<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?><rdf:RDF 
  xmlns="http://purl.org/rss/1.0/"
  xmlns:rdf="http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#"
  xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom"
  xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
  xml:lang="ja">
  <channel rdf:about="http://w.atwiki.jp/heavenslink/">
    <title>Heaven&#039;s Link ! @ wiki</title>
    <link>http://w.atwiki.jp/heavenslink/</link>
    <atom:link href="https://w.atwiki.jp/heavenslink/rss10.xml" rel="self" type="application/rss+xml" />
    <atom:link rel="hub" href="https://pubsubhubbub.appspot.com" />
    <description>Heaven&#039;s Link ! @ wiki</description>

    <dc:language>ja</dc:language>
    <dc:date>2008-05-07T12:46:02+09:00</dc:date>
    <utime>1210131962</utime>

    <items>
      <rdf:Seq>
                <rdf:li rdf:resource="https://w.atwiki.jp/heavenslink/pages/34.html" />
                <rdf:li rdf:resource="https://w.atwiki.jp/heavenslink/pages/33.html" />
                <rdf:li rdf:resource="https://w.atwiki.jp/heavenslink/pages/32.html" />
                <rdf:li rdf:resource="https://w.atwiki.jp/heavenslink/pages/31.html" />
                <rdf:li rdf:resource="https://w.atwiki.jp/heavenslink/pages/30.html" />
                <rdf:li rdf:resource="https://w.atwiki.jp/heavenslink/pages/29.html" />
                <rdf:li rdf:resource="https://w.atwiki.jp/heavenslink/pages/28.html" />
                <rdf:li rdf:resource="https://w.atwiki.jp/heavenslink/pages/27.html" />
                <rdf:li rdf:resource="https://w.atwiki.jp/heavenslink/pages/26.html" />
                <rdf:li rdf:resource="https://w.atwiki.jp/heavenslink/pages/25.html" />
              </rdf:Seq>
    </items>
	
		
    
  </channel>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/heavenslink/pages/34.html">
    <title>HL（１）　試し読み</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/heavenslink/pages/34.html</link>
    <description>
      **Heaven&#039;s Link !　１　試し読み

#blockquote(){
「リセ、君に耳寄りな仕事がある」
　オフィスビルの最上階、白で統一されたインテリアの並ぶ一室で、その男は突然リセにそう切り出した。二日前のことだ。
「耳寄り？」
「ああ。耳寄りだ」
　彼は中年とは言い難いが、もう若すぎはしない三十歳前後の風貌をしている。
　肩下までの長髪は黒々とし、サングラス越しに覗く切れ目の双眸は、鋭いブルーだった。
　スーツは白。ネクタイは黒。
　上から下まで、瞳さえ除けば限りなくモノクロに近い男である。
　その背中からは、純白の翼が生えていた。天使族の血が流れている証拠である。
「我らがヘヴンズ・アソシエイションＦブロック支部にとある司令が届いたんだが」
　両手の指を組んでデスクに肘をつく彼は、それを口元に当てながらまっすぐリセを見つめていた。
　丁度、『地球上における異種族の生存率論』というタイトルの本から引用文を探していたリセは、その男の視線にちらりとだけ振り向く。
「……司令？　まさかそれは俺にですか？」
「君以外に誰か心当たりがあるのか？」
「いえ。俺しかいないのはわかってます」
　リセはがらんとした室内を見渡した。
　この部屋の壁やデスク、プランターまでが白一色でまとめられている。
　生物といえば、リセと彼の上司であるクァンヴァント・ラーデＦブロック支部長のみだ。
　二人は唯一白以外の存在である。　　
　尤もクァンヴァントの格好は、下手をすれば色白も手伝って背景に溶け込みそうだった。
　プランターの中にある造花の緑のほうがいくらか目立っている。
「そうだ。このヘヴンズＦブロック支部に、エージェントは君しかいない」
「繰り返さなくてもわかっています」
　リセは『地球上における異種族の生存率論』を閉じた。
「Ｆブロックは天使族や悪魔族による犯罪が比較的多い地域ですから、エージェントやガーディアンは常に出回ってて部署に手が空いてる者はいなくなる―――ってのはもっぱら言い訳で、本当はただ単に人員不足なんですよね、うち」
「全くその通りだ」
「今述べた事で事実なのは、Ｆブロックは異種族の犯罪が比較的多いってトコくらいですね」
「――と、いうわけなのだ」
「何が――と、いうわけなのかはこの際黙ってるとし    </description>
    <dc:date>2008-05-07T12:46:02+09:00</dc:date>
    <utime>1210131962</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/heavenslink/pages/33.html">
    <title>Heavens Link ! （旧）　act.4</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/heavenslink/pages/33.html</link>
    <description>
      　突然の揺れと落下が、自然現象―――つまりは、地震でないことを理解するのに、リセは数秒を要した。
　その間何を考えていたかと問われれば、まず最初に思いついたのが重力への反抗だった。
　床のが崩れ落ちていく感覚に戸惑い……しかしながら、今は一緒に居合わせたキサラの安全を確保すべきである。そんな一瞬の判断から少し遅れて、彼はその隣人の少女の腰を抱えた。
「きゃああっ！　なにっ？　なんで落ちるのっ？」
　やけに冷静なリセとは違い、キサラは急なアクシデントにかなり動揺しているらしい。
　それもそのはずだ。
　普通に暮していて、こんなことに慣れていたりするほうがどうかしてる。
　尤もリセは、そのどうかしてる部類に振り分けられてしまうのだろうが……。
　なにはともあれ、キサラの台詞が終わらぬうちに、リセは久しぶりに「天使」としての行動を始めていた。


