DH4 ~Battle Cinderella~内検索 / 「本編21」で検索した結果

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  • 本編21
    『“The Transfer” No.5』  「ねぇ、ちょっと。大丈夫?」  その声が自分に向けられたものだと気付くまでに、クェル・クスは些かの時間を要した。  異国の言葉──────日本語だったからという訳ではない。自分が話すのはまだまだ辿々しいものの、聞き取る分には早口だったり難解な言葉遣いでなければなんとかついていける。  クェルは『世界格闘大会』で日本を訪れる前からこの国に興味を持っていた。  それは、数年前の話──────。  彼女は村長である父の使いで時折、町まで買い物に出掛ける事があった。村の生活は基本的には自給自足で賄われていたが、それでもどうしても手に入りづらいものがある。薬はその代表的なものだ。  家畜から摂れた乳製品や毛皮の加工品。素朴ではあったが品質に定評のあるそれらは町に持っていけば良い値がつく。村一番の俊足であり、棍の腕前も一番だった彼女な...
  • 本編2
    『Queen』  油断などなかった。  慢心などなかった。  最強を決める場において、勝負に挑む紫ノ宮緒子(しのみや・おこ)の心中には溢れる戦意と程良い緊張感が満ち、心身共にベストコンディションの筈だった。  しかし、残酷な事実として──────────動かし難い現実として。  緒子は不意の乱入者により、手痛い敗北を喫してしまった。  大会参加者リストにない、飛び入り参加。それゆえに何の情報もない白紙の状態で戦わねばならなかった不利は確かにあった。  だとしてもそれは言い訳にはならない──────────してはいけない事を、何よりも緒子自身のプライドが強く主張していた。  強かった。  『世界格闘大会』に招待される程の実力と自負を持つ緒子だからこそ、相手の実力を読み違える事などしない。  在野にまだあれ程の実力者が埋もれていたという事実に、生まれたのは戸惑いや畏怖では...
  • 本編27
    『”The Transfer”No.8』  ──────────乾く──────────渇く──────────。  意識が、存在が消滅してゆく中で、ルガーの全身を占める感情は渇望だった。吸血鬼という不浄な魂でさえ、生への執着は強い。消えてなるものか、という強い意志が現世へとしがみつく。  だが、それも時間の問題。聖なる力に打ち倒され、己の力が拡散してゆく感覚は自ら霧化するものとは全く異なり、いくら念じても肉体は戻ってこない。牙が、爪が、力が喪われてゆく。  灰は灰に、塵は塵に。  抵抗虚しく散りゆく血の華はしかし、運命の奔流に巻き込まれて再び蘇る。  僅かに聞こえた声。  仄かに香った芳香。  微かに映った姿に、彼女は最後の力を振り絞ってむしゃぶりついた。  小さな悲鳴や抵抗も、彼女には何の抑止にもならなかった。獲物を押さえつけ、地に引き倒すと自らもその上に倒れ伏す。...
  • 本編26
    『”The Transfer”No.7』  夜空の下で眠るのは、果たして何年ぶりだろう。  満天の星空を見上げながら、鴻畔(おおとり・ほとり)はぼんやりと考えていた。  遥か昔、この国がまだ武士の統治下にあった時代。半妖と畏れられ、忌み嫌われていた彼女は人と交わらず山中で静かに暮らしていた。人から弾かれたその暮らしは決して望んだものではなかったが、しかし一方でそれも仕方が無い、と諦めてもいた。  人は本能的に己と異なるものを恐れ、遠ざける。現代に比べればとても文明的とは言えないその時代で、怪物として討伐されなかっただけでも、命があっただけでも幸運と言えただろう。  それでも、彼女とて木石ではない。人恋しさが募り、時折人里に下りては幼い童と遊んだ。物の分別が付かない童たちは決して彼女を差別せず、怖がらず、優しいお姉さんとしての彼女に接してくれたからだ。  もっとも、その幸...
  • 本編24
    『“The Transfer” No.6』  ”LoverSuitの女”──────────神藤振子(しんどう・ふりこ)は魔人格闘家として二度死んでいる。    一度目は自らの拳が他人を打ち倒すにはあまりにも不適性だと知ったとき。  そして二度目は、その拳の力を存分に揮えると臨んだ『世界格闘大会』において敗北を喫し、脱落してしまったとき。  魔人格闘家の一族に生まれ、絶望の淵に沈み、それでも一筋の光明を見出したはずが、そこでも挫折を味わった。  鍛えた身体も、天に与えられた能力も、自分には活かす事が出来なかった。  悔しさと、そして絶望。  闘えない魔人格闘家など、何の価値もない。  活かせない能力など、何の役にも立たない。  自分には生まれてきた意味など、何一つ無い。  最後の拠り所として参加した大会からの脱落は、彼女の精神の根底を打ち砕くには充分過ぎる出来事だった...
  • 本編29
    『Secret Treaty』  『世界格闘大会』主催者。  その肩書を持つ者は、役職とは裏腹に大会運営そのものについて多くの働きをしている訳ではなかった。勿論、TVを始めとした各種メディア媒体は彼を中心人物として取り上げていたし、広報活動という意味では彼の働きは勤勉と言えただろう。だが、それはあくまでもオリンピック開催都市の首長が果たす役割と同じ程度。実際に大会運営を取り仕切り、実務を担っていたのは一九六五(にのまえ・くろこ)という彼の部下だった。  部下、と言ってもその関係性は薄い。大会を開催するにあたって上から宛てがわれた人材であり、その氏素性について彼には何も知らされなかった。  それでも、さしたる問題はなかった。彼女は優秀であり、判断も手腕も確かなもの。彼がすべき事と言えば定期的に上がってくる報告を受け、形式的な決裁印を押す事くらいだった。  決して彼が無能という訳で...
