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ある相談事例5 - (2010/08/26 (木) 06:04:59) のソース

*ある相談事例5
[[エミリ♪]] 「こんにちわ♪」
[[HSウメダ]] 「こんにちわ♪ふぉふぉ?匿名希望ではないのですか?」
[[エミリ♪]] 「別にやましいことはしてませんから。」
[[HSウメダ]] 「ご相談ごとは何ですか?」
[[エミリ♪]] 「薬を作ってほしいんです。」
[[HSウメダ]] 「どのような?」
[[エミリ♪]] 「自分の過去を思い出すことができる薬です。」
[[HSウメダ]] 「ふぉふぉお。これはいきなり難しいご注文を・・・・。」
[[エミリ♪]] 「私たちっておばけじゃないですか。少し事情があって、生前の記憶がよみがえる薬が

ほしいんです。」
[[HSウメダ]] 「う~む。難問だ・・・・。」
[[エミリ♪]] 「ダメですか?」
[[HSウメダ]] 「チオペンタールを基にいろいろと調合してみましょう。」
[[エミリ♪]] 「チオペンタール?」
[[HSウメダ]] 「総合麻酔薬です。麻酔効果があるのですが、ナチス・ドイツがこれで自白剤を作っ

たと言われています。ただ・・・・。」
[[エミリ♪]] 「ただ?」
[[HSウメダ]] 「お値がはりますよ。製造中止されていてなかなか手に入らないのです。」
[[エミリ♪]] 「もちろんお代はお支払いします。」
[[HSウメダ]] 「ふぉふぉお。」
[[エミリ♪]] 「私お金はもってないんですが・・・・。これを。」
[[HSウメダ]] 「ふぉお。ラピスラズリですな。」
[[エミリ♪]] 「ご存じですか?」
[[HSウメダ]] 「宝石には興味はありませんが、名前くらいは。」
[[エミリ♪]] 「このラピスラズリは、私たち[[ヤミラミ]]の一族に伝わる秘宝なのです。」
[[HSウメダ]] 「ほう。宝石を守る[[ヤミラミ]]一族のお宝ですと・・・。」
[[エミリ♪]] 「このラピスラズリは、持ち主に幸運を呼ぶと言われています。きっと相応の価値があ

るはずです。」
[[HSウメダ]] 「そのような貴重なものをいいのですか?」
[[エミリ♪]] 「私どうしてもお薬がほしいの・・・・。」
[[HSウメダ]] 「ふ。わかりました。なんとかしましょう。」
[[エミリ♪]] 「お願いします。」
[[HSウメダ]] 「しかし・・・・。」
[[エミリ♪]] 「?」
[[HSウメダ]] 「その石を私が持っていてもしようがないですね。」
[[エミリ♪]] 「どうしてですか?」
[[HSウメダ]] 「宗教や伝説の類は信じんのですよ。ふぉふぉふぉふぉ。」
[[エミリ♪]] 「確かに科学的根拠はまったくありませんね。実は私も迷信だと思います。」
[[HSウメダ]] 「ふぉふぉふぉふぉふぉ。お互い罰あたりですな。」
[[エミリ♪]] 「くすくす。本当ですね。」
[[HSウメダ]] 「ふぉふぉふぉふぉふぉ。」(それに俺に幸せなど必要はない。)
[[エミリ♪]] 「お願いします。」
[[HSウメダ]] 「あなたはきれいな目をしてますね。」
[[エミリ♪]] 「え?」
[[HSウメダ]] 「ふぉふぉふぉふぉふぉ。約束しましょう。必ずなんとかします。」
[[エミリ♪]] 「ありがとうございます♪」

(2010.8.26up byはるか♪)

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