　念じると、背には純白の翼が大きく象られる。

　はばたき、リセはキサラを抱えたままほんの少し上昇して……。
　その刹那、ずがぁぁぁぁぁっ！というものすごい轟音と共に、二人の眼下で畳の床が土煙をあげてバラバラになった。

「……っ、あっぶねぇ……」
「…………う、浮いてる！」
　二人の声がデュエットする。
「……って、リセっ？　すっごい！　ほんとにほんとに羽があるんだねっ！　きゃーカンドー！　ね、触っていい？　触っても？　ねぇっ？」
「ちゅーかまたんかっ！　目の前の状況を把握してみろ！　俺の部屋が落ちたんだぞ？　下の……一〇四号室の住人はっ……」
「あ、平気、たぶん……」
　キサラはリセに促されて、無残なアパートの姿を眺めながら言った。
　アパートの端は、巨大な鉄球に上から押しつぶされたかのように大破していて、かなりの重傷を負っている。もし下の部屋に人間がいたなら、確実にご愁傷様、であった。
「大丈夫だと思うよ……友枝さん、今日は確かラジオの生収録があって朝帰りだとか言ってたし」
　友枝、というのは、件の一〇四号室の主のことなのだろう。
　ラジオの生収録という用事の方に少々興味がそそられたが、そんなリセの心境を読み取ったかして、キサラが抱えられたまま付け加えた。
　抱えられてる、というのも妙な表現で、正確に説明すると、腰の部分のみをリセの腕につかまれ、身体はくの字に折り曲げら    </description>
    <dc:date>2008-04-12T18:22:38+09:00</dc:date>
    <utime>1207992158</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/heavenslink/pages/32.html">
    <title>Heavens Link ! （旧）　act.3</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/heavenslink/pages/32.html</link>
    <description>
      「何かお探しですかぁ？」
　精一杯の笑顔を作って微笑むリセ。
　普段笑う事を滅多にしない彼の笑みは、自分でもひきつってるような気はした。
　しかしそんな事に構ってはいられない。リセは男の反応を待つ。
　サングラスにマスク―――フードをかぶったアヤシイ格好（キサラ・談）。
　男はぎょっとして、リセを振りかえった。口元から、マスクのせいでくもった声が漏れる。
「い、いや……」
　しどろもどろ……という感じだ。
（……確かにアヤシイ）
「よろしければ、オススメの本などありますが……」
　我ながら、変な台詞だな、とは思った。
　どこの世界に、わざわざ店員自身から本を薦めて売る本屋があるのだろう。いや、もしかしたらそういう本屋もあるのかもしれないが、それはそれで結構鬱陶しいだろう。
　リセは一瞬、まずったか、と舌打ちしそうになった。
　ところが、男はリセを怪しむことなく、素直にそれに応じたのだ。
「……あ、じゃあ中に……」
　と、もごもごしながらオートドアから店内へと入っていく。
（……？）
　拍子抜けであった。てっきりそのまま逃げられでもするかと考えたのだが。
　とにもかくにも、男が店内に入った事で状況の悪化は招かなかったが……。
　リセも中に戻ると、男を捜す。
　レジカウンターでは、店長が忙しそうに客の相手をしていた。
（……ん？　キサラは……？）
　さっきの場所にはいない。
　探している間に、男のほうの姿を先に捉えた。
　彼はしきりにレジの方を気にしているらしく、本人は普通に振舞っているフリをしているのだろうが、傍からみれば不自然極まりなかった。
　何せ、格好が格好でもあったのだ。
（なんでレジなんて見てるんだ……？　もしかして万引きでも企ててんのか……？）
　どこかで聞いたか、読んだ事がある。
　万引きをしようとしているヤツは、店に入って真っ先にレジの方を確認するのだそうだ。
（いろんなイミで目がはなせないな、アイツ……）
　と、リセが男を角の棚に身を隠すようにして見張っていると―――。
「ほらほら、じっとしてないで働いてね、キサラちゃんのお友達！」
　こつん、と後頭部を小突かれ、リセは前につんのめった。
　……店長の柳家である。
　いつのまにやら、レジの仕事から切り替わったらしい。
「す、すみませ    </description>
    <dc:date>2008-04-12T18:21:39+09:00</dc:date>
    <utime>1207992099</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/heavenslink/pages/31.html">
    <title>Heavens Link ! （旧）　act.2</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/heavenslink/pages/31.html</link>
    <description>
      　慣れとは、恐ろしいものだと思う。

