*ある相談事例5 [[エミリ♪]] 「こんにちわ♪」 [[HSウメダ]] 「こんにちわ♪ふぉふぉ?匿名希望ではないのですか?」 [[エミリ♪]] 「別にやましいことはしてませんから。」 [[HSウメダ]] 「ご相談ごとは何ですか?」 [[エミリ♪]] 「薬を作ってほしいんです。」 [[HSウメダ]] 「どのような?」 [[エミリ♪]] 「自分の過去を思い出すことができる薬です。」 [[HSウメダ]] 「ふぉふぉお。これはいきなり難しいご注文を・・・・。」 [[エミリ♪]] 「私たちっておばけじゃないですか。少し事情があって、生前の記憶がよみがえる薬が ほしいんです。」 [[HSウメダ]] 「う~む。難問だ・・・・。」 [[エミリ♪]] 「ダメですか?」 [[HSウメダ]] 「チオペンタールを基にいろいろと調合してみましょう。」 [[エミリ♪]] 「チオペンタール?」 [[HSウメダ]] 「総合麻酔薬です。麻酔効果があるのですが、ナチス・ドイツがこれで自白剤を作っ たと言われています。ただ・・・・。」 [[エミリ♪]] 「ただ?」 [[HSウメダ]] 「お値がはりますよ。製造中止されていてなかなか手に入らないのです。」 [[エミリ♪]] 「もちろんお代はお支払いします。」 [[HSウメダ]] 「ふぉふぉお。」 [[エミリ♪]] 「私お金はもってないんですが・・・・。これを。」 [[HSウメダ]] 「ふぉお。ラピスラズリですな。」 [[エミリ♪]] 「ご存じですか?」 [[HSウメダ]] 「宝石には興味はありませんが、名前くらいは。」 [[エミリ♪]] 「このラピスラズリは、私たち[[ヤミラミ]]の一族に伝わる秘宝なのです。」 [[HSウメダ]] 「ほう。宝石を守る[[ヤミラミ]]一族のお宝ですと・・・。」 [[エミリ♪]] 「このラピスラズリは、持ち主に幸運を呼ぶと言われています。きっと相応の価値があ るはずです。」 [[HSウメダ]] 「そのような貴重なものをいいのですか?」 [[エミリ♪]] 「私どうしてもお薬がほしいの・・・・。」 [[HSウメダ]] 「ふ。わかりました。なんとかしましょう。」 [[エミリ♪]] 「お願いします。」 [[HSウメダ]] 「しかし・・・・。」 [[エミリ♪]] 「?」 [[HSウメダ]] 「その石を私が持っていてもしようがないですね。」 [[エミリ♪]] 「どうしてですか?」 [[HSウメダ]] 「宗教や伝説の類は信じんのですよ。ふぉふぉふぉふぉ。」 [[エミリ♪]] 「確かに科学的根拠はまったくありませんね。実は私も迷信だと思います。」 [[HSウメダ]] 「ふぉふぉふぉふぉふぉ。お互い罰あたりですな。」 [[エミリ♪]] 「くすくす。本当ですね。」 [[HSウメダ]] 「ふぉふぉふぉふぉふぉ。」(それに俺に幸せなど必要はない。) [[エミリ♪]] 「お願いします。」 [[HSウメダ]] 「あなたはきれいな目をしてますね。」 [[エミリ♪]] 「え?」 [[HSウメダ]] 「ふぉふぉふぉふぉふぉ。約束しましょう。必ずなんとかします。」 [[エミリ♪]] 「ありがとうございます♪」 (2010.8.26up byはるか♪) //