Cries In Vain内検索 / 「第十話:やり残したこと」で検索した結果

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  • 第十話:やり残したこと
    俺がこの世界を信じていた時、世界は俺たちを見捨てていた。 私がこの世界を信じていた時、私たちの手は赤く汚れていた。 俺たちが真実を知った時、俺たちは独りになった。 全部が遅かったのかもしれない。 俺たちは、とっくに壊れていた。 世界の何処かで、誰かが泣いている。 ──泣かしたのは俺たちだ。 世界の何処かで、誰かが殺されてる。 ──殺してるのは俺たちだ。 ───どうやって償えばいい。 何が贖罪になる? 教えてくれ。 俺はどうしたら──幸せを知れるのだろうか? ▼ 「ヴィータの様子は?」 「今は眠ってるわ。でも、原因が分からない」 「強盗の男がやったようではないしな…ならば、ヴィアトリクスしかいない」 「でも彼がヴィータに何かするとは思えないわ」 機動六課の医療室にて、ザフィーラとシャマルが話している。内容は決まっていた。 全てヴィータに関することだ。 今日未明、六課を出...
  • 魔法少女リリカルなのは
    魔法少女リリカルなのは~前編~ 魔法少女リリカルなのは~中編1~ 魔法少女リリカルなのは~中編2~ 魔法少女リリカルなのは~後編~ 魔法少女リリカルなのは~あとがき~ 魔法少女リリカルなのは/夜天秘話─The Redeliions of Anthem─ 第一話 始まりの鐘 第二話 追憶の者 第三話 孤独な魔剣士 第四話 不幸な者、幸福な者 第五話 機動六課、再び 第六話 Crise In Vain 第七話 優しさはその手に 第八話 雷の反逆者 第九話 とある一日、目覚める記憶 第十話 やり残したこと 第十一話 出撃 第十二話 約束 第十三話 リィンフォース 第十四話 不器用な愛、忍び寄る終焉の足音 第十五話 タナトス 第十六話 空いた心 第十七話 姉妹の絆 第十八話 弱き心 ________
  • 第十三話:リィンフォース
    現実と戦った。 理想と戦った。 宿命と戦った。 そして手に入れたのは、たった一つの孤独。 それでも迷いは無かった。後悔なんてする筈が無いと思っていた。 でも今は、少しだけ後悔している。その後悔は、きっと俺がしてはいけない事で …もう変えられない現実なんだ。 それでも俺は、あいつらと居る事をあの時望んでいれば、と思うと…後悔が生ま れてくる。 もう、後悔も懺悔もしたくない。誰かが死ぬ姿も、悲しい声で俺の名前を呼ぶ姿も。 これは身勝手な願望だ。だからこそ、俺は戦わなきゃいけない。 戦いたくないけど、戦わなければならない理由がある。 矛盾は承知だ。負け戦も分かってる。 でも約束がある。 俺はもう、大切な家族を失いたくないんだ。 - The Second Fate - - First Rebeliions Anthem - ▼ 足音が、階段に響いている。俺は床を踏みしめて、...
  • 第十一話:出撃
    「それ、本当?」 「うん。監視カメラに映ってたよ」 「…そっか、やっぱり行っちゃったんだね」 ヴィータが六課の集中医療室へ運ばれた翌日、局内はヴィータとヴィアの話しで 持ちきりだった。 ヴィータの事はともかく、ヴィアがいなくなったことは隊長陣以外は知らされて いない。 おまけにリンまでいないとなれば、少々やっかいな事になる。 「はやては?」 「仕事してる。ヴィアさんとリンさんがいなくなった事については、後で会議だって」 「そうだよね。何か…ちょっと寂しいな」 「ちょっとなんだ?」 「…訂正、かなり寂しい…かな」 ヴィアがいなくなったのは正直寂しい。 トーレとセッテだって、かなり動揺していたし…どうやら私みたいな感情を抱い ている人は、結構いると気付いてしまった。 「ねえなのは…ヴィアは、どんな気持ちなのかな?」 「それは分からないかな。人って、他人の痛みは理解出来ないから。ただ、...
  • 第十二話:約束
    俺達のチキンレースは、遂に延長戦まで延びた。 戦って、裏切られて、裏切って、殺して…。 幾度となる罪を重ね、幾度となる業を背負い、俺は今に辿り着く。 今となっては、復讐心すら薄れていっている。 だが憎しみは消えない。人間と、ヴィアへの憎しみは増すばかりだ。 だからもうこれは復讐ではなく、ただの私闘と変わった。 見た目こそ同じかもしれないが、中身が違う。 この罪と業を惑わすには、俺が一人になるしかない。 だが、自害するのもプライドが許さない。ならば、俺以外が消えてなくなればいい。 だからヴィア、お前は必ず殺さなければならない。 俺が生きる為に、俺が俺である為に。 ▼ 「ここが、フリージア本部」 「覚悟はいいな?」 施設の正面に到着したが、敵は出てこない。 入り口が二つあり、俺とリンは別行動となる。だがありがたいことにドアは開い ていた。 「舐められたものだな」 「全くだ。...