  • 本編23
    『“The Transfer”the after Ⅱ』  賞品の少年には、利用価値がある。  敵対勢力に対して用いれば、戦力の引き抜きが行える。それは各国の諜報機関も真っ先に思いついた利用法であり、確かに効果は絶大だろう。Choro-in化とは物的破壊を伴わない人的破壊活動であり、敵の戦力を滅殺し味方の戦力を増強する一石二鳥の策である。  だが当然、万能ではない。能力の性質上女性にしか効果を発揮しないのだから、少年の使用を察知されてしまえば対策を取られてしまう。性転換能力者と組ませるのも一つの手だが、そうそう使い勝手の良い能力者を容易出来るとも限らない。  ならばChoro-in化は種の割れぬうち、敵に気取られる前の奇襲にのみ有用な隠密作戦でしかないのか。  その答えはNOである。  Choro-in化した女性は魔人として強化される傾向にある。それは単純に肉体的能力が向上する...
  • 本編22
    『Moon Princess Ⅱ』  「…………飽きました」  『世界格闘大会』出場選手のち療養に特別に借り上げられた総合病院の別棟、その一室。大会開幕から六日間治療役としてその任を果たしてきた月の巫女だったが、遂に退屈が限界に達したのか、ぽつりと呟いた。  「姫さまー、まだ日程残ってますよー?」  世話役の一人である蓬莱玉枝(ほうらい・たまえ)があたふたと慰める。  「そうですわ。もう四分の三も終わりましたし、あとたった二日じゃないですか」  御仏石鉢子(みほとけいし・はちこ)もやんわりと追随した。しかし、月の巫女はやや不満そうに答える。  「もうちょっとこう、上下とか左右に分断された怪我人が出るかと思っていたのですが」  「それもう死んでますって」  火不寝見川衣(ひねずみがわ・ころも)がじっとりとした目で呆れる。  「決めました。ちょっと運動してきます」  立...
  • 本編20
    『Fixer』  一兆円。  言うまでもなく途方も無い数字である。世界でもごく一握りの資産家、有数の大企業でもなければ準備できない額である。  大金というのも馬鹿らしい優勝賞金を用意したのは、全面的に大会運営をバックアップする存在──────────日本政府である。経済効果を考えれば決して無駄金ではない。むしろ充分に元の取れるハイリターンな投資であったが、仮にも国民の血税を投入するからには議会の承認が必要になるのは言うに及ばず、財界の調整、各利益団体の橋渡し、それこそ表から裏に至るまで複雑に絡み合った利権を把握し、それぞれを従わせる力を持った者が必要だった。  ”フィクサー”と呼ばれる存在が。  彼の前では歴代の首相も大企業の重役も、各省庁の実質トップを務める次官も、代紋を背負った一大暴力集団の大親分でさえ等しく頭を垂れる。  垂れざるを得ない。  彼の権力は、財力は、武力...
  • 本編25
    『One for family,family for one』  不幸中の幸い、という言葉はどんな時にも見つかるもので。  ある魔人一家の隣家が既に家主が引っ越して久しい空き家であった事も、丁度その時間帯に人通りが無かった事も、どちらも幸運に分類されるだろう。  だが、それはあくまでも不幸中の、という但し書きが付くのは冒頭の通り。  そしてその不幸を被ったのは──────────。  「…………あー、もう。折角の休暇だったのに」  崩壊した家屋の中から愚痴を零しつつ、渋い表情で出て来た一人の美女。残念ながらその服装は流麗な顔立ちに似合わずボロボロになっており、更に残念な事にぎりぎりの部分は辛うじて隠れていた。  家屋の倒壊に巻き込まれた彼女──────────より正確に言えば、彼女と家屋との激突がこの無残な惨状を生んだのだが──────────は、半ば癖になっている自...
  • 本編28
    『Future』  今より先の時代、未来。  人類は絶望の日々を過ごしていた。  天変地異が頻発し、異常気象が異常ではなくなった。  それもある。  悪質な疫病が世界的に大流行し、人口の実に七割以上が死滅した。  それもある。  独裁軍事国家の暴走が発端となった紛争は大国間の利害を修復不可能なまでに抉らせて核戦争をもたらし、人が住めぬ程に荒廃した地表が多数を占めるようになった。  それもある。  だが、最大の理由は──────────人類は、一握りの存在によって管理される弱者へとその身を落としていたからだ。  その時代の支配者の名は、十束学園。  強力な魔人と無数の人造魔人を擁するその組織は世界の混乱に乗じ、瞬く間に支配体制を確立していった。  或いは、その混乱さえ彼らの仕組んだ陰謀だったのかもしれない。  だが、人々がそれに気付いた時には既に何もかもが手遅れで...
  • 本編7
    『Moon Princess』  ──────────はい、これで元通りです。お大事に。  診察と治療の終了を告げる落ち着いた雅な声。ありがとうございました、と感謝の言葉を述べる患者の声に混じるのは隠しきれぬ些か以上の驚嘆の響き。  「お代は此方に」  別のやや幼い声と共に差し出されたお盆の上に、決して少なくない金額の現金が載せられる。  一般の感覚に照らし合わせれば暴利としか言いようのない治療費だったが、患者の方に支払いを渋る様子はない。それは決して患者が裕福だからという理由ではなく、行われた取引が適正である事を意味する。  平常なら、常人なら、骨折の治療に札束を積み上げたりはしない。  だが。  『世界格闘大会』という魔人格闘家にとっての一大決戦、晴れの場で。伯仲した実力者同士の闘いでは、一筋の髪の差が勝敗を分ける。  己の万全を復する貴重な機会があり、瞬く間に綺麗...
  • 本編1
    『Silent report “What s Choro-in?”』 1  「Choro-in……ですか?」  某国のとある国家機関。直属の上司の前に出頭し、不動の姿勢で女性調査官は秀麗な眉目を寄せた。遡れば中世貴族に端を発する名家出身の彼女ゆえに、そんな仕草さえ優美に思わせる。  「そうだ。今回君に調査してもらう案件の鍵を握る重要な単語だ。日本の言葉らしいがね」  彼女は若くして調査官を務めるだけあって、語学にも堪能である。極東支局に在籍する彼女は当然、極東でも重要な政治的戦略的意味を持つ日本という国の言語もネイティブレベルでマスターしていた。だが、その彼女でさえ聞いた事がない単語だ。  「何かのスラングですね。『Choro』は『容易い』、つまりeasyという意味に取れますが、『in』……こちらは同音異義語が膨大です」  流石の彼女も聞いた事のない単語の意味を想像するのは限度...
