(36)222 タイトルなし(縦読み)

リゾナントブルーAnother Versからストーリーを想像するスレ まとめサイト Ver.2 @wikiVer.内検索 / 「(36)222 タイトルなし(縦読み)」で検索した結果

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  • (36)222 タイトルなし(縦読み)
    あの日から胸に穴が開いてしまったみたい おわりのない悲しみを背負ってしまったの きょうもまた一人で夜を過ごすことになる せめてきみと一緒にいたころを思い出すか いいんだよね思いだすのは自由なんだから ぎもんを持たれたら私はつぶれてしまいそう にがく感じたあの時に言われた汚いことば きみを思い出すから大好きに変わったのに よしよしともう一度だけ甘えさせてほしい うかんで来るのはきみと一緒だった日々さ めぐらせた記憶の中で浮かんだきみのくせ いえなかった言葉をあの人にそっと届けて せいいっぱいの強がりを聞いてほしいのよ よるの闇が深くなっても私は負けないわ!                     ―Resonant Blue
  • スレ別INDEX
    ...!田中さん☆~』 (36)222 タイトルなし(縦読み) (36)243 モーニング戦隊リゾナンターR 第7話 「放つ光」 (36)273 『感ずる者の早朝に』 (36)339 『唯、黎明を待つ』 (36)398 『ヴァリアントハンター外伝(8)』 (36)421 『motor key』 (36)452 モーニング戦隊リゾナンターR 第8話 「嘆きの救世主」 (36)472 『Innocent wild“BEAST”』 (36)498 タイトルなし(何故 どうして) (36)529 『暑い夏の伝言』 (36)560 『Have a good day!8~恐怖の館~』 (36)666 モーニング戦隊リゾナンターR 第9話 「世界の破壊者」 (36)705 『motor focus』 (36)728 タイトルなし(愛れな) (36)789 『Pandora ...
  • (36)869 タイトルなし(愛れな)
    ――――――「れいな……!」 愛ちゃんは、強い。 れなとは比べ物にならんような過酷な人生送ってきたと思うけど、絶対他人に弱み見せんかったよね。 少なくともれなには。 ……だって愛ちゃんが泣いてるとこなんて、今初めて見たし。 年上やけんこれまで遠慮してたと?でも一緒に住んでるし、いつも愛ちゃんの一番近くに居ったんはれなやったよね。 今までどこで泣いてたと? ……れなね、あの時の愛ちゃんの温もり、忘れたことないっちゃん。いつかのれなの誕生日の日やったかな。 今みたいに何も言わんとただ抱きしめてくれたあの時の愛ちゃんはめちゃくちゃあったかくて、 なんていうかお母さんのお腹の中に居るみたいで、凄い安心できた…。 この人なら信頼できるって、その時に初めて心からそう思ったと。 一人で生きてきたれなに他人を信頼するってことを教えて...
  • (36)728 タイトルなし(愛れな)
    初めて愛と手が触れたとき、人ってこんなにも温かいのだということを知った。 殴り傷つけ自分を守るためだけにあると思っていた手のひら 握った拳をそっと包まれて気付く。 「れいなの手、ちっちゃいんやの。かぁわいい」 「…可愛い?」 「かわいいよ。あーしなんて、ほれ、見てみ?  手のひらはデカいわ、指の骨はごつごつしとるわ、で可愛さのカケラもないで」 目の前で広げられる手のひら。 れいなは吸い寄せられるように、自分の手のひらを重ねた。 関節ヒトツ分くらい大きさが違う。 「愛ちゃんの手、温かいっちゃん」 「そうけ?」 「なんか、安心するとよ」 愛の手のひらを指先で撫でた。 この手に救われた。この手に守られてきた。 初めて出会った日も戦いに傷ついた日も、突然寂しさが襲ってきた日も。 愛はいつでも優...
  • (36)904 タイトルなし(m411)
    m411は、れいなの渾身の攻撃を受けて崩れ落ちる。 「はは、ダークネスの最終兵器とやらも大したことなかったと」 誰がどう見てもボロボロな体で強がるれいな。 仲間たちはそんなれいなの姿を見て呆れ、同時に安堵の気持ちが湧いてくるのを感じた。 よかった、これで全部終わったんだ。 明日からはまた、みんなで笑って平和に過ごせる日々が帰ってくる。 もう戦わなくていい、誰も傷つかなくていいんだ。 そう思った、矢先。 「油断してはいけない、リゾナントブルー!」 闘いに敗れし科学者の悲痛な叫びが辺りを貫く。 気づいたときにはもう遅い。 細く小さなれいなの体は、すでに中空に舞っていた。 「フフフ、ならば教えてあげますよ!組織のすべてを背負った、この私の真の力をね!」 科学者の口から語られるm411の秘められた...
