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だいぶ予定よりも遅くなってしまったけれど、舗装ラリーの準備を始めました。
-作業予定-
・ミッションケース交換:ナメってるので
・デフのチェック:イニシャルトルクの調整
・クラッチの点検:擦り減りすぎてたら交換
・クロスメンバー交換:ナメってるので
・ハブベアリング交換:ガタついて酷いので
・ブレーキホースのステンメッシュ化:ホースは用意しているのだけれど、ナットが外れないので要注意
・ショック交換:舗装用に交換。バネはいろいろその後も交換してみる
・外装:フォグランプ、バンパー、ドア、フェンダーをキレイめなのに交換する
・排気系:等長エキマニに交換、マフラーの自作
・内装系:助手席フルバケ、スピーカー取り付け
全塗装は次回に延期。今回は時間的に無理…;
**1.デフ編
とりあえず、外しやすいところからガシガシと取り外しの開始。
足回りをはずしてみると、左前のショックからオイルがだだ漏れ…ショック。
んで、ミッションおろし、デフをとりだしました。
早速イニシャルトルクを計ってみると…1.5キロ。ほぼオープンデフですね。まぁ、街乗りしてても明らかにイニシャル落ちてましたから。
これは前のミラージュ乗ってた時にオーバーホールしたものなので、かれこれ2年半くらいになるので、まぁ当然つったら当然。
完全に分解するとこんな感じになりました。
&blankimg(デフの内部構造.JPG,width=256,height=154)
これをそのまま組み上げたらイニシャルはほとんど変わらないので、予備のデフを分解して、プレートを取り出します。
で、分解する前に予備デフのイニシャルトルクを計ってみたら…8キロかかりました。
え~、なんで~?相当昔から使っていないはずなのに、フツーに使えるレベルのイニシャルがかかっています。
不審に思いつつ分解してみると、謎は解けました。
ふつうは、
外爪コンプレート(コンプレションプレート)→内爪フリクションプレート→外爪フリクションプレート→内爪フリクションプレート
と組むのに、
アルミの薄い円盤→外爪コンプレート→内爪コンプレート→外爪フリクションプレート→内爪フリクションプレート
になっていました。アルミの円盤はイニシャルを稼ぐ定石ですが、使用に伴うイニシャルの降下が大きい、と言われています。
フリクションプレートは平面上の板ですが、コンプレートは皿型になっているので、厚みを稼ぐことができます。
イニシャルを稼ぐにはこの方法でもいいんですけど、コンプレートはバネの役割をしているので、2枚重ねると動きが悪くなるハズなので、僕は普通に組むことにしました。
フリクションプレートは100分の1ミリ単位でイニシャルトルクに影響を与えるので、本当はマイクロメーターで厚さを測ってから使いますが、僕はマイクロメーターを用意できなかったので、ノギスと見た目で使うプレートを選びました。
で、ミッションオイルを塗りながら慎重に組みあげ、リングギアをトルクをちょっと強めに締め付けて完成したデフのイニシャルを計ってみると、
&blankimg(イニシャルT.JPG,width=256,height=154)
15キロ!新品のプレートじゃない割には結構なトルクをかけることができました。
ただ、舗装はそんなイニシャルいらないので、走ってみてデフが強すぎるようならまた調整します。
これをミッションに組み込んだのがこの写真。
&blankimg(ミッションタワー.JPG,width=154,height=256)
**2.マフラーテールピース編
次に、マフラーの自作をしました。
うちの部では自作マフラーは定番な作業ですが、僕は純正至上原理主義者なので、これまでは作ったことがありませんでした。
でも今つけてる純正マフラーが潰れてきて抜けが悪いので、舗装ラリーでエンジンを上まで回すのにもうちょっと抜けを良くするべく自作に挑戦してみました。
~材料~
純正マフラー×1
純正センターパイプ×1