  • 第十五話:タナトス
    子供の頃、ただみんなに嫌われていた。 石を投げられ、棒で殴られ、ボロボロになった俺はゴミ捨て場によく捨てられていた。 町を歩くたびに、人の群集は道を開ける。 『災いの子』 そう、みんなが呟いていた。 10歳になるまで、一緒に暮らしていたおばさん。名前も、年齢も、何も知らない人が、ずっと俺の傍に居た。 外には一切出してもらえない。ただあるのは、窓の外に広がる木々のみ。 朝になって、朝食を食べるために下へ降りた。でもいくらおばさんに話しかけても、返事は無かった。 10歳の夏、初めて、『死』を見た。 三日掛けて掘った庭の穴に、体から腐敗した臭いをするおばさんを、埋めた。その時、まともに喋ったこともなかったが、何故か涙が出た。 土だらけの手で、必死に零れてくる涙を拭っていた。 夕方、だがおばさんが死んで、一人になった事で俺は外に出ることを決心した。 一時間ほど森を歩き、ようやく聞こえてき...
  • 第十六話:空いた心
    荒れた心を癒すのは、私の場合、破壊が一番適切な処置だった。 手を振るい、壁に穴を空け、家具を壊す。そうしてようやく、私は落ち着くことができる。 不甲斐ない…自分でもそう吐き捨てることが多くなってきたと実感してしまう。 別段、特定の人物に怒っているわけではないが、このやりきれない気持ちが私を無意識に破壊へと導いてしまう。 人としての生き方を望まれずして生まれた私たちは、与えられた役目さえ実行できずに今も飄々と生きている。 化け物と呼ぶには遠く、人と呼ぶには欠陥が多すぎる。ならば私たちは、自分が住みやすい居場所に自分を騙るしかない。 “私は人間だ” そう、今なら言える。 人として生きるのには問題は無いし不満も無い。だけど…足りないんだ。 敗者の矜持を捨ててさえ、人間にしてくれた人が居ない。擬似だが、家族として扱ってくれた大切な人が居ない。 今でも仲間はいる。今でも家族はいる。 でも…人間...
  • 第十八話:弱き心
    「いやぁーはっはっは」 高らかに笑う声が、青空に木霊していた。 時刻にして七時、一般人が程よく目覚める時間帯であり、洒落た社会人はモーニングコーヒーを飲む頃だろう。 いやだがしかし、今日に限ってはその目覚めを妨げる気持ちいい程の笑い声。住宅街を歩きながら、左右に挟む家に多大な迷惑をかけていた。 「いやぁー……おかしいねぇ」 おかしい。待ち合わせの時間まで後十分ほど。万が一も合わせて三時間前には家を発った。 だがいくら歩いても歩いてもただの家ばかり、予想を遥か斜め上を通り越す迷い方だった。 故に笑うしかない。 「おかしいねぇ……はっはっは!!」 もう何度目か分からないぐらい、時計を確認した。 残りタイムリミットまで五分。この果てしない旅路に終わりを告げることが出来るのか心配になってきた。 「つーか。ここはどこだろうなぁ」 歩いて、歩いて、歩く。 結局タイムリミットはキレて、ゲー...
  • 第十七話:姉妹の絆
    ぐるぐる世界が回る。ぐるぐる世界が廻る。 回っているのは自分なのか、それとも世界なのか……それは自分では分からなかった。昼と夜、未来と過去、生と死、全部が焦っているように急いでいた。回り続けるこの視界を支配するのは感覚。一秒と掛からず変わる“世界”は、私に何を訴えているのだろうか。生きる為の希望か、苦痛を忘れるための忘却なのか。 私が黒く染まっていく。墨の海に沈んでいくように、ただただ私が染まっていくのが分かる。黒い私はこう言った。 「お前はどこにいる」 質問の意味が分からない。ただでさえ思考が安定していないのに、そんなことを私に投げるのはおかしい。というか…お前は、誰なんだ? まともに考えられる範囲での質問がこれだった。 黒い私は黙ったままだった。他に質問を思い浮かばない私も、黙っている。 「私は……」 口が開く。目の前の私は、随分とまともな事を言った。 「私はお前だ」 会話...
  • 第八話:雷の反逆者
    気付いたら、私はまたバイオプラントの中に居た。 黄色い液体の中から見えるのは、科学者達の会話の様子と時折見せる薄ら笑いだ けだった。 私は一体…どうなったのだろうか。 カーディナル本部の屋上で、奴と最後の戦いを挑んだはずだ。 私の出せる最後の切り札と共に、私は奴を殺そうとした。 だが結局、最後には血の魔剣が私の心臓に突き刺さる音がしたのをよく憶えている。 人々は我々のような化け物を生み出し、戦わせ、自分たちの平和だけを守ろうと した。 そんな人間たちが…憎かった。 あの日、自分たちが化け物ということを知ってから…ようやく自分という物が分 かった。 心の底から込み上げる恐怖と憤怒には、人間たちには分かるまい…。 そうだ、そう思った日に私は名を捨て、人としての軌跡を捨て、反逆者となった。 私たちを生み出した人間を殺して、殺して…いつしか私は、リベリオン《反逆者 》と呼ばれるようになっ...