  • (36)498 タイトルなし(何故 どうして)
    何故 殺し合わねばならない 目の前の弱者を一人助ける為に 私は十の人を殺した 何故 殺し合わねばならない 私は三十をも傷付けたのに 助けた人が死んでしまった どうして どうして どうして 矛盾するこの世の中が 私は嫌いになれない だって 大切な人たちが この世界の中で生きているから だって 大切な人たちは この世界の中で幸せそうなんだ どうして どうして どうして 矛盾するこの世の中を 私は嫌いになれない
  • (33)223 タイトルなし(雨の中の獣)
    雨が、降っていた。 いつごろから降り出したのか、女は覚えていなかった。 覚えているのは、肉を裂き、骨を断つ感触。 一瞬遅れて吹き出す鮮血。断末魔の叫び。 一糸纏わぬ全身が、両の手が、血に染まっていた。 爪の間に肉片がこびりついている。 口の中に血肉の味が残っていた。 自我を取り戻したとき、かつてはよく嘔吐していた。 いまでは罪の意識と、悲しみにも似た諦念が込み上げてくるだけだ。 同じなのだ、と女は思った。 獣の姿をしていようと、人の姿をしていようと、 自分が化け物であることに変わりはない。 絶え間なく落ちてくる雨粒を顔に受けながら、女は真っ黒な空を見上げた。 自分が泣いているのかどうか、女にはわからなかった。 ただ、念じた。 降りしきる雨に、祈るように念じつづけた。 洗い流せ。 血も、涙...
  • (38)063 タイトルなし(縦読み久住小春卒業リゾナント作)
    くるのがホントに怖かったわかれぎわ すました顔で私はあなたをおくりだす みらいに伝説の始まりだと伝えてくれ こんな言葉じゃ思いは届かないのかな はじまりなんだよね、終わりではない ルールなんてあなたには似合わないよ          -久住さん、愛佳も応援してますよ…負けませんよ・・・
  • (39)776  タイトルなし(かなしみ戦隊M 「Yes!POCKY GIRLS」 リゾナント作)
    776 名無し募集中。。。 sage 2009/12/27(日) 12 31 58.46 0 かなしみ戦隊M [M-A5-09](36)956 「Yes!POCKY GIRLS」 にリゾナント 私のせいで愛佳が怪我をした。 弱まる力、揺らぐ自信。 私の心はもう折れそうだ、まるでポッキーのように。 ポキッ 「リンリン」 「HAHAHA!久住サン元気出して下サイ。 久住サンは一人じゃナイ。 私たちがいるジャナイですか。  ほら見てください、このポッキー。 1本では折れますけどこうして3本合わせると」 ポキッ 「HAHAHA! 折れましタネ。 久住サン、私の言いタイこと判りマスぅ」 リo´ゥ`リ<「リンリンが私を元気付けようとして、しくじった事だけは分るよ」 ポキナント 783 名無し募集中...
  • (36)178 「かなしみ戦隊リゾナンターミラクルズ」~(36)777 「YAH!愛したい!」
    (36)178 「かなしみ戦隊リゾナンターミラクルズ」 (36)295 「TOP!」 2009/11/09(月) 19 15 47.19 0 (36)324 「HEY!未来」 2009/11/10(火) 21 29 42.76 0 (36)354 「春の歌」 2009/11/11(水) 22 25 38.41 O (36)386 「青空がいつまでも続くような未来であれ!」 2009/11/12(木) 21 32 04.61 O (36)434 「声」 2009/11/13(金) 21 35 23.60 O (36)508 「レモン色とミルクティ」 2009/11/16(月) 06 18 03.06 O (36)543 「強気で行こうぜ!」 2009/11/17(火) 07 36 12.54 0 (36)576 「SHIP! TO THE FUTURE」 2009/11/18(水) 06 ...
