発売前情報

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発売前情報 - (2011/01/08 (土) 22:23:39) の編集履歴(バックアップ)


Homefrontは,北朝鮮が核武装に成功してしまうという何ともタイムリーなテーマを扱っており,原油資源の減少に伴う世界的な混乱に乗じて,北朝鮮がアメリカ本土の占領を行うという2027年の未来を描いたサイエンスフィクションだ。北朝鮮がアメリカを占領というと非常に奇抜に聞こえるが,リードデザイナーErin Daly(エリン・デイリー)氏によると,その背後にはさらに大きな勢力が潜んでいるらしい。

このストーリーの制作には,映画「地獄の黙示録」のシナリオライターとして著名なJohn Milius(ジョン・ミリアス)氏が関わっているとのことで,それほどハチャメチャな内容ではないと思われる。とにかく,本作ではコロラド州の山岳地帯にある集落“セーフハウス”を拠点にするレジスタンスに,主人公(プレイヤー)が拾われたところからゲームが始まる。

 このセーフハウスは,野菜の自家栽培や廃材を使って補強された家屋,その他の生活雑貨といった在り来たりの風景が克明に描写されており,テクスチャの細かさやオブジェクトの密度は,これまでに見たこともないくらい丁寧に作られている。Unreal Engine 3.0で開発されているとのことだが,Kaos Studios独自のチューニングを加えることで,驚くほどのグラフィックスに煮詰め上げているようだ。


Homefrontは,スクリプトを多用した「Call of Duty」シリーズのようなスタイルでシングル用キャンペーンが構築されており,セーフハウスを拠点にするレジスタンスと主人公によるスクワッド・ベースでの戦いが展開されていく。
 突然攻めてきた占領軍により,それまで子供の笑い声も聞こえた平和な集落が地獄のような光景となり,あちらこちらで銃弾が飛び交い,レジスタンスが撃たれ,建物が炎上する。プレイヤーは,レジスタンスのリーダーに促される形で銃を取り,戦うことを余儀なくされるのだ。

 Homefrontには,Unreal Engine 3.0をベースに,Kaos Studiosが「Drama Engine」と名付けた独自のプラグインを組み込んだエンジンが使われており,かなりの臨場感を生み出した演出が各所に見られるのが興味深い。この Drama Engineは,常にプレイヤーやNPC,乗り物や環境オブジェクトの位置を認識し,リアルタイムでスクリプティングを変更することが可能になっている。
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