「おはよーリセーッ！　朝だよーん！」
　すすすぅ～っ、と薄汚れた押入れのふすまが開く。
　午前八時。
　枕元の時計の長針は、ぴったりキレイに真上を向いていた。

（……またか……）

　リセはブラウンの双眸をぱっちり開けたままで天井を見上げている。小さな電灯が、埃まみれで吊ってある下に敷布団。そこに仰向けになって。
　もう何度こんな朝を迎えただろうか。恐らく――今日で七日目あたりだ。
　初日はこの脳天突き抜けるような声には全く気付かなくて、二日目・三日目でようやく自分が起こされているんだと理解し、四日目からは必要ないということを諭したのだが……。

「リセー、起きてよぉー」
　声は依然として、間違いなく押入れから聞こえている。
「あ・さ・だ・よってば！」
　女、というより、まだ中高生くらいの少女らしいトーンである。高めで、例えるならきゃんきゃん鳴く仔犬の様な。
　この一週間、聞き慣れてしまった代物……とはいえ、好き好んでそうなったわけではない。否応なし、だったのだ。
「リーセーェェェェェ」
「っあーうるさいな！　起きてるよ！」
　布団を跳ね除けると同時に、上半身を起こしてリセは声に振り向いた。
　小豆色の長い髪の毛に、くりんと大きな瞳がこちらを向いている。さっきからの声の主は、間違いなく彼女であると、リセは確信していた。
　そして、その推測（もとい確信）は、ぴったり的中していたのである。
「キサラ、何度も言うが迷惑だっ！　なんで毎日毎日非常識に俺の部屋に不法侵入してくる！？　しかも押入れから！」
　くしゃりとオレンジがかった自分の前髪を掴む。
　その間に、キサラは押入れから這い出てリセの布団の脇へ寄って来た。
「なーに言ってるのよ、いい若者が朝のさわやかな空気を吸わなくてどーすんの！　仕事しなくていーのっ？」
「俺の仕事はお前には関係ないだろーが」
「関係あるよぉ。お隣さんだもん♪」
「ほっほぅ……？　じゃあお前は反対側の二〇二号室のヒトの仕事も手伝ってるわけだな？　そーなんだなっ？」
「まっさかぁ！　体がふたつあるならともかく、そんな忙しい事してられるわけがないじゃなーい！　リセったら考えなしさんねぇー」
「お・の・れ・は・なぁっ……」
　ますます前髪をきつく握り    </description>
    <dc:date>2008-04-12T18:20:32+09:00</dc:date>
    <utime>1207992032</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/heavenslink/pages/30.html">
    <title>Heavens Link ! （旧）　act.1</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/heavenslink/pages/30.html</link>
    <description>
      　それは、どこからどう見ても、ぼろアパートだった。
　場所は都市区を少し離れたところにある路地。
　腐敗しかけた痛々しい錆鉄の柱に支えられて、トタン板の屋根からは雨漏りがしてそうな―――そんな感じの、アパート。
　その立地条件は、悪くないといえる。
　近くに商店街、駅も電車の音がうるさくない程度の距離にあったし、植込の緑も良い雰囲気でアパートを囲っている。
　ただし、それまで自分が居を構えていた都市区に比べると、ショッピングビルやモノレールステーションといった近代的なものは存在しない。
　大分不便さを感じるが、仕方ないだろう。