  • (26)939 タイトルなし(光と闇)
    「能力者は、一般人にとっては異質な者でしかない」     ――――怯える瞳が捉えるものは 「それでも私たちは闘う、光の正義を掲げて」     闇よりも更に深い心の奥―――― 「火事だ!!」「あいつがやったんだ!!」 「見つけたぞ!あそこにいるっ!」「捕まえろ!!」     ――――無垢な能力者が感じた憎悪 「あたしは、何もやってないっ……!!!」     死への恐怖から逃れようとした瞬間が              彼女を新世界へと導いた―――― 「堕落した忌まわしい世界を終わらせて、新しい世界を作ろう」   漆黒の闇に堕ちた神と共鳴を手にした光が生み出した戦争 最後の一振りが、世界の行く末を決める――――
  • (30)962タイトルなし(闇さゆみ)
    全部消えてしまえばいいのに。 そう思う、多分、世界中のどんな人間よりもそれを…世界の破滅を願ってる。 触れるだけで外傷を治すことが出来る、この力。 でも、向きを変えてしまえば―――触れるだけで、そこから全てを消し去る力。 大切なものがあるの。 でも、その大切なものはいつまでもそこにあるとは限らない。 今がピークだと言うのならば。 後から形を変えて、崩れ落ちて、大切だと思った時の姿から変わってしまうというのならば。 「―――全てを消し去っても、いいでしょう?」 紡ぐ言葉に返ってくるのは、理解不能と言わんばかりの困惑した視線。 そうね、分かるはずもない。 私だって、いつからこんな感情が生まれたのか分からないんだもの。 皆、皆大好きよ。 大好きだから―――これ以上は望めないのなら、今を終わりにしたっ...
  • シリーズ作品INDEX
    絶対解ける問題(未完) 「俺」(未完) 四字熟語 BLUE PROMISES 蒼の共鳴 復讐と帰還(RとR) 黒い羊 少年の瞳 コードネーム「pepper」-ガイノイドは父の夢を見るか? Air on G 闇の桎梏・光の抗争(「海上の孤島」シリーズ) 雨 “未来”への反逆者たち 闘え!リゾナンター ヴァリアントハンター外伝 Have a good day! 「声」 「motor」 モーニング戦隊リゾナンターR(未完) SINNERS かなしみ戦隊リゾナンターミラクルズ (※各作品解説は用語wiki「シリーズ作品解説」の項より転載) 絶対解ける問題(未完)  起動中僅かに許された思考の中で“A”は考える。  私は誰なのか? 何のために生まれたのか?  ミッション遂行の最中に錯綜する記憶。  その引きの強さと緊迫した展開でスレ住人を魅了し続ける長編シリーズ。 ++...
  • (33)235 タイトルなし(未来に降る雨)
    “未来”がよく“視”えない―― いや、“視”えているのかもしれない。 これが“未来”なのかもしれない。 視界がひどく霞んでいる。 何もかもが輪郭を失うくらいに。 これは私の目に滲む涙のせいだろうか。 それとも――― 雨―― まるで体を叩くその一粒一粒が私の生命を削っていくかのような、この雨のせいかもしれない。 ――いや、この雨が削っているのは私の生命だけではない。 この星の生命そのものだ――― ようやく分かった。 一体何が起きたのか。 何が起きようとしているのか――― これが“未来”なのだとしたら。 訪れうる明日なのだとしたら。 私の選ぶべき道は―――         ―interlogue for preservation―
  • (32)039 タイトルなし(釣り画像ネタ)
    小春「最近ダークネスも攻撃してこないから暇だなぁ」 新垣「そんなこと言わないの。平和ってことはいい事なんだから」 亀井「気分転換にみんなを釣りに誘ってくれた愛ちゃんに感謝しないと」 JJ「お腹すいたよ。バナナ釣れないかな」 田中「ねーもう暑いし帰ろうよ」 LL「ほんと暑いですねー」 道重「リンリン池に飛び込んだら冷たくて気持ちいいよ」 光井「それにしても釣れませんね」 高橋「・・・。(どうしよ。これがCM撮影のバイトだなんて今更言えない・・)」 亀井「暑いよー」 JJ「全然釣レナイゾ」 LL「釣りハ気長にデス、みなサン」 道重「ねーガキさんなんで急に釣りに行こうなんて…うわ、めっちゃ真剣」 光井「…。(あの3人だけえらいやる気やなあ…?)」 新垣「…。(ここで釣った魚を…!)」 田中「…。(食べたら…!!)...
