ベッカムJr♪ 「北の方は天候が悪くなるみたいですね。早くいかりのみずうみの第3勢力のことを調べないと・・・・。」
ドトウ 「あぱっぱらぱ。らぱぱっぱぁ。」
ギムレット 「ぱっぱらぱあ。ぱっぱらぱあ。」
ベッカムJr♪ 「って、あなたたち何やってるんですか?」
オペラオー 「ぱっぱらダンスだよ。」
ベッカムJr♪ 「え?ぱっぱらダンスって。」
オペラオー 「こうするんだよ。見てな。」
ドトウ 「まず、ちょっと腰を落とす。」
ギムレット 「そして、両手を上げて、リズムに合わせて手首を返すんだ。」
オペラオー 「手のひらの向きが肝心だぞ。右手と左手を同じ向きに向けてはダメなんだ。」
ドトウ 「さあ、
ベッカムJr♪もやってみろよ。行くぞ。」
ベッカムJr♪ 「は、はい・・・。」
ドトウ 「あぱっぱらぱ。らぱぱっぱぁ。」
ギムレット 「ぱっぱらぱあ。ぱっぱらぱあ。」
オペラオー 「あぱっぱらぱ。らぱぱっぱぁ。」
ドトウ 「ほら、リズムに乗ると楽しくなってきたろ。」
ベッカムJr♪ 「はあ・・・・。でも何か楽しくなってきた。」
ギムレット 「よし、じゃあ続けるぞ。」
ドトウ 「あぱっぱらぱ。らぱぱっぱぁ。」
ギムレット 「ぱっぱらぱあ。ぱっぱらぱあ。」
オペラオー 「あぱっぱらぱ。らぱぱっぱぁ。」
ベッカムJr♪ 「楽しい・・・・。」
ドトウ 「あぱっぱらぱ。らぱぱっぱぁ。」
ベッカムJr♪ 「って!ちがーーーーーーう!!!」
ギムレット 「なんだ?急に大きな声を出して?」
ドトウ 「折角のダンスが台無しじゃないか。」
ベッカムJr♪ 「って!違う!違う!あなたたち、何やってるんですか!」
オペラオー 「だから、ぱっぱらダンスだよ。」
ベッカムJr♪ 「だから、そうじゃなくて、あなたたちは、一体何をやってるのかって言ってるんです。」
ギムレット 「だから、ぱっぱらダンスだよなあ。」
ベッカムJr♪ 「もう!僕たちは腐ってもORIGINなんですよ!新しい仕事です!調べなきゃならないことができたんです!」
オペラオー 「え?本当かい?」
ギムレット 「俺たち。いや僕たちだったかな?新しい仕事が回ってきたんだな。」
ドトウ 「うぅ・・・。やっと俺たち。いや私たちだったかな?やっと存在意義を示すことができるんだな。」
ベッカムJr♪ 「だから、こんなアホなダンスをしてる暇はないんです!」
オペラオー 「おい。アホなダンスはないだろ。これでも私たち、いや俺たちだったかな?俺たちが一生懸命考えたダンスなんだぜ。」
ベッカムJr♪ 「このダンスを考えてどうするつもりだったんですか?」
ギムレット 「俺たち、いや僕たち、このダンスをギャグにしてM1グランプリに出ることにしたんだよ。」
ベッカムJr♪ 「う゛ぇ?M1グランプリですか・・・・。」
ドトウ 「ああ。M1だ。」
ベッカムJr♪ 「どうしてM1なんかに?」
オペラオー 「俺たち、いや・・・。もうめんどくさいから俺たちに統一だ。俺たち、存在理由が不明だってことは知ってるだろ。」
ベッカムJr♪ 「はい。確かに存在している意味がありませんね。」
ギムレット 「あー!俺たちが一番気にしていることをストレートに言うなあ!!!」
ベッカムJr♪ 「あ~ん。自分から振っておいてマジ切れされても・・・・・。」
ギムレット 「くやしい。こんなお子様ペンギンにまでバカにされて・・・・。」
ドトウ 「ちょっと、酒を飲みに行っただけなのに。ただそれだけでその後お呼びがかからなくなってしまった。」
ギムレット 「少しぐらい息抜きしたっていいじゃんかよ。」
オペラオー 「確かに本部が壊滅した直後ってのはよくなかったかもしれないよ。でも、俺が先に予約してたから、みんなが気をつかってくれて・・・・。」
ギムレット 「
オペラオーは全然悪くない。悪いのは全部
女王だ!」
ベッカムJr♪ 「それも単なる八つ当たりのような気が・・・・。」
ドトウ 「挙げ句の果てに没個性3兄弟なんてレッテルを貼られて・・・・。」
ベッカムJr♪ 「それは
はるか♪さんが悪いような気がする。」
オペラオー 「お陰で、俺たちその後ぱったりと出番がなくなってしまった・・・。」
ドトウ 「この世に生まれて意味のないやつなんていないんだぜ。」
オペラオー 「それなのに、それなのに俺たちは・・・・・・。」
ギムレット 「というわけで、俺たちはM1にエントリーしたんだ。」
ベッカムJr♪ 「要するに世の中に存在感を示そうとしたってことですね。」
ドトウ 「そのとおりだ。」
ベッカムJr♪ 「ユニット名は何ですか?」
オペラオー 「調査団体ORIGINだ。」
ベッカムJr♪ 「売れなさそう・・・・。で、ネタはできてるんですか?」
ギムレット 「このぱっぱらダンスだよ。」
ベッカムJr♪ 「コントですか?」
ドトウ 「だからダンス。」
ベッカムJr♪ 「・・・・・・・・・・。がんばってくださいね。」
オペラオー 「ああ。がんばるぜ。」
ギムレット 「で、何か用事があったんじゃないのか?」
ベッカムJr♪ 「もういいです。さようなら。」
ドトウ 「ああ、じゃな。俺たちがメジャーになったらまた会おうな。」
ベッカムJr♪ 「はい、楽しみにしています。数年後にフラグ回収されたらいいですね。」