純正マフラーのサイレンサー手前をそのまま利用し、センターパイプのサブサイレンサーをつけ、少し斜めになるように排気口を付けました。
&blankimg(中村改.JPG,width=256,height=154)
上が純正、下が今回制作
見た目は割とフツーにでき、うれしい限りです。
ただ、同じ太さのパイプを溶接するのは割とうまくできましたが、太いパイプに細いパイプを差し込んで溶接するのが、太いパイプ側が薄いステンレスだったこともあり、うまく定着してくれないし、すぐ穴が開いてなかなか難しいです。
もしかしたら排気漏れするかもしれません。
マフラー制作は、ハマる気持ちがよくわかりました。きっと近いうちまた作ることになると思います。
**3.ミッション地獄編
もともとついていたミッションは固定部がナメっているので、違うミッションケースを用意したわけですが、レリーズベアリングは今までのをそのまま使うつもりでいました。
が、レリーズベアリング、よく見るとなんか偏心しているようにみえます。
よく見ると、固定用のツメがゆるんでいました。
…使用中にバラバラにならなくてよかった…
ちょうど三菱共販にレリーズベアリングの在庫があったので買いに行きました。
&blankimg(レリーズベアリング.JPG,width=256,height=154)
今回はクロスメンバーをおろしているので、ミッションは超!あっさり付きました。
が。悪夢が起こりました。
だいぶ予定よりも遅くなってしまったけれど、舗装ラリーの準備を始めました。
-作業予定-
・ミッションケース交換:ナメってるので:&italic(){完了}
・デフのチェック:イニシャルトルクの調整:&italic(){完了}
・クラッチの点検:擦り減りすぎてたら交換&italic(){→まだ大丈夫だったので、再使用}
・クロスメンバー交換:ナメってるので:&italic(){完了}
・ハブベアリング交換:ガタついて酷いので:&italic(){分解まで}
・ブレーキホースのステンメッシュ化:ホースは用意しているのだけれど、ナットが外れないので要注意
・ショック交換:舗装用に交換。バネはいろいろその後も交換してみる
・外装:フォグランプ、バンパー、ドア、フェンダーをキレイめなのに交換する
・排気系:等長エキマニに交換、マフラーの自作:&italic(){マフラー自作は完了}
・内装系:助手席フルバケ、スピーカー取り付け
全塗装は次回に延期。今回は時間的に無理…;
**1.デフ編
とりあえず、外しやすいところからガシガシと取り外しの開始。
足回りをはずしてみると、左前のショックからオイルがだだ漏れ…ショック。
んで、ミッションおろし、デフをとりだしました。
早速イニシャルトルクを計ってみると…1.5キロ。まぁ、街乗りしてても明らかにイニシャル落ちてましたから。
これは前のミラージュ乗ってた時にオーバーホールしたものなので、かれこれ2年半くらいになるので、まぁ当然つったら当然。
一応デフの効果はあるはずですが、もうちょっとイニシャルトルクがほしいところです。
完全に分解するとこんな感じになりました。
&blankimg(デフの内部構造.JPG,width=256,height=154)
これをそのまま組み上げたらイニシャルはほとんど変わらないので、予備のデフを分解して、プレートを取り出します。
で、分解する前に予備デフのイニシャルトルクを計ってみたら…8キロかかりました。
え~、なんで~?相当昔から使っていないはずなのに、フツーに使えるレベルのイニシャルがかかっています。
不審に思いつつ分解してみると、謎は解けました。
ふつうは、
外爪コンプレート(コンプレションプレート)→内爪フリクションプレート→外爪フリクションプレート→内爪フリクションプレート
と組むのに、
アルミの薄い円盤→外爪コンプレート→内爪コンプレート→外爪フリクションプレート→内爪フリクションプレート
になっていました。アルミの円盤はイニシャルを稼ぐ定石ですが、使用に伴うイニシャルの降下が大きい、と言われています。
フリクションプレートは平面上の板ですが、コンプレートは皿型になっているので、厚みを稼ぐことができます。