  • 第七話:優しさはその手に
    「アンヘル、少しいいかな?」 「ファッカか。何か用か?」 バイオプラントが左右に密集する通路にて、フリージアの総長とアンヘルが、密 かに雑談をしていた。 会議でもなく、命令でもない…“ただのお喋り”だ。 非道を尽くす組織の頭と、世界を滅ぼそうとする者…その二人が、何の企みも無 く話している。 「世界を滅ぼしたらどうするんです?」 「…俺はまた眠る。人がまた過ちを犯せばまた現れ…その繰り返しだ」 「悲しきかな旧き咎人。その廻り続ける輪廻の果ては…なんだい?」 広域次元犯罪組織フリージアの創設者 ファッカ・カルンは、黒ブチの眼鏡を整え、バイオプラントを見上げた。 今は眠る彼等は、起きた時には戦いが待っている。改造した身ながら、彼等の運 命はなんて残酷なのだろうか。 そしてこの男…アンヘルも、そういう運命に呪われている。 「俺には二種類の運命があった。現実を知らずただの人形として生き...
  • 第十四話:不器用な愛、忍び寄る終焉の足音
    旧友、交錯、宿命、真実。 俺を掻き立てるには十分な理由が揃っていた。この不条理極まりない世界に対し、終止符を打つのは俺の中では既に決定していたことだ。 だがなんだろう、いつも失敗に終わってしまうのは。 それは甘さか、未練かは分からない。 でも心のでこかで、俺は止めて欲しいと願っているのかもしれない。でも誰に? 世界か、部下か、俺自身か。でもどれも違う。 俺はあいつに止めて欲しいんだ。 唯一俺が好敵手と認め、互いに成長を見守っていた旧友。 ヴィアトリクス・フロストリア。 夜天を持つ、最強の魔剣士。四人の守護騎士を持ち、その圧倒的な実力を誇る。 ああ、戦いたい。今すぐにデバイスを交えたい。 今、あいつはなにをしているんだろう。 考えるだけで痛い。身体が動かそうとするたびに悲鳴をあげている。何故・・・こんなことになったんだろう。 思い出しても、記憶にあるのはあの眩い閃光だけだ。 悔しい。...
  • 第一話:始まりの鐘
    今から400年前─── ベルカと呼ばれた世界で一つの戦いがあった。 〜戦争とか名付けられるような代物ではなく、静かに世界を巻き込んだ、個人の 戦い。 大まかに含めて八人。 そんな少人数の争いが、誰も知らずに世界を脅かしたのだ。 ヴィアトリクス・フロストリア アンヘル その二人が、その戦いの主になった人物。 強大な魔力を持つその魔剣士達の戦いは、その時は誰も報われずに幕を閉じた。 ヴィアトリクスという世界を救おうとした魔剣士は、誰も知らない未開の地で眠 りにつく。 アンヘルという世界を滅ぼそうとした魔剣士も、同じ場所で眠りについた。 互いは、いつかまた再会する誓いを立てて。 そして時を超えて、400年後─── 今は人々から忘却された、二人の私闘が、再び始まる──── ─The Redeliions of Anthem─ ─The First Of Fates─ ▼ ...
  • 第四話:不幸な者、幸福な者
    俺はお前たちと離れてから、ずっと想っていた。 大抵は、ちゃんとした主の元で幸せに過ごしているか…というものだったが。 それは親としての義務であり、願いだ。 勝手に巻き込んで、勝手に捨てて…そんな身勝手を無理矢理通した俺は、結局ま た他人を巻き込んでしまった。 あの時全てを終わらしてさえいれば、何もかもが笑っていられただろう。 だから俺は、この罪を背負って一人になった。 はずなのに──どうして、こうもうまくいかないんだろうか。 だったらせめて一つだけ。 400年、ただただ想い続けたその言葉。 「───お前たちは、幸せか?」 ▼ 「えと、シグナム? 答えないの?」 「──いや、私にはこの人と知り合いではないぞテスタロッサ」 分かってるよ、そんなことは。 明らかな俺の動揺に、オフィスの皆が慌てている。 きっと、人違いだ。 そう…俺は自分に言い付けた。 「いや、なんでもない。...
  • 第六話:Crise In Vain
    とうとう雨の降りだした夕方。 もう濡れてない所など無くなってしまう程の強い豪雨の中、こんな状態なのに海 辺でずっと空を見上げる一人の女性。 腰から下まである長い黒髪と、白い肌を強調させるような漆黒のドレス。 もうずっと立ったままだが、そんな事などお構い無しでいる。 その目線にあるものは──豪雨の中、その部分だけくっきりと円形に雲が切り 取られた空。 自然に出来たものなのか…それとも人の仕業なのか。 ただ、気になるのは、いつか見た紅い月にそっくりだった。 確かその日は…そうだ、私が彼に初めて会った日。 最愛の人に、早く会いたい。 「そろそろ、か。迎えに行くべきか…」 私はゆっくりと歩きだす。 彼の居る場所へ。 「今行くからな…ヴィアトリクス」 ▼ 第6話 Cries In Vain 「姉さん、兄様は…?」 「今は事務の仕事で手一杯だ。訓練まで我慢しろ」 「…分かった」...
