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    <title>ヒーローズ・バトルロワイアル  @ ウィキ</title>
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    <description>ヒーローズ・バトルロワイアル  @ ウィキ</description>

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    <title>眠れる獅子</title>
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      *眠れる獅子 ◆aWSXUOcrjU



　かちかち、かち、と音が聞こえる。
　白地の壁で覆われた、冷たく無機質な空間の中に、不揃いなリズムの音が響く。
　灰色の光を放つ機械が、所狭しと並ぶ只中に、1つの後ろ姿があった。
　足元にデイパックを置いた、黒いTシャツ姿の少年だ。
　少年はやがて、機械のキーボードを叩く手を止めると、
「……かぁっ！　だーめだ、全然分かんねぇ」
　その手を明るい茶髪へ添えて、がしがしと乱暴に掻き毟った。
「こんなモンのために、随分時間を無駄にしちまったなぁ」
　首輪をもう片方の手でいじるのは、仔獅子座（ライオネット）の聖闘士・蒼摩だ。
　悪戯っぽい顔つきを、憮然とした表情に歪ませると、適当な機械に腰を下ろす。
　壊れたらどうするのだ、という考えは、微塵も持ち合わせていないようだ。
　そもそも機械などというものは、南国の田舎育ちの蒼摩にとっては、全くの専門外なのである。
（聖闘士も近代化するってんなら、こういうところをしてくれねぇとな）
　母校パライストラを想いながら、蒼摩はコンピューターを前に思考する。
　当代のアテナが就いて以降、聖闘士の育成システムは、急速に近代化したのだそうだ。
　かつては、今のように効率化されたカリキュラムではなく、かなり荒っぽいやり方で、聖闘士を鍛えていたのだという。
　それだけ近代的なシステムを意識して、改革を推し進めているのなら、
　せめてパソコンの1つでも、教えてくれればよかったのに――そう考えてしまうのは、やはり自分が現代っ子だからだろうか。
（結局分かったことっつったら、こいつが俺の手に負える代物じゃねぇってことくらいか）
　薔薇の女が己に科した、忌まわしい拘束を見下ろす。
　蒼摩がスタート地点として飛ばされたのは、マップ上の端も端という、B-1の軍事基地だった。
　あんな処刑シーンを見せられては、どうしても首輪が気になって仕方がない。
　そう考えた彼は、整備用の工具を漁り、意を決して首輪の解体作業に乗り出した。
　しかし、どうにも上手くいかない。螺子を外してしまおうにも、螺子どころか継ぎ目すら見当たらない。
　こうなると手探りでいじるよりも、一度この首輪の構造を、きっちりと調べておかなければ。
　そうして彼は地図を頼りに、このA-1の研究所にや    </description>
    <dc:date>2013-07-07T02:23:34+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/hrrw/pages/115.html">
    <title>晴れぬ雷雲</title>
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    <description>
      *晴れぬ雷雲 ◆aWSXUOcrjU