イニシャルを稼ぐにはこの方法でもいいんですけど、コンプレートはバネの役割をしているので、2枚重ねると動きが悪くなるハズなので、僕は普通に組むことにしました。
フリクションプレートは100分の1ミリ単位でイニシャルトルクに影響を与えるので、本当はマイクロメーターで厚さを測ってから使いますが、僕はマイクロメーターを用意できなかったので、ノギスと見た目で使うプレートを選びました。
で、ミッションオイルを塗りながら慎重に組みあげ、リングギアをトルクをちょっと強めに締め付けて完成したデフのイニシャルを計ってみると、
&blankimg(イニシャルT.JPG,width=256,height=154)
15キロ!新品のプレートじゃない割には結構なトルクをかけることができました。
ただ、舗装はそんなイニシャルいらないので、走ってみてデフが強すぎるようならまた調整します。
これをミッションに組み込んだのがこの写真。
&blankimg(ミッションタワー.JPG,width=154,height=256)
**2.マフラーテールピース編
次に、マフラーの自作をしました。
うちの部では自作マフラーは定番な作業ですが、僕は純正至上原理主義者なので、これまでは作ったことがありませんでした。
でも今つけてる純正マフラーが潰れてきて抜けが悪いので、舗装ラリーでエンジンを上まで回すのにもうちょっと抜けを良くするべく自作に挑戦してみました。
~材料~
純正マフラー×1
純正センターパイプ×1
純正マフラーのサイレンサー手前をそのまま利用し、センターパイプのサブサイレンサーをつけ、少し斜めになるように排気口を付けました。
&blankimg(中村改.JPG,width=256,height=154)
上が純正、下が今回制作
見た目は割とフツーにでき、うれしい限りです。
ただ、同じ太さのパイプを溶接するのは割とうまくできましたが、太いパイプに細いパイプを差し込んで溶接するのが、太いパイプ側が薄いステンレスだったこともあり、うまく定着してくれないし、すぐ穴が開いてなかなか難しいです。
もしかしたら排気漏れするかもしれません。
一応接合部にマフラーパテを盛って、塗装をしておきました。
&blankimg(マフラー塗装.JPG,width=256,height=154)
マフラー制作は、ハマる気持ちがよくわかりました。きっと近いうちまた作ることになると思います。
**3.ミッション地獄編
もともとついていたミッションは固定部がナメっているので、違うミッションケースを用意したわけですが、レリーズベアリングは今までのをそのまま使うつもりでいました。
が、レリーズベアリング、よく見るとなんか偏心しているようにみえます。
よく見ると、固定用のツメがゆるんでいました。
…使用中にバラバラにならなくてよかった…
ちょうど三菱共販にレリーズベアリングの在庫があったので買いに行きました。
&blankimg(レリーズベアリング.JPG,width=154,height=256)
上、もし走行中にこうなっていたら… 下、新品
今回はクロスメンバーをおろしているので、ミッションは超!あっさり付きました。
いや~、オレの作業の腕も上がったなぁ~、と、上機嫌で下側のボルトを締めようと思って車に潜ると、
そこに悪夢がありました。
&bold(){ミ ッ シ ョ ン ケ ー ス 割 れ て る !}
&blankimg(何で割れるのさ.JPG,width=256,height=154)
いや、もう、ワケわかんねぇ。特に負荷かけたわけでもないし、そのときしめたボルトじゃないし、割れた音もしなかったし。
やる気激萎え。
この日は家に帰り、とりあえず寝て、翌日早朝から作業を開始しました。
別のミッションを使おうと思ってバラしてみたら、2速のギアがおもっきり欠けてて使用不可。
また別のミッションは、青いミッションオイルがこびりついていてやたらキモチワルイけど、使えそうなのでこれにデフを入れて組み上げて車に載せました。今度はケースも割れることなく、大丈夫。
続いて、クロスメンバーを搭載しました。
