・。確かに、ただのポケモントレーナーが住んでいるとは思えないな」 警備兵「む・・・お前は何者だ?ここから先は関係者以外立ち入り禁止だ」 [[ヒロト]]は警備兵に呼び止められた。 [[ヒロト]]「オレかい?オレはただ、慈悲深い[[蟲の女王]]と言われるポケモントレーナーの鑑、[[はるか♪]]様に会いに来た、通りすがりのトレーナーだ。別に怪しい者じゃない」 警備兵「・・・。そうか、ならば身分証明の上で持ち物検査をさせてもらおう」 [[ヒロト]]は持ち合わせていたパスポートを見せた。 警備兵「持ち物検査異常なし・・・、よし、OKだ。[[女王>はるか♪]]様は今、[[侵入者>ロンシャン]]にこの地を荒らされたせいでピリピリしていらっしゃる。言動にはくれぐれも気をつけよ」 [[ヒロト]]「わかった・・・(侵入者・・・。あのむしとり少年[[ロンシャン]]のことか・・・。)」 側近「[[女王>はるか♪]]様。客人が参りました」 [[女王>はるか♪]]「客人?」 側近「何でも、[[蟲の女王]]であるあなたに会いたいとの事で・・・。」 [[女王>はるか♪]]「([[蟲の女王]]? ふん、今の私はその人格じゃないんだけどね!ま、それっぽくやっときましょ) 今気分が乗らないんだけど・・・、まぁいいわ。通して」 [[女王>はるか♪]]の人格は、既に[[蟲の女王]]ではなかった。急進的な思想を持つ、記憶を共有する別の人格だった。はるばるシロガネ山からやってきた[[ヒロト]]はそうとも知らず、[[蟲の女王]]を語る[[女王>はるか♪]]に謁見するのだった。 [[ヒロト]]「・・・始めまして、オレは[[ヒロト]]といいます」 [[女王>はるか♪]]「[[ヒロト]]・・・、変わった名前。で、何の用?」 [[ヒロト]]「失礼ながら・・・単刀直入に話に入らせていただきます。」 [[女王>はるか♪]]「?」 [[ヒロト]]「あなた様の領地に侵入し、数々のポケモンを奪っていったという[[むしとり少年>ロンシャン]]・・・。奴は何者で、目的は何なのですか?」 [[女王>はるか♪]]「その件について知っているのですね?・・・わかりました、お教えしましょう。むしとり少年の名は[[ロンシャン]]・・・。そしてそのむしとり少年の目的は・・・『神を利用した全ジョウトの征服』です」 [[ヒロト]]「神を・・・?」 [[女王>はるか♪]]「そうです。奴らは・・・むしとり少年[[ロンシャン]]の配下[[R団]]の奴らは・・・。ジョウトに眠る数々の神々を利用して、罪も無い私たちを滅ぼし、このジョウト全土を管理・統制するつもりなのです!!!」 [[ヒロト]]「何だって!?」 [[女王>はるか♪]]「私達は奴の脅威にいつもおびえています。いつこの楽園に奴らが攻めてくるかわからない・・・! そして既に神は奴らの手に落ちかけている・・・! このままでは、私達は・・・!!」 絶望の表情で頭を抱える[[女王>はるか♪]]に、[[ヒロト]]はあることを思った。 [[ヒロト]]「(これはチャンスだ・・・! [[R団]]の神とやらを滅ぼせば、彼女にほめてもらえる! そうすれば、オレに地位と明るい将来が手に入るはずだ!)」 「神を滅ぼせばほめてもらえる、そして自分に高い地位がもらえるかもしれない」走思った[[ヒロト]]は、[[女王>はるか♪]]に協力することにした。 [[ヒロト]]「[[はるか♪]]様、お任せ下さい。このオレが、[[R団]]が手に入れようとしている神を滅ぼし、ジョウトの平和と、あなたの平穏を、もたらして見せましょう!」 [[女王>はるか♪]]「・・・[[R団]]は強大かつ凶悪です。できることなら、お願いしますよ」 [[ヒロト]]「やってみせますよ、あなたのために・・・」 [[ヒロト]]は自信ありげに語って、居城を去っていった。だが、[[ヒロト]]が去った後、[[女王>はるか♪]]は、不敵に笑った。 [[女王>はるか♪]]「・・・くっくっく、[[あのバカ>ロンシャン]]のジョウト征服計画?そんなのどうでもいい。狂信者のやることなんて、私の知ったことじゃない。大体そんな計画知ってたらとっくに核でも撃ち込んで消えてもらってるし?バカじゃないのアイツ。それよりも・・・[[R団]]の[[ウオッカ♪]]のおかげで、[[R団]]の機密と、側近同士の対立っていう内部事情は全て把握した。フフフ、これはいい機会ね。この機に、[[R団]]と[[あのカス野郎>ロンシャン]]には、この世から完全に消えていただきましょうか!! あの憎き[[侵入者>ロンシャン]]共に思い知らせてやる!! 私のかわいいポケモンが受けた苦しみを、そしてトレーナーである私の怒りをね! あんな生きる価値も資格も無いクズ共はこの手で皆殺しにしてやる!」 [[女王>はるか♪]]は持っていたグラスを叩き割り、[[R団]]と[[ロンシャン]]への復讐を誓った。こうして、[[女王>はるか♪]]の「正当防衛」と「ジョウトを守るための戦い」を名目とした、[[R団]]への復讐計画が動き出したのである。 そして、彼女の言葉を鵜呑みにした[[ヒロト]]こと[[グラン♪]]は、[[R団]]が手に入れようとしている神を滅ぼすべく、各地から優秀なポケモンを集め、[[神滅隊エイリア]]を創設。陰で活動を開始するのであった・・・。 [[R団]]最高幹部[[ウエロク]]が突如左遷され、事態が急転直下で動き始めるのは、この僅か数日後の話である。 <<作者は魔龍バベルギヌスに墓場へ飛ばされました>> #right(){}

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