　かつり、かつりと靴音が響く。
　間もなく黎明に差し掛かる頃、未だ暗い夜空の下を、[[エデン]]が1人歩いている。
「………」
　行くあてがあるわけでもなかった。
　目的などあるはずもなかった。
　ただただ、あの不愉快な娘と、離れたかっただけだったのだ。
（今頃）
　今頃、他の連中は、どこで何をしているのだろうか。
　このゲームに呼ばれた者同士、愚かにも殺し合いに及んでいるのだろうか。
　一瞬だけ、それが気にかかった。
　結局のところ、それくらいしか、エデンには考えるべきことがなかった。
「――ねぇ、君さ！」
　その時。
　ふと、背後から声が聞こえた気がした。
　ぴくりと柳眉が微かに動き、歩む靴音がぴたりと止まった。
　どうやら呼ばれているらしいと理解する。面倒くさいと思いながらも、無視もできず、振り返る。
「よかった、気がついた」
　東洋人の男だった。
　黒いライダージャケットを纏い、にこやかに笑う若者が、振り返った先に立っていた。
　歳はエデンよりも、10歳近く上だろうか。先ほどの娘と同じように、顔には笑みが浮かんでいる。
　それでも、不思議と不快ではなかった。
「ああ、そうだ……あのさ、さっきあっちの方で、でっかい穴を見たんだけど」
　南方を指差しながら、男が言う。
　ちょうど数時間ほど前に、戦闘を行った場所だ。
　大穴というのは、エデンの技――トニトルイ・フェラカーラスの痕跡のことだろう。
「あれって……もしかして、君が？」
「……そうだ」
　自分でも驚くほどだった。
　黒髪と黒装束の男の問いに、エデンは自然と答えていた。
「そっか。……ひょっとして、あれで、誰かを……」
「殺してはいない」
「そうなんだ」
　何故だろう。
　今更他人との会話になど、意味があるとも思えないのに。
　それでも何故か、この男には、自然にぺらぺらと口が回る。
「って、まさか君、未確認とかじゃあ……！」
「……僕は聖闘士だ。そんな風に呼ばれたことはない」
　未確認、という言葉が意味するものは、エデンにはよく分からなかった。
　それは聖闘士という言葉を知らず、目の前で首を傾げている男と、恐らくは同じなのだろう。
　それでも、言葉の調子から、不愉快な意味合いが    </description>
    <dc:date>2013-07-07T02:22:57+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/hrrw/pages/114.html">
    <title>守りし者として</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/hrrw/pages/114.html</link>
    <description>
      *守りし者として ◆aWSXUOcrjU



（……間が持たんな）
　仏頂面で沈黙する[[冴島鋼牙]]は、実のところ、少しばかり参っていた。
　原因はすぐ後ろについている、[[鹿目まどか]]という少女の存在だ。
　今も怯えている彼女に、何か声をかけてやるべきなのだろうが、どうにも、何と言っていいのか分からない。
　こういう時には、不器用な己の性分が恨めしくなる。
　そんなことを考えながら、鋼牙はまどかを伴って、森の獣道を進んでいた。
「……あ」
　その時だ。まどかが声を上げたのは。
　[[レギュレイス]]に出くわしたわけではない。どころか、そこには誰もいない。
　理由は地形そのものにあった。これまで続いていた森を抜け、ようやく平地へと出たのだ。
「レギュレイスはいないようだな。よし、ひとまずこのまま街まで行こう」
　周囲を改めて見渡し、危険がないか確認する。
　となれば、次に為すべきは、南東の市街地への移動だ。
　まどかを隠さなければならないし、他の参加者達が、あそこで助けを待っているかもしれない。
「そういえば、鋼牙さん」
「何だ？」
「あれは……あの、怪物は、何だったんですか？」
　そこまで考えたところで、まどかがそう尋ねてきた。
　先ほど戦った化け物のことを知っているようだったが、あれは一体何だったのだと。
「……あれはホラーと言う。魔界と呼ばれる、外なる世界の住人だ」
「外なる、世界」
　森羅万象に宿る邪悪な思念――すなわち、陰我。
　その闇に取り憑き、人を喰らう悪しき魍魎。それこそが、ホラーの正体だ。
　そしてあのレギュレイスは、そのホラーの中でも、特に強大な力を持った一体だった。
「そんな危険なのが……」
「だが、心配するな。人を喰らうホラーがいれば、それを狩る者もいる」
　それが俺の仕事だ、と鋼牙が言う。
「鋼牙さんの……？」
「俺達は魔戒騎士。闇を祓い、魔を戒め、人々を守るために戦ってきた戦士だ」
　言いながら、振り返り、手を伸ばす。
　まどかの桃色の髪の上に、優しく鋼牙が手を添える。
「安心しろ。俺がいる限り、君達を死なせはしない。ここにさらわれた人々は、俺の手で救ってみせる」
　優しく、されど力強く。
　諭すような言葉と共に、ごつごつとした手が、少女を撫でた。
　マメの    </description>
    <dc:date>2013-05-11T18:45:40+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/hrrw/pages/113.html">
    <title>冷徹なる救済</title>
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    <description>
      *冷徹なる救済 ◆aWSXUOcrjU



