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千年シチュウ:女性向けR18」(2013/07/12 (金) 07:49:01) の最新版変更点

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<p> </p> <p>(※女性向け、R18。初心者作品。)</p> <p>ようこそ、お待ちしておりました。<br /> 突然お呼びたてして、申し訳ありません。<br /> 私は、あなたのお世話のために使わされた者です。<br /><br /> あなたは、栄えある「千年シチュウ」の材料に選ばれました。<br /> 「千年シチュウ」の伝説を、お聞きになったことがおありですか。<br /><br /> 「千年シチュウ」。<br /> 天空の王が千年かけて、コトコト、コトコトと煮込んでいる。<br /><br /> 太陽と月のおぼしめしのままに、コトコト、コトコト。<br /><br /> そのとびっきりのシチュウの材料に、あなたは選ばれたのです。<br /> これはとっても名誉なことなんですよ。<br /> 身の回りの、煩わしいものごとの、一切から解放されて、あなたは天空のシチュウに溶けてしまえる……。<br /> 「千年シチュウ」の一部となって感じるのは、ぼんやりした軽い倦怠感。<br /> 永遠に続く、甘美な、生温かい、まどろみ……。<br /><br /> これから、あなたには、シチュウの材料として、相応しい状態になっていただきます。<br /> 「千年シチュウ」の材料には、とびきりリラックスした体と心が必要です。<br /> 私は、そのお手伝いをさせていただきます。<br /><br /> どうぞ、横になって、楽にしてください。<br /> 手足を伸ばして、リラックス……リラックス……。<br /> まだまだ固いですよ。<br /> 息を大きく吸いましょう。<br /> 吸って、吐いて、<br /> 吸って、吐いて……<br /> あなたの体を、天空の濃い空気に慣らしていきます。<br /> 吸って、吐いて、<br /> 吸って、吐いて、<br /> 天界の空気は生気が濃く、馨しい。<br /> あなたの肺から、血管、心臓、脳へ、濃い酸素が送りこまれます。<br /> あまりの濃さに、むせ返るほど……。<br /> だんだん、あなたは濃い空気に酔って、頭がぼんやりとしてきます。<br /> ぼんやり……ぼんやり……。<br /><br /> 全身の力を抜いていきます。<br /> ゆっくり、ゆっくり、ひとつひとつ、ていねいに……。<br /> 上から、頭のてっぺん、額、目元、口元、首、肩、胸、背中、お腹、腰、太もも、ひざ、ふくらはぎ、足首、足の甲、つま先。<br /> 二の腕、ひじ、手首、手のひら、指先……。<br /> やわらかく、やわらかく。<br /> 急がずに、ゆっくりでけっこうですよ。<br /><br /> それでは、やわらかくなった体に、白い布をかけて、大きな蒸し器に横たえます。<br /> あなたの全身がすっぽりと入る、大きな大きな蒸し器です。<br /> これはとある惑星に生えた、特別なヒノキを使って作った蒸し器です。<br /> とても良い匂いがするでしょう。<br /><br /> 蒸し器の中で、あなたは蒸気に包まれていきます。<br /> じんわりと、背中から温かさが広がって行きます。<br /> 指先がぽかぽかとしてきます。<br /> ぽかぽか、ぽかぽか。<br /> どんどん温度が上がっていきます。<br /> ぽかぽか、ぽかぽか。<br /> だんだん、体の脂肪が溶けていきます。<br /> トロトロ、トロトロ。<br /> トロトロ、トロトロ。<br /> あなたの中の悪い物質も、いっしょに溶けだしていきます。<br /> 疲れ、ストレス、イライラ、そういったものは「千年シチュウ」に相応しくありません。<br /> しっかり取り除いておきましょう。<br /> トロトロ、トロトロ。<br /> トロトロ、トロトロ。<br /><br /> 悪いものが全部流れおちたら、蒸し器から取り出します。<br /> ほかほかと蒸し上がった体は、信じられないほど白く、つややかです。<br /> 悪いものを全部出して、あなた本来の体に戻ったんですね。<br /><br /> まだ肌がしっとりしているうちに、全身に、オイルとハーブをすりこみます。<br /> そう、下ごしらえです。<br /> まず、顔。やさしくマッサージしながら、くるくる、くるくる。<br /> 気持ちいいでしょう。眠たくなってくるかもしれません。<br /> 次に、手。包み込むように。<br /> 指の一本一本まで。<br /> つづいて、腕、肩……いかがされましたか?<br /> 力を抜いて下さいね。