　―――ぼろアパート、《エンゼル・ハイツ》、二〇四号室。

　とても見た目、そんなふうに呼べやしないだろう新しい自分の部屋の玄関の前で、彼は短く嘆息した。
　背後、腰辺りまでの高さしかない柵の向こうから、サンサンと太陽の光が優しく降り注いでいる。
　まったく穏やかな午後だ。
　少年……オレンジがかった茶髪の毛と、白いブラウス。少し市販のモノとは違うデザインで、ただのブラウスではない。その下に履いているのは深いグレイのズボン。
　名は、梨世。小林梨世（こばやしりせ）。
　音の響きから、よく性別を間違えられるのだが、彼は生まれたときかられっきとした日本男児であった。
　年齢は十八になったというのに、まだあどけない面立ちだ。
　もとから童顔なのはコンプレックスだったが、こればっかりはどうしようもない。
　表情はどこかひねくれたような目つきに、きゅっと結んだ唇……。

（人が悪いよなぁ、部長も）

　心の中で悪態をつき、彼は狭い廊下に積んである自分の荷物―――ダンボールの箱が数箱、中には衣服類が詰め込んである―――のひとつを持ち上げた。
　重くはないが、嵩高いので結構苦労する。
（重要任務のためアパートメント生活だ？　経費削減で支給品なし？　なんか左遷された気分だぞ、こっちは）
　リセは顔を歪めたまま、つい先日の出来事を思い出していた。






「リセ、君に……とっても耳寄りな仕事がある」
　オフィスビルの最上階、白で統一されたインテリアの並ぶ一室で、その男は突然リセにそう切り出した。
「耳寄り？」
「ああ。耳寄りだ」
　繰り返す男。
　中年とは言い難いが、もう若すぎはし    </description>
    <dc:date>2008-05-06T15:53:51+09:00</dc:date>
    <utime>1210056831</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/heavenslink/pages/29.html">
    <title>イラスト</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/heavenslink/pages/29.html</link>
    <description>
      ヘヴンズリンクのイラストをランダムで表示しています。（現在５種）

&amp;random_img(きさらとまつり400px.jpg,kisara_winter2005.jpg,towarise.jpg,maturi_01_350.jpg,rise_shirayuki_suika_cd_pho.jpg)


----    </description>
    <dc:date>2008-04-03T16:05:44+09:00</dc:date>
    <utime>1207206344</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/heavenslink/pages/28.html">
    <title>assortment　試し読み</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/heavenslink/pages/28.html</link>
    <description>
      **受難編
　トワの残業。リセが苦労する話その１。

&gt;「……何、やってるんだよ？」
&gt;　核心にせまるように、リセはトワに近づく。
&gt;　彼の覗き込んでいるダンボール箱は全部で4つだ。そのどれもが口をぱっくり開き、中のものを晒し出している。
&gt;　リセはソレを見て一瞬何が入っているのか理解できなかったが、数秒ほどしてから、屈した体をピンと伸ばして硬直した。相手がそれに気づく。
&gt;　リセを観察してから、彼は薄気味悪く笑った。
&gt;「ははん。刺激強すぎるか？」

**悪い虫編
　ロードウェイクの悪ふざけ。やっぱりリセが苦労する話その２。

&gt;「ロードウェイク」
&gt;　キリのいいところで、リセは彼の名を呼んだ。
&gt;　そろそろ支部に戻る時間なので、別れくらいは一言……というわけではなく、単に彼の屁理屈のスイッチをオフにしたかっただけである。
&gt;「ミッチーでいいのに」
&gt;　と、クスクス笑いながらロードは言った。
&gt;「毎度聞く度に思うんだけど、どこから来てるんだ、ミッチーって」
&gt;「知らないよ。周りの誰かが、気づいたらそう呼んでた」
&gt;「そうか、そりゃあよかった。じゃあ、これで。もう二度と会うこともないんじゃないか」
&gt;「ちょっと待てよ、なしよ君」
&gt;「なしよ言うな」