「見失ったか……！」
　橋を渡って本島に着き、しばらくの間走った後。
　見渡せども見当たらぬ影を思い、凱は苦々しげに呟く。
　辺りは一面平野だが、その分相手も逃げやすかったということか。
（この地形で姿が見えないとなると、どこか別の場所に行った可能性が高いな）
　こうなるとじたばたするよりも、一度ここらで腰を据えて、冷静に考えた方がよさそうだ。
　凱はそう考えると、草むらにどっかと座り込み、背中のデイパックを降ろした。
　中からランタンと地図を取り出し、胡坐をかいた己の正面に広げる。
　山や橋との位置関係を考えると、どうやらここは、B-5と区分けされたエリアのようだ。
（身を隠せそうな場所は、山と教会、それからこの街か……）
　人差し指で地図をなぞりながら、鎧の女の行方を探る。
　少なくとも、南方の山へ向かった可能性は低そうだ。
　彼女の態度には焦りが見えた。
　逃げるにせよ、他の参加者を探すにせよ、踏破に時間のかかるルートは、避けようとするのが自然だろう。
　そうなると、今はたまたま教会にこもっているのか、あるいはもう西の街まで行ってしまったのか。
（……街だな）
　結論を出すまでに時間はかからなかった。
　彼女はあくまで、他の参加者を殺し、弟を優勝させるために行動している。
　そんな彼女が、ろくな外傷もない状態で、籠城戦を考えるとは思えない。
　それよりは、他の参加者を探すために、街へと乗り込む可能性の方が高いだろう。
「目指すは西か」
　であれば、自分もそちらに向かうべきだ。
　ランタンの火を消し、それらをしまい、デイパックを背負い直して立ち上がる。
　そうして西の方へと向き直り、街を目指そうとしたのだが、
「……？」
　その時、ふと、南の空に、黒いものが見えた気がした。
　視界の片隅にちらついた影を、確かめるためにそちらを見やる。
　そこにあるものは、木々の生い茂る小山だ。先ほど、少女の居場所として、真っ先に切り捨てたはずの場所だ。
「あれは！」
　その山から、煙が上がっている。
　恐らくは頂上を挟んだ反対側から、もうもうと黒い煙が立ち上っている。
「……火のない所に煙は立たない、か！」
　恐らく、あそこに鎧の女はいない。それでも何者かが、あ    </description>
    <dc:date>2013-04-19T03:26:38+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/hrrw/pages/112.html">
    <title>【参戦作品紹介】</title>
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    <description>
      【参戦作品紹介】
・魔法少女おりこ☆マギカ（2011年）
テレビアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」から派生した、全2巻の外伝漫画作品。
デッサンの歪んだ独特な絵柄は、見る人を選ぶものの、ハマる人にはハマる中毒性の高い作品。俺なんてこの2年間ずっとキリカちゃんの虜よ。
全体通して、本編よりも、「キャラクター当人の自我の確立・成長」に重点を置いた内容になっている。
現在「まんがタイムきらら☆マギカ」にて、番外編「symmetry diamond」も連載中。チェックするなら今！

・戦姫絶唱シンフォギア（第1シーズン）（2012年）
水樹奈々の楽曲などで知られる音楽家・上松範康と、「ワイルドアームズ」シリーズの金子彰史がタッグを組んだ、全13話のテレビアニメ。
響、翼、クリスの3人が、戦いの中で傷つきながらも、成長し戦う意味を見出していく熱血活劇。
序盤はややふわふわした部分もあるけれど、4話以降の骨太なテーマと、それを盛り上げる熱いバトルは圧巻。
現在は放映に向けて、第2シーズン制作の真っ最中とのこと。チェックするなら今！