  • 本編5
    『Justice』  その闘いを偶然目撃した近所の住民は、後にこう語った。  ──────────至近距離で倒壊するビルから逃げられる人間がいるか、だって?  ──────────馬鹿を言っちゃいけない。そんな人間が居るわけないだろう。  ──────────ビルに押し潰されて無事な人間がいるか、だって?  ──────────馬鹿を言っちゃいけない。そんな人間が居るわけないだろう。  ──────────じゃあ、さっきのアレはなんだったんだ、だって?  ──────────俺が知るわけないだろう。でもまぁ、一つ言えるとすれば。  ──────────合気道はビルよりも強い。  ──────────え? その女の子?  ──────────さぁ、試合が終わったらどっか行っちゃったけど。この辺の子じゃなさそうだったよ。       ...
  • 本編3
    『The Dark』  対戦者に向け、一切の感情を見せずに振るった刃。『闇の守護者』は相手を容赦なく切り裂き、戦闘不能に至らしめた。  生有るものではない、人の造りし存在。対戦相手、Martina Murrilが人間でなかった事は果たして何の巡り合わせだったのか。  もし相手が人だったなら、あそこまで無慈悲に戦えただろうか?  自問に答える暇は、今はない。  たとえあったとしても、自答するしかなかっただろう。何よりの優先事項を果たす以外に自分のすべき事はなく、その為なら躊躇いを捨て去らなければならない。  他の二人と別れ、手分けして少年の居場所を突き止める。  並行して、大会参加者は見つけ次第排除してゆく。  それが自分に与えられた役割だ。  だが、彼女は同時にこのやり方に限度を感じてもいた。  大会運営は自分たちが思っているよりも強大な組織だ。底知れない、と言っても...
  • 本編8
    『The Unhappy Prince』  「何ですって?」  今後の大会進行の計画を纏めていた私は、部下からの報告を受けて書類業務の手を止めた。  「申し訳ございません」  施設の警備と対象の監視を命じていた職員はこの大会の為に雇われた人員だったが、魔人自衛官出身という事で任務遂行能力と身分については日本政府の保証付きだった。私自身も正式に雇用する前に面談を行ったが、信頼に足る人物だと判断している。怠慢や油断が理由とは考え難い。  そんなプロフェッショナルが監禁していた対象を逃してしまうという失態を犯してしまったというなら、その原因は恐らく別にあるのだろう。  「まだそう遠くへは逃げていない筈です。追っ手も手配済みです」  私への報告と同時に打てる手は全て打っているようだ。一分一秒を争う事態において、上司の判断を待っていては取り返しの付かなくなる事態がある事をよく知ってい...
  • 本編6
    『Treasure Shooter』  どんな世界にも、何時の時代にも。  物好きな人間はいるもので。  時には高額な絵画や彫刻を買い集める収集家だったり、或いは全く逆に当人以外には何の価値もないとしか思えないガラクタの収集家だったり。  好事家と言えば聞こえはいいものの、内実は呆れるようなものばかり。  人間の物への評価基準など、あってないようなもの。  しかし、彼女の──────────映明裏(あきら・めいり)の取る映像については、誰しも満場一致の価値を認めざるを得ないだろう。  フリーのカメラマンである彼女が取る写真。或いは映像はこの上ない臨場感に満ちており、その迫力にファンも多い。  そんな彼女が今回追い求めるのは────────── 『世界格闘大会~Battle Cinderella~』。美しき女性たちが躍動し、美と武を競い合う華々しい祭典。彼女が映す素材として...
  • 本編9
    『Transform “The transfer”』  全身がバラバラになったかのような衝撃。身体中を走った激痛も既に遠い過去のもの。それとも、今も続いているのだろうか? それを感じていた筈の痛覚どころか他のありとあらゆる感覚は失われ、指一本動かす事すら出来ない。  闘いに敗れた貴女は空虚な敗北感に包まれていた。  もう二度と闘いの場に立つ事は出来ないだろう。  心が、身体が言う事を聞かず貴女から闘争を奪い去ってゆく。  光が、熱が。  静かに失われてゆく。  最早何も映さぬ瞼をゆっくりと閉じる貴女は──────────。  「………………して!」  自らの手を握る、柔らかで優しい感触。勇気付けるような力強い声。  視界に映ったのは、天使──────────いや、少女と見紛うばかりの可憐な容貌の少年の姿。  賞品となる筈の少年。  その瞳と目が合って───────...
  • 本編4
    『Witch s festival』  『狂気の魔女』は激昂した。  愛する兄を賞品として扱い、何処の誰とも知らぬ女に与えるなどという所業に。  『狂気の魔女』は憎悪した。  そのような馬鹿げた祭りに参加する全ての雌犬どもを。  手始めに襲撃した相手は、一目見て分かる程彼女とは正反対な、明るい性格の体育会系の少女。名前は猛信寺うのみ(もうしんじ・うのみ)、と言ったか。対戦者の名前など、個性など全ての女を敵視する彼女にとっては些末事でしかなかったが。  第二の相手、森乃 九(もりの・いちじく)。外見はともかく名前が気に入らなかった。家族の中でもいけすかないあの女を思い出し、特に念入りに捻り上げた。  自分には似つかわしくない、砂浜という場所はこんな機会でもなければ訪れる事はなかっただろう。その場を去りながら『狂気の魔女』は考える。  もっと。もっともっと。もっと...
