引き球の感覚を掴む

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引き球の感覚を掴む - (2009/03/20 (金) 15:10:14) のソース

*引き球の感覚を掴む

僕自身は実は引き球が結構苦手でした。
今ではそれなりに引けるようにはなりましたが、それでも苦手意識は残っています。

引き球というと「撞点を下にして、キューを長くしっかり出す!」とか言われたりしましたが、「下撞いてしっかり出すとキューミスしてジャンプボールみたいになっちゃうし、引けるときもあるけど、引けるときと引けないときとで何が違うのかさっぱり分からない」なんて思ってました。

そんな僕が「ああ、引き球ってこういう感覚なのか」と実感した方法について書きたいと思います。

引き球の感覚を掴むための練習方法なのですが、簡単に言うと、「撞点を下にして、押し球を撞く」ということをやってみる方法です。

配置としては、こんな感じで、撞点をなるべく下にして手球を撞きます。
ここがポイントですが、そのときに&bold(){出来る限り遅い球}を撞きます。

#ref(draw_image001.jpg)

遅い球で引き球を撞くと、球が転がっている間に、ラシャとの摩擦によって、引き球の回転が、少しづつ無くなっていきます。そして、一瞬無回転の状態になり、さらに、ラシャとの摩擦で押し回転がかかるようになります。

#ref(draw_image002.gif)

ちなみに、これで的球をポケットすると、その後の手球の動きは、"若干の押し球"になって、前に転がります。

僕は、引き球の感覚を掴むには、この「下の撞点を撞いて、途中で無回転になり、最後は押し回転になる」というショットの感覚を掴むのが非常に有効(分かりやすい)だと思っています。

もう少しフォローすると、こういう球ではこの練習は出来たことにはなりません。
-撞き点が下でない場合は、初めに引き回転が十分にかかっていません。
-ショットスピードが速すぎると、ラシャとの摩擦によって回転方向が変化(逆転)する前に的球に当たってしまいます。

そうではなくて、手球の回転が逆転する瞬間(無回転になる瞬間)が見れるようなショットをすることが大事なのです。

それで、なんとなくその感覚が掴めたら、今のショットで、的球をしっかりポケットすることを狙ってみてください。
スピードの遅いショットというのは、しっかりポケットすることは結構難しいです。
手球を正確にコントロールしようと思うと、"チョン"とキュー先だけで撞いてバックスピンをかけるのではなく、下の撞点を長くゆっくり撞いていかないと正確には狙えないと思います。
この、&bold(){"下の撞き点を長くゆっくり撞く"}ということに慣れることが、大事なのです。

さらに、次の段階としては、"無回転になる場所"をコントロールできるように練習します。
下の図で言うと、ちょうど的球のところで無回転になる、的球からの1ポイントのところで無回転になる、的球から2ポイントのところで、、、と、自分の思ったところで無回転になるような撞き方(撞点、キュースピード、ストロークの長さ、乗せる感覚)を覚えていきます。

#ref(draw_image003.gif)


初めは思ったところで、無回転になるようにはならないかもしれませんが、50回や100回もやれば、なんとなく感覚は掴めるかと思います。
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