  • 第二話:追憶の者
    人の群衆は、蟻《あり》のように動く。 止まり、歩き、走る。 その動きはまるで、仲間の匂いを辿れなくなった蟻の群れだ。 行き着く先は自分には分からない。 目障りなぐらいに、眼下に広がる大地を埋め尽くす。 私は───私も、この蟻の一匹なのだろうか? それとも…特別な存在で、他の者 と違うことが出来るのだろうか。 それはきっと後者だ。 私は、他の誰よりも優れている。奴を除いては。 だから示さなければならない。私という存在を、この小さい世界に誇示し続けな ければならないのだ。 それが糧、それが欲。 準備が必要だ。 今の私には、それだけの力が無い。なんという──無様な姿か。 王ならば、自分が最も優れていると唱うなら…なぜ時期を待たなければならない 。 だが、焦っては負ける。 400年前のように──その力で俺を負かすか。 なあ、ヴィア───? ▼ ミッドチルダは、ルーテシアの...
  • 第三話:孤独な魔剣士
    「急に呼び出して、何かあったん?」 「あったとも。カリムの預言に、また新しい危険因子が見つかった」 「なんや、いい話しではなさそうやね」 「今回出た二つの預言には、二人の人物について記されている。ヴィアトリクス ・フロストリアと、アンヘルについてだ」 教会のカリムのオフィスにて、密やかに密談が行われていた。 それは、ヴィアが意識を取り戻す一日前のこと。 「彼らは約400年前の古代ベルカの人物であり、400年前に起きた事件を… また掘り起こす人物でもある」 「400年? どこかで、封印されてたとか?」 「そうだ。400年前に決着が着かなかった彼らの戦いは、再び目覚める時に持ち 越されたんだが、アンヘルという男がやろうとしていることが問題なんだ」 「つまり、敵と味方に分かれるんか」 「そうだ。味方はヴィアトリクス、敵はアンヘルだ。ちなみにアンヘルの目的は 、世界滅亡とかいう無茶苦茶なものら...
  • 第五話:機動六課、再び
    「本局から移動となりました、李 血燕《リー・シェイエン》です! よろしくお願 いしますヴィアトリクス空曹長!」 朝っぱらから盛大なモーニングコールを受けた。 2月4日。 機動六課が約一年振りに再結成され、今日を持って本稼働する日でもある。 今日が近くなるに連れ、今日みたいにいきなり押し寄せては挨拶に来る奴が多く なっていた。 はた迷惑だ、そう怒鳴りたい。 だが仮にも部下になる者も多く、下手に追い出すわけにもいかなかった。 「あーはいはい。分かったからもう行っていいぞ」 こっちはまだベッドの上だというのに、なぜこうも待てないのか。 真冬だというのに、部屋は暑苦しさで一杯一杯だ。 「自分は隊長の三人目の部下となりますので、ご指導のことよろしくお願いしま す!」 「話しは後だ。先に行っていろ…」 「はい。ではまた六課で」 やっと部屋が静まり帰ったと思っても、今更二度寝なんて出来るは...
  • 幻想入り 胡蝶の夢~二話~
    罪と罰を背負うならば、それはそれでもいいと思ってた。 他人なんか当てに出来ないし、自分さえも完全に信じることができない。 そんな曖昧なまま俺は、何千という年月を生きてきた。 それは罪の意識からなのか、罰の逃げ場を捜していたのか─── もう数千も前の思いなんて、思い出すことすらできない。 そんな穴だらけの自分に嫌気が差して、俺は自分を捨てて、ただ上を見上げてた。 時代が変わり、人が変わり、世界が変わっていく。 つまらない人生を、人生と呼べるのだろうか? 喜怒哀楽を失った人生など端から見れば、それは不老の生きざまであろうと一瞬で消えゆく花のようにしか見えない。 俺は確かに生きている。 心臓の鼓動は生を刻み、動く手足は生きている証拠を残す。 でも俺には心が無い。 それでも聴こえてくる。あの禍禍しい、俺を呼ぶあの声が──── ...
  • 第九話:とある一日、目覚める記憶
    「またか。またなのかはやて」 「…何が?」 真冬と呼ぶに相応しい季節の真中、俺はもう数えるのを止めたはやてからの呼び出し を受けていた。 何回目だ? 事務はミスなどしていないし、これと言って交友関係も悪い奴などいない。 だが何故俺が呼び出される。それもほぼ内容は同じだ。 耳を塞ぎたい。俺は仕事の無い《オフ》の日まで仕事漬けにされる運命なのだろうか。 分かってるさはやて、お前が言いたいことなど容易に想像出来る。 「どうせアンヘルだろ」 「せや。これだけ探してもまだ手掛かり一つ見付からないのは、ちょっと悔しい んねん。せやから───」 「だが断る」 「…まだ本題を言ってないんやけど」 「俺があと何を言えるんだ? 俺が調べた事もいきなり飛ばされた暑苦しいジャングル の事も全部話した。あれか? そんな不満を俺に伝えれば慰めが返ってくると思ったか?」 「…なんやいきなり。喧嘩・・・売っとるんか...
  • Valentine Of Night World~五話~
    ただ走り続けた。 必死に、追いかけて、ただただ目の前の森を抜け、そこにあるモノを求めた。 喉が熱い、走り過ぎた。 でもそんな意識だけじゃあ、俺は止まらなかった。 その時、なぜ俺は走り続けていたのかなんてのは、全く憶えていないはずなのに 。 ───なのに、きっとその時は、恐くて、泣きそうで…誰でもいいから自分を抱 き締めてくれる人を探していたと思う。 暗闇のカーテンは俺の恐怖感を煽り、その足を踏み込む度に聴こえる雑踏の音は 殺される前の緊張感を刻み込む。 もう少し、もう少しでここを抜ける。 そして丁度森を抜けた時、世界は反転した。 ………“ナニモナイ”……… ただ何も無い、それだけの世界しかなかった。 そう、前にも見たことがある。 きっとこれは、ずっと前に見た夢の続きだろうか。 ナニモナイ…ナニモナイノニ… どうして、人の暖かさがある。 知ってるようで…分からない。...