  • (30)667 タイトルなし(闇の住人の独白)
    私は孤独を憎めない 寂しいときはいつも傍にいてくれるから 私は友を愛せない 私の心を弱くするから 私は闇を愛してる 弱い私を包んでくれるから 私は光を憎んでいる 私の醜さを暴くから
  • (26)950 タイトルなし(紺野あさ美生誕)
    川o・~・)]モグモグ 留守番電話サービスに接続します。ピ ¶ ジャガ芋ケーキ作ったがし♪ ¶ ゴメンこんこん送ったちゃったのだ 川o・‐・)] 、、、 ¶ 一緒に食べたかったやのに何で送んのガキさん! ¶ 愛ちゃん一緒になんか食べれないでしょーが! ¶ 来年は一緒に食べれる事を夢見て ¶ 今年は電話にするよ ¶ こんこんお誕生日おめでとう♪♪ピ 川oT‐T)] ありがと
  • (29)274 タイトルなし(ホゼナンター吠える)
    いつも思ってたよ。 いつも思ってたんだ。 俺達の仲間は、お前らみたいな連中が登場してくるアニメや特撮映画の中じゃ、いっつもやられてきた。 こっちが何かしたってお前らにはちっとも敵いやしねえ。 俺達の仲間が何十人がかりでぶつかってったって、お前らたった一人の指先で簡単に捻られちまう。 そして情けない格好を全国に披露しているところに正義のヒーローがご到着。 お前らと一戦交えるってわけさ。 まあアレだ。 俺達は正義のヒーローの引き立て役、いわばかませ犬って奴さ。 いやよ、それはそれで構わないんだ。 まあTVや映画にありがちの演出ってやつだからさ。 そこんとこは俺だってわきまえてるさ。 絵空事の上のことだって。 でもな、いい加減頭に来るぜ。 俺だって自分の仕事にプライドを持って、やってるんだからな。 だからよ、一度言ってみたかった...
  • (39)324 タイトルなし(小春死すあらすじ)
    いよいよ始まった小春の最終決戦・・・ 皆が寝静まってる間にたった1人でダークネスの砦に向かう小春 ミティや後藤らの攻撃を耐え切り瀕死の重傷を負いながらついにダークネスと対面 ダ「たった一人で乗り込んでくるとはいい度胸だ」 小春「はぁはぁ・・こ・・今夜で決着をつけにきたわ・・」 ミ「ふっ、そんなボロボロの体で何ができるw」 小春「邪魔しないで。今のあなたでは私には勝てないわ」 ミ「なんだとお!!ふざけやがって!死ねええええ!」 後「やめなっ!!」 ミ「ええい!何故止める!手を離せええ」 後「・・・今の彼女は凄まじいパワーを秘めてるわ。私ですら危ないかも」 ダ「2人とも下がっておれ」 ミ「くっ!!」 ダ「久住よ。何故1人で来た。何故そんなに死に急ぐ」 小春「さあね」 ダ「勝ち目はないぞ」 小春「やってみなくちゃ分からな...
  • (29)286 タイトルなし(矢口ブログリゾナント)
    (~^◇^)ノシ<はいはーい一時休戦~♪ (’ー’ ;川<だ、ダークネス・・・何の用だ・・・!? (~^◇^)<やだなあ今日はバトル抜きだって~!!        オイラはみんなに会いに来ただけ~ (・e・;)<い・・・いまさら何なのだ・・・ (~´◇`)<やだなあ・・・お豆ちゃんまで・・・昨日何の日か忘れたの? (・e・;)<あっ・・・姐さんの・・・!! (~^◇^)<そっ!だから記念に歴代リゾナンターみんなの写真撮ろうと思って!        昨日から元リゾナントのダークネスの所も回ってんだーホラ、ポーズポーズ!! リ`ゥ´oリ<あたし達を捨てたくせに・・・愛佳、塩撒きな!! (´┴`=川<おもろそう・・・ リ´ゥ` ;リ<ちょ・・・愛佳!? (´┴`=川<めっちゃ面白そうですや...
  • (25)254 タイトルなし(『水守』リゾナント作)
    私は日本で一番大きい湖のある土地で育った 水は命の源 湖は水を湛え 命を未来に伝える 水を守ることは命を守ること 川は命を繋ぎ汚れを押し流す 時に荒々しく 時に優しく 瞳は心の窓 瞳を通してあなたを見つめ 瞳の面に自分を映す 瞳の輝きは心の光 涙は瞳を守り 悲しみを流し去る 私は力を欲する 力は闇を打ち払う 力は仲間を守る 私は力を恐れる 力は闇を呼ぶ 力は私を孤独にする 私が欲しいのはささやかな力 私が望むことは水を守ること 私は人の涙を守る そして人の心を守る 涙は人が生み出した一番小さな湖だから
  • (40)422 タイトルなし(「光」に向かう9つの魂)
    「そろそろかな・・・」 そう呟いて私は扉を開ける カランカラン 懐かしい音とともに目の前に広がる風景 「変わらんなぁ」 あれから何年経つだろう 埃まみれではあるが、当時のまま残っていた 営業もしていない 誰も住んでいない での、この喫茶店はキセキ的に残っていた もちろん私は知っていた 「この日」にこの喫茶店がの残っていることを・・・ カウンターの席の埃をはらい、腰をかける 自然と目に浮かぶ 目の前にはカップを拭いている高橋さんの姿が・・・ 隣ではその高橋さんと話しながらコーヒーを飲んでいる新垣さん ウエイトレス姿で店内を走り回っている田中さん 楽しそうに話をしている亀井さん、道重さん ジュンジュンと久住さん...