・仮面ライダークウガ（2000年）
「仮面ライダー」シリーズ第13作目にして、いわゆる平成ライダーの第1作目となった、全49話の特撮ドラマ。
これまでにないリアルな考証のもと、「子供騙しでない子供向け」を目指して制作された意欲作。
シナリオはハードでシリアスな内容を含みながらも、優しい心や、責任を持つことの大切さを真摯に描いている。
作品全体を通して、「暴力の恐ろしさ」を伝えることを徹底した姿勢は圧巻の一言。47～49話の、ラスト3話はまさに必見。

・聖闘士星矢Ω（第1シーズン）（2012年）
週刊少年ジャンプの「聖闘士星矢」を原作に、その十数年後の世界を描いた、全51話予定のテレビアニメ。
原作の暑苦しさに比べると、やや大人しい作品になっているが、
キャラクター同士の関係が織りなすドラマ性には、原作以上にパワーアップしている部分も見られる。
第1シーズンは今月中に完結の予定だが、4月からは第2シーズンの継続も決定。チェックするなら今！

・魔法戦記リリカルなのはForce（2009年）
テレビアニメ「魔法少女リリカルなのは」シリーズの正統続編として名を連ねる、現在6巻まで刊行中の漫画作品。
謎    </description>
    <dc:date>2013-03-21T02:32:38+09:00</dc:date>
    <utime>1363800758</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/hrrw/pages/111.html">
    <title>【当ロワの概要】</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/hrrw/pages/111.html</link>
    <description>
      114 ： [[◆aWSXUOcrjU]]：2013/03/16(土) 02:22:44 ID:G5tXeT/.0
PWBRの◆LjiZJZbziMが制作された、ロワ紹介のテンプレを利用させていただきました！

【ロワ名】ヒーローズ・バトルロワイアル
【企画者のトリップ】◆aWSXUOcrjU
【ロワの主催者】ラ・バルバ・デ＠仮面ライダークウガ　他
【参加人数】36人（＋α。ご希望があれば、残り4人分まで書き手枠を開放します）
【参戦作品】魔法少女おりこ☆マギカ、戦姫絶唱シンフォギア、仮面ライダークウガ、聖闘士星矢Ω
　　　　　　魔法戦記リリカルなのはForce、喰霊-零-、牙狼-GARO-、[[キャシャーン]] Sins、勇者王ガオガイガーFINAL
【予約期限】7日
【現在状況】35/36、黎明パート進行中
【各種リンク】
本スレ：ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12648/1353212535/
まとめWiki：ttp://www50.atwiki.jp/hrrw/
【コンセプトや熱いアピール】
主にテレビアニメ作品を中心に、様々なジャンルから参戦作品を織り交ぜたバトルロワイアル。
企画者の趣味を優先したラインナップであるため、ロワ界隈的には珍しい作品もいくつか見られる。
特に「聖闘士星矢Ω」「魔法戦記リリカルなのはForce」の2作の参戦しているロワは、
非リレーやカオスロワなどを除けば、現状ここだけとなっている。
他ではなかなか書く機会のない、あの作品やこの作品を書きたいという方は、是非当ロワまで。

参戦作品や投下済みのSSを見れば、一目瞭然かもしれないが、全体的にバトル寄りの味付け。
規格外のスペックを有した黄金聖闘士以外の戦闘力は、極力無制限となっている。
そのため、他ロワでは遠慮しがちな全開バトルも、ここでなら思う存分繰り広げてくれても大丈夫！
もちろん、バトルSS以外のSSも大歓迎。
デビューの方もリハビリの方も、もちろん経験者の方も、お気軽に予約してください。

ちなみに、「ヒーローズ」というネーミングは、PSPソフト「ヒーローズ・ファンタジア」から拝借したもの。
原作ゲームは未プレイながらも、あのゲームのような感じで、
自分の大好きな    </description>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/hrrw/pages/110.html">
    <title>資料室</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/hrrw/pages/110.html</link>
    <description>
      **[[【当ロワの概要】]]
**[[【参戦作品紹介】]]