  • 思案Memory ver.なのは
    ~ストーリー構想~ まず、この作品は魔法少女リリカルなのはStSから400年前という設定の下書きました。 古代ベルカよりもさらに前の時代、ルーカスと呼ばれる世界に生まれたガーディアンと呼ばれ魔道戦士たちの物語です。 これを書いた私が低脳過ぎたため、デバイスやキャラの接点などが曖昧ですが、勘弁してくれるとありがたいです。 主人公であるヴィアトリクス・フロストリアを筆頭に、夜天の守護騎士たちが集結していきます。 主人公とライバルが織り成す反逆記。 それぞれが想う願いと真なる想い。 何を想い、何を掛け、何をすべきか。 夜天に舞う反逆者が二人。 世界を護る夜天の想いは、真上に浮かぶ紅き月に届くのか・・・? ───まあ、ストーリー構成の90%が妄想による産物なので、ナニコレ、ツマンネ(´・ω・`)という感想がおおいいことでしょう。 ...
  • Valentine Of Night World~三話~
    その日は、何故かサイレンの音が絶えなかった。 うるさくて、うるさくて、もう死にたいぐらいにうるさくて…。 それでも現実は、痛みと悲鳴が俺の意識を引き戻す。 少しだけ見える視界は、紅く染まっていた。 擦っても擦っても消えないその赤い世界は、現実よりさらに深い絶望へ誘ってい く。 覚醒していく意識とは逆に、思考はノイズが混じったように現状を把握できない 。 「お、かあ…さん」 痛む身体を起き上がらせると、そこには母親と父親の姿があった。 いや、もはや救急車がくる必要があるのだろうか? それが、この現状を把握した時に初めて考えたことだった。 飛び散った臓器が、もう生命活動の完全停止を物語っていた。 なぜだろう、涙すら出ないこの惨劇に、苦笑した。 「はは、もう…ダメだ」 動くたびに纏わりつく血液を払いながら、俺は両親の前に行った。 「俺、は───どうし、て」 「...
  • Valentine Of Night World~六話~
    この寒空の下、俺は月を見上げていた。 ダンテと会ってから四日経つが、その日から毎日屋根に昇って見上げている。 ダンテは別れ際、すぐにまた会えると言った。 そのことについてリデリアは、赤い月が昇る時に、奴は現れると言う。 そういう訳で、俺は好きでもない月を毎日見上げている。 月は、どうも好きになれない。 大きくて、輝いていて、冷たい…。 おまけに、見上げることしかできない俺の小ささを痛感することになる。 だから、月は嫌いだ。 ダンテは赤い月が昇る時に現れる。 その時俺は、何か出来るのだろうか? 恐怖が、日に日に増して蝕んでいく。恐怖心はある。だが、負ける気はしない。 そんな矛盾が、ぐるぐると俺の中を掻き回す。 「ねえ樹、この戦いが終わったら、どうするの?」 「そうだな、まだ分からない」 「そう…」 ...
  • Valentine Of Night World~四話~
    相変わらずといっていいほど、この町は騒音と静寂の二面で構成された町だった 。 朝から夕方までは、騒音が満たしているのに、夜になると急に、廃都になったよ うに静まりかえる。 この裏表の激しい我が町では、絶えず噂と事件が行き来する。 噂から事件へ、事件から噂へ。 そのルートを辿って、俺達は平和を護る為に暗躍する。 いや、平和なんてのはただの希望であり…実に遠い夢だった。 暗躍する異端狩り。 暴食の使徒。 町に蔓延るデッドマン。 そして何より─── 黒血の姫。 いやはや、もうここまでくれば現実を受け止めるしかあるまいて。 どうせ現実逃避したところで、すぐに非現実な世界に引き戻されてしまうんだか ら。 そして、受け止めてしまった結果がこれだ。 魔斬の刀で異端を狩り、惚れた女を半殺しにして、自分は人間ではないとくる。 いやまあ…自分から望んだことだったとしても...
  • Valentine Of Night World~二話~
    昔、大切な人を護ろうとした少年は、その小さくて大きい夢に見捨てられた。 荒み、枯れ、己の信じた道を呪うまで肥大した憎しみは、やがてその矛先を自分 の非力さに向けることなった。 ちっぽけ過ぎた自分の力でも出来ることだった筈なのに…自分はどこで間違った のか? 自分自身でも分からない、そんな些細なことまで、余計に憎しみを膨らませるこ としかできなかった。 やがて手にするは聖でも魔でもない、人間も、人外さえも超えた混沌の力。 その禍々しいまでの力は心の傷跡を塞ぐには大きすぎたが、彼はようやく間違い に気づいた。 どうしようもない絶望を見た彼は、どうしようもない壁を登ることを止めて、力 なく項垂れる。 無気力、絶望、渇望…そんな曖昧な心が生み出した結果は──── 生きることを、止めてしまうということ。 ▼ 12月20日。 神経を凍えさせるような気温の今日この頃は、...