**ショコラカルマ（書き下ろし）
　キサラが右往左往。最後までリセが苦労する話その３。

&gt;「……何を見たって？」
&gt;「衝撃の場面だよ！　もうトワっちが大興奮の！」
&gt;　報告している本人が既に大興奮らしい。キサラは瞳を爛々と輝かせていた。
&gt;　トワは思案する。大興奮する場面とはどのようなものだろうか。思いつくことはほとんど思いついたが、どれも当てが外れそうなものばかりだ。
&gt;「で、結局？」
&gt;　先を促すと、キサラはＶサインを見せる。
&gt;「じゃじゃーん！　なんとなんと、リセが女の子にプレゼントもらってたの!!」
&gt;「何!?」



&amp;link_back()


----    </description>
    <dc:date>2008-04-03T14:56:03+09:00</dc:date>
    <utime>1207202163</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/heavenslink/pages/27.html">
    <title>Are you READY？（３）</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/heavenslink/pages/27.html</link>
    <description>
      　気配は段々とその姿を現した。
　祭の斬った鏡の向こうから、黒い人影がゆっくりと近づく。
　無意識に相棒をかばうように、後ろ手を伸ばし、祭は影を凝視する。
　暗がりから出てきたのは……少女だった。

　犯人の女が、手をつないでいた、まだ４、５歳ほどに見える彼女。
　祭が見たままの格好だった。
　左手にウサギのぬいぐるみを抱え、こちらに少しずつ近づいてくる。

「……君は……！」
　アンリが声をあげた。
「知ってるの？」
「本部に連絡した際に、あらかたの情報は得てる。あの子人質だろ？」
「そうだけど……」
　こくり、とつばを飲み込んだ。
　さっきから感じている気配は確かに祭へ向かってきているし、それがこの少女のものだというならば納得がいった。
　それより不審なのは、人質であるはずの彼女が、一緒にいた犯人と別行動をしていることだ。
　近くに犯人の女がいるような『感じ』はしない……。
「ヘンよ……」
「……わかってる。気をつけるに越したことはないよ」
　アンリも同じことを考えていたのか、祭に同意した。
　ただ、ゆっくりと近づくその少女に、祭は刃である『玉兎』を向けることをためらった。
　フリルのエプロンドレスがゆれている。
　その姿に、刀を構えることは心が痛む。