  • 本編30
    『”The Transfer”No.9』  ルガーと魔技姫ラクティ☆パルプ。二人の間には奇妙な縁がある。  数多くの参加選手の中で巡り合い、三度も拳を交えた事。  同じ相手に破れ、それが元で大会から脱落してしまった事。  そして、もう一つ──────────。  「…………という訳で、マリー嬢に手痛い敗北を喫してしまったよ」  「そうだったんですか…………実は私も」  世界格闘大会から同じタイミングで脱落し参加資格を失った両者だったが、巡り合わせによって未だ闘いの場に留まっていた。再会した二人はそれぞれの境遇を話し合う。  「悪い事に、彼女は私の天敵と言っていい聖職者。他の相手ならまだしも、彼女の攻撃を受けてはさしもの私も一時は消滅を覚悟したものだったが…………」  吸血鬼であるルガーは常人よりも遥かに強靭な肉体を持つが、その不滅性も神に祝福された修道女、マリーの...
  • 本編10
    『“The Transfer” No.1』  目が覚めると、青空が広がっていた。  小鳥の囀りが聞こえる、気持ちの良い朝だ。背中に当たるベッドの感触が随分固いのを除けば、何も文句はない。早朝の空気は少しだけ肌寒いが、それも心地良い。  こんな清々しい気分は果たして何年振りだろう。  ──────────何年振りだろう?  少女は身を起こした。固いベンチで寝ていた所為で身体の節々に痛みが残っていたが、そんな事はどうでも良かった。  数秒。  自分の頭の中を検索する。  何もない。  いや、完全にゼロな訳ではない。ただ、大事な部分が欠落していた。  自分を構成する要素が、消えていた。  それを記憶喪失と呼ぶ知識は残っている。囀る鳥たちが雲雀だという事も知っているし、街路に見える並木も栃の木と呼ばれる事も知っている。しかし、それを認識する自分自身が一体何者なのか─────...
  • 本編32
    『Next battle』  夕焼けに染まる廃墟。そこには二人の少女の姿があった。  激闘を終え、逆光を浴びる傷だらけの二人はそれでもなお、美しい。  勝者と敗者。  その二つを分けるのはほんの僅かの差であり、事実、一週間前ではお互いの立場は逆だった。今回でさえ、反対の結末になっていてもおかしくはなかった。  実力の伯仲と結果の逆転は、激戦を潜り抜けた少女の成長の証。  いや、それだけではない。  大会参加前には知らなかった、別の強さを身に付けたから。  前回完敗を喫したのは、相手の強さの理由──────────闘う動機を支える意思に想いが及ばなかったからだった。だが、今は違う。  「…………私の我が儘に付き合って頂いて、感謝ですわ」  「…………この私が挑まれた闘いから逃げる訳には行かないのよ」  瓦礫に腰を下ろし、背中合わせの少女二人。お互い死力を尽くし、息も絶...
  • 本編19
    『“The Transfer” No.4』  恋は先手必勝、愛は独り占めするものという認識を持つ魔人と。  恋は相互与奪、愛は皆で共有するものという認識を持つ魔人と。  二つの異なる価値観が衝突した時、いったいどっちが勝つんですか──────────?  そんな脳内論争が、”焔狐”──────────数胴兵香(すどう・ひょうか)の頭の中で発生していた。  いや、実際にすぐ傍で起こっていた。  「何を言ってるの! 愛する人は他の女に渡したくないに決まってるじゃない!」  「それはそうだけど、だからこそ奪われた時に大事さが分かるっていうか、ぞくぞくするのよね~」  兵香のすぐ隣。同じベンチで彼女を挟んで両側に居るのは”愛の狩人”こと葦原美代子(あしはら・みよこ)と、”寝取られの聖女”こと屋良……いや、子虎励子(ねとら・れいこ)。二人の女性がお互いの恋愛観、持論をぶつけ合ってい...
  • 本編14
    『“The Transfer” No.3』  長年の夢が叶う時が来た。  葦原美代子は遂にそう確信するに至った。  結婚。  その二文字は自分にとって──────────いや、女性にとって実に大きな意味を持つ。女は結婚する為に己の外見を飾り、内面を磨き、美を作り出す。  世間一般の考えはどうあれ、少なくとも彼女はそう考えていた。  『世界格闘大会』に参加するに当たり、賞品の少年という存在は写真でのみ知っていた。少年に使う表現としてはどうかと思うものの確かに可愛らしい顔立ちをしており、どちらかと言えば年上の包容力の有る男性がタイプだった彼女にとっても第一印象は悪くない。当然写真では外見以外の情報、性格などは分からないが、優しそうな瞳を見ればある程度の想像はつく。  数多の合コンを重ね、数百人を超える男を見てきた彼女ならではの審美眼である。この少年となら、ひょっとして─────...
  • 本編15
    『Treasure Shooter Ⅲ』  「──────────勝負あり!」  美闘士たちの華々しい闘いに決着がつく。  麗しき花々に優劣を付けるなど愚行ここに極まれり、との声もあるだろう。  しかし人々は決して抑える事が出来ない。  誰が最も強く、そして美しいのかを知りたいと願う気持ちを。欲望を。  「ほい、OK、と」  選手同士の闘いをハンディカメラで捉え、臨場感溢れる動画を配信する。目前で闘いを目にする観衆に負けず劣らぬ熱い興奮が、ネットを介して全世界へ届く。モニターの向こう側の視聴者に届けられるのは、ひとえに彼女──────────映明裏(あきら・めいり)の働きによるものだった。その証拠に彼女が撮影した試合は同種のものと比べても群を抜いて再生数が多い。  大会も三日目を終え、いよいよ佳境に差し掛かる。その日の仕事を終えた明裏へ連絡が入ったのはそんなときだった。 ...
  • 本編16
    『Deserted Shrine of the Heart』  ようこそ旅のお方。こんな夜更けに神聖なる我が社にどんなご用件でしょうか?  ⇒いきかえらせる   おつげをきく   どくのちりょう   のろいをとく  ──────────冗談です。  今までどおり怪我の治療なら昼間に病院の方に来られたでしょうし。こちらに立ち寄られたという事は、更なる力をお望みですね? でしたらこちらのお神酒を一献、飲み干し下さい。傷はたちどころに癒え、或いは眠れる力が目覚めるかもしれません。  ──────────話が旨すぎて胡散臭いですか?  ご心配には及びません。このお神酒は神便鬼毒酒と申しまして、平安の世より伝わる由緒正しき霊酒です。鬼が呑めば死に至る猛毒となりますが、正しき人が呑めば力が湧いてくる霊験あらたかな代物です。ですからご安心下さい。  ────...