ついでに、ちょっと太めの22mmのスタビライザーに交換しました。
冬の間は20mmのが削られてさらに細くなっているものをつけていましたが、ターマックを走るのにはちょっとロールキツイと思うので、硬めにします。
もし硬すぎるようなら20mmに交換してみます。
&blankimg(スタビライザー.JPG,width=256,height=154)
**4.ハブベアリング交換編
久しぶりに、
「もう二度とこの作業したくない」
と思いました。
まず、スナップリングが超カタくてはずすのに苦労。
ラジオペンチの先を削って引っ掛かりやすくして、握りの部分にステンレスパイプをかませて力がかかるようにして、慎重にスナップリングを握りこんで、わずかに浮き上がってきた隙間に、すかさず後輩にマイナスドライバーを挿入してもらってようやくはずせました。
次に、ナックルとハブを分離するとベアリングの一部がハブにくっついてくるけれど、それをとるのがマジ大変。
1つ目はバール2本がけで、てこの原理でコジってみたら割とすんなりとれたけれど、2つ目は、一向に外れる気配がなく。
結局グラインダーで慎重に削りとって、薄くしてからバールでコジってかろうじて外せました。
でも、ちょっとハブを削ってしまいました。
途中あまりにも疲れて、保護メガネしているのに、さらに保護メガネかけようとしたりしました。
明日はこれを組みあげるわけですが…正直気が重いです。
-ここからダイジェスト(2009.11.04に思い出しながら記す)-
で、案の定、ハブベアリングの組み付け失敗しました。
油圧プレスでナックルに圧入するわけですが、円形のハブベアリングの外周を下から押さえながら、中心を上から押し込まなければならないのに、中心を下から押さえながら上から押し込んだら、変形して、新品のベアリングに傷が入った模様。
せっかくの新品が、ゴリゴリする感じになってしまいました。
さすがに、嫌気がさして、もう一個新品のハブベアリングを買いなおし、AIMの鈴木さんのところにもってって、組み付けをやってもらいました。
えぇ、あっさり、すぐに組み付けてくださいました。ありがとうございます。
**5.ミッション地獄編~Part2
とりあえず車が動くようになったので、ダメなSタイヤ履いて、千歳のジムカーナ場でテスト。
うん、まぁ、車の調子は悪くない感じ。
あまりエンジンの回転あげないでスタートしてたら、同期の*から、
「もうちょっと回転あげたほうがスタート早くなる」
と言われ、ようしそれならば、と、アホみたいに回転あげてみる。
で、タイヤまきまきしながら発進。
1速は早々にレブり、やっぱりある程度回転高いほうがスタートは早い。
ところが。
クラッチ踏んでも、ギアが抜けない。無理やりシフトを倒しこんだら、ギアは抜けたけれど今度は2速に入らない。
要するに、クラッチが切れなくなっていました。
仕方ないので、ノークラッチで帰札。
原因を調べるため、すぐにミッションをおろしてみたところ、クラッチカバーのバネが外れて、クラッチとカバーの間に挟まっていました。
後でわかったことですが、どうやら、ミラージュの強化クラッチにはよくある症状らしいです。
このとき、ゴールデンウィークの連休に差し掛かっていて、部品共販はすでにお休み。
できれば、自分の車で室工ダートラに出たかったので、知ってる方に片っ端から電話して、CJでジムカーナを行っている方から超格安でクスコのロケットを譲っていただくことができました。
室工ダートラ当日の朝、クラッチ交換と即席砂利仕様化が終わり、なんとか間に合いました。いろいろな方、ありがとうございました。
**6.その後
室工ダートラ
北大内ではトップ、OBクラスではエボに次ぐ3位とまずまずの結果。
どっちかっていうと、俺が速かったわけじゃなくて、北大現役もうちょっとがんばれって感じ。
EZOサマーターマック
SS2でコースオフ、リタイア。
だっせー。
…その後のラリーは不参加。
道工ダートラ
完走は、した。
1年生に、負けた。
俺、がんばれ。
ぶっちゃけ、卒業まで、競技する時間はもうないけれど、暇を見つけて雪道走っておきたい。