  • (39)909 タイトルなし(自分の道を行くミティ様)
    もう駄目かと、少女が目を閉じた瞬間だった。体の横を誰かがすり抜ける感覚とほぼ同時に、聞こえる苦悶の声。 それがつい先程まで少女に執拗に迫ってきた男のものだと理解した時には、もう全てが終わっていた。 「早く消えな、ここはガキの来るような場所じゃない」 目を開いた少女が捉えたのは、黒いドレスに身を包んだ女性だった。 端正な顔立ちだが、鋭い眼光が一匹の獣を少女に想起させた。 その場から動こうとしない少女に舌打ちを一つ打ち、女性は胸の高さ程まで手を掲げる。 刹那、リィ、という音と共に女性の手の上に白い“氷”が生み出された。 「ここから先はあたしみたいなのばかりが住む街だ。 一体何を求めてやってきたのか知らないけど、“能力”一つ使えない奴は生きて帰れない。 さ、とっとと消えた消えた」 「…帰るわけにはいかないんです、ここに…私のお...
  • (39)611 タイトルなし( 『小さな風使い』リゾナント作)
    …絵里の「彼氏」だった男の子、翔君が旅立ったのは、暑い夏の日だった。 突然すぎて… 誰もが信じられない様子だった。 「風使い」の能力を手に入れて、「スカートめくり」をする為に、二人で特訓を始めて… すこしづつ病気と闘う元気も取り戻してきていた頃だった。 その頃、絵里はずっと翔君の練習のためにスカートをはいてた。 ねえ、翔君…。あの日、翔君がそろそろスカートめくりに成功しそうだから、 絵里、いっちばんかわいいパンツ穿いてったんだよ…。 なんで逝っちゃうのよ…!? ちゃんと、絵里のパンツ見てよ…!!
  • (30)363 タイトルなし(道重さゆみ・久住小春生誕記念作)
    ―――道重さゆみは、悩んでいた。 主に自分に関することだが、解消するどころか思い溜息ばかりが吐き出される。 何かと想像をするのがさゆみの息抜きの一つなのだが、それすらも 出来ない状態に苛立ちだけが募っていく。  正直な話、さゆみは今後喫茶「リゾナント」に行くのを辞めようかと思っていたのだ。 喫茶店の常連客との会話は楽しいし、何よりも9人で集まった時は至福を感じている。 16歳の子から23歳までという年の離れた9人で結成された超能力者組織「リゾナンター」 としての自分も誇らしく思っていた。 全員が女の子という事もあり、何度も衝突したり、喧嘩をしたりもしたが それさえも自身に対する成長として受け止めていた。  それが今現在、さゆみに与えられたとんでもなく大きい影響である。 道重さゆみという人間の歴史には、人並みの幸福が全くと言...
  • (39)487 タイトルなし(クウガ・アギトリゾナント作)
     初めはただの夢だと思っていた。 「どこやの、ここ……。」  一面に広がる、草木の死に絶えた荒野。  鼻をつく火薬と、錆びた鉄のような――血の臭い。  累々と、異国の軍人の屍が折り重なる悪夢としか呼べない光景。  死に絶えた灰色と橙色の残り火、そして凝結した赤黒い染み。  そんな光景の只中に、愛は場違いなパジャマ姿で立ちすくしている。 「――また、あの夢……?」  夢の場所はいつも異なっていた。  ただ同じなのは、そのどれもが生々しい死の痕を宿した場所だということ。  頻度は日に日に増え、気がつくと、愛のパジャマには覚えのない煤や埃が付着していた。 『――確認生命体は、かつて現れた種とは別の体組織をしていることが明らかになり――』  TVが伝えるのは、以前殺戮の限りを尽くした怪物の再来。  ただ今回の被害者の自宅からは、まるで超能力の痕跡...