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    <dc:date>2013-03-21T02:31:04+09:00</dc:date>
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  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/hrrw/pages/109.html">
    <title>いるものといらないもの</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/hrrw/pages/109.html</link>
    <description>
      *いるものといらないもの ◆aWSXUOcrjU



　ソウルジェムに穢れを溜めこんだことが、結果として冷静になることに繋がったというのも、奇妙な話ではあった。
　実際、あの場でテンションが沈んで以来、浄化された今に至るまで、それなりに大人しくなれたのは確かだ。
　荒涼とした風を受け、キリカは1人闇の中、夜の街を見下ろしていた。
（織莉子も獲物も未だ見えず、か）
　ビルの屋上から下界を見据え、胸中で不満げに呟く。
　結局、雷使いの少年と別れてから、キリカは他の参加者を、1人たりとも見つけていない。
　守るべき対象である織莉子も。
　殺すべき対象である殺人者もだ。
（手持ちの支給品を使って、流れを変えられやしないかな）
　デイパックをひっくり返しながら、落ちてきたアイテムを吟味した。
　特に目立ったものは3つ。
　まずはえらく大仰な、槍か何かのように尖ったプレート。
　それでいて、取り立てて尖っているわけでもない。相手を撲殺するためのものだろうか。
　やたらヒロイックな外観からして、武器であることは間違いなさそうだ。
（うーん、投げ捨てたい）
　まず真っ先に、このプレートは、役に立たないだろうなと判断した。
　それこそキリカの身長と、ほぼ同等の長さはあろうかというスケールだ。
　こんなもの、振り回すのも一苦労だし、何より振り回す意味があるとも思えない。
　そんなことをするくらいなら、自前の爪を使えばいいのだ。
　全く魅力の感じられないそれに対する興味を、キリカは瞬時に失っていた。
（続いて、これ）
　次に目をやったのは、漫画などでよく見るドリルだ。
　腕に嵌めて使用するものらしいが、よもやこういう外見のドリルが、本当に実在していたとは。
　実際に腕に装備し、起動してみる。うぃんうぃぃぃんと唸りを上げて、銀色の衝角が回転する。
「っととととと……！」
　これはこれで面白いが、えらい振動を生じるものだ。
　右腕で暴れるドリルのスイッチを、ただちにオフにして停止させる。
　そういえば林業に従事している人は、チェーンソーの使い過ぎで、腕が震えるようになってしまうと聞いた。
　恐らくこのドリルのような負荷が、握っている人の手にかかるのだろう。
　この武器を日頃から使っている者は、見上げた豪傑であるに違いない。    </description>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/hrrw/pages/108.html">
    <title>その手は誰がために</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/hrrw/pages/108.html</link>
    <description>
      *その手は誰がために ◆aWSXUOcrjU