  • Valentine Of Night World~一話~
    1998年10月13日。 そろそろ長袖を着なければ寒さに当てられる季節が近付いてきたというのに、半 袖で俺の隣りでタマゴサンドを食べ続けるクラスメートの姿があった。 「なあ樹、お前、この前の事件知ってるか?」 「なにが?」 「だから、あの人殺しのやつ」 樹、と慣れ慣れしくも出会った初日から名前で呼び続ける悪友の正貴。 “正しい”に“貴族の貴”と書いて正貴(まさき)と読むが、名前とは違い、こい つの学校での行動は問題児扱いだった。 出会いは───思い出したくはないが、入学早々俺を体育館裏に呼んだことだっ た。 この辺じゃ、かなりの実力者だったらしいのだが…結果は俺の圧勝。 以来、何を血迷ったのかこいつはしつこく俺に話し掛けるようになり、今では数 少ない親友とも呼べる一人に成り上がったのだ。 「人殺し───?」 「お前、血生臭い話し好きだろ?だから、詳しいかなって...
  • 東方夢見忌憚~一話~
    “いらっしゃい” その一言で、俺はこの退屈な世界から脱け出せると確信した。 信用も、その言葉の意図も分からない。 ただ、俺はその言葉を聞いた時、確かに感じたんだ。 俺は、変われるって。 今までは、ずっと世界の片隅に向かうように生きてきた。 そうしなければ、きっと俺は壊れてしまうから。 公園のベンチに座って、俺はただ夜空を見ているだけの毎日。 毎日、毎日…ただただ延々と繰り返されるこの退屈な日々に馴れていた。 溜め息は、これで何度めか。 「随分、死にそうな顔をしているのね、貴方」 「……え?」 夜中。 世界が漆黒に染まりきった頃、静寂を切る女の声が響いた。 その女は現代に無い、古風とも言い難い…なんとも不思議な格好をしていた。 金髪をなびかせて、俺の隣に座る。 不思議と嫌な気持ちは無かった。 ...
  • 幻想入り 胡蝶の夢~一話~
    “いらっしゃい” その一言で、俺はこの退屈な世界から脱け出せると確信した。 信用も、その言葉の意図も分からない。 ただ、俺はその言葉を聞いた時、確かに感じたんだ。 俺は、変われるって。 今までは、ずっと世界の片隅に向かうように生きてきた。 そうしなければ、きっと俺は壊れてしまうから。 公園のベンチに座って、俺はただ夜空を見ているだけの毎日。 毎日、毎日…ただただ延々と繰り返されるこの退屈な日々に馴れていた。 溜め息は、これで何度めか。 「随分、死にそうな顔をしているのね、貴方」 「……え?」 夜中。 世界が漆黒に染まりきった頃、静寂を切る女の声が響いた。 その女は現代に無い、古風とも言い難い…なんとも不思議な格好をしていた。 金髪をなびかせて、俺の隣に座る。 不思議と嫌な気持ちは無かっ...
  • 魔法少女リリカルなのは~中編1~
    其は揺り籠から這い出る聲。 黄昏に哭く破壊と不滅の創造者。 現実を饕る紅蓮の死喰い人。 幻想を饕る蒼白の靈喰い人。     紅き闇夜に浮かぶ蒼き月は、月下の元で罪人を裁く。     汝の名は嫉妬(エンヴィー) 不滅を穿つ、靈亡き揺り籠。 ▼ 昔、馴染みの深い友人が、俺に向かってこう言った。 「一緒にこの世界を護ろう」 俺に、確かに言った。 この荒れた世の中にあった、たった一つの約束。 お前は俺の為に──── 俺はお前の為に──── そして、二人で、この世界を護る。 幼い少年二人が交わした、最初で最後の誓い。 よく昔から、公園や友達を集めては正義の味方になる…なんて、言っていたもの だ。 正義なんて…見方では悪にでもなるのに。 でも、大人になってからも変わらない想い。 家族がいて、親友がいて、仲間がいる。 なのにどうしてお前は 裏切ったんだ────! ▼...
  • 魔法少女リリカルなのは~前編~
    多くの裏切りから見つけ出した自分の正義。 多くの戒めから生まれた憎しみ。 一人の魔剣士は自分の為に。 もう一人の魔剣士はみんなの為に。 例え見い出した道が違くても、自分の進む道が正しき正義であるように。 願いながら、戦いながら、互いに剣を交えて探してく。 何かの為に──── リリカルなのは~夜天に舞う反逆者~ ▼ なのは達がはやて達と出逢う400年前、今はまだ、はやてと出逢っていない夜天の 書の守護者たちの物語。 その昔、ルーカスと言う世界は全世界の頂点に君臨する科学力を誇っていた。 物理形の兵器から魔法まで、様々な武器、人々が楽に生活する為の道具など、あ りとあらゆる物を生み出す程の技術。 だが、その魅力的過ぎる力はやがて全世界から妬まれ、奪われようとしていた。 天多にある世界を的に戦争が勃発したのだ。 手に負えないルーカスは、魔法兵器も物理兵器でもな...