  • (32)651 タイトルなし(市井沙耶香復帰リゾナント作)
    誰が決めたでもなくさ、ポジティブなイメージでしか使われないような言葉ってあるじゃん “自由”って言葉なんかその典型だよ 選択の自由 行動の自由 思想の自由 自由、自由、自由! あらゆる抑圧や束縛から解放されることが何より尊いことのように訴えてくる! でもさ、“自由”がすべて正しいとは限らないんじゃないかな 誰だって、自分で何もかも決めなきゃいけないよりは他人の指示に従って生きるほうが楽だろ? あたしは自由が恐い 人は、自由という海のど真ん中に放り出されたらもう何もできない 己の無力さを嘆くか、あがいてもがいて溺れ死ぬくらいはできるだろうけど 自由をこの手にした瞬間、あたしはなんだってできる気がした そうしようと望めばいつだって、どこへだって行けると思った だけど、結局あたしは何もできなかった 自由と言う海は...
  • (29)364 タイトルなし(『裏切ったのは誰』リゾナント作)
    「命と引き換えにして、やるべき事があなたにあるの?」 彼女はそっと眉をひそめて言った。 俺のやるべき事… 「それを知りたいんだ」 俺がそう言った時、彼女の唇が細かく震えているのが見えた。 「きっと後悔する事になるわ」 「後悔?一体何に?何も分からないまま、何も思い出せないまま生きていけって言うのかい?俺にだって守れるものがある筈だ!」 「あなたを危険にさらしたくないの」 「俺はどうなっちまうかなんて、そんな事どうだっていい!」 俺が声を荒げた瞬間、彼女の目の奥にぎらり、と何かが揺らめいた。 「今、何て言った?」 言葉に刃の鋭さがあった。…彼女の目にあるものは…怒り? 「“なっちなんてどうだっていい”って言ったわね…?あの人を馬鹿にするのは絶対に許さない」 いや、俺はそんな事… ...
  • (39)387 タイトルなし(ヴァリアントハンター外伝リゾナント作1)
    眠る女性から漏れる吐息の音が聞こえそうな程、部屋の中は静かだった。 白やクリーム色を基調とした部屋。 その部屋で眠るのは、全身に包帯を巻き付けられた女性が二人。 中野区にある警察病院、その中の一室。 病室の外では、看護婦や医師達がせわしなく動き回っていた。 もぞりと、ベッドの布団が微かに動く気配。 ベッドの脇に提示された名札には、亀井絵里と書かれている。 ちなみに、もう一つのベッドには高橋愛という名札が掲示されていた。 「ん…」 目を開いた絵里の視界に広がるのは、真っ白な天井。 ここは一体どこなのかと、絵里は反射的に起き上がろうとし。 刹那、全身に広がる苦痛に声を失う羽目になる。 全身に走る痛みが、絵里の記憶を呼び覚ましていく。 ―――それは、思い出すことを拒否したくなる程、恐ろしい記憶だった。 ...
  • (33)174 タイトルなし(『第17次リゾナンダー改造計画』リレー1)
    ダークネスの攻撃により瀕死の重傷を負う愛佳 さゆみの治癒能力をもってしても助けられない… 大切な仲間 「うちがもっと強かったら、みんなの悲しい顔 最後に見んくて済んだのに… ほんとごめんなさ・・い 」 「なんいいようと!生きよう思わんと、助けようにも助けられんち言いよろうが…」 泣きじゃくりながらもさゆみをフォローし続けるれいな そんなとき思い出すあの計画 『第17次リゾナンダー改造計画』 もうこの方法しかない! 「もういいよ、さゆ」そういいながらさゆみの手を外し愛佳の身体を抱き抱えると 「ちょっとの間、みっつぃー預かっとくね。  ガキさん後よろしく。」 そう言うと 愛は7人の前から姿を消した。 リゾナン基地に向かおうとする愛ちゃんの前に立ちはだかる亀井 亀井「ダメだよ愛ちゃん。奴らの言いなりになっちゃダメ」 高橋「・・・」 ...
  • (36)800 「友達(♀)が気に入っている男からの伝言」~(38)022 「無色透明なままで」
    (36)800 「友達(♀)が気に入っている男からの伝言」 2009/11/25(水) 08 45 01.62 0 (36)835 「パープルウインド」 2009/11/26(木) 07 27 55.71 0 (36)861 「女子かしまし物語3」 2009/11/27(金) 07 48 30.63 0 (36)956 「Yes!POCKY GIRLS」 2009/11/30(月) 20 26 13.27 0 (37)015 「卒業旅行~モーニング娘。旅立つ人に贈る唄~」 2009/12/01(火) 22 05 53.43 0 (37)048 「直感~時として恋は~」 2009/12/02(水) 21 53 36.07 0 (37)083 「「すごく好きなのに…ね」」 2009/12/03(木) 21 36 30.55 0 (37)117 「がんばっちゃえ!」 2009/12/04(金) ...