<br /> 腋の下……くすぐったいかもしれませんが、身を任せて下さい。<br /> 胸……乳房の先……念入りにオイルを塗り込みます。<br /> おや、ここがまだ足りないようですね……。<br /> ちょっとつまんで、重点的にマッサージしますね。<br /> やわらかく、やわらかく。<br /> 大切なのはリラックスすること……あなたが最も気持ちいい状態になることですよ。<br /><br /> 下に進んでいきます。<br /> 脇腹、お腹、腰……。<br /> オイルをぬるぬると塗り込みます。<br /> 太もも……一番大切なところは、最後に重点的に。<br /> ふきらはぎ、足、足の裏、指の間……。<br /> たっぷりハーブをすりこんでおきます。<br /><br /> さて、お待たせしました。<br /> 下ごしらえは、全身くまなく、ね。<br /> どこかだけ、抜かすことはできません。<br /> あなたの一番大切なところも、もちろんマッサージさせていただきます。<br /> 足の付け根をマッサージしながら、広げていきます。<br /> ひだとひだの間に指を入れ、すり、すり、<br /> 割れ目の入り口を、くちゅ、くちゅ、<br /> 小さな突起を、つん、つん、<br /> ここがお好きですか?<br /> なら、指の腹でくる、くる、くる、<br /> 声を出していいですよ。<br /> たくさん、気持ちよくなってください。<br /> ほら、割れ目からこんなに蜜が溢れています。<br /> これは、とっても美味しいエキスになるんですよ。<br /> もっと、もっと気持ちよくなりましょう。<br /> どこがよろしいですか?<br /> 私に教えて下されば、その通りにいたします……。<br /> ああ、そこがよろしいんですか、では……。<br /> これは……?<br /> なら……?<br /> ああ……本当に気持ち良さそう……本当に美味しそうです。<br /> つい、つまみ食いしたくなってしまうくらい……。<br /><br /> ……もっと、気持ちよくなりたいですか?<br /> あなたを最上の状態にするためなら、私には味見をすることが許されているんですよ。<br /> あなたの入口に、ぬるり、とした固いものが侵入してきます。<br /> 心拍数が上がっています……いけませんね、あとでクールダウンしなくては。<br /> ぴったりと、あなたの粘膜と私の粘膜が、張り付きます。<br /> あなたの中で、私が動きます。<br /> あなたの中を、トロトロとかき回します。<br /> ていねいに、ていねいに、腰を使って、大きくかき回します。<br /> ときどき、先端の張ったところが、壁にひっかかって、あなたの脳にビリビリとした刺激が伝わります。<br /> ぬるぬる、ぬるぬる。<br /> あなたの中のものは、更に大きさを増し、あなたの中を圧迫していきます。<br /> 動きは段々激しくなり、卑猥な音が響きます。<br /> グチュ、グチュ、グチュ、グチュ。<br /> 私が三つ数えると、あなたは最高の恍惚に達します。<br /><br /> 3、2、1……ドクドクと、あなたの中で私が脈打ちます。<br /> あなたの体液と私の体液が混ざり合います。<br /><br /> 深く、深呼吸をしましょう。<br /> 吸って、吐いて、<br /> 吸って、吐いて、<br /> あなたは最高のリラックスに到りました。<br /> 吸って、吐いて、<br /> 吸って、吐いて、<br /> あなたはこれから「千年シチュウ」に溶けていきます。<br /> 「千年シチュウ」の一部となって感じるのは、ぼんやりした軽い倦怠感。<br /> 永遠に続く、甘美な、生温かい、まどろみ……。<br /><br /> 目を閉じて、天空の大鍋をイメージしてみましょう。<br /> 安楽の地がそこにあります。<br /> ずっとそこにいたいなら、このまま眠ってしまいましょう。<br /><br /> もし、引き返したいのなら……このまま、耳を傾けていてください。<br /> 元の世界に返してさしあげます。<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /> 良いですか。<br /> 3、2、1……(手を叩く音)<br /><br /> 栄えある「千年シチュウ」の材料に選ばれたというのに、もったいないことをなさいました。<br /> 残念です。<br /> もしも、気が変わって、「千年シチュウ」の材料になる決心がついたら、いつでもお呼びください。<br /> また、お手伝いさせていただきます。<br /> それでは。 </p>

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