  • 魔法少女リリカルなのは~プロローグ~
    多くの裏切りから見つけ出した自分の正義。 多くの戒めから生まれた憎しみ。 一人の魔剣士は自分の為に。 もう一人の魔剣士はみんなの為に。 例え見い出した道が違くても、自分の進む道が正しき正義であるように。 祈りながら、戦いながら、互いに剣を交えて探してく。 何かの為に──── リリカルなのは~夜天に舞う反逆者~ † なのは達がはやて達と出逢う400年前、今はまだ、はやてと出逢っていない夜天の 書の守護者たちの物語。 その昔、ルーカスと言う世界は全世界の頂点に君臨する科学力を誇っていた。 物理形の兵器から魔法まで、様々な武器、人々が楽に生活する為の道具など、あ りとあらゆる物を生み出す程の技術。 だが、その魅力的過ぎる力はやがて全世界から妬まれ、奪われようとしていた。 天多にある世界を的に戦争が勃発したのだ。 手に負えないルーカスは、魔法兵器も物理兵器でも...
  • 魔法少女リリカルなのは~中編2~
    家族も、友達も、仲間も。 たった一つの真実によって引き裂かれた想い。 何を見ればいいのか。 何を探せばいいのか。 其々の力を信じて歩むのみ。 動かなければ、何も分からない。 たとえ見つけた物が紛い物でも、本物を目指して歩きだせ。 その禍禍しい運命に別れを告げて、その血肉で隠してしまおう。 そう、たとえ仲間が居なくなっても、忘れても…想いの欠片はその胸に。 夜天に舞う曉、今日も一段と耀きを増して。 ──The Second Of Fetas── 泣いているのは誰? 探してみろ、その胸に。 きっと答えはすぐそこだから。 「今…日は…お、れの、敗け…だな」 ごふ、と吐血しながら武器を手放す少年。 黄昏に啼く少年が、倒れた少年に駆け寄る頃にはもう手遅れ。 大人たちがやってきて、いつの間にかに二人を囲む。 「お前がやったのか」 そればかり。 少年は嘆きな...
  • 魔法少女リリカルなのは~後編~
    嫌になる程歪んだ世界。 それに、自分の存在を掻き消すように粛正と言う名の想いを刻み付けていく。 汝の名は憎悪。 夜天に舞う、破壊の創造主。 故に、悲しみに暮れ、己の涙と喉を枯らしながら聞こえない悲鳴をあげつづける 。 何を求めているのか? 何を欲しがっているのか? それさえ分からぬまま、破壊と言う名の喜劇の舞台へ上がる。 喪われた楽園を目指して、その手で友を殺める事になろうとも。 そう、汝の名は憎悪。 夜天に舞う、終焉の使徒。 ─The Final Of Fates─ その子供達は特別だった。 誰にも負けず、劣らず、常にトップを走るスーパーエリート。 故に妬まれ、畏れられる。 だけどそんなのはお構い無し。 ただ、このたった一人の親友さえいれば、全て良かった。 たった二人の、終わる事の無い可能性へのチキンレース。 “一緒にこの世界を護る” とまで約束した...
  • プラグイン/アーカイブ
    アーカイブ @wikiのwikiモードでは #archive_log() と入力することで、特定のウェブページを保存しておくことができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/25_171_ja.html たとえば、#archive_log()と入力すると以下のように表示されます。 保存したいURLとサイト名を入力して"アーカイブログ"をクリックしてみよう サイト名 URL
  • Valentine Of Night World~エピローグ~
    昔、私はいつものように庭で過ごしていると、生まれて初めて見る人間を見た。 名を、オーディンという。 彼は傷だらけの身体を引き摺りながら、ゆっくりと世界の果てから来たらしい。 その姿は黄金の甲冑を身に纏い、手にはその大きな身長を超える槍を握っている 。 「餓鬼。ダンテはどこだ?」 「お父様なら、お城の中にいるわ」 「そうかい。それでお前は、誰だ?」 「私はお父様の娘、母親はいないんだって」 それだけ言うと、男は黙ったまま庭に腰を下ろした。 床は薔薇で一杯なのに、痛くないのだろうか。 「怖ぇ子供だな。感情を知らないのか」 「感情?」 「そうだ。喜怒哀楽。それを総称として心とも言うが、まあお前には感情でいい だろ」 男が言っていることはさっぱり分からなかった。 でもきっとこの人は私とは...
  • Valentine Of Night World~プロローグ~
    プロローグ 其処は、真っ白い世界だった。 何も無くて、叫び声すら雪のように千切れていくようなーーー そんな世界。 いつから此処に居たとか、いつ此処が出来たとか、全部曖昧で・・・全部信じられない世界。 そう、光あるところには必ず闇が生まれる。 此処にはそれすら無いんだ。 だから、此処は〝無〟しかない場所なんだって、きずいた時のことさえ忘れてしまった。 声も上げられないし、身動きも取れない。 だが、確かにこの場所で考えた思考は覚えている。 これは俺の脳が記憶しているものなのか、それともーーー録音されているものなのだろうか。 そこは、〝誰も〟居ない場所。 真っ白な、無限に連なる無音の雪原。 ~Valentine Of Night World~ 1995年 八月二十日  強いて言うならば〝それ〟は絶対的な畏怖の象徴だろうか。 暗い路地...