  • (26)865 タイトルなし(「雨の降らない星では愛せないだろう?」リゾナント作)
    あっちでポチポチ、こっちでポチポチ 3人とも、いつもマメやねぇ あっ、何の話かて? いやあ、ガキさんもさゆもれいなも毎回書いてて偉いな~、て思ったやよ ん?あ~、ほやったわ、最初から説明せんとねw あーしらは普段はそれぞれの生活をして、リゾナントに時々集まって。で、闘いは一人やったりみんなやったりするんやけど 何処におってもあーしらは“共鳴”で繋がっとる。 この都会での暮らしで、それぞれの抱えとった孤独が共鳴を願い、信頼しあえる共鳴を築いた ほやけど、あーしらが共鳴しとっても、それだけで闇の意思の広がりを抑えるのは正直ムリなんよ 人は誰もが多かれ少なかれ悲しみを抱えとって、それで孤独が生まれて、そこに生じた隙を闇に魅入られてしまう。 やけど、人は悲しみがなければやさしくなれんがし。 誰彼も憎む必要はない。 仲良く生きていこ...
  • (30)174 タイトル なし(『小さな巨人』リゾナント作)
    ―ここまで深く攻め込まれては、組織ももう終わりかもしれない 「やるじゃん、リゾナンター。それに、人間ども」 そう呟いた途端、眼前のドアが蹴り破られる。 闖入者は、ネコ科の動物に似た目を持った少女。 「田中れいなだね。凄いキック力だなあ、オイラびっくりしちゃったよ」 その言葉と裏腹に、小柄な女の口元には薄い笑みが張り付いていた。 「あんたの事は知っとる。他人の能力ば阻害するっちゃろ」 「よく知ってるねえ」 「アタシの能力は阻害されようが関係なかけんね」 「それはどうかな」 口元の薄い笑みが、ついっと吊り上がる。 少女は、血が泡立つような感覚を覚えた。 「今日でダークネスは一巻の終わりやけんね。あんたも覚悟せんね」 「ここまで入り込まれちゃあ、組織の負けだね。でも」 「生き残った奴が勝ちなん...
  • (38)071 「ナインスマイル」~(39)851 「しょうがない 夢追い人」
    (38)071 「ナインスマイル」 2009/12/11(金) 09 27 48.97 0 (39)125 「レインボーピンク」 2009/12/14(月) 21 50 14.02 0 (39)170 「すき焼き」 2009/12/15(火) 21 54 55.10 0 (39)233 「Intro」 2009/12/16(水) 22 46 00.38 0 (39)316 「INDIGO BLUE LOVE」 2009/12/17(木) 21 42 15.50 0 (39)370 「HELP!」 2009/12/18(金) 22 01 36.66 0 (39)506 「「すっごい仲間」」 2009/12/21(月) 11 46 18.89 0 (39)557 「すべては愛の力」 2009/12/22(火) 10 33 37.75 0 (39)602 「HOW DO YOU LIKE JAP...
  • (30)269 『唯、蒼空を希う(ただ、そうくうをこいねがう)(五言絶句)』
     春 ○  小 ●  住 ○  久 ●  靄 ●  娃 ○  居 ○  遠 ●  待 ●  依 ○  不 ●  如 ○  空 ○  幻 ●  穏 ●  冥 ○  乾 ◎  影 ●  安 ◎  闇 ● <詩題> 唯希蒼空 <韻目> 「寒」韻 <中国語読み> jiu(3) yuan(3) ru(2) ming(2) an(4) zhu(4) ju(1) bu(4) wen(3) an(1) xiao(3) wa(2) yi(1) huan(4) ying(3) chun(1) ai(3) dai(4) kong(1) gan(1)   ※( )内数字は現代中国語の四声であるので 平仄とは必ずしも一致していません <書き下し> 久遠(きゅうえん) 冥...