  • 本編31
    『My dear...』  緒子、まずは何はともあれ優勝おめでとう。僕は君のような素晴らしい娘の父である事をこの上なく誇りに思う。  大会初日、乱入者に打ち倒されてしまったのを見た時には心配が募って食事も喉を通らなかったよ。いや、君を信頼していなかった訳じゃない。緒子は昔から有言実行を絵に描いたような、約束は必ず守る子だったからね。初戦の躓きくらいすぐに挽回してくれると思っていたよ。事実、見事に僕の期待に応えてくれた。  勿論、大会の優勝は喜ばしい事だけど、僕が何より嬉しいのは大会を通じて出来たという新しい友人のことだ。天奈さんはとてもしっかりした女性だし、鏑木さんも一本筋の通った人物であるのは君から貰った写真やメール、それに大会での闘いを通じて僕にも良く分かった。君が本当は心優しい子だと僕は知っているけど、正義感の強さゆえに融通が利かない、と誤解されやすい性格なのも...
  • 本編33
    『End Start』  短い期間だったのかもしれない。  普段なら、平和な日常の中なら取り立てて騒ぐほどでもない数日という日数。しかし、隔絶された日々は時間感覚を実際の何倍にも引き延ばしていた。  そして全てが終わり、漸く障害は取り除かれて。  世界格闘大会、閉会式。その主役は当然ながら優勝者である紫ノ宮緒子(しのみや・おこ)である。賞品の少年は授与式さえ終わってしまえば大して注目もされない。報道陣に取り囲まれる緒子とは対照的に役目を終えた少年は、会場の隅に引っ込んで周囲の喧騒を他人事のように眺めていた。  拉致。監禁。脱走。保護。捕獲。奪還。  ここ数日で自らに起こった出来事はあまりに非日常的過ぎて、未だに現実感がない。酷い目に遭った、という実感も薄い。それは賞品とされた境遇にしても同じ事だったが、幸いにして短い付き合いの間でも充分に緒子の人となりは分かったので悪い事...
  • 本編11
    『“The Transfer” No.2』  今までの自分は、長い夢を見ていたようなもの。  屋良励子(やら・れいこ)は唐突に気付いた。  真実の愛、博愛的寝取られ至上主義が誤りだったとは今でも思ってはいない。奪われる事で本当に大切なものをお互いに知り、より一層の愛が深まる。  世界はそうして愛が循環してゆく。  しかし、励子は少年に出会った事でその考えを少しだけ改めた。  次々に男を変えてゆく、様々な相手に愛を伝えてゆく。たしかにそれは素晴らしい事だ。  だが、それは果たして永遠に続くものだろうか?  人間の記憶ほど、頼りにならないものはない。深く激しい愛の記憶もいつしか思い出に変わり、忘却の風の中へと溶けてゆく。過去の男たちは、果たして今でも自分の事を、交わした愛をどれだけ覚えているだろう。  自分を鑑みれば、それがどれだけあやふやなものかは言うまでもない。 ...
  • 本編18
    『“The Transfer”the after』  ”忘却の影”──────生方キリエ(うぶかた・きりえ)が気が付くと、そこはベッドの上だった。  既視感。  その一言で言い表せる感覚が正しいのかどうか、キリエには分からない。彼女にはここ数日の記憶しか残っていないからだ。  只の気のせいか、或いは失われた記憶の中にそれがあるのか。確かめる術はない。  それでも自分の置かれている状況については見当がつく。それを引き起こした自分の行動も、覚えている。  『世界格闘大会』に乱入し、参加選手を襲撃した。  それは決して褒められた行為ではない。強さを競う戦いの場とはいえ、そこには決められたルールがある。それを破った自分を正当化するつもりは彼女には微塵もない。  だが、決して正しくはなかったとしても。彼女にとってそれは必要な事だった。  失われた記憶を取り戻す手がかりの為。 ...
  • 本編12
    『Treasure Shooter Ⅱ』  都内高級ホテルのスイートルーム。間違いなく一泊数十万円は取られそうな部屋の中、キングサイズベッドに寝転がってノートPCのキーボードを叩いている女性が一人。  映明裏(あきら・めいり)。  世界格闘大会の契約カメラマンである彼女が今このひととき、部屋の主だった。  勿論、彼女の年収で泊まれるグレードの部屋ではない。腕が良い、と言ってもカメラマンの収入は限られている。  となると当然、宿泊費の出処は別の財布。それも潤沢過ぎる程の。  「まぁ、折角経費で落ちるんだし。たまには豪遊豪遊」  ルームサービスで頼んだビールをくぴくぴとやりながら、キャビアの載ったクラッカーをつまむ。高そうなワインやらブランデーやらもあったのだが、どうせ自分には高い酒の味は分からないのでやめておいた。  空調の効いた部屋で、タンクトップに下着姿という実にリラッ...
  • 本編17
    『Wall Breaker(s)』  追い立てられた獲物の耳障りな荒い呼吸音がすぐ傍で聞こえ、鼓膜を震わせる。他人のもののように思えるそれは、しかし間違いなく彼自身のものだった。  非合法の地下カジノを逃げ出し、路地裏の物陰に息を殺してその身を隠す。胸を突き破りそうな心臓の鼓動は激しく、気のせいだと分かっていても周囲に響き渡ってしまっているのではないかと思われた。  ──────────このまま、何とかやり過ごして。  「いたぞ!」  祈るような少年の願いはあっさりと打ち砕かれる。スーツを着ていてなお分かる筋骨隆々とした体格の物々しい一団は獲物を見つけると、訓練された猟犬のように迅速に、そして無慈悲に彼を袋小路へと追い詰めた。  少年に彼らに抗する力はない。彼の抵抗など全くの無意味で、文字通り赤子の手をひねるよりも容易く制されてしまうだろう。  絶体絶命。  逃げ場を失っ...