　時刻は深夜と呼ぶには遅く、間もなく黎明にさしかかろうとしている。
　冷たく暗い夜ももうすぐ終わりだ。やがて数時間後には陽が昇り、この島を眩く照らすだろう。
「もう！　どうしてもっと早く言ってくれなかったの？」
　そんな時、街の暗がりの中で、マミの不機嫌そうな声が響き渡った。
「だってその、面倒なことになるかもしんねぇだろ？　色々と」
「その声を聞いたのなら、小日向さんがそっちに行ってるかもしれないじゃない！」
　目をそらし、ばつの悪そうにぼやく杏子を、ふくれっ面のマミが叱責する。
　原因は、マミが倒れていた間の放送――龍崎駈音なる男の声だ。
　彼女の性分を考えれば、そのような声が聞こえたとあれば、首を突っ込もうとするのは明白だろう。
　それをよしとしない杏子は、今の今まで、そのことを告げずに黙っていたのだ。
　そして今になって、ひょんなことからそのことが露見し、現在に至っているわけである。
「だいたい佐倉さんも、首輪を外せる人を探しているんでしょう？
　ひょっとしたら、その龍崎さんという人のところに、そういう人が来ているかもしれないわ」
「それはまぁ、そうなんだけどな……」
　もちろん、龍崎との合流によって、杏子にもメリットが生じることは分かる。
　それでも、彼女が返答を渋るのは、それ以外のデメリットの存在が大きかった。
　純粋に脱出のみを目指す杏子としては、少人数で身軽に動きたいというのが本音だ。
　参加者の保護も視野に入れ、かつ大人数のパーティーを組もうとしている龍崎とは、相容れない主張であると言えよう。
　おまけに、マミを刺したという[[小日向未来]]のような、殺し合いに乗った人間までもが、そこに来ている可能性もある。
　これが小日向1人ならいい。それでも、そういう奴らを複数相手にするのは、少々面倒でもあった。
「……仕方ないわね。じゃあ佐倉さんには、別の仕事をお願いします」
　結局、折れたのはマミの方だった。
　はぁ、と呆れた様子でため息をつきながら、背中のデイパックを降ろす。
「別の仕事？」
「ここから西に行くと、軍事基地のある小島があるの」
　言いながら、鞄の口を開くと、そこからランタンと地図を取り出した。
　明かりを灯し、地図をアスファルト    </description>
    <dc:date>2013-03-29T03:10:37+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/hrrw/pages/107.html">
    <title>悠然たる金牛</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/hrrw/pages/107.html</link>
    <description>
      *悠然たる金牛 ◆aWSXUOcrjU



　かつり、かつりと響くのは、男の靴の足音だ。
　静寂に包まれた破壊の跡を、1人の男が歩いている。
　その名は牡牛座の[[ハービンジャー]]。金牛宮の黄金聖闘士。
　己が身一つを武器として、聖闘士の最高位へと昇りつめた、剛力無双の豪傑だ。
（跡形もなく消し飛んだ……ってのは、有り得ねぇだろうな）
　自らが蹂躙したお化け屋敷の、その残骸をひっぺ返して思考する。
　黒髪の女戦士目掛け、必殺のグレートホーンを放ったまではよかった。
　しかし、その女戦士の姿が、いずこかへと消えてしまっていたのだ。
　あの一撃をまともに食らい、この瓦礫に埋もれたというのなら、せいぜい肉片の1つくらいは残っているだろう。
　それすらもないということは、彼女がグレートホーンをかわし、この場から逃走したということだ。
（油断したところを闇討ち、って魂胆にしちゃ、ちと時間が経ち過ぎだ）
　逃げたな、と内心でため息をついた。
　身を隠して隙を狙い、反撃を仕掛けようとしているにしては、あまりにも空白が空き過ぎている。
　これは今までの時間の間に、この遊園地から脱出し、逃走したと見る方が正解だろう。
「つまらねぇオチだぜ」
　言いながら、鉄骨の破片を蹴り飛ばした。
　正直、惜しいと思ったのは確かだ。
　彼女の披露した瞬間移動は、ハービンジャーを大いに驚かせた。
　何せ自分の身だけでなく、銃弾から放った弾丸さえも、通常では有り得ない地点まで転移させていたのだ。
　どういう手品を使ったかは知らないが、何度かヒヤリとさせられたのは間違いない。
　いくら黄金聖闘士と言えど、その身体は生身と変わらない――防御や回避が間に合わなければ、普通に傷を負ってしまうからだ。
　故に彼女との戦いは、なかなかのスリルと興奮を、ハービンジャーに与えてくれた。
　それが戦いから逃げ出すような、根性無しだったという事実は、興ざめすると同時に、残念に思った。
「俺もそろそろ移動するか？」
　恐らく、このままここにいても、挑戦者に出くわすことはないだろう。
　一際大きな瓦礫の上に、どっかとあぐらをかいて座ると、デイパックから地図を取り出す。
　現在地はD-5あたり――少し南西に移動すれば、もっと広い街が広がっているようだ。
　参加者達    </description>
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