「終わりつつある静寂」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
終わりつつある静寂」を以下のとおり復元します。
*団長の寝室にて
#back(right,)
【[[R団]]の居城】
側近 「[[ロンシャン]]様ー!」
[[団長>ロンシャン]] 「どうした?」
側近 「反乱軍が動きだしました!」
[[団長>ロンシャン]] 「もっと、詳しく説明しろ。」
側近 「反乱軍は、今まで大阪城に拠点を置いたまま、目立った動きがなかったのですが、本体が花園ラグビー場付近に向けて動きだしました。」
[[団長>ロンシャン]] 「[[ウジヤマダ]]め。しびれを切らせて動きだしたか。[[ホウザン寺]]の戦闘はどうなっている?」
側近 「戦闘に突入した後は、続報が入りませんので、詳細は不明です。」
[[団長>ロンシャン]] 「[[おけいはん]]の部隊はどうしている?」
側近 「イコマ山スカイライン上に防衛戦を張っています。」
[[団長>ロンシャン]] 「位置的には有利、数的には不利という状況だな。こうなると天候を操ることができた部隊長の[[テンマバシ]]の負傷欠場が痛いな・・・。」
[[〃>ロンシャン]] 「それから、[[ウオッカ♪]]が勝手にヨシノ方面に派遣した元[[ポリドリ]]隊はどうなった。」
側近 「キキョウに向けて大急ぎで帰還中です。」
[[団長>ロンシャン]] 「帰還まであとどれくらいかかる?」
側近 「まる1日は、かかります。」
[[団長>ロンシャン]] 「くそ!あと半日で帰還させろ!帰還後すぐに[[おけいはん]]隊の援護につかせろ!」
側近 「かしこまりました。」
[[団長>ロンシャン]] 「ちくしょう!すべてが後手後手だ。[[女王>はるか♪]]にうまく立ち回られすぎた。」
側近 「それから、もう1点重要なお知らせがあります。」
[[団長>ロンシャン]] 「なんだ?」
側近 「[[あゆみ]]様の意識が戻りました。」
[[団長>ロンシャン]] 「それを先に言え!」
 
【反乱軍】
[[ウジヤマダ]] 「時は熟せり。さあ、みなさんキキョウに向けて進軍しましょう。」
[[サイダイジ]] 「さあ、俺たちの故郷はもう目と鼻の先だ。やっと、クニに帰れるぞ。」
[[KTナラ]] 「ピィィィィィィーーーーーー!」
[[ウジヤマダ]] 「邪魔をする者は、蹴散らしなさい。みなさまには、神がついています。」
[[サイダイジ]] 「みんなー!行くぞ!」
[[KTナラ]] 「ピィィィィィィーーーーーー!」
[[サイダイジ]] 「ところで、神官様。さっきから気になってたんですが。」
[[ウジヤマダ]] 「なんですか?」
[[サイダイジ]] 「唇のあたりが赤くはれていますが、どうしたのですか?」
[[ウジヤマダ]] 「こ、これは。実は、タコ焼きを急いで食べようとして火傷したのです・・・。」
[[サイダイジ]] 「あはは。神官様でも、そんなドジをするんですね。」
[[ウジヤマダ]] 「私も普通のポケモンとかわりはありませんよ。」
[[サイダイジ]] 「そういえば、[[HSウメダ]]様は、どこに行かれたのですか?」
[[ウジヤマダ]] 「あの人は、部隊を私に譲り渡した後、どこかに行ってしまいました。」
[[サイダイジ]] 「一緒にキキョウを目指すのではなかったのですか?」
[[ウジヤマダ]] 「あの人は、腹に何を持っているのか分かりかねます。敬虔な信者だと思っていたのですが。」
[[サイダイジ]] 「違ったのですか?」
[[ウジヤマダ]] 「あの人は、全くの無神論者でした。宗教も兵の士気高揚のために利用していただけのようです。」
[[サイダイジ]] 「ふーん、そうなんですか。人の上に立つ者って、よくわからんですね。」

【[[女王>はるか♪]]の寝室】
[[女王>はるか♪]] 「はあ、はあ・・・。」
[[〃>はるか♪]] (・・・まだ、出るな。まだだ。あんたじゃ、ここは持ちきれない。慈愛に満ちた女王様ってのも結構だけど、あんたみたいなアマちゃんじゃ守りきれない。あたしの子たちは、あたしが守る・・・)
コンコン!
側近 「女王様。反乱軍に動きがありました。」
[[女王>はるか♪]] 「ちょっと待ちな!すぐに作戦会議室の方に行くから・・・。」

【[[女王>はるか♪]]の居城作戦会議室
[[女王>はるか♪]] 「なんだい?」
側近 「反乱軍が拠点の大阪城から進行を始めました。現在、花園ラグビー場方面に向けて転進中のようです。」
[[女王>はるか♪]] 「やっと、動いたかい。あたしは、待ちかねたよ・・・。」
側近 「[[女王>はるか♪]]様。お顔色が優れないようですが・・・。」
[[女王>はるか♪]] 「あたしは、大丈夫だから。[[Free♪]]を呼んで。」
側近 「かしこまりました。」