　祭は、玉兎を下ろす。
「……ねぇ、一緒にいた人は？」
　距離を置いたまま、少女に声をかける。
「祭！」
「アンリはそこにいて。とにかく、話聞かないと……」
「罠ってことも考えられる」
「こんな小さな子に、罠なんて仕込めないでしょ？」
「そんなのわかるわけないだろ？」
「……でも、じゃあ……このままどうしろっていうのよ」
「……わかった。油断するなよ」
「ＯＫ」
　小声でそんな会話を交わしたあと、祭は少女に自らも近づく。
「……ひとり？　危ないから、お家帰ろ？」
　そうしてしゃがみこんで、少女の目を覗き込んだ。
　ブラウンのどんぐり眼が祭をぼーっと見つめている。
　そして……。
「……おねえちゃん、誰？」
　そんな言葉が、少女からこぼれ出た。
「あたしは……えーっと、……あなたを迎えにきたのよ」
「ルリちゃんを？」
「あなた、ルリっていうの？」
「うん」
「……女の人と一緒にいたよね。怖くなかった？　もう大丈夫だよ？」    </description>
    <dc:date>2008-04-03T14:41:11+09:00</dc:date>
    <utime>1207201271</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/heavenslink/pages/26.html">
    <title>Are you READY？（２）</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/heavenslink/pages/26.html</link>
    <description>
      　冬のアフター５を回った街は、イルミネーションに彩られていた。
　軽に乗り込み、助手席にアンリを座らせ、祭は鼻歌交じりにハンドルを切る。
「あんみつ～あんみつ～、みやびのあんみつ～っ。……ん、いつ乗っても運転しやすいわ、アンリの愛車」
「傷つけるなよ。ローン始まったばかりなんだから」
「大丈夫。こう見えてもあたし、ヘヴンズの運転免許試験は誰よりも早く受かってるんだから」
「耳タコ」
　アンリが手で耳をふさいだ。
「そういえば、街がいつもより賑やかみたいだけど……」
「もうすぐクリスマスだからだろ？」
「あぁ、そっか、クリスマスね。忘れるところだったわ」
「祭の場合、予定も入ってないんだから仕方ないんじゃないか？」
「予定？」
　バックミラーを確認しながら考える。
　アンリの言わんとしていることがわかると、ムっとした。
「えーえー、どうせ今年も一人っきりですよ。大体ねぇ、世の中の男って見る目ないと思わない？　こんな明るくて可愛くて楽しい子がここにいるっていうのに、誰も誘ってくれないんだから」
「君のそういう性格が問題なんだろ……」
「何よ、どうせあんただって相手ナシで一人のくせに」
　お互い様、と祭は付け加えるつもりだったが、アンリは何も言い返してこない。
「…………て、まさか！？」
　赤信号にぶつかって、ブレーキをかけた。
　アンリを振り向くと、その顔がそっぽを向いている。
「……ええー！？　いつの間に！？　相手誰よ！？　ヘヴンズの子？　それとも、学生時代の同級生？　だったらあたしの知ってる子よね？　ねぇ、誰よ！！」
「違う。何勘違いしてるんだよ。……僕はクリスマスイヴもクリスマスも、夜勤で仕事入ってる……姫野先輩の手伝いで……」
「姫野先輩と？」
「そうだよ……」
「だったらあたしだって誘われてもおかしくないのに。なんで先輩声かけてくれなかったんだろ……」
「手伝いって言っても一課と二課総合のデータ処理だよ。祭には向いてないだろ。……それに、手伝いさせて欲しいって僕から申し出たんだから、君が誘われないのは当たり前だ」
「なんでわざわざ、あんたからそんなこと……」
　目の前には交差点が広がっている。
　祭は行き交う人をぼおっと見ながら、ある答えに辿り着こうとしていた。
「…………もしかして…………アンリ、姫    </description>
    <dc:date>2008-04-03T14:40:00+09:00</dc:date>
    <utime>1207201200</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/heavenslink/pages/25.html">
    <title>Are you READY？（１）</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/heavenslink/pages/25.html</link>
    <description>
      　大通りを少しそれた場所にある、路地だった。
　昼間だが、ビルにはさまれて暗がりになっているその小さな合間の闇。
　覗き込むと、黄色い円形をした可愛らしい帽子がふたつ、見え隠れしていた。
　それを取り囲むように黒い学生服の男子が３人。
　背格好からみて、中学生か、高校生か怪しいところだ。
「ほらほら、言うこときけば、怖くないよ～？」
　顔は笑ってそういうが、男子のその声色は怖くないというと嘘になる。
　どこか脅しを含んだ口調だ。
　続いて、他の２人も黄色い帽子――もとい、チューリップ型の名札をぶらさげたそれはそれは可愛らしい幼稚園児――に向かって言葉を続けた。
「そうだよ～。おにいちゃんたちはちょっとお金に困ってるだけなんだから」
「最近、幼稚園児ってお金持ちらしいねぇ。ちょっと貸してくれない？」
　にこにこと音がでそうなほど笑っている彼ら。
　が、やはりその男子達の威圧感はぬぐえない。
　園児たちはおびえている。小刻みに体を震わせているのが、よくわかる。
　
　
　これはあきらかに恐喝だ。
　いや、幼児虐待だ。
　犯罪だ！

　有働祭は、そう確信した。


「ちょーっとあんたたちっ！！」

　高々と叫ぶと、足元にかがんで下を見下ろす。
　なにせ、自分のいる場所は路地に聳え立つ小さなビルの屋上だったのだ。
　眼下に見えているその男子達（こうなってくるとすでに不良と呼んでも差し支えないだろう）は、突然頭の上から降ってきた声にたじろいでいるようだ。
　が、すぐに発生源が自分達の真上だと気付いたらしく、顔をあげた。
「なんだ、てめぇ！」
　リーダーらしき、リーゼント風の髪型をした１人が叫ぶ。
　不良としてその髪型は正しいのかもしれないが、どうみても時代遅れ。
　祭は屋上にかがんでそんな男子を指差しながら、またも高らかに言う。
「ふっ、あんたなんかに語る名などなくてよっ！　この有働祭、ヘヴンズ・アソシエイション捜査二課エージェントの役職にかけても、こんな極悪非道な輩は許すまじ！！」
「……名前、思いっきり語ってるけど」
　冷ややかにつっこみが入った。……が、それは不良たちのものではない。
　その証拠に、３人の学ラン男子はぽかんと口をあけたまま、屋上にいる祭を見上げたままだった。
「アンリ！！」
　後    </description>
    <dc:date>2008-04-03T14:38:32+09:00</dc:date>
    <utime>1207201112</utime>
  </item>
  </rdf:RDF>