  • 本編13
    『Bird Watching』  木々の梢で羽を休める渡り鳥。そんな光景は開発の進んだ都会にあっては今や、なかなか目にする事が出来るものではない。或いは、それに目を向ける心の余裕が人々から失われているのかもしれない。   人々の行き交う雑踏、交差点の一角を占めるショッピングビル。その屋上には一羽の美しい鳥が静かに眼下の光景を眺めていた。  美しすぎるその鳥──────────いや、人の身に大いなる翼を持つ美女にとって、数十メートル離れた人混みの中から見知った姿を見つけ出す事など児戯にも等しい。  「まぁ、ぼうやったら。あんなに必死に逃げちゃって」  思わずその微笑ましさに口元が緩む。彼女にとってその少年は興味深い観察対象であり、良い玩具であり、素晴らしい退屈しのぎの存在だった。そして、おいそれと口には出せぬもう一つの関係。  少年が『世界格闘大会』の賞品にされたと聞き及んだ際...
  • ランキング&ステータス(5ターン終了時)
    ランキング&ステータス(5ターン終了時) 6ターン終了時________5ターン終了時________4ターン終了時 順 金 キャラクター 攻 防 体 精 反 FS スキル 怪我 1 1210 超時空軽空母『綾鷹』DEATH 6 3 12 13 7 11 後援 V闘 紙一 聴覚喪失 2 920 アン・ラクシー 1 3 22 16 9 7 成長 鼻血、スランプ 3 750 猛信寺うのみ 18 1 16 6 7 7 後援 鼻血、鼻血、スランプ 4 540 神藤振子 1 1 8 8 2 20 聖人 魔弾 蒲柳 (再起不能) 4 540 玖波瀬ぎり 6 0 24 15 2 6 追跡 闘年 スランプ、聴覚喪失、鼻血、右腕骨折 4 540 鴻畔 20 1 4 5 9 5 後援 大量出血 7 530 クェル・クス 16 3 10 12 1 4 ...
  • ランキング&ステータス(4ターン終了時)
    ランキング&ステータス(4ターン終了時) 5ターン終了時________4ターン終了時________3ターン終了時 順 金 キャラクター 攻 防 体 精 反 FS スキル 怪我 1 1010 超時空軽空母『綾鷹』DEATH 6 3 10 17 7 11 後援 闘年 紙一 脳震盪 2 620 アン・ラクシー 0 3 21 12 8 3 鼻血 3 590 クリムゾンロータス 2 3 5 6 20 8 闘年 紙一 左腕骨折 4 570 猛信寺うのみ 16 1 15 4 4 5 後援 右腕骨折、鼻血、スランプ 5 540 神藤振子 1 1 8 8 2 20 聖人 魔弾 蒲柳 スランプ、左腕骨折 6 530 クェル・クス 16 3 10 12 1 4 闘年 (再起不能) 7 520 玖波瀬ぎり 3 0 24 12 2 6 追跡 闘年 ...
  • ランキング&ステータス(6ターン終了時)
    ランキング&ステータス(6ターン終了時) 7ターン終了時________6ターン終了時________5ターン終了時 順 金 キャラクター 攻 防 体 精 反 FS スキル 怪我 1 1450 超時空軽空母『綾鷹』DEATH 6 4 12 14 7 11 後援 闘年 紙一 2 1050 アン・ラクシー 1 3 22 18 11 7 成長 紙一 鼻血 3 850 猛信寺うのみ 18 1 16 7 8 7 後援 幸運 鼻血、スランプ 4 670 シスター・マリー 13 4 10 7 2 12 戦鬼 聖人 人外 左腕骨折 5 648 紫ノ宮 緒子 23 4 11 7 1 3 紙一 6 610 ラ・ピュセル 3 7 6 26 4 11 人外 闘年 有名 鼻血 7 580 天奈瑞 14 2 13 9 6 9 幻影 紙一 強者 8 540 ...
  • ランキング&ステータス(8ターン終了時)
    ランキング&ステータス(8ターン終了時) ※このランキングは賞品の少年 (紫ノ宮 緒子が所有) のアイテム効果が反映されていない暫定版となります 最終ランキング________8ターン終了時________7ターン終了時 順 金 キャラクター 攻 防 体 精 反 FS スキル 怪我 1 1680 アン・ラクシー 1 5 26 19 14 12 成長 紙一 幻影 鼻血×2、右足骨折、脳震盪、打撲 2 1550 超時空軽空母『綾鷹』DEATH 6 5 16 11 9 11 後援 闘年 紙一 聴覚喪失 3 1280 シスター・マリー 14 6 13 8 2 14 戦鬼 聖人 人外 脱臼、鼻血 4 1278 紫ノ宮 緒子 23 6 13 8 2 5 紙一 聴覚喪失、鼻血 5 1090 猛信寺うのみ 18 4 16 8 9 7 後援 幸運 スラン...
  • ランキング&ステータス(7ターン終了時)
    ランキング&ステータス(7ターン終了時) 8ターン終了時________7ターン終了時________6ターン終了時 順 金 キャラクター 攻 防 体 精 反 FS スキル 怪我 1 1550 超時空軽空母『綾鷹』DEATH 6 5 14 13 9 11 後援 闘年 紙一 聴覚喪失 2 1370 アン・ラクシー 1 4 24 19 11 11 成長 紙一 鼻血、右足骨折 3 1140 シスター・マリー 14 6 10 10 2 12 戦鬼 聖人 人外 脱臼 4 990 猛信寺うのみ 18 4 16 7 8 7 後援 幸運 スランプ、大量出血、脳震盪 5 760 玖波瀬ぎり 8 0 28 14 2 8 追跡 闘年 スランプ、聴覚喪失、打撲、脳震盪 6 660 クリムゾンロータス 6 3 6 5 21 14 闘年 紙一 幻影 スランプ、大量出血...