  • (36)339 『唯、黎明を待つ』
     奈 ●  麗 ●  中 ○  田 ○  落 ●  娘 ○  情 ○  野 ●  密 ●  孤 ○  願 ●  馨 ○  嘉 ○  歩 ●  響 ●  懐 ○  招 ◎  闇 ●  霄 ◎  昔 ● <詩題> 唯待黎明 <韻目> 「蕭」韻 <中国語読み> tian(2) ye(3) xing(1) hua(2) xi(2) zhong(1) qing(2) yuan(4) xiang(3) xiao(1) li(4) niang(2) gu(1) bu(4) an(4) nai(4) luo(4) mi(4) jia(1) zhao(1)   ※( )内数字は現代中国語の四声です <書き下し> 田野の馨 昔を懐かしませ 中情の願 霄...
  • (25)695 『絶対解ける問題 X=『G』』
    20090305 22 40 S区ラボ~拷問室 「グオオオオォォォォォン!」 電撃に晒され、苦しむ一匹のパンダ 「そろそろ白状して下さいよぉ、刃千吏の総本山の場所。パンダさん死んじゃいますよ?」 笑顔を浮かべながら電撃のコントローラーを握る白衣の女・・・Dr.マルシェ 「・・・断ワル」 モニターに映るマルシェを睨みつける鎖に繋がれた少女・・・銭淋 「殺さない、とか思ってるんじゃないですか?でもざ~んねん。  パンダさんの遺伝子取得と解析は済んだから用済みなんです」 更に電撃のボリュームを上げるマルシェ 「クッ、クワァァァァァァァァァァン!!!」 悲鳴に似た声を上げ、崩れ落ちるパンダ。徐々に人間の女の身体に戻っていく 「あぁ、もう限界みたいですねぇ・・・李純さん」 パンダから人間に戻った少女、李純の身体がビクンビクンと痙攣...
  • (32)242 『Have a good day!3~in my heart~』
    ――――AM 8 22 メルヘンステージ 「あーもう、大丈夫かなーあの三人は」 ガキさんがこのセリフを言うのはこれで4回目。 絵里の言い出したあの提案が、ガキさんを悩ませているみたいだった。 ごめんねガキさん、絵里がアホで。 心の中で代わりに謝っておく。 「大丈夫ですよ~。もーガキさんは心配しすぎ!」 だけど当の絵里はまったく気にしてない。 むしろ、いいことしたあとみたいな清々しい顔してる。 なんて言うんだっけ、こういうの。 親の心子知らず?うーん・・・ あの時、絵里は自信満々な顔でこう言った。 「休園なんて気にしなければいいんですよ~」 ようするに、こういうことらしい。 小春ちゃんとリンリンがどうしても動物園に行きたいなら、行っちゃえばいい。 女の子二人が忍び込んだくらいじ...
  • (39)613 『さみしんぼうのカメトナカイ』
      『―――ねーサンタさん、わたしもプレゼントがほしいなぁ―――』 「うおおおおぉぉぉぉぉっ!?」 不思議な夢を見て思わず飛び起きてしまった。 よく知った声が頭の中に残る。 何、この夢。妙にリアル。でもあたしは確かにサンタだった。そこは夢っぽい。 そして、しゃべったトナカイ、振り返って見せた顔は、間違いなくカメだった。 っていうかさ、人間がサンタ役になることはあっても、 何で人間がトナカイ役やってんのよ! しかも着ぐるみでそり引っ張って! それにしても、なんだか変な夢を見た。 「…さぶっ」 窓の外はまだ真っ暗。 はね除けた布団をかぶり直してベッドの中に潜る。 じわじわとぬくもりが戻ってきて、もう一度眠りへ――― ―――入れなかった。 「うーん」 精神世界の操作なんてもの...
  • (40)215 『ヴァリアントハンター外伝(13)』
    田中れいなの作戦は巧く運んだらしい。 目の前のヴァリアントは突然頭を抱え、人間のものとは思えない咆哮を上げた。 そして本能のまま超能力を周囲に放ち始める。 彼女が吼えるだけで、地面のアスファルトに亀裂が走る。 ――やっぱ、元通りなんて都合が良すぎるか。 心のどこかで「藤本美貴を引き剥がせば後藤真希が戻ってくるのではないか」などと 淡い期待を抱いていた自分に苛立ち、愛は舌を打って建物の陰から身を乗り出した。 死んだ人間は二度と戻って来ない。 そんな現実は、とっくの昔に理解している。 なら目の前のアレは"後藤真希"などではない、排除すべき"ヴァリアント"だ。 愛銃・ツヴァイハンダーを両手に携え、駆け抜けながら敵の身体を穿つ。 だが頭部を狙ったはずの銃弾は一発は外れ、もう一発も敵の胸部にめり込むに留ま...
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