  • Valentine Of Night World
    プロローグ 其処は、真っ白い世界だった。 何も無くて、叫び声すら雪のように千切れていくようなーーー そんな世界。 いつから此処に居たとか、いつ此処が出来たとか、全部曖昧で・・・全部信じられない世界。 そう、光あるところには必ず闇が生まれる。 此処にはそれすら無いんだ。 だから、此処は〝無〟しかない場所なんだって、きずいた時のことさえ忘れてしまった。 声も上げられないし、身動きも取れない。 だが、確かにこの場所で考えた思考は覚えている。 これは俺の脳が記憶しているものなのか、それともーーー録音されているものなのだろうか。 そこは、〝誰も〟居ない場所。 真っ白な、無限に連なる無音の雪原。 ~Valentine Of Night World~ 1994年 八月二十日  強いて言うならば〝それ〟は絶対的な畏怖の象徴だろうか。 暗い路地裏に佇む人影は、豪快に肉を貪る獣...
  • 魔法少女リリカルなのは~あとがき~
    どうも、夢見屋です。 今回駄文ながら完結いたしました 魔法少女リリカルなのは~夜天に舞う反逆者~ を最後までお読みくださってありがとうございます。 今回この作品のテーマは“自分の正義”です。 アンヘルが最後まで戦い続けた理由は“裏切られた正義”という気持ちでした。 今まで自分が守り続けてきた己の正義に裏切られてしまったアンヘルは、その無垢 な正義感の在り処を求めた挙句、人間たちへの復讐を決意します。 ヴィアは、その事実を受け止め、アンヘルの復讐とロッズの計画などを知りながらも 受け止め、世界を救う決意をしました。 だが世界から追放されている彼は「世界を救うために世界に反逆する」と決めました。 夜天の魔道書や守護騎士たちの過去などは全て作者オリジナルですので 気に入らない点があったらすみません。 次回作を書くつもりなので、期待しないで待っててください。 では、まだまだ色々と...
  • プラグイン/ニュース
    ニュース @wikiのwikiモードでは #news(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するニュース一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_174_ja.html たとえば、#news(wiki)と入力すると以下のように表示されます。 ドラゴンクエストけしケシ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」 - 川崎経済新聞 【グランサガ】リセマラ当たりランキング - グランサガ攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】隠しイベントの発生条件と効果まとめ - Gamerch(ゲーマチ) 「Wiki」創設者のPC 競売に - auone....
  • 思案Memory ver.VONW
    ~ストーリー構想~ 子供の頃に見た惨劇によって、人間に対しての暖かい感情を失ってしまった 主人公 季咲 樹。 あるとき、自分が働いている事務所からの帰り道、いつもと違う道を行こうと思って帰宅した。 だが、通りかかった道の隅から嫌な臭いを嗅ぎ取ってしまう。 一歩。 気になりその路地裏に踏み込んでしまったが最後。 血化粧をした殺人姫が、居た。 その女は殺意に満ちた目でこちらを見て、近づいてくる。 畏怖の象徴は自分の血を口移しすると、去ってしまった。 それが始まり。 俺は殺人姫に恋をした挙句、俺は人間を辞めてしまった。
  • プラグイン/関連ブログ
    関連ブログ @wikiのwikiモードでは #bf(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するブログ一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_161_ja.html たとえば、#bf(ゲーム)と入力すると以下のように表示されます。 #bf
  • プラグイン/編集履歴
    更新履歴 @wikiのwikiモードでは #recent(数字) と入力することで、wikiのページ更新履歴を表示することができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_117_ja.html たとえば、#recent(20)と入力すると以下のように表示されます。 取得中です。
  • プラグイン/コメント
    コメントプラグイン @wikiのwikiモードでは #comment() と入力することでコメントフォームを簡単に作成することができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_60_ja.html たとえば、#comment() と入力すると以下のように表示されます。 名前 コメント
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    動画(youtube) @wikiのwikiモードでは #video(動画のURL) と入力することで、動画を貼り付けることが出来ます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_209_ja.html また動画のURLはYoutubeのURLをご利用ください。 =>http //www.youtube.com/ たとえば、#video(http //youtube.com/watch?v=kTV1CcS53JQ)と入力すると以下のように表示されます。
  • Valentine Of Night World
    プロローグ 其処は、真っ白い世界だった。 何も無くて、叫び声すら雪のように千切れていくようなーーー そんな世界。 いつから此処に居たとか、いつ此処が出来たとか、全部曖昧で・・・全部信じられない世界。 そう、光あるところには必ず闇が生まれる。 此処にはそれすら無いんだ。 だから、此処は〝無〟しかない場所なんだって、きずいた時のことさえ忘れてしまった。 声も上げられないし、身動きも取れない。 だが、確かにこの場所で考えた思考は覚えている。 これは俺の脳が記憶しているものなのか、それともーーー録音されているものなのだろうか。 そこは、〝誰も〟居ない場所。 真っ白な、無限に連なる無音の雪原。 ~Valentine Of Night World~ 1994年 八月十日  強いて言うならば〝それ〟は絶対的な畏怖の象徴だろう...
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    まとめサイト作成支援ツールについて @wikiにはまとめサイト作成を支援するツールがあります。 また、 #matome_list と入力することで、注目の掲示板が一覧表示されます。 利用例)#matome_listと入力すると下記のように表示されます #matome_list
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