  • 刑務所_6_4
    【 玖波瀬ぎり VS 菊一文字 朱蓮 】 ( 6ターン目 ) 戦闘地形:『刑務所 』 【 玖波瀬ぎりのステータス 】  HP:290 MP:30 着衣:3  攻:6 防:0 体:24 精:15 反:2 FS:6  ガード率:0 回避率:4 クリティカル率:6 (スキル) 追跡 , 闘いの年季 , (アイテム) 果たし状, (怪我) スランプ , 聴覚喪失 , (技配置) ①気合 ②気弾 ③気弾 ④気弾 ⑤気弾 ⑥気弾 . 【 菊一文字 朱蓮のステータス 】  HP:150 MP:12 着衣:3  攻:4 防:2 体:10 精:6 反:21 FS:11  ガード率:10 回避率:42 クリティカル率:11 (スキル) 闘いの年季 , 逸脱者 , VS追跡 (アイテム) , (怪我) 肋骨骨折×1 , 打撲×1 , 右足骨折 , (技配置) ①神速攻...
  • 公園_7_8
    【 クリムゾンロータス VS バジル 】 ( 7ターン目 ) 戦闘地形:『公園 』 【 クリムゾンロータスのステータス 】  HP:62 MP:6 着衣:3  攻:5 防:3 体:6 精:5 反:21 FS:12  ガード率:15 回避率:42 クリティカル率:12 (スキル) 闘いの年季 , 紙一重の攻防 , 幻影 (アイテム) ナイロール, (怪我) スランプ , (技配置) ①発勁 ②発勁 ③発勁 ④気合 ⑤気合 ⑥発勁 . 【 バジルのステータス 】  HP:91 MP:24 着衣:4  攻:6 防:5 体:11 精:17 反:0 FS:13  ガード率:25 回避率:0 クリティカル率:13 (スキル) 闘いの年季 , 有名人 , 追跡 (アイテム) , (怪我) (技配置) ①発勁 ②発勁 ③発勁 ④発勁 ⑤発勁 ⑥発勁 . ≫スキ...
  • 刑務所_7_2
    【 墓森アラシ VS 菊一文字 朱蓮 】 ( 7ターン目 ) 戦闘地形:『刑務所 』 【 墓森アラシのステータス 】  HP:340 MP:10 着衣:4  攻:5 防:4 体:29 精:5 反:1 FS:12  ガード率:20 回避率:2 クリティカル率:12 (スキル) 人外 , 不死身の戦士 , 幸運の星 (アイテム) フィンチ, (怪我) 突き指×1 , 鼻血×1 , 失明 , (技配置) ①挑発 ②強攻撃 ③強攻撃 ④強攻撃 ⑤強攻撃 ⑥必殺技 . 【 菊一文字 朱蓮のステータス 】  HP:150 MP:14 着衣:3  攻:5 防:2 体:10 精:7 反:21 FS:11  ガード率:10 回避率:42 クリティカル率:11 (スキル) 闘いの年季 , 逸脱者 , VS追跡 (アイテム) , (怪我) 肋骨骨折×1 , 打撲×1 , 鼻...
  • ガチャP&アイテム
    ガチャポイント&アイテム 第7ターン終了時点まで反映済み アイテムリストのナンバーに対応しています。 No キャラクター 総GP 残GP ガチャアイテム 01 葦原美代子 63 3 43 88 16 92 32 18 02 庵 白彩 54 4 81 27 4 80 闇 81 03 アン・ラクシー 193 3 24 46 92 94 4 4 92 94 9 18 57 65 69 91 71 18 22 22 56 87 87 87 87 87 87 87 87 04 宇多津 泡沫 51 1 24 76 51 60 31 36 96 76 05 生方キリエ 71 1 22 56 91 81 90 40 71 06 ...
  • ランキング&ステータス(3ターン終了時)
    ランキング&ステータス(3ターン終了時) 4ターン終了時________3ターン終了時________2ターン終了時 順 金 キャラクター 攻 防 体 精 反 FS スキル 怪我 1 530 クェル・クス 16 3 10 12 1 4 闘年 (再起不能) 2 510 超時空軽空母『綾鷹』DEATH 5 2 7 13 7 11 後援 闘年 紙一 突き指 3 460 猛信寺うのみ 15 1 15 4 1 5 後援 脳震盪、右足骨折、右腕骨折、鼻血 4 428 紫ノ宮 緒子 20 3 10 2 0 3 紙一 網膜剥離 5 380 玖波瀬ぎり 3 0 22 9 2 6 追跡 闘年 スランプ、網膜剥離、聴覚喪失 6 320 アン・ラクシー 0 3 21 9 8 0 鼻血 7 300 菊一文字 朱蓮 4 2 8 7 20 9 闘年 逸脱...
  • 病院_8_2
    【 クリムゾンロータス VS 天奈瑞 】 ( 8ターン目 ) 戦闘地形:『病院』 . [ クリムゾンロータス ]  HP:110 MP:10 着衣:3 / 攻:6 防:3 反:21 回避:42 ガード:15 クリティカル:14  技ダイス 1:発勁 2:気合 3:気弾 4:気合 5:必殺技 6:気合 (スキル) 闘いの年季 ,紙一重の攻防 ,幻影 (アイテム) (怪我) スランプ . [ 天奈瑞 ]  HP:180 MP:16 着衣:3 / 攻:14 防:2 反:6 回避:12 ガード:10 クリティカル:11  技ダイス 1:回避 2:気弾 3:回避 4:弱攻撃 5:弱攻撃 6:必殺技 (スキル) 幻影 ,紙一重の攻防 ,強者の風格 (アイテム)ファングッズ (怪我)なし . スキルの効果適用 [ クリムゾンロータス ]  回避+1...
