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ATH-CK10 - (2010/01/05 (火) 17:58:27) の編集履歴(バックアップ)


ATH-CK10

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音質

 全般的に、ATH-CK10は歯切れの良い高域に特徴のあるクリアな音質だ。アコースティック系の音楽は極めて繊細に再生し、低域パワー感の比較的少ないELTの演奏等は強烈なリアリティを感じる。オーロラでもバイオリンの導入部が繊細でハッとするくらいだった。ライブ版である「嫌んなった」では、ドラムのワイアブラシの動きが見えるようだった。
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/todays_goods/37537.html

 やや高音より。低域は締まっていて量は少なめ。ローエンドは弱いが、中低域はそれなりに出る。中域はかなりはっきり聴こえてくるし、変な癖もない。中高域は中域や高域に比べると量的にやや控え目。高域は細く繊細で美しい。キラキラと輝くような魅力がある。やや硬質な傾向ではあるが、極端な味付けは感じない。
 分解能は非常に良い。音の分離にしろ一つ一つの音の微細な描写にしろかなり高いレベル。音場感は、広さはそれほどでもないが、かなり明確。原音忠実性はかなり良い。周波数特性的にはもう少しローエンドが欲しい等の不満はあるものの、全体的なバランスとしては高いレベルでまとまっているし、何より原音の生っぽさがしっかり感じられる。エッジのきつさは微妙。ヴォーカルのサ行が多少痛いと感じることはあるし、線が細いため疲れるように感じる面はあるが、粗があることに起因する聴き疲れはない。全体的な聴き疲れとしては問題ないレベル。ホワイトノイズがかなり大きめ。
 非常に明瞭で、音の鮮やかさもかなり良い。厚みは普通。温かみはあまり感じられないが、低域が少なめで音が硬い割には冷たくない。ヴォーカルの艶っぽさはかなり良い。繊細だが、それでいて切れや締まりがあり、ノリの良さも十分なものを持っている。響きはあっさりでこもり感はほとんど気にならない。
 弦楽器はもう少し柔らかい質で低域が豊かな方が良かっただろうが、繊細さと生楽器の瑞々しさを感じさせる音色で十分聴かせてくれる。金管楽器は鮮やかで楽しめるが、もう少し力強さがあればなお良かっただろう。打ち込み系の音の表現はなかなかうまい。低域の量や線の細さは多少不満だが、切れや音の質感の相性の良さで十分楽しめる。
 基本性能が高く、しかも音楽をしっかり楽しむことができる優れた機種。
http://www.geocities.jp/ryumatsuba/ath-ck10.html

audio-technica ATH-CK10のレビュー

  • 音場感は普通。または少し狭い。
  • 音量が十分とれる。iPodなら最大音量の6.5割で十分。
  • 音質は価格なり。音質自体はかなり高い。
  • 音域のバランスはやや高~中音域寄り。
  • 高音域は非常に鮮やかだが、個人的には量が多すぎ。iPodのイコライザで高音域を抑えた方が良いかも。
  • 中音域は高音域に負けない量が出ている。
  • 低音域の量はそれなりに出ているが、他の音域がそれを上回る。イヤーチップを深く装着すると量が増える。
  • 「サ行」は痛さは相当感じる。男性ボーカルでもダメな曲はダメだろう。
  • 男性、女性ボーカルどちらも問題なし。ただし、上記のように「サ行」は痛さが問題。
  • 分解能はかなり良い。