[[女王>はるか♪]] 「はあ、はあ・・・。」
[[〃>はるか♪]] (・・・もうすぐ終わりだ・・・あたしの手で決着をつけてやる。あの若造、侮れない。でも、あたしの子たちには、誰ひとり手をかけさせない。あたしが直接引導を渡してやる・・・)

[[Free♪]]([[フリーザー]]) 「お呼びでしょうか。[[女王>はるか♪]]様。」
[[女王>はるか♪]] 「あたしが最も信頼する子のひとり。[[Free♪]]。あたしのお願いを聞いて。」
[[Free♪]] 「[[女王>はるか♪]]様の命令とあれば、たとえこの命を落とそうと悔いはございません。」
[[女王>はるか♪]] 「それはダメ。あたしがそんなことはさせない。あたしの子たちは、あたしが守りきる。」
[[Free♪]] 「情愛深き[[女王>はるか♪]]様。敬愛する[[女王>はるか♪]]様。私はあなたのためなら、いかなることでもいたします。なんなりとお命じください。」
[[女王>はるか♪]] 「[[イコマ山]]に行って・・・。」
[[Free♪]] 「敵を殲滅してこいとのご命令でしょうか?私にとって、いとも容易いご用命です。」
[[女王>はるか♪]] 「いいえ。そうではありません。あたしの子たちに誰ひとりとして、危険な戦闘などさせません。」
[[Free♪]] 「では、私に何をせよと?」
[[女王>はるか♪]] 「ロッコー山人工スキー場の人工降雪機を[[イコマ山]]に運んで。そして、[[イコマ山]]に豪雪を降らせてちょうだい。」
[[Free♪]] 「容易いご用。さっそく取りかかります。」
[[女王>はるか♪]] 「お願いするわ。」

[[女王>はるか♪]] 「ほかに誰かいる!」
側近 「はは。控えております。」
[[女王>はるか♪]] 「[[ヒューイ]]を飛べるように整備しておいて。米軍払下機が1機あったでしょ。」
側近 「え?あの退役戦闘ヘリですか?まさか[[女王>はるか♪]]様が自らご出陣なさるのですか!?」
[[女王>はるか♪]] 「久々に腕が鳴るねえ。それから、[[ガンポッド]]は、4機とも[[ロケットランチャー]]を装備。[[ハイドラ>ロケットランチャー]]は、弾頭薬が[[硝酸カリウム]]の特殊弾を用意して。」
側近 「すぐさま、整備兵に命じて用意させます。」
[[女王>はるか♪]] 「ふふふ。[[氷の女王]]様の氷の槍を再現してやるよ。ついでにあいつらの子孫繁栄も断念させて、2度とあたしに刃向かうことがないようにしてやる。あははははは。」

【[[R団]]病院】
[[団長>ロンシャン]] 「[[あゆみ]]ー!」
[[あゆみ]] 「あ。[[ロンシャン]]さま・・・。」
[[団長>ロンシャン]] 「[[あゆみ]]ー![[あゆみ]]ー!やっと目覚めてくれたんだ・・・。」
[[あゆみ]] 「[[ロンシャン]]さま。ありがとう。」
[[団長>ロンシャン]] 「礼を言うのは僕だよ。お前は、僕を命がけで助けてくれた。」
[[あゆみ]] 「私、長い間、夢を見ていたの。」
[[団長>ロンシャン]] 「どんな夢だい。」
[[あゆみ]] 「[[ロンシャン]]さまが、私のために一生懸命戦ってくれるの。かけっことか、お相撲とか・・・。」
[[団長>ロンシャン]] 「うん。それは夢じゃないよ。僕は、[[あゆみ]]のためなら何でもするよ。かけっこだって、相撲だって、何でする。[[あゆみ]]のためなら・・・。」
[[あゆみ]] 「それでね。[[R団]]のポケモンたちがみんなで[[ロンシャン]]さまを応援するの。がんばれー[[ロンシャン]]さま~って。みんなが一致団結して、応援するの。」
[[団長>ロンシャン]] 「うん。うん。」
[[あゆみ]] 「[[ロンシャン]]さま。すごく素敵だった。かっこよかった。」
[[団長>ロンシャン]] 「うん。そうだよ。僕が悪かったよ・・・。僕はバカだった。僕、今になって全部思い出したよ。僕のポケモンたち、みんな僕を慕ってくれてたんだ。」
[[あゆみ]] 「[[ロンシャン]]さま。」
[[団長>ロンシャン]] 「ごめんよ。[[あゆみ]]。僕は、もうお前たちを何があっても手放さないよ・・・。ごめんよ。ごめんよ。」


??? 「殺してやる!殺してやる!あたしをこんなにしたあいつ!絶対に許さない!殺してやる!」

<<終わりつつある静寂・おわり>>

(2009.10.26)

//

復元してよろしいですか?