  • 公園_7_4
    【 玖波瀬ぎり VS 報道少女 】 ( 7ターン目 ) 戦闘地形:『公園 』 【 玖波瀬ぎりのステータス 】  HP:310 MP:28 着衣:3  攻:6 防:0 体:26 精:14 反:2 FS:6  ガード率:0 回避率:4 クリティカル率:6 (スキル) 追跡 , 闘いの年季 , (アイテム) ドーピング・チョコレート・スープ, (怪我) 打撲×1 , スランプ , 聴覚喪失 , (技配置) ①気合 ②気弾 ③気弾 ④気弾 ⑤気弾 ⑥気弾 . 【 報道少女のステータス 】  HP:160 MP:20 着衣:6  攻:8 防:2 体:11 精:10 反:30 FS:9  ガード率:10 回避率:60 クリティカル率:9 (スキル) 因果の書 , 煽り , 幻影 (アイテム) , (怪我) (技配置) ①回避 ②必殺技 ③弱攻撃 ④弱攻撃 ⑤...
  • ランキング&ステータス(1ターン終了時)
    ランキング&ステータス(1ターン終了時) 2ターン終了時________1ターン終了時________大会開始時 順 金 キャラクター 攻 防 体 精 反 FS スキル 怪我 1 400 菊一文字 朱蓮 1 0 8 8 17 9 闘年 追跡 V追 2 220 クェル・クス 14 0 10 10 1 4 闘年 3 210 最上 秋 5 0 11 5 5 7 死神 絶美 鼻血 4 200 超時空軽空母『綾鷹』DEATH 5 1 7 10 6 10 後援 闘年 紙一 脱臼 4 200 めがみ 0 0 0 5 1 29 人外 魔弾 成長 スランプ 4 200 森乃 九 0 1 23 6 2 3 成長 鼻血,突き指,右足骨折 4 200 ラ・ピュセル 0 2 3 26 0 9 人外 闘年 有名 脳震盪 4 200 ルガー 10 1 5 8...
  • 砂浜_2_4
    【 林 紅虎 VS 寝取られの聖女 】 ( 2ターン目 ) 戦闘地形:『砂浜 』 [ 林 紅虎のステータス ]  HP:120 MP:10 着衣:2  攻:10 防:1 体:7 精:5 反:1 FS:3  ガード率:5 回避率:2 クリティカル率:3 (スキル) 大器晩成 , , (アイテム) 水着(自腹購入: -1万円) (怪我) . [ 寝取られの聖女のステータス ]  HP:150 MP:12 着衣:5  攻:5 防:7 体:10 精:6 反:16 FS:6  ガード率:35 回避率:32 クリティカル率:6 (スキル) 注目の的 , やり手婆 , (アイテム) (怪我) . ≫スキルの効果適用  なし . ≫アイテムの効果適用  林 紅虎は水着に着替えた(着衣ポイント-1) . ≫怪我の影響  なし . ~~~~~...
  • ランキング&ステータス(2ターン終了時)
    ランキング&ステータス(2ターン終了時) 3ターン終了時________2ターン終了時________1ターン終了時 順 金 キャラクター 攻 防 体 精 反 FS スキル 怪我 1 600 菊一文字 朱蓮 4 0 8 8 20 9 闘年 逸脱 V追 肋骨骨折 2 410 紫ノ宮 緒子 20 3 8 3 0 3 紙一 鼻血 3 330 クェル・クス 16 1 10 10 1 4 闘年 脱臼 4 310 超時空軽空母『綾鷹』DEATH 5 2 7 11 6 10 後援 闘年 紙一 なし 5 260 鴻畔 17 1 1 4 7 3 後援 2T目脳震盪 5 260 迷ド探偵たまき 2 0 0 7 16 9 追跡 幸運 逸脱 脱臼 7 230 神藤振子 0 1 5 8 0 20 聖人 魔弾 蒲柳 スランプ、2T目脳震盪 7 230 最上 ...
  • 病院_5_7
    【 玖波瀬ぎり VS 菊一文字 朱蓮 】 ( 5ターン目 ) 戦闘地形:『病院』 . [ 玖波瀬ぎり ]  HP:290 MP:28 着衣:3 / 攻:3 防:0 反:2 回避:4 ガード:0 クリティカル:6  技ダイス 1:気合 2:発勁 3:発勁 4:発勁 5:発勁 6:発勁 (スキル) 闘いの年季 ,追跡 , 人気者 ,絶世の美女 (アイテム)埴井印の蜂蜜 (怪我)スランプ ,聴覚喪失 . [ 菊一文字 朱蓮 ]  HP:150 MP:14 着衣:3 / 攻:4 防:2 反:21 回避:42 ガード:10 クリティカル:9  技ダイス 1:神速攻撃 2:神速攻撃 3:神速攻撃 4:必殺技 5:必殺技 6:神速攻撃 (スキル) 闘いの年季 , 逸脱者 , VS追跡 (アイテム) (怪我)右足骨折 ,肋骨骨折 . スキルの効果適用 [ ...
  • 地下カジノ_8_4
    【 鏑木諒子 VS 絡新婦の仔 】 ( 8ターン目 ) 戦闘地形:『地下カジノ 』 【 鏑木諒子のステータス 】  HP:200 MP:2 着衣:3  攻:9 防:10 体:15 精:1 反:12 FS:9  ガード率:50 回避率:24 クリティカル率:9 (スキル) 強者の風格 , 闘いの年季 , 蒲柳の質 (アイテム) 合法薬物, (怪我) 左腕骨折 , (技配置) ①神速攻撃 ②神速攻撃 ③神速攻撃 ④神速攻撃 ⑤神速攻撃 ⑥神速攻撃 . 【 絡新婦の仔のステータス 】  HP:200 MP:10 着衣:7  攻:35 防:1 体:15 精:5 反:9 FS:6  ガード率:5 回避率:18 クリティカル率:6 (スキル) 半妖 , 幸運の星 , (アイテム) , (怪我) (技配置) ①回避 ②弱攻撃 ③弱攻撃 ④強攻撃 ⑤強攻撃 ⑥必...
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